Webページに画像が10枚あっても、Googleが10枚すべてを見つけられるかどうかは、画像の置き方しだいです。たとえば、スライドショーのようにJavaScriptで読み込む画像は、見つけにくい例としてGoogleが挙げています。
この記事では、Google検索セントラルの「画像サイトマップ」のページを、英語版の原文から読んでご説明します。どんなときに使うものか、何を書けばよいのか、すでに使えなくなったタグはどれか、が分かります。
合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。画像は、サイトを作る側が「見せたつもり」になりやすい要素なので、公式ページが何を求めているかを先に整理しておきます。
結論:3行で言うと
- 画像サイトマップは、Googleが見つけにくい画像を知らせるための方法です。必須とは書かれていません
- 別ファイルにしても、既存のサイトマップに足しても、Googleにとっては同じと原文に書かれています
- 必須のタグは2つだけです。
<image:caption>など4つのタグは2022年8月6日以降、効果がありません
このページの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題(英語) | Image sitemaps |
| 日本語版の題名 | 画像サイトマップ |
| 英語版の最終更新日 | 2025年12月10日 |
| 日本語版の最終更新日 | 2026年2月20日 |
| Google検索セントラルの中の位置 | クロールとインデックス登録 > サイトマップ |
| 直近の主な更新 | 公式の変更履歴に、このページ単独の更新は見つけられませんでした。サイトマップ関連の文書は、2023年2月13日に全体が見直されています |
Googleがこのページで言っていること
画像サイトマップとは何か
画像サイトマップは、サイト上の画像のうち、Googleが他の方法では見つけにくいものを知らせる方法です。例として、JavaScriptのコードで読み込まれる画像が挙げられています。
作り方は2通りあります。画像だけのサイトマップを別に作る方法と、いま使っているサイトマップに画像用のタグを足す方法です。
原文は次のように書いています。
“either approach is equally fine for Google”(どちらの方法でも、Googleにとっては同じように問題ありません)
画像サイトマップは、一般的なサイトマップを土台にしています。そのため、サイトマップ全般の決まりごとが、そのまま当てはまります。
あわせて、画像を公開するときの一般的なベストプラクティスにも従うよう勧められています。
書き方の例
原文の例は、2つのページを書いたサイトマップです。1つ目のページに画像が2枚、2つ目のページに画像が1枚あります。
形は単純です。ページのURLを書く <url> の中に、画像ごとに <image:image> を置きます。
その中に画像のURLを <image:loc> で書きます。
<url>
<loc>https://example.com/sample1.html</loc>
<image:image>
<image:loc>https://example.com/image.jpg</image:loc>
</image:image>
</url>
全体を囲む <urlset> に、画像用の名前空間(タグの辞書の住所のようなもの)を宣言する一行が要ります。これは原文の完全な例で確かめられます。
必須のタグは2つ
| タグ | 役割 | 原文の補足 |
|---|---|---|
<image:image> |
1枚の画像に関する情報をまとめて囲む | 1つの <url> の中に、最大1,000個まで入れられる |
<image:loc> |
画像のURL | 画像が別のドメインにあってもよい。ただし、両方のドメインをSearch Consoleで確認する必要がある。robots.txtで、インデックスに登録したい内容のクロールを禁止していないことも確認する |
別ドメインの例として、原文はコンテンツ配信ネットワーク(画像を速く届けるための外部サービス)を挙げています。画像を外のサービスに置いているサイトは、ここが確認ポイントになります。
使えなくなったタグ
原文は、次の4つのタグを文書から削除したと書いています。
<image:caption><image:geo_location><image:title><image:license>
詳しい経緯は、2022年5月6日付けのGoogleのブログ記事に書かれています。私は、この記事を実際に開いて読みました。
- 廃止したタグは、2022年8月6日以降、インデックス登録と検索機能に影響しなくなりました
- サイトマップを自分で管理している人も、プラグインの開発者も、すぐに対応する必要はないとされています。タグを残しておいても問題はありません
- ライセンス情報を伝えたいときは、画像に埋め込むメタデータの規格(IPTC)を引き続き使うよう案内されています
このブログ記事には、動画サイトマップのタグの廃止も書かれています。この記事では、画像だけを扱います。
うまくいかないときの調べ方
原文の最後の節は、サイトマップに問題があるときの案内です。Search Consoleでエラーを調べられること、サイトマップのトラブルシューティングガイドを読めることが書かれています。
私はこのガイドを開いて読みました。そこには、画像・動画・ニュースのURLをサイトマップに入れて送信することはできるものの、Search Consoleのサイトマップレポートには、それらのデータは現在表示されないと書かれています。
つまり、画像を入れたサイトマップを送信しても、このレポートで確認できるのは、サイトマップ自体を読み込めたかどうかまでです。画像の認識数は、表示の対象外です。
英語版と日本語版の違い
最終更新日は、英語版が2025年12月10日、日本語版が2026年2月20日です。日本語版のほうが新しい日付になっています。
そこで、英語版と日本語版の内容を節ごとに比べました。見出しの構成、必須タグの2つ、1,000個という上限、別ドメインの扱い、廃止された4つのタグ、リンク先は、どれも一致していました。
日本語版の該当箇所は、別ファイルでも既存のサイトマップへの追加でも「どちらの方法でも Google は読み取ることができます」という言い回しで、英語版の「equally fine」より控えめな訳です。ただ、意味する内容は同じ方向で、確認した日付時点で、内容の差は見つかりませんでした。
このページが、これまでにどう変わったか
Internet Archiveに残っていた2つの保存版を、いまの英語版と比べました。
| 版 | 見つかった違い |
|---|---|
| 2022年12月30日の保存版(最終更新2022年11月22日) | 「ベストプラクティス」の節がありました。画像に連絡先やライセンスなどのメタデータを追加でき、画像検索結果に表示される、という案内も含まれていました。いまの版には、この案内はありません |
| 2025年6月3日の保存版(最終更新2025年3月6日) | いまの版とほぼ同じ構成です。「サイトマップのトラブルシューティング」の節は、まだありませんでした |
| 現在の版(最終更新2025年12月10日) | 「サイトマップのトラブルシューティング」の節があります |
トラブルシューティングの節がいつ足されたかは、保存版の間隔が空いているため、特定できませんでした。2025年6月3日の保存版にはなく、現在の版にはある、というところまでが確認できた範囲です。
なお、公式の変更履歴によれば、サイトマップの文書は2023年2月13日に、利用者の意見を受けて見直されています。このとき、サイトマップの拡張機能の例が増やされ、拡張機能を組み合わせる方法の文書が新しく加わりました。
2022年12月30日の保存版は、この見直しより前のものです。
このページから、言えること・言えないこと
| 言えること | 言えないこと |
|---|---|
| JavaScriptで読み込む画像など、Googleが見つけにくい画像を知らせる手段になる | 画像サイトマップがないと、画像が検索に出ない |
| 別ファイルでも、既存のサイトマップへの追加でも、Googleにとっては同じ | 画像サイトマップを出すと、画像検索の順位が上がる |
必須のタグは <image:image> と <image:loc> の2つ |
キャプションやタイトルのタグを書けば、画像の説明として使われる |
| 別ドメインの画像も、両方のドメインをSearch Consoleで確認すれば扱える | 画像を外部サービスに置くと、必ず不利になる |
左の列は、原文に根拠のある内容です。右の列は、原文が書いていないことで、よくある思い込みを並べました。
中小企業の視点で、どう受け取るか
ここからはGoogleの説明とは別の、私の読み取りです。
1. まず、自社に必要かどうかを判断する
公式ページは、他の方法で見つけにくい画像を知らせる手段として、画像サイトマップを説明しています。一般的なWordPressの記事で、画像が本文に普通に挿入されているだけなら、見つけにくい画像には当たらないことが多いと私は考えています。
確かめる方法は簡単です。サイト上でJavaScriptによるスライダーや、ボタンを押して初めて表示される画像ギャラリーを使っているか、を見てください。
使っていなければ、後回しで構いません。
2. すでに出力されているかを確かめる
WordPressでは、SEOプラグインがサイトマップを自動で作ります。その中に画像が含まれている場合があります。
手順は次のとおりです。
- ブラウザで、サイトマップのURLを開く(robots.txtの末尾に書かれていることが多い)
- 投稿用のサイトマップを開き、ページ内検索で「image:loc」を探す
- 見つかれば、画像はすでにサイトマップに入っている。見つからなければ、プラグインの設定画面で、サイトマップに画像を含める項目があるかを見る(プラグインにより項目名や有無が異なります)
手順2で見つかった場合は、すでに出力済みです。
3. 画像の置き場所とrobots.txtを見る
原文が具体的に求めているのは、次の2点です。
- 画像を別のドメインや外部サービスに置いているなら、そのドメインもSearch Consoleで確認する
- robots.txtで、インデックスに登録したい内容のクロールを禁止していない
robots.txtは、サイトのURLの末尾に /robots.txt を付けると誰でも開けます。画像を保存しているフォルダ名が Disallow の行に入っていないかを見てください。
4. 古いタグが残っていないかを見る
2022年より前に作ったサイトマップや、古いプラグインの出力には、廃止された4つのタグが残っていることがあります。ブログ記事によれば、残していても影響はないので、そのまま残して構いません。
ただし、キャプションやタイトルを書いて「これで画像の説明が伝わる」と期待している場合は、期待した働きは得られなくなっています。
画像の説明は、本文や画像の周りの文章で伝える形に切り替えてください。画像ごとの説明文の書き方は、alt属性の記事で整理しています。
弊社のサイトで確かめたこと
2026年11月5日に、kenkyo.ai に対して次の確認をしました。
| 確認したこと | 結果 |
|---|---|
curl -sL https://kenkyo.ai/robots.txt |
禁止の行(Disallow)は /wp-admin/ だけ(admin-ajax.php は許可)。画像を保存しているフォルダ(/wp-content/uploads/)は禁止していない。サイトマップのURLを2つ書いている |
| サイトマップの親ファイルを開く | 投稿・固定ページなど、7つのサイトマップに分かれている |
| 7つのサイトマップの中身を数える | 画像用の名前空間は、7つすべてで宣言されている。<image:image> は合計1,492個。そのうち投稿用の1つ目に1,023個、2つ目に308個ある |
| 1ページあたりの画像数 | 最大45個。上限の1,000個には遠く及ばない |
| 廃止された4つのタグの有無 | 7つのサイトマップのどこにも、見つからなかった |
画像URLを1つ選び、curl -sI で確認 |
HTTPステータスは200、種類は画像(WebP) |
弊社では、画像用のサイトマップを別に作らず、SEOプラグインが自動で作るサイトマップに画像が含まれる形です。公式ページが言う「既存のサイトマップに足す方法」にあたります。
Search Consoleの管理画面は私の側から見られないので、Googleが画像を何枚認識したかの数字は、この記事の対象外としています。前の章で触れたとおり、サイトマップレポートも画像の数は表示の対象外です。
よくある質問
画像サイトマップを作らないと、画像は検索結果に出ませんか
原文は、画像サイトマップを、Googleが他の方法では見つけにくい画像を知らせる手段として説明しています。必須の条件としては挙げていないページです。
ページに普通に画像が入っていて、Googleがそれを見つけられる場合に、画像サイトマップが要るかどうかの判断は、このページの範囲外です。
画像サイトマップは、別ファイルにするべきですか、既存のサイトマップに足すべきですか
どちらを選んでも、Googleにとっては同じ扱いです。原文は、どちらの方法も同じように問題ない、と書いています。
WordPressでSEOプラグインを使っているなら、すでに画像が含まれていないかを先に確かめるのが近道です。
画像サイトマップの image:caption や image:license は、今も書くべきですか
新しく書き足す必要はない状態です。これらのタグは2022年8月6日以降、インデックス登録と検索機能に影響しなくなっています。
残っていても害はないとブログ記事に書かれているため、消す作業は急がなくて済みます。画像のライセンス情報を伝えたいときは、IPTCメタデータを使うよう案内されています。
まとめ:今日できる1つのこと
自社のサイトマップを開き、ページ内検索で「image:loc」を探してください。見つかれば、画像はすでにサイトマップに入っています。
見つからなければ、JavaScriptで読み込む画像を使っているかを確かめてから、次の手を決めましょう。
この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
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