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【Google検索セントラル解説】レビュー システムとウェブサイト|対象は書き手自身のレビュー記事、適用言語の一覧に日本語は載っていない

2026 10/08
2026年10月8日
中野輝規
レビュー システムとウェブサイト

「おすすめ5選」「A社とB社の比較」「使ってみた感想」のような記事は、中小企業のサイトにもよくあります。Googleの検索には、この種の「レビュー」を評価する仕組みがある、と公式に書かれています。

この記事は、検索セントラルのレビュー システムのページを、英語版の原文から整理します。日本語版との違い、2023年の書き換えの経緯、弊社のサイトでの確認も書きます。

合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。比較やおすすめの記事を増やす前に、Googleが評価の対象をどこまでと書いているかを、原文で確かめました。

目次

結論:3行で言うと

  • このシステムが見るのは、書き手自身が出す記事やページの形のレビューです。商品やサービスのページの口コミ欄に利用者が投稿したものは、評価の対象外と書かれています
  • 対象言語の一覧は11言語で、日本語は載っていません。原文は日本語に触れていません。この一覧は、私が確認した保存版すべて(2023年3月から2026年1月まで)と、今日の版で同じです
  • 2023年11月に、「次の更新まで回復しないかもしれない」という説明が「改善すれば、時間とともに回復し得る」に変わりました。本文はそれ以降、一字も変わっていません

ページが語るのは仕組みまでです。レビューの自動評価は、ランキングに使う多くの要因の一つにすぎないと、原文が書いています。

このページの基本情報

項目 内容
原題(英語) Google Search’s reviews system and your website
日本語版の題名 Google 検索のレビュー システムとウェブサイト
英語版の最終更新日 2025年12月10日
日本語版の最終更新日 2025年12月18日
Google検索セントラルの中の位置(章) 日本語版の目次で「ランキングと検索での見え方」の中の「ランキング システム」。同じ節に「Google 検索ランキング システムのご紹介」があります
直近の主な更新 本文の最後の書き換えは2023年11月8日です。以降は、更新日の表示が2023年12月1日、2025年2月4日、2025年12月10日と進んだだけで、本文は同じです

原文はこちらで読めます。英語版/日本語版。

ページ本文は短く、英語版も日本語版も9つの段落です。ランキング システムの案内ページでは、レビュー システムが現行の仕組みの一つとして並んでいます。

Googleがこのページで言っていること

原文の節の順に、整理します。

冒頭:良いレビューとは何か

レビュー システムは、洞察に満ちた分析と独自の調査を示し、その題材をよく知る専門家や愛好者が書いた「質の高いレビュー」を、より評価することを目指す、とあります。

ページは、仕組みの説明と、自分のコンテンツを評価して改善するためにできることを扱うと書いています。後者の具体策は、別のページに案内されています。

仕組み

原文の項目 書かれていること
狙い まとめただけの薄い内容より、徹底した調査を共有するレビューが、利用者の目にとまるようにする
評価の対象 おすすめ、意見、分析を示すために書かれた、記事、ブログ投稿、ページなど。書き手自身が出す単独のコンテンツ
評価の対象外 商品やサービスのページの口コミ欄に、利用者が投稿したような第三者のレビュー
題材 1つの対象、複数の比較、おすすめのランキング。題材は問わず、例として商品、映画やゲーム、レストランやブランドが挙がっています
評価の単位 主にページ単位です。レビューが大量にあるサイトでは、サイト内のどのコンテンツも評価され得ます。多くなければ、サイト全体の評価は起こりにくいとされています
対象言語 英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ベトナム語、インドネシア語、ロシア語、オランダ語、ポルトガル語、ポーランド語(世界で適用)
商品の構造化データ 商品レビューかどうかの判別に役立つことがありますが、それだけには頼っていません
改善のペース 定期的に、継続して改善されています

サイトへの影響

この節は2つの内容です。1つ目は、成功するコンテンツの作り方は、別の「質の高いレビューを書く方法」のページを見るように、という案内です。

2つ目は回復についてです。影響を受けたコンテンツは、改善すれば時間とともに回復し得ると書かれています。

同時に、レビューの自動評価は多くの要因の一つなので、順位は様々な理由でいつでも変わり得るとも書かれています。

リンク先「質の高いレビューを書く」の中身

案内先の英語版「Write high quality reviews」(最終更新2025年12月10日)も開いて読みました。

書き手の例には、専門知識のあるスタッフや販売者、独立した意見を書くブロガー、ニュースや出版サイトの編集担当者が挙がっています。

ページが挙げる良いレビューの条件を、私の言葉で整理します。

  • 読む人の立場から評価し、その分野に詳しいことを示す
  • 自分で使った、確かめたという証拠(画像、音声、ほかへのリンクなど)と、性能の数字を添える
  • 競合との違いや、似た選択肢、向いている用途や状況を書く
  • 良い点と悪い点を、自分の調べた内容にもとづいて書く
  • 判断に大事な要素を、自分の経験や専門にもとづいて絞る
  • 「いちばん良い」と薦めるときは、その理由を、自分で確かめた根拠つきで書く
  • ランキングの一覧は、個別のレビューを別に書く場合でも、それだけで成り立つ内容にする

ページは最後に、長さではなく、質と独自性に注目するよう結んでいます。アフィリエイト リンクを使う場合は、別の資料も見るよう案内しています。

英語版と日本語版の違い

日本語版との比べ読み

両方とも9つの段落で、順序、対象言語の一覧、リンク先が一致しています。内容を変える大きな差は見つかりませんでした。

ただし、日付に差があり、訳の濃淡が3点あります。

項目 英語版 日本語版 読み方
最終更新日 2025年12月10日 2025年12月18日 日本語版のほうが8日新しい日付です。本文の内容は同じなので、日付がずれた理由は原文から分かりません
対象の呼び方 first-party standalone content(書き手自身が出す単独のコンテンツ) 「当事者による独立したコンテンツ」と訳されています first-partyは、直後に出る第三者のレビューと対になる語です。「当事者」だけでは、その対比が読み取りにくいと感じました。ここは私の読み取りです
まとめる量 a bunch of(いくつもの)商品やサービス 「膨大な」商品やサービス 「膨大」のほうが、強い言い方です
回復の書き方 改善していれば、時間とともに回復し得る 改善した場合でも、回復まで時間がかかる場合がある 英語版は回復の可能性、日本語版は時間のかかり方に重心があります

食い違いがあるときは、英語版が正です。この記事も、英語版の書き方に従って書きました。

更新の経緯(Internet Archiveで確認)

Internet Archiveに保存された過去の版を取得し、タグを除いた本文を比べました。保存の日付は飛び飛びなので、下の表は、保存で確かめられた版の記録です。

保存と保存の間にあった変更は拾えていません。

版(保存日) ページの状態 取得した前の版との差
2023年2月21日更新の版(3月1日保存) 名称は「product reviews system」。対象は商品レビューだけ。アドレスは /search/updates/product-reviews-update 起点の版です。大きな改善は「product reviews update」として知らせるとあり、影響を受けたコンテンツは次の更新まで回復しないかもしれない、と書かれていました
2023年4月12日更新の版(4月13日保存) 名称が「reviews system」に。アドレスは /search/updates/reviews-update 題材が商品以外(サービス、メディア、店)に広がり、書き手自身の単独コンテンツが対象、第三者のレビューは対象外、という説明が入りました。更新の告知先は、Search Status Dashboardに変わりました
更新日の表示が2023年5月4日の版(11月1日保存) 名称は同じ 4月13日の保存(更新日の表示は4月12日)にあった括弧書き(サイトの中でレビューが占める割合は、1桁%に収まらない相当な割合、という条件)が、無くなっています。無くなったのが5月4日の更新かどうかは、確かめられていません。この2つの間の保存版を取得していないためです
2023年11月8日更新の版(11月9日保存) 現在のアドレス /search/docs/appearance/reviews-system で保存されています 「定期的、継続的に改善される」と書かれ、「reviews update」の告知と「次の更新まで回復しないかもしれない」が消え、「時間とともに回復し得る」に変わりました
2023年12月以降 本文は同じ 2024年1月17日、2025年11月16日、2026年1月1日の保存と、今日取得した版の本文が、すべて一致しました。更新日の表示だけが、2023年12月1日、2025年2月4日、2025年12月10日と進んでいます

2023年11月8日の書き換えは、Googleの変更履歴にも載っています。改善が定期的、継続的に行われていると説明した、という趣旨の項目です。

更新日の表示が2023年4月12日・5月4日の版と、2025年の日付の変更に当たる項目は、保存した変更履歴の中で、このページへのリンクを探した範囲では、0件でした。

旧アドレスの /search/updates/reviews-update は、今は現在のページへ転送されます。

このページから、言えること・言えないこと

言えること(原文にあること) 言えないこと(よくある誤解)
自社が書く記事、ブログ、ページの形のレビューが、評価の対象になり得る 商品やサービスのページの口コミ欄にお客様が書いたものも、このシステムが評価する(原文は対象外と書く)
単品、比較、ランキングのどれも、題材を問わず対象になり得る ランキングの形にすると評価が上がる、または下がる(原文は形式と評価の関係を述べていない)
評価は主にページ単位で、レビューが大量にあるサイトでは、ほかのコンテンツも評価されることがある レビュー記事が数本あれば、サイト全体が評価される(原文は、多くなければ起こりにくいと書く)
影響を受けたコンテンツは、改善すれば時間とともに回復し得る 直せば決まった日数で戻る(原文に期間の記載は無く、順位は様々な理由でいつでも変わり得ると書く)
適用言語として挙がっているのは11言語で、日本語は載っていない 日本語のサイトに影響する、または影響しない(どちらも、原文は日本語に触れておらず、書かれていない)
商品の構造化データは、商品レビューの判別に役立つことがある 構造化データを付ければ、質の高いレビューとして評価される(原文は、それだけには頼っていないと書く)

中小企業の視点で、どう受け取るか

ここからはGoogleの説明とは別の、私の読み取りです。

1. 自社の「レビュー型」の記事を洗い出す

WordPressの管理画面で、左メニューの「投稿」から投稿一覧を開きます。右上の検索欄に「おすすめ」「比較」「ランキング」「レビュー」を1語ずつ入れ、出てきた記事を一覧表にします。

Search Consoleでは、「検索パフォーマンス」を開きます。「+ 新規」から「クエリ」を選び、「おすすめ」「比較」を含む検索語に絞ります。

その検索語で出ているページが、実際に読まれているレビュー型の記事です。画面の表記は変わることがあります。

2. 1本だけ開いて、リンク先の項目で点検する

洗い出した記事のうち、いちばん読まれているものを1本選びます。上で整理したリンク先の項目に照らして、次の5つを確かめます。

  • 自分で使った、確かめたという証拠(自分で撮った写真、測った数字)が載っているか
  • 良い点と、悪い点の両方が書かれているか
  • 似た選択肢との違いと、向いている用途や状況が書かれているか
  • 「いちばん良い」と書いている箇所に、理由と根拠が添えられているか
  • ランキングなら、個別の説明がなくても、それだけで読んで判断できるか

この点検で順位がどう動くかは、原文が扱っていない領域です。読む人の判断材料が増えているかを見る作業です。

3. お客様の声と口コミ欄は、分けて考える

利用者が口コミ欄に投稿したものは、対象外と原文に書かれています。お客様の声の集め方は、口コミを増やす方法の記事にまとめています。

自社が集めて、自社の記事の中で紹介するお客様の声が、書き手自身のコンテンツと第三者のレビューのどちらに当たるかは、原文の外の問題です。

分からない部分は、分からないまま扱います。

4. 日本語サイトは、結論を急がない

日本語が一覧に無いことから、「対象外だから何を書いてもよい」と考えるのも、「だから減点される」と考えるのも、原文の外にある推測です。

リンク先の項目は、読む人の役に立つ書き方の基準として使います。記事を直した日は、記録します。

原文は順位が様々な理由で変わると書いているので、直した日と数字の動きを並べ、原因を決めつけない形で見ます。

自作の「おすすめ◯選」がAIの回答に効くかどうかは、別の記事で扱っています。この記事は検索の公式ページの解説、その記事はAIの回答の話です。

弊社のサイトで確かめたこと

2026年10月8日に、kenkyo.aiのトップページの構造化データを確かめました。次のコマンドで、ページのHTMLにある構造化データの種類(@type)を集めました。

curl -sL https://kenkyo.ai/ | grep -o '"@type":"[A-Za-z]*"' | sort -u

結果は、BreadcrumbList、ImageObject、ListItem、Organization、WebPage、WebSiteの6種類でした。

レビューを表すReviewやAggregateRatingは出ませんでした。

同じHTMLで、レビューの構造化データに使う語(AggregateRating、ratingValue、itemReviewed、型としてのReview)を検索した結果も0件です。

公式ページの更新日も、同じ日に取り直しました。

curl -sL "https://developers.google.com/search/docs/appearance/reviews-system?hl=en" | grep -o "Last updated [0-9-]* UTC"

英語版は「Last updated 2025-12-10 UTC」、日本語版は「最終更新日 2025-12-18 UTC」で、この記事の表と一致しました。

弊社の投稿の題名も調べました。

WordPressの管理用API(REST API)で、「おすすめ」「比較」など8語を検索し、公開済みの投稿を全ページ取得すると、重複を除いて990本が見つかりました。

そのうち題名に「おすすめ」「ランキング」「比較」「レビュー」「口コミ」「◯選」などを含むのは33本です。数字つきの「◯選」は5本で、ツールを並べて薦める型に見える題名は、そのうち1本でした。

確かめたのは題名までで、中身は未確認です。題名から見ると、33本の多くは、研究の解説や、弊社自身の手順の記事です。

よくある質問

Googleのレビュー システムは、商品ページに投稿された口コミも評価しますか

原文は、商品やサービスのページの口コミ欄に利用者が投稿したようなレビューを、評価の対象外と書いています。対象は書き手自身が出す記事やページで、口コミ欄の投稿は第三者のレビューにあたります。

日本語の比較記事やおすすめ記事は、Googleのレビュー システムの対象ですか

原文は日本語に触れていないので、断定を控えます。適用言語として挙がっているのは、英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ベトナム語、インドネシア語、ロシア語、オランダ語、ポルトガル語、ポーランド語の11言語です。

日本語は、その中にありません。

この一覧は、私が確認した2023年3月からの保存版すべてで同じ内容です。

レビュー システムの影響を受けたページは、直せば回復しますか

原文は、改善すれば時間とともに回復し得ると書いています。期間は示さず、「時間とともに」とだけ書いています。

2023年11月より前の版(更新日の表示が2023年2月21日、4月12日、5月4日の3つ)には、影響を受けたコンテンツは次の更新まで回復しないかもしれない、という説明がありました。

現在の版では、この説明は無くなっています。

まとめ:今日できる1つのこと

WordPressの投稿一覧の検索欄に「おすすめ」と入れて、自社のレビュー型の記事を1本だけ選んでください。その記事を開いて、自分で使った証拠と、悪い点の両方が書かれているかを確かめます。

足りない点があれば、直した日をメモに残します。数字の動きと並べて見るために、日付が必要になるからです。

この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。

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この記事を書いた人

中野輝規のアバター 中野輝規

合同会社謙虚 代表社員。20代から、売る言葉だけを仕事にしてきました。電話営業で受話器を握っていた時代から、数千社のWEB集客に関わったいままで。詳しいプロフィールはこちら

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