自分のブログに、他のサイトで売っている自分の作品へのリンクを貼った。ところが「rel=nofollowを付けるべきか」が分からない。付けなかったらペナルティを受けるのだろうか。
先日、Q&Aサイトでこのような悩みを拝見しました。質問した方は、無料のブログサービスで書き始めたばかりで、nofollowの使い方がいまひとつ理解できないと書いていました。
同じ疑問を持つ経営者やWeb担当者は多いはずです。制作会社に任せたサイトのソースを開いたら、見慣れない「rel」という文字が並んでいた、という場面もあるでしょう。この記事は、そういう方に向けて書いています。
先に答え:nofollowは、リンクと自社サイトの関係を検索エンジンに伝える印
結論から言います。nofollowとは、リンクに付ける「rel属性」の値のひとつです。そのリンクを、自社サイトの推薦として受け取らないでほしいと、検索エンジンに伝える印になります。
Googleの公式文書は、リンクの関係を伝える値を3つ挙げています。広告や有料のリンクには sponsored、コメント欄などユーザーが書いたリンクには ugc、どちらにも当てはまらず関連付けたくないリンクには nofollow です。
質問者の疑問への答えも、ここで出しておきます。自分の作品を紹介するために、自分の作品ページへリンクを貼るだけなら、この値は付けなくて構いません。付けなかったことで罰を受ける場面ではありません。
その理由を、この記事で順に確かめます。
| 値 | 付けるリンク | 公式文書での位置づけ |
|---|---|---|
| sponsored | 広告・有料掲載・対価のあるリンク | 広告や有料プレースメントのリンクに付ける値 |
| ugc | コメント欄・フォーラムなど、読者が書いた内容の中のリンク | ユーザー作成コンテンツのリンクに推奨される値 |
| nofollow | 上の2つに当てはまらず、自社サイトと関連付けたくないリンク | その他の適切な値が無いときの値 |
| 何も付けない | 自分で選んで出す、通常のリンク | rel属性を追加する必要がない |
この表の一番下の行が、いちばん多くなるはずです。リンクのほとんどには何も付けません。
この記事が確かめた資料
この記事は、次の資料を2026年11月5日に実際に開いて読んでから書いています。
- Google検索セントラル「Google にアウトバウンド リンクの関係性を伝える」(日本語版・2026年3月8日更新)
- Google検索セントラル「Google のリンクに関するベスト プラクティス」(日本語版・2025年12月31日更新)
- Google検索セントラル「SEO スターター ガイド」(日本語版・2025年12月18日更新)
- Google検索セントラル「スパムに関するポリシー」(日本語版・2026年9月2日更新)
- Google検索セントラル「robots meta タグ、data-nosnippet、X-Robots-Tag の指定」(日本語版・2026年3月25日更新)
- Google検索セントラルブログ「進化する nofollow – リンクの性質を識別する新しい方法」(2019年9月10日)
- Google検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」(日本語版・2025年12月31日更新)
- HTMLの仕様(WHATWG)のリンクの種類の節
- WordPressの開発者ブログ(WordPress 5.3での ugc の追加を解説した記事・2019年10月3日)
- WordPressの公式ドキュメント「ボタンブロック」
書くのは、そこで確かめられた範囲だけです。確かめられなかったことは「公式に記載なし」と書きます。
言葉の意味を、順に分けて読む
ここからは、言葉の意味を確かめます。「nofollow」は、英語の「follow(たどる)」に否定を表す語が前に付いた形です。
直訳すれば「たどるな」になります。ただし、いまの意味は、それより少し柔らかくなっています。
HTMLの仕様が定めている意味
HTMLの仕様(WHATWG)は、この値をリンクの種類のひとつとして定めています。仕様の説明を要約すると、そのリンクがページの作者や公開者に推薦されたものではないこと、またはリンク先が主に商業上の関係があって載せられたことを示す値です。
つまり、この値の本来の意味は「このリンクは、うちが太鼓判を押しているわけではない」という表明です。検索エンジンへの命令として生まれた言葉が、仕様の上では「推薦していない」という注釈として整理されています。
検索エンジンでの意味:評価を渡さない合図
検索エンジンは、あるページが他のページからリンクされていることを、そのページの手がかりのひとつにします。リンクを貼ることは、リンク先への「信任票」のように働く面があるからです。
この値を付けたリンクは、その信任票として数えないでほしいという合図になります。広告や、誰が書いたか分からないコメントのリンクにまで票を与えてしまうと、順位の操作に使われるためです。
2005年の始まりと、2019年の変更
Google検索セントラルブログは、2019年の記事で「15年ほど前」にこの値がコメントスパムの対策として導入されたと書いています。同じ記事によれば、導入からまもなく、広告関連のリンクを示すためのGoogleの推奨方法のひとつにもなりました。2005年以降にウェブが進化したため、この値も進化させる時期が来たというのが、2019年の発表の趣旨です。
同じブログは、2019年9月10日に、新しい値の sponsored と ugc を発表しました。この日から、この値の扱いも変わっています。次の章で、その変化を表にします。
変更の中身を表で見る
2019年の発表で、何が変わったのかを表にします。公式ブログの記述をそのまま整理したものです。
| 項目 | 2019年9月より前 | 2019年9月の発表で変わったこと |
|---|---|---|
| 値の数 | 1つだけ | sponsored と ugc が加わり、3つになった |
| 検索エンジンの扱い | リンクを評価に使わない | すべての値が「どのリンクを考慮または除外すべきかのヒント」になった |
| ランキングでの適用 | 命令として扱われていた | 発表の時点で、ヒントとして有効になった |
| クロールとインデックス登録 | 命令として扱われていた | 2020年3月1日から、nofollowがヒントになった |
| 既存の指定 | そのまま使える | 変更する必要はないと明記された |
公式ブログは、ヒントになった理由も書いています。リンクには、リンク内の言葉がリンク先の内容を表しているなど、検索の改善に役立つ情報が含まれているからです。
不自然なリンクのパターンを見つける手がかりにもなります。そのため、他のシグナルと合わせて使うヒントにしたと説明されています。
「命令」から「ヒント」になった、とはどういうことか
公式ブログの一文を、そのまま引きます。
「すべてのリンク属性(sponsored、ugc、nofollow)は、Google 検索でどのリンクを考慮または除外すべきかに関するヒントとして扱われます。」
この引用の意味を、1つだけ補います。この値を付けても、Googleがそのリンクを必ず無視するとは限りません。付ける側は、確実な遮断のつもりで使わないほうが安全です。
それでも、ヒントを付ける意味は残ります。付ける側の意思を示すことで、広告のリンクが対価の関係にあることを正直に申告できるからです。
rel属性の3つの値の使い分け
ここが、この記事でいちばん大事な章です。リンクを置くたびに、3つの値のどれを使うかを決める必要があります。
sponsored:お金や物のやりとりがあるリンク
sponsored は、広告や有料のプレースメントのリンクに付けます。公式文書は、一般に「有料リンク」と呼ばれるものを指すと説明しています。
自社サイトに、他社の広告バナーを載せてリンクさせる場合が当てはまります。紹介料が発生する紹介リンクや、商品を無償で受け取って書いた記事のリンクも、対価がからむ点で同じ扱いになります。
Googleの「Google のリンクに関するベスト プラクティス」は、こう書いています。
「リンクに関して何かの形で支払いを受け取っている場合は、sponsored または nofollow でリンクを修飾してください。」
ugc:読者が書き込んだ内容の中のリンク
ugc は、ユーザー作成コンテンツを意味する略語です。コメントやフォーラムの投稿など、サイトの運営者以外が書いた内容の中のリンクに付けます。
同じベスト プラクティスの文書には、次の記述があります。
「フォーラム セクションや Q&A サイトなど、ユーザーがサイトにリンクを挿入できる場合も、ugc または nofollow を追加します。」
自社サイトに口コミ欄や質問投稿欄がある場合は、読者が書いたリンクが自動でこの値になるかどうかを、一度確かめる価値があります。確かめ方は後の章で書きます。
nofollow:どちらにも当てはまらないが、関連付けたくないリンク
nofollow は、sponsored にも ugc にも当てはまらないときの値です。公式文書は、次のように説明しています。
「リンクにその他の適切な値がなく、そのリンクとサイトを関連付けたくない場合」に使う、という位置づけです。
この「その他」の例を、公式のベスト プラクティスが具体的に挙げています。大好きなチーズを厳しく批判する記事が出たので反論の記事を書くが、そのリンク先にランキング評価を与えたくない、という場面です。要するに、信用していない相手への、対価のないリンクです。
2つの値を同時に書く場合
公式文書は、複数の値をスペース区切りかカンマ区切りのリストで書けると説明しています。たとえばコメント欄のリンクなら、ugc ともう1つの値を並べた書き方が例に出ています。
2019年のブログには、従来の値を新しい値と並べて書くのは有効で、新しい値に対応していないサービスとの下位互換性のために使える、とあります。
値を間違えたら、どうなるか
公式ブログは、よくある質問のひとつとして、これを取り上げています。結論は、スポンサー リンクの場合を除けば、間違った属性というものはない、です。
ユーザー作成コンテンツや広告以外のリンクに sponsored を使っても、ヒントとして認識されます。影響があったとしても、他のページに対するクレジットと見なされない程度のことだと、書かれています。
困るのは逆の場合です。ブログの原文では「その逆は問題です」と書かれ、明らかな広告リンクやスポンサー リンクには sponsored か nofollow を使うよう求められています。
| 状況 | 付けた値 | 公式ブログの説明 |
|---|---|---|
| 広告ではないリンク | sponsored | ヒントとして認識される。影響があっても、他ページへのクレジットと見なされない程度 |
| ユーザー作成コンテンツのリンク | sponsored | 同じく、影響があっても他ページへのクレジットと見なされない程度 |
| 明らかな広告リンク | どちらの値も付けない | 問題とされている。どちらかを使うよう求められている |
| 明らかな広告リンク | nofollow | 問題ない。sponsored が推奨だが、同じように扱われる |
弊社の整理では、迷ったときは「広告なら sponsored、読者の書き込みなら ugc、それ以外で関連付けたくないなら nofollow」の順で考えます。公式の説明の範囲に収まる決め方です。
付けるリンクと付けないリンクを、種類ごとに決める
3つの値が分かったので、次は実際のリンクに当てはめます。リンクの種類ごとに、付けるかどうかを表にしました。
| リンクの種類 | 付ける値 | 判断の根拠 |
|---|---|---|
| 広告バナー、有料掲載のリンク | sponsored | 公式文書が、広告や有料プレースメントに指定している |
| 紹介料の出る紹介リンク | sponsored | 対価がからむ。スパムポリシーも、リンクに関する金銭のやり取りに触れている |
| 商品の提供を受けて書いた記事のリンク | sponsored | スパムポリシーが、商品を送る代わりにリンクを設定してもらう行為を挙げている |
| コメント欄・口コミ欄の読者が書いたリンク | ugc(または nofollow) | ベスト プラクティスが指定している |
| 信用できない相手へのリンク | nofollow | 情報提供元を信用していない場合にだけ使う、と公式が書いている |
| 公的機関や論文など、出典として示すリンク | 何も付けない | 出典を引用することは、自社の信頼性を高めると公式が書いている |
| 自分の作品や別のサイトへのリンク | 何も付けない | 対価も不信も無いため、通常のリンクでよい |
| 自社サイト内のリンク | 何も付けない | 公式文書は、自サイト内のリンクにはrobots.txtを案内している |
表の上半分は「付ける」、下半分は「付けない」です。1つずつ見ていきます。
付けるリンク1:お金や物が動いているリンク
判断の軸は、リンクの裏にお金や物のやり取りがあるかどうかです。紹介料が発生する場合も、商品を無料で受け取った場合も、どちらも当てはまります。
Googleのスパムに関するポリシーは、リンクスパムの例として、リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りする行為を挙げています。商品を送る代わりに、商品について書いてリンクを設定してもらう行為も例に載っています。
ただし、同じポリシーの文章は、続けてこう書いています。
「Google は、リンクの売買も、広告やスポンサー活動を目的として行われる限り、ウェブ上での通常の経済活動の一環だということを理解しています。」
つまり、広告を載せること自体は問題になりません。問題になるのは、対価のあるリンクを、検索順位に効く普通のリンクとして出すことです。
公式ポリシーは、その解決を、こう示しています。rel=”nofollow” や rel=”sponsored” を設定している限り、Googleのポリシーに対する違反にはなりません。
付けるリンク2:読者が書き込める場所
コメント欄や質問の投稿欄は、運営者の知らないところでリンクが増える場所です。スパムの書き込みも入ります。
Googleの「SEO スターター ガイド」は、フォーラムの投稿やコメントなどのユーザー作成コンテンツを受け入れている場合に、ユーザーが投稿したリンクに必ず nofollow などの注釈が付くよう、CMSを設定するよう求めています。理由は、書いたのが他人であり、そのリンク先を無条件に自分のサイトと関連付けたくないからと説明されています。
Googleのスパムに関するポリシーは、ブログへのスパムコメントやフォーラムのスレッドへのスパム投稿を、ユーザー生成スパムの例として挙げています。
付けるリンク3:信用できない相手へのリンク
公式のベスト プラクティスは、使う場面を限定しています。
「nofollow は情報提供元を信用していない場合のみ使用し、すべての外部リンクに使用することは避けてください。」
「SEO スターター ガイド」にも、同じ趣旨の記述があります。管理外のページにリンクするときはリンク先が信用できるか確認し、信用できなくてもリンクが必要なら nofollow などの注釈を付ける、という流れです。
この注釈を付ける理由として、Google検索でのランキングへの悪影響を防げる、と書かれています。
付けないリンク1:出典として示すリンク
自社の主張の裏付けとして、官公庁や学会のページへリンクする場合を考えます。
ベスト プラクティスには「他のサイトへのリンクを用意することは問題にはなりません」とあり、情報提供元を引用して自分のサイトの信頼性を高められる、と続きます。出典を示すリンクは、この値の対象ではありません。
付けないリンク2:自分の作品や、自分が管理する別のページへのリンク
冒頭の質問に戻ります。自分の作品を売っている別のサイトへ、自分のブログからリンクを貼る場合です。
公式文書の整理では、Googleに無条件でフェッチと解析を行わせる通常のリンクには、rel属性を追加する必要がありません。対価の受け渡しも、相手への不信も無いなら、これに当てはまります。
質問への答えは、付ける必要はなく、付けなかったことの罰も公式文書には書かれていない、です。
ただし、1点だけ注意があります。その別のサイトで、自分の作品を売ることで報酬を受け取る形(紹介料の仕組み)になっている場合は、対価のあるリンクに近くなります。その場合は sponsored を検討します。
付けすぎの誤り:全部に付けると、何が起きるか
この値を付けておけば安全だと考えて、外部リンクのすべてに付ける運用を見かけます。公式のベスト プラクティスは、これを明確に避けるよう求めています。
すべての外部リンクに付ける運用が、損になる理由
外部リンクを適切に出すことは、公式の文書で、サイトの信頼性を高める行為として説明されています。出典を示す、背景を補う、読者を関連するページへ案内する、といった役割です。
その全部にこの値を付けると、どのリンクも「推薦しない」という印になります。読者にとっては役に立つ案内でも、検索エンジンへの申告は逆になってしまいます。
弊社の整理では、リンクごとに、付ける理由を1行で言えるかを確かめます。言えないリンクには付けません。
内部リンクには付けない
自社サイト内のページ同士のリンクに、この値を付けるのは、公式文書の想定していない使い方です。
「Google にアウトバウンド リンクの関係性を伝える」には、次の記述があります。
「自サイト内のリンクについては、robots.txt の disallow ルールを使用します。」
つまり、自サイト内のページを検索エンジンにたどらせたくない場合の道具は robots.txt です。この値は使いません。この文書は、自分のサイト内のページへのリンクをGoogleがフェッチできないようにする必要がある場合も、同じ答えを出しています。
さらに、ページがインデックスされないようにしたいときは、クロールを許可したうえで noindex のrobotsルールを使うよう案内されています。
なお、ベスト プラクティスの文書は、関心のあるすべてのページに、同じサイト上の少なくとも1つ以上の別のページからのリンクがあることを推奨しています。内部リンクにこの値を付けると、この推奨と向きが逆になります。
内部リンクの設計そのものは、別の記事で詳しく扱っています。ハブになるページの作り方は、内部リンクの設計とハブページの作り方の記事をご覧ください。
弊社の公開記事で、リンクのrelを数えた
ここまでは公式文書の話でした。実際のサイトでは、どうなっているのか。弊社の公開記事で数えてみました。
測り方と結果
2026年11月5日に、kenkyo.aiの公開記事のうち、公開日が新しい1,200本(2026年7月25日から11月5日までの公開分)を取得しました。本文のHTMLにある、リンクの数を数えています。
結果を表にします。
| 項目 | 個数 |
|---|---|
| リンクの総数(http で始まるもの) | 6,870個 |
| kenkyo.aiの内部リンク | 5,999個 |
| 外部リンク | 871個 |
| 外部リンクを1つ以上含む記事 | 200本 |
| 3つの値のいずれかが付いたリンク | 0個 |
内部リンクの5,999個にも、外部リンクの871個にも、3つの値はいずれも付いていませんでした。0個です。
外部リンクの871個のうち、835個にはrelとして「noopener」だけが付いていました。これは、リンクを別のタブで開くときに付く値で、検索エンジンへの申告とは別の目的の値です。
外部リンクの行き先は何だったか
行き先を数えると、Google検索セントラルの文書が465個、論文の公開サイトが300個余り、官公庁のページが十数個でした。残りは、弊社の予約カレンダーなど自社の窓口です。
つまり、弊社の外部リンクの大半は、出典として示すためのものです。前の章の表で言えば「付けない」の行にあたります。
この実測が示すのは、付けない運用が自然だった、という事実です。弊社の記事には、広告も、紹介料のあるリンクも、読者が書き込む欄もありません。だから0個でした。
もし自社サイトに広告や口コミ欄があるなら、0個ではおかしいことになります。自社のソースを開いて数えることが、いちばん確かな点検になります。数え方は、WordPressの章で書きます。
metaタグのnofollowとの違い
この値には、もうひとつの使い方があります。ページの
に書く、robots metaタグの nofollow です。リンク1つに付けるのとは、対象の広さが違います。対象の広さで見分ける
Googleの「robots meta タグ、data-nosnippet、X-Robots-Tag の指定」は、この値を次のように説明しています。
「このページ上のリンクをたどりません。」
指定がなければ、Googleはそのページ上のリンクを使って、リンク先のページを見つけることがある、とも書かれています。
| 比べる点 | リンクのrel=”nofollow” | robots metaタグのnofollow |
|---|---|---|
| 書く場所 | リンクのa要素の中 | ページの head の中 |
| 対象 | そのリンク1つ | そのページ上のリンクすべて |
| 使う場面 | 広告・信用できない先など、個別の判断 | ページ全体のリンクをたどらせたくないとき |
| 同じページの他のリンク | 影響を受けない | まとめて対象になる |
2つは、名前が同じでも書く場所が違います。リンク1つに付けるのか、ページ全体に付けるのかを、まず決めます。
組み合わせの例
robots metaタグは、noindex と nofollow を同時に指定できます。公式文書は、2つを「noindex, nofollow」として並べる書き方と、別々のmetaタグで書く書き方の両方を例に載せています。
「none」と書くと、noindex と合わせた指定になります。
ページ全体のこの値の使い方や、効かなくなる条件は、robots metaタグとX-Robots-Tagの記事に詳しく書いています。metaタグ全体の地図は、metaタグの記事で扱っています。
リンクの印は、リンク先を隠すものではない
公式文書には、押さえておくべき一文があります。
「一般に、このような rel 属性でマークアップされたリンクがたどられることはありません。」
そのあとに、続きがあります。リンクされているページは、サイトマップや他のサイトからのリンクなど、他の方法で発見されることがあるため、依然としてクロールされる可能性がある、と書かれています。
この値は、リンク先を検索結果から隠す道具にはなりません。検索結果に出したくないページには、noindex を使うのが公式の案内です。
WordPressでnofollowを付ける方法と、確かめ方
検索の候補には「nofollow をマーク」という言い方も出ています。マークする、とは、リンクにrel属性を付けることです。WordPressでの付け方を、場面ごとに整理します。
コメント欄のリンクは、最初から付いている
WordPressの開発者ブログによると、WordPress 5.3から、コメントの中のリンクと、コメント投稿者のURLには、rel=”nofollow ugc” が初期設定で付きます。このブログ記事は2019年10月3日の公開です。
この記事によれば、WordPressは1.5の時代から、リンクにこの値を付ける関数を持っていました。5.3で、ugc を一緒に付ける関数が追加されています。
つまり、WordPressの標準のコメント欄を使っているなら、読者のリンクの値は、自分で用意しなくても付きます。ただし、コメント欄を別のサービスに差し替えている場合は、その限りではありません。
ボタンのリンクには、設定欄がある
WordPressの公式ドキュメント「ボタンブロック」によると、ボタンブロックの詳細設定にはリンクの関係を指定する項目があります。リンクにrel属性を付ける欄で、検索エンジンへ、自分のページとリンク先の関係を伝えるものと説明されています。
広告や紹介リンクを、ボタンの形で置く場合は、この欄に sponsored を入れられます。日本語の画面での表記は、今回確かめられませんでした。
文章の中のリンクは、HTMLで書くのが確実
文章の途中のリンクに、この値やsponsoredを付ける標準の欄があるかどうかは、今回開いたWordPressの公式ドキュメントの範囲では確かめられませんでした。公式に記載を見つけられなかったため、ここは断定しません。
どの画面でも確実なのは、HTMLを直接書く方法です。ブロックの設定から「HTMLとして編集」を開き、リンクのa要素に rel を書き足します。
書き方の例を、1つだけ示します。
html
<a href="https://kenkyo.ai/" rel="sponsored">広告として載せるリンクの文字</a>
relの値を複数並べるときは、スペースで区切ります。公式文書の例にも、スペース区切りの書き方があります。
付いたかどうかの確かめ方
付けたつもりでも、保存の途中で消えていることがあります。公開したページで確かめるのが、いちばん確実です。
- 公開したページを、ブラウザで開く
- ページの空白部分を右クリックし、「ページのソースを表示」を選ぶ
- 検索の機能で、リンク先のURLの一部を探す
- そのリンクのa要素に、rel=”…” があるかを見る
見つかったa要素に、狙った値が入っていれば、付いています。入っていなければ、HTMLを直して保存し直します。
プラグインで自動で付ける場合の注意
プラグインで、外部リンクのすべてにこの値を自動で付ける設定を選べるものがあります。前の章で書いた通り、出典のリンクにまで付く設定は、公式のベスト プラクティスが避けるよう求める運用と同じです。
プラグインの名前は、ここでは挙げません。使っている場合は、設定が「すべての外部リンク」になっていないかを確かめます。
AIクローラーはnofollowをどう扱うか
AI検索の時代になって、「AIにも効くのか」を知りたい方がいます。ここは、確かめられた範囲だけを書きます。
公式文書で確かめた結果
2026年11月5日に、次の3つの公式文書を開いて、この値の記述を探しました。
| 確かめた文書 | リンク属性の記述 |
|---|---|
| Google検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」(2025年12月31日更新) | 公式に記載なし |
| OpenAIの公式ページ(クローラーとユーザーエージェントの説明) | 公式に記載なし |
| Anthropicのヘルプ記事(クローラーと、サイト所有者のブロック方法の説明) | 公式に記載なし |
3つのどこにも、この値を付けたリンクをAIがどう扱うかの説明はありませんでした。
OpenAIの文書とAnthropicのヘルプが案内しているのは、クローラーの名前(ユーザーエージェント)と、robots.txt での許可やブロックの方法です。
弊社の整理
公式に記載が無い以上、「付けたからAIに引用されなくなる」「付けると引用される」のどちらも、言えません。
弊社の整理としては、AIに自社の情報を読ませたいかどうかは、robots.txt や、ページそのものの作りで決めます。この値は、リンク先との関係を検索エンジンに伝えるための印、と割り切っておくのが、確かめられた範囲での使い方です。
自社のリンクが、他のサイトで印を付けて貼られていたら
ここまでは、自社が外へ出すリンクの話でした。反対に、他のサイトが自社へリンクを貼る側の話も、短く整理します。
印の付いたリンクをもらっても、意味はあるか
2019年の公式ブログは、リンクには、リンク内の言葉がリンク先のコンテンツを表しているなど、検索の改善に役立つ有益な情報が含まれる、と書いています。ヒントとして扱うのは、その情報を失わないためです。
ただし、この値のリンクがどの程度ランキングに影響するかについて、公式文書は数字を出していません。数字が無い以上、「効く」とも「効かない」とも書けません。
確実に言えるのは、リンクをたどって読者が来るという点です。この値が付いていても、クリックされれば、訪問は起きます。
他のサイトに、rel属性の扱いを指図しない
自社へのリンクに、rel属性を付けないでほしいと頼む行為には、注意が必要です。Googleのスパムに関するポリシーは、リンクスパムの例として、第三者のコンテンツ所有者に修飾属性を適用するかどうか選ぶ権利を与えずに、利用規約や契約でリンクを義務付ける行為を挙げています。
また、ランキングを上げる目的でリンクを売買する行為や、過剰な相互リンクも、同じ一覧に載っています。
被リンクを増やす考え方の全体像は、被リンク対策の記事で整理しています。ポリシー全体の一覧は、スパムに関するポリシーの記事に表があります。
迷ったときの判断の順番
リンクを1つ置くたびに、付ける値で迷う場面は多いと思います。ここまでの内容を、判断の順に並べ直します。
| 順番 | 問い | はいの場合 | いいえの場合 |
|---|---|---|---|
| 1 | リンクの裏に、お金や物のやり取りがあるか | sponsored を付ける | 2へ進む |
| 2 | 読者や第三者が書いた内容の中のリンクか | ugc を付ける | 3へ進む |
| 3 | リンク先を信用していないが、リンクは必要か | nofollow を付ける | 4へ進む |
| 4 | 自社サイトの中のリンクか | 何も付けない(制御したいなら別の方法) | 何も付けない |
この順番は、公式の3つの説明を、弊社が1本の流れにつなげたものです。公式文書そのものに、この表の順番が書かれているわけではありません。
リンクの文字そのものの書き方は、アンカーテキストの記事で扱っています。リンクの文字とrel属性は、1つのリンクに必ず両方がそろいます。
よくある質問
Q. nofollowを付けないと、ペナルティを受けますか?
対価のない通常のリンクであれば、付ける必要はありません。公式文書は、通常のリンクにrel属性を追加する必要がないと書いています。
注意が必要なのは、対価のあるリンクです。スパムポリシーは、リンクの売買が広告やスポンサー活動を目的とするなら、rel=”nofollow” か rel=”sponsored” が付いている限り違反にならない、と書いています。付けずに、順位を上げる目的でお金のやり取りをすると、ポリシー違反になる可能性があります。その場合の対処は、リンクの種類ごとの表に戻って決めます。
Q. noindexとリンクの印は、同じものですか?
違います。noindex は「検索結果にこのページを出さない」という指定で、nofollow は「このリンクをたどらない」という指定です。
robots metaタグの公式文書でも、2つは別のルールとして並んでいます。「none」と書くと、2つを合わせた意味になります。
Q. 外部リンクには、すべて印を付けたほうが安全ですか?
安全とは言えません。公式のベスト プラクティスは、情報提供元を信用していない場合のみ使い、すべての外部リンクに使うことは避けるよう求めています。
出典や、関連する別のサイトへの案内は、通常のリンクで出して構いません。
Q. 広告には、sponsoredと他の値のどちらを使っても同じですか?
2019年の公式ブログは、広告やスポンサー リンクには、どちらを使っても同じように扱われると書いています。そのうえで、sponsored の使用をおすすめしています。
すでにこの値を付けている場合は、変更する必要はなく、都合のよいときに移行すれば足ります。
Q. 印を付けたリンクは、AIに読まれなくなりますか?
公式には記載がありません。Googleの「AI 機能とウェブサイト」、OpenAIの公式ページ、Anthropicのヘルプを2026年11月5日に確かめましたが、どれにもこの値の記述はありませんでした。
読まれなくなるとも、読まれるとも、断定できません。
まとめ
この値とは、リンクに付けるrel属性の値のひとつです。そのリンクを、自社サイトの推薦として受け取らないでほしいと、検索エンジンに伝えます。
Googleの公式文書では、sponsored、ugc、nofollow の3つから選びます。広告や有料のリンクは sponsored、読者が書いたリンクは ugc、どちらでもなく関連付けたくないリンクは nofollow です。
2019年から、3つの値はどれも「ヒント」として扱われています。付ければ確実に遮断できるわけではありません。付ける意味は、対価の有無や信用の度合いを正直に申告するためです。
出典を示すリンクや、自分の作品へのリンクには、何も付けません。内部リンクにも付けません。自サイト内のページを制御したいときは、robots.txt や noindex を使います。
弊社の公開記事の実測では、外部リンクは871個ありましたが、3つの値が付いたものは0個でした。出典がほとんどだったため、付けないのが自然な運用でした。
今日できる点検
最後に、今日の作業としてできる点検を表にします。
| 点検 | 見る場所 | 直し方 |
|---|---|---|
| 広告・紹介リンクに sponsored があるか | 広告や紹介リンクを置いたページのソース | rel=”sponsored” を書き足す |
| 読者が書けるコメント欄・口コミ欄のリンクの値 | コメントが付いた記事のソース | ugc か nofollow が付くよう設定を直す |
| 出典のリンクに印が付いていないか | 出典を示した記事のソース | 付いていたら外す |
| 外部リンクの全部にrelが付く設定になっていないか | プラグインや、使っているテーマの設定 | 「すべての外部リンク」の設定を外す |
| 内部リンクに印が付いていないか | ナビゲーションやフッターのソース | 付いていたら外し、制御は robots.txt で行う |
| ページ全体のリンク指定が入っていないか | head の中のmetaタグ | 意図しない指定なら外す |
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
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