検索結果のタイトルの下に、「2023年8月25日」のような日付が出ていることがあります。この日付をGoogleは「署名日」(英語では byline date)と呼び、どう決めているのかを1ページにまとめています。
この記事は、そのページ「Influence your byline dates in Google Search」を英語版の原文から読み、書かれていることを整理します。あわせて、英語版と日本語版の差、ページが過去にどう書き換わってきたか、中小企業のサイトで何を確かめればよいかも書きます。
合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。日付の出し方は、記事を更新するたびに全員が触る場所なので、公式の説明を一度原文で確かめておく価値があります。
結論:3行で言うと
- 署名日は、Googleが「ページが公開または更新された日」と推定した日付です。サイト側が指定するものではなく、影響を与えられるだけです
- 影響を与える手段は2つです。ページ上に見える日付を目立つ位置に置くことと、構造化データでdatePublishedやdateModifiedを書くこと。この2つの日付は食い違わせない、とGoogleは書いています
- 表示されるかどうかは保証されていません。順位の話は、このページに登場しません。日付を整えることは、順位の話ではなく、日付を正しく読んでもらうための作業です
このページの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題(英語) | Influence your byline dates in Google Search |
| 日本語版の題名 | Google 検索で署名日に影響を与える |
| 英語版の最終更新日 | 2025-12-10(UTC) |
| 日本語版の最終更新日 | 2026-02-20(UTC) |
| Google検索セントラルの中の位置 | 「検索結果での見え方」の章(URLは /search/docs/appearance/publication-dates) |
| 直近の主な更新 | Googleの更新履歴には見つかりませんでした。保存版の比較では、本文の言葉が最後に動いたのは2025年5月(図の説明の1語)でした |
Googleがこのページで言っていること
ページは短く、本文は大きく4つの部分でできています。順に見ていきます。
署名日とは何か
署名日は、Googleが「そのウェブページが更新または公開された日」として見積もった日付です。
Googleがページや動画の署名日を判定でき、しかもユーザーの役に立つと判断したときに、検索結果へ出すことがあります。サイト側ができるのは、判定の材料を渡すことまでです。
なぜ材料を複数に分けるのか。原文の理由は、どの要素にも問題が起こり得るから、というものです。
つまり、構造化データか見える日付のどちらか1つで日付が決まる仕組みではなく、複数の手がかりから推定しています。
日付情報を渡す2つの方法
- ページ上に見える日付:日付をページに載せ、目立つ位置に置きます。「公開」や「最終更新」のような語でラベルを付けます。公開日だけでも、最終更新日だけでも、両方でもかまいません
- 構造化データ:CreativeWorkの下位の型(Article、BlogPosting、VideoObjectなど)を使い、datePublishedとdateModifiedのどちらか、または両方を書きます。Googleの構造化データのガイドラインに従います
ラベルの例として、原文は「投稿」「公開」「最終更新」「更新」にあたる語を付けた4つの書き方を挙げています。日本語なら、「2019年2月4日公開」「最終更新日:2019年2月14日」といった形です。
コード例は、見える日付を本文に出し、同じ日付をJSON-LDにも書く形です。JSON-LDは、構造化データを書くための記法の1つです。
おすすめの方法(ベストプラクティス)
原文は、守ると日付をアルゴリズムが見つけて処理しやすくなる、という位置づけで5つを挙げています。守っても表示は保証されない、とも断っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付は必須、時刻は任意 | ただし、精度を上げるために、マークアップには時刻とタイムゾーンを付けることをすすめている |
| タイムゾーンは正しく | 指定するなら正しいものを。夏時間がある地域では、それも考える |
| 見える値と構造化データを揃える | 日付(付けるなら時刻とタイムゾーンも)を一致させる。時刻とタイムゾーンは、構造化データにあっても、見える側には付けなくてよい |
| 未来の日付と、出来事の日付は書かない | 書くのはページの公開日・更新日であり、ページが伝える出来事の日ではない。出来事はEventマークアップで書ける |
| ページ内のほかの日付を減らす | おすすめの方法を守っても別の日付が選ばれるときは、ほかの日付の一部または全部を消すことを検討する |
Googleニュースの検索に出したいページは、別のガイドライン(Publisher Centerのヘルプ)も読むように、と書かれています。そのヘルプの中身は、この記事の範囲の外です。
英語版と日本語版の違い
日本語版の最終更新日(2026-02-20)は、英語版(2025-12-10)より約2か月新しくなっています。つまり、日本語版のほうが新しい状態です。
では、日本語版にだけ書かれている内容があるのか。
本文を通して読み比べると、確認した日付時点で、内容の差は見つかりませんでした。見出し、5つのおすすめの方法、4つのラベルの例、2つのコード例は、どちらも同じ構成です。
目に付いた違いは、日本語版の1か所の誤植だけです。
おすすめの方法の冒頭の文に「必ず検索結果に表示されとは限りません」とあり、「表示されるとは」の「る」が抜けています。意味は読み取れるので、内容の違いとは別の話です。
更新の経緯:保存版で確かめたこと
このページの変更は、Googleの更新履歴には見つかりませんでした。そこで、Internet Archiveに残っている英語版の保存版を、年代順に比べました。
拾ったのは、コード例を除く本文の言葉の違いだけです。
| ページの最終更新日(表示) | 確かめられた変更 |
|---|---|
| 2022-09-20 | 題名は「Provide a publication date to Google Search」。公開日と更新日を渡す説明で、「検索結果での実際の見え方は異なる場合がある」という注記があった |
| 2022-12-13 | 題名が「Influence your byline dates in Google Search」に変わり、署名日の定義の1文が加わった。「Guidelines」の節は「Best practices」に。この変更は、2022年10月13日の保存版(旧題名)と12月14日の保存版(新題名)の間に入った |
| 2023-08-25 | 検索結果の署名日を示す図(ナマケモノの記事の例)が加わった。2023年8月17日の保存版には無く、9月24日の保存版にある |
| 2023-12-01 | 時刻の書き方が変わった。以前は「時刻は見える日付にも構造化データにも任意」と書かれていたが、「精度のために、マークアップには時刻とタイムゾーンを付けることをすすめる」という文に置き換わった |
| 2025-05-09 | 図の説明が「web result」から「text result」に1語変わった |
| 2024-01-30、2024-03-18、2025-02-04、2025-12-10 | 確かめた保存版の間では、コード例を除く本文の言葉に違いは見つかりませんでした |
最後の行は、見ておく価値があります。最終更新日が動いても、本文の言葉が変わっていないことがあるからです。
最終更新日が新しくても、中身まで新しくなったとは限りません。一方で、2023-12-01の変更のように、書き方の推奨が実際に変わった回もあります。
保存版が示すのは、保存された日の姿だけです。保存の間に起きた変更やコード例の変更は、この比較の外にあります。
このページから、言えること・言えないこと
| 言えること(原文に根拠がある) | 言えないこと(よくある誤解) |
|---|---|
| 署名日はGoogleの推定で、複数の要素から決まる | 構造化データのdateModifiedを書けば、その日付が検索結果に出る |
| 見える日付と構造化データの日付は、揃えることがすすめられている | 見える日付だけ、または構造化データだけで署名日が決まる(Googleは1つの要素に頼らないと書いている) |
| おすすめの方法を守っても、表示は保証されない | 日付を新しくすると、順位が上がる(このページに順位の話は書かれていない) |
| 日付はページの公開日・更新日を書く。未来の日付や、出来事の日付は書かない | キャンペーンの開催日や、イベント日をdatePublishedに入れてよい |
| 別の日付が選ばれるときは、ページ内のほかの日付を減らす手がある | 日付を増やすほど、Googleが正しく判断する |
中小企業の視点で、どう受け取るか
ここからはGoogleの説明とは別の、私の読み取りです。
1. 見える日付が、公開日か更新日か分かる書き方になっているか
まず、自社の記事を1本開いて、タイトルの近くに日付があるかを見ます。「2024.5.1」のようにラベルがない日付は、公開日か更新日かが読み取りにくくなります。
WordPressでは、日付の出し方はテーマによって違います。管理画面の「外観」からテーマの設定を開き、日付に関する項目があるかを確かめてください。
2. 見える日付と、構造化データの日付が一致しているか
次に、ページのソースを開き、datePublishedとdateModifiedを探します。ブラウザでページを開き、右クリックで「ページのソースを表示」を選び、検索欄に「datePublished」と入れれば見つかります。
見つけた日付が、画面の日付と同じ日になっているかを見比べます。
時刻とタイムゾーンは、構造化データ側に付いていれば十分です。見える側への追加は任意です。
日本の会社なら、タイムゾーンは「+09:00」が付いているのが正しい形です。
WordPressでは、管理画面の「設定」の「一般」にあるタイムゾーンが「東京」になっているかを確かめます。ここが違っていると、記録される日時がずれる原因になります。
3. ページ内に、紛らわしい日付が増えていないか
原文は、別の日付が選ばれるときの対処として、ほかの日付を減らすことを挙げています。コメント欄の日付、関連記事の日付、サイドバーの「最新記事」の日付が、本文の近くに並んでいないかを見てください。
日付を消すかどうかは、ほかの日付が実際に選ばれているかを確かめてからで十分です。自社の記事を検索して、結果に出た日付がページの公開日・更新日と合っているかを見比べてください。
4. 日付を「更新しただけ」にしない
このページが扱うのは、更新日を新しく見せる方法ではありません。書かれているのは、実際の公開日・更新日を正しく伝える方法です。
中身を直していない記事の日付だけを新しくするのは、このページの趣旨から外れます。
更新日を動かす基準は、当社の別の記事で整理しています。記事の更新日の示し方|Googleの公式文書で確かめた3か所の日付と更新順は実務の手順、この記事は公式ページの解説、という分担です。
弊社のサイトで確かめたこと
当社のサイトの記事1本(Article構造化データの解説記事)で、見える日付と構造化データの日付を、2026年11月5日に確かめました。
ページを curl -sL で取得し、HTMLの中を読んでいます。結果は次のとおりです。
| 確認した場所 | 見つかったもの |
|---|---|
| 見える日付(timeタグ) | 2か所(どちらも日時の属性は2026-10-08。1つはタイトル横の読み上げ対象外の表示)。ラベル「公開日」が付く側の表示は「2026年10月8日」 |
| 構造化データ(BlogPosting) | datePublishedは「2026-10-08T11:56:28+09:00」、dateModifiedは「2026-10-08T11:59:29+09:00」 |
| メタ情報(article:published_time など) | 公開が2026-10-08T02:56:28+00:00、更新が2026-10-08T02:59:29+00:00(日本時間の11:56と11:59に当たる) |
見える日付と構造化データの公開日は、同じ2026年10月8日で一致していました。構造化データには、時刻とタイムゾーン(+09:00)が付いています。
この記事は、見える日付が公開日のみで、構造化データにはdateModifiedもあります。
公開日と更新日は片方でも両方でもよいと原文に書かれているので、この組み合わせは原文の範囲内です。
確かめていないこともあります。
Search Consoleの数字は、私の側からは見られない範囲です。実際の検索結果にこの日付が出ているかも、確認の対象外です。
よくある質問
Q. 構造化データでdateModifiedを書けば、検索結果の署名日に更新日が出ますか
出るかどうかは保証されていません。原文は、見える形でも構造化データの形でも、署名日が検索結果に表示されることは保証しないと書いています。
書いた日付は、署名日を決める材料の1つです。見える日付と一致させ、ほかの日付を減らすことが、すすめられている手当てです。
Q. 署名日に、イベントの開催日やセールの終了日を入れてもよいですか
入れるのは避けます。
原文は、書くのはページの公開日・更新日であり、ページに書かれた出来事の日ではないとしています。未来の日付も同じです。
開催日を伝えたいときは、Eventマークアップを使う、と原文は案内しています。
Q. 署名日に時刻とタイムゾーンは必要ですか
必須なのは日付で、時刻は任意です。ただし、精度を上げるために、マークアップには時刻とタイムゾーンを付けることがすすめられています。
タイムゾーンを付けるなら、正しいものにします。見える日付の側は、日付だけでかまいません。
まとめ:今日できる1つのこと
自社の記事を1本開き、画面の日付と、ページのソースにある datePublished の日付を見比べてください。
同じ日になっていて、タイムゾーンが「+09:00」なら、このページが求める基本は満たせています。ずれていれば、テーマかプラグインの設定を直す番です。
この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
生成AIに引用されるページを、お話しいただくだけでお作りします。お時間をいただくのは初回15分のヒアリングだけです。まず1ページ、無料でお作りします。
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