Search Console は、Googleが提供する公式のツールです。ただ、登録はしたものの、何をどう見ればよいのかが分からない。
そうなりやすいツールでもあります。
この記事では、Google検索セントラルの「Get started with Search Console(Search Console を使ってみる)」を、英語版の原文から読みます。何を・どの順に・どのくらいの頻度で見ればよいのかが分かります。
合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。その数字の出どころであるSearch Consoleの「入口」を、Googleがどう案内しているかを確かめておく価値があると考え、このページを読みました。
結論:3行で言うと
- Googleは、毎日ログインする必要はないと書いています。目安は、月に1回程度か、サイトの内容を変えたときです
- 始める手順は4つです。所有権の確認、Googleがページを読めているかの確認、サイトマップ(任意)、検索パフォーマンスの確認の順です
- 2025年12月時点の英語版は、Internet Archiveに残る2024年9月の保存版と比べて、言い回しが4か所変わっただけでした。手順の中身は同じです
このページの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題(英語) | Get started with Search Console |
| 日本語版の題名 | Search Console を使ってみる |
| 英語版の最終更新日 | 2025-12-10 |
| 日本語版の最終更新日 | 2025-12-18 |
| Google検索セントラルの中の位置 | URLの上では「monitor-debug」の下。監視とデバッグの章にあたります |
| 直近の主な更新 | 変更履歴に載っているのは、2023年9月26日に「入門記事2本を1本の入門ガイドにまとめた」という記録です |
Googleがこのページで言っていること
Search Console とは、何のためのツールか
冒頭で、Search Console は「ウェブサイトを持つ人が、Google検索での表示状況を知り、改善の手がかりを得るためのツール」と説明されています。
Googleがサイトを見つけ、読み込み、検索結果に出す流れ(クロール、インデックス登録、検索結果表示)に関する情報が得られる、とも書かれています。
見る頻度については、次の1文が原文にあります。
“There is no need to sign in to the tool every day.”(このツールに毎日ログインする必要はありません。)
新しい問題をGoogleが見つけたときは、Search Console からメールで知らされます。そのうえで、月に1回程度、またはサイトの内容を変えたときに、データが安定しているかを見る、という案内です。
始めるための4つの手順
| 順番 | やること | 原文が添えている説明 |
|---|---|---|
| 1 | サイトの所有権を確認する | Search Console が出すすべての情報を見るために必要です |
| 2 | Googleがページを見つけて読めるようにする | インデックス カバレッジ レポートで、Googleが登録した、または登録しようとしたページの一覧を見て、エラーと警告を直します |
| 3 | サイトマップの送信を検討する | 送らなくてもページは見つけてもらえます。送ると、見つけてもらうのが早まる可能性があります |
| 4 | サイトのパフォーマンスを見る | 検索パフォーマンス レポートで、検索クエリ・ページ・国ごとに、表示回数やクリック数の推移が分かります |
手順3の書き方に注目してください。サイトマップは「検討する」であり、必須とは書かれていません。
手順4には、トラフィックが減っているときはトラフィックの減少をデバッグするページを参照するとよい、との案内も添えられています。原文によると、取り組む順番を決める助けになります。
もっと深く学ぶための2つのレポート群
ページの後半は、「SEOの担当者・マーケティング担当者・サイト管理者向け」と「ウェブ デベロッパー向け」の2つに分けて、見るべきレポートを挙げています。
| 向いている人 | レポート・ツール | 分かること |
|---|---|---|
| SEO担当・マーケ担当・サイト管理者 | 手動による対策レポート | 手動による対策を受けているか。受けていると、サイトの一部または全部が検索結果に出ないことがあります |
| 同上 | 削除ツール | ページを検索結果から一時的に非表示にします。リクエストが通っても、効果は約6か月です |
| 同上 | アドレス変更ツール | ドメインやサブドメインを引っ越すときに、Googleへ知らせます |
| 同上 | リッチリザルトのステータス レポート | 構造化データのうち、Googleが読めたものと読めなかったもの。エラーと警告の詳細も出ます |
| ウェブ デベロッパー | インデックス カバレッジ レポート | サイト全体で、エラー・警告・除外のあるページと、各ページの表示回数 |
| 同上 | URL検査ツール | 1ページごとの登録状況。公開中のURLのテストや、クロールのリクエストもできます |
| 同上 | セキュリティの問題レポート | ハッキングされた可能性や、閲覧者に害を与えうる使われ方への警告 |
| 同上 | Core Web Vitals レポート | 実際の利用データ(フィールドデータ)に基づく、ページの表示性能 |
最後に、レポートとツールの全一覧へのリンクが付いています。
英語版と日本語版の違い
確認した日付(2026年10月8日)時点で、内容の差は、次の2点でした。
| 項目 | 英語版 | 日本語版 |
|---|---|---|
| 最終更新日 | 2025-12-10 | 2025-12-18(8日新しい) |
| サイトマップ送信の効果 | 送ると、見つけてもらうのが「早まる可能性」がある(might speed up) | 「見つかりやすくなる可能性」がある。早さの話が、見つけやすさの話に変わっています |
ページに埋め込まれている動画は、英語版と日本語版で同じ2本(冒頭と末尾に1本ずつ)でした。動画の中身は私は見ていません。
手順の数、レポートの数と順番、「約6か月」「月に1回程度」といった数字は、英語版と日本語版で一致していました。
日本語版のほうが日付は新しいものの、英語版にだけ書かれている手順や注意書きは見つかりませんでした。
更新の経緯
Google検索セントラルの変更履歴では、2023年9月26日に「入門向けの Search Console の記事2本を、1本の入門ガイドにまとめた」と記録されています。
そのあとの英語版の変化を調べるため、Internet Archiveに残る2024年9月16日の保存版(その版の最終更新日は2024-03-18)と、現在の英語版を1文ずつ比べました。違いは次の4か所だけです。
- 「log in」が「sign in」になった
- サイトマップの文の「via」が「using」になった
- 「Google search results」の search が大文字の Search になった
- リッチリザルトの文の「could not」が「couldn’t」になった
最終更新日が2025年12月になっていても、この比較では、手順や数字の変更は見つかりませんでした。なお、2024年9月より前の版は、今回の取得では中身を確かめられていません。
ページの中の用語と、いまの画面のずれ
もうひとつ、英日の差ではない点があります。このページは、手順2と開発者向けの項目で「インデックス カバレッジ レポート」と呼んでいます。
しかし、そのリンク先のヘルプページを開くと、題名は日本語版で「ページ インデックス登録レポート」、英語版で「Page indexing report」でした。同じレポートを指すリンクですが、名前が変わっています。
画面で探すときは、「インデックス カバレッジ」ではなく、ヘルプの題名にある「ページ インデックス登録」という名前で探してみてください。
このページから、言えること・言えないこと
| 言えること | 言えないこと |
|---|---|
| 毎日ログインする必要はなく、月に1回程度の確認が目安である | 「Search Console を使えば順位が上がる」。ページは、状況の把握と改善の手がかりを得るツールだと説明しているだけです |
| 新しい問題が見つかると、メールで知らされる | 「メールが来なければ、サイトに問題は無い」。ページはそこまで書いていません |
| サイトマップを送らなくても、ページは見つけてもらえる | 「サイトマップを送れば、必ず早く登録される」。原文は「早まる可能性」と書いています |
| 削除ツールの効果は約6か月で、その間に恒久的な対応を決める | 「削除ツールを使えば、ページが完全に消える」。期限つきの一時措置です |
| インデックス カバレッジ レポートで、登録されたページと、登録できなかったページを一覧できる | 「レポートのエラーを全部ゼロにすれば、全ページが登録される」。ページはエラーと警告を直すよう勧めていますが、登録の保証はしていません |
中小企業の視点で、どう受け取るか
ここからはGoogleの説明とは別の、私の読み取りです。従業員が数人から数十人の会社が、WordPressで自社サイトを持っている場面を想定しました。
1. 所有権の確認は、方法を2つ持っておく
手順1の所有権の確認は、後回しにされがちです。ところが、ここが切れると、ほかの手順がすべて使えなくなります。
Googleのヘルプによると、確認方法はHTMLファイルのアップロード、HTMLタグ、Googleアナリティクスのトラッキングコード、タグマネージャー、ドメイン名のプロバイダなど複数あります。複数の方法を同時に登録でき、1つが外れたときの備えになります。
ヘルプには、アナリティクスのコードで確認していて、テンプレートの変更でタグが消えた例が挙がっています。デザインを作り替える会社は、特に注意が必要です。
確認したい場所は、Search Console の対象サイトの「設定」にある「所有権の確認」です。今の確認方法が何かを見て、別の方法を1つ足しておく流れです。
WordPressでは、Googleが後援するプラグイン「Site Kit」が確認を代行できる、とヘルプにあります。プラグインを入れる前に、何を書き込むものかは調べてから選んでください。
2. 月に1回の見方を、2つに絞る
「月に1回」と言われても、何を見るのかが決まっていないと続きません。まず見るのは、次の2か所だけで足ります。
- 「ページ」のインデックス登録レポートで、大切なページ(トップ、サービス紹介、お問い合わせ)が登録されているか
- 検索パフォーマンスで、表示回数とクリック数が前の期間と比べて急に動いていないか
登録レポートのヘルプには、登録されていないページがあっても、noindexや重複URLなど正当な理由なら問題ない、と書かれています。灰色のページを全部直す作業にはしないでください。
検索パフォーマンスの画面は、初期状態で直近3か月を表示します(ヘルプの記載)。月1回なら、期間を広げて、傾きを見ます。
数字が急に落ちていたら、ここで手順4の案内にあるトラフィック減少のデバッグへ進みます。
3. サイトマップは、あれば出す程度でよい
原文は、サイトマップを「検討する」と書いているだけです。WordPressでは、SEOプラグインやWordPress本体が自動で作ることが多く、ブラウザでサイトマップのURLを開けば存在を確かめられます。
存在を確かめたら、Search Console の「サイトマップ」にそのURLを1回入れておきます。送ったあとは、月1回の確認のときに、サイトマップの画面でエラーが出ていないかを見る程度で足ります。
4. 通知メールの宛先を、見ている人にする
Googleは、問題が見つかるとメールで知らせる、と書いています。ここでの私の読み取りは、宛先が退職した人のアドレスや、誰も見ていない共有アドレスでは、この仕組みが働かない、という点です。
所有者の登録アドレスを、いま実際に見ている人のものにしておくことを、最初の作業に加えてください。
登録ページの状態を詳しく調べる必要が出たときは、公開した記事が検索に出てこないときの診断手順が実務の順番をまとめています。この記事は公式ページの解説で、そちらは手順の記事です。
弊社のサイトで確かめたこと
この作業中の2026年10月8日朝に、kenkyo.ai に対して行った確認です。Search Console の管理画面の数字は、私は見られないため、書いていません。
curl -sL https://kenkyo.ai/robots.txtを実行しました。止めているのは /wp-admin/ のみで、admin-ajax.php は許可されていました。サイトマップとして、sitemap.xml と sitemap.rss の2行が書かれていましたcurl -sL https://kenkyo.ai/sitemap.xmlを実行しました。サイトマップの目次に7本が並んでいました。投稿用が2本、固定ページ用、別の種類のページ用、投稿アーカイブ用、カテゴリ用、タグ用です- 投稿用と固定ページ用のサイトマップに載るURLを数えました。投稿用2本で合計1,065件、固定ページ用で18件でした
- トップページのHTMLを取得し、
google-site-verificationのmetaタグを探しました。1つありました(値は載せません)。HTMLタグ方式の確認用タグがある、ということまでは分かります。Search Console の側で確認済みと表示されているかは、私は見ていません
この結果から言えるのは、次の2点です。
- サイトマップは公開され、robots.txtから案内されている
- 登録レポートのヘルプが、500ページ未満のサイトには使わなくてもよいかもしれないと書いている水準を、弊社のサイトのURL数は超えている
後者は、登録レポートを月1回見る意味がある規模、という意味で読んでいます。500ページ未満のサイトでは、ヘルプは site: 検索で主要ページが出るかを見る方法を先に勧めています。
よくある質問
Search Console は、毎日ログインして確認する必要がありますか
Googleは、毎日ログインする必要はない、と書いています。新しい問題が見つかったときはメールで知らされます。
そのうえで、月に1回程度、またはサイトの内容を変えたときに、データが安定しているかを見る、という案内です。
Search Console にサイトマップを送信しないと、Googleにページは登録されませんか
いいえ。原文は、送らなくてもサイトのページはGoogleに見つけてもらえる、と書いています。
ただし、Search Console から送ると、見つけてもらうのが早まる可能性があり、送ったサイトマップの情報も確認できます。
Search Console の「インデックス カバレッジ レポート」は、いまの画面では何という名前ですか
リンク先のヘルプの題名は、日本語版で「ページ インデックス登録レポート」、英語版で「Page indexing report」です。私は管理画面そのものは見ていないため、画面上の表記はヘルプの題名から読み取った範囲の話です。
探すときは、「ページ」や「インデックス登録」という語で探してみてください。
まとめ:今日できる1つのこと
Search Console の「設定」にある「所有権の確認」を開き、今の確認方法を1つ書き留めて、別の方法をもう1つ足してください。
所有権が切れると、月1回の確認をしようにも画面が開けません。確認の習慣は、その土台を固めてから始まります。
この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
生成AIに引用されるページを、お話しいただくだけでお作りします。お時間をいただくのは初回15分のヒアリングだけです。まず1ページ、無料でお作りします。
OKが出るまで、何度でも直します。事実が違う、言い回しが硬い、この話は入れないでほしい。どれも遠慮なくおっしゃってください。何度お直ししても、追加の料金はいただきません。
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