ChatGPTやGeminiを見て、「うちのサイトにも、AIの回答から来た人はいるのだろうか」と気になった。
そう思ってGA4を開いたものの、どの画面のどの数字を見れば答えが出るのか分からない。
この記事は、そういう中小企業の経営者やホームページの担当者に向けて書いています。
先に答えを書きます。
GA4の左メニューから「レポート」、「集客」、「トラフィック獲得」の順に開くと、表に「セッションのデフォルト チャネル グループ」という列があります。
その列に「AI アシスタント」という行があれば、それがChatGPTやGeminiなどのAIの回答から、サイトに来たセッションの数です。
Googleアナリティクスの公式ヘルプは、この行を、ChatGPTやGemini、DeepSeek、Copilot、Grokなどから来る訪問を集めるチャネルと説明しています。
同じヘルプには、続けて「Google の AI による概要と AI モードは除外されます」と書かれています。
つまりGoogleの検索結果に出るAIの枠から来た人は、この行に入りません。
その人たちは、ふだんの検索と同じ「オーガニック検索」に混ざります。
行が見つからない、数字が少なすぎる、という場合は、参照元の名前で探す方法と、自分でチャネルを作る方法があります。
この記事では、その手順を画面の名前どおりに順番に説明します。
あわせて、数字が出ないときに疑う場所と、出た数字を経営の判断にどう使うかまで書きます。
金額の話は出てきません。
読み終えたときに、自社のGA4で今日開く画面が1つ決まっている。それがこの記事のゴールです。
Q&Aサイトで見かけた、流入元の見方に迷う質問
先日、Q&Aサイトでこのような切実な悩みを拝見しました。
投稿されたのは2024年の夏で、GA4を使い始めたばかりの方からの相談でした。
AIの流入を調べる記事なのに、なぜ別の質問を取り上げるのか。
流入元の見方でつまずく人の悩みは、AIの流入でもそのまま起きるからです。
同じ参照元が、4つのチャネルに出ていた
質問者は、X(旧ツイッター)から来た人を確かめようとしていました。
ところが「t.co」という参照元が、「オーガニック ソーシャル」「直接」「参照」「オーガニック検索」の4つのチャネルに、それぞれ表示されていました。
どれがXからの流入なのか、アプリから来たのかブラウザから来たのかも分からない、というのが質問の中身でした。
回答は、「t.co」はXが使う短縮URLで、4つのチャネルに出ていても、ふくまれる流入のもとは同じだ、という趣旨でした。
また、参照元の情報が途中で失われると、本来は別のチャネルに入るはずの流入が「直接」に入ることがある、という説明もありました。
この相談は、AIの流入にそのまま当てはまる
AIの回答から来た人も、同じ形で数字が散らばります。
参照元の名前は同じなのに、チャネルが複数に分かれる。参照元が渡らずに「直接」へ入る。
質問者が迷ったのは、チャネルの表だけを見て、参照元の名前を見ていなかったからです。
この記事では、チャネルの表と参照元の名前を、両方使って数えます。
弊社のGA4でも、同じことが実際に起きていました。それは後の章で、数字つきで書きます。
AIからの流入には、数えられるものと数えられないものがある
「AIからの流入」という言葉は、3つのまったく違う場面をまとめて指しています。
GA4で数えられる場面と、数えられない場面を最初に分けておくと、あとの手順で迷いません。
数えられるもの:AIアシスタントの回答にあるリンクからの来訪
ChatGPTやGeminiなどの回答に出たリンクを、人が押してサイトに来た場合です。
GA4は、参照元の情報からこの来訪を見分けて、「AI アシスタント」のチャネルに入れます。
公式ヘルプによると、参照URLがAIアシスタントの一覧と一致するとき、メディアが「ai-assistant」に、キャンペーンが「(ai-assistant)」になります。
この記事の手順の大半は、この場面を数えるためのものです。
分けられないもの:GoogleのAIによる概要とAIモード
Googleの検索結果で、AIによる概要やAIモードの中にあるリンクを押して来た場合です。
GA4の「AI アシスタント」には入らず、通常の検索と同じ「オーガニック検索」に数えられます。
Googleの検索セントラルも、AI機能に表示されたサイトは、Search Consoleの「検索タイプがウェブのパフォーマンス レポート」に含まれると説明しています。
AIの枠からのクリックだけを、GA4の画面で取り出す方法はありません。
記録に残らないもの:AIが答えただけで、クリックされなかった場合
AIの回答に自社の名前が出ても、読んだ人がリンクを押さなければ、サイトへの来訪は発生しません。
GA4は来訪を数える道具なので、この場面は一切記録されません。
自社名が出ているかどうかは、別の方法で確かめます。
その方法は、ChatGPTに自社名が出るか調べる方法にまとめています。
3つの場面を表で並べる
| 場面 | GA4での扱い | 確かめる場所 |
|---|---|---|
| AIアシスタントの回答のリンクから来た | 「AI アシスタント」のチャネルに入る | トラフィック獲得レポート |
| AIによる概要やAIモードから来た | 「オーガニック検索」に入り、分けられない | Search Console |
| AIが答えただけで押されなかった | 記録されない | AIに質問して確かめる |
この表の1行目だけが、GA4で数えられる流入です。
2行目と3行目は、別の道具で補います。
GA4の数字が小さくても、AIでの見え方が小さいとは限りません。
この点は、判断に使う章でもう一度扱います。
最初の1分で、AIアシスタントの行を見る
まず、いちばん早い確かめ方から始めます。
自社のGA4を開いて、次の順にたどります。
開く画面と、見る列
GA4の左メニューで「レポート」を開き、「集客」の中にある「トラフィック獲得」を選びます。
期間は、画面の右上で、直近28日か直近90日に変えておきます。
表の最初の列が「セッションのデフォルト チャネル グループ」になっているはずです。
ここにあるのは、「オーガニック検索」「直接」「参照」「オーガニック ソーシャル」といった、流入の大きな分類です。
その中に「AI アシスタント」の行があるかどうかを探します。
行があったときに見る数字
行があれば、右側に並ぶ「セッション」の数字が、AIの回答から来た訪問の数です。
「エンゲージメントのあったセッション」や「キーイベント」の列も、同じ行で見られます。
AIから来た人が、サイトで読み進めたのか、すぐに閉じたのかを、ここで大まかに比べられます。
数字が小さくても、焦る必要はありません。
AIの回答から来る人は、まだサイト全体の訪問のごく一部だからです。
弊社のGA4では、2026年8月12日から10月11日までの約8週間で、全体8,094セッションのうち、この行は21セッションでした。割合にすると0.3%に届きません。
この数字を出した手順と、読み方は後の章に書きます。
小さい数字をどう扱うかは、判断の章で詳しく書きます。
行がなかったときに疑うこと
行が表示されない理由は、おもに3つです。
期間内にAIアシスタントからの来訪がまだ1件もないか、来訪はあるが別のチャネルに入っているか、そもそも画面の分類にこの行が出ていないか、のどれかです。
どれなのかは、次の章の「参照元で探す」手順で確かめられます。
画面の見方を表にまとめる
| 見る場所 | 画面での名前 | 分かること |
|---|---|---|
| 左メニュー | レポート、集客、トラフィック獲得 | 流入元の一覧 |
| 表の最初の列 | セッションのデフォルト チャネル グループ | 流入の大きな分類 |
| 探す行 | AI アシスタント | AIの回答のリンクから来た訪問 |
| 数字の列 | セッション、エンゲージメントのあったセッション | 訪問の数と、読まれ方の目安 |
参照元の名前で、1件ずつ確かめる
「AI アシスタント」の行だけでは、取りこぼしに気づけません。
チャネルの分類は、GA4が決めたルールで自動的に入るものだからです。
参照元の名前を直接見ると、そのルールの外にいる来訪も拾えます。
トラフィック獲得レポートで、ディメンションを切り替える
先ほどの「トラフィック獲得」の表で、最初の列の見出しの横にある切り替えを開きます。
「セッションのデフォルト チャネル グループ」から、「セッションの参照元/メディア」に変えます。
すると、表の行が「chatgpt.com / ai-assistant」のように、参照元とメディアをつないだ形に変わります。
公式ヘルプによると、表の上にある検索バーに言葉を入れて、特定の参照元だけを表示することもできます。
ヘルプの例は、オーガニックのGoogle検索を見るために、「google/organic」のように参照元とメディアを斜線でつないだ形を入れる、というものです。
AIを調べるときは、ChatGPTやGeminiの名前の一部を入れて、出てくる行を見るところから始めます。
参照元の名前は、サービスごとに表記が違う
弊社のGA4で、AIの回答から来たセッションの参照元を並べると、次のようになりました。
期間は2026年8月12日から10月11日で、「AI アシスタント」のチャネルに入っていたものです。
| 参照元とメディアの表示 | セッション数 |
|---|---|
| chatgpt.com/ai-assistant | 17 |
| copilot.com/ai-assistant | 2 |
| gemini/ai-assistant | 2 |
ChatGPTは「chatgpt.com」というドメインの形で出ています。
一方でGeminiは、英小文字の短い名前だけで、ドメインの形になっていません。
この違いは、あとで正規表現を書くときに効いてきます。
ドメインの形で絞ると、このGeminiの行は拾えません。
同じ参照元が、別のチャネルにも出ていた
同じ期間で、参照元の名前にChatGPTを表す語を含む行を探すと、もう1行ありました。
「chatgpt.com/referral」の行が、「参照」のチャネルに1セッション入っていたのです。
「AI アシスタント」のチャネルに入った17セッションとは別に、同じ参照元が「参照」にも出ていました。
理由は、この画面だけでは分かりません。
ただ、チャネルの表だけを見ていると、この1セッションは数えられません。
冒頭のQ&Aの相談で、同じ「t.co」が4つのチャネルに出ていたのと、同じ現象です。
もう1つ、「openai/organic」の行が、「オーガニック検索」のチャネルに3セッション入っていました。
名前から見てAI関連の流入ですが、GA4の分類では検索扱いです。
このように、チャネルの名前を信じきらず、参照元の名前を見る習慣が、AI流入の数え漏れを減らします。
参照元で探すときの見方を表にする
| 探し方 | 入れる言葉の例 | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| 検索バーに入れる | サービス名の短い形 | 表記がドメインの形か、名前だけかは、サービスで違う |
| 参照元の一覧を眺める | 見慣れない名前の行 | 件数が少ない行は、下の方に埋もれる |
| チャネルを複数見る | 「参照」「オーガニック検索」「直接」 | 同じ参照元が別のチャネルにもある |
検索バーに入れる言葉は、短い名前にしておくのがコツです。
ドメインを最後まで入れてしまうと、名前だけで出てくる行を逃します。
探索レポートで、正規表現を使ってまとめて絞り込む
AIのサービスは複数あり、参照元の表記もばらばらです。
1つずつ検索バーに入れるのは手間がかかるので、探索レポートで一度にまとめます。
自由形式の探索を作る
GA4の左メニューで「探索」を開き、「新しいデータ探索を開始」から「自由形式」のテンプレートを選びます。
左の「変数」の列で、「ディメンション」の横の「+」を押して、「セッションの参照元」と「ランディング ページ」を追加します。
「指標」の横の「+」からは、「セッション」と「キーイベント」を足します。
追加した項目は、「変数」から「タブの設定」へドラッグして、行と値に置きます。
「セッションの参照元」を行に、「セッション」を値に置くと、参照元ごとの訪問数の表ができます。
フィルタに、正規表現を入れる
設定の下の方にある「フィルタ」で、ディメンションに「セッションの参照元」を選びます。
条件は「正規表現に一致」にして、AIのサービス名を並べた式を入れます。
公式ヘルプのカスタム チャネル グループの説明にも、AIアシスタントを集める正規表現の例があります。その形に合わせて、次のように書くと考えやすくなります。
.*chatgpt.*|.*gemini.*|.*perplexity.*|.*copilot.*|.*claude.*|.*openai.*
各サービス名の前後に付けた「.*」が、いちばん大事な部分です。
完全一致が初期設定だという落とし穴
Googleアナリティクスのヘルプには、正規表現は初期設定で完全一致だと書かれています。
メタ文字を足さない式は、その文字列とまったく同じ値だけを返します。
部分一致にするには、「.*」のような記号を前後に足す必要があります。
つまり式を「chatgpt.co」と1文字足りない形で入れると、実際の参照元「chatgpt.com」は完全一致にならず、何も出ません。
そのまま「AIからの流入はゼロだ」と読み違えてしまう人が、いちばん多い場面です。
また同じヘルプには、大文字と小文字が区別されるとも書かれています。
参照元の表記は小文字が基本なので、式も小文字で書いておきます。
式の書き方を表で確かめる
| 入れる式 | 拾える参照元 | 拾えない参照元 |
|---|---|---|
| chatgpt.co | 「chatgpt.co」だけ | 「chatgpt.com」 |
.*chatgpt.* |
「chatgpt.com」のほか、名前に含む表記すべて | 名前に含まない別の表記 |
.*gemini.* |
短い名前だけの表記も、ドメインの形も | Geminiを別の名前で出す来訪 |
.*ai.* |
名前にこの2文字を含む行すべて | 関係のないサイトも大量に拾う |
最後の行は、短すぎる語で絞った失敗例です。
この2文字は、関係のないドメインにも含まれます。
サービス名は、ある程度長い語で書くのが安全です。
ランディング ページを足すと、AIから来た人が読んだページが分かる
同じ探索で、行に「ランディング ページ」を足すと、AIから来た人が最初に開いたページが並びます。
弊社の「AI アシスタント」21セッションを着地ページで分けると、ChatGPTの使い方を解説した1本の記事に9セッションが集まっていました。
残りは、トップページが2セッション、AIの見え方を測った自社調査の記事が2セッション、サービス案内のページが1セッションなどで、1つずつ散らばっていました。
AIの回答に引用されやすいページは、サイトの中でも偏る。数字が小さくても、この偏りは読み取れます。
作った探索は、名前を付けて保存しておく
探索のレポートは、名前を付けて残しておけます。
「AI流入の確認」のような名前にしておくと、月に一度開くだけで、同じ条件で数え直せます。
条件を毎回作り直すと、式の書き間違いで数字がずれます。
カスタム チャネル グループで、AIの枠を自分で作る
探索は、見たいときに見る道具です。
毎月の報告や、標準のレポートでずっと追いたい場合は、カスタム チャネル グループを作ります。
こうすると、「トラフィック獲得」の表に、自分で決めたAIの行が常に並びます。
カスタム チャネル グループとは
Googleアナリティクスのヘルプは、チャネル グループを「ルールに基づいて分類されるウェブサイトのトラフィック ソースの定義(チャネル)をまとめたもの」と説明しています。
標準の分類とは別に、自分で作った分類を使えるということです。
作った分類は、集客レポートのほか、探索のディメンションにも使えます。
過去のデータにさかのぼって適用できる点も、公式ヘルプに書かれています。
作る手順
手順は、画面の名前どおりに書くと次のとおりです。
- 「管理」を開き、「データの表示」の中の「チャネル グループ」を選びます。
- 「新しいチャネル グループの作成」を押し、名前を付けます。
- 「新しいチャネルの追加」を押し、チャネル名を「AI アシスタント」などにします。
- 条件を足して、ディメンションを「参照元」、条件を「正規表現に一致」にします。
- 先ほどの正規表現を入れて、「チャネルを保存」を押します。
- 「並べ替え」で、作ったチャネルを「参照」より上に動かし、「適用」から「グループを保存」を押します。
作成と編集には、プロパティの編集者以上の権限が必要です。
並び順が、結果を決める
チャネル グループは、上から順に条件を照らし合わせて、最初に合ったチャネルに入れます。
そのため、作ったAIのチャネルが「参照」の下にあると、先に「参照」へ入ってしまい、数字が増えません。
公式ヘルプの例も、AIのチャネルを「参照」の上に並べ替えるよう案内しています。
「オーガニック検索」より上に置くかどうかは、見たい分け方しだいです。
上に置くと、検索扱いになっていた「openai/organic」のような行も、AIの枠に集まります。
上限と、更新の手間
標準のプロパティで作れるチャネル グループは、事前に用意されたもの以外で2つまでです。
1つのグループに入れられるチャネルは、50までです。
また、公式ヘルプは、測りたいURLやアシスタントの一覧が変わったら、正規表現を更新する必要があると書いています。
AIのサービスは増えるので、式は半年に一度ほど見直すと安全です。
3つの方法を表で比べる
| 方法 | 向いている場面 | 手間 | 弱点 |
|---|---|---|---|
| 標準の「AI アシスタント」行 | まず1分で全体を見たい | ほぼなし | 一覧にない参照元は入らない |
| 探索の正規表現 | 参照元の名前と着地ページを細かく見たい | 作る手間は1回 | 毎月開く必要がある |
| カスタム チャネル グループ | 毎月の報告で追い続けたい | 設定に十数分 | 式の更新が要る |
最初は、標準の行と探索の2つだけで足ります。
毎月見ると決まったら、カスタム チャネル グループへ進みます。
ここまでの流れを、図でまとめる
数字が出ないときに、疑う場所を順に潰す
手順どおりに開いたのに、AIの数字がゼロだった。あるいは、思っていたよりずっと少なかった。
そういうときは、数字を疑う前に、見方を疑います。
ここでは、疑う順番を、確かめやすいものから並べます。
見ている期間と、画面の種類が合っているか
最初に確かめるのは、期間です。
直近7日では、AIからの来訪が1件もない週が普通にあります。
直近28日か90日に広げて、同じ表を見直します。
もう1つは、見ている画面です。
「リアルタイム」のレポートは、直近30分ほどの動きしか出ないので、AIの流入を探す場所ではありません。
行が出ていないのは、来訪がないからか、分類されていないからか
「AI アシスタント」の行がなくても、来訪がないとは限りません。
ディメンションを「セッションの参照元/メディア」に切り替えて、参照元に「chatgpt.com」のような行がないかを見ます。
行があるのにチャネルの行がなければ、分類の問題です。
その場合は、前の章のカスタム チャネル グループで、自分の枠を作ります。
参照元にも見当たらないなら、本当に来訪が少ないか、次に書く別の理由が考えられます。
参照元の情報が渡らない経路がある
人がAIの回答のリンクを押しても、参照元の情報が付かない場合があります。
ブラウザやアプリの仕組みによっては、どのページから来たかをサイトに伝えないまま、ページが開くからです。
その場合、GA4は参照元を判断できず、「直接」に分類します。
公式ヘルプは「直接」を、保存済みのリンクから、またはURLを入力してサイトにアクセスする際のチャネルと説明しています。
冒頭のQ&Aの回答でも、参照元の情報が失われると「直接」に入ることがある、という説明がありました。
ここは、GA4の側からは確かめようがない部分です。
AIから来た人の一部が「直接」に隠れている、という前提で数字を読みます。
計測が止まっていないかを確かめる
サイト全体の計測が止まっていると、AIの数字もゼロになります。
「レポート」の最初の画面で、直近のユーザー数やセッション数が、いつもと同じ程度に出ているかを見ます。
リアルタイムのレポートを開いた状態で、自分でサイトを開いて、数字が動くかを確かめる方法もあります。
AI以外の数字が正常なら、計測は動いています。
疑う場所を表にまとめる
| 疑う場所 | 確かめ方 | 次にすること |
|---|---|---|
| 期間が短い | 直近28日か90日に広げる | 月単位で見る |
| 分類されていない | 参照元の一覧で探す | カスタム チャネル グループを作る |
| 参照元が渡らない | 「直接」の増減を見る | 隠れている分があると考えて読む |
| 計測そのものが止まっている | 全体の数字といつもの水準を比べる | タグの設置を確認する |
| 式の書き間違い | 部分一致の記号があるかを見る | 前後に「.*」を付けて再実行する |
AIによる概要とAIモードからの流入は、分けられない
ここまでの手順で数えたのは、ChatGPTやGeminiなどのAIの回答から来た人でした。
多くの人が気にするのは、Googleの検索結果に出るAIによる概要から来た人かもしれません。
結論から書くと、これはGA4では分けて数えられません。
公式ヘルプが明記していること
「AI アシスタント」の説明には、Googleの「AI による概要と AI モード」は除外される、と書かれています。
検索セントラルのAI機能の説明ページにも、AI機能に表示されたサイトは、Search Consoleの全検索トラフィックに反映されると書かれています。
具体的には、検索タイプが「ウェブ」のパフォーマンス レポートに含まれます。
つまり、AIによる概要からのクリックは、ふつうの検索結果からのクリックと同じ箱に入ります。
Search Consoleで見られること
2026年6月に、Search Consoleに生成AIのパフォーマンス レポートが加わりました。
Googleの検索セントラル ブログによると、このレポートは、AIによる概要やAIモードなどに自社のURLが表示された回数を見られるものです。
画面に出る項目は、表示回数、ページ、国、デバイス、日付です。
同じブログには、2026年8月31日の時点で、世界のすべてのサイトに展開した、との追記があります。
自社のSearch Consoleにこのレポートがあれば、AIの枠に自社ページが出た回数を、GA4とは別に把握できます。
分けられないものを、無理に分けない
GA4の数字だけで、AIによる概要からの流入を推測しようとする人がいます。
たとえば、検索流入の増え方から、AIの影響を逆算する方法です。
しかし、通常の検索の変動と区別する材料がないので、推測は当たりません。
分けられないと割り切って、Search Consoleの表示回数と、GA4のオーガニック検索の訪問を、別々に見ます。
2つの道具の役割を表にする
| 見たいこと | 使う道具 | 見る画面 | 分かる範囲 |
|---|---|---|---|
| AIアシスタントの回答から来た人 | GA4 | トラフィック獲得 | 来訪の数と、その後の動き |
| AIによる概要やAIモードに出た回数 | Search Console | 生成AIのパフォーマンス レポート | 表示回数とページ |
| AIによる概要からのクリック | 単独では分けられない | ウェブの検索パフォーマンスに含まれる | 通常の検索と合算 |
| AIの回答に自社名が出たか | AIへの質問 | ChatGPTなどの画面 | 出た、出ないの確認 |
AIの話題が出るたびに、どの道具で何が分かるかを、この表で確かめてください。
弊社のGA4で、実際に起きていたこと
ここからは、弊社自身のGA4の数字です。
kenkyo.aiのプロパティで、2026年8月12日から10月11日までの約8週間を見ました。
起点を8月12日にしたのは、それ以前にあった別テーマの記事のアクセスを、この数字に混ぜないためです。
チャネルごとの訪問数
「セッションのデフォルト チャネル グループ」で並べると、次の表になりました。
| チャネル | セッション数 |
|---|---|
| 直接 | 6,073 |
| その他(有料) | 1,169 |
| オーガニック検索 | 660 |
| 参照 | 124 |
| 分類なし | 40 |
| AI アシスタント | 21 |
| オーガニック ソーシャル | 4 |
| メールほか | 3 |
全体は8,094セッションです。
「AI アシスタント」の21セッションは、全体の0.3%に届きません。
オーガニック検索の660セッションと比べても、30分の1ほどです。
この数字から言えること、言えないこと
言えるのは、今のところ、AIの回答から来る人の数は多くない、という事実だけです。
言えないのは、「AIの対策は効果がない」という結論です。
AIの回答に自社の名前が出ても、クリックされなければ、この21には入りません。
弊社が2026年10月にClaudeで各2回測った結果でも、社名を入れない質問では、引用22回のうち弊社のページが入ったのは1回でした。
数字が小さいのは、AIの回答に出る機会がまだ少ないことと、出てもクリックされない場面があることの両方が重なった結果と考えています。
着地ページの偏り
21セッションのうち9セッションは、1本の記事に集まっていました。
AIが引用する先は、サイトの中のごく少数のページに偏ります。
どのページが引用されているかが分かれば、次に書く記事の見当がつきます。
AIから来た人の着地ページは、AIの回答があなたのサイトのどこを選んだかを教えてくれる、数少ない手がかりです。
式を変えると、過去の数字も変わる
もう1つ、数字を読むときの注意があります。
カスタム チャネル グループは、過去のデータにもさかのぼって適用されます。
そのため、正規表現を変えたり、チャネルの並び順を入れ替えたりすると、先月までの数字も変わります。
「先月より急に増えた」と見えた変化が、実際には式を変えたことで分類が動いただけだった、ということが起こります。
月ごとに比べるときは、式を変えた日付をメモに残しておきます。
式を変えたら、前の月も同じ式で見直してから比べるのが確実です。
小さな数字を、経営の判断にどう使うか
AIからの流入を数えられるようになっても、数字が小さいままでは、何を決めればいいのか分かりません。
ここからは、この数字を使って決められること、決められないことを整理します。
母数が小さいと、1件で割合が大きく動く
弊社の約8週間の「AI アシスタント」は21セッションでした。
仮にこれが1か月で10セッションだとして、翌月に12セッションになれば、増加は2割です。
しかし、実際の差はたった2人です。
母数が数十に満たないうちは、月ごとの増減で「効いた」「効かなかった」を判断しません。
見るのは、3か月ほどの合計と、着地ページの顔ぶれです。
世の中の利用と、自社の流入には、まだ開きがある
総務省が公表した令和8年版情報通信白書によると、2025年度の個人向け調査で、何らかの生成AIサービスを「使っている(過去使ったことがある)」と答えた人は、日本で58.8%でした。
前年度の調査では26.7%だったので、1年で2倍以上に増えています。
使う人はこれだけ増えているのに、弊社のサイトに届くAI経由の来訪は、全体の0.3%に届きません。
この開きは、AIの回答にまだ自社の名前や記事が十分に出ていないことのあらわれ、と読むのが自然です。
AIから来る人が少ないのは、対策が間違っているからとは限らず、出口に着く前の段階の問題かもしれません。
見るのは「どのページに来たか」と「その後」
数が少ないとき、価値があるのは中身の情報です。
探索の表で、「ランディング ページ」と「エンゲージメントのあったセッション」を並べます。
AIから来た人が、どのページに着いて、そのあと読み進めたのか、すぐに閉じたのかが分かります。
「キーイベント」を設定していれば、問い合わせまで進んだ人がいるかも見られます。
1人でも問い合わせに進んでいれば、そのページは、AIの回答に選ばれ、かつ読まれた記録です。
判断を急がない期間を、先に決めておく
数字が小さいうちは、見直す時期を先に決めておくと、一喜一憂しなくて済みます。
たとえば「3か月ごとに、AI アシスタントの合計と、着地ページの顔ぶれを見る」と決めます。
その間は、毎週の増減を気にしません。
決めた日が来たら、前の3か月と並べて、増えたか、顔ぶれが変わったかを見ます。
この決め方なら、数字が少ない時期でも、判断が止まりません。
数字の状況別に、決めることを表にする
| 数字の状況 | 読み方 | 決めること |
|---|---|---|
| 「AI アシスタント」が0件 | 計測の問題か、まだ出ていないか | 参照元の一覧と式を確かめる |
| 月に数件〜数十件 | 母数が小さく、増減は誤差の範囲 | 3か月合計と着地ページを見る |
| 特定の1ページに集中 | そのページがAIに選ばれている | そのページを読みやすく整える |
| 問い合わせにつながった | 質の高い流入の可能性 | 同じ型の記事を増やすか検討する |
| 増えているが、読まれていない | 着地ページが合っていない | 着地ページの冒頭を見直す |
どの行も、広告費を増やす、新しいツールを入れる、といった大きな決断を求めていません。
この段階で決めるのは、ページの直し方と、次に書く記事の方向です。
AI流入の少なさを、AIでの見え方と取り違えない
GA4の数字は、押された回数しか教えてくれません。
AIの回答に自社が出ているかどうかは、別の問いです。
GA4が数えるのは、押された人だけ
AIが自社の名前を挙げて説明しても、読んだ人が満足して終われば、サイトには来ません。
その場合、GA4の数字はゼロのままです。
反対に、AIの回答に自社のリンクが1つ付いて、10人が押せば、10セッションになります。
GA4の数字は、AIの回答での存在感の一部しか映していません。
自社名が出ているかは、AIに聞いて確かめる
AIの回答に自社が出ているかを知るには、AIに質問して、回答を読みます。
その手順は、ChatGPTに自社名が出るか調べる方法に書いています。
GA4の流入と、AIでの見え方の測り方の違いは、GEO対策の効果測定はなぜ難しいのかでも整理しています。
この記事は、あくまでGA4の画面で数える手順に絞っています。
弊社が測った、AIの回答に出る割合
弊社が2026年10月にClaudeで各2回測った結果を、もう一度書きます。
社名を入れない質問11問で、回答に付いた引用は22回、そのうち弊社のページが入ったのは1回でした。
社名を入れた2問のうち、1問では2回とも弊社のページが引用に入りました。もう1問は入りませんでした。
AIは、名前を知っている会社のことは答えられますが、名前を聞かれない場面で自社を挙げてもらうのは、まだ難しい段階です。
GA4の0.3%という数字と、この22回中1回という数字は、同じ状況を別の角度から見たものです。
数字の種類と、測れる範囲を表にする
| 数字の種類 | 測れるもの | 測れないもの |
|---|---|---|
| GA4の「AI アシスタント」 | AIの回答のリンクから来た人の数と行動 | 押されなかった露出 |
| Search Consoleの表示回数 | AIの枠にURLが出た回数 | クリックした人のその後 |
| AIへの質問による確認 | 自社名や自社ページが回答に出るか | 実際に何人が見たか |
| 問い合わせの記録 | 最終的な成果 | どの経路で知ったかの一部 |
4つを合わせて、ようやく全体が見えます。
GA4だけで全体を判断しないことが、数字を使うときの第一歩です。
売れるサイトはみな謙虚
ここで、AIから来た人が着地するページの話をします。
「売れるサイトはみな謙虚」は、弊社がホームページ作りで大事にしている考え方です。
ページに足すものを考えるより先に、引くものを考える。それだけの考え方です。
AIから来た人は、答えの途中で来ている
AIから来た人は、AIの回答を少し読んでから、リンクを押している。そう考えてページを見直します。
質問の答えの一部はすでに頭に入っていて、確かめたい点や、続きがあるから来ています。
その人に、会社の沿革や代表のあいさつから見せても、探しているものに届きません。
ページの冒頭には、AIが引用した答えの続きを置きます。
着地ページから、足すものより引くものを探す
AIから来た人が多いページを開いて、読み進める前に邪魔になりそうなものを探します。
大きな画像、動くスライダー、関係の薄い案内。冒頭にあるそれらは、答えにたどり着くまでの距離を延ばします。
一度に全部を直す必要はありません。
AIの回答に選ばれた1ページから、1つずつ引き算をします。
冒頭の書き換えは、答えを先に置くだけでよい
たとえば、AIの回答から来た人が着地する説明ページの冒頭が、「当社は創業以来、地域のお客様とともに歩んできました」で始まっていたとします。
訪れた人が知りたいのは、「この作業にかかる期間」や「頼める範囲」のような、質問の答えの続きです。
冒頭を、「この作業は、たいてい1週間で終わります」のように、質問への答えから始まる一文に変えます。
沿革や理念は、答えを読んだ人が知りたくなったときに読める位置へ下げます。
文章を足さなくても、順番を入れ替えるだけで、ページの働きが変わります。
着地ページを点検する項目を表にする
| 点検する場所 | 見ること | 直し方 |
|---|---|---|
| ページの冒頭 | 質問への答えが最初の数行にあるか | 答えを先に書く |
| 見出し | 質問の言葉で書かれているか | 質問の言い回しに寄せる |
| 次の行動 | 読み終えた人が進む先が1つか | 案内を1つに絞る |
| 表示の速さ | 画像が重くないか | 大きな画像を減らす |
| 更新日 | 古い情報が残っていないか | 数字と日付を新しくする |
直したあとは、同じページの「エンゲージメントのあったセッション」を、次の月に見ます。
3か月ほど続けると、直した効果が少しずつ表に出てきます。
AI流入を、毎月15分で見る手順
ここまでの内容を、毎月の作業にまとめます。
月初に15分ほど取れば、同じ手順で数え直せます。
手順1:標準の行で、全体の数を見る
「レポート」、「集客」、「トラフィック獲得」を開き、期間を前月に合わせます。
「AI アシスタント」の行の「セッション」を、メモに写します。
カスタム チャネル グループを作ってあれば、その行も写します。
手順2:参照元の一覧で、取りこぼしを探す
ディメンションを「セッションの参照元/メディア」に切り替えて、AIらしい名前の行を探します。
見慣れない名前の行があれば、メモに残します。
3か月続けて出てくる名前は、正規表現に加えます。
手順3:着地ページと、その後の動きを見る
探索で、AIの参照元に絞った表を開きます。
「ランディング ページ」「セッション」「エンゲージメントのあったセッション」「キーイベント」を並べます。
先月と比べて、着地ページの顔ぶれが変わったかを見ます。
手順4:Search Consoleで、AIの枠への表示を見る
Search Consoleに生成AIのパフォーマンス レポートがあれば、表示回数の増減を見ます。
GA4では分けられないAIによる概要やAIモードの動きを、ここで補います。
月次の記録を表にする
| 項目 | 毎月写す数字 | 置き場所 |
|---|---|---|
| AI アシスタントのセッション | 標準の行の数 | 月次メモ |
| 取りこぼしの候補 | 見つけた参照元の名前 | 月次メモ |
| 着地ページ上位 | 上位3ページの名前と数 | 月次メモ |
| AIの枠への表示回数 | Search Consoleの数字 | 月次メモ |
| 式の変更日 | 変えた日付と内容 | 月次メモ |
同じ表に毎月書き足していくと、3か月後には推移が見えます。
社内に報告するときの一文の型
数字を集めても、経営者に伝わる形にしないと、判断に使われません。
報告は、次のような一文にまとめると、短くても必要なことが入ります。
「前の3か月のAIアシスタントは◯セッション。着地ページ上位は◯◯の記事で、問い合わせにつながったのは◯件。次の3か月は、この記事の冒頭を直す」
数字の部分だけを入れ替えて、毎回同じ型で書きます。
型が決まっていると、担当者が替わっても、報告の中身がぶれません。
担当者が替わっても続くように、手順を残す
月次の作業は、手順が頭の中にあるだけだと、担当者が替わった時点で止まります。
画面の名前と、使っている式を、文章にして残します。
特に、カスタム チャネル グループの正規表現は、貼り付けたものをそのまま保存します。
式の変更日も、同じ場所に書き足します。
やりすぎて逆効果になること
数えることに力を入れすぎると、本来の仕事から遠ざかります。
よくある失敗を、先に挙げておきます。
参照元を無理に追いかけて、時間を使いすぎる
見慣れない参照元を1件ずつ調べ始めると、半日があっという間に過ぎます。
1件のセッションの出どころを突き止めても、判断は変わりません。
月に15分と決めて、超えそうなときは打ち切ります。
短い語で絞って、関係ないものを集める
前の章の表で書いたとおり、短い語で絞ると、AIと関係のない参照元まで拾います。
拾った数字が大きく見えても、中身が違えば意味がありません。
サービス名は、ある程度長い語で書きます。
小さな数字に反応して、サイトを大きく作り替える
AIの流入が少ないからといって、サイト全体を作り替える必要はありません。
数字は小さいので、判断の根拠としては弱すぎます。
着地ページの冒頭を整えるような、小さな直しから始めます。
計測だけして、直さない
毎月数字を写すだけで、ページを一度も直さない運用になることがあります。
数字を見たら、ページを1つ直すところまでを、月次の仕事にします。
よくある質問
Q1:GA4で、ChatGPTからの流入はどこで見られますか?
左メニューの「レポート」から「集客」、「トラフィック獲得」を開き、「セッションのデフォルト チャネル グループ」の「AI アシスタント」の行を見ます。
公式ヘルプは、ChatGPTやGeminiなどからの流入をこのチャネルに分けると説明しています。
行がないときは、ディメンションを「セッションの参照元/メディア」に切り替えて、参照元の名前で探します。
Q2:GoogleのAIによる概要から来た人は、GA4で分けられますか?
分けられません。
公式ヘルプは、AIによる概要とAIモードを「AI アシスタント」から除外すると書いています。
そのクリックは通常の検索と同じ「オーガニック検索」に数えられます。
GA4の数字の増減から、AIによる概要の影響を逆算することも、材料が足りないのでおすすめしません。
AIの枠への表示回数は、Search Consoleの生成AIのパフォーマンス レポートで見られます。
Q3:「AI アシスタント」の行が、そもそも出てきません
期間内に来訪がないか、別のチャネルに入っている可能性があります。
期間を28日か90日に広げ、参照元の一覧で探してください。
見つかったのに行がない場合は、カスタム チャネル グループで自分の枠を作れば、毎月の表に並びます。
作ったチャネルは、「参照」より上に並べることだけ忘れないでください。
Q4:正規表現を入れても、何も表示されません
初期設定が完全一致であることを、まず疑います。
式の前後に「.*」を付けて、部分一致にします。
大文字と小文字も区別されるので、参照元の表記に合わせて小文字で書きます。
それでも出ないときは、式を短く区切って試します。
サービス名を1つだけ入れた式で出るかを見て、出たものから順に足していくと、どこで外れているかが分かります。
Q5:AIからの流入が少なくても、AI対策は意味がありますか?
GA4の数字だけでは、意味の有無は判断できません。
数えられるのは、リンクが押された分だけだからです。
AIの回答に自社が出ているかは、AIに質問して確かめます。数字が小さいうちは、着地ページを整えることを先にします。
数字が増えてから慌てて整えるより、小さいうちに型を作っておくほうが、あとで楽になります。
まとめ
GA4でAIからの流入を数えるには、順番を決めて見ます。
最初に、トラフィック獲得レポートの「AI アシスタント」の行を見ます。
次に、参照元の名前で取りこぼしを探します。
細かく見るなら探索で、毎月追うならカスタム チャネル グループを使います。
GoogleのAIによる概要とAIモードは、GA4では分けられません。
Search Consoleの生成AIのパフォーマンス レポートで、表示回数を別に見ます。
数字が出ないときは、期間、分類、参照元の欠け、式の書き間違いの順に疑います。
小さな数字は、月ごとの増減を追わずに、3か月の合計と着地ページの顔ぶれで読みます。
数えた先で決めるのは、着地ページの直し方と、次に書く記事の方向です。
今日できる点検
| やること | 開く画面 | 目安の時間 |
|---|---|---|
| 「AI アシスタント」の行を探す | レポート、集客、トラフィック獲得 | 5分 |
| 期間を90日にして、数字を写す | 同じ画面の右上 | 2分 |
| 参照元の一覧でAIらしい名前を探す | 表のディメンションの切り替え | 10分 |
| 着地ページを1つ決める | 探索、ランディング ページ | 10分 |
| 冒頭に答えを先に書き直す | 自社サイトの編集画面 | 20分 |
全部を今日終える必要はありません。
先頭の行だけでも、今日開いておくと、自社のAI流入の現在地が分かります。
書いた数字をメモに残すと、来月の自分が比べられます。
出典は、Googleアナリティクス ヘルプの「デフォルト チャネル グループ」「カスタム チャネル グループ」「トラフィック獲得レポート」「正規表現について」、Google検索セントラルの「AI 機能とウェブサイト」と、Search Consoleの生成AIパフォーマンス レポートを紹介したブログ記事、総務省の令和8年版情報通信白書です。
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