「llms.txtを置くとChatGPTに紹介されやすくなるらしい」。SEO会社からそう言われて、設置を勧められた担当者もいるでしょう。
この記事では、llms.txtとは何か、誰がいつ提案したのか、どう書けばよいのかを、提案文書の原文を読んだうえで整理します。あわせて、中小企業サイト向けのひな形、設置場所と確認方法、WordPressでの設置手順、そして「そもそも作るべきか」の判断基準をまとめました。
主要なAI企業や検索エンジンの対応状況は、公式ドキュメントで確認できた範囲だけを書いています。仕様と対応状況は、2026年10月17日に確認した内容です。
先に結論:作る手間は小さいが、集客施策として期待するものではない
要点を、先に表にします。
| 論点 | 確認できたこと |
|---|---|
| 概要 | AIやAIエージェントが「サイトの何をどこで読めばよいか」を把握するための、Markdown形式の案内ファイル |
| 位置づけ | 2024年9月にJeremy Howard氏が提案し、2026年8月に第2版へ改訂された提案。W3CやIETFの正式な規格ではない |
| 書式 | 必須なのは先頭のH1(サイト名)だけ。一般には、H1、引用ブロックの要約、補足、H2ごとのリンク集の順に書く |
| Googleの立場 | Google検索はこのファイルを使っておらず、置いても表示や順位に良い影響も悪い影響もないと説明している |
| 他のAI企業 | 他社サイトのものを回答に使うと明言した公式文書は、確認できた範囲では見つからなかった |
| 判断 | 手間が小さい備えとして置くことはできる。ただし、ページの内容の改善とrobots.txtの確認が先 |
この記事で確かめた情報源
| 情報源 | 確かめた内容 |
|---|---|
| 提案文書v2と変更点のページ(GitHubのAnswerDotAI/llms-txt) | 書式、設置場所、Markdown版ページ、v2での変更点 |
| 生成AI機能向けのサイト最適化ガイド(Google検索セントラル) | Google検索での扱い |
| 検索ドキュメントの更新履歴(Google) | 2026年5月15日のガイド公開と、6月15日の追記 |
| Lighthouseの監査とカテゴリの採点方法(Chrome for Developers) | 監査の判定方法と、スコアの扱い |
| クローラーの公式ドキュメント(OpenAI) | OAI-SearchBotとGPTBotの個別制御 |
| Yoast SEOの機能説明とヘルプ、Mintlifyの公式ドキュメント | 自動生成の仕組みと設定手順 |
llms.txtとは何か
一言でいうと、AI向けのサイト案内図
人間向けのWebページには、メニュー、広告、装飾、JavaScriptなど、本文以外の要素が含まれています。AIがページを読むとき、これらを取り除いて必要な情報だけを取り出すのは、手間のかかる作業です。
提案文書は、HTMLページが情報をナビゲーションや広告、JavaScriptで包んでいて、きれいな文章に戻すのは難しく不正確になると説明しています。そこで、サイトの概要と詳しい情報へのリンク集を、Markdownで決まった場所に置くというのが、llms.txtの考え方です。
Markdownとは、見出しや箇条書きを記号で表す簡易な書式のことです。
robots.txtやsitemap.xmlとの違い
提案文書は、ファイル名と置き場所を決めておく発想がrobots.txtやsitemap.xmlと同じだと説明しています。ただし、それぞれ役割が違います。
| ファイル | 主な役割 | 主な読み手 |
|---|---|---|
| robots.txt | どのクローラーに、どこへのアクセスを許可・拒否するかを伝える | 検索エンジンやAI企業のクローラー |
| sitemap.xml | 検索エンジンに登録してほしいページを、網羅的に伝える | 検索エンジン |
| llms.txt | サイトの概要と、読んでほしいページを選んで案内する | AIエージェント、LLMを使うツール |
提案文書によると、このファイルは、利用者を手伝うAIが話題について調べるときに、必要に応じて読む使い方が中心です。学習用のデータ収集は、主な目的に想定されていません。
アクセスの許可と拒否は、robots.txtの役割です。このファイルにその機能はありません。
提案者と提案時期
この提案は、2024年9月3日にJeremy Howard氏が公開した提案です。提案文書はllmstxt.orgと、GitHubのAnswerDotAI/llms-txtリポジトリで読めます。
2026年8月10日に、第2版(v2)へ改訂されました。
提案文書は、数千のサイトがllms.txtを公開していると述べています。一方で、コミュニティからの意見を受け付けている段階で、今後も内容が変わる可能性があります。
現在、よく使われている分野
提案文書によると、最もよく使われているのはソフトウェアのドキュメントです。プログラミング支援のAIエージェントが、APIの説明書やチュートリアルを探すためにたどります。
同じ構造は、事業者が自社の構成や方針を案内する用途にも使えるとされています。中小企業のコーポレートサイトは、こちらに当たります。
llms.txtの構造(書式のルール)
ここからは、v2の提案文書に書かれている書式を順に見ていきます。
置き場所とファイル名
ファイル名は、すべて小文字のllms.txtです。基本は、サイトのルート(たとえばhttps://example.co.jp/llms.txt)に置きます。
下の階層にも置けます。
v1では下の階層への設置が認められていたものの、意味は決められていませんでした。v2では、/docs/llms.txtは/docs/以下のページを説明するファイルとなり、複数が当てはまる場合は、より具体的なものを使うと定められました。
中小企業のサイトなら、ルートに1つ置けば足ります。
書く順番
提案文書は、次の要素を、この順に書くと定めています。
| 順番 | 要素 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | BOM(任意) | ファイル先頭の文字コードの目印。通常は書かなくてよい |
| 2 | H1 | サイト名またはプロジェクト名。唯一の必須項目 |
| 3 | 引用ブロック | 行頭に「>」を付けた、サイトの短い要約。残りを理解するのに必要な要点を書く |
| 4 | 補足 | 見出しを除く、段落や箇条書き。詳しい情報や、リンク先の読み方を書く |
| 5 | H2で区切ったリンク集 | 各H2の下に、箇条書きで「[名前](URL)」を並べ、必要なら「:」に続けて説明を添える |
最小構成の例は、次のとおりです。提案文書の例に倣い、実際のファイルでは要素ごとに空行を入れてください。
# サイト名
> サイトの短い要約
補足情報
## セクション名
- [リンクの名前](https://example.co.jp/page): リンク先の説明
## Optional
- [リンクの名前](https://example.co.jp/other)
書式が決まっているのは、プログラムでも読み取れるようにするためです。H2の下にH3を入れるなど、見出しを増やすのは避けてください。
「Optional」の意味はv2で変わった
「Optional」というH2は、短い文脈で足りるときに読み飛ばしてよい、二次的な情報を置く場所です。
v1では、このファイルを展開する専用ツールが、Optionalの中身を省くという機械的な意味を持っていました。変更点のページによると、v2ではこのツールが提案から外れ、Optionalは「使ってよい慣例」という位置づけに変わりました。
「Optionalには特別な意味がある」という解説は、v1の時点の説明です。
書き方の4つの指針
提案文書は、効果的なファイルを作るための指針を、4つ挙げています。
| 指針 | 内容 |
|---|---|
| 言葉 | 簡潔で明確な言葉を使う |
| リンクの説明 | リンクには、短く役に立つ説明を添える |
| 専門用語 | あいまいな言葉や、説明のない専門用語を避ける |
| 確認 | このファイルだけをAIに渡して質問し、答えられるか試す |
llms-full.txtとMarkdown版ページ
llms-full.txtは、提案にない慣習
調べていると、llms-full.txtというファイル名も目にします。サイトの文書の本文を1つのファイルにまとめたもので、AIツールにURLを1つ渡すだけで全体を読ませる使い方があります。
ドキュメント作成サービスのMintlifyは、公式ドキュメントで、案内ファイルを自動で提供すると説明しています。HTTPヘッダーの説明の中にも、llms-full.txtが登場します。
ところが、2026年10月17日に確認したv2の提案文書と変更点のページには、llms-full.txtの記述がありません。v2の直前の版には、専用ツールでllms-ctx.txtなどの展開ファイルを作る例がありましたが、そのツールもv2で提案から外れています。
つまり、llms-full.txtは提案の仕様に含まれない慣習です。
ページ数の少ない中小企業のサイトでは、作る必要性は低いと筆者は考えます。全文を1つにまとめると、ページを更新したときに内容がずれやすいためです。
Markdown版ページの提案
提案文書には、このファイルとは別に、もう1つの提案があります。AIが読む必要のあるページについて、同じURLの末尾に.mdを付けたMarkdown版を用意するというものです。
| 元のページ | Markdown版のURL(どちらの形式も可) |
|---|---|
| /service.html | /service.html.md または /service.md |
| /company/(ファイル名なし) | /company/index.html.md または /company/index.md |
変更点のページによると、v1は.mdを付け足す形式だけでした。v2では、拡張子を置き換える形式も認められています。
さらにv2では、AIがこれらのファイルを見つけやすくするため、標準のリンク関係を使うことが勧められています。rel=”alternate”(type=”text/markdown”)は、そのページのMarkdown版を指します。
rel=”describedby”は、そのページを説明する案内ファイルを指します。
HTMLのlink要素のほか、HTTPのLinkヘッダーでも示せます。提案文書の例は、次のとおりです。
Link: </docs/page.html.md>; rel="alternate"; type="text/markdown", </docs/llms.txt>; rel="describedby"
全ページのMarkdown版を手作業で用意するのは、現実的ではありません。中小企業のサイトでは、まずllms.txtだけを置き、リンク先は通常のHTMLページのままで構いません。
Markdown版やLinkヘッダーは、CMSやプラグインが自動で出力できる場合に検討すれば足ります。
主要なAI企業・検索エンジンの対応状況
公式に確認できた事実だけを並べます。確認日は、2026年10月17日です。
Google検索
Google検索セントラルは、2026年5月15日に、生成AI機能向けのサイト最適化ガイドを公開しました。このガイドは、llms.txtのような機械向けのファイルについて、Google検索(生成AI機能を含む)に表示されるために作る必要はないと説明しています。
理由は、Google検索自体がそれらを使っていないからです。作って維持すること自体は構わないものの、Google検索での表示や順位に良い影響も悪い影響もない、とも書かれています。
検索ドキュメントの更新履歴によると、この説明は2026年6月15日に追記されました。他のサービスやシステムのために維持するのは問題ない、という趣旨です。
つまり、Google検索の順位やAI Overviewsへの表示を目的にllms.txtを作っても、効果はないというのがGoogleの公式な立場です。
ChromeのLighthouse
一方、同じGoogleのサイト診断ツールLighthouseには、AIエージェントによる閲覧への対応を調べる「Agentic Browsing」というカテゴリがあります。その中に、llms.txtの監査項目があります。
公式ドキュメントによると、この監査は次のように判定します。
| 状況 | 監査の結果 |
|---|---|
| ファイルがない(404) | 対象外(N/A)。提供は現時点で任意とされている |
| 取得時にサーバーエラーが起きた | 問題として指摘される |
ドキュメントは、これを「広まりつつある慣習」と表現しています。また、このカテゴリには0〜100の総合スコアが付かず、チェックに通った割合などが表示されると説明されています。
この項目は、AIエージェントにとって扱いやすいサイトかを点検するためのものです。検索順位の評価とは別です。
OpenAI・Anthropicなど、AI企業
OpenAI、Anthropic、GoogleのGemini APIは、それぞれ自社の開発者向けドキュメントに同名のファイルを公開しています。提案文書でも、その例として紹介されています。
これは、自社のドキュメントをAIに読みやすくしているという話です。他社サイトのものを読むという話ではありません。
OpenAIのクローラーの説明ページには、OAI-SearchBot(検索用)とGPTBot(学習用)をrobots.txtで別々に制御できると書かれています。他社サイトのものを読むという記載はありません。
本稿の調べた範囲では、主要なAI企業が「他社サイトのllms.txtを検索結果や回答の作成に使っている」と明言した公式文書は、見つかりませんでした。
対応状況の一覧
| 対象 | 公式に確認できた内容(2026年10月17日時点) |
|---|---|
| Google検索(AI Overviews、AI Modeを含む) | 使っていない。表示にも順位にも影響しない |
| ChromeのLighthouse | Agentic Browsingカテゴリで、ルートのファイルを点検する。未設置は対象外、サーバーエラーは指摘 |
| OpenAI、Anthropic、Gemini API | 自社のドキュメント用に同名のファイルを公開している |
| 他社サイトのファイルの利用 | 主要なAI企業が使うと明言した公式文書は、確認できなかった |
作るべきかの判断基準
ここまでの確認を踏まえると、このファイルは「置けばAI検索で紹介される」ものではありません。そのうえで、作るかどうかは、次の流れで考えられます。
図のとおり、先に確認するのは、ページの内容とrobots.txtです。これは、その土台の上に乗せる補助的なものと位置づけます。
作る価値があるケース
| ケース | 理由 |
|---|---|
| サービス内容が複雑で、誤解されやすい | 料金の考え方、対応地域、対象のお客様などを、正しいページへ案内したい |
| マニュアル、FAQ、仕様書などの文書がある | AIエージェントが利用者に代わって調べるとき、目当てのページに着きやすくなる |
| WordPressのプラグインで、すぐに生成できる | 作成と維持の手間が、ほとんどかからない |
| サイトの情報構造を見直したい | 案内するページを選ぶ作業は、人間向けの改善にも役立つ |
後回しでよいケース
| ケース | 先にやること |
|---|---|
| 会社概要、サービス、料金、問い合わせの内容がまだ薄い | 基本ページの内容を整える |
| AIのクローラーを意図せず拒否していないか、確認していない | robots.txtを点検する |
| 構造化データや、本文の分かりやすさが手つかず | ページそのものを改善する |
robots.txtでAIのクローラーを許可するか拒否するかの考え方は、別の記事にまとめています。
AIクローラーは許可か拒否か|社内で決めるための判断基準と意思決定シート
Googleの最適化ガイドの全体像は、こちらで解説しています。
【Google検索セントラル解説】生成AI機能向けのサイト最適化ガイド|AEO・GEOもSEOのまま、2026年7月に設定条件が加わった
AIに正しく紹介されるかどうかは、最終的にはページそのものの分かりやすさと正確さで決まります。設置の検討は、その後で足ります。
中小企業サイト向けのテンプレート
架空の会社を例にした、日本語サイト向けのひな形です。社名、URL、説明文は、自社の内容に置き換えてください。
# 株式会社サンプル工業
> 株式会社サンプル工業は、愛知県名古屋市を拠点に、金属部品の試作と小ロット加工を行う製造業者です。法人向けに、図面1枚からの試作と短納期の対応を提供しています。個人向けの販売は行っていません。
このファイルは、AIが当社の事業内容と、主要な情報の場所を把握するための案内です。料金や納期は案件ごとに異なるため、正確な条件は各ページまたはお問い合わせでご確認ください。
- 対応地域:日本国内(海外発送は要相談)
- 主な対象:製造業の開発・設計部門
- 情報の最終更新:2026年10月
## 会社・事業について
- [会社概要](https://www.example.co.jp/company/): 所在地、設立年、代表者、事業内容
- [サービス一覧](https://www.example.co.jp/service/): 試作加工、小ロット量産、表面処理の概要
- [対応素材と設備](https://www.example.co.jp/equipment/): 加工できる素材と保有設備の一覧
## ご依頼の流れと料金
- [ご依頼の流れ](https://www.example.co.jp/flow/): 見積もり依頼から納品までの手順
- [料金の考え方](https://www.example.co.jp/price/): 見積もりの決まり方と目安
- [よくある質問](https://www.example.co.jp/faq/): 納期、最小ロット、図面形式などの質問と回答
## お問い合わせ
- [お問い合わせフォーム](https://www.example.co.jp/contact/): 見積もり依頼と一般的なご相談の受付窓口
## Optional
- [加工事例](https://www.example.co.jp/works/): 業種別の加工事例
- [お知らせ](https://www.example.co.jp/news/): 休業日や新設備導入などのお知らせ
テンプレートを書くときのポイント
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 引用ブロックには「誰に・何を・どこで」を入れる | AIが最初に読む要約になる。対象外のこと(個人向けの販売はしない、など)も書くと、誤った紹介を減らせる |
| リンクは絞る | 全ページを並べると、sitemap.xmlと変わらなくなる。数は、筆者の目安として10〜20本程度 |
| リンクの説明は具体的に書く | 「詳しくはこちら」とは書かず、そのページで何が分かるかを書く |
| 変わりやすい数字は書きすぎない | 料金や納期をこのファイルに直接書くと、ページとの食い違いが起きやすい。数字はページ側に置き、ファイルでは場所を示す |
| URLは正規のものを使う | https://から始まる絶対URLで、転送されない最終的なURLを書く |
| ページにない情報は書かない | このファイルだけにある情報は、人が確認できず、整合性も保ちにくい |
提案文書は、sitemap.xmlがこのファイルの代わりにならない理由を3つ挙げています。LLMが読める版のページが載らないこと、外部サイトのURLを含まないこと、全体では量が大きすぎることです。
リンクを絞るのは、そのためです。
設置場所と確認方法
設置の基本
手順は3つです。
- 上のテンプレートを参考に、テキストエディタでllms.txtを作成する。文字コードは、UTF-8で保存する
- サイトのルート(トップページと同じ階層)にアップロードする
- ブラウザでhttps://自社ドメイン/llms.txtを開き、内容が表示されることを確認する
確認のチェックリスト
| 確認する項目 | 見方 |
|---|---|
| 表示される | https://自社ドメイン/llms.txtを開く。wwwの有無は、正規の側へ転送されるかも見る |
| ステータスが200 | 下のコマンド、またはブラウザの開発者ツールで確認する |
| 文字化けしていない | 日本語が正しく表示される |
| 先頭がH1になっている | 1行目が「# 社名」の形になっている |
| リンク集の形が合っている | H2の下が「- [名前](URL): 説明」の形になっている |
| リンク切れがない | すべてのURLを開いて確かめる |
| アクセスを止めていない | Basic認証、セキュリティ系プラグイン、メンテナンスモードで止まっていない |
ステータスは、コマンドでも確認できます。Macはターミナルで、次のとおり入力します。
WindowsのPowerShellでは、curlの代わりにcurl.exeと入力してください。
curl -I https://www.example.co.jp/llms.txt
「HTTP/2 200」のような表示が出れば、正常です。あわせて、content-typeにcharset=utf-8が含まれているかも見ておきます。
文字化けしたときの対処
サーバーによっては、.txtファイルを文字コードの指定なしで返すため、ブラウザで日本語が文字化けして見えることがあります。
Apache系のレンタルサーバーなら、ルートの.htaccessに次の1行を加えると、UTF-8を明示できます。利用できるかはサーバーの設定によるため、編集前に必ずバックアップを取ってください。
AddCharset UTF-8 .txt
nginxなどの場合は、サーバー会社のマニュアルを確認してください。
Lighthouseと、AIに読ませる確認
| 確認の方法 | やり方 |
|---|---|
| Lighthouse | Chromeの開発者ツールでLighthouseを実行し、Agentic Browsingのカテゴリが使える環境であれば、該当の項目にエラーが出ていないかを見る |
| AIに読ませる | ChatGPTやClaudeなどにファイルの内容を貼り付け、「この会社の主なサービスは何か」「見積もりを依頼するにはどのページを見ればよいか」と質問する |
AIが正しく答えられないときは、引用ブロックとリンクの説明を見直します。この方法は、提案文書自体が勧めている確認方法です。
WordPressでの設置方法
WordPressの場合、方法は大きく2つあります。
方法1:SEOプラグインの生成機能を使う
提案文書では、llms.txtを生成できるWordPressのプラグインとして、Yoast SEOとAIOSEOが紹介されています。ここでは、公式ヘルプで手順を確認できたYoast SEOを例にします。
ヘルプによると、設定の流れは次のとおりです。メニュー名はバージョンで変わることがあるため、画面と見比べながら進めてください。
- WordPressの管理画面で、Yoast SEOの「Settings」を開く
- 「Site features」の「AI tools」にある、該当の項目を開く
- スイッチをオンにして、「Save changes」を押す
- 掲載するページを自分で選びたいときは、「Customize llms.txt file」で「Manual page selection」を選び、ページを追加する
- https://自社ドメイン/llms.txtを開き、内容を確認する
Yoast SEOの機能説明によると、自動で選ぶ場合は、最近更新された投稿・ページと、投稿の多いカテゴリ・タグが、5件ずつ対象になります。ファイルは週に1回、予約された処理で更新されます。
| 項目 | Yoast SEOの説明(2026年10月17日に確認) |
|---|---|
| 投稿・ページ | 最近更新された5件。投稿は、公開から12か月以内のもの |
| カテゴリ・タグ | 紐づく記事が多い5件 |
| ページの手動選択 | 設定で選べる |
| 既存のファイル | 上書きしない。自動生成するには、既存のファイルをサーバーから削除する |
| マルチサイト | 利用できない |
自動で選ばれる内容は、会社概要や料金のページのように、本当に案内したいページを含まないことがあります。生成された内容は必ず目で確認し、必要なら手動選択に切り替えてください。
手作業のファイルとプラグインの生成機能を併用すると、どちらが表示されているのか分かりにくくなります。どちらか一方に決めましょう。
方法2:ファイルを手動でアップロードする
内容を細かく決めたいときは、手作業で作ったファイルを置く方法が確実です。
- テンプレートを元にファイルを作り、UTF-8で保存する
- レンタルサーバーのファイルマネージャー、またはFTPソフトで、サーバーに接続する
- WordPressがインストールされているフォルダ(wp-config.phpと同じ階層)にアップロードする
- ブラウザで表示を確認し、チェックリストで点検する
フォルダ名は、サーバーによって異なります。WordPressをサブフォルダ(たとえば/wp/)に入れて、ドメイン直下で表示している場合は、ドメイン直下にあたるフォルダに置きます。
よくある失敗
| 失敗 | 対処 |
|---|---|
| キャッシュで、古い内容が表示される | キャッシュ系プラグインやCDNを使っている場合は、更新後にキャッシュを削除する |
| メンテナンスモードや会員限定の設定で、見えない | ログアウトした状態やシークレットウィンドウで、表示を確認する |
| 作ったまま、放置してしまう | URLの変更やサービスの終了に合わせて更新する。サイト更新の手順に「ファイルの見直し」を加える |
| 自動生成で、案内したいページが入らない | 生成内容を目で確認し、手動選択に切り替える |
| 手作業のファイルと、プラグインの生成が重なる | どちらか一方に決める |
よくある質問
Q1. llms.txtを置けば、ChatGPTやAI Overviewsで紹介されやすくなりますか?
Googleは、Google検索(AI Overviewsを含む)はこのファイルを使っておらず、表示や順位に影響しないと説明しています。ChatGPTなど他のAIサービスについても、他社サイトのllms.txtを回答に使うと明言した公式文書は、2026年10月17日時点で確認できませんでした。
「紹介されやすくなる」ことを目的に作るのは、おすすめしません。
Q2. llms.txtでAIの学習を拒否できますか?
できません。このファイルは、情報の場所を案内するためのもので、アクセスを制限する機能はありません。
AI企業のクローラーの許可と拒否は、robots.txtで指定します。たとえばOpenAIは、検索用のOAI-SearchBotと学習用のGPTBotを、robots.txtで別々に制御できると説明しています。
Q3. 英語で書くべきですか?日本語でもよいですか?
提案文書に、言語の決まりは書かれていません。
日本語のサイトなら、ページと同じ日本語で書くのが自然です。海外向けのページがある場合は、別のH2にまとめる方法があります。
Q4. llms-full.txtも作ったほうがよいですか?
llms-full.txtは、提案文書に定義のない慣習です。ページ数の少ない中小企業のサイトでは、まず基本のファイルを丁寧に作れば足ります。
Q5. 一度作ったら、更新は不要ですか?
更新は必要です。リンク先のURLやサービス内容が変わると、ファイルが古い情報へ案内してしまいます。
サイトを大きく更新したときと、少なくとも半年に一度は見直すことを、筆者はおすすめします。
まとめ
- llms.txtは、2024年9月にJeremy Howard氏が提案した、AI向けのサイト案内ファイルです。2026年8月にv2へ改訂されましたが、正式な標準規格ではありません
- 書式は、H1(必須)、引用ブロック、補足、H2ごとのリンク集の順です。llms-full.txtは、提案にない慣習です
- Google検索はこのファイルを使っていないと明言しています。主要なAI企業が他社サイトのllms.txtを使うと明言した公式文書も、確認できていません
- ページの内容の改善とrobots.txtの確認を先に済ませたうえで、手間の小さい備えとして置き、定期的に見直してください
ファイルづくりは、自社サイトで本当に伝えたい情報は何かを棚卸しする機会にもなります。
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
生成AIに引用されるページを、お話しいただくだけでお作りします。お時間をいただくのは初回15分のヒアリングだけです。まず1ページ、無料でお作りします。
OKが出るまで、何度でも直します。事実が違う、言い回しが硬い、この話は入れないでほしい。どれも遠慮なくおっしゃってください。何度お直ししても、追加の料金はいただきません。
これまでに127社にご利用いただきました。毎月ご依頼いただいている方の6割以上が、月10ページを選ばれています。料金はページに掲載しています。
ページを増やしても問い合わせが来ないなら、原因はページの外にあります。その場合は、下の入口からご相談ください。
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