「Google 検索の基本事項」は、Google検索セントラルの文書の入口に置かれたページです。ここから、技術要件、スパムに関するポリシー、主なベスト プラクティスの3つへ道が分かれます。
この記事は、そのページを英語版の原文から読み、日本語版との違いと、2022年からの変更の経緯を確かめました。弊社のサイトで同じ観点の確認を行った結果も載せています。
合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。このページは、何かを変える前に「土台が整っているか」を確かめる基準になるため、最初に読みました。
結論:3行で言うと
- ページ自体は短い案内で、中身は3つに分かれています。技術要件(最低限の条件)、スパムのポリシー(してはいけないこと)、主なベスト プラクティス(7項目)です
- Googleは、検索結果に載ること自体は無料だと書き、同時にすべて満たしてもクロール・インデックス登録・配信は約束されないとも書いています
- 英語版の本文は、2022年10月の公開から2026年10月まで、文章が同じままでした。最終更新日は13種類ありましたが、変わっていたのはリンク先の2点です
このページの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題(英語) | Google Search Essentials |
| 日本語版の題名 | Google 検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン) |
| 英語版の最終更新日 | 2025年12月10日 |
| 日本語版の最終更新日 | 2025年12月18日 |
| Google検索セントラルの中の位置 | 上部メニューの「SEOの基礎」の中。左メニューでは「検索の基本事項」グループの先頭の「概要」で、この章の入口にあたります |
| 直近の主な更新 | このページ単独の更新記録は、変更履歴では見つかりませんでした。新設は2022年10月13日です |
2026年10月8日に開き直しても、最終更新日は表のとおりでした。
Googleがこのページで言っていること
冒頭:3つの柱と、2つの前置き
Googleは、ウェブ上の内容(ページ、画像、動画など、Googleがウェブで見つける公開の素材)が検索結果に載り、うまく働くための中核を、3つに分けています。
- 技術要件:ウェブページを検索結果に出すために、Googleがページに求めること
- スパムに関するポリシー:順位が下がる、または検索結果から完全に外される原因になる行動や手法
- 主なベスト プラクティス:検索結果でのサイトの見え方を良くするための、主な方法
3つの柱の直後に、2つの前置きがあります。1つ目は費用の話で、私の訳は「誰が何と言おうと、Google検索の結果に載るのにお金はかかりません」です。
2つ目は、約束の範囲です。
ページが要件とベスト プラクティスをすべて満たしても、クロールとインデックス登録と配信が約束されるわけではない、と書かれています。
技術要件:最低限の条件
原文は、必要な作業はごくわずかだと述べます。
私の訳は「ウェブページに加える技術的な作業は実際にはほとんどなく、多くのサイトは気づかないうちに技術要件を満たしています」です。
条件の中身は、リンク先の技術要件のページに3つ並んでいます。
- Googleのクローラー(Googlebot)が、ページをブロックされていない
- ページが正常に動き、HTTPステータスコード200(成功)が返る
- ページにインデックス登録できる中身がある
スパムに関するポリシー:下位に回る、または外される行動
ポリシーには、ページ単位でもサイト全体でも、順位が下がったり検索結果から完全に外されたりする原因になる行動と手法が書かれている、と説明されています。
続けて、利用者のために最良の内容と体験を提供し、Googleの原則の趣旨を守るサイトは、検索結果でうまくいく可能性が高い、とあります。
個々の禁止事項は、リンク先のポリシーのページにあります。
AIで記事を大量に作る場合の読み方は、実務の手順として別の記事にまとめています。この記事は、ポリシーの入口の説明にとどめます。
主なベスト プラクティス:並んでいる7項目
SEOを良くする方法は多くありますが、ランキングと見え方に最も影響しうる基本的な実践は次のとおりだ、と書かれています。原文は箇条書きで、数えると7項目です。
- 有用で信頼性の高い、利用者を第一に考えた内容を作る
- 人が探すときに使う言葉を、ページの目立つ場所(題名と主見出し)と、説明的な場所(画像の代替テキスト、リンクの文字)に置く
- リンクをクロールできる形にして、Googleがサイト内の他のページを見つけられるようにする
- サイトのことを人に伝える。自社のサービスや商品について、似た関心の人たちがいるコミュニティで活動する
- 画像、動画、構造化データ、JavaScriptがあるなら、それぞれのベスト プラクティスに沿って、Googleがページの各部分を理解できるようにする
- サイトに合う機能を有効にして、検索結果での見え方を整える
- 検索結果に出したくない内容や、検索から完全に外れたい場合は、適切な方法で表示を管理する
4つ目だけは、サイトの外の話です。ほかの6つは、サイトの中で手を入れる作業です。
4つ目を除く6項目には、詳しく説明した別のページへのリンクが付いています。
英語版と日本語版の違い
最終更新日は、英語版が2025年12月10日、日本語版が2025年12月18日で、日本語版が8日新しくなっています。
本文を突き合わせると、構成も、7項目も、リンク先の14か所も一致していました。違いは、訳語の選び方に出ています。
| 箇所 | 英語版 | 日本語版 | 読み方 |
|---|---|---|---|
| 冒頭の定義 | perform well | 「適格性を満たし、上位に表示されるようにする」 | 原文は順位に限らない言い方です。日本語版は順位に寄せています |
| スパムの節の末尾 | do well | 「上位に表示される可能性が高く」 | 同じ傾向です。原文は「うまくいく」にとどまります |
| 費用の一文 | no matter what anyone tries to tell you | 「一切料金は発生しません」 | 「誰が何と言おうと」に当たる語が無く、代わりに「一切」が加わっています |
| ベスト プラクティスの5つ目 | understand | 「Google に提示できます」 | 「理解できる」が「提示できる」に変わっています |
4か所とも、要件や手順は同じ内容です。ただし最初の2か所は、「上位に表示される」と読むと、ページが言っていない約束を足すことになります。
日本語版が8日新しい理由は、不明です。
弊社が10月3日に集めた161ページの一覧表では、日本語版の最終更新日が12月18日のページが52ありました。
まとめて更新された日だった可能性がありますが、これは推測です。
更新の経緯:インターネットアーカイブの保存版209点で確かめました
変更履歴(Google検索セントラルの更新情報のページ)で、このページが出てくるのは1か所です。
2022年10月13日に、ウェブマスター向けガイドラインを刷新して名前を変えたと記されています。概要ページを置き換える形で、検索の基本事項が新設されました。
その後の変更は、変更履歴では見つかりませんでした。
そこで、インターネットアーカイブの保存版を、月に1点ずつと、1週間おきを目安にした分を合わせて、209点取得しました。
期間は2022年10月から2026年10月までで、英語版の本文の文章を比べました。
| 時点 | 確かめられたこと |
|---|---|
| 2022年10月13日 | 変更履歴に、検索の基本事項の新設が記載 |
| 2022年10月20日の保存版 | 最終更新日は2022年10月11日。「見え方を整える」のリンク先は、検索結果の見え方を扱う章の入口ページ |
| 2022年12月13日の更新 | そのリンク先が、「Google 検索の視覚要素ギャラリー」に付け替わった(12月16日の保存版で確認) |
| 2023年2月17日の更新 | リンクの項目のリンク先に、ページ内の位置の指定(crawlable-links)が付いた(2023年2月20日の保存版で確認) |
| 2023年5月23日から2025年12月10日までの10個の日付 | 最終更新日が動いた。本文の文章に、変化は見つからなかった。2024年1月10日の版では、リンクの範囲から読点1つが外れた |
| 2026年10月4日の保存版 | 文章は、取得した209点すべてと同じ。最終更新日は2025年12月10日 |
確かめた保存版は、2022年10月20日と2026年10月4日が両端です。
この調べ方には限りがあります。1週間おきを目安にした抜き出しなので、取得の合間に変わってすぐ戻った変更は、見逃す場合があります。
比べた範囲は、本文の文章とリンク先に限ります。画面の部品や翻訳の細部は、対象外です。
それでも、読み取れることがあります。
最終更新日が新しくなったことは、文章が変わったことを意味しませんでした。
13種類の日付のうち、リンク先の変更を伴ったのは2回です。
このページから、言えること・言えないこと
| 言えること(原文に根拠がある) | 言えないこと |
|---|---|
| 検索結果に載ること自体に、料金はかからない | お金を払わないと検索に載らない。原文は、誰が何と言おうと無料だと書いています |
| 要件とベスト プラクティスをすべて満たしても、クロール・インデックス登録・配信は約束されない | 3つを満たせば、必ず検索結果に出る |
| 技術要件は最低限の条件で、多くのサイトは意識せずに満たしている | 技術要件を満たせば、順位が上がる |
| スパムに関するポリシーは、下位に回る、または外される原因を示している | 違反が無ければ、順位が上がる |
| 箇条書きの7項目は、ランキングと見え方に最も影響しうる基本的な実践として挙げられている | 7つ以外のSEOの作業は、意味が無い。原文は、できることは多くあると書いています |
中小企業の視点で、どう受け取るか
ここからは、Googleの説明とは別の、私の読み取りです。
1. 先に技術要件で、載らない原因を消す
順位を考える前に、ページがそもそも検索の対象になっているかを確かめます。次の順で見ます。
- Search Consoleの上部の検索欄に、トップページのURLを入れて、URL検査の結果を開く。「URL は Google に登録されています」と出るかを見る
- 登録されていなければ、左メニューの「インデックス作成」の「ページ」で、除外された理由を読む
- WordPressの管理画面で、「設定」の「表示設定」を開き、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っていないかを見る。制作中に入れて、そのままになっていないかの点検です
- ブラウザで自社ドメインの末尾に「/robots.txt」を付けて開き、載せたいページの場所がDisallowに入っていないかを見る
Search Consoleのメニューの名前は、画面の更新で変わることがあります。
2. スパムは「外注先が何をするか」を先に聞く
自社で記事を書く場合より、制作や集客を外注している場合のほうが、確認が必要だと私は考えます。作業の中身が、社内から見えにくいためです。
契約の前に、使う手法を聞きます。
答えは、スパムに関するポリシーの見出しと順に照らし、当てはまる項目がないかを探します。
3. ベスト プラクティスは、主力の1ページで7項目を点検する
サイト全体を一度に見ようとすると、手が止まります。問い合わせにつなげたいページを1枚選び、7項目のうち手元で確かめやすい5つを当ててみます。
- 題名と主見出し:ページを右クリックして「ページのソースを表示」を開き、titleとh1の中に、お客様が検索に使う言葉があるかを見る
- お客様の言葉:Search Consoleの「検索パフォーマンス」で、そのページに来た検索語を見て、見出しの言葉と合っているかを比べる
- リンク:メニューや本文のリンクが、href付きのaタグになっているかを見る。詳しくはリンクのベスト プラクティスに書かれています
- 画像:代替テキストが、何の画像かを言葉で説明しているかを見る
- サイトの外:月に1回、自社を紹介できる場で、サイトの話をしたかを振り返る
4. 公式ページの日付だけで、作業を変えない
このページの最終更新日は、文章が同じまま13種類に動きました。日付が新しくなったと聞いても、すぐ自社のサイトを直す理由にはなりません。
変更履歴に項目があるかを、先に見ます。
弊社のサイトで確かめたこと
2026年10月8日に、手元のターミナルから、kenkyo.ai に対して次のコマンドなどを実行しました。技術要件の「ブロックされていない」「ページが動く」を、外から確かめる作業です。
curl -sIL https://kenkyo.ai/
curl -sL https://kenkyo.ai/robots.txt
curl -sL -A "Googlebot/2.1 (+http://www.google.com/bot.html)" -o /dev/null -w "%{http_code}" https://kenkyo.ai/
curl -sL https://kenkyo.ai/ -o top.html(titleとmetaとリンクと画像を読む)
curl -sL https://kenkyo.ai/llmo-tairyo-koukai/ -o article.html(記事ページを同様に読む)
curl -s "https://kenkyo.ai/wp-json/wp/v2/media?search=llmo-tairyo-koukai&_fields=id,alt_text,source_url"
| 確認したこと | 結果 |
|---|---|
| トップページの応答 | HTTP/2 200。応答ヘッダーに、インデックスを止める指示は含まれていませんでした。記事ページも同じです |
| robots.txtの内容 | Disallowは「/wp-admin/」だけで、admin-ajax.phpは許可。サイトマップが2件書かれていました |
| Googleのクローラーを名乗った取得 | トップページと記事ページが、どちらも200 |
| トップページの題名と指示 | 題名は「AIO・LLMO・GEO対策の記事制作|まず1ページ無料|合同会社謙虚」。noindexの指定は無く、canonicalは自分自身を指していました |
| 見出し | 記事ページはh1が1つ。トップページはh1が2つで、1つ目はロゴ画像です |
| リンク | トップページのaタグ53個のうち、hrefが無いものは0個。「#」やjavascript始まりのものも0個 |
| 画像の代替テキスト | トップページの画像4枚は、すべて代替テキストあり。記事ページは次に書く問題が見つかりました |
この確認で見つかった問題が1つあります。
記事のアイキャッチ画像の代替テキストが、絵柄の名前にあたる英単語1語でした。
WordPressのREST APIで画像の情報を取り直しても、同じ値でした。
記事末の関連記事のサムネイル8枚は、絵柄名の英単語1語が2枚、空欄が5枚、日本語の題が1枚でした。
ベスト プラクティスの2つ目は、代替テキストを、人が探す言葉を置く場所の1つに挙げています。英単語1語では、何の画像かを伝える役には立ちません。
なお、Googleのクローラーを名乗った取得は、名乗っただけです。
この取得で分かるのは、名乗りだけで拒否されるサイトかどうかまでです。
Googleからの見え方は、Search Consoleの「URL検査」の担当で、この記事の確認の対象外です。
よくある質問
Google検索の基本事項を満たせば、検索結果に必ず表示されますか
いいえ。出る場合も、出ない場合もあります。
ページの冒頭に、要件とベスト プラクティスをすべて満たしても、クロール、インデックス登録、配信の約束にはならない、と書かれています。
Google検索の基本事項の日本語版と英語版で、書いてあることは違いますか
手順や要件の違いは見つかりませんでした。
ただし、英語版の「うまくいく」が日本語版で「上位に表示される」と訳された箇所が2つあります。順位の約束として読まないよう、英語版も見比べてください。
「Google 検索の基本事項」は、旧ウェブマスター向けガイドラインと同じものですか
後継にあたります。
変更履歴によると、2022年10月13日に、ウェブマスター向けガイドラインの概要ページを置き換える形で新設されました。
題名タグの「formerly Webmaster Guidelines」も、その経緯を示しています。
まとめ:今日できる1つのこと
Search Consoleの「URL検査」に、自社のトップページのURLを入れてください。「URL は Google に登録されています」と出れば、技術要件の入口は通っています。
登録されていなければ、理由の表示を読むところから始めます。順位やキーワードを考えるのは、その後です。
この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
生成AIに引用されるページを、お話しいただくだけでお作りします。お時間をいただくのは初回15分のヒアリングだけです。まず1ページ、無料でお作りします。
OKが出るまで、何度でも直します。事実が違う、言い回しが硬い、この話は入れないでほしい。どれも遠慮なくおっしゃってください。何度お直ししても、追加の料金はいただきません。
これまでに127社にご利用いただきました。毎月ご依頼いただいている方の6割以上が、月10ページを選ばれています。料金はページに掲載しています。
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