自社のサイトを公開したのに、Googleで検索しても出てこない。小さな会社が、最初にぶつかる悩みの一つです。
Googleは検索セントラルの1ページ「Get your website on Google」で、この悩みに答えています。
この記事は、そのページを英語版の原文から読み、中身と、英語版・日本語版の違い、更新の経緯、弊社のサイトで確かめたことを整理します。
合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。数字を測る前に、そもそもGoogleに見つかる状態なのかを確かめる必要があるため、この入口のページを読みました。
結論:3行で言うと
- Googleは、サイトを自動で探すので、通常は公開する以外にやることはないと書いています。そのうえで、見落とされることもあるとして、確かめ方と原因を挙げています
- 見つかっているかの確かめ方は、検索窓に「site:自社のドメイン」と入れることです。ただし、この検索は登録済みの全URLを返すとは限りません
- 見落とされるときによくある理由として、リンクされていない、公開したばかり、巡回しにくい作り、巡回時のエラー、単なる見逃しの5つを挙げています。リンクをお金で買うことは勧めていません
このページの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題(英語) | Get your website on Google |
| 日本語版の題名 | ウェブサイトを Google に表示させる |
| 英語版の最終更新日 | 2025年12月10日 |
| 日本語版の最終更新日 | 2026年4月27日 |
| 検索セントラルの中の位置 | 左側の目次には出てきません。全ページ共通のフッター(ページ下部)にある「Do you need an SEO?」というリンクの行き先が、このページです |
| ページの呼び名 | 見出しは「Get your website on Google」。ブラウザのタブに出る題名は、英語版が「How to Get Information on Google」、日本語版が「Google 検索結果にサイトを表示する方法」 |
| 直近の主な更新 | 2024年7月31日に、旧名称のツールへの言及を置き換え(変更履歴に記載)。2025年4月ごろに、表から2行が消えた(変更履歴には記載なし) |
Googleがこのページで言っていること
導入:通常は公開するだけでよいが、見落とされることもある
ページの冒頭は、次の1文から始まります。
“Google automatically looks for sites to add to our index; you usually don’t even need to do anything except post your site on the web.”
(Googleは索引に加えるサイトを自動で探します。通常は、サイトをウェブに公開する以外、何もする必要はありません。)
続けて、それでもサイトが見落とされることがあるので、Google上にあるかの確認と、見つかりやすくする方法を説明する、と述べています。
基本のチェックリストは7つの問い
| 問い | ページの答え |
|---|---|
| サイトはGoogleに表示されているか | site:で調べる。見つからない原因として5つを挙げる |
| 質の高いコンテンツを出しているか | 「有用で信頼できる、人を第一に考えたコンテンツ」のガイドにある自己評価の質問を、自分に問う |
| 地域のお店はGoogleに表示されているか | ビジネスプロフィールで、検索やマップに出る事業の情報を管理できる。申請を検討する |
| どの端末でも速く、簡単に使えるか | 検索の多くはモバイル端末から行われる。どの画面サイズでも速く読み込み、正しく表示されるようにする。Lighthouseなどでテストできる |
| サイトは安全か | HTTPSで接続を安全にする |
| 追加の助けは要るか | SEO業者(検索エンジン最適化の専門家)の使い方は、別ページ「Do you need an SEO?」へ |
| 特定の分野のコンテンツか | 分野ごとの窓口の一覧へ(後述) |
サイトが表示されているかの確かめ方
ページが示す方法は1つです。Google検索で、次の形の検索をします。
site:example.com
「example.com」の部分に自社のドメインを入れます。ページは、この検索がそのドメインの登録済みURLを全部返すとは限らない、と注意しています。
リンク先の「site:演算子」のページも開いて確かめました。返されるURLの一覧は網羅的とは限らず、大きなサイトは全URLが出ると期待しないこと、と書かれています。
範囲を絞った指定のほうが、広い指定より多く返ることがある点にも触れています。
URLがsite:検索に出ないときは、Search Consoleの「URL検査」で、そのURLが登録できる状態かを確かめ、登録の依頼もできる、と案内しています。
見落とされる5つの原因
Googleは何十億ものページを巡回しているものの、サイトを見落とすことは避けられない、と書いています。見落とされるときによくある理由として、次の5つを挙げています。
| 原因 | ページの説明 |
|---|---|
| 他のサイトからリンクされていない | リンクしてもらえるかを検討する。ただし、お金を払ってリンクしてもらうのはやめる。Googleのスパムポリシーに違反する行為とみなされうる |
| 公開したばかり | 新しいサイトや、既存サイトの変更にGoogleが気づくまで、数週間かかることがある |
| サイトの作りが、巡回しにくい | HTMLではなく、特殊な技術で作ったサイトは、正しく巡回できないことがある。画像や動画だけでなく、テキストも使う |
| 巡回時にエラーが起きた | よくある理由は、ログインページがあること、または何らかの理由でGoogleをブロックしていること。シークレットウィンドウでサイトに入れるかを確かめる |
| 見逃された | 小規模なサイトは特に、見逃されることがある。しばらく待ち、他のサイトからリンクされるようにする |
リンクを買うことの問題は、スパムポリシーの「リンクスパム」の節で確かめました。順位を操作する目的で、お金や物品とリンクを交換することが、例として挙がっています。
同じ節には、広告やスポンサーシップとしてのリンクの売買は、リンクに「nofollow」か「sponsored」の属性を付けていれば違反ではない、という記述もあります。問題にされているのは、順位に影響させる目的の売買です。
その後に、少し挑戦したい人向けの案内が続きます。Search Consoleにサイトを追加すると、Googleがサイトを理解する妨げになるエラーがないかを見られます。
大切なURLをGoogleに送って、巡回と登録の対象にしてほしいと伝えることもできます。
送り方は「再巡回のリクエスト」のページも開いて確かめました。少数のURLならURL検査、多数なら、サイトマップ(サイト内のURLの一覧ファイル)を送ります。
そのページは、同じURLを何度リクエストしても、巡回が早まることはないと書いています。巡回には数日から数週間かかり、リクエストしても掲載は保証されないと明記しています。
同じページの冒頭には、BloggerやWordPressのようなホスト型のプラットフォームでは、多くの場合、新しい内容が検索エンジンへ自動で送られる、とあります。
自社でサーバーを借りてWordPressを入れている場合に当てはまるかは、再巡回のページからは読み取れませんでした。
特定の分野の窓口
最後に、分野別の窓口へのリンクが並びます。リンク先は開いていないので、ページの紹介文の範囲で挙げます。
- 企業・個人:商品カタログの送信、中小企業向けの資料、ストリートビュー、ナレッジパネル(個人や企業としての表示の管理)
- デジタルコンテンツ:Google ブックス、Scholar(学術論文)、Google ニュース
- ローカル情報とメディア:Google マップ コンテンツ パートナー、360度写真、乗換案内パートナー、Google 検索の動画、YouTube
英語版と日本語版の違い
日本語版のHTMLには、英語版から機械翻訳したことを示す指定が入っています。私が取得した161ページでは、この指定は日本語版の全ページにあり、英語版には1ページもありません。
このページだけの印ではないので、内容の食い違いは英語版を正として読みます(これは私の判断です)。
このページの日付は、英語版が2025年12月10日、日本語版が2026年4月27日です。
私が取得した一覧161ページのうち、英語版の日付が2025年12月10日のページは78ページ、日本語版が英語版より新しい日付のページは155ページです。
日付の前後だけでは、どちらの内容が新しいか決められません。
そこで、本文を一文ずつ照らし合わせました。中身はほぼ同じで、違いは次の4点です。
| 箇所 | 英語版 | 日本語版 | 読み取り |
|---|---|---|---|
| 冒頭の要約 | Googleにあるかを確かめる方法と、見つかりやすくする方法の2つ | 「インデックスにサイトを登録させる方法」を加えた3つ | 日本語版の読者は登録の手順まで期待しうる。本文にあるのは、Search Consoleの追加とURLの送信までで、中身は英語版の2つに収まる |
| Search Consoleの案内 | “If you’re feeling adventurous”(挑戦したいなら)で始まる | 「もっと試してみたい場合は」で始まる | 英語版は、任意で一歩踏み込む作業という調子が強い |
| 地域データの窓口 | “an authoritative or official source of regional data”(権威ある、または公式な地域データの情報源) | 「政府機関および地域データの公式の情報提供者」 | 「政府機関」の語は日本語版だけ。対象の範囲は英語版を正とする |
| サービス名 | Photo Sphere、Transit Partner Program など | 「360°写真」「乗換案内パートナー プログラム」など | 名前の訳し分けで、内容の差ではない |
残りは、7つの問いの並び、5つの原因、リンクの行き先まで、すべて一致していました。
更新の経緯
2020年から2026年10月までの変更履歴(ドキュメントの更新一覧)で、このページに触れた記載は1件でした。さらに、インターネットアーカイブの保存版を英語版と日本語版で比べて、次を確かめました。
- 2024年7月31日(変更履歴にあり):旧名称のツール「Geo Data Upload」への言及を、Google マップ コンテンツ パートナーに置き換えました。理由は、旧名称とサポートページの廃止です。2023年12月1日更新の英語版の保存版は旧名称、2024年9月9日更新の保存版は新名称でした
- 2025年4月ごろ(変更履歴になし):表から「ユーザーカード(英語版は People card)」と「ポッドキャスト(英語版は Podcast)」の2行が消えました。英語版は、最終更新日2025年2月4日の保存版にはあり、同年4月23日の保存版には無し。日本語版は、同年2月18日の保存版にはあり、同年4月28日の保存版には無しでした
- 2025年12月10日(英語版):日付は進みましたが、2025年4月23日版と本文の文字は一致しました
- 2026年4月27日(日本語版):2026年2月20日付の保存版と、本文の文字は一致しました。この日付が付いたのは、一覧161ページのうち2ページだけです
2行が消えた理由は、ページに書かれておらず、私も確かめていません。
確かめられたのは、最終更新日が進んでも、読者に見える本文が変わったとは限らないことです。更新日だけで、対応が要るかを決めるのは避けたほうがよさそうです。
このページから、言えること・言えないこと
| 言えること(ページが書いている範囲) | 言えないこと |
|---|---|
| Googleは通常、公開されたサイトを自動で探す | 公開すれば、すぐ検索結果に出る。ページは、新しいサイトの発見に数週間かかりうると書いている |
| site:検索は、サイトがGoogleにあるかを確かめる入口になる | site:検索の件数が、登録済みページ数の正確な数字になる。ページは、全URLを返すとは限らないと書いている |
| 他のサイトからリンクされていないと、見落とされうる | お金を払ってリンクを買えば、見つけてもらえる。ページは、スパムポリシー違反とみなされうるとしている |
| Search Consoleで、エラーの確認とURLの送信ができる | URLを送れば、検索結果に必ず出る。再巡回のページは、掲載を保証しないと書いている |
| ビジネスプロフィールの申請を検討するよう書いている | 申請すれば、検索順位が上がる。このページは、順位への影響に触れていない |
中小企業の視点で、どう受け取るか
ここからはGoogleの説明とは別の、私の読み取りです。
1. 公開した日に、3つを確かめる
5つの原因の多くは、公開した日に確かめられます。次の3つを、日付をつけてメモします。
- シークレットウィンドウで、自社のトップページと新しい記事が、ログインなしで開けるか
- WordPressなら、管理画面の「設定」→「表示設定」にある、検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする設定のチェックが外れているか
- Search Consoleにサイトを登録済みか(未登録なら、まず登録します)
2. 数週間は待つ前提で、記録を残す
新しいサイトは、見つかるまで数週間かかりうると、ページは書いています。公開日と、site:検索で初めて出た日をメモしておくと、待つ時期なのか、止まっているのかを後から判断できます。
同じURLのリクエストを何度も押しても早まらないので、押す回数より、待ったあとの確認に時間を使います。診断の順番は、公開した記事が検索に出てこないときの診断手順にまとめています。
3. site:の件数は目安として使う
件数が公開した本数と大きくずれるときは、Search Consoleの左メニュー「インデックス作成」の中にある「ページ」で、理由別の件数を見ます。
特定の1本は、画面上部の検索窓にURLを入れて「URL検査」をします。
4. 地域のお店は、ビジネスプロフィールの申請を考える
ページは「申請を検討する」と書くだけで、順位への効果には触れていません。効果の有無とは別に、営業時間や住所を自分で管理できる状態にしておく意味はあります。
運用の実務は、ローカルSEOとはの記事にまとめています。
弊社のサイトで確かめたこと
2026年10月8日の朝に、自社のサイト(kenkyo.ai)に対して、次のコマンドを実行しました。
curl -sL https://kenkyo.ai/robots.txt
curl -sL https://kenkyo.ai/sitemap.xml
- robots.txt:巡回を禁じる指定は、「/wp-admin/」の1行だけです。記事やトップページは禁じていません。サイトマップのアドレスが2行、書かれていました
- サイトマップ:sitemap.xml は7つのサイトマップをまとめる親でした。記事用のファイルに1,000件と65件のURL、固定ページ用に18件が入り、本文で紹介した診断手順の記事も含まれていました
- トップページのHTML:言語は日本語、viewport の指定あり、canonical は自分自身を指していました。robots の指定は「max-image-preview:large」だけで、インデックスを禁じる指定はありませんでした
- 巡回側の見え方:診断手順の記事を、通常の接続名と Googlebot を名乗る接続名で取得すると、どちらも200で、サイズはどちらも約24万バイトでした(実行のたびに数百バイトずれます)。名乗りを変えただけなので、本物のGooglebotが同じ内容を受け取っているかは、これで決まるわけではありません。確かめるには、Search Consoleの「URL検査」を使います
Googleでの「site:」検索の結果と、Search Consoleの数字は、この作業では見ていません。
よくある質問
Googleに新しいサイトが表示されるまで、どれくらいかかりますか
このページは、Googleが新しいサイトや既存サイトの変更に気づくまで、数週間かかることがあると書いています。再巡回のリクエストのページは、巡回に数日から数週間かかるとしています。
Googleに見つけてもらうために、他のサイトからのリンクを買ってもよいですか
ページは、お金を払ってリンクしてもらうのはやめるよう書いています。Googleのスパムポリシーに違反する行為とみなされうるためです。
代わりの具体策までは、このページに書かれていません。
まとめ:今日できる1つのこと
シークレットウィンドウで、自社のトップページが開けることを確かめ、そのまま検索窓に「site:自社のドメイン」と入れてください。
出た件数と、今日の日付をメモします。
3分で終わる作業ですが、これが「見つかっていない」のか「待つ時期」なのかを分ける、最初の記録になります。
この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
生成AIに引用されるページを、お話しいただくだけでお作りします。お時間をいただくのは初回15分のヒアリングだけです。まず1ページ、無料でお作りします。
OKが出るまで、何度でも直します。事実が違う、言い回しが硬い、この話は入れないでほしい。どれも遠慮なくおっしゃってください。何度お直ししても、追加の料金はいただきません。
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