ホームページや記事に載せた写真や図は、Googleの検索でどう見つけられ、どう表示されるのでしょうか。その公式の答えが、Google検索セントラルの画像のページ(原題は「Google image SEO best practices」)です。
この記事では、このページを英語版の原文から読みます。分かるのは、画像が見つけられる条件、alt属性やファイル名の扱い、2026年3月に加わった「優先する画像の指定」、過去の書き換えの経緯です。
合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。画像まわりの作業は「やったつもり」になりやすいので、公式が書いていることと書いていないことの境目を、原文で確かめるために読みました。
結論:3行で言うと
- 画像は、HTMLのimg要素のsrc属性に書いたものをGoogleが見つけます。CSSの画像(背景画像など)は、インデックスされません
- 検索結果のサムネイルに使う画像は完全に自動で選ばれ、運営者は、schema.orgの指定かog:imageのメタタグで選ばれ方に影響を与えられます。この節は2026年3月2日に加わりました
- alt属性・ファイル名・画像の周りの文章は、画像の内容を伝える手がかりです。このページに、書けば順位が上がるという記述はありません
このページの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題(英語) | Google image SEO best practices |
| 日本語版の題名 | Google 画像検索 SEO ベスト プラクティス |
| 英語版の最終更新日 | 2026年3月2日 |
| 日本語版の最終更新日 | 2026年3月3日 |
| Google検索セントラルの中の位置(章) | 左の目次の「Ranking and search appearance」(日本語版では「ランキングと検索での見え方」)の中。目次上の名前は「Images」 |
| 直近の主な更新 | 2026年3月2日に優先する画像の指定の節を追加。その前は2025年5月12日 |
Googleがこのページで言っていること
ページは、「画像を見つけてもらうこと」と「画像が載っているページを整えること」の2本柱です。対象は画像検索だけでなく、テキストの検索結果に出る画像とDiscoverも含まれます。
画像をimg要素で書く
Googleは、img要素のsrc属性にある画像を見つけます。picture要素の中にimg要素があっても同じです。
CSSの画像は、インデックスしないと書かれています。ページが挙げる例の要点は、次の2行です。
悪い例は、背景画像にした形です。
<img src="puppy.jpg" alt="A golden retriever puppy" /> (よい例)
<div style="background-image:url(puppy.jpg)">A golden retriever puppy</div> (悪い例)
画像サイトマップ
Googleが見つけていないかもしれない画像は、画像サイトマップで知らせられます。通常のサイトマップと違い、画像をCDN(配信用の外部サーバー)に置く場合のために、他のドメインのURLも書けます。
リンク先の画像サイトマップのページ(英語版、2025年12月10日更新)も開いて確かめました。分かったことは次のとおりです。
- 対象は、JavaScriptで出てくる画像のように、Googleが見つけにくい画像が中心です
- 画像専用のファイルを作っても、既存のサイトマップに画像のタグを足しても、Googleにとっては同じです
- 他のドメインの画像は、両方のドメインをSearch Consoleで確認し、robots.txtで止めないようにします
レスポンシブ画像と画像の形式
画面の大きさごとに画像を出し分けるsrcset属性やpicture要素は、一部のブラウザやクローラーが理解しません。そのため、src属性で代わりのURLを必ず書くよう勧められています。
Google検索が対応する形式は、BMP、GIF、JPEG、PNG、WebP、SVG、AVIFです。拡張子は、ファイルの種類と合わせておくとよいとされています。
画像はページの重さの最大の原因になりやすいので、鮮明さと軽さの両立が勧められています。
優先する画像をメタデータで指定する(2026年3月に追加)
検索結果で、ページのどの画像をプレビューに使うかは、完全に自動で決まります。判断には複数の情報源が使われます。
例として、テキストの検索結果に出る画像と、Discoverのプレビュー画像が挙がっています。
運営者は、次のいずれかで、使ってほしい画像を伝えて選ばれ方に影響を与えられます。
- schema.orgのWebPageに、primaryImageOfPageとして画像のURLかImageObjectを書く
- 画像のURLかImageObjectを、mainEntityまたはmainEntityOfPageで示したページの主題に付ける
- og:imageのメタタグに、画像のURLを書く
どの方法で画像を指定するときも、次の4点に沿うよう書かれています。
- ページに関連し、ページを代表する画像を選ぶ
- サイトのロゴのような汎用の画像や、文字の入った画像は避ける
- 極端に細長い、または横長の画像は避ける
- 可能なら高解像度にする
Discoverのページ(英語版、2026年3月9日更新)も開きました。大きな画像の目安は幅1200px以上で、表示はmax-image-preview:largeの設定などで有効になると書かれています。
タイトル、説明文、構造化データ
検索結果のタイトルリンクと説明文は、Googleが自動で作ります。元になる情報のひとつが、各ページのtitleタグとmetaタグです。
構造化データを付けると、画像検索で目立つバッジなどのリッチリザルトとして出る可能性があります。その条件として、各構造化データの種類ごとにimage属性が必須で、ガイドラインを守らないと対象外になるおそれがあります。
ファイル名・タイトル・alt属性
Googleは、画像の主題を、ページの内容から読み取ります。キャプションや画像のタイトルも含まれます。
画像は、関連する文章の近く、関連するページに置くよう勧められています。
ファイル名は、画像の内容を知る「ごく軽い手がかり」です。my-new-black-kitten.jpgのように短くて内容が分かる名前がよく、IMG00023.JPGやimage1.jpgは避けます。
多言語に対応させるときは、ファイル名も翻訳し、URLエンコードの決まりを確かめるよう書かれています。
画像に付けるメタデータで最も重要だと書かれているのが、alt属性(画像を説明する文)です。目の見えない人や、通信が遅い人のための補助にもなります。
Googleは、alt属性に加えて、画像を機械で読み取る技術とページの内容から、画像の主題を理解します。
書き方は、ページの内容に沿った、情報の豊かな文にします。キーワードを並べると、スパムとみなされるおそれがあると書かれています。
ページの4つの例は次のとおりです。
| 評価 | 例(英語版の要点) |
|---|---|
| 悪い(alt属性なし) | img要素にsrc属性だけがある |
| 悪い(キーワードの羅列) | puppy、dog、dog foodなどを長く並べたalt属性 |
| よい | alt=”puppy” |
| 最もよい | alt=”Dalmatian puppy playing fetch”(取ってこい遊びをするダルメシアンの子犬) |
同じ画像を複数のページで使うなら、いつも同じURLで参照するよう書かれています。Googleが画像を保存して使い回せるためで、規模の大きいサイト向けの注意として、2025年5月12日に書き方が明確にされました。
画像検索で実寸の画像を出さない(インラインリンクの停止)
Google画像検索の結果ページに、実寸の画像が出ないようにする方法があります。画像へのリクエストのリファラ(どのページから来たかを示す情報)を見て、Googleのドメインからなら、ステータス200か、中身のない204を返します。
この場合も、Googleはページと画像をクロールし、検索結果にはクロール時に作ったサムネイルが出ます。この方法はクローキングとはみなされず、手動対策の対象にもなりません。
検索結果から画像を完全に消す方法は、画像の削除を扱う別のページにあります。英語版(2025年12月10日更新)を開くと、robots.txtでGooglebot-Imageを拒否するか、画像にnoindexのX-Robots-Tagを付けるかの、どちらかです。
両方の同時利用には、意味がないと書かれています。
セーフサーチ
セーフサーチは、露骨な画像などの表示を切り替える、Googleアカウントの設定です。ラベル付けの方法は専用のページにあり、この記事では開いていません。
英語版と日本語版の違い
2026年10月8日に、英語版と日本語版を節ごとに比べ、11月5日に取り直しても、最終更新日と本文は同じでした。
最終更新日は、英語版が3月2日、日本語版が3月3日です。日本語版のほうが1日新しく、優先画像の節は両方にあります。
見出し、箇条書き、コード例、リンクの数が一致しました。確認した日付時点で、節の構成と主張に差は見つかりませんでした。
訳し方の違いは、次の2点です。ページの主張を変える差とは読みませんでした。
- 題名は、英語版が「image SEO」、日本語版が「画像検索 SEO」です。本文の冒頭は、どちらも、テキスト検索結果の画像・Discover・画像検索の3つを対象にしています
- alt属性の例のうち、子犬の例は日本語版で日本語になっています。srcset・picture・SVGの例は英語のままです
更新の経緯
変更履歴(Google検索セントラルの更新情報)と、Internet Archiveに残る保存版を比べました。保存版は、2022年9月から2026年5月までの7つを読みました。
表に入れなかった2025年7月11日の更新(保存版は11月12日)は、言い回しの調整だけでした。
| 時期 | 確かめた根拠 | 変わったこと |
|---|---|---|
| 2022年9月(最終更新9月20日) | 9月27日の保存版 | 題名は「Google Images best practices」。ユーザー体験(関連性・配置・画像内の文字・モバイル対応・URLの構造)の助言があり、構造化データはProduct・Video・Recipeを列挙 |
| 2023年1月23日 | 変更履歴 | 画像の最適化の助言を更新。img要素を(picture要素などに囲まれていても)見つけること、例のalt属性とファイル名をより具体的にすることを明確にした |
| 2023年(最終更新8月23日) | 2023年10月1日の保存版 | 2022年9月の保存版と比べると、題名が「Google image SEO best practices」に変わり、構成が2本柱に組み直され、テキスト検索結果の画像とDiscoverが対象に加わっていた。いつ書き換えられたかは特定できない。変更履歴の2023年8〜10月に、この書き換えの項目は見つからなかった |
| 2024年4月16日 | 変更履歴 | 画像は、img要素のsrc属性からだけ取り出されると明確にした |
| 2024年8月30日 | 変更履歴と保存版 | 対応する画像の形式にAVIFを追加。2023年10月の保存版の一覧には無く、2025年の保存版にはある |
| 2025年5月12日 | 変更履歴と保存版 | 同じ画像を複数ページで使うときは、同じURLで参照するという書き方を明確にした |
| 2026年3月2日 | 変更履歴と保存版 | 優先する画像をメタデータで指定する節を追加。Discoverのページにも同日に追加 |
2023年の組み直しで、ユーザー体験の助言の節はこのページから無くなりました。変更履歴に理由は無いので、助言が取り下げられたと読むのは行き過ぎです。
このページから、言えること・言えないこと
| 言えること | 言えないこと |
|---|---|
| img要素のsrc属性にある画像を、Googleは見つけられる | CSSの画像(背景画像など)でも、同じように画像検索に載る |
| 優先する画像の指定は、選ばれ方に影響を与える手段である | og:imageを書けば、必ずその画像がサムネイルになる。ページ自身が「完全に自動」と書いている |
| alt属性は、画像の主題を理解する材料のひとつである | alt属性を丁寧に書けば順位が上がる。順位の話は、このページに出てこない |
| 画像サイトマップは、見つけにくい画像を知らせる手段である | 画像サイトマップが無いと、画像が検索に載らない |
中小企業の視点で、どう受け取るか
ここからは、Googleの説明とは別の、私の読み取りです。従業員数人から数十人の会社が、WordPressのサイトで確かめることを4つに分けます。
1. 大事な写真がimg要素になっているか
ページビルダーには、写真を「背景画像」として貼れる部品があります。見た目は同じでも、中身はCSSの背景画像です。
ブラウザで記事を開き、画像の上で右クリックして「検証」を選びます。選ばれた行が「img」ならimg要素、「background-image」と出るなら背景画像です。
見つけてほしい商品写真や施工事例の写真は、画像ブロックで貼るのが安全です。
2. og:imageに入っている画像を、目で見る
WordPressでは、SEO用のプラグインが、アイキャッチ画像をog:imageや構造化データに出す設定のことがあります。
記事のページで右クリックし、「ページのソースを表示」を選び、「og:image」を検索します。続くURLを開き、記事を代表する画像かどうかを見ます。
公式が避けるよう書くのは、ロゴのような汎用の画像、文字の入った画像、極端な縦横比の画像です。これはog:imageなどに指定する画像の話で、記事内の図表に文字が入ってよいかは、このページの範囲外です。
3. alt属性とファイル名の点検
WordPressの管理画面で「メディア」を開き、画像を1枚選ぶと、「代替テキスト」の欄があります。ここが空の画像が、点検の対象です。
画像を見ていない人に1文で伝える気持ちで書き、キーワードは並べません。ファイル名は、アップロードする前に付け替えます。
4. 同じ画像は、同じURLで使い回す
同じ写真を複数の記事に使うなら、メディアの一覧から選んで、同じURLを指すようにします。同じ写真を記事ごとにアップロードし直すと、別のURLになります。
弊社のサイトで確かめたこと
2026年10月8日に確かめ、11月5日に測り直した結果です。対象はkenkyo.aiで、外から見える範囲だけです。
Search Consoleの数字は見ていません。
| 確認 | 結果 |
|---|---|
curl -sL https://kenkyo.ai/robots.txt |
止めているのは管理画面(wp-admin)だけで、画像の置き場(wp-content/uploads)は止めていない |
curl -sL https://kenkyo.ai/post-sitemap.xml |
11月5日の時点で、URL996件に対して、画像のタグ(image:loc)が1,023件。通常のサイトマップに画像が入る形(件数は記事の追加で毎日動く。10月8日は1,000件と1,038件) |
| 更新日が新しい40記事のHTMLを取得 | 40記事すべてに、og:imageのメタタグがある |
| 同じ40記事の構造化データ(JSON-LD)とアイキャッチ画像 | すべてに、幅と高さを持つImageObjectと、primaryImageOfPageがある。アイキャッチはimg要素で、srcset・sizes・幅・高さがある。style属性での背景画像の指定は0件 |
構造化データのprimaryImageOfPageは、同じJSON-LDの中のImageObjectを@idで指す形で出ていました。公式の例はURLを直接書く形で、@idで指す形の扱いは、このページに書かれていません。
トップページの代表者の写真は、日本語のファイル名です。URLはエンコードされた形で、HTTPステータスは200、種類はimage/pngでした(11月5日に再確認)。
よくある質問
Google画像検索で見つけてもらうために、CSSの背景画像は使えますか
公式のページは、CSSの画像をインデックスしないと書いています。載せたい写真は、img要素のsrc属性で書きます。
画像のalt属性にキーワードを入れると、Google検索で有利になりますか
ページが書いているのは、alt属性が画像の主題を理解する材料になる、という点です。順位への影響は書かれていません。
og:imageを設定すれば、Google検索のサムネイルをその画像にできますか
og:imageは、選ばれ方に影響を与える手段のひとつです。選ぶのはGoogleで、完全に自動で決まると、ページは書いています。
まとめ:今日できる1つのこと
いちばんよく見られている記事を1本開き、ページのソースで「og:image」を探して、続くURLの画像を表示してみてください。記事の内容を代表する画像になっているかを、自分の目で見るだけで、このページの勧めのひとつを確かめられます。
この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
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