自社サイトに載せた画像を、Google検索の結果から消したい。社員の写真、古い価格表、取引が終わった商品の画像など、理由はさまざまです。
そんなときに読むのが、検索セントラルの「Remove images hosted on your site from search results」です。
この記事は、そのページを英語版の原文から読んで整理します。分かるのは、緊急のときの手段、緊急でないときの2つの方法、そして指定を間違えると起きる落とし穴です。
合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。画像は「載せる」話ばかりが注目されますが、「載せない」ための指定を正しく読めることも、サイト運営の基本です。
結論:3行で言うと
- 自分のサイトの画像を検索結果から外す方法は、緊急なら削除ツール、緊急でなければrobots.txtの禁止ルールかnoindexのX-Robots-Tagの2つです
- 2つの方法の効果は同じです。ただしnoindexはGooglebotが画像のURLをクロールできる状態が前提なので、両方を同時に使っても意味がありません
- 削除ツールの効果は一時的です。画像をサイトから消すか、別の方法でブロックしないと、期限が切れたあとに検索結果へ戻ることがあります
このページの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題(英語) | Remove images hosted on your site from search results |
| 日本語版の題名 | 自身のサイトでホストしている画像を検索結果から削除する |
| 英語版の最終更新日 | 2025年12月10日 |
| 日本語版の最終更新日 | 2025年12月31日 |
| Google検索セントラルの中の位置(章) | 「クロールとインデックス登録」の中の、ページや画像を検索結果から外す手順のまとまりです |
| 直近の主な更新 | 2024年2月9日。変更履歴に「画像の削除に関するドキュメントの見直し」があります。より正確な表現にして、寄せられた指摘に対応した、という記載です |
画像を検索に載せる側の話は、画像のSEOベストプラクティスの解説記事にまとめました。この記事は、その反対側にある「外す場面」です。
Googleがこのページで言っていること
冒頭の案内:自分が写っている画像は別のページ
ページの最初に、短い注意書きがあります。自分自身が写っている画像を消したい場合は、別ページの「Google から個人情報を削除する」を見るように、という案内です。
このページが対象にしているのは、自分のサイトでホストしている画像です。他人のサイトにある画像は対象外で、末尾の質問項目から、Google検索ヘルプの別ページへ案内されます。
緊急のとき:削除ツール
画像をすぐ検索結果から消したいときは、削除ツール(Removals tool)を使います。原文は、そこに注意を1つ添えています。
- 削除ツールの効果には期限があります
- 画像をサイトから消すか、次の節の方法でブロックしない限り、期限が切れたあとに画像が検索結果へ戻ることがあります
つまり削除ツールは「とりあえず今すぐ隠す」ための応急処置です。恒久的に外すには、次の2つのどちらかが要ります。
緊急でないとき:2つの方法から選ぶ
原文は、方法を次の2つに整理しています。
| 方法 | やること | 押さえる点 |
|---|---|---|
| robots.txtの禁止ルール | 画像があるサイトのルートに置いたrobots.txtに、画像用のクローラー名を指定して禁止ルールを書きます | ワイルドカードやサブパスで柔軟に指定できます。Google以外の検索エンジンにも効きます |
| noindexのX-Robots-Tag | 画像を返すときのHTTPレスポンスヘッダーに、noindexを入れます | Googlebotが画像のURLをクロールできることが前提です |
原文は「2つの方法の効果は同じなので、サイトにとって都合のよいほうを選んでよい」と書いています。一方で、同時に実装することには意味がないとも書いています。
理由も添えられています。Googlebotは、HTTPヘッダーを読むために画像のURLへアクセスする必要があるからです。
robots.txtでアクセスを禁止してしまえば、ヘッダーのnoindexは読まれません。
なお、画像をホストしている先を自分で触れない場合(CDNなど)や、CMSがどちらの方法も提供していない場合は、画像そのものをサイトから削除する必要があるかもしれない、と原文は書いています。
robots.txtで消す:書き方の4パターン
robots.txtは、サイトのルート(例:https://yoursite.example.com/robots.txt)に置きます。原文は、削除ツールより時間はかかるが、ワイルドカードやサブパスでの指定ができて柔軟だ、と説明しています。
Googleが次にその画像をクロールしたときに、ルールが読まれて検索結果から外れます。原文に出てくる指定は、次の4つです。
| 目的 | 書き方(原文の例) |
|---|---|
| 画像1枚を外す | User-agent: Googlebot-ImageDisallow: /images/dogs.jpg |
| 複数の画像を外す | 画像ごとに Disallow: の行を足します。ファイル名に共通の部分があれば、Disallow: /images/animal-picture-*.jpg のように * で1行にまとめられます |
| サイトの画像をすべて外す | User-agent: Googlebot-ImageDisallow: / |
| 特定の形式だけ外す(例:gifは外し、jpgは残す) | User-agent: Googlebot-ImageDisallow: /*.gif$ |
クローラー名の選び方にも説明があります。Googlebot-Imageを指定すると、Google画像検索から画像が外れます。
Google検索とGoogle画像検索のどちらからも外したいときは、Googlebotを指定します。
noindexのX-Robots-Tagで消す:画像のURLはクロールさせる
もう1つの方法は、外したい画像のHTTPレスポンスヘッダーにnoindexのX-Robots-Tagを足すことです。この場合は、画像のURLのクロールを許可しておく必要があります。
許可していないと、Googlebotがnoindexを読めないためです。
実装の細かい手順は、原文ではnoindexに関する別ドキュメントに譲っています。その内容は、robots metaタグとX-Robots-Tagの解説記事で整理しました。
noimageindexの注意:ページ単位の指定は、画像単位の保証にならない
原文の最後のほうに、もう1つの手段があります。ページに noimageindex というrobotsタグを入れると、そのページに埋め込まれた画像は索引に入りません。
ただし、同じ画像が別のページにも載っていると、そちらのページ経由で索引に入ることがあります。どのページに載っていても確実に外したい画像には、noindexのX-Robots-Tagを使う、と原文は書いています。
英語版と日本語版の違い
英語版は2025年12月10日、日本語版は2025年12月31日の更新です。日本語版のほうが21日新しい表示になっています。
両方を読み比べたところ、確認した日付(2026年11月6日)の時点で、内容の差は見つかりませんでした。節の構成、コード例、注意書きの数が一致しています。
更新の経緯は、変更履歴で確かめました。2024年2月9日に、画像の削除に関するドキュメントを「より正確な表現にし、寄せられた指摘に対応した」更新が記載されています。
理由は、ドキュメントを定期的に見直しているため、と書かれています。
2025年12月10日の更新で何が変わったかは、変更履歴からは確かめられませんでした。ここでは、変わった箇所について何も書きません。
このページから、言えること・言えないこと
| 言えること(原文に根拠あり) | 言えないこと(よくある誤解) |
|---|---|
| 緊急の削除には、削除ツールを使う | 削除ツールで一度消せば、ずっと消えたままになる(原文は、期限が切れると戻ることがあると書いています) |
| 緊急でなければ、robots.txtの禁止ルールかnoindexのX-Robots-Tagで外せる。効果は同じ | 確実に外すために、2つを同時に入れる(原文は、同時に実装する意味がないと書いています) |
| 画像用のクローラー名を指定すると、Google画像検索から外れる | 画像用のクローラー名を指定すれば、Google検索の通常の結果からも外れる(そちらも外すなら、Googlebotを指定します) |
| ページにnoimageindexを入れると、そのページに埋め込まれた画像は索引に入らない | ページにnoimageindexを入れれば、その画像はどこからも検索に出なくなる(別のページ経由で索引に入ることがあります) |
| 画像を自分で管理できないときは、画像そのものの削除が必要になることがある | どの環境でも、設定だけで外せる |
中小企業の視点で、どう受け取るか
ここからはGoogleの説明とは別の、私の読み取りです。
1. まず「なぜ外したいか」で急ぎ度を決める
個人情報が写り込んでいる、権利のない画像を載せてしまった、といった場合は、削除ツールで先に隠します。そのうえで、恒久的な手当てを同じ日のうちに入れておくのが安全です。
単に「古い画像なので検索に出したくない」という程度なら、急ぐ必要はありません。robots.txtかヘッダーで、落ち着いて外します。
2. 「サイトから消す」が、いちばん確実な場合が多い
WordPressの場合、画像はメディアライブラリに入っています。管理画面の「メディア」から該当の画像を削除し、記事の本文からも外すのが、いちばん単純です。
原文も、手段が無いときは画像そのものの削除が必要になることがある、と書いています。ホスティングやCDNの設定を触れない小さな会社ほど、この道が現実的です。
3. robots.txtを触る前に、いまの中身を読む
WordPressでは、robots.txtをプラグインが自動で作っていることがよくあります。ブラウザで「自社のドメイン/robots.txt」を開いて、いま何が書かれているかを先に確認してください。
そこへ禁止ルールを足すときは、消したい画像だけに当たる書き方かを確かめます。Disallow: / のようにスラッシュだけを書くと、サイトの画像がすべて対象になります。
robots.txtの仕組みと限界は、robots.txtの概要ページの解説記事にあります。
4. 外れたかは、時間を置いて自分で検索して確かめる
原文は、robots.txtでの削除は削除ツールより時間がかかる、と書いています。反映にはGoogleがその画像を次にクロールするのを待つ必要があります。
翌日に画像が残っていても、設定の間違いとは限りません。原文は反映までの日数を示していません。
時間を置いて、Google画像検索で自社名や商品名を検索して確かめてください。
弊社のサイトで確かめたこと
2026年11月6日に、kenkyo.ai に対して次の確認をしました。
| 確認したこと | やり方 | 結果の要点 |
|---|---|---|
| robots.txtの中身 | https://kenkyo.ai/robots.txt を取得して読んだ | ステータスは200。禁止しているのは管理画面のディレクトリだけで、画像用のクローラー名を指定したルールはありません。サイトマップの場所が2つ書かれています |
| 画像のHTTPヘッダー | トップページのロゴ画像(webp)に対して curl -sI を実行した |
ステータスは200、種類はimage/webp。X-Robots-Tagのヘッダーは返っていません |
| トップページのrobotsメタタグ | トップページのHTMLを取得して、robotsタグを探した | max-image-preview:large の指定がありました。noimageindexは見つかりませんでした |
つまり、弊社の画像は現時点で、robots.txtでもヘッダーでも、検索から外す指定をしていません。画像を意図して検索に出す側の設定です。
これは、1つのページと1枚の画像を確かめた結果です。サイト全体の画像を調べたものではありません。
よくある質問
画像をGoogle検索結果から削除するには、robots.txtとnoindexのどちらを使えばよいですか?
原文は、2つの方法の効果は同じなので、自社のサイトで扱いやすいほうを選んでよい、と書いています。robots.txtはGoogle以外の検索エンジンにも効く点が特徴です。
noindexは、画像のURLをクロールさせておく必要があります。同時に使っても意味がないので、どちらか1つにします。
画像の削除ツールで消した画像が、あとから検索結果に戻ることはありますか?
あります。原文は、画像をサイトから消すか、robots.txtやnoindexでブロックしない限り、削除リクエストの期限が切れたあとに戻る可能性がある、と書いています。
削除ツールは応急処置と考え、恒久的な手当てを別に入れてください。
noimageindexをページに入れれば、その画像はGoogle画像検索から確実に消えますか?
確実とは言えません。そのページに埋め込まれた画像は索引に入りませんが、同じ画像が別のページにも載っていると、そちらを通して索引に入ることがあります。
確実に外したい画像には、noindexのX-Robots-Tagを使います。
まとめ:今日できる1つのこと
ブラウザで自社の「ドメイン/robots.txt」を開き、画像に関する禁止ルールが意図せず入っていないかを読んでください。
外したい画像が決まっているなら、まず「サイトから消せるか」を考えます。消せないときに、削除ツールと恒久的な指定を組み合わせます。
この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
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