自社サイトの文章の中に「詳しくはこちら」と書いて、その文字にリンクを付けている。それで困ったことは一度もない。
けれど、SEOの記事を読むと「アンカーテキストを工夫しましょう」とよく書いてある。何をどう直せばよいのか、具体的に知りたい。この記事は、そう考えている経営者やWeb担当者に向けて書いています。
結論から言います。アンカーテキストとは、リンクとして画面に表示される文字のことです。Googleの公式文書は、よいアンカーテキストの条件を3つ挙げています。内容が具体的であること、適度に短いこと、そして、リンクを置いたページとリンク先のページの両方に関係があることです。
Googleは、この文書で次のように書いています。
「良いアンカー テキストとは、内容が具体的で、適度に簡潔で、テキストが掲載されているページとリンク先のページの両方に関連があるテキストです。」
この3条件を、リンクを1つ書くたびに確かめられる形にしたのが、この記事の中心です。「こちら」を直すだけの話では終わりません。
この記事は、次の資料を2026年11月5日に実際に開いて読んでから書いています。
- Google検索セントラル「Google のリンクに関するベスト プラクティス」(日本語版・2025年12月31日更新)
- Google検索セントラル「SEO スターター ガイド」(日本語版・2025年12月18日更新)
- Google検索セントラル「スパムに関するポリシー」(日本語版・2026年9月2日更新)
- Google検索セントラル「AI機能とウェブサイト」(日本語版・2025年12月31日更新)
- Search Consoleヘルプ「リンクレポート」(日本語版)
書くのは、そこで確かめられた範囲だけです。確かめられなかったことは「公式に記載なし」と書きます。
先に答え:リンクの文字は、4つの問いで決める
アンカーテキストを書くときの判断を、4つの問いにまとめました。上から順に答えていくと、文字が決まります。
| 順番 | 問い | 公式文書の根拠 | 合格の目安 |
|---|---|---|---|
| 1 | リンクの文字だけを読んで、行き先が分かるか | 文脈を無視して文字だけを読んでも意味が通じるかを試す | 前後の文を隠しても内容が想像できる |
| 2 | 長すぎないか | 「不自然に長い」例が悪い例に載っている | 文の一部だけを、ひとかたまりの言葉にしてある |
| 3 | 前後の文と、リンク先の両方に関係があるか | 「両方に関連がある」ことが条件 | 前の文の流れから、自然に読める |
| 4 | 同じ語を無理に入れていないか | 「キーワードを詰め込んでいると感じるなら、実際にそうである可能性が高い」 | 声に出して読んでも不自然でない |
この4つの問いに、数字で答えを出す基準はありません。公式文書にも、文字数の目安や、1ページあたりのリンクの数の目安は書かれていません。
だから、基準を数字に置き換えようとせず、問いに照らして1つずつ判断します。
この記事の読み方
悩みの種類によって、読む節が変わります。
| いまの悩み | 読む節 |
|---|---|
| アンカーテキストが何なのか分からない | アンカーテキストとは |
| 「こちら」は本当に悪いのか知りたい | 「こちら」は、なぜ直したほうがよいのか |
| 自社のリンクを、どう書き換えればよいか知りたい | 書き換えの例 |
| 内部リンクと外部リンクで、書き方を変えるのか | 内部リンクと外部リンクの書き分け |
| キーワードを入れすぎて、罰を受けないか不安 | 同じ語を入れすぎると、どうなるか |
| AI検索との関係を知りたい | AIが段落とリンク先を読むとき |
| 自社のサイトを点検したい | 自社サイトのリンクを点検する手順 |
Q&Aサイトで見かけた、アンカーテキストを知らないという声
先日、Q&Aサイトでこのような悩みを拝見しました。ずいぶん前に投稿された質問ですが、いまも同じ疑問を持つ人は多いと思います。
投稿者は、相互リンクのやり方を調べていました。その中でアンカーテキストという言葉に出会い、何のことか分からなかったそうです。ナチュラルリンクやオーソリティサイトという言葉も、意味が分かりません。
さらに、具体的にどうリンクを貼るのかも分からない。何かをコピーして、どこかに貼り付けるのでしょうか、と質問していました。
回答は1件で、アンカーテキストの用語集を紹介し、リンクの書き方の見本を示すものでした。リンクの文字にあたる部分がアンカーテキスト(リンクテキストとも呼ぶ)だ、という説明です。
この質問が示している通り、言葉の意味が分からないと、どこを直せばよいかも分かりません。
この質問から読み取れる3つの迷い
質問の背景には、迷いが3つあります。
1つ目は、アンカーテキストという言葉の意味が分からないこと。2つ目は、リンクを貼る作業の中の、どの部分を指しているのかが分からないこと。3つ目は、相互リンクの周りにある専門用語が、まとめて難しく見えることです。
この記事は、1つ目と2つ目に答えます。3つ目のうち、リンクの売り買いや相互リンクのやりすぎに関する公式の説明は、後の節で扱います。
質問者の迷いに、先に短く答える
アンカーテキストは、リンクを貼るときに文字として見える部分です。リンクを貼る作業の中で、URLの次に決める項目だと考えると分かりやすくなります。
URLは「どこへ行くか」を決めます。アンカーテキストは、「その行き先を読む人にどう伝えるか」を決めます。
アンカーテキストとは:リンクとして見える文字
アンカーテキストは、画面でリンクとして表示される文字です。多くのブラウザでは、青い文字や下線で見えます。
Googleの文書は、アンカーテキストを次のように説明しています。
「アンカー テキスト(リンクテキストとも呼ばれます)は、テキストとして表示されるリンクです。このテキストはユーザーや Google に対して、リンク先のページについての情報を伝えます。」
日本語の記事では、リンクテキストやリンク文字、リンクの文言と書かれることもあります。Googleの日本語版の文書は「アンカー テキスト」と「リンクテキスト」の2通りで書いていて、同じものを指しています。
HTMLのどこに書くか
HTMLでは、aという要素で書きます。aの開始と終了のあいだに置いた文字が、アンカーテキストです。
html
<a href="https://kenkyo.ai/alt-zokusei/">alt属性とは</a>
この例では、hrefの中身がリンク先のURLで、「alt属性とは」がアンカーテキストです。Googleの文書にも、トウガラシの品種を紹介するページへのリンクで、同じ形の良い例が載っています。
リンクとして読まれる条件
Googleの文書は、リンクがGoogleに読まれる条件も書いています。次のとおりです。
「通常、リンクが href 属性を持つ HTML 要素(アンカー要素とも呼ばれます)である場合のみ、Google はリンクをクロールできます。」
つまり、見た目はリンクでも、hrefのない部品や、スクリプトだけで動くボタンは、Googleがリンクとして読めない場合があります。文字を直す前に、そもそもリンクとして読める形かどうかを確かめます。
| リンクの書き方 | Googleの文書での扱い |
|---|---|
hrefのあるa要素 |
推奨(Googleが解析できる) |
hrefのないa要素 |
非推奨(解析を試みることはある) |
span要素にhrefを付けたもの |
非推奨(同様に解析を試みることはある) |
a要素のonclickだけで移動するもの |
非推奨(同様に解析を試みることはある) |
javascript:で始まるリンク先 |
非推奨(同様に解決を試みることはある) |
アンカーテキストが空のとき
文字が1つもないa要素も、現場ではよく見かけます。Googleの文書は、これを悪い例として載せています。
そのうえで、「なんらかの理由で 要素が空になっている場合、代わりに title 属性の値がアンカー テキストとして使用されることがあります」とも書いています。あくまで代わりに使われることがある、という書き方で、title属性に頼ってよいとは書かれていません。
弊社の整理:アンカーテキストが決めるもの
ここからは、公式文書の記述を、弊社が整理した内容です。
アンカーテキストが決めるものは、3つあります。読む人が、リンクを押す前に行き先を予想できること。押したあとに、予想と合っていると感じること。そして、Googleがリンク先のページを理解する手がかりが増えることです。
3つ目はGoogleの文書にも書かれています。1つ目と2つ目は、読む人の側の話で、リンクを書く人が最も直接に変えられる部分です。
Googleが公式に書いていること:リンクの文字についての4つの記述
Googleの「リンクに関するベスト プラクティス」は、アンカーテキストについてかなりの分量を割いています。公式の記述を、順に整理します。
最初の記述は、リンクがGoogleにとって何なのか、です。
「Google は、ページの関連性を判断し、クロールする新しいページを見つける際にリンクをシグナルとして使用します。」
リンクは、新しいページを見つける道であり、ページの関連性を判断する材料でもある、という位置づけです。リンクの文字は、後者の材料に直接かかわります。
記述1:具体的で、簡潔で、両方のページに関連がある
2つ目の記述が、冒頭で引いた3条件です。具体的、適度に簡潔、両方のページに関連があること。
この文書はそのあとに、「アンカー テキストが良好であるほど、ユーザーはサイト内のナビゲーションが容易になり、Google はリンク先のページ内容を把握しやすくなります」とも書いています。
SEOスターターガイドにも、同じ趣旨の文があります。
「適切なアンカー テキストがあれば、ユーザーと検索エンジンは、リンクされたページにアクセスする前にその内容を簡単に把握できます。」
どちらの文書も、読む人とGoogleを並べて書いています。リンクの文字を、読む人のために直せば、Googleにとっても役に立つ、という書き方です。
記述2:悪い例は3種類ある
Googleの文書は、悪い例を3種類載せています。
| 悪い例の種類 | 文書にある例(弊社の言い換え) | 何が足りないか |
|---|---|---|
| 大雑把すぎる | 「こちら」「詳細」「ウェブサイト」「記事」 | 行き先の内容が、文字から分からない |
| 空 | 文字が何も入っていないa要素 |
伝える情報が文字として存在しない |
| 不自然に長い | 文の途中から最後までを、まるごとリンクにしたもの | どこを押せば何が起きるかが、はっきりしない |
大雑把すぎる例には、「こちら」「詳細」のほか、「ウェブサイト」や「記事」という普通の名詞も入っています。名詞を使えば具体的、とは限らないことが分かります。
記述3:文脈を無視して読むテスト
文書は、書いたアンカーテキストを確かめる方法も示しています。
「文脈を無視してアンカー テキストだけを読み、テキストが具体的でそれだけで意味が通じるかを試してください。」
前後の文を手で隠して、リンクの文字だけを読む。それで行き先が想像できなければ、書き直す。この確かめ方は、道具が要りません。紙に印刷した記事でも試せます。
記述4:隣り合うリンクは、離して置く
最後の記述は、リンクの置き場所です。
「リンクのすぐ隣にリンクを配置しないでください。」
文書は、悪い例として、文字を1つずつ別のページにリンクした例を載せています。読む人がリンク同士を区別しにくくなる、というのが理由です。それぞれのリンクの前後の文が失われる、とも書かれています。
「こちら」は、なぜ直したほうがよいのか
「こちら」を使ってはいけない、と公式文書が禁止しているわけではありません。文書が書いているのは、「こちら」のような言葉が、悪い例の1つ目に載っている、という事実です。
では、なぜ悪い例に載っているのか。理由を、読む人の側から整理します。
理由1:文字だけでは行き先が分からない
ページを速く読む人は、リンクの文字だけを拾って読むことがあります。このとき、「こちら」が5個並んでいても、どれが何のリンクかは区別できません。
「チーズの種類の一覧」と書いてあれば、押す前に行き先が分かります。差は、この1点です。
理由2:音声で読む環境でも、同じ問題が起きる
弊社が確かめられたのは、Googleの文書までです。音声での読み上げ環境や、ウェブアクセシビリティの規格が、リンクの文字をどう扱うかは、この記事では確かめていません。
デジタル庁のウェブアクセシビリティ導入ガイドブックを、今回の検索で確かめようとしましたが、リンクの文字についての記述までは開けませんでした。そのため、ここでは書きません。
理由3:読む人の期待と、合っているかが分からない
公式文書は、よいアンカーテキストの説明の中で、「リンクに文脈を与え、読み手の期待に沿うものです」と書いています。
「こちら」は、行き先について何も約束していません。押した先が期待と違っても、読む人は文句を言えません。約束が無いからです。具体的な文字は、押す前に約束をしています。
直すかどうかの判断表
すべての「こちら」を、今日すぐ直す必要はありません。優先順位を付けて、直す順番を決めます。
| リンクの種類 | 直す優先度 | 理由 |
|---|---|---|
| 問い合わせや申し込みへ進むリンク | 高い | 押される数が多く、行き先の期待が結果に直結する |
| 記事の中から、別の記事へ送るリンク | 高い | 文脈を無視して読むテストで、すぐ確かめられる |
| ボタンの文字 | 中くらい | 前後に説明がある場合が多い |
| 表の中の、行ごとのリンク | 中くらい | 行の見出しが文脈を補っている場合がある |
| 利用規約など、固定の場所にあるリンク | 低い | 場所が決まっていて、読む人が予想しやすい |
書き換えの例:悪い例から、具体的な文字へ
ここからは、公式文書の考え方を、日本の中小企業のサイトで見かけそうな文に当てはめます。例は、弊社が考えたものです。Googleの文書に載っている例ではありません。
| 場面 | 書き換え前 | 書き換え後 | 変えた点 |
|---|---|---|---|
| 関連記事へ送る | 詳しくは「こちら」をご覧ください | 内部リンクの設計手順は、ハブページの作り方の記事に書きました | 行き先の題材を、リンクの文字に入れた |
| 問い合わせへ送る | 「お問い合わせはこちら」 | 見積もりの相談フォーム | 押した先で何が起きるかを書いた |
| 資料を渡す | 「ダウンロード」 | 料金表のPDFをダウンロード | 何がもらえるかを書いた |
| 会社情報へ送る | 「会社概要はこちら」 | 会社の所在地と沿革 | 見たい情報の中身を書いた |
| 採用へ送る | 「詳細はこちら」 | 営業職の募集要項 | 職種の名前を入れた |
| 事例へ送る | 「事例を見る」 | 飲食店のホームページ改善事例 | 業種を入れて、選べるようにした |
| 公的機関の資料へ送る | 「こちら」の調査によると | 総務省の通信利用動向調査によると | 出典の名前をリンクの文字にした |
| ブログの続きへ送る | 「続き」 | 続きの記事:見出しタグを直す手順 | 続きの内容を示した |
表の中の「書き換え前」は、実際のサイトでよく見る型です。鉤括弧で囲んだ部分が、リンクの文字にあたります。
書き換えで気をつけること
書き換えた結果、リンクの文字が長くなりすぎることがあります。2つ目の問い(長すぎないか)に戻って、短くする手がかりを探します。
短くするときは、その文でいちばん大事な名詞を残します。文の最後から機械的に削ると、肝心の名詞が消えます。上の表の「見積もりの相談フォーム」のように、行き先の名前に近い言葉が残るようにします。
弊社の整理:リンクの文字は、動詞より名詞が決まりやすい
日本語では、リンクの文字を「〜を見る」「〜はこちら」のような動詞で終わらせると、肝心の名詞が薄くなりがちです。弊社が今回の書き換えを試した範囲では、名詞で終わらせるほうが、行き先を短く表せました。
ただし、これはGoogleの文書に書かれている内容ではありません。弊社の整理で、検索順位への影響を確かめたものでもありません。読む人にとって分かりやすいかどうかの話として受け取ってください。
長さ:文全体をリンクにしない
アンカーテキストの長さについて、公式文書が書いているのは「適度に簡潔」という言葉だけです。文字数の目安は、確かめた文書のどこにもありません。公式に記載なし、と書くのが正確です。
そのかわり、文書は悪い例として「不自然に長い」例を載せています。弊社の言い換えで紹介します。
悪い例と良い例:同じ文の、どこまでをリンクにするか
文書の例は、新装開店のイベントを知らせる1文です。悪い例は、イベントの案内文のほぼ全部を、リンクにしています。
良い例は、同じ文のうち、最初の1つの節だけをリンクにしています。残りの部分は、普通の文字として本文に残っています。
| 型 | リンクにする範囲 | 読む人の見え方 |
|---|---|---|
| 悪い例(不自然に長い) | 文の大部分 | どこを押すと何が起きるのかが、一目で分からない |
| 良い例(簡潔) | 文の最初の1つの節 | 押す場所が小さくまとまり、前後の文が読める |
弊社の記事で、実測した長さ
ここからは、弊社が自社のサイトで測った結果です。2026年11月5日に、弊社の公開記事のうち直近500本(2026年9月18日から11月5日の公開分)の本文を取得し、リンクを数えました。
リンクは全部で4,566個ありました。そのうち、記事の末尾に入れる定型の案内枠が3種類あり、これを除いた3,205個が、本文や表の中のリンクです。
| 項目 | 実測した数 |
|---|---|
| 調べた記事 | 500本 |
| リンクの総数 | 4,566個 |
| 定型の案内枠3種を除いたリンク | 3,205個 |
| そのうち、文字の種類(重複を除く) | 1,763種類 |
| リンクの文字数の中央値(全4,566個) | 16字 |
| 40字を超えるリンク | 86個(57種類・31本の記事) |
| 文字が空のリンク | 0個 |
| 画像だけのリンク | 0個 |
文字数の中央値は16字でした。40字を超えるリンクの大半は、別の記事のタイトルを、そのままリンクの文字にしたものです。
公式文書が「不自然に長い」と呼んでいる型に、弊社も近いことをしていました。記事のタイトルは40字前後あり、そのまま使うと、リンクの文字として長くなりすぎます。
「こちら」も数えた
同じ500本で、「こちら」だけのリンクを数えました。5個で、2本の記事にしかありませんでした。
一方、別の気づきもありました。「読む」というだけのリンクが112個、「解説記事」というだけのリンクが167個ありました。どちらも、一覧の表の中の、行ごとのリンクです。
表では、同じ行の左側に題名や説明があります。リンクの文字だけを読むと意味が通じませんが、表の行としては意味が通じる使い方です。文脈を無視して読むテストの結果は「落第」ですが、直す優先度は低いと弊社は判断しました。
弊社の整理:長さを決める手順
公式の基準は「適度に簡潔」だけなので、弊社は次の手順で決めています。ここは公式の記述に無い、弊社のやり方です。
- 行き先のページの題名を、先に読む。
- 題名の中から、いちばん特徴のある名詞を探す。
- その名詞を中心に、2〜3語のひとかたまりを作る。
- 前後の文を隠して、そのひとかたまりだけで行き先が伝わるか確かめる。
内部リンクと外部リンクの書き分け
同じアンカーテキストでも、リンク先が自分のサイトか、他人のサイトかで、気をつける点が変わります。公式文書は、2つを分けて書いています。
内部リンク:自分のサイトのページ同士
内部リンクについて、Googleの文書は次のように書いています。
「内部リンクに使用するアンカー テキストにより注意を払うと、ユーザーや Google がサイトの内容を簡単に把握できるようになるとともに、サイト上の別のページを見つけやすくなります。」
つまり、内部リンクの文字は、サイトの中の地図の役目をします。さらに、同じ文書には次の推奨もあります。
「関心のあるすべてのページに、同じサイト上の少なくとも 1 つ以上の別のページからのリンクがあることが推奨されます。」
どのページからもリンクされていないページは、見つけてもらいにくくなります。リンクの数の理想は、というと、文書は「1 ページあたりに含まれるリンクの数に関して、理想的な値というものはありません」と書いています。
外部リンク:他のサイトへのリンク
外部リンクについて、文書は肯定的に書いています。
「他のサイトへのリンクを用意することは問題にはなりません。たとえば情報提供元を引用するなど、外部リンクを使用することで自分のサイトの信頼性を高めることができます。」
外部リンクを貼るときは、「リンクとともに、リンク先を連想できるような文脈を提供します」とあります。文書の良い例は、研究の内容を1文で説明したあと、その研究の題名をリンクにしたものです。
書き分けの表
| 項目 | 内部リンク | 外部リンク |
|---|---|---|
| リンクの目的 | 自分のサイトの中で、読む人を次のページへ案内する | 情報の出どころを示し、話の裏づけにする |
| 文字の決め方 | 行き先のページが何についてのページか、短く示す | 出典の題名や、機関の名前を使う |
| 文書の推奨 | すべての大事なページに、1つ以上のリンクを置く | 文脈を添えて貼る |
| 注意する点 | 同じ文字ばかり使って、読む人が区別できなくならないか | 出典として信用できるか |
| 数の目安 | 公式に記載なし(理想的な値は無い) | 公式に記載なし |
出典を示すリンクの書き方
公的機関の資料を引用するときは、機関の名前や資料の題名をリンクの文字にします。「こちら」を使う理由は、ありません。
書き方の例は、「総務省が公表した通信利用動向調査」「Google検索セントラルの、リンクに関するベスト プラクティス」のような型です。誰が出した何の資料か、リンクの文字を読むだけで分かります。
nofollowなどの属性について
外部リンクの話になると、nofollowなどの属性の話が必ず出ます。公式文書は、リンクの代わりに対価を受け取っている場合などに属性を付けるよう書いています。
この記事の主題は、リンクの文字の書き方です。属性の使い分けは、ここでは詳しく書きません。公式文書の記述だけを、この後の「同じ語を入れすぎると、どうなるか」の節の最後に、1つだけ引きます。
同じ語を入れすぎると、どうなるか
リンクの文字に、狙っている検索語を毎回入れたほうがよいのか。この疑問に、公式文書ははっきり書いています。
「可能な限り自然に記述し、リンク先のページに関連したキーワードを詰め込むことは避けてください」
続けて、スパムに関するポリシーに違反することがある、と注意しています。
「アンカー テキストにキーワードを詰め込んでいると感じるなら、実際にそうである可能性が高いからです。」
判断の目安:その語が、読む人に必要か
文書は、キーワードを入れるかどうかの目安も示しています。「次のページについて読者が理解するうえで、そのキーワードが本当に必要かどうかを考えます」とあります。
読む人にとって必要な語なら入れる。ランキングのためだけに入れているなら、やめる。判断の軸は、読む人です。
スパムに関するポリシーが挙げている、リンクの文字の例
スパムに関するポリシー(2026年9月2日更新)のリンクスパムの項には、アンカーテキストについての例が出てきます。
| ポリシーが挙げている行為 | リンクの文字との関係 |
|---|---|
| 記事広告やネイティブ広告で、作為的なアンカー テキスト リンクを入れる | リンクの文字を、順位を上げるために操作している |
| 配布される記事やゲスト投稿、プレスリリースの中の作為的なアンカー テキスト | 同上 |
| フォーラムのコメントや署名の中の、作為的なリンク | 投稿の中身と無関係な語を、リンクの文字にしている |
| 目立たない1文字だけをリンクにして隠す | 人間に見えにくくしている(隠しリンク) |
どれも、検索ランキングを操作することを主な目的とした行為です。普通の記事の中で、読む人のために具体的な文字を書く行為とは、目的が違います。
広告や紹介のリンクは、別の扱い
同じ項目の末尾に、リンクの売買についての補足があります。
「こうしたリンクは、rel=”nofollow” 属性や rel=”sponsored” 属性を タグに設定している限り、Google ポリシーに対する違反にはなりません。」
広告や紹介料のあるリンクは、扱いを決めるのは、リンクの文字とは別の、属性です。ここまでが、この記事で引く範囲です。使い分けの細かい話は、別の機会に書きます。
同じ文字を繰り返すのは、すぐにスパムか
公式文書には、同じ文字のリンクを何回までなら使ってよい、という基準は書かれていません。公式に記載なし、です。
弊社の整理としては、同じ行き先に同じ文字のリンクを置くのは自然です。行き先が同じなら、文字が同じになるのが当たり前だからです。問題になるのは、行き先が別のページなのに、同じ文字を並べる場合や、ページの内容と関係ない語をリンクに入れる場合だと考えます。これも、文書に書かれた内容ではありません。
画像とボタンのリンク:文字が見えない場合の扱い
リンクの中身が、文字でない場合もあります。画像や、ボタンの形をしたリンクです。
画像のリンクは、alt属性が文字の代わりになる
文書は、画像をリンクにした場合について、次のように書いています。
「画像をリンクとして挿入している場合、Google は img 要素の alt 属性をアンカー テキストとして使用するため、画像の説明となる代替テキストを追加してください。」
良い例は、買い物かごの画像に「エンチラーダをカートに追加する」と書いたもの。悪い例は、画像の代替テキストも、リンクの文字も空のものです。
alt属性の書き方そのものは、弊社のalt属性とはで詳しく書きました。この記事では繰り返しません。
ボタンの見た目のリンクも、書き方は同じ
デザインで、リンクを四角いボタンの見た目にすることがよくあります。公式文書の良い例には、hrefのあるa要素にclassを付けたものも載っています。
見た目をどう変えても、hrefのあるa要素で、中に具体的な文字があれば、リンクとして読まれます。ボタンの文字も、「送信」だけでなく、「見積もりを依頼する」のように、押した結果が分かる言葉にします。
JavaScriptで文字を入れているとき
JavaScriptを使って、リンクの文字を後から差し込んでいるサイトもあります。文書は、この場合の確かめ方を書いています。
「JavaScript を使用してアンカー テキストを挿入している場合、URL 検査ツールを使用して、レンダリングされた HTML にアンカー テキストが存在することを確認します。」
自分で見ている画面に文字が出ていても、Googleが読む段階で出ていないことがあります。制作会社に任せているサイトでは、一度確かめてもらいます。
AIが段落とリンク先を読むとき:公式に書かれている範囲
ChatGPTやGoogleのAIモードのような、AIの回答に自社が出るようにしたい。そう考えて、リンクの文字を工夫したくなる人もいます。
先に、公式の文書が書いている範囲を確かめます。「アンカーテキストをこう書けばAIに引用される」という記述は、確かめた文書の中に見つかりませんでした。この記事も、そう断定しません。
Googleの文書:特別な最適化は要らない
Googleの「AI機能とウェブサイト」は、AIによる概要やAIモードについて、次のように書いています。
「AI による概要や AI モードにコンテンツが表示されるための追加の要件はなく、別途特別な最適化を行う必要もありません。」
同じ文書の、SEOのベスト プラクティスの箇条書きには、リンクに関する項目が1つあります。
「コンテンツがウェブサイトの内部リンクから簡単に見つけられるようにします。」
内部リンクは、通常の検索でも、AI機能でも、見つけてもらうための土台です。リンクの文字が具体的であれば、見つけやすさに役立つ、というのが、前の節までの公式文書の流れです。
OpenAIとAnthropicの文書
OpenAIのクローラーの概要と、Anthropicのクロールに関するヘルプも、2026年11月5日に開いて確かめました。どちらも、クローラーの名前と、robots.txtでの許可・拒否の説明が中心でした。
アンカーテキストについての記述は、どちらにも見つかりませんでした。公式に記載なし、です。
| 資料 | アンカーテキストについての記述 |
|---|---|
| Google検索セントラル「AI機能とウェブサイト」 | 追加の要件も特別な最適化も不要。内部リンクから簡単に見つけられるようにする |
| Google検索セントラル「リンクに関するベスト プラクティス」 | 具体的で簡潔なアンカーテキスト。通常の検索についての記述 |
| OpenAIのクローラーの文書 | 公式に記載なし |
| Anthropicのクロールに関するヘルプ | 公式に記載なし |
弊社の整理:段落が単独で読まれても、リンクの意味が通じるように
ここからは、弊社の整理です。公式文書に書かれた内容ではありませんし、確かめた事実でもありません。仮説として読んでください。
AIが回答を作るとき、段落や表の一部だけが取り出されることがあります。そのとき、段落の中に「詳しくはこちら」があると、取り出された文だけでは、何の詳細なのかが分かりません。
具体的な文字なら、段落だけを取り出しても意味が通じます。「文脈を無視して読むテスト」に通る書き方は、段落が単独で読まれる場合にも、損が出にくいと考えています。
この記事で言えること・言えないこと
| 言えること | 言えないこと |
|---|---|
| 公式文書は、具体的で簡潔なアンカーテキストを勧めている | アンカーテキストを直せば、AIの回答に出るようになる |
| Googleは、AI機能のための追加の要件は無いと書いている | AIの回答に、リンクの文字が影響すること |
| 内部リンクは、見つけてもらうための土台である | OpenAIやAnthropicのクローラーが、リンクの文字をどう扱うか |
アンカーテキストの作り方:決める順番とWordPressでの操作
ここまでは、書き方の考え方でした。ここからは、リンクを1つ作るときの手順です。
手順:リンクを1つ書くときの5つの段階
リンクの文字は、行き先から逆算すると決めやすくなります。先に文を書き切ってしまうと、文字が曖昧になりがちです。次の順番です。
| 段階 | やること | 確かめる問い |
|---|---|---|
| 1 | 行き先のページを決める | そのページは、いま読んでいる人に必要か |
| 2 | 行き先の題名を読み、いちばん特徴のある名詞を探す | 行き先は何についてのページか |
| 3 | その名詞を使って、前の文から自然に続く言葉を作る | 前後の文と、行き先の両方に関係があるか |
| 4 | リンクにする範囲を、ひとかたまりの言葉に絞る | 長すぎないか |
| 5 | 前後の文を隠して、リンクの文字だけを読む | 行き先が分かるか |
5つ目の段階は、公式文書が示している確かめ方そのものです。
HTMLで書くなら
WordPressの編集画面には、HTMLを直接見られる「コードエディター」があります。次の形が、リンクを1つ書いたときの中身です。
html
<a href="https://kenkyo.ai/internal-links-hub-pages/">内部リンクの設計とハブページの作り方</a>
hrefの中身が行き先、間の文字がアンカーテキストです。この形になっていれば、Googleが解析できる形です。
WordPressでの操作
WordPressのブロックエディターでは、文字を選ぶと、上にツールバーが出ます。その中にリンクのボタンがあり、押すとリンク先を入れる欄が出ます。
ここは、弊社の管理画面での操作の説明です。WordPressの公式ヘルプで、リンクの挿入手順を確かめることはできませんでした。表示の名前や位置は、お使いのバージョンやテーマで違うことがあります。
| 操作 | 内容 |
|---|---|
| 1 | リンクにする範囲の文字を、マウスで選ぶ |
| 2 | ツールバーのリンクのボタンを押す |
| 3 | 行き先のURLを入れるか、題名を入れて自分のサイトのページを選ぶ |
| 4 | 確定したあと、プレビューで、リンクの範囲が意図どおりか確かめる |
選んだ文字の範囲に気をつける
リンクにする範囲を選ぶとき、句読点や助詞まで含めてしまうことがあります。「ハブページの作り方を」の「を」までリンクにすると、見た目も読み上げも不自然になります。
名詞のひとかたまりだけを選びます。リンクの文字の前後の助詞は、普通の文字として本文に残します。
記事一覧のリンクの固定文言を確かめる
テーマによっては、記事一覧のリンクの文字が、どの記事でも同じ固定の言葉になっていることがあります。これはテーマの設定で決まるので、記事の中でいくらリンクを直しても変わりません。
自社のテーマがどう出力しているかは、一覧のページのソースで確かめます。変えたい場合は、テーマの設定か、制作会社への依頼になります。
自社サイトのリンクを点検する手順
アンカーテキストは、書くときの工夫だけで終わりません。すでに公開しているページに、どんな文字のリンクが並んでいるかを確かめる必要があります。
方法1:ページのソースで探す
ブラウザでページのソースを開き、「こちら」「詳細」「クリック」などの言葉で検索します。リンクの中に入っているものだけを数えます。
弊社が自社の記事を点検したときも、最初に「こちら」を数えました。その結果は、前の節に書いたとおりです。
方法2:記事を声に出して読む
リンクの文字だけを順番に読んでみます。「こちら」「こちら」「詳細」と続けば、直す対象です。紙に印刷して、リンクの文字に線を引く方法も、道具が要らず確実です。
方法3:Search Consoleのリンクレポート
Search Consoleのヘルプによると、リンクレポートには、外部リンクと内部リンクの表があります。アンカーテキストに関係が深いのは、外部リンクの「上位のリンク元テキスト」です。
このレポートは、他のサイトが自分のサイトにリンクするときに使っている文字を示します。ヘルプは、このレポートの用途を次のように書いています。
「リンクテキストが自分の期待どおりかどうか、スパムテキストでないかどうかを確認できます。」
| レポートの項目 | 分かること | 公式ヘルプに書かれた制限 |
|---|---|---|
| 外部リンク:上位のリンク元テキスト | 他のサイトが自分のサイトへ貼ったリンクの文字 | 自分のサイトの外からのリンクだけが対象 |
| 外部リンク:上位のリンク元サイト | 自分のサイトにリンクしているサイト | 表は1,000行まで |
| 内部リンク:上位のリンクされているページ | サイトの中で、最もリンクされているページ | 全リンクを網羅しない(サンプル) |
| 内部リンク:特定のページにリンクしているページ | あるページへリンクしている、自分のサイト内のページ | 同上 |
内部リンクの表が示すのは、ページごとのリンクの多さです。内部リンクの文字そのものは、このレポートでは確かめられません。この点は、ヘルプの表の見出しから弊社が読み取ったことです。
方法4:JavaScriptで入れた文字は、URL検査ツールで
前の節で引いたとおり、JavaScriptで文字を差し込んでいる場合は、URL検査ツールで、レンダリングされたHTMLに文字があるかを確かめます。
優先順位を付ける
点検で数が出ても、全部を一度に直す必要はありません。
| 順番 | 直す対象 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | 問い合わせ・申し込みへ進むリンク | 押された数が結果に直結する |
| 2 | 記事の末尾の「関連記事」のリンク | 次に読むページを決める場所 |
| 3 | トップページと、よく読まれるページのリンク | 読まれる回数が多い |
| 4 | 古い記事の「こちら」 | 時間があるときに少しずつ |
個別の話は、既存の記事へ送る:リンクの文字からの行き先
この記事が扱ったのは、リンク1つの文字の書き方です。内部リンクの全体の設計や、サイトの構造、スパムの一覧は、すでに別の記事で扱っています。ここでは繰り返しません。
| 知りたいこと | 読む記事 |
|---|---|
| ハブページを作り、内部リンクの全体を設計したい | 内部リンクの設計とハブページの作り方 |
| URLの階層とクリックの深さを整えたい | サイト構造の最適化とは |
| 画像リンクのalt属性を書きたい | alt属性とは |
| リンクの売買やリンクスパムの全体を知りたい | スパムに関するポリシー全20項目の整理 |
| 他のサイトからのリンクの増やし方を知りたい | 被リンク対策はもう古いのか |
| SEOの基本を公式の文書で確かめたい | SEOスターターガイドの要点 |
| ページの頭に書くmetaタグの全体を知りたい | metaタグとは |
この記事で繰り返さないこと
内部リンクのハブページの作り方、パンくずや階層の設計、サイトマップとの役割分担は、この記事では書きません。上の表の記事に、まとまっています。
この記事が扱ったのは、リンクを1つ書く場面の判断だけです。1つの文字をどう書くか、どこまでをリンクにするか、前後の文とどうつなぐかを決める手順に絞りました。
よくある質問
Q. アンカーテキストには、必ずキーワードを入れたほうがよいですか
必ずは入れません。公式文書は、「次のページについて読者が理解するうえで、そのキーワードが本当に必要かどうかを考えます」と書いています。
読む人にとって必要な語なら、自然に入ります。ランキングのためだけに無理に入れた語は、「詰め込んでいる」と判断される可能性が高い、と文書は書いています。
Q. 「こちら」は、全部直さないといけませんか
全部を、今日すぐ直す必要はありません。公式文書は、「こちら」のような言葉を悪い例に載せていますが、使ってはいけないと禁止しているわけではありません。
問い合わせへ進むリンクと、記事の中から別の記事へ送るリンクを、先に直します。表の行ごとにあるリンクのように、前後の文脈が補っている場合は、優先度を下げて構いません。
Q. アンカーテキストは、何文字くらいがよいですか
公式文書に、文字数の目安は書かれていません。公式に記載なし、です。
書かれているのは、「適度に簡潔」であることと、悪い例として「不自然に長い」ものが載っていることです。弊社の記事を測った結果は、中央値が16字でした。これは弊社の実測で、公式の基準ではありません。
Q. 同じ文字のリンクを、何回も使ってよいですか
同じ行き先に、同じ文字のリンクを置くことを制限する記述は、確かめた文書にありませんでした。公式に記載なし、です。
行き先が別のページなのに、同じ文字を並べるのは避けます。読む人が、どのリンクがどのページへ行くのか、区別できなくなるからです。
Q. 他のサイトが、自社に変な文字でリンクしています。どうすればよいですか
まず、Search Consoleのリンクレポートで、外部リンクの「上位のリンク元テキスト」を見ます。ヘルプは、リンクテキストが期待どおりか、スパムテキストでないかを確かめられる、と書いています。
知らないサイトやスパムの可能性があるサイトが出てきた場合の対応も、同じヘルプに書かれています。操作の詳細は、ヘルプの最新の内容を確かめてください。
まとめ:リンクを1つ書くたびに、4つの問いを確かめる
アンカーテキストとは、リンクとして見える文字です。公式文書は、具体的で、適度に簡潔で、前後のページの両方に関係がある文字を、よいアンカーテキストとしています。
「こちら」は、公式文書が悪い例に載せている言葉の1つです。ただし、全部を一度に直す必要はなく、問い合わせへ進むリンクから順に直します。
4つの問いは、次のとおりです。文字だけを読んで行き先が分かるか。長すぎないか。前後の文と行き先の両方に関係があるか。同じ語を無理に入れていないか。
弊社の直近500本の記事では、リンク4,566個の文字数の中央値が16字でした。一方で、記事のタイトルをそのまま使った、40字を超えるリンクが86個ありました。公式が言う「不自然に長い」型に、弊社も当てはまっていました。
AIの回答との関係は、確かめた公式文書の範囲では、アンカーテキストの記述が見つかりませんでした。GoogleはAI機能のための特別な最適化は要らないと書いています。確かめられない約束はせず、読む人のために文字を直す、という整理が妥当です。
この記事で確かめた資料
| 資料 | 使った内容 |
|---|---|
| Google検索セントラル「Google のリンクに関するベスト プラクティス」(2025年12月31日更新) | アンカーテキストの定義、3条件、悪い例3種、内部リンクと外部リンク、画像リンクのalt、JavaScriptでの確かめ方 |
| Google検索セントラル「SEO スターター ガイド」(2025年12月18日更新) | 適切なアンカーテキストが、リンク先の内容を把握しやすくすること |
| Google検索セントラル「スパムに関するポリシー」(2026年9月2日更新) | キーワードの乱用、リンクスパムの中の作為的なアンカーテキスト、隠しリンク |
| Google検索セントラル「AI機能とウェブサイト」(2025年12月31日更新) | 追加の要件も特別な最適化も不要であること、内部リンクから見つけられるようにすること |
| Search Consoleヘルプ「リンクレポート」 | 上位のリンク元テキスト、内部リンクの表、表の制限 |
| OpenAIのクローラーの文書、Anthropicのクロールに関するヘルプ(2026年11月5日に開いた版) | アンカーテキストの記述が見つからなかったこと |
| 弊社の公開記事の直近500本(2026年11月5日に実測) | リンク4,566個の文字数、「こちら」の数、40字を超えるリンクの数 |
| 確かめられなかったもの | WordPressの公式ヘルプでのリンク挿入手順、ウェブアクセシビリティの規格でのリンクの文字の扱い、文字数や回数の公式な目安 |
今日できる点検
次の表を、上から順に確かめてください。1項目あたり10分ほどで終わります。
| 点検の項目 | 確かめる場所 | 合格の目安 | 直すこと |
|---|---|---|---|
| ページのソースで「こちら」「詳細」を検索する | 問い合わせへ進むページ | リンクの中に入っていない | 行き先の名前に書き換える |
| リンクの文字だけを順番に読む | 記事1本 | 行き先がすべて想像できる | 曖昧なものを具体的にする |
| 40字を超えるリンクを探す | 記事の末尾の関連記事 | 文の一部だけがリンクになっている | タイトル全文をやめ、名詞のかたまりにする |
| 隣り合うリンクがないか | 本文と表 | リンクの間に文字がある | リンクの間に、前後の文を入れる |
| 画像のリンクのaltを確かめる | バナー、ボタンの画像 | altに行き先が書いてある | 空のaltに文字を入れる |
| 同じ語を、すべてのリンクに入れていないか | 内部リンクの全体 | 行き先ごとに、文字が違う | 読む人に必要な語だけにする |
| 他のサイトからのリンクの文字を見る | Search Consoleのリンクレポート | 見覚えのないスパムテキストがない | 対応を決める |
| JavaScriptで文字を入れていないか | 制作会社への確認 | 入れていない、または検査で確認済み | URL検査ツールで確かめる |
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