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【Google検索セントラル解説】AMPコンテンツの検証|3つの道具と、検索に出ないときの確認順

2026 11/05
2026年11月5日
中野輝規
AMPコンテンツの検証

自社のサイトにAMP(モバイル向けの高速表示用ページ)があるのに、Google検索で見つからない。そんなとき、まず確かめることが書いてあるのが、検索セントラルの「Validate your AMP content」です。

この記事は、そのページを英語版の原文から読んで整理します。AMPの扱いの全体像は、別の解説記事で書きました。

ここでは、AMPページを「検証する道具」と「検索に出ないときの確認順」に絞ります。

合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。このページは、原因を1つずつ潰していく手順の見本として読めます。

目次

結論:3行で言うと

  • AMPの検証に使う道具は、AMP Test Tool、Rich Results Test、Search ConsoleのAMPステータスレポートの3つです
  • AMPページが検索に出ないときの確認は、見つけてもらう指定、Googlebotが入れる状態、構造化データの順に並んでいます
  • 2026年7月1日の更新で、このページからGoogle AMPキャッシュの更新に関する説明と、デバッグ資料(Debug AMP Cache issues)へのリンクが消えました

このページの基本情報

項目 内容
原題(英語) Validate your AMP content
日本語版の題名 AMP コンテンツを検証する
英語版の最終更新日 2026年7月1日
日本語版の最終更新日 2026年7月7日
Google検索セントラルの中の位置(章) 「クロールとインデックス登録」の中の、AMPのまとまりに入るページです。同じまとまりに、概要、最適化、削除のページがあります
直近の主な更新 2026年7月1日。AMPのドキュメント全体を簡素化した更新の一部です(変更履歴の記載)

原文はこちらで読めます。英語版/日本語版。

AMPが検索でどう扱われるか、守る条件は何か、という全体像は、AMPの概要ページの解説記事にまとめています。この記事は、その手前で「作ったAMPを確かめる」場面だけを扱います。

Googleがこのページで言っていること

AMPを検証する3つの道具

冒頭で、AMPコンテンツを作ったあとに使える確認方法が3つ挙がっています。

道具 確かめられること
AMP Test Tool AMPコンテンツが有効(AMPの決まりに合っている)かどうか
Rich Results Test 該当する種類のAMPコンテンツで、構造化データ(ページの中身を検索エンジン向けに書いたコード)が正しく読み取られるか
AMPステータスレポート サイト内のAMPページ全体のパフォーマンス。Search Consoleの中にあるレポートです

1つ目はページ単位の有効性、2つ目は構造化データ、3つ目はサイト全体の監視、と役割が分かれています。

検索に出ないときの確認順

次の節は「Fix common AMP errors」です。AMPページがGoogle検索に出ないときの手順が、4つのまとまりで書かれています。

最初に、次の注意書きがあります。

「Note: It can take time for Google to index your AMP content.」(Googleがインデックス登録するまでには、時間がかかることがあります)

確認1:見つけてもらえる状態か

原文は3つの問いを並べています。

  • 正規ページ(通常のページ)に、rel=”amphtml” を付けたか
  • ほかの非AMPページ(例:モバイル向けページ)に、rel=”amphtml” を付けたか
  • AMPページに、rel=”canonical” を付けたか

このページは、タグの指し先の書き方までは説明していません。リンク先として、ampproject.org の「Make your page discoverable」が示されています。

確認2:ガイドラインに沿っているか

次に、AMPページに関するGoogle検索のガイドラインを見るよう促しています。ガイドラインの中身は、概要ページの解説記事で扱っています。

確認3:Googlebotが入れる状態か

Googlebot(Googleの巡回プログラム)がAMPコンテンツにアクセスできるように、2つの作業が書かれています。

  • robots.txtを編集して、正規ページ、AMPページ、構造化データの中のリンク(ある場合)のクロールを許可する
  • 正規コンテンツとAMPコンテンツの両方から、robotsメタタグとX-Robots-Tag HTTPヘッダーをすべて取り除く

「すべて」の部分は、原文でも all です。タグの種類は限定されていません。

確認4:構造化データがガイドラインに沿っているか

ページと機能の種類に合った構造化データのガイドラインに従うよう求めています。AMPの構造化データの要件は、別ページ「About AMP on Google Search」にあると案内されています。

それでも出ないときの理由

4つの確認を終えても出ないときの理由が、2つ挙げられています。

  • Google検索の機能の一部は、お住まいの国で使えない場合がある
  • サイトがまだインデックスに登録されていない場合がある(クロールとインデックス登録のよくある質問へのリンク付き)

エラーを調べるときの資料

検証エラーの調べ方として、ampproject.org の「AMP validation errors」と「How do I fix validation errors?」の2つが示されています。

英語版と日本語版の違い

確認した日付は2026年11月5日です。英語版は2026年7月1日、日本語版は7月7日の更新で、日本語版が6日新しい状態です。

両方を通読して、節の並び、箇条書き、リンク先を照らしました。内容を変える差は見つかりませんでした。

差は1か所だけです。Rich Results Testを使う場面の「for applicable AMP content types」(該当する種類のAMPコンテンツ向け)が、日本語版では「解析可能な AMP コンテンツ タイプ」と訳されています。

これは訳の濃淡です。「該当する」と「解析可能な」では、対象を絞る意味合いが少し違って読めます。

判断に使うときは、英語版の言い方に合わせてください。

更新の経緯

変更履歴には、2026年7月1日の項目「Updating our AMP documentation」があります。AMPのドキュメントから、AMPビューア、AMPキャッシュ、署名付き交換(signed exchange)への古い言及を取り除いた、という内容です。

このページで何が変わったかは、Internet Archiveの保存版と突き合わせて確かめました。比べたのは、2026年3月9日に保存された版(その版の最終更新は2025年12月10日)と、現在の英語版です。

箇所 保存版(2025年12月10日更新) 現在(2026年7月1日更新)
題名と導入文 「Validate AMP content for Google Search」。導入文にも「for Google Search」が付いていました 「Validate your AMP content」。「for Google Search」が外れています
インデックス登録の注意書き 時間がかかる場合がある、という趣旨で、助動詞は may でした 同じ趣旨で、助動詞が can に変わっています
AMPキャッシュの更新 インデックス登録済みのコンテンツを最新版にしたいときは、Google AMPキャッシュを更新する、という説明がありました この説明は消えています
デバッグの資料 「Debug AMP Cache issues」へのリンクがあり、本文も「検証とキャッシュのエラー」と書いていました リンクが消え、本文は「検証エラー」だけになりました

保存版どうしの比較では、2025年6月23日に保存された版(最終更新は2025年2月4日)と、2026年3月9日の版の本文に差はありませんでした。さらに、2026年6月20日に保存された版も、最終更新は2025年12月10日のままで、キャッシュ更新の説明と「Debug AMP Cache issues」へのリンクが残っていました。

現在の英語版の最終更新は2026年7月1日です。6月20日の時点では残っていて、7月1日が最終更新の現在版では無い、ということから、この削除は7月1日の更新で入ったと読めます。

保存版が無い日の細かい経過までは、確かめていません。

変更履歴の「Why」には、Google検索がAMPページへの案内の仕方を変え、発行者のAMPホストのページへ直接案内するようになった、とあります。

そのため発行者はAMPキャッシュの更新や署名付き交換の設定が要らなくなる、という説明です。上の表の削除は、この説明に合う方向の変更です。

このページから、言えること・言えないこと

言えること 言えないこと(よくある誤解)
AMPの有効性は、AMP Test Toolで確かめる道具がある AMP Test Toolで問題が出なければ、検索に表示される(このページに、そのような記述はありません)
表示されないときの確認項目は、見つけてもらう指定、Googlebotのアクセス、構造化データ、の順に並んでいる 4項目を直せば、すぐ表示される(原文はまず「時間がかかることがある」と書いています)
robotsメタタグとX-Robots-Tagは、正規コンテンツとAMPコンテンツの両方から取り除くよう書かれている どのタグなら残してよいか(原文は種類を分けていません)
このページは現在、AMPキャッシュの更新に触れていない いまもAMPキャッシュの更新が必要である(変更履歴は、不要になったと説明しています)

中小企業の視点で、どう受け取るか

ここからはGoogleの説明とは別の、私の読み取りです。

1. 検証の前に、AMPがあるかを確かめる

WordPressでは、AMP用のプラグインやテーマの設定でAMP版が自動で作られていることがあります。管理画面の「プラグイン」で、AMPと名の付くものを探してください。

AMP版が無ければ、このページの作業は不要です。有効な場合だけ、次へ進みます。

2. 3つの道具を、順番に使う

最初に、AMPページのURLをAMP Test Toolに入れます。構造化データを足しているなら、同じURLをRich Results Testにも入れます。

最後に、Search Consoleの管理画面でAMPのレポートを探します。レポートの有無や場所は、私は管理画面で確認していないため、ご自身の画面で確かめてください。

3. 出ないときは、原文の順に表で点検する

  • rel=”amphtml” と rel=”canonical”:通常ページとAMPページを、それぞれブラウザの「ページのソースを表示」で開き、link要素を探す
  • robots.txt:ブラウザで 自社ドメイン/robots.txt を開き、通常ページとAMPページのパスが Disallow に当たっていないかを見る
  • robotsメタタグ:同じソースの中で、name=”robots” のmeta要素を探す
  • X-Robots-Tagヘッダー:ブラウザの開発者ツールのネットワーク欄、または curl -I で、応答ヘッダーを見る

WordPressでは、テーマやプラグインの設定でrobotsメタタグが出力されることがあります。AMP版と通常ページの両方で、ページのソースを確かめてください。

4. 直した当日に結論を出さない

原文の冒頭の注意書きは、時間がかかることがある、でした。直したあとは、日をおいてSearch Consoleで状態を見直すのが現実的です。

「何日待てばよいか」は、このページに数字がありません。数字を決めつけず、見直す日付を自分のメモに残してください。

弊社のサイトで確かめたこと

2026年11月5日に、kenkyo.ai に対して次の確認をしました。弊社はAMPを使っていないので、ここで試したのは「確認の仕方」です。

確認したこと 結果の要点
curl -sL https://kenkyo.ai/robots.txt 全ロボット向けの指定で、禁止されているのは /wp-admin/ だけでした(admin-ajax.php は許可)
curl -sI で、トップページと解説記事のURLの応答ヘッダーを取得 どちらもHTTP 200で、X-Robots-Tagヘッダーはありませんでした
Googlebotを名乗るUser-Agentで、解説記事のURLをcurl -sIL HTTP 200でした。名乗っただけなので、本物のGooglebotの動きを確かめたものではありません
解説記事のHTMLで、link要素とmeta要素を検索 canonicalは記事自身のURLを指していました。name=”robots” のmeta要素は、content=”max-image-preview:large” の1つでした。rel=”amphtml” のlink要素は0件でした(トップページも同じ0件)
解説記事のURLの末尾に /amp/ を付けて取得 HTTP 404でした

弊社のWordPressのページには、robotsメタタグが1つ出ていました。ただし原文は、AMPコンテンツから「すべて」取り除くよう書いています。

この記事では、max-image-preview の指定が問題になるかどうかの判断はしません。AMPを使うサイトは、自社のタグを一覧にして、迷う指定は専門家か公式の資料で確かめてください。

よくある質問

AMPページがGoogle検索に表示されないとき、最初に何を確認すればよいですか?

原文の最初の確認項目は、見つけてもらえる状態かどうかです。正規ページとほかの非AMPページに rel=”amphtml”、AMPページに rel=”canonical” を付けたかを見ます。

そのうえで、インデックス登録には時間がかかることがある、と原文が書いている点も踏まえてください。

AMP Test Toolは、何を確かめるためのツールですか?

原文は、AMPコンテンツが有効かどうかを確かめる道具として挙げています。構造化データの読み取りはRich Results Test、サイト全体のAMPページの状況はAMPステータスレポート、と役割が分かれています。

AMPページのrobotsメタタグやX-Robots-Tagヘッダーは、残してよいですか?

原文は、正規コンテンツとAMPコンテンツの両方から、robotsメタタグとX-Robots-Tag HTTPヘッダーをすべて取り除くよう書いています。タグの種類による例外は、このページには書かれていません。

まとめ:今日できる1つのこと

AMPが有効なサイトなら、AMPページを1つ選び、「ページのソースを表示」でrobotsメタタグを探してください。

見つかったら、通常ページ側にも同じタグがあるかを並べて見て、メモに残します。AMPを使っていなければ、この確認は不要です。

この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。

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この記事を書いた人

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合同会社謙虚 代表社員。20代から、売る言葉だけを仕事にしてきました。電話営業で受話器を握っていた時代から、数千社のWEB集客に関わったいままで。詳しいプロフィールはこちら

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