自社のページをGoogleの検索結果に載せたいとき、記事の中身を磨く前に確かめたいことがあります。そもそもそのページが、Googleに読める状態にあるかどうかです。
その最低条件を3つにまとめたのが、「Google 検索の技術要件」というページです。この記事では、英語版の原文を読み、中小企業のサイトで何をどの順に確かめればよいかまで落とし込みます。
合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。数字を読む前に、ページがGoogleに届いているかを点検する物差しとして、このページを読みました。
結論:3行で言うと
- Google検索に載るのは無料です。条件は「Googlebotがブロックされていない」「HTTP 200で応答する」「インデックス登録できる内容がある」の3つです
- 3つを満たしても、インデックス登録(Googleの検索用データベースへの登録)は、保証の対象外です。この3つは、登録の対象になるための入口の条件です
- robots.txtで止められるのは、ページを読みに来ること(クロール)です。登録を避けたいときは、クロールを許したうえで noindex を使うと、原文は書いています
このページの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題(英語) | Google Search technical requirements |
| 日本語版の題名 | Google 検索の技術要件 |
| 英語版の最終更新日 | 2025-12-18 |
| 日本語版の最終更新日 | 2025-12-18 |
| Google検索セントラルの中の位置 | 「Google 検索の基本事項」の章。左メニューの名前は「Technical requirements」 |
| 直近の主な更新 | 2025-12-18。HTTPステータスコードの解説へのリンク先が変わりました(本文の文章は同じ) |
Googleがこのページで言っていること
原文は短く、日本語に直しても1,300字ほどです。構成は、冒頭の宣言、3つの条件、最後の補足の順です。
冒頭:費用はかからず、条件は3つ
最初の1文で、Googleは検索結果に載せるのに費用がかからないと述べます。原文は次のように書いています。
「It costs nothing to get your page in search results, no matter what anyone tries to tell you.」(誰が何を言ってきても、検索結果にページを載せるのは無料です。)
続けて、最低限の技術要件を満たしたページは、インデックス登録の対象になると述べます。そのうえで、要件を満たしても登録は保証されないと、注意書きで念を押しています。
| 条件 | 原文の言い方 | 原文が挙げる確認の手段 |
|---|---|---|
| 1. Googlebotがブロックされていない | 一般公開されていて、Googlebotのクロールを止めておらず、登録を止める仕組みも使っていないページだけが登録される | ページのインデックス登録レポート、クロールの統計情報レポート、URL検査ツール |
| 2. ページが機能している | HTTP 200(成功)が返るページだけが登録される | URL検査ツール |
| 3. インデックス登録できる内容がある | 対応するファイル形式のテキストで、スパムポリシーに違反しない | 原文は挙げていません |
条件1:Googlebotがブロックされていない
Googlebotは、Googleのクローラー(ページを読みに来るプログラム)の名前です。原文によると、Googleが登録するのは、一般に公開されていて、Googlebotを締め出していないページだけです。
ログインしないと見られないページは、Googlebotのクロールの対象外です。インデックス登録を止める仕組みを使ったページも、登録の対象外になります。
robots.txtで止められたページは、検索結果に出にくくなります。
原文は、見せたいのにGoogleが入れていないページを探すには、Search Consoleの「ページのインデックス登録レポート」と「クロールの統計情報レポート」を両方見るよう勧めています。2つのレポートには、同じURLについて違う情報が載りうるためです。
個別のページを調べるときは、URL検査ツールを使います。
条件2:ページが機能している
Googleが登録するのは、HTTP 200が返るページだけです。クライアントエラー(4xx)とサーバーエラー(5xx)のページは、登録の対象外です。
特定のページのステータスコードは、URL検査ツールで確かめられます。
条件3:インデックス登録できる内容がある
Googlebotがページを見つけ、そのページが正常に動いていれば、次はGoogleが中身を調べます。原文は、登録できる内容を2つに分けています。
- テキストが、Google検索の対応するファイル形式であること。対応形式の一覧を開くと、HTMLやPDFが載っています
- 内容が、スパムポリシーに違反していないこと
補足:robots.txtとnoindexは役割が違う
最後の補足は、中小企業のサイトで取り違えが起きやすい点です。robots.txtでGooglebotを止めるとクロールは防げますが、ページのURLが検索結果に出ることはありえます。
登録しないようGoogleに伝えるには、noindexを使い、さらにGoogleがそのURLをクロールできる状態にしておきます。noindexの解説ページも、robots.txtで止めているとクローラーがnoindexを読めない、と書いています。
英語版と日本語版の違い
2つの版の最終更新日は、どちらも2025-12-18です。本文を突き合わせたところ、内容に実質的な差は見つかりませんでした。
言い回しの差は3か所です。
| 箇所 | 英語版 | 日本語版 | 読み取れる差 |
|---|---|---|---|
| 冒頭 | 「no matter what anyone tries to tell you」(誰が何を言ってきても)の一節がある | この一節が無く、「一切料金は発生しません」とだけ書く | 費用がかからない、という要点は同じです |
| robots.txtで止めたページ | 「unlikely to show」(表示される可能性が低い) | 「表示されない可能性があります」 | 英語版は「出にくい」、日本語版は「出ないこともある」と読めます。強さの差は小さい範囲です |
| 登録を止める仕組み | 「複数ある仕組みのうちの1つ」と書く | 「特定のメカニズム」 | 仕組みが複数ある点は、日本語版では見えにくくなっています |
どの差も、実務の判断を変えるほどではありません。日本語版だけを読んでも、要点は取り違えない文章です。
更新の経緯:更新日は9つ、中身が変わったのは2回
Googleの変更履歴で、このページ自体が名指しされているのは、2022年10月13日の1回です。ウェブマスター向けガイドラインを刷新して改称した項目の中で、このページが紹介されています。
2025年12月18日には、HTTPステータスコードの解説を別のサイトへ移した項目が載っています。
これに加え、Internet Archiveの保存版を約45点(2022年10月〜2026年9月、おおむね月に1点)取り寄せ、本文とリンクを比べました。結果は次の表のとおりです。
| 最終更新日の表示 | 保存版で確かめた変化 |
|---|---|
| 2022-10-12 | 2022年10月13日の保存版が最古です。レポート名は「Index Coverage report」でした |
| 2023-01-19 | 「Index Coverage report」が「Page Indexing report」に変わりました(2022-12-31の保存版と2023-01-27の保存版の間)。変更履歴には載っていません |
| 2023-02-17、2023-05-23、2023-12-01、2024-03-18、2024-10-31、2025-02-04 | 本文の文字とリンク先は同じでした。変わっていたのは、サイト共通の版番号やHTMLの属性などでした |
| 2025-12-18 | HTTPステータスコードの解説へのリンク先が、検索セントラルの中から、Googleのクロール基盤のサイトへ変わりました。変更履歴の同日の項目に、この解説の移転が載っています |
保存版は月に数点なので、確かめられたのは保存版の時点に限られます。それでも、本文の文章は2023年1月から2026年9月まで、取り寄せたすべての保存版で一致していました。
最終更新日が新しいことと、内容が変わったことは別の話です。比べた範囲では、最終更新日の表示は9通りありましたが、文章が変わったのは2023年1月のレポート名だけでした。
このページから、言えること・言えないこと
| 言えること | 言えないこと |
|---|---|
| 検索結果に載せるのに、費用はかからない(冒頭の1文) | 費用と、登録の早さや順位との関係。費用に触れるのは冒頭の1文だけ |
| 3つの条件を満たすと、インデックス登録の対象になる | 3つを満たせば必ず登録される。原文は「登録は保証されない」と書いている |
| HTTP 200以外のエラーページは登録されない | 条件を満たせば順位が上がる。このページは順位に触れていない |
| robots.txtで止めてもURLが検索結果に出ることがある | robots.txtに書けばインデックスされない。原文は、noindexを使うよう案内している |
| noindexを効かせるには、クロールを許す必要がある | この3条件が技術面のすべて。原文は「最低限」の条件としている |
中小企業の視点で、どう受け取るか
ここからはGoogleの説明とは別の、私の読み取りです。作業は、確かめやすい順に並べました。
1. まず、集客したい主要ページが登録されているかを確かめる
Search Consoleの画面上部の検索バーに、集客したいページのURLを入れます。URL検査ツールが開き、Googleに登録されているかが分かります。
Search Consoleのヘルプは、サイトのページ数が500未満なら、ページのインデックス登録レポートを使う必要はおそらくないと書き、まず「site:」検索(site:自社のドメイン)を勧めています。数十ページのサイトでは、この方法が早い確かめ方です。
クロールの統計情報レポートについても、ヘルプは、ページ数が1,000未満のサイトではこのレポートを使う必要はないと案内しています。原文の「両方を見る」は、ページ数が多いサイト向けの手順と読むのが自然です。
2. 登録されていなければ、止めている設定を探す
WordPressには、検索エンジンにサイトを登録させないための設定があります。制作中にオンにして、公開後もそのままになることが起こりえます。
noindexの解説ページも、CMSには検索エンジン向けの設定ページなどが用意されていることがある、と書いています。
この作業では管理画面を開いていないので、設定の場所と画面上の表記は、お手元で確かめてください。
SEO用のプラグインにも、記事ごとに登録させない設定を持つものがあります。ページのソースを表示して「noindex」を検索すると、サイト側の指定を直接確かめられます。
3. 会員ページとCDN、ホスティングの設定を確認する
ログイン後のページは、クロールの対象外です。集客したいページを会員向けの領域に置いていないか、見直してください。
CDN(配信を速くする外部サービス)やホスティングの防御設定が、Googlebotを止めてしまうこともあります。Googleの別ページ「AI機能とウェブサイト」は、検索の基本として続ける価値のあることの例に、robots.txtに加えて、CDNやホスティングの側でもクロールが許可されていることを挙げています。
Search Consoleのヘルプには、Googlebotが止められた状態として、「未承認のリクエスト(401)」と「アクセス禁止(403)」が挙がっています。
4. 存在しないURLが、本当に404を返すか確かめる
画面には「ページが見つかりません」と出ているのに、ステータスコードは200のままというサイトがあります。ヘルプはこれを「ソフト404」と呼び、本当にないページは404を返すよう勧めています。
確かめ方は簡単です。存在しないURLをブラウザで開き、URL検査ツールか開発者ツールでステータスコードを見ます。
弊社のサイトで確かめたこと
2026年10月8日に、弊社サイト(kenkyo.ai)に対して、次の確認をコマンドで行いました。Search Consoleの画面の数字は私には見られないため、手元で確かめられた範囲だけを載せています。
- robots.txt:
curl -sL https://kenkyo.ai/robots.txtでHTTP 200を確認しました。禁止の指定は /wp-admin/ だけで、admin-ajax.php は許可、サイトマップは2つ宣言されていました - 記事のステータスと noindex:post-sitemap.xml に載る1,000件のURLから無作為に20件を選び、Googlebotを名乗るUser-Agentで取得しました。20件すべてがHTTP 200で、robotsのmetaタグにもX-Robots-Tagヘッダーにも noindex はありませんでした
- 存在しないURL:存在しないURLを取得すると、HTTP 404が返りました。200のまま「見つかりません」と表示するソフト404の状態は、この確認では出ませんでした
- 管理画面:/wp-admin/ は302でログイン画面に移ります。ログインが必要な領域は、クロールされない前提です
- URLの正規化:http://kenkyo.ai/ と https://www.kenkyo.ai/ は、どちらも301で https://kenkyo.ai/ に移ります
- 本文がHTMLにあるか:記事1本(https://kenkyo.ai/kachi-wo-takameru/)を取得すると、h1が1つで、タグを除いたテキストは約2万1千字(空白と改行を含む)ありました(メニューなども含みます)。JavaScriptを動かさなくても、本文はHTMLに入っています
この確認には限りがあります。
User-Agentを名乗っただけなので、本物のGooglebotからの取得とは別物です。また、確かめたのは1,000件のうち20件で、サイト全体の目安にとどまります。
よくある質問
Google検索の技術要件を満たしていれば、必ずインデックス登録されますか
いいえ。原文は、3つの要件を満たしても登録は保証されないと明記しています。
要件は、登録の対象になるための最低条件です。
robots.txtでブロックしたページは、Google検索に表示されませんか
表示されることがあります。原文は、robots.txtでGooglebotを止めるとクロールは防げるが、ページのURLが検索結果に出ることはありうる、と書いています。
登録を避けたいときは、noindexを指定し、Googleがそのページをクロールできる状態にしておきます。
Google検索の技術要件では、HTTP 200以外のページはどう扱われますか
原文は、エラーページ(4xxと5xx)は登録されないと書いています。リダイレクトのページの扱いは、このページの範囲外です。
Search Consoleのヘルプには、リダイレクトされるURLは登録されず、移動先だけが登録されるという説明があります。また、JavaScriptの解説ページによると、200以外のページは、ページを描画する処理(JavaScriptの実行)が省かれることがあります。
まとめ:今日できる1つのこと
Search Consoleの検索バーに、いちばん集客したいページのURLを入れて、Googleに登録されているかを見てください。
登録されていない場合は、「公開 URL の検査」で、そのページがインデックス登録できる状態かをテストします。
この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
生成AIに引用されるページを、お話しいただくだけでお作りします。お時間をいただくのは初回15分のヒアリングだけです。まず1ページ、無料でお作りします。
OKが出るまで、何度でも直します。事実が違う、言い回しが硬い、この話は入れないでほしい。どれも遠慮なくおっしゃってください。何度お直ししても、追加の料金はいただきません。
これまでに127社にご利用いただきました。毎月ご依頼いただいている方の6割以上が、月10ページを選ばれています。料金はページに掲載しています。
ページを増やしても問い合わせが来ないなら、原因はページの外にあります。その場合は、下の入口からご相談ください。
自社のマーケティング課題を根本から解決しませんか?
ウェブサイトから要素を引き算し、訪れた人が迷わず次の一歩に進む形へ組み直す。初回60分のオンラインで御社のサイトを一緒に読み、どこから直すべきかをお伝えします。手順をまとめた無料の診断と解説動画もご用意しています。
初回は無料・60分・オンライン完結・その場で契約のお願いはいたしません


