「Geminiに自社のことを聞いたら、どう答えるのか」「回答に自社サイトのリンクは出るのか」。中小企業の経営者やWeb担当者の方から、こうした相談を受けることが増えています。
もう1つ多いのが、Google-Extendedに関する疑問です。「robots.txtでGoogle-Extendedを止めたら、検索順位が下がるのではないか」という心配です。
この記事では、Googleの公式ドキュメントとヘルプをもとに、次の4点を整理します。
- Geminiアプリは、回答にWebの情報をどう使うのか
- 出典として、何がどのように表示されるのか
- Google-Extendedとは何で、止めると何が変わるのか
- 事業者が、サイトの側で確認できること
内容は、2026年10月17日に開いて確かめたものです。公式が説明していない部分は、推測と分かるように書きます。
先に結論 公式に書かれていることと、書かれていないこと
Geminiアプリについて、公式が説明している範囲は限られています。先に全体像を表にまとめます。
| 論点 | 公式に書かれていること |
|---|---|
| 検索との関係 | 一部の回答は、Google検索の結果をもとに作られる |
| 出典の表示 | 回答の下や文中に、ソースのボタンが出ることがある。すべての回答には出ない |
| Google-Extended | 将来のGeminiモデルの学習と、Geminiアプリでの参照に使うかを管理する |
| 検索への影響 | Google-Extendedは、検索への掲載にも順位にも影響しない |
| 引用される条件 | Geminiアプリに引用されるための条件は、見当たらなかった |
「この書き方なら、Geminiに引用される」という保証つきの方法は、公式のどこにも書かれていません。
誤解されやすい3つの点
特に誤解が多いのは、次の3点です。
| よくある思い込み | 公式の説明 |
|---|---|
| Google-Extendedを止めると、検索順位が下がる | 検索への掲載にも、順位の判断にも使われない |
| Google-Extendedを止めると、GoogleのAI機能から外れる | 検索のAI機能(AI OverviewsやAI Mode)の表示は、別の手段で管理する |
| Google-Extendedは、専用のクローラーである | 専用のユーザーエージェントは持たず、robots.txtでの指定名として使われる |
3つ目の点は、後の章で詳しく説明します。
事業者が最初にできること
最初にできることは、2つです。robots.txtの内容を確かめることと、主要なページがGoogle検索に登録されているかを確かめることです。
どちらも、今日から確認できます。詳しい手順は、後半の章で説明します。
図の強調した箱は、Google検索を参照する段階です。Geminiアプリの回答の一部は、この段階でGoogle検索の結果を使います。
GeminiアプリとGoogle検索の関係
Geminiアプリの回答が、Webの情報をどう使うのかを、公式の説明から確かめます。
一部の回答は、Google検索の結果をもとに作られる
Geminiアプリのプライバシーハブ(Gemini Apps Privacy Hub)には、Geminiの回答の一部は、Google検索の結果をもとにしていると書かれています。英語では「grounded」と表現されます。
「グラウンディング」とは、AIが回答を作る時点で、外部の情報を参照させる仕組みです。ここでは、Google検索の索引(Googleが集めて整理したWebページのデータベース)から、情報を引いてくることを指します。
公開情報の利用は、設定とは別に行われる
ヘルプ「Connected Apps」には、Geminiは、Google検索などの公開情報を自動で使うと書かれています。アプリ連携の設定を変えても、この公開情報の利用は変わりません。
同じヘルプによると、Google検索の公開情報は、アクティビティの保存をオフにしている場合や、ログインしていない場合でも、使えると説明されています。
Deep Researchも、既定でGoogle検索を使う
Geminiアプリには、複数のWebページを調べて、報告書にまとめる「Deep Research」という機能があります。ヘルプによると、既定ではGoogle検索が、調べる情報源に含まれます。
利用者は、情報源を選び直せます。GmailやDriveなどは、Google Workspaceを連携している場合に追加できます。
Google検索の選択を外して、他の情報源だけに絞ることもできます。
検索に登録されていないページは、参照されにくいと考えられる
公式は、Geminiアプリに参照される条件を、文章で示していません。ただ、グラウンディングがGoogle検索の索引を使う以上、索引にないページは、回答時に参照される機会が少ないと考えられます。
これは公式の説明から導いた推測です。対策の出発点が、通常の検索対策の基本と重なる理由でもあります。
Geminiアプリは出典をどう示すのか
Geminiアプリのヘルプ「View related sources from Gemini Apps」に、出典の示し方が書かれています。ポイントを整理します。
ソースのボタンとサイドパネル
関連するソースがあるときは、回答の下か、回答の文中に、ソースのボタンが表示されます。選ぶと、画面の右側にサイドパネルが開き、関連するリンクが並びます。
| 項目 | ヘルプの説明 |
|---|---|
| ボタンの場所 | 回答の下、または回答の文中 |
| リンクの種類 | 一般公開のWebサイト、利用者がアップロードしたファイル、Workspaceに接続している場合は文書やメール |
| ボタンが出ない場合 | その回答では、Geminiアプリがリンクを提供しなかったという意味 |
| すべての回答に付くか | 付かない。関連リンクやソースがない回答もある |
ソースのボタンが出ないこと自体は、異常ではありません。ヘルプにも、すべての回答に付くわけではないと書かれています。
長い引用と画像のとき
同じヘルプには、Geminiアプリが、Webページの文章を大量に直接引用した場合、そのページへのリンクがソースの一覧に表示されると書かれています。
Webから取った画像を回答に使う場合は、その出典とリンクが示されます。コードの引用では、該当するオープンソースのライセンスへの参照が付くことがあります。
ソースは、一文ごとの対応表ではない
ヘルプでは、リンクは「回答の一部に関連するコンテンツ」と表現されています。論文の参考文献のように、1つの文とページが厳密に結びつくとは書かれていません。
自社のサイトがソースに出ても、回答の内容がすべて自社のサイトに基づいているとは限りません。これは、ヘルプの表現から読み取れる範囲での解釈です。
以前のヘルプにあった「回答を再確認」の機能
以前のヘルプ(同じページ)には、「回答を再確認」という機能の説明がありました。回答の記述を、Google検索の結果と照らし合わせて、色分けして示す機能です。
2026年10月17日に開いた英語版と日本語版のヘルプには、この説明が見当たりませんでした。ページの題名も、関連ソースの表示だけに変わっています。
この機能が現在も使えるかどうかは、この記事の範囲では確かめられていません。画面で試して確かめるか、最新のヘルプを見てください。
回答の限界についての公式の注意
ヘルプ「Learn about responses from Gemini Apps」には、Geminiは不正確な情報を事実のように示すことがあると書かれています。人についての回答は特に、確認するよう案内されています。
誤りを見つけたときは、サムズダウンのボタンから、フィードバックを送れます。事業者が回答そのものを書き換える手段は、ヘルプには見当たりませんでした。
事業者にとっての意味
出典の仕組みから、事業者が押さえておきたい点をまとめます。
| 公式の説明 | 事業者にとっての意味 |
|---|---|
| 一部の回答は、Google検索の結果をもとにする | Google検索で見つかる状態にしておくことが前提になる |
| リンクは、回答の一部に関連するコンテンツ | 自社のページが出ても、内容の裏づけとは限らない |
| すべての回答にソースは付かない | 出ないことを、異常と受け取らない |
| ソースには、ファイルやメールも含まれる | 公開サイトだけが対象とは限らない |
2行目と4行目は、ヘルプの表現から導いた考え方です。公式が事業者向けに示した指針ではありません。
自社に関する情報が散らばっているとき
自社の基本情報が、サイトのあちこちや外部のサイトに散らばっていると、まとめ方がぶれる可能性があります。これは公式の説明にはなく、一般的に考えられる影響です。
会社概要のページに、正式な名称、所在地、提供しているサービスなどを、まとめて書いておくと整理されます。
Google-Extendedとは何か
ここからは、サイトの側で管理する手段の話です。Googleのクローラーの一覧には、Google-Extendedの定義が書かれています。
公式の定義
Googleの開発者向け文書によると、Google-Extendedは、独立したプロダクトトークンです。トークンとは、robots.txtで指定する名前のことです。
サイト運営者が、次の用途に、クロールされたコンテンツを使ってよいかを管理します。
| 用途 | 文書の説明 |
|---|---|
| 学習 | Geminiアプリと、Vertex AI APIのGeminiを支える、将来の世代のモデルの学習 |
| グラウンディング | Geminiアプリと、Vertex AIのGrounding with Google Searchで、回答時にGoogle検索の索引の内容をモデルに渡すこと |
文書には、Google-Extendedは、サイトのGoogle検索への掲載に影響せず、検索の順位の要素にも使われないと書かれています。
専用のユーザーエージェントはない
文書によると、Google-Extendedには、専用のHTTPのユーザーエージェント文字列がありません。クロールは、既存のGoogleのユーザーエージェントで行われます。
robots.txtで指定する名前は、管理の目的で使われます。そのため、アクセスログのユーザーエージェントに、Google-Extendedという名前では出ないと考えられます。
説明が改められた経緯
クロール関連文書の変更履歴によると、2025年4月25日に、Google-Extendedの説明が更新されました。運営者からの意見を受けて、より具体的で明確な表現になっています。
それ以前の解説記事には、発表当初の古い説明のままのものがあるかもしれません。参考にする記事の日付を確かめましょう。
Google-Extendedの設定と、止めたときの影響
Google-Extendedは、robots.txtに書いて使います。公式の文書の書き方に沿って説明します。
robots.txtの書き方
サイト全体でGoogle-Extendedを拒否する場合の例です。サイトの最上位にあるrobots.txtに書きます。
User-agent: Google-Extended
Disallow: /
文書の例には、あるフォルダを拒否しつつ、その中の特定のページだけを許可する書き方も示されています。
通常の検索のクロールを担うGooglebotは、別の指定です。Googlebotを誤って止めると、Google検索からサイトが消えるおそれがあります。
両者を別々に書いておくと、取り違えを防げます。
User-agent: Googlebot
Allow: /
User-agent: Google-Extended
Disallow: /
止めたときに変わること、変わらないこと
公式の説明に沿って整理します。
| 項目 | Google-Extendedを拒否した場合 | 根拠 |
|---|---|---|
| 将来のGeminiモデルの学習への利用 | 使わないよう管理できる | クローラー一覧の定義 |
| Geminiアプリでの参照(グラウンディング) | 使わないよう管理できる | クローラー一覧の定義 |
| Vertex AIのGrounding with Google Searchでの参照 | 使わないよう管理できる | クローラー一覧の定義 |
| Google検索への掲載 | 影響しない | クローラー一覧の定義 |
| Google検索の順位 | 順位の要素として使われない | クローラー一覧の定義 |
| Googlebotのクロール | Google-Extendedは専用のクローラーではないため、止まらない | クローラー一覧の定義 |
| AI OverviewsとAI Modeへの表示 | これらの表示は、別の手段で管理する | 検索セントラルの文書、Search Consoleのヘルプ |
最後の行は、誤解が多い部分です。次の章で説明します。
Google検索のAI機能とウェブサイトを、公式の説明で読み解く
AI OverviewsとAI Modeに出る条件は、上の記事で詳しく扱っています。
検索のAI機能は、別の手段で管理する
検索セントラルの文書「AI機能とウェブサイト」によると、AI OverviewsやAI Modeで、補助のリンクとして表示されるには、条件があります。ページがインデックスされ、スニペットつきで検索に表示できる状態であることです。
追加の技術要件はない、とも書かれています。
表示される情報を絞りたいときは、nosnippet、data-nosnippet、max-snippet、noindexを使うよう案内されています。同じ文書には、学習とグラウンディングを、他のGoogleのシステムで制限したいときは、Google-Extendedを参照するよう書かれています。
Search Consoleの「Search generative AI」の設定
ヘルプ「Search generative AI control」には、2026年8月31日から、この設定がすべてのサイトに提供されたと書かれています。設定は、Search Consoleの設定画面にあります。
| 選択肢 | ヘルプの説明 |
|---|---|
| 含める(既定) | リンクと内容が、検索の生成AI機能に出てよい。回答の裏づけにも使われる |
| 除外する | リンクの表示と、回答の裏づけへの利用がなくなる。その機能からの表示回数と流入もなくなる |
| 親から引き継ぐ | 親のプロパティの設定に従う。親があるプロパティの既定 |
対象は、AI Overviews、AI Mode、Discoverの生成AI機能です。ヘルプによると、この設定はAIの学習には影響しません。
学習を制限するには、Google-Extendedを使うよう案内されています。
除外した場合の反映には、設定後、通常は数日かかると書かれています。ヘルプには、除外の影響を見積もるために、生成AIのパフォーマンスレポートを使うことも案内されています。
この設定は、Geminiアプリを対象にしていない
ヘルプが挙げている対象は、検索の生成AI機能です。Geminiアプリは、挙げられていません。
つまり、Search Consoleの設定でも、Google-Extendedでも、検索のAI機能とGeminiアプリを、まとめて管理できるとは書かれていません。それぞれの手段が、別の機能を担っています。
| 管理したいこと | 公式が示す手段 |
|---|---|
| Google検索への掲載そのもの | noindex |
| 検索の結果に出す情報の量 | nosnippet、data-nosnippet、max-snippet |
| 検索の生成AI機能での表示 | Search Consoleの「Search generative AI」の設定 |
| 将来のGeminiモデルの学習と、Geminiアプリでの参照 | Google-Extended |
公式が明言していない点
次の点は、今回開いた公式のページでは、確かめられませんでした。考え方だけを示します。
すでに学習済みのモデルへの影響
定義は「将来の世代のモデルの学習」となっています。過去に学習されたモデルにさかのぼって影響する、とは読み取れません。
ブロック後もGeminiが自社に触れる可能性
Google-Extendedを拒否して、自社サイトがグラウンディングに使われなくなったとします。それでも、他のサイトに書かれた自社の情報などをもとに、Geminiが自社について答えることはあると考えられます。
その場合、自社が管理していない情報源に頼った回答になるかもしれません。これは、公式の説明からの推測です。
反映までの時間
robots.txtを変更してから、Geminiアプリの挙動に反映されるまでの期間は、示されていません。変更してすぐに結果が変わらなくても、慌てないようにしてください。
Google-Extendedを止めるべきか 判断の目安
公式は、止めるか止めないかのどちらも勧めていません。以下は、判断するための考え方です。
| 状況 | 考え方 |
|---|---|
| Geminiの回答で、自社サイトが参照されることを望む | 止めない。グラウンディングに使われる道を残す |
| 会員向けの資料など、AIに使われたくない部分がある | その部分のフォルダだけを拒否する |
| サイト全体を、学習にもグラウンディングにも使われたくない | サイト全体で拒否する。Geminiアプリで自社が示される機会は、減ると考えられる |
3行目の「減ると考えられる」は、定義からの推測です。公式が結果を保証しているわけではありません。
robots.txtは、アクセス制限ではない
本当に公開したくない情報は、ログインを必須にするなど、robots.txt以外の方法で守るのが基本です。robots.txtは、クローラーへの指示であって、アクセスを防ぐ仕組みではありません。
社内で判断するための基準と、意思決定のシートは、上の記事にまとめています。
多くの会社に合いやすい考え方
集客のために見てほしい公開ページは許可して、守りたい部分だけを拒否する。この部分的な設定が、多くの会社にとって扱いやすいと考えられます。
ただし、これは一般的な考え方です。契約や社内の規程で、AIの学習への利用を制限している場合は、そちらを優先してください。
事業者が今日からやること
公式が「こうすればGeminiに引用される」と示した方法はありません。ここでは、公式に書かれている仕組みから考えられる対策を挙げます。
対策1 robots.txtを点検する
ブラウザで「自社ドメイン/robots.txt」を開き、次の点を確かめます。
- Googlebotを誤って止めていないか。「User-agent: *」の下に「Disallow: /」が残っていないか
- Google-Extendedについて、意図した設定になっているか
- CMSやプラグインの設定で、AI関連のクローラーをまとめて拒否する項目がオンになっていないか
制作会社が、AI対策として一括で拒否を入れていることもあります。誰がいつ入れたのかを、記録で確かめておくとよいでしょう。
対策2 Google検索に登録されているかを確かめる
グラウンディングはGoogle検索の索引を使うため、主要なページが登録されているかを確かめます。Search Consoleは、Googleが無料で提供するサイト管理のツールです。
| 確認する場所 | 見ること |
|---|---|
| ページのレポート | 登録されていないページと、その理由 |
| URL検査 | 会社概要、サービス紹介、料金、よくある質問を1ページずつ確認する |
| noindexの有無 | 意図せず付いていないか |
Search Consoleでの確認の手順は、上の記事にもあります。
対策3 自社の基本情報を、1か所にまとめる
基本情報が散らばっていると、Geminiも正確にまとめにくいと考えられます。会社概要のページなどに、次の情報をはっきり書いておきます。
- 正式な会社名とサービス名。よくある表記ゆれも併記する
- 所在地、対応エリア、営業時間
- 提供しているサービスの内容と、対象のお客様
- 問い合わせの方法
質問に直接答える形で、見出しと短い文で書くのが基本です。「〇〇市で対応していますか」「見積もりは無料ですか」といった質問を、よくある質問のページにまとめておくと、人にも分かりやすくなります。
対策4 古い情報を整理する
終了したキャンペーン、古い料金表、移転前の住所などが検索で見つかると、混乱の原因になります。
- 古いページは更新するか、新しいページへ301リダイレクトで転送する
- ページに、最終更新日を明記する
- Googleビジネスプロフィールや、業界団体のページなど、外部の掲載情報も最新にする
対策5 nosnippetの使い方に注意する
nosnippetとdata-nosnippetは、通常の検索結果の表示だけでなく、AI OverviewsやAI Modeでの表示も制限します。Geminiアプリのグラウンディングへの影響は、公式には書かれていません。
見てほしいページには、安易に付けないほうがよいでしょう。
Search Consoleの「Search generative AI」の設定も、除外にすると、検索の生成AI機能で自社のサイトが示されなくなります。意図せず変更していないかを確認しておきます。
Geminiでの自社の表示を確かめる方法
設定を整えたら、実際にGeminiアプリで、自社がどう扱われているかを確かめます。
手順1 お客様が聞きそうな質問で試す
Geminiアプリ(gemini.google.com)を開き、次のような質問をしてみます。ヘルプによると、ログインしなくても使える機能はありますが、記録を残すなら、ログインして使うほうが管理しやすくなります。
| 種類 | 質問の例 |
|---|---|
| 指名 | 「〇〇株式会社はどんな会社ですか」 |
| 地域 | 「〇〇市でサービスを頼める会社を教えて」 |
| 特徴 | 「〇〇社の△△の特徴は何ですか」 |
| 選び方 | 「〇〇を選ぶときのポイントは何ですか」 |
同じ質問でも、回答は毎回同じとは限りません。日を変えて何度か試して、記録を残すと、変化を比べやすくなります。
手順2 ソースのボタンを開く
回答にソースのボタンが出ていれば、サイドパネルを開いて、自社のサイトや、自社について書かれたページが含まれているかを見ます。
ソースが出ない回答もあります。出なかったこと自体は、異常ではありません。
手順3 説明の誤りを探す
自社についての記述に、誤りがないかを確かめます。見るのは、所在地、サービスの内容、対応エリア、料金の体系などです。
誤りがあったときは、回答の元になりそうな情報が、Web上に古いまま残っていないかを確かめます。
手順4 誤りを見つけたら
Geminiの回答そのものを、事業者が直接書き換える手段は、ヘルプには見当たりませんでした。できることは、次のとおりです。
- 自社のサイトの該当する情報を、正確で分かりやすく更新する
- 古い情報が残っている外部のサイトに、修正を依頼する
- 回答のサムズダウンのボタンから、問題をフィードバックする
検索のAI機能での誤りへの対処は、上の記事で扱っています。
記録表の例
| 確認日 | 質問 | 自社の言及 | ソースへの表示 | 説明の誤り | 対応と日付 |
|---|---|---|---|---|---|
| 10月1日 | 指名の質問 | あり | 公式サイト | 所在地が旧住所 | 会社概要を更新 |
| 10月1日 | 地域の質問 | なし | なし | なし | 対応エリアのページを追加 |
毎月、同じ質問で確認します。数か月分を並べると、サイトを直した効果を追いやすくなります。
アクセス解析とSearch Consoleで、どこまで分かるか
Geminiアプリでの表示を、数字で測る手段は限られています。公式が案内している範囲を整理します。
| 手段 | 分かること | Geminiアプリについて |
|---|---|---|
| GA4の流入元 | AIアシスタントのチャネルや、参照元ごとの訪問 | Geminiからの訪問は、参照元が残れば見える可能性がある |
| Searchの生成AIのレポート | AI Overviews、AI Mode、Discoverの生成AI機能での表示回数 | 対象に含まれていない |
| 手動の確認 | 回答の中の言及とソース | 件数が少なく、ぶれる |
Googleアナリティクスのヘルプ「新機能」によると、2026年5月13日から、デフォルトのチャネルグループに、AIアシスタントのチャネルが加わっています。例として、ChatGPT、Gemini、Deepseek、Copilot、Grokが挙げられています。
GA4での見方は、上の記事にまとめています。
生成AIのパフォーマンスレポートの対象
検索セントラルのブログ(2026年6月3日)によると、このレポートは、AI OverviewsとAI Mode、Discoverの生成AI機能での表示を示します。2026年8月31日から、世界中のすべてのサイトに提供されています。
このレポートは、Geminiアプリでの表示を測るものとしては、案内されていません。数字が出ていないからといって、Geminiアプリに出ていないとは言えません。
よくある質問
Q. Google-Extendedを止めると、検索順位は下がりますか?
Googleの文書には、Google-Extendedは、検索への掲載にも、順位の要素にも使われないと書かれています。止めても、検索の順位に影響しないと説明されています。
Q. Google-Extendedを止めれば、AI Overviewsにも出なくなりますか?
出なくなるとは書かれていません。AI OverviewsとAI Modeの表示は、nosnippetなどの検索向けの手段や、Search Consoleの設定で管理します。
Q. アクセスログで、Google-Extendedのアクセスを見分けられますか?
文書によると、Google-Extendedには専用のユーザーエージェントがありません。クロールは既存のGoogleのユーザーエージェントで行われるため、名前での見分けはできないと考えられます。
Q. Geminiに自社を引用してもらうための申請はありますか?
申請の方法は、今回開いた公式のページでは見つかりませんでした。条件として挙げられているのは、検索の索引に登録されていることなど、通常の検索対策の範囲です。
Q. Geminiの回答に、古い情報が出ています。どうすればよいですか?
回答そのものを書き換える手段は、見当たりませんでした。自社のサイトと、外部の掲載情報を最新にして、サムズダウンのボタンからフィードバックを送ります。
まとめ
Geminiアプリは、一部の回答でGoogle検索の結果をもとに答えます。出典は、ソースのボタンとサイドパネルで示されますが、すべての回答に付くわけではありません。
Google-Extendedは、将来のGeminiモデルの学習と、Geminiアプリでのグラウンディングに、サイトの内容を使うかを管理するものです。検索への掲載にも順位にも影響せず、AI OverviewsやAI Modeの管理とは別の手段です。
事業者が確かめられるのは、次の点です。
- robots.txtでGooglebotを止めていない。Google-Extendedの設定が意図どおりである
- 主要なページが、Google検索に登録されている
- 自社の基本情報が、はっきり書かれている。古い情報が整理されている
- Geminiでの表示を、定期的に確認して記録している
AIの仕様は変わりやすいため、この記事の内容(2026年10月時点)も、定期的に公式のページで確かめてください。
まずは、自社のrobots.txtを開き、Googlebotとgoogle-Extendedの指定が意図どおりかを見てみてください。
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
生成AIに引用されるページを、お話しいただくだけでお作りします。お時間をいただくのは初回15分のヒアリングだけです。まず1ページ、無料でお作りします。
OKが出るまで、何度でも直します。事実が違う、言い回しが硬い、この話は入れないでほしい。どれも遠慮なくおっしゃってください。何度お直ししても、追加の料金はいただきません。
これまでに127社にご利用いただきました。毎月ご依頼いただいている方の6割以上が、月10ページを選ばれています。料金はページに掲載しています。
ページを増やしても問い合わせが来ないなら、原因はページの外にあります。その場合は、下の入口からご相談ください。
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