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Geminiアプリは自社サイトをどう参照し、引用するのか Google検索との関係とGoogle-Extendedの正しい理解

2026 10/18
2026年10月18日
中野輝規
Geminiアプリは自社サイトをどう参照し、引用するのか Google検索との関係とGoogle-Extendedの正しい理解

「Geminiに自社のことを聞いたら、どう答えるのか」「回答に自社サイトのリンクは出るのか」。中小企業の経営者やWeb担当者の方から、こうした相談を受けることが増えています。

もう1つ多いのが、Google-Extendedに関する疑問です。「robots.txtでGoogle-Extendedを止めたら、検索順位が下がるのではないか」という心配です。

この記事では、Googleの公式ドキュメントとヘルプをもとに、次の4点を整理します。

  • Geminiアプリは、回答にWebの情報をどう使うのか
  • 出典として、何がどのように表示されるのか
  • Google-Extendedとは何で、止めると何が変わるのか
  • 事業者が、サイトの側で確認できること

内容は、2026年10月17日に開いて確かめたものです。公式が説明していない部分は、推測と分かるように書きます。

目次

先に結論 公式に書かれていることと、書かれていないこと

Geminiアプリについて、公式が説明している範囲は限られています。先に全体像を表にまとめます。

論点 公式に書かれていること
検索との関係 一部の回答は、Google検索の結果をもとに作られる
出典の表示 回答の下や文中に、ソースのボタンが出ることがある。すべての回答には出ない
Google-Extended 将来のGeminiモデルの学習と、Geminiアプリでの参照に使うかを管理する
検索への影響 Google-Extendedは、検索への掲載にも順位にも影響しない
引用される条件 Geminiアプリに引用されるための条件は、見当たらなかった

「この書き方なら、Geminiに引用される」という保証つきの方法は、公式のどこにも書かれていません。

誤解されやすい3つの点

特に誤解が多いのは、次の3点です。

よくある思い込み 公式の説明
Google-Extendedを止めると、検索順位が下がる 検索への掲載にも、順位の判断にも使われない
Google-Extendedを止めると、GoogleのAI機能から外れる 検索のAI機能(AI OverviewsやAI Mode)の表示は、別の手段で管理する
Google-Extendedは、専用のクローラーである 専用のユーザーエージェントは持たず、robots.txtでの指定名として使われる

3つ目の点は、後の章で詳しく説明します。

事業者が最初にできること

最初にできることは、2つです。robots.txtの内容を確かめることと、主要なページがGoogle検索に登録されているかを確かめることです。

どちらも、今日から確認できます。詳しい手順は、後半の章で説明します。

Geminiアプリが情報源を示すまでの流れGeminiに質問回答を作る必要なら検索を参照一部の回答でその結果でソースを表示サイドパネル最後に設定で管理サイト側の手段

図の強調した箱は、Google検索を参照する段階です。Geminiアプリの回答の一部は、この段階でGoogle検索の結果を使います。

GeminiアプリとGoogle検索の関係

Geminiアプリの回答が、Webの情報をどう使うのかを、公式の説明から確かめます。

一部の回答は、Google検索の結果をもとに作られる

Geminiアプリのプライバシーハブ(Gemini Apps Privacy Hub)には、Geminiの回答の一部は、Google検索の結果をもとにしていると書かれています。英語では「grounded」と表現されます。

「グラウンディング」とは、AIが回答を作る時点で、外部の情報を参照させる仕組みです。ここでは、Google検索の索引(Googleが集めて整理したWebページのデータベース)から、情報を引いてくることを指します。

公開情報の利用は、設定とは別に行われる

ヘルプ「Connected Apps」には、Geminiは、Google検索などの公開情報を自動で使うと書かれています。アプリ連携の設定を変えても、この公開情報の利用は変わりません。

同じヘルプによると、Google検索の公開情報は、アクティビティの保存をオフにしている場合や、ログインしていない場合でも、使えると説明されています。

Deep Researchも、既定でGoogle検索を使う

Geminiアプリには、複数のWebページを調べて、報告書にまとめる「Deep Research」という機能があります。ヘルプによると、既定ではGoogle検索が、調べる情報源に含まれます。

利用者は、情報源を選び直せます。GmailやDriveなどは、Google Workspaceを連携している場合に追加できます。

Google検索の選択を外して、他の情報源だけに絞ることもできます。

検索に登録されていないページは、参照されにくいと考えられる

公式は、Geminiアプリに参照される条件を、文章で示していません。ただ、グラウンディングがGoogle検索の索引を使う以上、索引にないページは、回答時に参照される機会が少ないと考えられます。

これは公式の説明から導いた推測です。対策の出発点が、通常の検索対策の基本と重なる理由でもあります。

Geminiアプリは出典をどう示すのか

Geminiアプリのヘルプ「View related sources from Gemini Apps」に、出典の示し方が書かれています。ポイントを整理します。

ソースのボタンとサイドパネル

関連するソースがあるときは、回答の下か、回答の文中に、ソースのボタンが表示されます。選ぶと、画面の右側にサイドパネルが開き、関連するリンクが並びます。

項目 ヘルプの説明
ボタンの場所 回答の下、または回答の文中
リンクの種類 一般公開のWebサイト、利用者がアップロードしたファイル、Workspaceに接続している場合は文書やメール
ボタンが出ない場合 その回答では、Geminiアプリがリンクを提供しなかったという意味
すべての回答に付くか 付かない。関連リンクやソースがない回答もある

ソースのボタンが出ないこと自体は、異常ではありません。ヘルプにも、すべての回答に付くわけではないと書かれています。

長い引用と画像のとき

同じヘルプには、Geminiアプリが、Webページの文章を大量に直接引用した場合、そのページへのリンクがソースの一覧に表示されると書かれています。

Webから取った画像を回答に使う場合は、その出典とリンクが示されます。コードの引用では、該当するオープンソースのライセンスへの参照が付くことがあります。

ソースは、一文ごとの対応表ではない

ヘルプでは、リンクは「回答の一部に関連するコンテンツ」と表現されています。論文の参考文献のように、1つの文とページが厳密に結びつくとは書かれていません。

自社のサイトがソースに出ても、回答の内容がすべて自社のサイトに基づいているとは限りません。これは、ヘルプの表現から読み取れる範囲での解釈です。

以前のヘルプにあった「回答を再確認」の機能

以前のヘルプ(同じページ)には、「回答を再確認」という機能の説明がありました。回答の記述を、Google検索の結果と照らし合わせて、色分けして示す機能です。

2026年10月17日に開いた英語版と日本語版のヘルプには、この説明が見当たりませんでした。ページの題名も、関連ソースの表示だけに変わっています。

この機能が現在も使えるかどうかは、この記事の範囲では確かめられていません。画面で試して確かめるか、最新のヘルプを見てください。

回答の限界についての公式の注意

ヘルプ「Learn about responses from Gemini Apps」には、Geminiは不正確な情報を事実のように示すことがあると書かれています。人についての回答は特に、確認するよう案内されています。

誤りを見つけたときは、サムズダウンのボタンから、フィードバックを送れます。事業者が回答そのものを書き換える手段は、ヘルプには見当たりませんでした。

事業者にとっての意味

出典の仕組みから、事業者が押さえておきたい点をまとめます。

公式の説明 事業者にとっての意味
一部の回答は、Google検索の結果をもとにする Google検索で見つかる状態にしておくことが前提になる
リンクは、回答の一部に関連するコンテンツ 自社のページが出ても、内容の裏づけとは限らない
すべての回答にソースは付かない 出ないことを、異常と受け取らない
ソースには、ファイルやメールも含まれる 公開サイトだけが対象とは限らない

2行目と4行目は、ヘルプの表現から導いた考え方です。公式が事業者向けに示した指針ではありません。

自社に関する情報が散らばっているとき

自社の基本情報が、サイトのあちこちや外部のサイトに散らばっていると、まとめ方がぶれる可能性があります。これは公式の説明にはなく、一般的に考えられる影響です。

会社概要のページに、正式な名称、所在地、提供しているサービスなどを、まとめて書いておくと整理されます。

Google-Extendedとは何か

ここからは、サイトの側で管理する手段の話です。Googleのクローラーの一覧には、Google-Extendedの定義が書かれています。

公式の定義

Googleの開発者向け文書によると、Google-Extendedは、独立したプロダクトトークンです。トークンとは、robots.txtで指定する名前のことです。

サイト運営者が、次の用途に、クロールされたコンテンツを使ってよいかを管理します。

用途 文書の説明
学習 Geminiアプリと、Vertex AI APIのGeminiを支える、将来の世代のモデルの学習
グラウンディング Geminiアプリと、Vertex AIのGrounding with Google Searchで、回答時にGoogle検索の索引の内容をモデルに渡すこと

文書には、Google-Extendedは、サイトのGoogle検索への掲載に影響せず、検索の順位の要素にも使われないと書かれています。

専用のユーザーエージェントはない

文書によると、Google-Extendedには、専用のHTTPのユーザーエージェント文字列がありません。クロールは、既存のGoogleのユーザーエージェントで行われます。

robots.txtで指定する名前は、管理の目的で使われます。そのため、アクセスログのユーザーエージェントに、Google-Extendedという名前では出ないと考えられます。

説明が改められた経緯

クロール関連文書の変更履歴によると、2025年4月25日に、Google-Extendedの説明が更新されました。運営者からの意見を受けて、より具体的で明確な表現になっています。

それ以前の解説記事には、発表当初の古い説明のままのものがあるかもしれません。参考にする記事の日付を確かめましょう。

Google-Extendedの設定と、止めたときの影響

Google-Extendedは、robots.txtに書いて使います。公式の文書の書き方に沿って説明します。

robots.txtの書き方

サイト全体でGoogle-Extendedを拒否する場合の例です。サイトの最上位にあるrobots.txtに書きます。

User-agent: Google-Extended
Disallow: /

文書の例には、あるフォルダを拒否しつつ、その中の特定のページだけを許可する書き方も示されています。

通常の検索のクロールを担うGooglebotは、別の指定です。Googlebotを誤って止めると、Google検索からサイトが消えるおそれがあります。

両者を別々に書いておくと、取り違えを防げます。

User-agent: Googlebot
Allow: /
User-agent: Google-Extended
Disallow: /

止めたときに変わること、変わらないこと

公式の説明に沿って整理します。

項目 Google-Extendedを拒否した場合 根拠
将来のGeminiモデルの学習への利用 使わないよう管理できる クローラー一覧の定義
Geminiアプリでの参照(グラウンディング) 使わないよう管理できる クローラー一覧の定義
Vertex AIのGrounding with Google Searchでの参照 使わないよう管理できる クローラー一覧の定義
Google検索への掲載 影響しない クローラー一覧の定義
Google検索の順位 順位の要素として使われない クローラー一覧の定義
Googlebotのクロール Google-Extendedは専用のクローラーではないため、止まらない クローラー一覧の定義
AI OverviewsとAI Modeへの表示 これらの表示は、別の手段で管理する 検索セントラルの文書、Search Consoleのヘルプ

最後の行は、誤解が多い部分です。次の章で説明します。

Google検索のAI機能とウェブサイトを、公式の説明で読み解く

AI OverviewsとAI Modeに出る条件は、上の記事で詳しく扱っています。

検索のAI機能は、別の手段で管理する

検索セントラルの文書「AI機能とウェブサイト」によると、AI OverviewsやAI Modeで、補助のリンクとして表示されるには、条件があります。ページがインデックスされ、スニペットつきで検索に表示できる状態であることです。

追加の技術要件はない、とも書かれています。

表示される情報を絞りたいときは、nosnippet、data-nosnippet、max-snippet、noindexを使うよう案内されています。同じ文書には、学習とグラウンディングを、他のGoogleのシステムで制限したいときは、Google-Extendedを参照するよう書かれています。

Search Consoleの「Search generative AI」の設定

ヘルプ「Search generative AI control」には、2026年8月31日から、この設定がすべてのサイトに提供されたと書かれています。設定は、Search Consoleの設定画面にあります。

選択肢 ヘルプの説明
含める(既定) リンクと内容が、検索の生成AI機能に出てよい。回答の裏づけにも使われる
除外する リンクの表示と、回答の裏づけへの利用がなくなる。その機能からの表示回数と流入もなくなる
親から引き継ぐ 親のプロパティの設定に従う。親があるプロパティの既定

対象は、AI Overviews、AI Mode、Discoverの生成AI機能です。ヘルプによると、この設定はAIの学習には影響しません。

学習を制限するには、Google-Extendedを使うよう案内されています。

除外した場合の反映には、設定後、通常は数日かかると書かれています。ヘルプには、除外の影響を見積もるために、生成AIのパフォーマンスレポートを使うことも案内されています。

この設定は、Geminiアプリを対象にしていない

ヘルプが挙げている対象は、検索の生成AI機能です。Geminiアプリは、挙げられていません。

つまり、Search Consoleの設定でも、Google-Extendedでも、検索のAI機能とGeminiアプリを、まとめて管理できるとは書かれていません。それぞれの手段が、別の機能を担っています。

管理したいこと 公式が示す手段
Google検索への掲載そのもの noindex
検索の結果に出す情報の量 nosnippet、data-nosnippet、max-snippet
検索の生成AI機能での表示 Search Consoleの「Search generative AI」の設定
将来のGeminiモデルの学習と、Geminiアプリでの参照 Google-Extended

公式が明言していない点

次の点は、今回開いた公式のページでは、確かめられませんでした。考え方だけを示します。

すでに学習済みのモデルへの影響

定義は「将来の世代のモデルの学習」となっています。過去に学習されたモデルにさかのぼって影響する、とは読み取れません。

ブロック後もGeminiが自社に触れる可能性

Google-Extendedを拒否して、自社サイトがグラウンディングに使われなくなったとします。それでも、他のサイトに書かれた自社の情報などをもとに、Geminiが自社について答えることはあると考えられます。

その場合、自社が管理していない情報源に頼った回答になるかもしれません。これは、公式の説明からの推測です。

反映までの時間

robots.txtを変更してから、Geminiアプリの挙動に反映されるまでの期間は、示されていません。変更してすぐに結果が変わらなくても、慌てないようにしてください。

Google-Extendedを止めるべきか 判断の目安

公式は、止めるか止めないかのどちらも勧めていません。以下は、判断するための考え方です。

状況 考え方
Geminiの回答で、自社サイトが参照されることを望む 止めない。グラウンディングに使われる道を残す
会員向けの資料など、AIに使われたくない部分がある その部分のフォルダだけを拒否する
サイト全体を、学習にもグラウンディングにも使われたくない サイト全体で拒否する。Geminiアプリで自社が示される機会は、減ると考えられる

3行目の「減ると考えられる」は、定義からの推測です。公式が結果を保証しているわけではありません。

robots.txtは、アクセス制限ではない

本当に公開したくない情報は、ログインを必須にするなど、robots.txt以外の方法で守るのが基本です。robots.txtは、クローラーへの指示であって、アクセスを防ぐ仕組みではありません。

AIクローラーは許可か拒否か

社内で判断するための基準と、意思決定のシートは、上の記事にまとめています。

多くの会社に合いやすい考え方

集客のために見てほしい公開ページは許可して、守りたい部分だけを拒否する。この部分的な設定が、多くの会社にとって扱いやすいと考えられます。

ただし、これは一般的な考え方です。契約や社内の規程で、AIの学習への利用を制限している場合は、そちらを優先してください。

事業者が今日からやること

公式が「こうすればGeminiに引用される」と示した方法はありません。ここでは、公式に書かれている仕組みから考えられる対策を挙げます。

対策1 robots.txtを点検する

ブラウザで「自社ドメイン/robots.txt」を開き、次の点を確かめます。

  • Googlebotを誤って止めていないか。「User-agent: *」の下に「Disallow: /」が残っていないか
  • Google-Extendedについて、意図した設定になっているか
  • CMSやプラグインの設定で、AI関連のクローラーをまとめて拒否する項目がオンになっていないか

制作会社が、AI対策として一括で拒否を入れていることもあります。誰がいつ入れたのかを、記録で確かめておくとよいでしょう。

対策2 Google検索に登録されているかを確かめる

グラウンディングはGoogle検索の索引を使うため、主要なページが登録されているかを確かめます。Search Consoleは、Googleが無料で提供するサイト管理のツールです。

確認する場所 見ること
ページのレポート 登録されていないページと、その理由
URL検査 会社概要、サービス紹介、料金、よくある質問を1ページずつ確認する
noindexの有無 意図せず付いていないか

AI Overviewsに出ているかの確かめ方

Search Consoleでの確認の手順は、上の記事にもあります。

対策3 自社の基本情報を、1か所にまとめる

基本情報が散らばっていると、Geminiも正確にまとめにくいと考えられます。会社概要のページなどに、次の情報をはっきり書いておきます。

  • 正式な会社名とサービス名。よくある表記ゆれも併記する
  • 所在地、対応エリア、営業時間
  • 提供しているサービスの内容と、対象のお客様
  • 問い合わせの方法

質問に直接答える形で、見出しと短い文で書くのが基本です。「〇〇市で対応していますか」「見積もりは無料ですか」といった質問を、よくある質問のページにまとめておくと、人にも分かりやすくなります。

対策4 古い情報を整理する

終了したキャンペーン、古い料金表、移転前の住所などが検索で見つかると、混乱の原因になります。

  • 古いページは更新するか、新しいページへ301リダイレクトで転送する
  • ページに、最終更新日を明記する
  • Googleビジネスプロフィールや、業界団体のページなど、外部の掲載情報も最新にする

対策5 nosnippetの使い方に注意する

nosnippetとdata-nosnippetは、通常の検索結果の表示だけでなく、AI OverviewsやAI Modeでの表示も制限します。Geminiアプリのグラウンディングへの影響は、公式には書かれていません。

見てほしいページには、安易に付けないほうがよいでしょう。

Search Consoleの「Search generative AI」の設定も、除外にすると、検索の生成AI機能で自社のサイトが示されなくなります。意図せず変更していないかを確認しておきます。

Geminiでの自社の表示を確かめる方法

設定を整えたら、実際にGeminiアプリで、自社がどう扱われているかを確かめます。

手順1 お客様が聞きそうな質問で試す

Geminiアプリ(gemini.google.com)を開き、次のような質問をしてみます。ヘルプによると、ログインしなくても使える機能はありますが、記録を残すなら、ログインして使うほうが管理しやすくなります。

種類 質問の例
指名 「〇〇株式会社はどんな会社ですか」
地域 「〇〇市でサービスを頼める会社を教えて」
特徴 「〇〇社の△△の特徴は何ですか」
選び方 「〇〇を選ぶときのポイントは何ですか」

同じ質問でも、回答は毎回同じとは限りません。日を変えて何度か試して、記録を残すと、変化を比べやすくなります。

手順2 ソースのボタンを開く

回答にソースのボタンが出ていれば、サイドパネルを開いて、自社のサイトや、自社について書かれたページが含まれているかを見ます。

ソースが出ない回答もあります。出なかったこと自体は、異常ではありません。

手順3 説明の誤りを探す

自社についての記述に、誤りがないかを確かめます。見るのは、所在地、サービスの内容、対応エリア、料金の体系などです。

誤りがあったときは、回答の元になりそうな情報が、Web上に古いまま残っていないかを確かめます。

手順4 誤りを見つけたら

Geminiの回答そのものを、事業者が直接書き換える手段は、ヘルプには見当たりませんでした。できることは、次のとおりです。

  • 自社のサイトの該当する情報を、正確で分かりやすく更新する
  • 古い情報が残っている外部のサイトに、修正を依頼する
  • 回答のサムズダウンのボタンから、問題をフィードバックする

AI Overviewsの誤りへの対処法

検索のAI機能での誤りへの対処は、上の記事で扱っています。

記録表の例

確認日 質問 自社の言及 ソースへの表示 説明の誤り 対応と日付
10月1日 指名の質問 あり 公式サイト 所在地が旧住所 会社概要を更新
10月1日 地域の質問 なし なし なし 対応エリアのページを追加

毎月、同じ質問で確認します。数か月分を並べると、サイトを直した効果を追いやすくなります。

アクセス解析とSearch Consoleで、どこまで分かるか

Geminiアプリでの表示を、数字で測る手段は限られています。公式が案内している範囲を整理します。

手段 分かること Geminiアプリについて
GA4の流入元 AIアシスタントのチャネルや、参照元ごとの訪問 Geminiからの訪問は、参照元が残れば見える可能性がある
Searchの生成AIのレポート AI Overviews、AI Mode、Discoverの生成AI機能での表示回数 対象に含まれていない
手動の確認 回答の中の言及とソース 件数が少なく、ぶれる

Googleアナリティクスのヘルプ「新機能」によると、2026年5月13日から、デフォルトのチャネルグループに、AIアシスタントのチャネルが加わっています。例として、ChatGPT、Gemini、Deepseek、Copilot、Grokが挙げられています。

GA4でAIからの流入を確かめる手順

GA4での見方は、上の記事にまとめています。

生成AIのパフォーマンスレポートの対象

検索セントラルのブログ(2026年6月3日)によると、このレポートは、AI OverviewsとAI Mode、Discoverの生成AI機能での表示を示します。2026年8月31日から、世界中のすべてのサイトに提供されています。

このレポートは、Geminiアプリでの表示を測るものとしては、案内されていません。数字が出ていないからといって、Geminiアプリに出ていないとは言えません。

よくある質問

Q. Google-Extendedを止めると、検索順位は下がりますか?

Googleの文書には、Google-Extendedは、検索への掲載にも、順位の要素にも使われないと書かれています。止めても、検索の順位に影響しないと説明されています。

Q. Google-Extendedを止めれば、AI Overviewsにも出なくなりますか?

出なくなるとは書かれていません。AI OverviewsとAI Modeの表示は、nosnippetなどの検索向けの手段や、Search Consoleの設定で管理します。

Q. アクセスログで、Google-Extendedのアクセスを見分けられますか?

文書によると、Google-Extendedには専用のユーザーエージェントがありません。クロールは既存のGoogleのユーザーエージェントで行われるため、名前での見分けはできないと考えられます。

Q. Geminiに自社を引用してもらうための申請はありますか?

申請の方法は、今回開いた公式のページでは見つかりませんでした。条件として挙げられているのは、検索の索引に登録されていることなど、通常の検索対策の範囲です。

Q. Geminiの回答に、古い情報が出ています。どうすればよいですか?

回答そのものを書き換える手段は、見当たりませんでした。自社のサイトと、外部の掲載情報を最新にして、サムズダウンのボタンからフィードバックを送ります。

まとめ

Geminiアプリは、一部の回答でGoogle検索の結果をもとに答えます。出典は、ソースのボタンとサイドパネルで示されますが、すべての回答に付くわけではありません。

Google-Extendedは、将来のGeminiモデルの学習と、Geminiアプリでのグラウンディングに、サイトの内容を使うかを管理するものです。検索への掲載にも順位にも影響せず、AI OverviewsやAI Modeの管理とは別の手段です。

事業者が確かめられるのは、次の点です。

  • robots.txtでGooglebotを止めていない。Google-Extendedの設定が意図どおりである
  • 主要なページが、Google検索に登録されている
  • 自社の基本情報が、はっきり書かれている。古い情報が整理されている
  • Geminiでの表示を、定期的に確認して記録している

AIの仕様は変わりやすいため、この記事の内容(2026年10月時点)も、定期的に公式のページで確かめてください。

まずは、自社のrobots.txtを開き、Googlebotとgoogle-Extendedの指定が意図どおりかを見てみてください。

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この記事を書いた人

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合同会社謙虚 代表社員。20代から、売る言葉だけを仕事にしてきました。電話営業で受話器を握っていた時代から、数千社のWEB集客に関わったいままで。詳しいプロフィールはこちら

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