自社サイトの特定のページだけを、検索結果に出したくない。そう思ったとき、Googleに何をどう伝えればよいのでしょうか。
この記事では、Google検索セントラルの「Robots meta タグ、data-nosnippet、X-Robots-Tag の指定」を、英語版の原文から読みます。分かるのは、指定の置き場所、使える12種類のルール、指定が食い違ったときの扱い、更新の経緯です。
合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。このページを読むのは、自社サイトに入っている指定が意図どおりかを、原文の根拠で点検するためです。
結論:3行で言うと
- 指定はHTMLのmetaタグ、HTTPヘッダー(X-Robots-Tag)、文章に付けるdata-nosnippet属性の3か所に書けます
- 指定が読まれるのは、Googleがそのページをクロールできるときだけです。robots.txtで止めたページの指定は、見つけてもらえずに無視されます
- 指定が食い違うと制限の強いほうが適用されます。noarchiveなど3つのルールは、今のGoogle検索では使われていません
このページの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題(英語) | Robots meta tag, data-nosnippet, and X-Robots-Tag specifications |
| 日本語版の題名 | Robots meta タグ、data-nosnippet、X-Robots-Tag の指定 |
| 英語版の最終更新日 | 2026年3月24日 |
| 日本語版の最終更新日 | 2026年3月25日 |
| Google検索セントラルの中の位置(章) | 「Crawling and indexing」(クロールとインデックス登録)の中の「Page and content metadata」にある「Meta tags」(メタタグ)の下 |
| 直近の主な更新 | 2026年3月24日に、head以外に書かれたrobots metaタグの扱いの注記を追加 |
同じ「Meta tags」の下に、noindexだけを扱う別のページもあります。この記事の対象は、上の1ページだけです。
Googleがこのページで言っていること
置き場所と、読まれる条件
ページ全体への設定は、HTMLならmetaタグかHTTPヘッダー、それ以外のファイルならHTTPヘッダーに書きます。文章への設定は、HTML要素に付けるdata-nosnippet属性です。
どの設定も、クローラーがそのページにアクセスできるときにだけ読まれます。
metaタグのnoindexは、検索エンジンのクローラー向けの指定です。AdsBot-Googleのような検索以外のクローラーには、その名前を指定した別のタグが要る場合がある、と書かれています。
WordPressなどのCMSでHTMLを直接編集できないときは、CMSの検索エンジン向け設定画面を探すよう案内されています。
対象のクローラーを指定する
metaタグのname属性にrobotsと書くと、すべてのクローラーが対象です。name属性とcontent属性は、大文字でも小文字でも同じ意味です。
特定のクローラーだけを対象にするには、robotsの代わりにその名前を書きます。Googleが認識する名前は、テキスト検索結果全般のgooglebotと、ニュースのgooglebot-newsの2つだけで、ほかは無視されます。
HTMLのheadではなくbodyの中に書いたrobots metaタグも、Google検索は尊重します。この注記が2026年3月24日に加わりました。
X-Robots-Tag:HTML以外のファイルにも指定する
PDF、動画、画像にはmetaタグを書けないので、X-Robots-TagというHTTPヘッダーを使うよう案内されています。metaタグのルールは、すべてヘッダーでも指定できます。
ヘッダーは複数並べることも、カンマで区切って1行にまとめることもできます。ルールの前にクローラー名を付けると、検索エンジンごとに指定を変えられます。
ヘッダーの利点は、サイト全体に一括で指定できることです。Apacheの設定ファイルの例として、PDFすべてにnoindex, nofollowを付ける書き方が載っています。
使える12種類のルール
ルールは、カンマ区切りでも別々のタグでも組み合わせられます。ルール名は大文字でも小文字でも同じ意味です。
| ルール | 働き | 原文の注意点 |
|---|---|---|
| noindex | ページやメディアを検索結果に出さない | 書かなければ、登録されて表示される可能性がある |
| nofollow | ページ内のリンクをたどらない | 書かなければ、リンク先の発見に使うことがある |
| nosnippet | 文章のスニペットと動画のプレビューを出さない | 静止画のサムネイルは出ることがある。AI OverviewsやAIモードを含む全形式に及び、両機能の直接の入力にも使われなくなる |
| indexifembedded | 別のページに埋め込まれたとき、noindexがあっても内容を登録してよい | noindexと一緒に書いたときだけ効く |
| max-snippet:[数字] | 文章のスニペットの最大文字数 | 0はnosnippetと同じ、-1はGoogleに任せる。画像と動画には影響しない |
| max-image-preview:[値] | 画像プレビューの最大の大きさ | none、standard、large(表示領域の幅まで)の3つ |
| max-video-preview:[数字] | 動画スニペットの最大秒数 | 0は静止画まで、-1は制限なし |
| notranslate | 検索結果で翻訳を提供しない | 書かなければ、検索語と言語の違う結果のタイトルリンクとスニペットを翻訳することがある |
| noimageindex | ページ上の画像を登録しない | 書かなければ、画像が登録されることがある |
| unavailable_after:[日時] | 指定した日時以降は検索結果に出さない | 日時の形式はRFC 822、RFC 850、ISO 8601など。不正だと無視される |
残りの2つのうち、allは制限なしの初期値です。noneはnoindex, nofollowと同じ意味です。
max-snippetとmax-image-previewの上限が適用されない例外は、構造化データで別に許可した利用と、Googleとのライセンス契約にもとづく利用です。
使われなくなったルールと、食い違ったときの扱い
noarchive、nocache、nositelinkssearchboxの3つは、Google検索では使われず、書いても無視されます。noarchiveはキャッシュリンクの機能が、nositelinkssearchboxはサイトリンク検索ボックスの機能が、それぞれ無くなったことが理由です。
ルールが食い違えば、制限の強いほうが適用されます。max-snippet:50とnosnippetが両方あれば、nosnippetが働きます。
クローラーごとに別のルールを書いた場合は、制限するルールが合算されます。robots向けのnofollowとgooglebot向けのnoindexを並べると、Googlebotにはnoindex, nofollowとして解釈されます。
data-nosnippetと構造化データ
span、div、sectionの要素にdata-nosnippet属性を付けると、その中の文章はスニペットから外れます。値は無視されるので、falseと書いても外れます。
HTMLは正しく書き、タグを閉じる必要があります。描画の前にも後にも抽出が行われうるので、不確実さを避けるために、既存の要素の属性をJavaScriptで付け外ししないよう書かれています。
robots metaタグが調整するのは、Googleが自動で取り出す内容の量です。構造化データで渡した情報の利用は、article.descriptionなど一部の例外を除いて、そのまま続きます。
robots.txtとの組み合わせ
robots.txtでクロールを禁止したページでは、インデックス登録や表示の指定が見つからず、無視されます。指定を守らせたいURLは、クロール許可のままにしておく必要があります。
英語版と日本語版の違い
2026年10月8日に、英語版と日本語版を節ごとに読み比べました。節の構成、ルールの内容、コード例は同じで、違いは次の5点です(英語版を正としています)。
| 項目 | 英語版 | 日本語版 |
|---|---|---|
| 最終更新日 | 2026年3月24日 | 2026年3月25日。この1日に対応する内容の差は見つからなかった |
| 題名 | 見出しは「specifications」、ブラウザのタブ名は「Robots Meta Tags Specifications」 | 本文の見出しは「の指定」、ブラウザのタブ名は「の設定」、左の目次は別の表記と、3通りある |
| notranslateと、max-image-previewのstandard | どちらも「することがある」(may) | どちらも「することがある」に当たる語が無く、確実に起こる書き方になっている |
| CMSの節 | CMSには検索エンジン向けの設定画面などが「あるかもしれない」(might have) | 「用意されています」と言い切る書き方になっている |
| nosnippetの使用例の導入 | Googleに、スニペットを出さないよう指示する | 「ある特定のスニペット」と読める書き方。実際の対象はそのページのスニペット全体 |
更新の経緯
Googleの変更履歴(Search Central updates)から、このページに関わる項目を拾いました。Internet Archiveの保存版は、10月8日の時点でサービスが停止中で取得できませんでした。
| 日付 | 変更履歴に書かれていること |
|---|---|
| 2022年1月21日 | 新しいルールとして、indexifembeddedを追加 |
| 2023年10月18日、2024年5月14日、2025年3月5日 | このページに、SGE(nosnippetとmax-snippet)、AI Overviews、AIモードの情報を順に追加 |
| 2024年10月2日 | noarchiveを「過去のルール」の節へ移動。ほかの検索エンジンやサービスが使っている可能性があるので、タグを消す必要は無いとも書かれている |
| 2026年3月24日 | head以外に書かれたrobots metaタグの注記を追加。動作は変わらず、書かれていなかっただけ、と説明されている |
このページから、言えること・言えないこと
| 言えること | 言えないこと |
|---|---|
| noindexは、Googleがクロールできるページで読まれる | robots.txtで止めたページにnoindexを足せば、検索結果から消える、とは言えない |
| 指定が食い違えば、制限の強いほうが適用される | クローラーごとの別々の指定が、互いを打ち消す、とは言えない。制限が合算される |
| nosnippetとmax-snippetは、AI OverviewsとAIモードにも及ぶ | max-snippetの上限が、構造化データで別に許可した利用まで止める、とは言えない |
| noarchiveは、今のGoogle検索では使われていない | noarchiveのタグを、すぐ消す必要がある、とは言えない。変更履歴は消さなくてよいと書いている |
| これらは検索結果での表示(登録、スニペット、プレビュー、翻訳)を調整する | 順位を上げ下げする効果がある、とは言えない。このページは順位について何も書いていない |
中小企業の視点で、どう受け取るか
ここからはGoogleの説明とは別の、私の読み取りです。WordPressで作ったサイトを前提に、確かめる順序を考えます。
1. 大事なページ5つのソースを見る
トップ、サービス紹介、問い合わせ、よく読まれる記事から5つ選び、ブラウザで「ページのソースを表示」を開いて「robots」を検索します。noindex、nosnippet、max-snippetが入っていたら、誰が何のために入れたかを確かめます。
検索結果に載らない理由を探す手順は、公開した記事が検索に出てこないインデックス問題を順番に切り分ける診断手順に整理しました。この記事は公式ページの解説で、そちらは実務の手順です。
2. WordPressの公開設定を見る
管理画面の設定の「表示設定」で、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っていないかを確かめます。WordPressの開発者向け資料によれば、非公開の設定だとnoindexが出力されます。
SEO用のプラグインを入れているなら、投稿の編集画面にも、検索結果に出すかを切り替える欄があることが多いです。
3. 隠したいものによって、道具を選ぶ
- お礼ページやテスト用ページ:noindex。robots.txtとは組み合わせません
- PDFの資料:X-Robots-Tag。サーバーの設定が要るので、管理している担当者に依頼します
- ページ内の定型文だけ:data-nosnippet。ページ全体ならnosnippet
- 期間限定のキャンペーンページ:unavailable_after
nosnippetを入れると、検索結果の説明文が出なくなります。AI Overviewsとの関係は、AI Overviews対策とは?CTR低下データと中小企業が取るべき施策で整理しています。
4. noindexとrobots.txtを重ねない
自社のrobots.txtを開き、Disallowの行に、noindexを入れたURLが含まれていないかを見ます。含まれていたら、そのnoindexは無視されている状態です。
弊社のサイトで確かめたこと
2026年10月8日に、kenkyo.aiで次の確認をしました。Search Consoleの数字は私の手元で見られないため、この節の対象外です。
- トップページと記事1本のHTML(
curl -sL):robotsのmetaタグは1つで、内容はmax-image-preview:largeだけでした。nosnippet、max-snippet、data-nosnippetは0件でした - HTTPヘッダー(
curl -sI):トップページ、記事、記事内のPNG画像に、X-Robots-Tagはありませんでした。フィード(/feed/)にはnoindex, followが付いていました - 存在しないURL:HTTP 404が返り、HTMLにはnoindexが入っていました
- ログイン画面(/wp-login.php):
max-image-preview:large, noindex, noarchiveの3つが、カンマ区切りで入っていました
WordPressの開発者向け資料には、公開の設定のときmax-image-preview:largeが追加されると書かれています。トップページの値は、この説明と同じです。
robots.txtのDisallowの行は、/wp-admin/の1行だけです。ログイン画面は止められていないので、そのnoindexはGoogleがクロールすれば読める位置にあります。
よくある質問
robots metaタグにnoindexを入れたのに、ページが検索結果に残るのはなぜですか
このページが、指定が無視される場合として書いているのは、そのURLがrobots.txtでクロール禁止になっている場合です。指定が見つからないので、無視されます。
X-Robots-Tagとrobots metaタグは、どちらを使えばよいですか
HTMLのページならmetaタグで足ります。PDFや画像のようなHTML以外はX-Robots-Tagを使い、使えるルールはどちらも同じです。
data-nosnippetは、WordPressの投稿に書けますか
原文が扱うのは一般的なHTMLの書き方で、WordPress固有の手順は範囲外です。
使える要素はspan、div、sectionで、HTMLが正しく閉じていることが条件です。公開後にページのソースで、属性が残っているかを確かめるのが確実です。
まとめ:今日できる1つのこと
自社の大事なページを1つ選び、ページのソースで「robots」を検索してください。noindexやnosnippetが入っていれば、意図したものかを確かめます。
この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
生成AIに引用されるページを、お話しいただくだけでお作りします。お時間をいただくのは初回15分のヒアリングだけです。まず1ページ、無料でお作りします。
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