ChatGPTやCopilotの答えに、自社のホームページがどれだけ使われているか。それを数字で、無料で確かめたい。そう考えて、この言葉を検索された方に向けて書きます。
先に答えを書きます。
Microsoftが出している無料の「Bing Webmaster Tools」に、AIの答えで自社サイトが引用された回数を見られるレポートがあります。公式の名前は「AIパフォーマンス」です。
ただし、見えるのは「引用された回数」までです。クリックの数も、お客さんになった数も出ません。
この記事では、登録から数字の読み方、Googleのサーチコンソールとの違い、数字を見て何を直すかまでを、順番に説明します。
先に答え:無料で見られるのは「引用された回数」、見えないのは「その先」
AI関連のレポートで分かることと分からないことを、最初に表にします。
| 知りたいこと | 分かるか | 見る場所 |
|---|---|---|
| AIの答えに自社サイトが出典として表示された回数 | 分かる | 引用の合計と推移 |
| どのページが引用されたか | 分かる | ページ別の引用 |
| AIがどんな言葉で自社のページを探したか | 一部分かる(見本の抽出) | グラウンディングクエリ |
| 引用されたページから何人が訪問したか | 分からない | Googleアナリティクスなど別の道具 |
| 競合サイトとの順位比較 | 分からない | 該当する画面はない |
この表の「分かる」と「分からない」の線引きを知っておくだけで、数字の読み違いがほとんど防げます。
登録は無料で、ホームページの持ち主なら誰でもできる
Bing Webmaster Toolsは、Microsoftの公式ブログで、無料で多くの機能がそろった道具として紹介されています。
2025年6月の公式ブログには、Microsoft、Google、フェイスブックのいずれかのアカウントでログインして使い始める手順が書かれています。
自社サイトの持ち主であることを確認する手続きが1回だけ要ります。具体的な手順は後ろの章で説明します。
見られるのはBingとCopilot側の引用に限られる
このレポートが数えるのは、MicrosoftのCopilot、BingのAIによる要約、一部の提携先のAI機能での引用です。
公式ブログは「一部の提携先」と書いていて、具体的な名前は挙げていません。
ChatGPTやGeminiでの引用が、この数字に入っているかどうかは、公式の説明からは分かりません。この点は後ろの章で改めて整理します。
ホームページを直す順番は「数字の前」に決めておく
数字を見ることが目的になってしまうと、見て終わりになります。
この記事では、数字を見たあとに「どのページを、何分で、どう直すか」を1つ決めるところまでを扱います。
読む前に、用語を3つだけ決めておく
この記事では、公式ブログの英語の名前を、次の日本語で書きます。
| この記事での呼び方 | 意味 |
|---|---|
| 引用 | AIの答えの出典として、自社のページが表示されたこと |
| グラウンディングクエリ | AIが自社の内容を取り出すときに使った言葉 |
| AIパフォーマンス | この機能の公式の名前 |
画面や公式ブログでは英語で表記されているので、探すときは公式ブログの英語の名前も手がかりにしてください。
Q&Aサイトで見かけた、Bingへの登録でつまずく悩み
先日、Q&Aサイトでこのような切実な悩みを拝見しました。
2020年に投稿された質問で、質問者はBing Webmaster Toolsにサイトを登録しようとしていました。
確認用のファイルを置く方法と、ページの先頭にコードを貼る方法の両方を試したそうです。
所有権の確認は通ったのに、サイトマップが404になった
質問者の画面には「サイトの所有権が正常に確認されました」と出ていました。
それなのに、サイトマップの状態だけが「404(見つかりません)」になる。両方の方法を試しても同じ表示が消えない、という内容でした。
回答は短く、サイトマップのファイルを、指定した場所に置くことだと説明していました。
別の質問では、数年前の認証コードが分からなくなっていた
2022年に投稿された別の質問は、数年前に登録したのに認証コードを忘れたというものでした。
Bingのページのどこで確認できるのか分からず、調べても見つからなかったそうです。
登録だけして放置し、数年後に見ようとして迷う。この流れは、小さな会社でよく起きます。
この悩みから、ホームページの担当者が読み取れること
どちらの質問も、数字の読み方以前の「入口」で止まっています。
登録した人、認証の方法、サイトマップの場所を、社内の誰が知っているかを残しておくことが先です。
数字を見る前に、この入口を整えておくと、AIのレポートが空のまま気づかれない事態を避けられます。
なぜ今、小さな会社が引用の回数を数字で見ておく価値があるのか
AIを仕事で使う会社は、すでに多数派です。
総務省の令和8年版情報通信白書によると、自社の何らかの業務で生成AIを利用していると答えた企業は、日本で86.4%でした。この調査は、活用状況の設問で「わからない」と答えた企業を除いて集計しています。
取引先の担当者がAIに「この分野で頼める会社は?」と聞く場面は、珍しくなくなっていると考えるのが自然です。
入口がAIになると、検索順位だけでは自社の見え方が分からない
検索結果の順位は、サーチコンソールなどで見えます。
AIの答えの中で自社がどう扱われたかは、順位とは別の話で、従来の道具では見えにくい部分でした。
Microsoftのこのレポートは、その見えにくい部分に、無料で数字を出す道具です。
Bingの検索は、ほかのサービスの裏側でも使われている
2025年6月の公式ブログは、Bingがヤフー、ダックダックゴー、そしてChatGPTのようなAIツールまで、幅広い検索とAIの体験を支えていると書いています。
これはMicrosoft自身の説明です。実際に自社の記事がどのAIで使われているかは、画面の数字で確かめるしかありません。
Bingに自社サイトを知らせておく作業は、Google以外の入口を増やす作業でもあります。
AIは、ページを細かく切って使う
2025年10月のMicrosoft広告の公式ブログは、AIの助手がページを上から順には読まず、小さな部品に分けて評価し、答えに組み立てると説明しています。
だから、見出しと答えの対応がはっきりしたページが使われやすくなります。
この考え方は、後ろの「何を直すか」の章でそのまま使います。
AIの答えに自社サイトが使われた回数は、どこで見られるのか
Microsoftは2026年2月10日に、Bing Webmaster Toolsの中でAIパフォーマンスを公開プレビューとして公開しました。
公式ブログは、これをジェネレーティブエンジン最適化(GEO)向けの道具の最初の一歩だと書いています。AIの答えの中での見え方を測る入口にあたります。
公式が示した5つの表示項目
公開時の公式ブログに書かれた項目は5つです。
| 項目 | 公式の説明の要点 | 小さな会社の読み方 |
|---|---|---|
| 引用の合計 | 選んだ期間に、AIの答えの出典として表示された回数 | まず、ゼロかどうかを見る |
| 引用されたページの平均数 | 1日あたり、出典に出た自社ページの種類の平均 | 1ページだけが目立つのか、広がっているのか |
| グラウンディングクエリ | AIが自社の内容を取り出すときに使った言葉。全体の見本 | お客さんが聞きそうな言葉の手がかり |
| ページ別の引用 | 個別のページが何回引用されたか | 直す優先順位を決める材料 |
| 推移 | 期間ごとの増減 | 更新の前後で比べる |
グラウンディングとは、AIが答えを作るときに、根拠として探して使う情報のことです。Microsoftの公式ブログは、これをAIを最新で信頼できる情報につなぐ仕組みだと説明しています。
「引用」とは、AIの答えの出典として表示されたこと
引用は、AIの答えの出典欄などにあなたのページが表示された、という意味です。
ページの文章が答えの中にそのまま使われたかどうかとは、別の話です。出典として表示されたという事実を数えています。
そのため、引用の回数は「選ばれた回数」に近く、「読まれた回数」ではありません。
このレポートが役に立つ会社、まだ早い会社
使う価値があるかどうかは、会社の状況で変わります。
| 会社の状況 | このレポートの価値 | 先にやること |
|---|---|---|
| 記事やサービスページが20ページ以上ある | 高い。引用の偏りが見える | 登録して1か月ためる |
| ホームページが5ページほどで更新も止まっている | まだ低い。数字が出にくい | 会社情報と実績ページを整える |
| 店舗や事務所に来てもらう商売 | 中くらい | Bing Placesの登録を確認する |
| 全国に商品を売るネットショップ | 高い。商品ページ別に見える | 商品説明を文章で補う |
迷ったときは、登録だけ先に済ませてください。登録そのものは無料です。
登録から数字が出るまでの手順
手順は、公式ブログとヘルプに沿って説明します。画面の文言は更新で変わることがあるので、実際の画面を優先してください。
手順1:Bing Webmaster Toolsにログインする
入口は、Bing Webmaster Toolsの公式ページです。
2025年6月の公式ブログによると、Microsoft、Google、フェイスブックのアカウントのどれかでログインできます。持っていなければ、その場でMicrosoftのアカウントを作れます。
会社の共有メールアドレスで作っておくと、担当者が替わっても入れます。個人のアカウントで作ると、退職のたびに入れなくなります。
手順2:サイトを追加して、持ち主であることを確認する
ログイン後に「サイトの追加」を選び、ホームページのアドレスを入れます。
公式ブログが挙げる確認方法は、次のとおりです。
| 確認方法 | やること | 向いている人 |
|---|---|---|
| ドメインの自動確認 | 対応するドメイン管理会社に入って自動で確認する | 対応する会社を使っている人 |
| 確認用ファイルの設置 | 配られたファイルをサイトの一番上の階層に置く | ファイルを置ける人 |
| メタタグの追加 | トップページの先頭部分に1行を足す | ページのコードを触れる人 |
| ドメインの設定に記録を足す | ドメインの管理画面に確認用の文字列を登録する | 契約先の管理画面に入れる人 |
| Google Search Consoleから取り込む | すでに確認済みのサイトを引き継ぐ | すでにサーチコンソールを使っている人 |
確認が済むと緑のチェックが表示され、少し待つとデータが集まり始める、と公式ブログは書いています。
すでにGoogle Search Consoleを使っているなら取り込みが早い
サーチコンソールに登録済みなら、そこから取り込む方法がいちばん手間がかかりません。
公式ブログはこれを「確認済みのサイトを直接取り込める」と紹介しています。Googleのアカウントで承認すると、確認済みのサイトの一覧が出て、選んだものが追加されます。
取り込んだサイトは、確認も済んだ扱いになります。
数字が出るまでの待ち時間
公式ヘルプには、サイトを追加してから、データが作られるまでに通常48時間ほどかかると書かれています。
AIパフォーマンスのデータそのものは、毎日更新され、処理のために少し遅れて表示されます。
登録した当日に空でも、慌てないでください。
手順3:AIパフォーマンスの画面を開く
確認が済んだサイトを選び、AIパフォーマンスの項目を探します。
AIパフォーマンスは、Bing Webmaster Toolsの管理画面の中にあるレポートです。公開プレビューの機能なので、画面の位置や名前が変わる可能性があります。
見つからないときは、公式ヘルプにあるAIパフォーマンスの説明ページで、レポートの中身を先に確かめておくと探しやすくなります。
手順4:インデックスナウも同時に設定しておく
公式ブログは、更新したページをBingなどに知らせる仕組み「インデックスナウ」の利用を勧めています。
ページを足したり直したりしたときに、検索エンジンへ知らせる仕組みです。AIが古い内容を参照する可能性を減らすのが狙いだ、と説明されています。
よく使われる店舗向けのサイト作成サービスの一部は、設定の項目を用意しています。
画面の数字は、それぞれ何を表しているのか
数字の意味を取り違えると、判断を誤ります。公式の説明を、小さな会社向けにほどいて整理します。
引用の合計は、出典として表示された回数
選んだ期間に、AIの答えの出典として表示された回数です。
公式ブログによると、答えの中でどの位置に出たか、どう見せられたかは、この数字に含まれません。
「10回」と出ていれば、10回出典に表示された、という意味だけを持ちます。
引用されたページの平均数は、広がりを見る数字
1日あたり、出典に出た自社ページの種類の平均です。
引用の合計が多くても、毎回同じ1ページだけが出ているなら、この平均数は小さくなります。
反対に、合計が少なくても平均数が高ければ、複数のページが少しずつ使われています。
グラウンディングクエリは、AIが自社を探した言葉の見本
AIが自社の内容を取り出すときに使った言葉です。
公式ブログは、これが全体のごく一部の見本であることを明記しています。表示された言葉が、引用の全部を表すわけではありません。
お客さんが実際に打った質問そのものでもありません。AIが答えを作るために作り直した言葉が含まれます。
ページ別の引用は、公式が重要度の目安にしないと書いている
ページごとの引用の回数です。
公式ブログは、この数字について、公式ブログの英文を訳すと「どれだけ引用されたかを示すもので、ページの重要度、順位、配置を示すものではない」と書いています。
引用が多いページが、会社にとって大事なページとは限りません。
推移は、更新の前後を比べるために使う
期間を分けて、増えたか減ったかを見る画面です。
6月の追加機能で、前の期間を重ねて表示できるようになりました。これは後ろの章で説明します。
グラウンディングクエリとページの対応を見る画面
2026年3月のMicrosoft広告の公式ブログは、グラウンディングクエリとページを結びつけて見る機能が加わったと紹介しています。
ある言葉を選ぶと、その言葉で引用されたページが分かります。反対に、あるページを選ぶと、そのページがどの言葉で引用されたかが分かります。
「このページは、AIにこの質問の答えとして使われた」という対応が見えるので、直す内容を決める材料になります。
登録でつまずきやすい点と、その防ぎ方
冒頭のQ&Aサイトの質問のように、入口で止まる例は珍しくありません。
つまずく場所は決まっているので、先回りして防げます。
| つまずき | 起きる理由 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 確認用ファイルを置いたのに確認できない | 置く場所がサイトの一番上の階層からずれている | ファイルのアドレスをブラウザで直接開いて確かめる |
| 確認はできたのにサイトマップが404になる | サイトマップのファイルが、登録したアドレスの場所に無い | 登録したアドレスをそのままブラウザで開く |
| 数年後にログインできない | 登録した人しかアカウントを知らない | 共有のメールアドレスで作り、担当者を台帳に書く |
| 画面に数字がまったく出ない | 確認したばかりで、集計が間に合っていない | 数日待ってから、期間を広げて見る |
| 取り込みのあとに閲覧だけの権限になる | 取り込み元の権限が反映されていない | 確認の状態と、メンバーの権限を見直す |
確認の方法は、あとから別の方法に替えられる
最初に選んだ確認方法が合わなかったときは、別の方法で確認し直せます。
ヘルプには、サーチコンソールから取り込んだ場合に、Bing側が定期的にサーチコンソールへアクセスして、持ち主かどうかを確かめると書かれています。
2019年の公式ブログは、サーチコンソールへのアクセスが取り消されたときは、つなぎ直すか、別の方法で確認し直す必要があると案内しています。
社内の誰が見るのかを最初に決めておく
数字の確認を、月に1回、誰がやるのかを決めておいてください。
担当が決まっていないと、登録しただけで半年たち、レポートを見ないまま終わります。
見る人が経営者であれば、見る前に、画面の項目の意味を1枚にまとめて渡しておくと、読み違いが減ります。
登録したら最初の1週間でやること
登録した日は、画面を開いて、サイトの追加が済んでいることだけを確かめます。
3日後に、確認が済んでいることと、サイトマップの状態を見ます。
7日後に、AIパフォーマンスの画面を開き、引用の合計がゼロでも、数字が出るかどうかを見ます。ここで画面が空でも、故障とは限りません。
登録から改善までは、どんな順番で進めればよいのか
図の流れを、1行にまとめます。
登録して持ち主を確認し、引用された回数を見て、引用されたページと言葉から直すページを1つ決め、更新したら1か月後に同じ見方で比べます。
図の4つの箱で、先に迷いやすいのは「見る」と「直す」の間
図の4つの箱は、登録、引用を見る、直すページを決める、更新して比べる、の順です。
多くの会社が止まるのは、2つ目と3つ目の間です。数字を見ても、どのページを直すかが決まらないまま閉じてしまいます。
そのため、この記事の後半では「数字を見たら、1ページだけ選ぶ」ことに絞って説明します。
同じ見方で比べるために、条件をそろえておく
比べるときは、期間の長さを同じにします。
たとえば、更新の前の30日と、更新のあとの30日です。6月に加わった比較の機能は、この見方をそのまま画面でできるようにしたものです。
条件をそろえないまま「増えた」「減った」と言うと、季節の差やAI側の変化を、自社の更新の成果と取り違えます。
数字から分からないことは、何があるのか
公式の説明を読むと、レポートが答えない問いがはっきり書かれています。ここを知らずに使うと、数字を誤って社内に報告することになります。
クリックや訪問は分からない
引用は、出典として表示されたことを示します。
公式ヘルプには、引用はトラフィックを表さない、という趣旨の説明があります。表示されたことと、誰かがリンクを押したことは別の出来事です。
訪問の数は、Googleアナリティクスなどの別の道具で見ます。両者をつなぐ方法は、弊社の別記事AI経由の流入をGA4で追う方法で説明しています。
順位や、答えの中での目立ち方は分からない
公式ブログは、引用の数が順位や権威性を示すものではないと書いています。
答えの1番目に出たのか、末尾の参考欄に小さく出たのかも分かりません。
「引用が増えた=評価が上がった」と社内で説明すると、後で説明が崩れます。
競合の名前や、競合との差は出ない
6月に加わった引用シェアについて、公式ブログは、競合のサイト名を見せるものでも、訪問の割合を表すものでも、内容の品質に点をつけるものでもないと書いています。
自社の引用が、同じ言葉で出た引用の全体の中で何%を占めるかを見る指標です。
競合を名指しで比べたい場合は、このレポートでは足りません。
すべての引用が載っているわけではない
グラウンディングクエリは見本の抽出だと、公式ブログに書かれています。
公式ヘルプでは、ごく少ない引用はレポートに表れない場合があること、画面ごとに合計がずれる場合があることも案内されています。
数字の細かい差に一喜一憂しないほうが、判断を誤りません。
ChatGPTやGeminiでの引用が入っているかは、公式の説明から分からない
対象は、Copilot、BingのAI要約、一部の提携先と書かれています。
提携先の名前は公表されていません。ChatGPTやGeminiが入っているのか、入っていないのかは、公式の説明では確かめられません。
そのため、この数字だけでAI検索全体の見え方を語ることはできません。ChatGPT側は別の方法で確かめます。
| 知りたいこと | このレポートで分かるか | 代わりの確かめ方 |
|---|---|---|
| BingとCopilotでの引用の回数 | 分かる | このレポート |
| ChatGPTで自社が紹介されるか | 公式の説明では分からない | 自分で質問して確かめる |
| 紹介された結果、問い合わせが来たか | 分からない | 問い合わせ元の聞き取りとアクセス解析 |
| Googleのキーワード順位 | 分からない | サーチコンソール |
ChatGPTでの確かめ方は、ChatGPTで自社名を調べる方法にまとめました。
Bing Webmaster Toolsのほかの機能も、AIの前に確かめられる
2025年6月の公式ブログには、AIパフォーマンス以外の機能が並んでいます。
URL検査、サイトマップの報告、サイトスキャン、ロボットの許可を確かめる検査、上位の推奨事項などです。
これらは、AIに引用される以前の、Bingに正しく読まれるための土台です。AIの数字が伸びないときに、先に見る場所です。
Googleのサーチコンソールとは、何が違うのか
どちらも無料で、サイトの持ち主が見られる道具です。見ている対象が違います。
Googleは、AIの表示を通常の検索の数字に合算している
Googleの検索セントラルの公式ページは、AIによる概要やAIモードに表示されたサイトは、検索全体の数字に含まれると説明しています。
具体的には、サーチコンソールの検索パフォーマンスの「ウェブ」の検索タイプの中で報告されます。
AIだけを切り分けた専用の画面は、この公式ページには書かれていません。
Microsoftは、AIの引用を専用の画面に分けた
Bing Webmaster Toolsでは、AIの答えでの引用が、通常の検索の数字とは別の画面になっています。
通常の検索パフォーマンスと、AIパフォーマンスの2つがあるわけです。
同じサイトでも、2つの画面で見える数字は別物として扱います。
| 比べる点 | Google Search Console | Bing Webmaster Tools |
|---|---|---|
| 主な数字 | 表示回数、クリック数、掲載順位 | 引用の合計、引用されたページ、グラウンディングクエリ |
| AIの扱い | 検索全体の数字に合算 | AIの引用を専用の画面で表示 |
| クリックの数 | 出る | AIパフォーマンスでは出ない |
| 順位 | 出る | 出ない(公式が順位ではないと明記) |
| 対象のAI | GoogleのAIによる概要、AIモード | Copilot、BingのAI要約、一部の提携先 |
両方を登録して、役割を分けて使う
Googleの数字は、検索から来た人の動きを見るために使います。
Bingの数字は、AIの答えに使われたかを見るために使います。
どちらを優先するかで迷ったら、すでにサーチコンソールを登録している会社は、取り込みを使ってBing側も作ってください。作業は数分で済みます。
公式が「特別なファイルは要らない」と書いている点は共通している
Googleの公式ページは、AIの機能に表示されるために、新しい機械向けのファイルや、AI向けのテキストファイル、特別な構造化データを足す必要はないと書いています。
Microsoftの公式ブログも、秘密の方法は無く、新しく、権威があり、構造が整い、意味が明確な内容が土台だと書いています。
両社に共通するのは、基本のページ作りに戻る、という点です。
経営者に説明するときの、ひとことの言い換え
数字を社内に出すとき、専門用語のままだと伝わりません。
次の表のように、言い換えを決めておくと、会議で説明が止まりません。
| 画面の言葉 | 社内での言い換え | 付け加える一言 |
|---|---|---|
| 引用の合計 | AIの答えの出典に載った回数 | 訪問の数ではありません |
| 引用されたページの平均数 | 出典に載るページの広がり | 多いほど良いとは限りません |
| グラウンディングクエリ | AIが自社を探した言葉の見本 | お客さんの質問そのものではありません |
| ページ別の引用 | どのページが載ったか | 重要度の順位ではありません |
「使われた」と「選ばれた」を分けて話す
引用されたことは、AIが根拠として使えると判断した、という事実です。
そのお客さんが、あなたの会社を選んだこととは、まだつながっていません。
間に、リンクを押すか、社名を覚えてあとで調べるか、という行動が入ります。この間の動きは、問い合わせの聞き取りで補います。
数字がゼロだったとき、まず何を疑うか
小さな会社が最初に見る数字は、ゼロであることが珍しくありません。
ゼロは、状況を知るための最初の記録です。故障を知らせる数字ではありません。公式ヘルプも、グラウンディングクエリが出ないことは罰則や除外を意味しない、と案内しています。
切り分けは、上から順に確かめる
ゼロや少ない数字が出たときは、原因を次の順で確かめます。
| 順番 | 確かめること | 見る場所 | 分かること |
|---|---|---|---|
| 1 | 確認が済んで、数日以上たっているか | サイトの状態 | 集計が間に合っていないだけか |
| 2 | Bingのクローラーを止めていないか | robots.txt | 入口を閉めていないか |
| 3 | ページがBingに登録されているか | URLの検査 | そもそも載っているか |
| 4 | 会社の情報がページ間で食い違っていないか | 全ページ | AIが迷っていないか |
| 5 | 大事な内容が文章で書かれているか | 各ページ | 画像の中に閉じ込めていないか |
クローラーを止めていないかは、公式が尊重すると明記している
公式ブログは、Bingはrobots.txtなど、持ち主が示した指示を尊重する、と書いています。
誤ってBingのクローラーを止めていれば、引用されることはありません。
制作会社が公開前に入れた制限を、公開後に外し忘れる事故は起こりえます。
ページが登録されていなければ、引用以前の問題になる
Bing Webmaster Toolsには、ページ単位でBingに登録されているかを調べる検査の機能があります。
2025年6月の公式ブログは、URL検査の機能で、登録の状態、クローラーが読めるか、読み込みを妨げているものがないかを調べられると紹介しています。
主要なページがBingに載っていなければ、AIの答えに使われる以前の問題です。先にこちらを直します。
ゼロが続くときに、焦って確かめ直さなくてよい理由
ゼロの数字は、1日で変わるものではありません。
公式ヘルプが書くように、データには処理の遅れがあり、引用の動きはAI側の更新や利用者の関心の変化でも変わります。
1回見てゼロなら、30日後にもう1度見る。この間隔で十分です。
数字の読み違いが起きやすい場面
| 場面 | よくある読み違い | 正しい読み方 |
|---|---|---|
| 引用が1回だけあった | 「AIに選ばれる会社になった」 | 1回、出典に表示された。それだけを意味する |
| 引用が先月より減った | 「記事の質が落ちた」 | AI側の変化や季節の影響も混ざる |
| 見知らぬ言葉のグラウンディングクエリが出た | 「その言葉を狙うべきだ」 | AIが作り直した言葉の見本にすぎない |
| サーチコンソールのクリックが多い | 「AIにも引用されているはず」 | 別の画面の別の数字なので、別に確かめる |
数字を社内に共有するときは、右端の列のように、何を意味するかを一言添えると、後で説明に困りません。
数字を見て、最初に直すページはどう決めるのか
数字を見たら、直すページを1つだけ決めます。複数のページに手を出すと、どの更新が効いたのか分からなくなります。
公式ブログも、引用されたページと言葉を見て、内容の改善に生かすよう勧めています。
引用が出たページは、まず「守る」
引用が出ているページは、すでにAIが使えると判断した材料です。
公式ブログは、すでに参照されているページを確認することが、この数字の使い道の1つだと書いています。
最初にやるのは、そのページの情報が古くなっていないか、数字や日付、会社情報が最新かの確認です。
引用が出ないページは、構造と中身を見直す
Bingにはページが登録されているのに、引用が出ないページがあります。
公式ブログは、そのようなページについて、分かりやすさ、構造、内容の充実度を改善する機会だと書いています。
直す点は、公式の説明に沿うと、次の表のとおりです。
| 直す点 | 公式の説明の要点 | 具体的にやること |
|---|---|---|
| 内容の深さ | 特定の言葉で引用されるページは、主題がはっきりしている | 1ページ1テーマに絞り、周辺の疑問まで答える |
| 構造と明確さ | 見出し、表、よくある質問が情報を取り出しやすくする | 見出しを「問いの形」にして、直後に答えを書く |
| 根拠 | 例、数字、出典が信頼を高める | 公的機関の名前と数字を本文に書く |
| 新しさ | 定期的な更新で、最新の版が参照される | 日付と数字を年に1回見直す |
| あいまいさを減らす | 文章、画像、動画が同じ事柄を指す | 画像の中だけに情報を置かない |
タイトル、見出し、説明文をそろえる
2025年10月のMicrosoft広告の公式ブログは、ページのタイトル、説明文、一番上の見出しを、AIがページの目的を読むための手がかりだと説明しています。
三者がずれていると、AIが何のページかを読み取りにくくなる、という趣旨です。
タイトルに書いた約束を、一番上の見出しと説明文でも繰り返す。それだけでも、整えたことになります。
見出しは、質問の形にする
同じブログは、「詳しくはこちら」のような曖昧な見出しをやめ、問いの形の見出しにする例を挙げています。
たとえば「この食洗機はなぜ静かなのか」のような見出しです。
見出しの直後に、1〜2文で答えを書くと、AIが答えの部品として取り出しやすくなります。
質問と答えの形、箇条書き、表を使う
同じブログは、質問と答えを対にした書き方は、AIがそのまま答えに引き写せると説明しています。
箇条書き、番号つきの手順、比較の表も、複雑な内容を再利用しやすい部品に分けるとして勧められています。
料金体系、対応地域、手順など、お客さんが比べたい情報ほど、表にする意味があります。
見出しの直し方を、書き換えの例で見る
たとえば、会社紹介のページに「サービスについて」という見出しがあったとします。
これを「地元の中小企業向けに、ホームページの記事は何本から始められるか」のように、お客さんが実際に聞く形に書き換えます。
その直後に、自社の実績にもとづく答えを1〜2文で書きます。根拠のない一般論は書きません。
引用が出たページが1つだけのときの読み方
引用が1ページに偏る会社は、小さな会社ではむしろ普通です。
そのページがどんな問いに答えているかを見て、近い問いに答える別のページを、同じ型で1本足すのが次の一手です。
| 状況 | 読み方 | 次の一手 |
|---|---|---|
| 1ページだけに引用が集中 | そのページの型がAIに合っている可能性 | 同じ型で近い話題のページを足す |
| 引用が複数ページに散らばる | 会社全体の情報が使われている | 会社情報を全ページでそろえる |
| 引用がどのページにも無い | 登録かクローラーの問題を先に疑う | 前の章の切り分けに戻る |
直した結果が出るまでの時間を見込んでおく
ページを直しても、翌日には数字が動きません。
Bingが新しい内容を読み直し、AIの答えがそれを使うようになるまでに、時間がかかります。更新をすばやく知らせる方法として、公式ブログはインデックスナウを挙げています。
直してから最低でも30日は同じ見方で待ち、前の30日と比べます。
「売れるサイトはみな謙虚」の考え方で、直す量を絞る
弊社が「売れるサイトはみな謙虚」というウェブミーティングで伝えているのは、足すより引くことです。
AIの引用を増やそうとして、ページに説明を足し続けると、かえって要点がぼやけます。
直すときも、まず余計な言葉を削り、答えを先頭に出す。これだけで、AIにも人にも読まれやすくなります。
6月に加わった4つの機能は、小さな会社に必要か
2026年6月16日に、公式ブログが4つの機能を発表しました。インテント、トピック、引用シェア、比較です。
いずれもプレビューとして、世界で順次提供されると書かれています。
インテントは、AIが探した言葉の「目的」を分類する
グラウンディングクエリを、情報収集、商業、ナビゲーション、学びと問題解決、調査、制作、地域などの分類に分けて表示します。
「比べて選ぶ」場面で引用されているのか、「調べて知る」場面なのかが分かります。
自社の記事が、どの場面で使われているかの手がかりです。
トピックは、似た言葉をひとまとめにする
複数のグラウンディングクエリを、大きな話題のまとまりにして示します。
公式ヘルプは、「太陽光パネル」「太陽光の効率」「住宅の太陽光設置」のような言葉が、「太陽光エネルギー」というまとまりに入る例を挙げています。
プレビュー中は、分類の名前が大まかになる場合がある、とも書かれています。
引用シェアは、同じ言葉の中での占める割合
特定のグラウンディングクエリについて、全サイトの引用のうち、自社が占める割合です。
公式ブログは、これを観察のための指標で、順位でも競合との勝ち負けの表でもないと位置づけています。
比較は、前の期間を重ねて見る機能
今の30日と前の30日を重ねて表示できる、と公式ブログは例を挙げています。日付を自分で選ぶこともできます。
更新の前後を比べるときに、そのまま使えます。
| 機能 | できること | 小さな会社での優先度 |
|---|---|---|
| インテント | 引用された場面の分類 | 低い。数字が増えてから |
| トピック | 話題のまとまりで見る | 低い。記事が増えてから |
| 引用シェア | 同じ言葉の中での割合 | 中。同じ言葉で引用が複数出たとき |
| 比較 | 前の期間と重ねて見る | 高い。更新の効果を見るのに使える |
最初のうちは、引用の合計、ページ別、比較の3つを見れば十分です。
月に1回だけ見る運用は、どう組めばよいのか
毎日開く必要はありません。公式ヘルプによると、データは毎日更新されますが、処理のために少し遅れて表示されます。
日々の増減に反応しても、判断の材料にはなりません。月に1回、決まった日に見る運用で十分です。
毎月の確認は、15分で終わる形にする
見る項目は、4つに絞ります。
| 順番 | 見る項目 | 記録すること | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| 1 | 引用の合計 | 先月との比較の数字 | 3分 |
| 2 | ページ別の引用の上位3つ | ページ名と回数 | 5分 |
| 3 | グラウンディングクエリの上位5つ | 言葉をそのまま書き写す | 5分 |
| 4 | 今月直すページ | 1ページだけ選ぶ | 2分 |
記録は、表計算ソフトでも、紙でも構いません。続けられる形にしてください。
直した日を、必ず記録に残す
更新した日付と、直した内容を、同じ記録に書きます。
この日付がないと、1か月後に数字が動いたときに、何の影響かを説明できません。
直す内容は1つに絞り、「見出しを問いの形にした」「会社情報を最新にした」のように短く書きます。
3か月続けて、はじめて傾向と呼べる
1回や2回の増減は、傾向とは言えません。
公式ヘルプが書くように、引用の動きにはAI側の更新、情報の新しさ、利用者の関心など、自社の外の要因が混ざります。
最低3か月分の記録がそろった時点で、はじめて、更新の前後に共通した動きがあるかを見ます。
数字が増えたときも、減ったときも、やることは同じ
増えたときは、引用されたページの何が使われたかを見て、同じ型のページを1本足します。
減ったときは、まず外の要因を疑い、慌ててページを書き直しません。
どちらの場合も、次の月に直すページを1つ選ぶ。この繰り返しが運用の中身です。
社内への報告は、3行にまとめる
経営者への報告は、長くする必要はありません。
「今月の引用は何回。先月と比べて増減はどう。来月直すページはこれ」の3行です。
引用がクリックや問い合わせの数ではないことを、報告の冒頭に毎回書き添えると、読み違いが防げます。
Bingの数字とChatGPTの答えは、どうつなげて考えるのか
このレポートが見せるのは、Microsoft側のAIの引用です。ChatGPTやGeminiでの見え方は、自分で確かめる必要があります。
両方を組み合わせると、AI検索全体での自社の位置が見えてきます。
弊社が測った、社名なしで質問したときの現実
弊社が2026年10月にClaudeで、買い手が聞きそうな質問を各2回ずつ測った結果があります。
社名を入れない質問11問では、引用22回のうち、弊社のページが出たのは1回でした。社名を入れた質問では、引用が出ました。
小さな会社の記事が、社名なしの質問でAIの答えに出る確率は、最初は低い、というのが実測の実感です。Bingのレポートがゼロでも、珍しいことではありません。
自分で質問して確かめる方法も、並行して使う
Bingの数字と並べて、月に1回、自分でAIに質問してみてください。
社名を入れずに、お客さんが聞きそうな質問を3つ、ChatGPTやCopilotに打ちます。どのサイトが出典に出たかを記録します。
手順は、ChatGPTで自社名を調べる方法に詳しく書きました。
引用されない原因の探し方
AIに聞いても自社名が出ない場合の原因は、AIで自社名が出ない原因で整理しています。
Bingのレポートは、その原因のうち、Bing側に届いているかを確かめる材料になります。
記事の書き方そのものは、ChatGPT検索のSEO対策が扱っています。この記事は、数字の見方に絞りました。
測り方の全体像は、別の記事で整理している
AIの引用を測る方法を、道具ごとに並べた記事がGEOの効果測定です。
Bingのレポートは、その中の1つとして位置づけられます。
| 測り方 | 分かること | 手間 |
|---|---|---|
| BingのAIパフォーマンス | BingとCopilot側の引用の回数 | 登録後は月15分 |
| Googleサーチコンソール | 検索全体の表示とクリック | 月15分 |
| 自分でAIに質問 | 実際の答えに出るか | 月30分 |
| Googleアナリティクス | AI経由の訪問 | 月15分 |
店舗や事務所に来てもらう商売は、Bing Placesも確認する
公式ブログは、地域の事業者に向けて、Bing Places for Businessへの登録を勧めています。
住所、営業時間、連絡先などの基本情報が最新に保たれ、AIの答えの対象になりやすくなる、という説明です。
地図まわりの対策は、MEOとAI検索対策で扱っています。
ホームページ全体の作り方は、作り直しの記事を参照する
引用が出ないページが多い場合は、ページ単位の更新では追いつかないことがあります。
そのときの判断材料は、LLMO対策でホームページを作り直す前ににあります。
引用が少ない時期の、現実的な目標の置き方
最初の目標は、引用の回数を増やすことに置かないほうが続きます。
「直すページを毎月1つ決め、日付つきで記録する」を目標にします。回数は、その結果としてついてくる数字です。
AIの引用は、自社でコントロールできない外の要因にも左右されるため、行動を目標にしたほうが、評価がぶれません。
次の3か月の予定表
| 月 | やること | 記録すること |
|---|---|---|
| 1か月目 | 登録、確認、状態の切り分け | 引用の合計と、ゼロかどうか |
| 2か月目 | 引用が出たページ、または主力のページを1つ直す | 直した日と内容 |
| 3か月目 | 比較の機能で前の期間と重ねて見る | 増減と、外の要因の可能性 |
数字を見続けるための、社内の小さな仕組み
月の確認日を、カレンダーに先に入れてしまいます。
見る人が1人だけだと、その人が忙しい月に止まります。代わりに見る人も1人決めておきます。
見た内容は、3行の報告と一緒に、同じ場所に保存します。半年後に見返すと、どの更新が効いたのかが分かります。
数字を過信しないための、3つの約束
1つ目は、引用の回数を、売上の予測に使わないことです。
2つ目は、見本のグラウンディングクエリを、狙う言葉の一覧として扱わないことです。
3つ目は、プレビュー中の機能なので、画面や名前が変わる前提で記録を残すことです。
よくある質問
Q. Bing Webmaster ToolsのAI関連のレポートは、本当に無料で使えますか?
はい、無料で使えます。
公式ブログは、Bing Webmaster Tools全体を無料の道具として紹介しています。AIパフォーマンスは、その管理画面の中にあるレポートです。
Q. AIの答えで引用されると、アクセスは増えますか?
数字だけでは分かりません。
引用は出典として表示された回数で、クリックの数ではないと、公式ヘルプが案内しています。アクセスの増減は、アクセス解析で別に確かめます。
Q. 数字がゼロのままですが、サイトに問題がありますか?
ゼロだけで問題があるとは言えません。
公式ヘルプは、グラウンディングクエリが出ないことは罰則や除外ではない、と案内しています。確認の済んだ日、クローラーの許可、ページの登録状態を、順に確かめてください。
Q. ChatGPTでの引用も、この画面で分かりますか?
公式の説明からは、分かるとも分からないとも言えません。
対象は、Copilot、BingのAI要約、一部の提携先で、提携先の名前は公表されていません。ChatGPTは、自分で質問して確かめてください。
Q. 専門家に頼まないと、数字は読めませんか?
自分で読めます。
最初は、引用の合計、ページ別の引用、グラウンディングクエリの3つを見て、直すページを1つ決めるだけです。月に15分あれば足ります。
まとめ
Bing Webmaster Toolsには、AIの答えに自社サイトが引用された回数を、無料で見られるレポートがあります。
見えるのは引用の回数、引用されたページ、AIが探した言葉の見本までです。クリック、順位、競合との差は出ません。
登録は、サーチコンソールからの取り込みが早く、確認が済んでも数字が出るまでに数日かかることがあります。
数字がゼロでも、故障や罰則とは限りません。確認の日、クローラーの許可、ページの登録状態の順に確かめます。
数字を見たら、直すページを1つだけ決めます。更新した日を記録し、3か月続けて傾向を見ます。
今日できる点検
| 点検すること | 見る場所 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| Bing Webmaster Toolsに自社サイトを登録する | 公式の登録ページ | 10分 |
| すでにサーチコンソールがあれば取り込む | 登録画面の取り込み | 5分 |
| 登録した人と担当者を社内の台帳に書く | 社内の共有メモ | 10分 |
| robots.txtでBingのクローラーを止めていないか見る | サイトのrobots.txt | 10分 |
| 社名なしで、お客さんが聞きそうな質問を1つAIに打つ | ChatGPTかCopilot | 10分 |
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