自社サイトのページのソースを開いたら、metaで始まる行が何十行も並んでいた。どれが必要で、どれを消してよいのか、見ても分からない。
こういう経験がある経営者やWeb担当者に向けて、この記事を書いています。制作会社に任せきりにしていると、自分のサイトのheadの中身を一度も見たことがない、ということが珍しくありません。
結論から言います。metaタグは、ページについての情報を書き込む欄で、本文には出てきません。そのうち、Googleが使うと公式に書いているタグは、一覧で9項目だけです。
残りのタグは、Googleが無視するか、別のサービス(SNSやブラウザ)のためのものです。無視されるタグを消しても、Googleの検索には影響しません。ただし、SNSやブラウザが読むタグまで消すと、別の場所で困ることがあります。
だから、metaタグ全体を「書くもの」「残すもの」「消してよいもの」の3つに分けて見る必要があります。この記事は、その分け方を1枚の地図にしたものです。
この記事は、次の資料を2026年11月5日に実際に開いて読んでから書いています。
- Google検索セントラルの「Google がサポートしている meta タグと属性」(日本語版・2026年3月8日更新)
- Google検索セントラルの「モバイルサイトとモバイルファースト インデックスに関するおすすめの方法」(2026年2月20日更新)
- Google検索セントラルの「AI機能とウェブサイト」(2025年12月31日更新)
- HTMLの仕様(WHATWG)の、meta要素と文字コード宣言の節(2026年11月4日更新の版)
- OpenAIのクローラーの文書、Anthropicのクロールに関するヘルプ
書くのは、そこで確かめられた範囲だけです。確かめられなかったことは、書かずに「公式に記載なし」「確かめられなかった」と書きます。
先に答え:metaタグの地図は、3つに分けられる
先に、metaタグを3つに分けた表を示します。根拠は後の節で順に説明します。
| 分け方 | 当てはまるタグ | 判断 |
|---|---|---|
| Googleが使うと公式に書いているもの | description、robots、googlebot、notranslate、nopagereadaloud、google-site-verification、charset(Content-Type)、refresh、viewport、rating | 目的があるものだけ書く |
| Googleが使わないと公式に書いているもの | keywords、nositelinkssearchbox | 書かなくてよい。残っていても害は公式に記載なし |
| Googleの文書に載っていないもの | og:title などOGP、author、generator、theme-color など | 使う相手(SNS・ブラウザ)があるかで判断する |
3行目の「載っていない」は、Googleが「使わない」と言っているわけではありません。Googleの文書は次のように書いています。
「Google がサポートしていない meta タグは無視されます。」
つまり、載っていないタグはGoogleの検索では働かない、というだけです。誰の役にも立たないという意味ではありません。
読んでほしい人と、読まなくてよい人
この記事は、自社サイトのmetaタグの棚卸しをしたい人に向けています。タグの書き方を1つずつ詳しく知りたい人は、後の節で案内する個別の記事に進んでください。
| いまの悩み | 読む節 |
|---|---|
| metaタグが何なのかが分からない | metaタグとは |
| 自社のソースに並ぶタグの意味が分からない | 自社のサイトで実測した28個のタグ |
| どれを消してよいのか知りたい | 書くもの・残すもの・消してよいものの判断表 |
| WordPressで確かめたい | WordPressで確かめる手順 |
| スマホ用のページだけ反映されない | スマホ用ページだけ反映されないとき |
| AIのクローラーとの関係が気になる | AIのクローラーとmetaタグ |
用語の整理:メタタグ、metaタグ、meta要素
日本語の記事では、メタタグと書くものが多くあります。この記事では、Googleの日本語の文書に合わせて、metaタグと書きます。
HTMLの仕様(WHATWG)では、正式にはmeta要素と呼びます。意味は同じで、<meta ...>と書かれた1行のことです。
Q&Aサイトで見かけた、スマホ用のページだけ反映されないという声
先日、Q&Aサイトでこのような悩みを拝見しました。2026年5月に投稿された質問です。
投稿者は、パソコン用のページとスマホ用のページを別々に作っていました。あとから、検索で表示されるページ情報としてmetaタグを入れたそうです。
パソコン用のページには反映されたのに、スマホ用のページには反映されない。どうすれば検索のときに出るページ情報を変えられるのか、という質問でした。
回答は1件で、検索サービスごとに仕様が違うので、どの検索を意識しているかで調べる先が変わる、という趣旨でした。Google検索ならスマートフォン用の画面を読んでいる、という指摘も含まれていました。
この悩みは、metaタグの全体像を知らないと起きやすいものです。どのタグが、どの検索サービスに、どの条件で読まれるのか。その地図がないので、入れたタグが効いたのかどうかを確かめる方法も分かりません。
この質問への答えは、後の「スマホ用ページだけ反映されないとき」の節にまとめています。
この質問から読み取れる3つの迷い
質問の背景には、迷いが3つあります。
1つ目は、metaタグを入れれば検索の表示が変わると思っていること。2つ目は、パソコンとスマホで別のページを持つと、片方にしか入らないことがあること。3つ目は、反映されたかどうかを確かめる方法を知らないことです。
どれも、地図があれば避けられます。
metaタグとは:ページについての情報を、ページの頭に書く欄
Googleの日本語の文書は、metaタグを次のように説明しています。
「meta タグは、ページに関する詳細情報を検索エンジンや他のクライアントに伝えるために使用される HTML タグです。」
ここでいうクライアントとは、検索エンジンのほか、ブラウザやSNSのように、ページを読みに来る側のことです。読む側が自分の用途に合うタグだけを拾い、使わないタグは読み飛ばします。
書く場所はheadの中
metaタグは、HTMLのheadの部分に書きます。headは、ページの本文が始まる前にある、ブラウザの画面には出てこない領域です。
Googleの文書にある例は、次のとおりです。
<head>
<meta charset="utf-8">
<meta name="description" content="ページの説明">
<meta name="robots" content="noindex,nofollow">
</head>
1行が1つのタグで、nameで何の情報かを示し、contentにその中身を書きます。charsetのように、中身を直接書く形のものもあります。
見えないのに、読まれている
ページを開いても、metaタグの中身は画面に出てきません。それでも、検索エンジンやSNSは、そこに書かれた情報を読んでいます。
見えないので、制作会社が入れたものがそのまま残っていて、中身を誰も把握していない、ということが起こりやすくなります。
titleはmetaタグではない
よく混同されるものに、titleがあります。titleは、metaではない別のタグです。Googleの文書の例でも、titleはmetaと並んでheadに置かれていますが、別のものとして書かれています。
titleについては、検索結果のタイトルが自分のtitleと違う理由で詳しく扱っています。この記事では、metaタグの地図に絞ります。
Googleが使うと書いているmetaタグ:公式の一覧は9項目
Googleの文書は、サポートしているmetaタグを次の9項目で示しています。robotsとgooglebotは、同じ項目にまとめて書かれています。
| 項目 | 役割(公式の説明に沿って整理) | 書くかどうか |
|---|---|---|
| description | ページの簡単な説明。検索結果のスニペットに使われる場合もある | 主要なページには書く |
| robots と googlebot | クロールとインデックス登録の動作を制御する | 載せたくないページだけに書く |
| notranslate | Googleによる翻訳版の提供をやめさせる | 翻訳を望まないときだけ |
| nopagereadaloud | テキスト読み上げサービスによる読み上げをやめさせる | 読み上げを望まないときだけ |
| google-site-verification | Search Consoleで所有権を確認する | 確認方法にこれを選んだときだけ |
| Content-Type と charset | ページの文字セットなどを定義する | 書いておく |
| refresh | 一定時間後に別のURLへ移す | 書かない(301を使う) |
| viewport | モバイルでの表示のしかたをブラウザに指示する | 書いておく |
| rating | 成人向けコンテンツであることを示す | 該当するときだけ |
9項目のうち、弊社の整理では、多くのサイトで日常的に関わるのは、description、robots、charset、viewport、google-site-verificationの5つです。残りの4つは、特別な事情があるときだけ使います。
「どれを書くか」の考え方:目的で選ぶ
表の右の列は、「入れておけば得をする」という意味ではありません。目的があって入れる、という意味です。
目的が無いのにnoindexを入れると、検索結果から消えます。目的が無いのにnotranslateを入れると、翻訳の機会を自分で閉じます。metaタグは、入れるほうに責任が生まれます。
refreshは、公式が別の方法を勧めている
refreshについて、Googleの文書は次のように書いています。
「Google では、サーバーサイドの 301 リダイレクトを使用することをおすすめしています。」
ページ移転のためにrefreshを書いている古いサイトは、点検の対象です。301での転送に置き換える手順は、このあとの点検表にも入れています。
Googleが使わないと書いているもの:keywordsと、なくなった機能
Googleの文書には、サポートしていないものを並べた節があります。「HTMLによく使用される一般的なものや、Googleが以前にサポートしていたものが含まれる」ため、明確にするために列挙している、と書かれています。
| 項目 | 公式の説明 |
|---|---|
| meta-keywordタグ | 「インデックス登録やランキングにはまったく影響しません」 |
| HTMLのlang属性 | Googleはページのテキストから言語を検出し、langなどの注釈は利用しない |
| next と prev のrel属性の値 | 使用しなくなった。インデックス登録に影響しない |
| nositelinkssearchbox | 機能がなくなったため使われない |
keywordsは、いまでも書いてあるサイトが多い
古いサイトの制作では、keywordsにキーワードを並べるのが定番でした。いまのGoogleの文書は、次のように書いています。
「meta-keyword タグは Google 検索では使用されないため、インデックス登録やランキングにはまったく影響しません。」
つまり、Googleの検索順位のためにkeywordsを書き足す作業は、意味がありません。残っていても害があるとは書かれていませんが、手間をかける価値もありません。
HTMLの仕様(WHATWG)も、keywordsに冷たい
HTMLの仕様(WHATWG)にも、keywordsの項目があります。そこには、多くの検索エンジンはこの情報を考慮しない、と書かれています。理由は、過去に検索結果をスパムで荒らすために使われ、信頼できないことが多かったからです。
仕様は、サイトの中だけの検索のように、信頼できる範囲で使う例は妥当だとも書いています。ただし、社外に向けた検索順位のために使うものではありません。
Bingの扱いは確かめていない
この記事では、Bingがkeywordsやdescriptionをどう扱うかを確かめていません。確かめた一次情報がないので、書きません。Bing向けの確認は、既存のBing SEOのやり方を参照してください。
自社のサイトで実測した28個のタグ:読む相手ごとに分ける
地図を作るために、弊社のサイトの記事1本(OGPの解説記事)を2026年11月5日に開き、headの中のmetaタグを数えました。結果は28個でした。
1ページに28個と聞くと多く感じますが、中身を見ると、読む相手ごとに分けられます。
| 分類 | 個数 | 中身の例 | 読む相手 |
|---|---|---|---|
| Googleの公式一覧にあるもの | 5 | charset、viewport、description、robots、google-site-verification | Google・ブラウザ |
| OGP(共有されたときの表示) | 12 | og:title、og:image、article:published_time など | SNSなどの共有先 |
| X向けのカードの指定 | 4 | twitter:card、twitter:title、twitter:image など | Xの共有 |
| generator(作成ソフトの名前) | 3 | プラグインが自分の名前と版を出したもの | 公式に記載なし |
| その他 | 4 | format-detection、X-UA-Compatible、author、msapplication-TileImage | 用途はタグごとに違う |
合計は5と12と4と3と4で、28です。
一番多いのは、OGP系の12個
28個のうち、OGP系が12個で最多です。弊社の場合は、SEO用のプラグインが出力していると見られます(generatorの値から推測した、弊社の整理です)。
OGPの中身と、共有先ごとの読まれ方の違いは、OGPとは 共有先ごとの読まれ方と画像の決め方で扱っています。ここでは、「Googleの一覧にない」ことと「消してよい」ことは別の話だ、と押さえてください。
generatorが3個ある理由
generatorは、そのページを作ったソフトの名前と版を示すタグです。弊社のページには3つありました。SEO用のプラグイン、サイトとGoogleの連携用のプラグイン、表示の高速化用のプラグインが、それぞれ自分の名前を出していたからです。
HTMLの仕様(WHATWG)は、generatorについて、ソフトウェアが生成したページに使うもので、人が手で書いたページには使ってはいけない、と書いています。つまり、CMSが出力する分には仕様に沿っています。
Googleの一覧には載っていません。消すと何が変わるかは、確かめた文書に記載がありませんでした。
「その他」の4個は、確かめられた範囲が違う
| タグ | 確かめられたこと |
|---|---|
| author | HTMLの仕様(WHATWG)に標準の名前として載っている。Googleの一覧には載っていない |
| X-UA-Compatible | HTMLの仕様(WHATWG)の表に載っており、実際にはInternet Explorerに仕様へ近づくよう促すもの、と書かれている |
| format-detection | 確かめた文書に記載なし |
| msapplication-TileImage | 確かめた文書に記載なし |
X-UA-Compatibleは、いまのブラウザでどれだけ意味があるかを、確かめた文書では判断できませんでした。format-detectionとmsapplication-TileImageは、確かめた範囲に記載がありません。
この3つについて「消してよい」と断定する根拠は、手元にありません。
書くもの・残すもの・消してよいものの判断表
ここから、地図の中心部分です。タグごとに、判断を決めます。
判断は、次の順番で行います。
- Googleの公式一覧にあるか
- なければ、使う相手(SNS・ブラウザ)が実在するか
- どちらにも当てはまらなければ、誰が入れたのかを確かめる
判断表:タグごとの扱い
| タグ | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| charset | 書く | Googleの一覧にあり、UTF-8を勧めている |
| viewport | 書く | モバイルに対応していることが伝わる |
| description | 主要ページに書く | スニペットに使われる場合がある |
| robots | 載せたくないページだけ | 既定はindex・followで書かなくてよい |
| google-site-verification | 所有権の確認に使っている間は残す | 確認方法に使っているなら、触る前に確認方法を見直す |
| keywords | 消してよい | Googleは使わない。検索順位にも影響しない |
| refresh | 301に置き換える | Googleが301を推奨している |
| og:系 | 残す | SNSなどの共有先が読む |
| generator | 気にしなくてよい | 公式に記載なし。消す必要も確かめられなかった |
「消してよい」と言える条件は、狭い
表で「消してよい」と書いたのは、keywordsだけです。Googleの公式の文書が、影響がないと明言しているからです。
ほかのタグは、「Googleの一覧にない」だけで消すと、別の場所で困ることがあります。たとえば、og:imageを消すと、リンクを共有したときに画像が出なくなるかもしれません。
消す前に確かめること
消す作業の前に、次の3点を確かめます。
| 確かめること | 方法 |
|---|---|
| そのタグを出しているのは誰か | テーマ・プラグイン・手で書いたもののどれか |
| 消したあとの影響の範囲 | SNSで共有したときの見え方など |
| 元に戻せるか | 設定を変える前に、いまのheadを保存しておく |
自分で書いた覚えのないタグは、プラグインが出力していることが多いので、設定画面の側で止める必要があります。ページのHTMLを直接書き換えても、次の更新で戻ります。
charsetとviewport:どんなサイトでも書いておく2つ
地図の中で、確実に書いておくタグが2つあります。charsetとviewportです。
charsetは、文字化けを防ぐ宣言
charsetは、ページの文字コードを示すタグです。Googleの文書は、「可能な場合は、Unicode / UTF-8 を使用することをおすすめします」と書いています。
HTMLの仕様(WHATWG)は、さらに厳しい決まりを書いています。文字コードの宣言は、文書の最初の1024バイト以内に収まっていなければなりません。また、1つの文書に宣言は1つだけです。
弊社の記事のソースでは、<meta charset="utf-8">が先頭から145バイト目の位置にありました。1024バイトの範囲内です。
charsetの位置は、先頭近くに決まっている
仕様が1024バイト以内と決めている理由は、確かめた文書には書かれていませんでした。
制作会社に作ってもらったサイトで文字化けが起きたら、このタグが入っているか、先頭近くにあるかを、最初に見てください。
viewportは、モバイルのための宣言
viewportについて、Googleの文書は、「モバイル デバイスでのページの表示方法をブラウザに指示します。このタグによって、ページがモバイルに対応していることがわかります」と書いています。
スマホで見たとき、ページが縮小されて文字が小さくなっているサイトは、このタグが入っていない可能性があります。viewportの具体的な指定の中身(width や initial-scale の値)は、この記事では確かめていません。
個別のタグは、既存の記事へ送る:地図からの行き先
この記事は、全体の地図を作ることが目的です。タグ1つずつの書き方は、すでに公開している記事で扱っています。地図で行き先を決めたら、次の記事に進んでください。
| 地図で見つけたタグ | 知りたいこと | 読む記事 |
|---|---|---|
| description | 書き方、文字数、書き換えられる理由 | メタディスクリプションの書き方 |
| description | 検索結果の説明文が変わる仕組み | 検索結果のスニペットを管理する |
| robots | 指定できる値と、効かない条件 | robots metaタグとX-Robots-Tag |
| robots(noindex) | 検索に出したくないページの扱い | noindexの書き方と効かない条件 |
| og:系 | 共有されたときの見え方 | OGPとは |
| title(metaではない) | 検索結果の見出しの決まり方 | 検索結果のタイトルが自分のtitleと違う理由 |
この記事で繰り返さないこと
descriptionの文字数の目安、robotsの値の一覧、OGP画像の大きさは、この記事では書きません。上の記事で、公式の文書を開いて確かめた内容を載せています。
この記事が扱うのは、「そもそも自分のサイトに何が入っているのか」と「どれが不要か」の判断までです。
見出しや画像のタグは、metaタグではない
見出しのタグ(h1〜h6)と、画像のalt属性は、metaタグではありません。同じheadやbodyの中にある、別の種類の記述です。
見出しは見出しタグとは、altはalt属性とはで扱っています。
WordPressで確かめる手順:ページのソースを見る
自分のサイトにどのmetaタグが入っているかは、ページのソースで確かめます。管理画面の設定を見るより、実際に外へ出ている結果を見るほうが確実です。
手順1:ページのソースを開く
ブラウザで自社のページを開き、右クリックのメニューから「ページのソースを表示」を選びます。headの中のmetaで始まる行が、一覧で見られます。
文字を検索する機能でmetaと入力すると、該当の行に飛べます。
手順2:Googleの目で確かめる
Googleの文書は、「ページの meta タグと属性の確認には、URL 検査ツールを使用できます」と書いています。Search Consoleに登録しているサイトは、この方法で、Googleが読んだ結果を確かめられます。
自分のブラウザで見えるHTMLと、Googleが読むHTMLが違う場合があります。違いが出るのは、JavaScriptでタグを書き換えているときです。
JavaScriptでmetaタグを入れているときの注意
Googleの文書は、JavaScriptでmetaタグを挿入したり変更したりすることを、可能な限り控えるよう勧めています。どうしても必要なら、実装を十分にテストするように、とも書いています。
制作会社が、ページが開いたあとにJavaScriptでタグを足している場合、Googleがそのタグを読んでいるかは、URL検査ツールで見る必要があります。
手順3:出しているのが誰かを突き止める
ソースで見つけたタグは、出力元が3通りあります。
| 出力元 | 見分け方 | 直し方 |
|---|---|---|
| テーマ | テーマを替えるとタグが変わる | テーマの設定画面か、子テーマ |
| プラグイン | プラグインを止めるとタグが消える | プラグインの設定画面 |
| 手で書かれたもの | 管理画面のどこにも出てこない | 制作会社か、テーマのファイル |
直接書き換える前に、設定画面を探す
Googleの文書も、CMSを使っている場合は、HTMLを直接編集できない可能性があり、CMSの検索設定ページなどの仕組みがある、と説明しています。
直接ファイルを書き換える前に、まず設定画面を探してください。次の更新で、書き換えた内容が消えることがあります。
スマホ用ページだけ反映されないとき:Googleが読むのはスマホ版
冒頭で紹介した質問に戻ります。パソコン用のページには反映されたのに、スマホ用のページには反映されない、という悩みです。
Googleの文書は、次のように書いています。
「Google のインデックス登録とランキングでは、スマートフォン エージェントでクロールしたモバイル版のサイト コンテンツを使用します。これをモバイルファースト インデックスと呼びます。」
ここから、手がかりが2つ見つかります。
手がかり1:Googleが読むのはスマホ版
Googleが読むのは、スマホ版のページです。パソコン版にだけmetaタグを入れても、スマホ版が空なら、Googleの目には空として映る可能性があります。
文書は、パソコン用とスマホ用でページが分かれている場合について、こう書いています。
「パソコン版とモバイル版の両サイトで、title 要素とメタ ディスクリプションが同じであることをご確認ください。」
手がかり2:robotsも、両方に同じものを
robots metaタグについても、文書は同じ考え方です。「モバイルサイトとパソコンサイトで同じ robots meta タグを使用します」と書かれています。
スマホ版にだけnoindexが入っていると、ページのクロールとインデックス登録に失敗することがある、とも書かれています。
レスポンシブデザインなら、この悩みは起きにくい
文書は、レスポンシブデザインを、実装と維持が最も簡単な構成として勧めています。レスポンシブデザインなら、各ページのコンテンツとメタデータは、モバイル版とパソコン版で同じになる、とも書かれています。
パソコン用とスマホ用で別のページを持つ構成のサイトは、片方にだけタグを入れる事故が起きます。構成を見直すか、両方に同じタグが入っているかを毎回確かめてください。
入れたのに検索の表示が変わらないとき
descriptionは、「検索結果に表示されるスニペットに使用される場合もある」と、Googleの文書に書かれています。「必ず使われる」とは書かれていません。
スマホ版に入っていても、表示が変わらない場合があります。その仕組みは、先に案内したスニペットの記事に譲ります。
AIのクローラーとmetaタグ:公式に記載があった範囲
AI検索との関係も、確かめた範囲だけ書きます。
Googleの文書:AIの機能のための特別な作業は要らない
Google検索セントラルの「AI機能とウェブサイト」(2025年12月31日更新)は、AIによる概要とAIモードについて、次のように書いています。
「AI による概要と AI モードのための特別な最適化を行う必要はありません」
そのうえで、検索に表示されるページからの情報を制限したいときに使うものとして、「nosnippet、data-nosnippet、max-snippet、noindex コントロール」を挙げています。nosnippet、max-snippet、noindexは、robotsのmetaタグで指定できる値です。
つまり、Googleの検索の中のAIについては、既存のmetaタグが、表示を制限する手段として使えます。逆に、AIに引用されやすくするためのmetaタグがある、とは書かれていません。
OpenAIとAnthropicの文書:robots.txtの説明が中心
OpenAIのクローラーの概要には、OAI-SearchBotやGPTBotなどを、robots.txtの設定で管理する説明があります。2026年11月5日に開いた範囲では、metaタグへの言及は見つかりませんでした。
Anthropicのクロールに関するヘルプも、robots.txtで拒否する方法の説明でした。こちらもmetaタグへの言及は、確かめた範囲にありません。
| 資料 | AIのクローラーとmetaタグの関係 |
|---|---|
| Google検索セントラル「AI機能とウェブサイト」 | 表示を制限するためにnosnippetなどを使える。引用されやすくするタグの記載はなし |
| OpenAIのクローラーの文書 | 公式に記載なし(robots.txtの説明のみ) |
| Anthropicのクロールに関するヘルプ | 公式に記載なし(robots.txtの説明のみ) |
「このmetaタグを入れればAIに引用される」という主張は、確かめた公式の文書の中にはありませんでした。この記事でも、そう断定しません。
よくある質問
Q. metaタグは、全部書かないといけませんか
いいえ。Googleの文書も、サポートしていないタグは無視される、と書いているだけで、全部を書くよう求めてはいません。
目的があるものだけ書きます。主要ページのdescription、文字コードとviewportの宣言、載せたくないページのnoindexが、基本の組み合わせです。
Q. metaタグを書くと、検索順位が上がりますか
確かめた文書に、「書けば順位が上がる」という記述はありません。keywordsについては、ランキングにまったく影響しないと明記されています。
descriptionは、スニペットに使われる場合があるとだけ書かれています。順位への影響は、確かめた文書には書かれていません。
Q. meta keywordsは、消したほうがよいですか
消さなくても、Googleの文書は害があるとは書いていません。ただし、残しておく意味もありません。
テーマやプラグインの設定に項目があるなら、空欄にしておけば足ります。自分で書き足す作業は、やめて問題ありません。
Q. noindexを書いたのに、検索結果に出てきます
noindexが効かない条件は、noindexの書き方と効かない条件にまとめています。
まず、そのページのソースに、noindexが本当に出力されているかを確かめてください。
Q. AIに引用されるためのmetaタグはありますか
確かめた公式の文書には、ありませんでした。GoogleのAI機能についても、特別な最適化は要らないと書かれています。
OpenAIの文書は、検索に表示されたい場合はOAI-SearchBotをrobots.txtで許可することを勧めています。クローラーの許可の設定は、metaタグとは別の話です。
まとめ:地図を作ってから、消すか決める
metaタグは、ページについての情報をheadに書く欄です。Googleが使うと公式に書いているのは9項目で、ほとんどのタグは、使う相手が別にいるか、Googleが無視するかのどちらかです。
消してよいと言い切れたのは、keywordsだけでした。ほかのタグは、使う相手を確かめてから判断してください。
弊社のページで実測した28個のタグは、Googleの一覧に5個、OGP系に12個、X向けに4個、generatorに3個、その他に4個でした。まず自社のページのソースを開いて、同じように分けてみてください。
スマホ用のページを別に持っているサイトは、両方に同じタグが入っているかを確かめます。Googleが読むのは、スマホ版だからです。
この記事で確かめた資料
| 資料 | 使った内容 |
|---|---|
| Google検索セントラル「Google がサポートしている meta タグと属性」(2026年3月8日更新) | 9項目の一覧、サポートされない項目、JavaScriptでの挿入の注意 |
| Google検索セントラル「モバイルサイトとモバイルファースト インデックスに関するおすすめの方法」(2026年2月20日更新) | スマホ版を読むこと、両方に同じタグを入れること |
| Google検索セントラル「robots meta タグ、data-nosnippet、X-Robots-Tag の指定」(2026年3月25日更新) | max-image-previewの意味 |
| Google検索セントラル「AI機能とウェブサイト」(2025年12月31日更新) | AIの機能のための特別な最適化は要らないという記述 |
| HTMLの仕様(WHATWG)(2026年11月4日更新の版) | 文字コードの位置、keywordsとgeneratorの扱い |
| OpenAIのクローラーの文書、Anthropicのクロールに関するヘルプ | metaタグへの言及が見つからなかったこと |
| 弊社のOGP解説記事のソース(2026年11月5日に実測) | 28個のタグの内訳 |
| 確かめられなかったもの | Bingでの扱い、Xのカードの仕様、viewportの具体的な値、format-detectionなどの用途 |
今日できる点検
次の表の項目を、上から順に確かめてください。1項目あたり10分ほどで終わります。
| 点検の項目 | 確かめる場所 | 合格の目安 | 直すこと |
|---|---|---|---|
| ページのソースを開いて、metaタグの数を数える | ブラウザのページのソース | 数と内訳を言える | 分類表に書き出す |
| charsetがUTF-8で、先頭近くにあるか | headの最初のほう |
先頭から1024バイト以内 | 位置を前に移す |
| viewportが入っているか | head |
1つ入っている | 制作会社に確認する |
| keywordsが残っていないか | head |
なし、または空 | 設定画面で空にする |
| refreshでの転送がないか | head |
なし | 301の転送に置き換える |
| スマホ用ページを別に持っているか | 自社のURLの構成 | 持っていない、または両方に同じタグがある | 両方にそろえる |
| 載せたくないページにnoindexがあるか | 該当ページのソース | あり | 設定画面で入れる |
| 所有権確認のタグを使っているか | Search Consoleの設定 | 使っていれば残してある | 触る前に確認方法を見直す |
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
生成AIに引用されるページを、お話しいただくだけでお作りします。お時間をいただくのは初回15分のヒアリングだけです。まず1ページ、無料でお作りします。
OKが出るまで、何度でも直します。事実が違う、言い回しが硬い、この話は入れないでほしい。どれも遠慮なくおっしゃってください。何度お直ししても、追加の料金はいただきません。
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