自社サイトのheadには、metaタグがずらりと並んでいます。Googleが読むものは、そのうちどれなのでしょうか。
この記事では、Google検索セントラルの「meta tags and attributes that Google supports」(日本語版の題名は「Google がサポートしている meta タグと属性」)を、英語版の原文から読みます。分かるのは、Googleが使う9種類のmetaタグ、使わないと明記された4つの項目、そして自社サイトで確かめる手順です。
合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。このページを読むのは、自社サイトに入っているタグのうち、Googleに届く指定がどれかを、原文の根拠で仕分けるためです。
結論:3行で言うと
- Googleがサポートするmetaタグは、description、robots(googlebot)、notranslate、nopagereadaloud、google-site-verification、Content-Type(charset)、refresh、viewport、ratingの9種類です
- サポート外と明記されたのは、meta keywords、langの注釈、link要素のnextとprev、nositelinkssearchboxの4つです。どれもGoogle検索では使われません
- JavaScriptでmetaタグを足したり書き換えたりするのは、できるだけ避けるよう案内されています。使うなら十分なテストが前提です
このページの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題(英語) | meta tags and attributes that Google supports |
| 日本語版の題名 | Google がサポートしている meta タグと属性 |
| 英語版の最終更新日 | 2025年12月10日 |
| 日本語版の最終更新日 | 2026年3月8日 |
| Google検索セントラルの中の位置(章) | 「Crawling and indexing」(クロールとインデックス登録)の中の「Page and content metadata」(ページとコンテンツのメタデータ)にある「Meta tags」(メタタグ)の下の1ページ |
| 直近の主な更新 | 2024年11月29日に、サイトリンク検索ボックスの資料が削除され、nositelinkssearchboxのルールが過去の資料へ移された(変更履歴より) |
本文はコード例を除くと短く、節の数も少ないページです。そのため、この記事も水増しせずに要点だけをまとめています。
Googleがこのページで言っていること
metaタグとは
metaタグは、ページの情報を検索エンジンなどのクライアントに伝えるHTMLタグです。クライアントは、自分が対応していないタグを無視します。
置き場所は、HTMLのheadの中です。原文には、descriptionとgoogle-site-verificationとrobotsを並べた短い例が載っています。
WordPressなどのCMSでは、HTMLを直接編集できないことがあります。その場合は、CMSに検索エンジン向けの設定画面などの仕組みがないかを探すよう案内されています。
Googleがサポートする9種類のmetaタグ
| タグ | 原文の説明の要点 |
|---|---|
| description | ページの短い説明。状況によっては、検索結果のスニペットに使われる |
| robots と googlebot | クロールとインデックス登録の動きを制御する。robotsは全検索エンジン、googlebotはGoogle専用。指定が食い違うと、制限の強いほうが適用される。初期値はindexとfollowで、書かなくてよい |
| notranslate | Googleが検索結果で翻訳版のタイトルリンクとスニペットを出すのを止める |
| nopagereadaloud | Googleの音声読み上げサービスが、ページを読み上げるのを止める |
| google-site-verification | サイトの最上位ページに置くと、Search Consoleで所有権を確認できる |
| Content-Type と charset | ページのコンテンツタイプと文字セットを定義する。Unicode(UTF-8)の使用を勧めている |
| refresh | 一定時間後に別のURLへ移す。ただし全ブラウザが対応するわけではなく、利用者を混乱させうるため、サーバー側の301転送を勧めている |
| viewport | モバイル端末での表示のしかたをブラウザに伝える。このタグがあると、Googleはモバイル対応のページと受け取る |
| rating | 性的な描写が露骨なアダルトコンテンツだと示し、セーフサーチの結果から外す |
robotsとgooglebotの細かい指定値は、このページには載っていません。別ページ「Robots meta tag, data-nosnippet, and X-Robots-Tag」に譲っています。
その解説はこちらの記事にまとめました。
HTMLのタグ属性
Google検索がインデックス登録のために使うHTML属性は、限られた数です。srcやhrefは、画像やURLを見つけるために使われます。
外向きのリンクの性質を示すrel属性にも、いくつかの値が対応しています。div、span、section要素に付けるdata-nosnippet属性は、ページの一部をスニペットから外すために使えます。
その他の注意事項
- HTML形式でもXHTML形式でも、metaタグは読める
- headは正しいHTMLで書き、親のタグを閉じておく
- google-site-verificationを除くと、metaタグでは大文字と小文字の区別は重要でない
- Googleがサポートしないmetaタグを入れてもよいが、無視される
- JavaScriptでmetaタグを入れたり変えたりするのは、できるだけ避ける。使うなら十分にテストする
- 自分のページのmetaタグと属性を調べるには、URL検査ツールを使う
サポートされていないタグと属性
原文は、サポート外のものを4つ挙げています。よく使われているものや、以前はサポートしていたものを、明確にするために並べたと書かれています。
| 項目 | 原文の説明の要点 |
|---|---|
| meta keywords | Google検索では使われず、インデックス登録にもランキングにもまったく影響しない |
| HTMLのlang属性 | Googleは、ページの本文のテキストから言語を判定する。langのようなコードの注釈には頼らない |
| link要素のnextとprev | Googleはもう使わず、インデックス登録に影響しない |
| nositelinkssearchbox | サイトリンク検索ボックスという機能そのものが終了したため、使われない |
英語版と日本語版の違い
2026年11月6日に、両方の本文を読み比べました。最終更新日は、英語版が2025年12月10日、日本語版が2026年3月8日です。
日本語版のほうが新しい日付ですが、中身に大きな差はありません。
| 箇所 | 英語版(正) | 日本語版 |
|---|---|---|
| 節の構成 | 9種類のmetaタグ、HTMLタグ属性、その他の注意事項、サポート外の4項目 | 同じ |
| サポート外の4項目 | meta keywords、lang、nextとprev、nositelinkssearchbox | 同じ |
| HTMLとXHTMLの扱い | ページで使っているコードの種類に関係なく、HTML形式とXHTML形式のmetaタグを読める | 該当の1文が「HTML と XHTML 特定の HTML 属性のスタイルの meta タグをサポートしています」と読め、意味がとりにくい |
日本語版の1文は、訳の途中に別の語句が混ざったように見えます。迷ったときは、英語版の意味を採るのが安全です。
更新の経緯
Googleの変更履歴には、このページに関する記録が2件ありました。1件目は2022年8月31日で、JavaScriptでmetaタグを足す・変える・消すときの注意が加わりました。
2件目は2024年11月29日です。サイトリンク検索ボックスの資料が削除され、nositelinkssearchboxのルールが過去の資料へ移されました。
理由は、この機能が検索結果で使えなくなったためと書かれています。
Internet Archiveの保存版でも、この変更を確かめました。2024年5月28日の保存版(最終更新2024年4月19日)では、nositelinkssearchboxは「サイトリンク検索ボックスを出さないようGoogleに伝えるタグ」と説明されていました。
2025年9月10日の保存版(最終更新2025年2月4日)では、現在と同じ「機能が存在しないので使われない」という説明に変わっていました。
この2025年9月の保存版と、現在の英語版は、本文の文字列がすべて一致しました。そのあとの2025年12月10日の更新で何が変わったのかは、確かめられませんでした。
このページから、言えること・言えないこと
| 言えること | 言えないこと |
|---|---|
| Googleがサポートするmetaタグは9種類で、それ以外のmetaタグは無視される | このページに載っていないタグが、ほかの場所(SNSの共有表示など)で働かないとまでは言えない。原文は「Googleは無視する」と言っているだけ |
| meta keywordsは、インデックス登録にもランキングにも影響しない | descriptionを書けば順位が上がる、とは書かれていない。原文は「スニペットに使われる場合がある」までを述べている |
| langの注釈に頼らず、Googleは本文から言語を判定する | lang属性を書く意味が全般的にない、とは言っていない。話題はGoogle検索が言語を判定する方法に限られる |
| refreshによる転送より、サーバー側の301転送を勧めている | refreshを使うと必ず問題が起きる、とは書かれていない。理由として挙げているのは、一部のブラウザが対応せず、利用者を混乱させうる点 |
| JavaScriptでのmetaタグの操作は、できるだけ避けるよう案内されている | JavaScriptで入れたmetaタグが必ず読まれない、とは書かれていない。慎重に使い、十分にテストするよう求めている |
中小企業の視点で、どう受け取るか
ここからは、Googleの説明とは別の、私の読み取りです。
1. headの中身を、9種類と照らして仕分ける
自社のページを開き、ページのソースを表示して、headの中のmetaタグを書き出します。ブラウザなら、ページ上で右クリックして「ページのソースを表示」を選べば開けます。
書き出したタグを、9種類のどれに当たるかで仕分けます。当たらないタグは、SNSの共有表示などの別の用途で入っている可能性があります。
消す前に、誰が何のために入れたのかを確かめてください。仕分けの考え方は、metaタグの分け方を扱った記事に詳しく書いています。
2. WordPressでは、タグを出している元を探す
WordPressでは、metaタグの多くを、テーマやSEO関連のプラグインが自動で出力しています。ページのソースを直接書き換えても、次の更新で戻ることがあります。
直したいタグがあったら、まずプラグインやテーマの設定画面で、そのタグの出力を止められるかを探します。設定画面の項目名は製品ごとに違うので、画面の言葉で探してください。
なお、WordPressの「設定」の「表示設定」には、検索エンジンにサイトをインデックスさせないチェック欄があります。意図せずオンのままだと、サイト全体の検索への表示に響きかねません。
ここは念のため見ておきたい場所です。
3. Search ConsoleのURL検査で、Googleが受け取った状態を見る
原文は、metaタグの確認にURL検査ツールを勧めています。Search Consoleの上部の検索欄に調べたいページのURLを入れると、そのページの状態を見られます。
JavaScriptでタグを足している場合は、とくに大切です。公開中のURLをテストして、Googleが読んだ後のHTMLに、狙ったタグが入っているかを確かめてください。
画面の名前は、Search Console側の更新で変わることがあります。
4. 効かない作業に時間を使わない
meta keywordsを整える作業や、lang属性でGoogleの検索順位を狙う作業は、原文に照らすと効果が見込めません。制作会社から「keywordsを設定しました」という報告を受けたら、Googleには関係しない作業だと理解して、ほかの確認に時間を回せます。
refreshで転送している古いページがあれば、301転送への置き換えを検討します。置き換えの手順は、利用中のサーバーやプラグインの案内に従ってください。
弊社のサイトで確かめたこと
2026年11月6日に、kenkyo.aiのトップページと、このシリーズの記事1本(robots metaタグの解説)のHTMLを、curl -sLで取得して調べました。Search Consoleの数字は私の手元で見られないため、この節の対象外です。
- headの中のmetaタグ(記事):description、viewport、charset、robots、google-site-verificationが、各1つずつ入っていた
- robotsの中身:トップページも記事も、値は max-image-preview:large の1つだけだった
- サポート外・未使用のタグ:keywords、refresh、googlebot、rating、nopagereadaloudは、2ページとも0件だった。notranslate、nositelinkssearchbox、link要素のnextとprevは、headに0件だった
- html要素のlang:どちらのページも
lang="ja"が入っていた。Googleは本文から言語を判定するので、Google検索への効果は原文から読み取れない - Googleの一覧に載っていないタグ:og:系、twitter:系、generator(記事では3つ)などが入っていた。これらは9種類に含まれない
- HTTPの応答:記事のContent-Typeは
text/html; charset=UTF-8で、headのcharsetと同じUTF-8だった
原文の9種類のうち、実際に使っているのは5つでした。残りの4つ(notranslate、nopagereadaloud、refresh、rating)は入っていませんでした。
よくある質問
Q. Googleがサポートしているmetaタグは、何種類ですか
原文が挙げているのは、description、robotsとgooglebot、notranslate、nopagereadaloud、google-site-verification、Content-Typeとcharset、refresh、viewport、ratingの9項目です。robotsとgooglebotは1項目にまとめて書かれています。
Q. meta keywordsは、Googleの検索順位に影響しますか
原文は、meta keywordsがGoogle検索では使われず、インデックス登録にもランキングにもまったく影響しないと書いています。すでに入っているものを消す必要があるかどうかは、このページには書かれていません。
Q. JavaScriptでmetaタグを入れても、Googleに読まれますか
原文は、JavaScriptでmetaタグを入れたり変えたりするのを、できるだけ避けるよう案内しています。どうしても使う場合は、実装を十分にテストするよう求めています。
読まれるかどうかの結論は、このページでは述べられていません。
まとめ:今日できる1つのこと
自社トップページのソースを開き、headの中のmetaタグを、9種類と照らして仕分けてみてください。どれが9種類で、どれがSNS向けなどの別用途かが分かるだけで、今後の修正の優先順位をつけやすくなります。
この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。
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