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【Google検索セントラル解説】リダイレクトとGoogle検索|301・302・meta refreshの違いと、2026年春の文面変更

2026 10/08
2026年10月8日
中野輝規
リダイレクトとGoogle検索

URLを変えたとき、検索結果にはどちらのURLが出るのでしょうか。Googleの公式ページ「Redirects and Google Search」は、この疑問に答えます。

この記事では、そのページを英語版の原文から読み、リダイレクトの種類ごとにGoogleの扱いがどう違うかを整理します。2026年春に文面が変わった点も、過去の保存版と比べて確かめました。

合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。URLを変える作業は数字の動きを読み違えやすい場面なので、先に公式の説明を押さえておく意味があります。

目次

結論:3行で言うと

  • 検索結果に新しいURLを出したいなら永続的リダイレクト(301・308)、元のURLを残したいなら一時的リダイレクト(302・303・307)を選びます
  • 方法はサーバー側の設定が最優先です。その次がmeta refresh、さらにJavaScript、リンクでの案内の順に、Googleが正しく読み取れる可能性が下がります
  • 2026年春(最終更新日は4月14日)の更新で、一時的リダイレクトは「弱いシグナル」という書き方から、「正規版を決めるシグナルには使わない」という書き方に変わりました

このページの基本情報

項目 内容
原題(英語) Redirects and Google Search
日本語版の題名 リダイレクトと Google 検索
英語版の最終更新日 2026-04-14
日本語版の最終更新日 2026-04-17
Google検索セントラルの中の位置(章) Crawling and indexing の中の Site moves and changes(サイトの移転・変更の節)
直近の主な更新 2026-04-14。変更履歴に対応する項目は見つからず、保存版との比較で、シグナルの強弱を表す言葉が変わったことを確認しました

原文は英語版と日本語版で読めます。

Googleがこのページで言っていること

リダイレクトが役に立つ場面

ページは、リダイレクトが役に立つ場面を4つ挙げています。

  • サイトを新しいドメインに移し、できるだけ滑らかに移行したいとき
  • 同じページに複数のURLでたどり着けるとき。1つを優先する正規のURLに決め、残りをそこへ転送します
  • 2つのサイトを1つにまとめ、古いURLへのリンクを正しいページへ送りたいとき
  • ページを削除し、訪問者を新しいページへ案内したいとき

種類と、検索結果への効き方

訪問者には種類の違いがほとんど見えませんが、Googleは種類によって扱いを変えます。決め手は、転送を置く期間と、検索結果に出したいページです。

種類 方法 Googleの扱い
永続的 301、308、meta refresh(0秒)、HTTP refresh(0秒)、JavaScriptのlocation、crypto リダイレクト Googlebotは転送を追跡し、インデックス登録の過程で「転送先が正規版」というシグナルに使います。検索結果には新しいURLが出ます。元に戻す予定がないときに使います
一時的 302、303、307、meta refresh(0秒超)、HTTP refresh(0秒超) 転送は追跡します。ただ、「転送先が正規版」というシグナルの対象外です。ほかの正規化のシグナルがあれば、転送先がインデックスに入ることもあります。検索結果には元のページが出ます

ページの表は、Googleが正しく読み取れる可能性が高い順に並んでいます。

永続的の行では、サーバー側のリダイレクトが最も高く、meta refresh、JavaScript、crypto リダイレクトの順に低くなります。

サーバー側のリダイレクト

サーバー側の設定は、サーバーの設定ファイル(Apacheの .htaccess など)を触るか、PHPなどのスクリプトでヘッダーを送って行います。

検索結果に出るURLを変えたいときは、可能な限りサーバー側の永続的リダイレクトを使うよう、ページは勧めています。

301と308が「ページが完全に移転した」ことを表すステータスコードです。

一時的に別のページへ送りたいだけなら、一時的リダイレクトを使います。サービスが一時的に使えないとき、事情を説明するページへ送りながら、元のURLを検索結果に残せる、というのが原文の例です。

原文には、PHP、Apache、別系統のウェブサーバーでの書き方の例も載っています。

meta refreshとHTTPヘッダーの同等の方法

サーバー側の転送が難しい環境では、meta refreshが代わりになることがあります。

Googleは2種類を区別します。読み込み直後に動く「即時」は永続的、秒数を置いて動く「遅延」は一時的です。

JavaScriptのlocationによる転送

Googleは、URLのクロールが終わったあとに、ウェブレンダリングサービスでJavaScriptを実行します。

ただし、描画はさまざまな理由で失敗することがあります。失敗すると、JavaScriptで書いた転送がGoogleに見られないままになる可能性があります。

そのためページは、サーバー側もmeta refreshもできない場合に限って使うよう求めています。

crypto リダイレクト

どの方法も使えない場合でも、ページやコンテンツが移転したことは訪問者に伝えるべきだと、ページは述べています。

いちばん簡単なのは、新しいページへのリンクと短い説明を置くことです。

Googleがこれを crypto リダイレクトとして理解することもありますが、検索エンジンによっては、公式の転送として扱われない場合があります。

ほかに手段がある限り、これに頼らず、先にホスティング事業者へ相談するようにと書かれています。

URLの代替バージョン

リダイレクトすると、Googleは元のURLと転送先のURLの両方を記録します。

どちらか一方が正規版になり、もう一方は「代替名」になります。決め手は、転送が一時的か永続的かといったシグナルです。

代替名は、訪問者がより信頼しているかもしれないURLのことです。クエリから見て古いURLのほうが信頼されていそうなとき、検索結果に代替名が出ることがあります。

ドメインを移転した場合は、新しいURLが登録済みでも、古いURLがときどき表示され続ける可能性が高い、とページは書いています。

これは正常な動きで、訪問者が新しいドメイン名に慣れるにつれて、何もしなくても代替名は出なくなる、という説明です。

英語版と日本語版の違い

英語版は2026-04-14、日本語版は2026-04-17の更新で、日本語版が3日新しい状態です。

見出し・小見出し・表・コード例・リンクの数は両版で一致しました。内容を変える差は見つからず、あったのは次の5点の訳の濃淡です。

箇所 英語版 日本語版 読み取り
crypto リダイレクト Googleがそれを crypto リダイレクトと理解するかもしれない(may) 「crypto リダイレクトとして認識できるようになります」と、可能性を示す語がありません 英語版は「そう理解されることがある」程度の書き方です
サーバー設定の例の前置き(2つ目のウェブサーバー) For example(たとえば) 「たとえば、次のようなリンクです」 直後に続くのはリンクではなくコード例なので、訳のずれとみられます
代替名の最後の1文 alternate names(代替名)が出なくなる 「代替ドメイン名」が非表示になる 原文の語は「ドメイン名」に限っていません
代替名の定義 訪問者がより認知し、信頼しているかもしれない(might)バージョン 「ユーザーの認知度や信頼性が高い」と、可能性を示す語がありません 英語版は「そうかもしれない」程度の書き方です
ドメイン移転後の旧URL 古いURLが引き続きときどき表示される可能性が非常に高い(very likely) 「引き続き古い URL を表示することがあります」 日本語版のほうが弱い書き方です。この記事は英語版に沿って書いています

更新の経緯

変更履歴(2026-10-01更新の版)で、このページに触れていたのは、2021年6月29日の1件だけでした。

2026年4月14日の更新に対応する項目は、変更履歴にありませんでした。

そこでInternet Archiveの保存版を比べました。

2022年9月16日の版と、2026年1月1日・2月9日・3月2日・3月15日の版は、「>0」と「more than 0」の表記を除けば同じ文面でした。

2026年4月23日の版は現在の英語版と本文が一致し、更新日の表示も2026-04-14でした。変わったのは次の5か所で、変更は3月15日から4月23日の間に入っています。

箇所 以前の文面(2026年3月15日の版まで) 現在の文面
種類の概要 リダイレクトを「強いシグナルまたは弱いシグナル」として使う 「特定の種類のリダイレクト」をシグナルとして使う
永続的の説明 転送先が正規版であることの「強いシグナル」として使う 転送先が正規版であることの「シグナル」として使う
一時的の説明 「弱いシグナル」として使う シグナルとしては使わない。ほかの正規化のシグナルがあれば、転送先がインデックスに入ることもある(この一文が追加)
サーバー側の一時的リダイレクト Googleが古いURLを結果に「より長く」残す Googleがリダイレクトの影響を受けず、古いURLを検索結果に残す助けになりうる
crypto リダイレクトの前後 「従来の(traditional)」転送方法 「ほかの(other)」転送方法

このページから、言えること・言えないこと

言えること 言えないこと(よくある誤解)
永続的リダイレクトは、転送先を正規版とするシグナルとして使われる 「301なら必ず新しいURLだけが出る」という読み方は、原文から外れます。正規版はほかのシグナルとも合わせて決まります。正規化のページ(英語版)は、リダイレクトを含む指定を「ヒントであり、規則ではない」と説明しています
一時的リダイレクトは、転送先を正規版とするシグナルには使われない 「一時的リダイレクトは弱く効く」という読み方は、現在の文面から外れます。以前の「弱いシグナル」という言葉は消えています
サーバー側の転送が、最も正しく読み取られやすい 「JavaScriptの転送もサーバー側と同じ」という読み方は、原文から外れます。描画に失敗すると、Googleに見られない可能性があります
このページの記述は、転送の種類と、検索結果に出るURLの関係までである 「転送を1回挟むと評価が減る」という根拠や、連鎖への言及は、このページの外で探すことになります。移転の手順のページ(英語版、2026-08-20更新)には、301などの永続的リダイレクトでPageRankは失われないこと、連鎖は避けること(Googlebotは最大10回まで追えるが、3回以内が望ましく5回未満)が書かれています
転送を残す期間の目安は、移転の手順のページにある 期間は、このページから読み取れる情報の外です。移転の手順のページは「できるだけ長く、一般には少なくとも1年」と書いています

連鎖の回数と1年の目安は、移転の手順のページ(英語版)を開いて確かめた記述です。リダイレクトを含む正規化の考え方は正規化のページ(英語版)にあります。

中小企業の視点で、どう受け取るか

ここからはGoogleの説明とは別の、私の読み取りです。

1. 「戻す予定があるか」で種類を決める

ドメインの移転、URLの変更、サイトの統合は、元に戻さない前提の作業です。永続的(301か308)を選びます。

工事中や在庫切れで数日だけ別のページへ送る場合は、一時的(302など)が合います。

見落としやすいのは、一時的で始めた転送を、移行が終わってもそのままにしている状態です。検索結果に元のURLが残り続ける原因になりえます。

2. 手段は、上から順に当たる

順番は、ページの表と同じです。まずホスティングの管理画面に、リダイレクトの設定項目があるかを見ます。

次に、WordPressで転送を扱うプラグインや.htaccessを使えるかを確かめます。プラグインを使う場合も、中身がサーバー側の301になっているかを、次の手順で確認します。

それでも難しいときに、即時のmeta refresh、JavaScript、リンクでの案内の順に進みます。

3. 設定したら、外から確かめる

ブラウザには転送後の画面だけが表示されるため、転送の種類は見た目から判別しにくいものです。

旧URLに対して curl -sI https://example.com/old-page/ を実行し、1行目が 301 か 308 になっているか、location の行が新しいURLになっているかを見ます。

Search Consoleの「URL検査」でも、旧URLがどう扱われているかを見られます。画面の名前は変わることがあり、今回の作業で画面は未確認です。

原文のコード例は、考え方を示す見本です。原文の return の例には行末のセミコロンがないので、そのまま貼らず、ホスティング事業者の手順で書き直します。

4. 旧URLが検索結果に残っても、慌てない

ドメインを移転した直後は、新しいURLが登録済みでも旧URLが出ることがあります。ページはこれを正常な動きと説明しています。

慌てて設定をいじる前に、旧URLが意図した種類の転送になっているかを、前の手順で確かめます。

実務の手順は既存記事にあります。

転送の対応表を作り直しの前に決める話はホームページを作り直しても問い合わせが増えない本当の理由と直す順番で、リニューアルで301の設定漏れが起きる失敗はBtoBサイトの設計の記事で扱っています。

弊社のサイトで確かめたこと

2026年10月8日に、kenkyo.ai に対してコマンドを実行しました。

確認できるのは、サーバーが返すステータスコードとHTMLの中身までです。Googleの検索結果での見え方は、未確認です。

  • www付きのURL:curl -sI https://www.kenkyo.ai/ の結果は301で、locationは https://kenkyo.ai/ でした。x-redirect-by: WordPress の行があり、転送しているのはWordPressです
  • 転送の回数:curl -sL -o /dev/null -w "%{num_redirects}" https://www.kenkyo.ai/ は、1回で https://kenkyo.ai/ に着き、最終のステータスは200でした
  • 末尾のスラッシュなしの記事URL:curl -sI https://kenkyo.ai/site-structure-saitekika は、301でスラッシュ付きのURLへ転送され、最終は200でした
  • 存在しないURL:実在しない記事のURLを curl -sI で指定すると404で、トップページへの転送は起きませんでした
  • トップページのHTML:curl -sL https://kenkyo.ai/ の中身を検索し、meta refreshは0件、canonicalは自分自身(https://kenkyo.ai/)でした。window.location は3か所ありましたが、どれもURLの値を読む処理で、ページを移動させる命令ではありませんでした

ここから分かるのは、別の入口(www付き、スラッシュなし)が、サーバー側の301で1回の転送で正規のURLに集まっていることです。

今回の確認の範囲では、302の応答も、meta refreshやJavaScriptの転送も見つかりませんでした。

よくある質問

301リダイレクトと302リダイレクトで、Google検索の結果は変わりますか?

公式ページの説明では、変わります。

永続的(301・308)は検索結果に新しいURLを出し、一時的(302・303・307)は元のページを出す、という整理です。

ただし、ほかのシグナルがあれば、一時的でも転送先がインデックスに入ることがあると、ページ自身が書いています。

meta refreshやJavaScriptのリダイレクトは、301の代わりに使えますか?

サーバー側の転送ができないときの代わりにはなります。即時(0秒)のmeta refreshは永続的、遅延のmeta refreshは一時的として読まれます。

JavaScriptは、描画に失敗すると見られない可能性があるため、ページは最後の手段に近い扱いにしています。

リダイレクトを設定したのに、古いURLが検索結果に出続けるのはなぜですか?

ページの説明から考えられるのは、元のURLが「代替名」として記録されているためです。訪問者がその名前を信頼していそうなクエリのとき、代替名が出ることがあります。

まず、旧URLが意図した種類の転送(永続なら301か308)になっているかを確かめます。出続ける期間の目安は、このページに書かれた範囲の外です。

まとめ:今日できる1つのこと

自社の旧URLを1本選び、curl -sI で1行目が301か308になっているかを確かめてください。

一時的な転送のまま残っているURLが見つかれば、それが今日直せる1件です。

この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。

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この記事を書いた人

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合同会社謙虚 代表社員。20代から、売る言葉だけを仕事にしてきました。電話営業で受話器を握っていた時代から、数千社のWEB集客に関わったいままで。詳しいプロフィールはこちら

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