Googleが「どんなコンテンツを検索結果で優先したいか」をまとめて書いたページが、Google検索セントラルの「Creating helpful, reliable, people-first content」です。
この記事は、英語版の原文から要点を整理します。2026年10月1日の英語版の更新で加わった節を、日本語版や保存版と比べて特定し、10月12日に最新版で取り直しました。
合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。記事を1本書くたびに立ち返る基準として、このページは読み返す価値があります。
結論:3行で言うと
- Googleの自動ランキングシステムは、人の役に立つために作られた、信頼できる情報を優先するよう設計されています。このページは、それを書き手自身が点検するための質問集です
- 2026年10月1日の英語版の更新で、「メインコンテンツ」の節と、偽の著者情報を戒める段落が加わりました。日本語版にも、10月7日の更新で反映されました
- 私の読み取りでは、中小企業がまず確かめるのは、誰が書いたかが読者に見えるか、自社でしか書けない中身があるか、検索のためだけに書いていないかの3点です
このページの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題(英語) | Creating helpful, reliable, people-first content |
| 日本語版の題名 | 有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成 |
| 英語版の最終更新日 | 2026年10月5日 |
| 日本語版の最終更新日 | 2026年10月7日 |
| Google検索セントラルの中の位置(章) | ドキュメントの「SEOの基礎」の章。SEOスターターガイド、Google検索の仕組みと並ぶページです |
| 直近の主な更新 | 2026年10月1日に英語版へ、「メイン コンテンツ」の節と偽の著者情報についての段落が追加され、10月7日に日本語版へ反映(保存版との比較で確認。10月5日の英語版の更新は綴りのみ) |
Googleがこのページで言っていること
冒頭で、自動ランキングシステムは人のために作られた有用で信頼できる情報を優先し、検索順位の操作を狙ったコンテンツは優先しない設計だ、と示されています。
このページは、作り手がそれを自己評価するための手引きです。
コンテンツの自己評価
最初の節は、自己評価の質問です。「コンテンツと品質」で12問、「専門性」で4問、合わせて16問が並びます。
利害関係のない信頼できる人に、率直に評価してもらうことも勧められています。
順位が下がったときは、どのページが、どんな検索で最も影響を受けたかを調べ、そのページを質問に照らして見直すよう書かれています。
16問を訳して並べても使いにくいので、中小企業が自社の記事で確かめやすい6つの観点にまとめました(まとめ方は私によるものです)。
| 観点 | 原文の質問の要旨 | 自社の記事での確かめ方 |
|---|---|---|
| 独自性 | 独自の情報・調査・分析があるか。他の情報源を下敷きにするなら、書き換えにとどまらず価値を足しているか | 自社の現場・お客様対応・数字など、他社のサイトに無い材料が1つ以上入っているか |
| 深さ | 主題を十分に説明しているか。自明なこと以上の洞察があるか | 読者がその記事だけで次の行動を決められるか |
| 見出しとタイトル | 内容を的確に要約し、誇張や衝撃を狙う表現を避けているか | タイトルの約束を、本文が最後まで果たしているか |
| 比べたときの価値 | 検索結果の他のページと比べて、十分な価値があるか | 上位の数ページを読み、自社の記事が足しているものを1文で言えるか |
| 仕上がり | 誤字や雑な作りがないか。多数の書き手やサイトに分散した量産で、1ページへの手間が薄くなっていないか | 公開前に、書いた本人以外が1回は通読しているか |
| 信頼の手がかり | 出典が明確か。著者や運営者の背景(著者ページや会社概要へのリンクなど)が分かるか。容易に確かめられる誤りがないか | 数字や制度の記述に出典があるか。書き手の経歴に、記事からたどり着けるか |
優れたページ体験を提供する
コアランキングシステムは、良いページ体験を提供するコンテンツを評価しようとしている、と書かれています。
ページ体験とは、表示の速さや使いやすさなど、ページを利用したときの体験のことです(これは私の言い換えです)。
1つか2つの側面に絞らず、全体として良い体験かを確かめるよう勧めています。
ユーザー第一と、検索エンジン第一
「ユーザー第一のコンテンツ」は、主に人のために作られ、検索順位の操作を目的としないものだと定義されています。
確かめる質問は5つで、自社に直接来る読者が役立つと感じるか、実際に使った・訪れたといった直接の経験が表れているか、サイトに主な目的があるか、読者が目的を果たせて満足するか、を問うものです。
反対側に、「検索エンジン第一」の警告サインが11問あります。いくつかに「はい」と答えるなら、作り方を見直す合図だとされています。
主なものは次のとおりです。
- 主に検索からの訪問を集めるために、多くの話題で大量に作っている。大規模な自動化を使っている
- 価値をあまり足さず、他人の意見を要約している。流行だからという理由で書いている
- Googleに好みの文字数があると聞いて、文字数に合わせて書いている(好みの文字数は無い、と明記されています)
- 内容をほとんど変えずに、新しく見せるために日付を変えている
- サイトを「新鮮」に見せるために大量に追加・削除している(それで順位は上がらない、と明記されています)
SEOは、ユーザー第一のコンテンツに使うなら役立つ活動だ、とも書かれています。
E-E-A-Tと品質評価者ガイドライン
Googleのシステムは、経験・専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)を示すコンテンツを見分ける要素の組み合わせを使う、と説明されています。
最も重要なのは信頼で、ほかの3つは信頼を支える側です。4つすべてを示す必要は無い、とも書かれています。
E-E-A-Tそのものは特定のランキング要因ではありません。
ただし、健康・経済的な安定・安全・社会の福祉に大きく影響しうる話題(YMYL)では、E-E-A-Tが強いコンテンツをさらに重視する、と明記されています。
品質評価者は、アルゴリズムが良い結果を出しているかを確かめるために意見を出す人たちです。評価者は順位を左右できず、評価データがアルゴリズムに直接使われることも無い、とGoogleは書いています。
E-E-A-Tの4要素やYMYLを実務の側から整理した記事は、E-E-A-Tとは?Google公式ガイドラインで読み解く4要素とYMYLとの関係にまとめています。
メインコンテンツ(2026年10月に追加)
新しい節は、評価者ガイドラインがページ品質の評価で「メインコンテンツの質」を最も重要な要素の1つとしている、という段落から始まります。
メインコンテンツとは、ページが目的を果たすのを直接助ける部分すべてのことです。
本文と画像・動画、計算機などの機能、目的に合った利用者の投稿やレビュー、タブや折りたたみの中の情報、見えているタイトルと見出しが例に挙がっています。
続いて、評価者がメインコンテンツの質を見る4つの観点が示されています。
| 観点 | 原文の説明(要旨) |
|---|---|
| 手間 | 人の作業がどれだけ注がれたか。独自の分析を書くのは手間が大きく、人の監督なしに生成AIで大量の文章を作るのは手間がほぼ無い。出典を示しても、独自の手間の代わりにはならない |
| 独自性 | 他のサイトに無い、独自の情報や視点をどれだけ提供しているか |
| 才能・技能 | 満足できる体験に必要な技能(明快な文章、正しく動く機能など)を示しているか。すべてのコンテンツに専門知識が要るわけではない |
| 正確さ | 情報を伝えるページは事実として正確であること。YMYLの話題では、非常に正確で、確立した専門家の合意と一致していること |
この節がリンクする評価者ガイドライン(2025年9月11日付、182ページ)を開いて確かめました。3.2節「メインコンテンツの質」に、同じ4つの観点が同じ順で書かれています。
誰が・どのように・なぜ
誰が:誰が書いたかが明らかだと、読者はE-E-A-Tを直感的に理解しやすくなる、とされています。著者が一目で分かるか、読者が期待する場所に署名(バイライン)があるか、署名から経歴へたどれるか、の3問です。
Googleは、正確な著者情報を加えることを強く勧めています。
2026年10月1日の更新で、ここに段落が加わりました。AIで生成した顔写真、架空の名前、偽の資格で、人間の専門家が書いたように見せるプロフィールは欺瞞だという内容です。
欺瞞はページを信頼できないものにし、低品質なページの兆候になる、とされています。
どのように:作り方を示すことは読者の役に立つ、とされています。商品レビューなら、何点をどう試し、どんな結果だったかを写真などの証拠とともに示す例です。
自動化やAIを使った場合の開示の質問もあります。生成AIの扱いは、このシリーズの別の記事で扱います。
なぜ:おそらく最も重要な問いだと書かれています。答えは「主に人の役に立つため」であるべきです。
検索順位の操作を主な目的に自動化でコンテンツを作ることは、スパムに関するポリシーへの違反だと明記されています。
英語版と日本語版の違い
10月3日に取得したときは、英語版にだけ、E-E-A-Tの節の末尾の段落と、「Main content」の節と、偽の作り手プロフィールを戒める段落が加わっていました。
10月12日に取り直すと、英語版は10月5日の更新でした。本文の比較では、「Main content」の定義文の綴りが「webpage」から「web page」に変わっただけでした。
日本語版は10月7日の更新で、この3か所が加わりました。「Main content」は「メイン コンテンツ」と訳されています。
訳文の手直しも数か所あり、題名の「ユーザーを第一に考えた」は「ユーザー第一の」になりました。これらを除けば、確認した日付時点で、両版の内容の差は見つかりませんでした。
ただし言い回しの濃淡が1か所あります。E-E-A-Tの一文は、英語版が「特定のランキング要因」ではない、日本語版が「ランキングに直接影響する要因」ではない、と表現が異なります。
更新の経緯は、変更履歴とインターネットアーカイブの保存版で、確かめられた範囲だけを並べます。
| 時期 | 出来事 | 確かめた方法 |
|---|---|---|
| 2022年10月13日 | ページ新設。既存のブログ記事2本の助言をまとめたもので、新しい内容は無いと説明 | 変更履歴 |
| 2023年2月8日 | 「誰が・どのように・なぜ」を追加 | 変更履歴 |
| 2023年4月19日 | ページ体験の節を追加 | 変更履歴 |
| 2023年9月14日 | コンテンツの削除と日付の変更の項目を追加 | 変更履歴 |
| 2025年9月22日ごろ | 冒頭の1文が書き換わった。「上位の検索結果に表示する(present)」が「優先する(prioritize)」に、「検索順位を得るためではなく」が「検索順位を操作するために作られたコンテンツではなく」になり、「主に(primarily)」の語が消えた | 保存版(2025年9月10日と9月30日)の比較。9月30日版の最終更新日が2025年9月22日 |
| 2025年12月10日 | 最終更新日は変わったが、本文の差は見つからなかった | 保存版(2025年11月と2026年1月)の比較 |
| 2026年10月1日 | 英語版に上の3か所を追加 | 保存版(2026年9月28日)と現行版の比較 |
| 2026年10月5日 | 英語版の綴りが1か所変わった。内容の変更は見つからなかった | 保存版(10月1日)と現行版の比較 |
| 2026年10月7日 | 日本語版に上の3か所が反映された | 保存版(10月3日取得)と現行版の比較 |
10月12日に確認した変更履歴には、10月1日の生成AIガイダンスを評価者ガイドラインの情報で更新した、という項目があります。このページの追加との関係を示す記述や、10月5日・7日の項目は、ありませんでした。
このページから、言えること・言えないこと
| 言えること | 言えないこと |
|---|---|
| Googleに好みの文字数は無い、と明記されている | 文字数を増やせば順位が上がる |
| E-E-A-Tそのものは特定のランキング要因ではない | E-E-A-Tの点数があり、それを上げれば順位が上がる |
| 評価者は順位を左右できず、評価データはアルゴリズムに直接使われない | 評価者に低く評価されたページは、それで順位を下げられる |
| 中身を変えずに日付だけ新しくするのは、見直しを促す警告サイン | 更新日を新しくすれば、鮮度で有利に扱われる |
| 正確な著者情報を加えることを、Googleは強く勧めている | 著者名を載せるだけで、順位が上がる |
| 評価者は、出典を示しても独自の手間の代わりにはならない、という観点で見る | 引用元を明記すれば、要約だけの記事でも十分だ |
中小企業の視点で、どう受け取るか
ここからはGoogleの説明とは別の、私の読み取りです。従業員が数人〜数十人で、WordPressでサイトを運用している会社を想定しています。
1. 「誰が書いたか」を、読者の目に見える形にする
記事を1本開き、書き手の名前が画面のどこに出ているかを確かめます。
次に、WordPressの管理画面の「ユーザー」→「プロフィール」で、「プロフィール情報」欄に経歴が入っているかを見ます。
この欄が記事に出るかはテーマ次第です。出ないテーマなら、社員紹介や会社概要のページへ、記事から1クリックでたどれるようにします。
外部の書き手やAIの下書きを使う場合は、実在の誰が内容を確かめたかを、事実のとおりに書くのが安全です。
2. メインコンテンツを、ページの目的から棚卸しする
サービスページなら、料金表、よくある質問、事例、見積もりの目安などがメインコンテンツにあたります。ページごとに目的を1行で書き、その目的を直接助けている部分に印を付けてみてください。
印の付かない部分ばかりのページは、手間・独自性・正確さのどれかが足りていない可能性があります。
3. 順位が下がったら、下がったページから質問に当てる
Search Consoleの「検索パフォーマンス」を開き、日付の絞り込みで「比較」を選び、下落の前後を並べます。「ページ」タブで差の大きいページを選び、「クエリ」タブで、どの検索語で落ちたかを見ます。
そのページを、上の6つの観点と警告サインに照らして読み直します。社外の信頼できる人にも読んでもらうのが、ページの勧める形です。
4. 日付は、中身を変えたときだけ動かす
WordPressでは、公開日を手で変えられます。誤字の修正だけで公開日を新しくするのは、このページが挙げる警告サインそのものです。
公開日はそのままにし、中身を大きく直したときに更新日が変わる運用が、説明のつく形です。
弊社のサイトで確かめたこと
「誰が」の問いに沿って、kenkyo.ai の公開記事3本のHTMLを2026年10月3日に取得し、書き手と日付の示し方を確かめました。
対象は、10月3日時点の最新記事2本(ナッジの記事とAI検索の引用を比べた論文の解説)と、上でリンクしたE-E-A-Tの記事です。最新記事は、WordPressの投稿一覧を次のように取得して選びました。
curl -sL "https://kenkyo.ai/wp-json/wp/v2/posts?per_page=5"
- 書き手:3本とも、本文の下に「この記事を書いた人」欄があり、氏名・肩書き・紹介文が出ていました。タイトルの下にも、公開日と著者名が出ており、著者名は著者ページへのリンクです
- 経歴への導線:紹介欄から、社員紹介ページと著者の記事一覧へリンクしています。どちらも応答は200(正常)でした
- 構造化データ:3本とも、著者欄に人物として氏名と著者ページのURLが入っていました。公開日時と更新日時も、メタ情報と構造化データの両方に入っていました
- 画面上の日付:タイトルの下に公開日が出ています。E-E-A-Tの記事には更新日も出ています。タイトル付近にはもう1つ日付の要素がありますが、こちらはスタイルの指定で非表示でした
ここからは私の読み取りです。ページは「読者が期待する場所」に署名を置くよう勧めています。弊社の記事では、冒頭の署名から著者ページへ1クリックでたどれ、本文の下でも経歴を読めます。
よくある質問
Googleの「有用で信頼性の高いコンテンツ」のガイドで、記事は何文字が良いと書かれていますか?
特定の文字数は示されていません。
むしろ、文字数に合わせて書くことを検索エンジン第一の警告サインの1つに挙げ、Googleに好みの文字数は無いと明記しています。
Google検索の「メインコンテンツ」とは、具体的に何を指しますか?
ページが目的を果たすのを直接助ける部分すべてです。本文のほか、計算機などの機能、タブの中の情報、タイトルと見出しも例に挙がっています。
2026年10月1日に英語版へ、10月7日に日本語版へ加わった説明です。
Googleの「有用なコンテンツ」のガイドに沿って著者情報(バイライン)を載せるとき、気をつけることは何ですか?
読者が期待する場所に、正確な著者情報を置くことです。署名から経歴へたどれる形が勧められています。
AIで作った顔写真や架空の名前、偽の資格で専門家を装うことは欺瞞だと明記されているので、事実のとおりに書くことが前提です。
まとめ:今日できる1つのこと
自社の記事を1本選び、スマートフォンで開いて、書き手の名前と経歴に1分以内にたどり着けるかを確かめてください。
たどり着けなければ、WordPressの「プロフィール情報」欄か、社員紹介ページへのリンクから整えるのが近道です。
この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
生成AIに引用されるページを、お話しいただくだけでお作りします。お時間をいただくのは初回15分のヒアリングだけです。まず1ページ、無料でお作りします。
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