サイトマップは、WordPressやホームページ作成サービスが自動で作っていることがあり、中身を開いたことがない方もいらっしゃいます。Googleは、その作り方と送り方を、検索セントラルの1ページにまとめています。
この記事では、そのページ「Build and submit a sitemap」を英語版の原文から読みます。3つの形式、ファイルの上限、送信の4つの方法、英語版と日本語版の違い、弊社のサイトで確かめたことまで書きました。
合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。サイトマップは、設定したあとに中身を確かめる機会が少ない部分なので、Googleが何を約束し、何を約束していないかを原文で確かめました。
結論:3行で言うと
- サイトマップの送信は、Googleへのヒントです。原文は、Googleがサイトマップを取得することも、載っているURLをクロールすることも保証されないと書いています
- サイトマップには検索結果に出したいURLを載せます。
priorityとchangefreqの値はGoogleに無視され、lastmodは一貫して検証できるほど正確なときに使われるとされています - 1ファイルの上限は50MB(圧縮前)または5万URLです。送る方法は、Search Console、API、robots.txt、WebSubの4つが挙げられています
このページの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題(英語) | Build and submit a sitemap |
| 日本語版の題名 | サイトマップの作成と送信 |
| 英語版の最終更新日 | 2026年7月8日 |
| 日本語版の最終更新日 | 2026年7月13日 |
| Google検索セントラルの中の位置(章) | 左の目次の「Crawling and indexing(クロールとインデックス登録)」の中の「Sitemaps(サイトマップ)」。その節の2番目のページです |
| 直近の主な更新 | 変更履歴に、2023年2月13日(サイトマップの資料の作り直し)と、2021年3月1日(Google Sitesでの送信手順の削除)の項目があります。2026年7月の日付に対応する項目は見当たりませんでした |
2026年10月8日に両方を取り直して読み、最終更新日は上の表のとおりでした。
Googleがこのページで言っていること
サイトマップの3つの形式
冒頭で、Googleは3つの形式を比べています。自分のサイトと環境に合うものを選べばよく、Googleに好みはない、という趣旨です。
| 形式 | 特徴 | 長所 | 短所 |
|---|---|---|---|
| XML | 最も用途が広い。画像・動画・ニュース・言語別ページの情報も足せる | URLについて最も多くの情報を渡せる。多くのCMSが自動で作り、プラグインも多い | 扱いが面倒なことがある。大規模サイトやURLが頻繁に変わるサイトでは管理が複雑 |
| RSS・mRSS・Atom 1.0 | 構造はXMLに似ている。CMSが自動で作る | 多くのCMSがフィードを自動で作る。動画の情報を渡せる | ページのURLのほかは動画の情報だけで、画像とニュースは渡せない |
| テキスト | 最もシンプル。インデックス登録できるページのURLだけを並べる | 作るのも保つのも簡単。とくに大規模サイトで楽 | インデックス登録できる文章系のコンテンツに限られる |
どの形式にも共通する、おすすめの方法
見落とされやすいのは、サイズの上限、置き場所、載せるURLに関する点だと、原文は述べています。
- 上限:どの形式も、1つのサイトマップは50MB(圧縮前)または5万URLまでです。超えるなら複数に分けます。サイトマップインデックスファイル(サイトマップの一覧を載せたファイル)を作り、それだけを送ることもできます
- 文字コードと置き場所:UTF-8で書きます。置き場所は自由ですが、Search Consoleで送らない限り、影響が及ぶのは置いたディレクトリの下だけです。サイトのトップに置くことが勧められています
- URLの書き方:完全な絶対URLで書きます。Googleは、書かれたとおりのURLをクロールしようとします
- 載せるURL:検索結果に出したいURLです。Googleは通常、正規URL(同じ内容のページが複数あるときの代表のURL)を表示し、サイトマップはそれに影響を与えられます。モバイル版とPC版でURLが違うなら、どちらか一方だけを載せることが勧められています
XMLサイトマップ
最小の例は、<loc>にURLを書き、<lastmod>に最終更新日を書いたものです。補足は3つあります。
- 他のXMLファイルと同じく、タグの値はエスケープ(特殊な文字を決められた書き方に置き換えること)が必要です
priorityとchangefreqの値は、Googleに無視されますlastmodは、一貫して正確で、ページの最終更新との比較などで確かめられるときに、Googleが使います
Google ignores <priority> and <changefreq> values.
(Googleは、<priority>と<changefreq>の値を無視します。)
lastmodに書くのは、ページに対する最後の重要な更新の日時です。メインコンテンツ、構造化データ、ページ上のリンクの更新は一般に重要な更新と見なされ、著作権表示の日付の更新は含まれません。
RSS・mRSS・Atom 1.0
CMSがRSSやAtomのフィードを作っているなら、そのフィードのURLをサイトマップとして送れます。ただし、フィードが伝えるのは最近のURLだけだと、原文は注意しています。
受け付けるのはRSS 2.0とAtom 1.0で、動画の詳細はmRSSのフィードで渡します。
テキストサイトマップ
ウェブページのURLだけを渡すなら、1行に1つのURLを書いたテキストファイルを送れます。拡張子が.txtであれば、名前は自由です。
URL以外のものは、ファイルに入れません。
サイトマップの作り方
原文は、サイトマップを作ることを、どのURLを検索結果に出したいかを検索エンジンに伝えることだと説明しています。同じ内容に複数のURLがあるなら、使いたい1つを選び、その1つを載せます。
作り方は3通りです。CMSに作らせる方法、URLが数十に満たないときの手作業、数十を超えるときのツールによる自動生成です。
自動生成は、サイトのソフトウェアに作らせるのが最善とされています。たとえば、データベースからURLを取り出して、ファイルに書き出します。
Googleへの送信
まず、送信の位置づけです。
Keep in mind that submitting a sitemap is merely a hint: it doesn’t guarantee that Google will download the sitemap or use the sitemap for crawling URLs on the site.
(サイトマップの送信は、あくまでヒントです。Googleがサイトマップをダウンロードすることも、サイトのURLをクロールするために使うことも保証しません。)
原文は、Googleが使えるようにする方法を4つ挙げています。
- Search Consoleのサイトマップ レポートで送る。Googlebotがいつサイトマップにアクセスしたか、処理でエラーが出たかを見られます
- Search ConsoleのAPIで、プログラムから送る
- robots.txtの好きな場所に、サイトマップの場所を書く。Googleは次にrobots.txtをクロールするときに見つけます。複数の行を書けて、数に制限はありません
- AtomやRSSを使っているなら、WebSubで変更を検索エンジンに知らせる
Sitemap: https://example.com/my_sitemap.xml
複数のサイトのサイトマップをまとめて送る
サイトが複数あるなら、全サイトのURLを入れたサイトマップを1か所に置くことで、送る手間を減らせます。別のドメインのサイトを1つのサイトマップに入れることも、サイトごとのサイトマップを1つの場所に置くこともできます。
- Search Consoleで送る:載せるすべてのサイトの所有権確認を済ませてから、サイトマップ(またはサイトマップインデックスファイル)を送ります
- robots.txtで知らせる:サイトごとに、そのサイトのURLだけを入れたサイトマップを作り、自分が管理する1つのサイトにアップロードします。各サイトのrobots.txtに、そのサイト用のサイトマップの場所を書きます
トラブルシューティングと、リンク先のヘルプ
問題があるときは、Search Consoleでエラーを調べるよう、原文は案内しています。そのヘルプ「サイトマップ レポート」の英語版を、2026年10月8日に開いて読みました。
触れる範囲は次のとおりです。
- 「送信」は、サイトマップの場所を知らせることです。レポートから送るにはオーナー権限が必要で、なければrobots.txtに書きます
- レポートに出るのは、レポートまたはAPIで送ったサイトマップだけで、robots.txtで見つけたものは出ません
- URLが「たどれない」原因として、転送(リダイレクト)の多さが挙げられています。転送されるURLは、実際にクロールしてほしいURLに置き換えるよう勧めています
- ページ数が約500ページ以下で、トップページからのリンクで全ページに行けるサイトは、サイトマップもこのレポートも、おそらく不要とされています
英語版と日本語版の違い
2026年10月8日に、英語版(2026年7月8日更新)と日本語版(2026年7月13日更新)を、節ごとに読み比べました。日本語版のほうが5日新しい日付です。
節の構成、50MBと5万URLの数字、コード例は一致していました。リンクは両方で45件あり、行き先も同じです。
違いが見つかったのは、次の5か所の言い回しです。
| 箇所 | 英語版 | 日本語版 |
|---|---|---|
| 形式の選び方 | Googleは、どの形式が良いという好みを持たない | 「Google はどの形式にも対応しています」 |
| テキストサイトマップの長所 | 作るのも保つのも簡単。とくに大規模サイトで | 「正規ページの指定や維持管理が簡単にできる」。正規ページの指定は、英語版に書かれていない |
| 検索結果に出るURLの扱い | Googleが通常表示する正規URLに、サイトマップで影響を与えられる | 「サイトマップで任意に指定できます」 |
| 同じ内容を指すURL | 使いたい1つを載せる。すべては載せない | 最後に「他の URL は原則含めません」。「原則」は英語版にない |
| 第三者の生成ツールの集まり | 「古く、保守されていない」集まり | 「サードパーティのサイトマップ生成ツールのアーカイブ」。「古く、保守されていない」に当たる語がない |
正規URLの箇所は、意味の強さが変わっています。英語版は「影響を与えられる」ですが、日本語版は「任意に指定できる」と読めます。
日本語版のほうが新しい日付ですが、日付だけでは、違いが生じた理由は分かりませんでした。
更新の経緯
変更履歴(2026年10月1日更新の版)で、このページにリンクしている項目は2つでした。
- 2023年2月13日:利用者の声を受け、サイトマップの資料を作り直しました。プロトコルとの重複を減らし、拡張機能の例を増やし、組み合わせ方の新しい資料を足した、と書かれています
- 2021年3月1日:Google Sitesでサイトマップを送る手順を、ガイドから削除しました。Google Sitesがサイトマップを作らなくなったためです
現在の英語版にGoogle Sitesの記述はありません。最終更新日の2026年7月8日に当たる項目は、変更履歴になく、この日に何が変わったかは特定できていません。
このページから、言えること・言えないこと
| 言えること(原文に根拠がある) | 言えないこと |
|---|---|
| サイトマップの送信は、Googleへのヒントである。取得もクロールも保証されない | 送れば、載せたURLがすべてクロールされる、または検索結果に出る |
priorityとchangefreqの値は、Googleに無視される |
priorityを高くすると、優先してクロールされる |
lastmodは、一貫して検証できるほど正確なときに使われる |
日付を毎日書き換えれば、再クロールが早まる。このページに、そうした記述はない |
| RSSやAtomのフィードは、最近のURLの情報だけを伝える | フィードを1つ送れば、サイトの全ページを伝えられる |
| 1ファイルの上限は、50MB(圧縮前)または5万URL | サイトマップに載せなかったURLは、検索結果に出ない。このページに、そうした記述はない |
中小企業の視点で、どう受け取るか
ここからはGoogleの説明とは別の、私の読み取りです。従業員が数人から数十人で、WordPressのサイトを運用している会社を想定しています。
- まず、すでにあるサイトマップを見つける。ブラウザのアドレス欄に、自社のドメインの後ろへ
/sitemap.xmlを付けて開きます。開けなければ、robots.txtのSitemap:の行を探すか、SEO用のプラグインの設定画面を見ます - 載っているURLを、5本ほど実際に開く。ページが表示されるか、アドレス欄が別のURLに変わらないかを見ます。サイトマップには、検索結果に出したいURLを載せるのが原則だからです
- Search Consoleで送り、ステータスを見る。「サイトマップ」のレポートの「新しいサイトマップの追加」にURLを入れて送信し、ステータスが「成功」になるかを確かめます。オーナー権限がなければ、robots.txtに書きます
- 日付を、数か月に一度見直す。
lastmodの日付が、ページを直した日と合っているかを数本で確かめます。同じ日時がずらりと並んでいたら、直す候補です
数百ページ規模のサイトで、サイトマップの上限を気にする場面はまずありません。
公開した記事が検索に出てこないときの切り分けは、インデックス問題を順番に切り分ける診断手順の記事にまとめています。この記事はGoogleの公式ページの解説、あちらは実務の手順という役割分担です。
弊社のサイトで確かめたこと
2026年10月8日に、kenkyo.aiのサイトマップの置き場所、件数、サイズ、書式を確かめました。Search Consoleの画面の数字は私には見られないため、送信済みかどうかは書きません。
curl -sL https://kenkyo.ai/robots.txtで取ったrobots.txtには、Sitemap:の行が2本あり、https://kenkyo.ai/sitemap.xmlとhttps://kenkyo.ai/sitemap.rssが書かれていました。
curl -sL https://kenkyo.ai/sitemap.xmlの中身は、サイトマップインデックスファイルで、子のサイトマップが7本載っています。ファイル冒頭のコメントによれば、WordPressのSEO用プラグインが動的に作っています。
| 子のサイトマップ(7本を1本ずつ取って数えた結果) | URLの件数 |
|---|---|
| post-sitemap.xml | 1,000 |
| post-sitemap2.xml | 65 |
| page-sitemap.xml | 18 |
| clp-sitemap.xml | 7 |
| post-archive-sitemap.xml | 1 |
| category-sitemap.xml | 16 |
| post_tag-sitemap.xml | 227 |
| 合計 | 1,334 |
最も大きいpost-sitemap.xmlは416,344バイト(約0.4MB)で、原文の上限、50MBと5万URLには大きな余裕があります。書式では、次のことが分かりました。
- XML宣言は
encoding="UTF-8"で、1,334件のURLはすべてhttps://で始まる絶対URLです - 1,334件のすべてに、
priorityとchangefreqが付いています。原文によれば、Googleはこの2つの値を無視します sitemap.rssのitemは50件でした。XMLの1,334件より少なく、フィードは最近のURLだけを伝えるという原文の説明と合います
この節で確かめたのは、置き場所、件数、サイズ、書式です。各URLがどう応答するかは、この節では扱っていません。
よくある質問
サイトマップをSearch Consoleで送信すれば、Googleに必ず登録されますか
必ずとは言えません。原文は、送信はヒントにすぎず、Googleがサイトマップを取得することも、載っているURLをクロールすることも保証しない、と書いています。
サイトマップのpriorityとchangefreqは、書いたほうがよいですか
原文によれば、Googleに無視される値です。日付を示すlastmodは扱いが別で、一貫して正確で確かめられるときに使われます。
サイトマップを送らずに、robots.txtに書くだけでもよいですか
原文は、robots.txtに書く方法を、送信方法の1つとして挙げています。ただし、Search Consoleのサイトマップ レポートに出るのは、レポートかAPIで送ったものだけです。
送信状況やエラーを画面で見たいなら、レポートからも送ります。
まとめ:今日できる1つのこと
自社のサイトマップを開き、載っているURLを5本選んで、ブラウザで1本ずつ開いてください。ページが表示され、アドレス欄が別のURLに変わらなければ合格です。
変わるURLは、サイトマップから外すか、転送先のURLに置き換えます。
この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
生成AIに引用されるページを、お話しいただくだけでお作りします。お時間をいただくのは初回15分のヒアリングだけです。まず1ページ、無料でお作りします。
OKが出るまで、何度でも直します。事実が違う、言い回しが硬い、この話は入れないでほしい。どれも遠慮なくおっしゃってください。何度お直ししても、追加の料金はいただきません。
これまでに127社にご利用いただきました。毎月ご依頼いただいている方の6割以上が、月10ページを選ばれています。料金はページに掲載しています。
ページを増やしても問い合わせが来ないなら、原因はページの外にあります。その場合は、下の入口からご相談ください。
自社のマーケティング課題を根本から解決しませんか?
ウェブサイトから要素を引き算し、訪れた人が迷わず次の一歩に進む形へ組み直す。初回60分のオンラインで御社のサイトを一緒に読み、どこから直すべきかをお伝えします。手順をまとめた無料の診断と解説動画もご用意しています。
初回は無料・60分・オンライン完結・その場で契約のお願いはいたしません


