Google検索セントラルの「Google 検索と共有するコンテンツを管理する」は、自社サイトの内容をGoogle検索に出さないための方法を、一覧にしたページです。今回は2026年10月21日(英語版)に更新されたので、更新の前後を比べながら読みました。
この記事では、このページが挙げる7つの方法と、10月の更新で増えた2つの項目、そして中小企業のサイトで何から確かめるかが分かります。
合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。「出す」ことだけでなく「出さない」ことを設計できるかどうかも、運用の精度に直結するため、このページを読みました。
結論:3行で言うと
- 2026年10月の更新で、方法が5つから7つに増えました。増えたのは「robotsのmetaタグ・data-nosnippet・X-Robots-Tag」と「検索の生成AI設定」です
- Google検索から完全に消したいなら、サイトから削除するか、パスワードで守るか、noindexを使うのが基本です。robots.txtでの遮断は、このページでは画像と動画向けとされています
- AIによる概要やAIモードへの掲載は、Search Consoleの「検索の生成AI設定」で管理できます。Googleのヘルプによると、これは順位の仕組みとは別の設定です
このページの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題(英語) | Control what you share with Google Search(更新前は Control what you share with Google) |
| 日本語版の題名 | Google 検索と共有するコンテンツを管理する |
| 英語版の最終更新日 | 2026年10月21日(更新前は2025年12月10日) |
| 日本語版の最終更新日 | 2026年10月25日(更新前は2025年12月31日) |
| 検索セントラルの中の位置 | クロールとインデックス登録の章 |
| 直近の主な更新 | 2026年10月21日:既存の方法(robotsのmetaタグ、data-nosnippet、X-Robots-Tag、検索の生成AI設定)を追記し、「Google検索のためのページ」と明確にした |
Googleがこのページで言っていること
なぜ、内容を検索に出さないのか
ページは、検索に出したくない理由を3つ挙げています。
- データを見せる相手を絞る:サイト内の訪問者にだけ見せたいデータは、クロールをブロックして検索結果に出ないようにできます。公開したファイルのメタデータが検索に出る場合もあります
- 価値の低い内容を隠す:利用者が投稿できるサイトでは、低品質な投稿やスパムが混ざります。それらをインデックスさせると、サイトの順位に悪影響が出るおそれがあります
- 重要なページに集中してもらう:数十万URLを超える大規模サイトや、重複が多いサイトでは、重要度の低いページのクロールを止められます
3つ目の「大規模サイト」という条件は、原文に明記されています。数十ページから数百ページの会社サイトでは、この理由はほぼ当てはまりません。
ブロックする7つの方法
ページは方法ごとに「対象」を添えています。ここが、使い分けの手がかりになります。
| 方法 | 対象 | 要点 |
|---|---|---|
| サイトからコンテンツを削除する | すべてのコンテンツ | 検索にも、インターネット上のほかの場所にも出なくなる、もっとも確実な方法 |
| ファイルをパスワードで保護する | すべてのコンテンツ | 承認した人だけが見られる。すでに検索に出ていても、いずれ検索結果から消える |
| noindexルールを使う | すべてのコンテンツ | インデックス登録と検索結果への表示をしないよう指示する。ほかのページからのリンクや、URLを知る人の訪問はできる |
| robots.txtでクロールを禁止する | 画像と動画 | Googleは、Googlebotがクロールを許されている画像と動画だけをインデックスに登録する |
| robotsのmetaタグ、data-nosnippet、X-Robots-Tagを使う | 実装によって異なる | ページ単位・文章単位の設定で、検索結果での見せ方を調整する(新規) |
| 検索の生成AI設定を使う | サイト全体 | AIによる概要やAIモードなどに、サイトを含めるかを管理する(新規) |
| 特定のGoogleサービスをオプトアウトする | ウェブページ | Googleショッピング、Googleホテル、民泊などに、サイトの内容を含めないよう指示する |
原文は、削除について次のように書いています。
Removing content from your site is the best way to ensure that it won’t appear in Google Search and anywhere else on the Internet.
(サイトからコンテンツを削除することは、Google検索を含め、インターネット上のあらゆる場所に出ないようにする、もっとも確実な方法です。)
すでに検索に出ているものを消す
すでに検索結果に出ている場合は、削除をリクエストできます。手順は、別のページ「Google検索から自分のサイトのページを削除する」にまとまっています。
英語版と日本語版の違い
今回の更新は、英語版が2026年10月21日、日本語版が10月25日です。4日差で、取得した時点では、日本語版にも新しい2項目が入っていました。
- 方法の数:英語版も日本語版も7つで、同じです
- robotsのmetaタグ等の項目と、検索の生成AI設定の項目:どちらの版にもあります
確認した日付の時点で、内容の差は見つかりませんでした。
更新の経緯
変更履歴(Google検索セントラルの更新情報)で、このページに関する記録を確認しました。
| 日付 | 変更 |
|---|---|
| 2025年3月7日 | 「ページ注釈」の機能が提供終了になったため、このページから該当部分を削除 |
| 2026年10月21日 | robotsのmetaタグ、data-nosnippet、X-Robots-Tag、検索の生成AI設定を追記。ページがGoogle検索向けであることも明確にした |
10月の更新の理由として、履歴には「ページを新しく保ち、サイト所有者が使える現在の選択肢を反映するため」と書かれています。
文面の違いも、更新前後の英語版を並べて確かめました。「Google」だけだった箇所の多くが「Google Search」に変わり、題名や見出しも同じ方向に直されています。
ページ末尾の機械向け要約には、更新の前後どちらにも、ページ注釈のオプトアウトへの言及が残っていました。本文には出てこない要素なので、読む側が気にする必要はありません。
このページから、言えること・言えないこと
| 言えること | 言えないこと |
|---|---|
| 削除、パスワード保護、noindexは、すべての種類のコンテンツに使える方法として挙げられている | robots.txtを書けば、どのページも検索結果から消える、とは書かれていない。このページでは、robots.txtは画像と動画の項に出てくる |
| 検索の生成AI設定は、AIによる概要やAIモードなどへの掲載を、サイト全体で管理する手段として挙げられている | この設定がサイトの順位にどう影響するかは、このページには書かれていない。Googleのヘルプは、順位や他の機能への表示の判断材料にはならない、と説明している |
| 低品質な投稿をインデックスさせると、順位に悪影響が出るおそれがある、と書かれている | noindexにすれば順位が上がる、とは書かれていない |
| noindexのページも、リンクやURLの直接入力ではたどり着ける | noindexは機密の保護になる、とは書かれていない。機密はパスワードで守る、とページは書いている |
中小企業の視点で、どう受け取るか
ここからはGoogleの説明とは別の、私の読み取りです。
1. 「検索に出したくない」の中身を3つに分ける
まず、検索に出したくないページが、どの種類かを決めます。
- 人に見せてはいけないもの(顧客情報、社内資料、見積書のPDFなど)
- 見せてもよいが、検索には出さなくてよいもの(お礼ページ、会員ページ、テスト用ページなど)
- 検索に出すが、AIの回答には使われたくないもの
1つ目はパスワード保護、2つ目はnoindex、3つ目は検索の生成AI設定が、このページの整理では対応します。
2. WordPressでnoindexを確かめる
WordPressでは、SEOプラグインの各ページの設定にnoindexの切り替えがあります。ない場合は、ページのソースを開き、robotsのmetaタグを探します。
確かめる順番は次のとおりです。
- 公開中のページのURLをブラウザで開き、右クリックで「ページのソースを表示」
- Ctrl+F(Macならコマンドキー+F)で「robots」を検索
- 検索に出したいページに「noindex」が付いていないか、見る
テスト中に付けたnoindexが、公開後も残っている例は珍しくありません。大事なページに付いたままなら、検索に出ない原因になります。
3. Search Consoleで生成AI設定の現状を見る
Googleのヘルプ「Search generative AI control」を開いて確かめた範囲では、次のことが書かれていました。
- 設定場所は、Search Consoleの「設定」の中の「検索の生成AI」
- 対象は、AIによる概要、AIモード、Google Discoverの生成AI機能
- 初期値は「含める」。除外を選ぶと、これらの機能にサイトのリンクも内容も出ず、そこからの表示回数もアクセスも得られない
- 2026年8月31日から、世界中のすべてのサイトに提供されている
- AIの学習は対象外。学習を制限するには、別の仕組みのGoogle-Extendedを使う
- 反映には、数日かかる
まず現在の設定がどうなっているかを、見ておいてください。自社で決めた方針と、設定が食い違っていないかを確かめる作業です。
4. 価値の低いページは、消すかnoindexにする
口コミ欄、投稿機能、自動生成された一覧ページなど、利用者が内容を増やせる部分があるなら、そこが「価値の低い内容」に当たる候補です。
スパム対策の手順は、別の記事「利用者が書き込むスパムを防ぐ」にまとめてあります。
AIクローラーの扱いの判断は「AIクローラーは許可か拒否か」が実務の手順です。
この記事は、公式ページの読み解きに絞っています。
弊社のサイトで確かめたこと
2026年11月6日に、kenkyo.aiに対して次の確認をしました。管理画面の数字は見ていません。
| 確認 | 結果 |
|---|---|
| robots.txtを取得するコマンド(curlでkenkyo.ai/robots.txtを取得) | 全クローラー向けに、管理画面のフォルダ(/wp-admin/)だけを禁止し、管理画面の通信用ファイル(admin-ajax.php)は許可。記事のページは禁止していない |
| トップページのHTMLのrobotsのmetaタグ | 画像プレビューの大きさを指定する記述(max-image-preview:large)だけで、noindexは付いていない |
| サイト内検索の結果ページ(?s=)のrobotsのmetaタグ | noindexが付いていた |
| ログインページ(wp-login.php)のrobotsのmetaタグ | noindexとnoarchiveが付いていた |
| トップページ内のdata-nosnippet | 0件 |
管理画面のフォルダはrobots.txtで禁止し、検索結果の一覧とログインページはnoindexにしてあります。ページ側のnoindexとrobots.txtの禁止は別の仕組みなので、使い分けが分かる形です。
なお、検索結果の一覧のように「見せてもよいが検索には要らない」ページにnoindexを使うのは、このページの第2の整理(見せてもよいが、検索には出さなくてよい)に沿った使い方です。
よくある質問
Q. Google検索に出したくないページには、robots.txtとnoindexのどちらを使うのですか
このページの整理では、すべての種類のコンテンツに使えると書かれているのはnoindexです。robots.txtは「画像と動画」向けの方法として載っています。
ページそのものを検索結果から外したいときは、noindexかパスワード保護を選ぶのが、このページの読み方です。
Q. 検索の生成AI設定で除外すると、Google検索の順位は下がりますか
Googleのヘルプには、この設定は順位や、検索の他の部分への表示を左右する信号ではない、と書かれています。除外した場合に失うのは、AIによる概要やAIモードなどからのリンク、表示回数、アクセスです。
検索結果から完全に消したい場合は、noindexを使う、と同じヘルプに書かれています。
Q. 「Google 検索と共有するコンテンツを管理する」のページは、なぜ2026年10月に更新されたのですか
変更履歴には、ページを新しく保ち、サイト所有者が使える現在の選択肢を反映するためと書かれています。内容としては、すでにあった選択肢(robotsのmetaタグ、data-nosnippet、X-Robots-Tag、検索の生成AI設定)をこのページに追加した更新です。
まとめ:今日できる1つのこと
検索に出したくないページを3つ、書き出してください。それぞれが「見せてはいけない」「見せてよいが検索は不要」「AIに使われたくない」のどれかを決め、このページの方法に当てはめます。
そのあとで、Search Consoleの「設定」から検索の生成AI設定を開き、今の選択を確かめてください。
この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。
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