古い料金表や、取引を終えた会社の情報など、検索結果から早く消したいページが出ることがあります。その手順として、Googleは自社サイトのページを検索結果から外す方法を1ページにまとめています。
この記事は、Google検索セントラルの「Remove a page hosted on your site from Google」を英語版の原文から読んで整理します。急いで消す方法と、そのあと消えたままにする方法の違い、英語版と日本語版の違い、弊社のサイトで確かめたことも書きました。
合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。消したページが検索結果に戻ってこないかを確かめるうえで、一時的な削除と恒久的な対応の線引きを原文で押さえておく必要がありました。
結論:3行で言うと
- 急ぐときは、Search Consoleの削除ツールで、1日以内に検索結果から外せます。ただし効くのは約6か月です
- 外したままにするには、ページの内容を消す・更新する、パスワードで守る、noindexを付けるのどれかが必要です。robots.txtで止める方法は、使わないよう書かれています
- 同じページが複数のURLで開けることがあります。すべてのURLを守るか消さないと、検索結果に残る場合があります
このページの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題(英語) | Remove a page hosted on your site from Google |
| 日本語版の題名 | 自身のサイトでホストしているページを Google から非表示にする |
| 英語版の最終更新日 | 2025年12月10日 |
| 日本語版の最終更新日 | 2025年12月31日 |
| Google検索セントラルの中の位置(章) | 「クロールとインデックス登録」(Crawling and indexing)の章にある、目次の項目名「ページの削除」(Page removals)のページ |
| 直近の主な更新 | 変更履歴に、このページ自体の更新を示す項目はありません。2025年12月10日の日付変更の中身は、変更履歴からも、保存版の比較からも分かりません |
Googleがこのページで言っていること
まず、自分のページかどうか
このページが扱うのは、自分のサイトにあるページです。自分のものではないページは、「Remove your personal information from Google」という別のヘルプを見るよう、冒頭と末尾で案内しています。
急ぐとき:削除ツール
急ぎの場合は、Search Consoleの削除ツール(英語版では「Removals tool」)を使います。サイトにあるページが、1日以内に検索結果から外れる、と書かれています。
ここで原文が求めているのは、URLの「すべての版」を守るか消すことです。同じページに、別のURLで届く場合があるためです。
原文の例は、次の3つです。大文字に変えたURLと、パラメーター付きのURLが入っています。
- example.com/puppies
- example.com/PUPPIES
- example.com/petchooser?pet=puppies
消えたままにする:恒久的な対応
削除ツールで出した依頼は、約6か月間効きます。ページを検索結果から恒久的に外すには、次のどれかを行います。
| 方法 | 原文の説明 |
|---|---|
| 内容を消す・更新する | 最も安全な方法。noindexに従わない他の検索エンジンに情報が出るのも防ぎ、ほかの人がページを開くこともできなくなる |
| パスワードで守る | 見てよい人だけがページを見られる。Googlebotなどのクローラーはページにアクセスできなくなる |
| noindexを付ける | Googleの検索結果に出ないようにするだけ。noindexに対応しない検索エンジンや、URLを知る人は、ページを開ける |
続けて、robots.txtでページをブロックしないよう注意しています。理由は、robots.txtの限界を説明した別のページ(原文からリンクされています)に任せています。
noindexの書き方と、noindexが効かない条件は、noindexの書き方と効かない条件の記事で解説しています。
画像と、ほかのGoogleのサービス
画像は、別のページに手順があります。画像を検索結果から外す方法(英語版)を開くと、急ぐ場合は同じ削除ツール、急がない場合はrobots.txtかnoindexのX-Robots-Tagヘッダーを使う、という作りでした。
検索以外のGoogleのサービスの情報は、このページでは消せません。各サービスのヘルプを探す案内で、例が3つ挙がっています。
- Googleショッピングなどの検索結果から特定のサービスを外す方法
- ビジネスプロフィールに追加した情報の編集
- ナレッジパネルの更新
英語版と日本語版の違い
2つの版を節ごとに読み比べました。内容を変える差は、見つかりませんでした。
節の並びも、リンク先も、同じです。
言葉の選び方に、次の違いがありました。
| 箇所 | 英語版 | 日本語版 |
|---|---|---|
| 題名と動詞 | 「Remove」(取り除く)を使う | 題名も見出しも「非表示にする」。「非表示ツール」と呼ぶ |
| 恒久的な方法の1つ目 | 「Remove or update the content」 | 「ページのコンテンツを非表示にするか更新します」と、同じ「非表示」を使う |
| 最終更新日 | 2025年12月10日 | 2025年12月31日(日本語版のほうが新しい) |
ここは、読むときの注意点です。日本語版は「非表示」で統一していますが、英語版の1つ目の方法は、内容そのものをサイトから取り除く(Remove)意味です。
日本語だけで読むと、見えなくするだけでも足りるように読める、というのが私の読み取りです。英語版は、内容を消すか更新することを、最も安全な方法としています。
日付の差の理由は、原文から分かりません。
更新の経緯
変更履歴(2026年10月更新の版)を調べましたが、このページの書き換えに当たる項目はありませんでした。
関連する項目は1つあります。2024年2月9日に、リンク先の画像削除のドキュメントが、より正確な表現に更新されました。
定期的な見直しの一環で、そこで出たフィードバックにも対応した、と書かれています。
Internet Archiveの保存版も、英語版の原文どうしで読み比べました。確かめられたことは次のとおりです。
| 保存版の日付 | 確かめられたこと |
|---|---|
| 2021年1月16日〜5月6日 | 題名は「Remove information from Google」。1月16日の版は「Step 1: Understand the problem」から始まる、いまとは別の構成でした |
| 2021年7月10日 | 題名が現在と同じ「Remove a page hosted on your site from Google」になり、本文もほぼ同じ構成。ツール名は「Remove URLs tool」でした |
| 2022年1月13日 | ツール名が「Removals tool」になっていました(2021年10月20日の版は「Remove URLs tool」) |
| 2023年3月6日 | robots.txtの注意書きのリンク文言が「Learn more」から「Learn more about the limitations of robots.txt」に変わっていました(2022年12月15日の版は「Learn more」) |
| 2022年9月〜2026年1月 | 抜き取りで読んだ版(2022年9月、2023年6月、2023年11月、2024年3月、2024年8月、2024年12月、2025年9月、2025年11月、2025年12月、2026年1月)の本文に、内容の違いは見つかりませんでした |
2025年12月10日の日付更新の前後(2025年11月5日、12月7日、2026年1月1日の保存版)でも、本文に違いは見つかりませんでした。
日付が動いた理由は、この方法では分かりません。保存版は抜き取りで、すべての版を読んだわけではありません。
このページから、言えること・言えないこと
| 言えること | 言えないこと |
|---|---|
| 削除ツールの依頼は、1日以内に検索結果から外せる | 依頼すれば、ページが恒久的に消える。依頼の効力は約6か月で、そのあとは戻る場合がある |
| 恒久的に外すには、内容の削除・更新、パスワード、noindexのどれかが必要 | robots.txtでブロックすれば、検索結果から外れる。ページをブロックする目的でrobots.txtを使わないよう、原文は書いている |
| 同じページが別のURLで届く場合は、そのURLも守るか消す必要がある | 1つのURLを消せば、同じ内容の別のURLも消える |
| noindexは、Googleの検索結果に出ないようにするだけで、ページは開ける | noindexで、ほかの検索エンジンからも消せる。noindexに対応しない検索エンジンでは、残る場合がある |
中小企業の視点で、どう受け取るか
ここからはGoogleの説明とは別の、私の読み取りです。WordPressのサイトを持つ小さな会社が、確かめる順に書きます。
1. 急ぐ理由があるかを、先に決める
間違った価格や、載せてはいけない情報が出ているなら、削除ツールの出番です。そうでない古いページは、急ぐ必要がないことが多いと考えます。
削除ツールのヘルプ(英語版)には、使わない場面の例が並んでいます。404を返す古いページは、Googleが再び訪れたときに自然に検索結果から外れるため、急いで消す必要はない、という書き方でした。
2. 先にサイト側の対応を決めてから、削除ツールを使う
削除ツールは、約6か月の時間を稼ぐ道具です。そのあいだに、サイトの側で恒久的な対応を済ませます。
ページが不要なら、WordPressの管理画面で削除します。あわせて、別のページへ案内するか、ページが無いことを返すか、決めておきます。
ヘルプ(英語版)には、内容を消す場合は、サーバーが404か410を返すようにする、と書かれています。PDFなどのHTMLではないファイルは、サーバーから完全に消します。
このヘルプには、見落としやすい注意もあります。削除ツールで依頼しても、Googleがそのページを読むこと自体は止まりません。
ほかの方法で止めていないと、期間が終わったあとに検索結果へ出ることがあります。
3. 同じページに届くURLを、洗い出す
原文の例は、大文字小文字の違いと、パラメーター付きのURLでした。自社のページでも、同じことが起きていないかを確かめます。
確かめ方は、ブラウザで大文字に変えたURLや、末尾に「?何か」を付けたURLを開くことです。同じページが表示されたら、そのURLも対象に入れます。
削除ツールのヘルプ(英語版)では、URLごとに依頼を出すよう案内されています。検索結果に出ているURLと、一字違わず同じものを入れる、という注意もあります。
4. 依頼の状態は、削除ツールの履歴で追う
ヘルプ(英語版)には、依頼の履歴を見る画面があるとあります。依頼は通常1日ほどで処理されますが、受け付けが保証されるわけではない、とも書かれています。
出した依頼が否認されていないか、あとで確かめる習慣をつけると安全です。画面の日本語の項目名は、自社の画面で確かめてください。
そもそも「検索に出ない」原因が分からない場合の切り分けは、弊社のインデックス問題を順番に切り分ける診断手順にまとめました。この記事は公式ページの解説で、あちらは現場の手順書です。
弊社のサイトで確かめたこと
2026年11月6日に、kenkyo.aiに対して次の確認を行いました。Search Consoleの画面は見ていないため、削除ツールの履歴などは分かりません。
| 確認 | 結果の要点 |
|---|---|
curl -sIで、存在しないURLのヘッダーを確認 |
HTTP 404を返す |
| 同じURLのHTMLから、robotsのmetaタグを抽出 | contentはnoindex。タイトルは「ページが見つかりませんでした」 |
curl -sIで、診断手順の記事の大文字版URLと、末尾に「?pet=1」を付けたURLを確認 |
どちらもHTTP 200で、記事が表示される |
| 上の2つのHTMLから、canonicalのlinkタグを抽出 | どちらも、正しい小文字の記事URLを指している |
curl -sL https://kenkyo.ai/robots.txt |
全クローラー向けの指定で、Disallowは/wp-admin/だけ |
存在しないURLは、本物の404を返し、noindexも付いていました。消したページが「ページが無い」と正しく伝わる作りです。
大文字のURLとパラメーター付きのURLは、どちらも同じ記事を200で返します。ただし、canonicalが小文字の記事URLを指しているため、正しい版をGoogleに伝える材料にはなっています。
robots.txtは、/wp-admin/以外をブロックしていません。削除したページの404やnoindexを、Googlebotが読める設定です。
よくある質問
Google検索結果から自社サイトのページを今日中に消すには、どうしますか
Search Consoleの削除ツールで、そのページの削除を依頼します。原文は、1日以内に外せるとしています。
ただし効くのは約6か月です。ページの内容を消す、パスワードで守る、noindexを付けるのどれかを、あわせて行います。
削除ツールで消したページが、あとで検索結果に戻ることはありますか
あります。依頼が約6か月で切れるためです。
ヘルプ(英語版)には、ほかの方法で止めていなければ、期間が終わったあとに戻る場合があると書かれています。
戻したくないページは、内容の削除か更新、パスワード、noindexのどれかで、恒久的に外します。
robots.txtでブロックすれば、ページを検索結果から外せますか
原文は、ページをブロックする目的でrobots.txtを使わないよう書いています。理由は、原文からリンクされたrobots.txtの限界の説明にまとまっています。
外したいページは、robots.txtでは止めず、上の3つの方法で対応します。
まとめ:今日できる1つのこと
消したいページが1つあるなら、そのページに届くURLを書き出してください。大文字に変えたURLと、「?何か」を付けたURLを、ブラウザで開くだけで足ります。
同じページが開くなら、削除の依頼も、恒久的な対応も、そのURLを含めて考えます。
この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
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