結婚相談所を開いて1年以上たつのに、会員が数えるほどしかいない。
料金を周りより安くし、ブログも毎日書いているのに、問い合わせが月に1件あるかどうか。
この記事は、そうした悩みを抱える結婚相談所の経営者の方と、相談所のホームページを任されている方に向けて書いています。
最初に、結婚相談所を探している人が、無料相談を申し込む直前にどこで迷っているのかを整理します。
次に、何をどの順番で直せば、初めての人が安心して相談の予約をしてくれるのかを見ていきます。
読み終えたときに、自社のホームページで最初に直す場所が1つ決まっている。
そこをこの記事のゴールにしています。
Q&Aサイトで見かけた、ある経営者の悩み
先日、Q&Aサイトでこのような切実な悩みを拝見しました。
投稿者は、結婚相談所を開いて1年半になる女性でした。
いま在籍している会員は3名で、開業からの延べ人数でも7名、成婚はまだ出ていないそうです。
試してきたことは、どれも真面目だった
チラシの設置やポスティング、駅でのチラシ配りを自分ひとりで続け、ホームページとブログはほぼ毎日更新している。
料金は周りの相談所よりかなり安くし、入会しやすく続けやすい設定にした。
広告も少し試したものの、費用が怖くてすぐにやめた、と書かれていました。
同じ時期に開業した相談所が半年で会員を20名集めていると聞き、何が違うのか分からない、突破口が欲しい、という相談でした。
別の相談にも、同じ迷いがあった
別の質問では、開業して半年で、地域の検索では3〜4位に出ているのに問い合わせが月に1件しかない、廃業を考えている、という経営者もいました。
そこに同業の方が寄せた回答は、短く鋭いものでした。
婚活をしようとしている人が、あなたにお世話を頼む利点を見いだせているか。
人生の節目になる相手探しを、開業して半年の相談所に任せようと思えるか、という問いです。
回答者が指摘したこと
回答者は、開業前に人と人を引き合わせてきた実績があるなら、それを書くことで「この人に任せたら出会えるかもしれない」と思ってもらえるかもしれない、と助言していました。
利用する人が求めていることを見つけ、そこに向けて働きかけなければ、どんな業種でも立ち上げは難しい、とも書いています。
この助言は、集客の手法の話をしていません。
探している人が何を求めているか、という順番の話をしています。
これは9割の相談所が陥る罠です
2人の相談に共通しているのは、見つけてもらう努力は重ねているのに、見つけた人が申し込まない、という点です。
検索で3〜4位に出ているなら、相談所を探している人の目には触れています。
探している人は、料金より先に「任せてよいか」を見ている
結婚相談所は、人生でいちばん大きな選択の1つを手伝う仕事です。
探している人は、料金の安さより先に、この人に自分の相手探しを任せてよいのかを確かめています。
料金を下げても会員が増えないのは、料金が申し込みを止めている理由ではないからです。
安さは、任せてよい理由になりません。
迷っている人は、無料相談の手前で止まる
無料相談を申し込むと、強く入会をすすめられるのではないか。
自分の年齢や条件で、相手が見つかるのか。
途中でやめたくなったら、どうなるのか。
この不安が1つでも残っていると、人は申し込みのボタンを押さずに画面を閉じます。
毎日のブログが、疑問に答えていない
1つ目の相談者は、ブログをほぼ毎日書いていました。
その努力は本物ですが、書かれている中身が相談所の日々の出来事やお祝いの報告に偏っていると、探している人の疑問には答えません。
入会を迷う人が読みたいのは、自分と同じ年齢や状況の人がどう活動しているか、無料相談で何を聞かれるか、といった話です。
更新の回数を増やしても、こうした疑問への答えが1つも無ければ、申し込みは増えません。
「任せてよいか」は、ページの中で判断される
探している人の多くは、無料相談に行く前に、いくつかの相談所のホームページを見比べています。
実際に会う前の判断は、ページに書かれた言葉と写真だけで行われます。
経営者の人柄がどれほど温かくても、ページに表れていなければ、見比べる人には届きません。
逆に言えば、ページを直すことで、開業の年数や地盤の差をある程度まで埋めることができます。
| 読んでいるあなたの状況 | いま起きていること | 次にすること |
|---|---|---|
| 開業から1〜2年で会員が増えない | 見つけてもらえても、任せてよいかの判断材料が無い | カウンセラーの顔と、相談で何を話すかを先に書く |
| 料金を下げたのに問い合わせが増えない | 料金が申し込みを止める理由になっていない | 料金の総額と、途中でやめる場合の扱いを書く |
| ブログを毎日書いている | 日々の出来事が中心で、探している人の疑問に答えていない | 入会前によく聞かれる質問を1つずつ記事にする |
| 検索では上に出るのに申し込みが無い | 無料相談の中身が分からず、勧誘を恐れている | 無料相談の流れと、その場で決めなくてよいことを書く |
| 地元に知り合いが少ない | 紹介の入り口が無い | 相談に来た人の不安を記事にして積み上げる |
表のどの行に近いかを1つ決めておくと、この先の話を自社に当てはめやすくなります。
結婚相談所の集客が難しくなっている理由
最初に、結婚を取り巻く数字を確かめておきます。
国立社会保障・人口問題研究所が2026年9月に公表した第17回出生動向基本調査に、はっきりした変化が出ています。
結婚するつもりの人は8割を下回った
同じ調査によると、「いずれ結婚するつもり」と答えた18〜34歳の未婚者は、男性で75.1%、女性で77.8%でした。
前回の調査では、男性が81.4%、女性が84.3%です。
調査の概要は、この変化を「「いずれ結婚するつもり」と考える18~34歳の未婚者は、今回調査で8割を下回る」と書いています。
結婚を考える人そのものが減っているので、相談所に来る人の数も自然には増えません。
夫婦の2割が、ネットで知り合っている
もう1つの変化が、出会い方です。
調査では、直近5年間に結婚した初婚どうしの夫婦のうち、ネットで知り合った割合が11.0%から20.2%へと倍増していました。
報告書は、この変化を次のようにまとめています。
「オンラインツールが活用される結婚相談所の利用も増えており、職場や学校、友人を介した出会いに加え、オンラインツールを活用した様々なしくみが、配偶者と出会う主要な経路になりつつある。」
結婚相談所の利用そのものは、2010年代から増える傾向にあると書かれています。
| 項目 | 前回(第16回) | 今回(第17回) |
|---|---|---|
| いずれ結婚するつもりの未婚男性(18〜34歳) | 81.4% | 75.1% |
| いずれ結婚するつもりの未婚女性(18〜34歳) | 84.3% | 77.8% |
| ネットで知り合った夫婦 | 11.0% | 20.2% |
| 恋人がいる未婚男性 | 21.1% | 19.6% |
| 恋人がいる未婚女性 | 27.8% | 27.8% |
国立社会保障・人口問題研究所の第17回出生動向基本調査をもとに、この記事で表にしました。
相談所に来る人は、アプリを経てくることが多い
この数字が意味するのは、結婚相談所に来る人の多くが、すでにアプリなどのネットの出会いを試しているということです。
アプリで疲れた、やり取りが続かない、相手の身元が不安だった。
そうした経験を経て、次の手段として結婚相談所を探しています。
つまり相談所は、アプリにない「人が間に入る安心」を、入会の前から見せる必要があります。
地域の相談所どうしで、同じ相手を探している
小さな相談所の多くは、同じ連盟に加盟し、同じ会員の名簿の中から相手を探しています。
Q&Aサイトにも、同じ連盟に加盟しているなら、どの相談所に入っても紹介される相手の母数は同じではないか、という質問が寄せられていました。
その質問のとおり、探している人から見ると、名簿の大きさでは相談所の違いが分かりません。
違いが出るのは、誰が担当し、どんなふうに寄り添ってくれるのか、という部分です。
アプリを経てきた人が、無料相談で口にすること
アプリを試してから相談所に来た人は、同じようなことを話します。
メッセージのやり取りが続かず、会うところまで進まない。
会ってみたら、プロフィールと印象がまるで違った。
結婚を真剣に考えているのか、相手の本気の度合いが分からなかった。
こうした言葉には、相手の身元と本気の度合いを、誰かに確かめてほしいという思いがにじんでいます。
ホームページで、独身であることの確認や、お見合いの前後の手助けを具体的に書くと、この思いにまっすぐ答えられます。
結婚相談所の契約には、法律の決まりがある
もう1つ、見落とされがちな前提があります。
結婚相談所の契約は、特定商取引法の対象です。
特定継続的役務にあたる
特定商取引法の施行令は、特定継続的役務の1つとして「結婚を希望する者への異性の紹介」を挙げています。
契約の期間が2か月を超え、一定の金額を超える契約が対象です。
この場合、契約の書面を受け取った日から8日間はクーリング・オフができ、それを過ぎても中途解約ができます。
事実と違う説明をしたり、困らせるような勧誘をしたりすることも禁じられています。
中途解約の扱いが、トラブルの多い場面
結婚相手の紹介のサービスは、以前から消費生活センターへの相談が多い分野として知られてきました。
中途解約をしたのにお金が戻らない、事前の説明と料金やサービスの中身が違う、といった相談が目立ちます。
探している人の中には、こうした話を耳にして、相談所そのものに身構えている人もいます。
決まりを隠すと、入会の前に不安が残る
これらは、相談所の側から見ると、入会の申し込みを減らしそうな話に見えるかもしれません。
ところが、探している人の側から見ると、途中でやめられるか、お金がどうなるかは、入会を決める前に必ず知りたいことです。
ホームページにこの話が無いと、「後で揉める相談所かもしれない」という不安が残ります。
途中でやめる場合の扱いを正直に書くことは、入会を減らすどころか、安心して入会してもらうための材料になります。
決まりを分かりやすく書いておく相談所のほうが、初めての人には安心できる相談所に見えます。
会員が増えないときに、多くの相談所がやってしまうこと
ここからは、会員が増えないときに相談所がよく打つ手と、その後に起きることを見ていきます。
どれも一見まっとうな手ですが、「任せてよいか」という問いには手をつけていません。
間違い1 料金を下げる
最初の相談者も、料金を周りよりかなり安く設定していました。
料金を下げると、比べる人には目を引くかもしれません。
けれども、結婚相談所の料金が安いことは、探している人にとって「ちゃんと面倒を見てもらえるのか」という新しい不安を生みます。
相談所の仕事は、紹介し、お見合いを調整し、交際の悩みを聞き、成婚まで寄り添うことです。
その手間を知っている人ほど、安すぎる料金に手厚さを期待しません。
料金を下げた分だけ、経営者が1人の会員にかけられる時間も減っていきます。
間違い2 名簿の大きさを前に出す
加盟している連盟の会員数を、大きな数字で打ち出す相談所も多くあります。
先ほど見たように、同じ連盟に入っている相談所なら、名簿の大きさはどこも同じです。
探している人がいくつかの相談所を見比べると、同じ数字が並んでいるだけに見えます。
名簿の大きさは、入会を決める理由にはなりにくいのです。
間違い3 成婚率の数字を大きく掲げる
成婚率の高さを打ち出すのも、よく見かけるやり方です。
ところが、成婚率には決まった計算の方法がありません。
Q&Aサイトでも、成婚率は成婚して退会した人の数を全会員の数で割ったものだ、という説明や、年代によって大きく違うという回答が寄せられていました。
計算の方法が相談所ごとに違う数字は、比べる材料になりません。
根拠をはっきり示せない高い数字は、かえって「本当だろうか」という疑いを招きます。
間違い4 集客の窓口を次々に増やす
地域の情報誌、郵便局や店先へのチラシの設置、駅でのチラシ配り、広告。
窓口を増やすほど、経営者ひとりの時間は削られていきます。
相談者も、自分ひとりで駅に立ち、500枚ほどのチラシを配ったと書いていました。
どの窓口も中途半端に終わると感じるのは、窓口の数が多すぎて、どれにも十分な時間を割けないからです。
間違い5 入会をその場で決めてもらおうとする
無料相談に来た人に、その場で入会を決めてもらおうとする相談所もあります。
今月中なら入会金が安くなる、といった話で背中を押すやり方です。
探している人がいちばん恐れているのが、この「断りにくい勧誘」です。
一度そうした印象が口コミで広がると、無料相談の申し込みそのものが減っていきます。
| よくある打ち手 | しばらく後に起きること | 代わりにすること |
|---|---|---|
| 料金を下げる | 手厚さを疑われ、1人にかけられる時間も減る | 料金の総額と、何が含まれるかを書く |
| 名簿の大きさを前に出す | ほかの相談所と同じ数字が並ぶだけになる | 担当する人が何をするのかを書く |
| 成婚率を大きく掲げる | 計算の方法が分からず、疑いを招く | 数字を出すなら計算の方法を添える |
| 窓口を次々に増やす | 経営者の時間が削られ、どれも中途半端になる | 続けられる窓口に絞る |
| その場で入会を決めてもらう | 勧誘の印象が広がり、無料相談が減る | その場で決めなくてよいと先に書く |
無料相談に来ない人は、どこで離れているのか
打ち手を変える前に、探している人がどこで離れているのかを確かめておきます。
検索や地図から相談所のホームページにたどり着いた人は、いくつかの場面で立ち止まります。
最初の画面で、何の相談所か分からない
最初の画面に、きれいな写真と「幸せな結婚を」といった言葉だけが並んでいると、どんな人に向けた相談所なのかが分かりません。
30代の再婚を考えている人、40代で初めて婚活をする人、親に言われて探している人。
誰に向けた相談所なのかが分かれば、自分のことだと感じた人はその先を読み進めます。
料金のページで、総額が分からない
料金のページまで進んだ人が離れるのは、総額が分からないときです。
入会金、月会費、お見合い料、成婚料が別々に書かれ、1年でいくらかかるのかが分からないと、人は比べることをあきらめます。
申し込みの入力が多すぎる
最後に、申し込みの入力欄が多すぎると、そこで手が止まります。
最初の申し込みでは名前と連絡先と希望の日時だけにし、詳しいことは相談の場で聞くようにします。
| 離れる場面 | 探している人の気持ち | 直すところ |
|---|---|---|
| 最初の画面 | 自分に向けた相談所か分からない | 誰に向けた相談所かを一文で書く |
| カウンセラーの紹介 | どんな人が担当するか分からない | 顔写真と、この仕事を始めた理由 |
| 料金のページ | 1年でいくらかかるのか分からない | 1年活動した場合の総額の例 |
| 無料相談の案内 | 勧誘されるのではと身構える | その場で決めなくてよいと書く |
| 申し込みの入力 | 入力が多くて面倒になる | 名前と連絡先と希望の日時だけにする |
どの打ち手も、相談所の話から始まっている
表の5つの打ち手は、どれも相談所がどれだけ安く、大きく、実績があるかを示そうとしています。
探している人が知りたい「任せてよい人か」「無理に入会させられないか」「途中でやめられるか」には、どれも答えていません。
次の章では、この順番をひっくり返します。
売れるサイトはみな謙虚という考え方
ここで、この記事の軸になる考え方をお伝えします。
合同会社謙虚では、中小企業のホームページを見直すときに「売れるサイトはみな謙虚」という言葉を使っています。
相談所が言いたいことを引き算し、訪れた人が知りたいことを、知りたい順に置く。
選ばれている相談所のホームページは、この形になっています。
相談所の主役は、入会を迷っている人
結婚相談所のホームページでは、つい相談所の実績や、カウンセラーの思いを先に書きたくなります。
けれども、ページを開いた人の頭の中にあるのは、自分の年齢で相手が見つかるのか、どんな人が担当してくれるのか、お金はいくらかかって途中でやめられるのか、という自分の話です。
ページの主役を、相談所から、入会を迷っている人に入れ替えます。
実績を語るより、迷っている人の不安を1つずつ消すほうが、申し込みは増えます。
入会前の不安は、だいたい決まっている
入会を迷う人の不安は、相談所によってそれほど変わりません。
無料相談で何をされるのか、自分の条件で相手が見つかるのか、担当はどんな人か、料金の総額と途中でやめる場合の扱い、活動の忙しさ。
この5つに順番に答えていけば、ページの骨組みはできあがります。
無料相談の流れを、順番に書く
最初に書くのは、無料相談の流れです。
申し込みの手前で止まっている人の多くは、相談の場で何が起きるのかが分からず、勧誘を恐れています。
申し込みから当日まで
申し込みの方法、相談の場所、オンラインでも受けられるか、何分くらいかかるかを書きます。
当日に持っていくものが無いなら、無いと書いておくと気が楽になります。
相談の場で話すこと
相談の場では、これまでの婚活の経験、結婚について考えていること、相手に望むことを聞く、と書きます。
アプリを試してきた人なら、何がうまくいかなかったのかを聞くことも添えます。
聞かれる内容が分かっていると、初めての人も話す準備ができます。
その場で決めなくてよいと、はっきり書く
相談の最後に料金と活動の流れを説明し、入会はその場で決めなくてよい、持ち帰って考えてかまわない、と書きます。
この一文があるだけで、申し込みのボタンを押す人は目に見えて増えます。
実際にその場で決めさせない運び方をしてはじめて、この一文は口コミでも裏づけられていきます。
担当する人を、顔と言葉で伝える
次に、担当するカウンセラーを紹介します。
経歴より、なぜこの仕事をしているのか
資格や経歴の一覧を並べるより、なぜこの仕事を始めたのか、どんな人の力になりたいのかを、自分の言葉で短く書きます。
2人目の相談者への回答にあったように、開業前に人と人を引き合わせてきた経験があるなら、それも書きます。
写真は、正面から笑顔で写ったものを選び、相談の部屋の様子も添えると、当日の姿を思い浮かべやすくなります。
会員とのやり取りの頻度を書く
担当する人がどれくらいの頻度で連絡をくれるのかは、アプリとのいちばんの違いです。
月に何回面談するのか、お見合いの前後にどんな連絡をするのか、交際の悩みはどう相談できるのかを書きます。
| 入会前の不安 | 答えが無いときに起きること | ページに置くもの |
|---|---|---|
| 無料相談で何をされるのか | 勧誘を恐れて申し込まない | 相談の流れと、その場で決めなくてよいこと |
| 自分の条件で相手が見つかるか | 年齢を理由にあきらめる | 同じ年代の会員の活動の様子 |
| 担当はどんな人か | 雰囲気が分からず先延ばしにする | 顔写真と、この仕事を始めた理由 |
| 料金の総額と途中でやめる場合 | 後で揉めることを恐れる | 総額の内訳と、クーリング・オフや中途解約の扱い |
| 活動がどれくらい忙しいか | 仕事と両立できるか不安になる | 1か月の活動の例 |
1か月の活動の例を書く
仕事と両立できるかを気にする人には、1か月の活動の例を見せます。
平日の夜にどれくらい時間を使い、週末に何回お見合いをするのか。
具体的な例があると、忙しい人も自分の予定に当てはめて考えられます。
| 時期 | 相談所がすること | 会員がすること |
|---|---|---|
| 1週目 | プロフィールの写真と文章を一緒に整える | 写真を撮り、自己紹介の文章を確かめる |
| 2週目 | 希望に合う相手を探し、申し込みを手伝う | 平日の夜に相手のプロフィールを見る |
| 3週目 | お見合いの日時と場所を調整する | 週末に1〜2回お見合いをする |
| 4週目 | お見合いの感想を聞き、次の進め方を話す | 面談で迷っていることを相談する |
この表のように、会員がすることは、平日の夜と週末の数時間に収まることが多いと伝えます。
料金は、総額と途中でやめる場合を書く
料金は、安さを打ち出すより、総額が分かる形で書きます。
何にお金がかかるのかを並べる
入会の時、毎月、お見合いの時、成婚の時と、いつ何にお金がかかるのかを並べます。
1年活動した場合の総額の例を示しておくと、比べる人にも親切です。
途中でやめる場合の扱い
クーリング・オフができる期間と、中途解約の手続きと、その場合にどうなるのかを書きます。
特定商取引法で決まっていることなので、書いても損をすることはありません。
むしろ、この説明を読んだ人は、決まりをきちんと守る相談所だと受け取ります。
同じ年代の人の活動を、記事にして積み上げる
ブログを書くなら、日々の出来事より、入会を迷う人の疑問に答える記事を積み上げます。
年代ごとの活動の様子
30代後半の女性はどんなふうにお見合いを重ねているか、40代の男性はどんな点でつまずきやすいか。
個人が特定されない形で、年代ごとの活動の様子を書きます。
自分と同じ年代の話を読んだ人は、自分でもできそうだと感じます。
無料相談でよく聞かれる質問
無料相談で聞かれた質問は、そのまま記事の題材になります。
アプリとの違い、親に知られずに活動できるか、仕事が忙しくても続けられるか。
1つの質問に1本の記事で答えていくと、同じ疑問を検索した人がその記事にたどり着きます。
直したあとに見る数字
書き換えたら、効いているかどうかを数字で確かめます。
見る数字は多くなくてかまいません。
無料相談の申し込みの数
いちばん大事なのは、無料相談の申し込みの数です。
書き換えの前の2か月と、あとの2か月を比べます。
結婚相談所は、申し込みから入会まで時間がかかる人が多いので、1か月で判断せず、少し長めに見ます。
どこで相談所を知ったか
無料相談の申込書に、どこで相談所を知ったかを選ぶ欄を入れます。
検索、地図のアプリ、知り合いからの紹介、チラシと選べる形にしておくと、続ける窓口を決めやすくなります。
無料相談から入会した割合
無料相談に来た人のうち、何人が入会したかを数えます。
その場で決めなくてよいと書いたあとでも、この割合が下がらなければ、相談の中身が伝わっている証拠です。
| 見る数字 | 数え方 | 下がっていたら見直す場所 |
|---|---|---|
| 無料相談の申し込みの数 | 月ごとに数え、2か月単位で比べる | 無料相談の流れの書き方 |
| どこで相談所を知ったか | 申込書の選択欄で集計する | 反応の少ない窓口を続けるかどうか |
| 無料相談から入会した割合 | 相談に来た人のうち入会した人を数える | 相談の場での説明と、料金の見せ方 |
| 記事ごとの読まれた数 | アクセス解析で記事ごとに見る | 読まれる題材を増やす |
数字が伸びない月があっても、すぐに書き換えを元に戻さないことです。
婚活を始める人が増えやすい時期と、そうでない時期があるので、前の年の同じ時期とも比べて判断します。
相談所の状況によって変わるところ
ここまでの話は、経営者がひとりで運営している相談所を想定してきました。
開業したばかりの相談所
開業したばかりで成婚の実績がないうちは、無理に実績を語ろうとしないことです。
無料相談の流れ、担当する人の顔と言葉、料金の総額と途中でやめる場合の扱い。
この3つをそろえるだけで、「開業したばかりだから不安」という気持ちはかなり和らぎます。
地元に知り合いが少ない経営者
地元の名士や、前の仕事で顧客を持っていた人は、紹介で会員を集めやすいのは確かです。
地盤がない経営者は、そのぶん、ホームページとブログで信頼を積み上げます。
無料相談で聞かれた質問を1つずつ記事にしていくことは、広告費をかけずにできる地盤づくりです。
よくある質問
Q1. 料金は周りより安くしたほうがよいですか
安さは、任せてよい理由になりにくく、手厚さへの不安を生むこともあります。
料金を下げるより、総額と含まれるサービス、途中でやめる場合の扱いを分かりやすく書くほうが、申し込みにつながります。
Q2. 成婚率は載せたほうがよいですか
成婚率には決まった計算の方法がないので、載せるなら計算の方法を必ず添えます。
根拠を示せない高い数字は、かえって疑いを招きます。
数字より、同じ年代の会員がどんなふうに活動し、どれくらいの期間で交際に進んだかを、個人が特定されない形で書くほうが伝わります。
Q3. クーリング・オフや中途解約の話を書くと、入会が減りませんか
結婚相談所の契約は特定商取引法の対象で、クーリング・オフや中途解約の扱いは決まっています。
書いておくことで、探している人は安心して無料相談に申し込めるようになります。
Q4. ブログは毎日書いたほうがよいですか
回数より中身が大切です。
入会を迷う人の疑問に答える記事を、1つずつ積み上げていくほうが、検索から人が来るようになります。
Q5. アプリとの違いは、どう伝えればよいですか
担当する人がどれくらいの頻度で連絡をくれ、お見合いの前後にどんな手助けをするのかを、具体的に書きます。
アプリで疲れた人が求めているのは、人が間に入ってくれる安心です。
独身であることを書類で確かめていることや、お見合いの感想を担当者が双方から聞いて伝えることも、アプリにない点として書いておきます。
まとめ
結婚を考える人は減り、出会いの2割はネットに移っています。
その中で結婚相談所を探す人は、アプリを経て、人が間に入る安心を求めてやって来ます。
料金を下げたり、名簿の大きさや成婚率を掲げたりしても、「この人に任せてよいか」という問いには答えられません。
無料相談の流れ、担当する人の顔と言葉、料金の総額と途中でやめる場合の扱いを、迷っている人の不安の順番に並べる。
それが、会員が増えない相談所が最初にやるべきことです。
より詳しい考え方や、ほかの業種での例は、合同会社謙虚のトップページでもご紹介しています。
今日できる点検
最後に、今日のうちに確かめられることを表にまとめます。
| 点検すること | 確かめ方 | できていなかったら |
|---|---|---|
| 無料相談の流れが書いてあるか | スマートフォンでホームページを開く | 申し込みから相談の最後までを順番に書く |
| その場で決めなくてよいと書いてあるか | 無料相談の案内を読む | 一文を書き足す |
| 担当する人の顔と言葉があるか | カウンセラーの紹介を読む | 写真と、この仕事を始めた理由を書く |
| 料金の総額と途中でやめる場合が分かるか | 料金のページを読む | 総額の例と、中途解約の扱いを書く |
| ブログが疑問に答えているか | 最近の記事の題名を並べる | 無料相談で聞かれた質問を題材にする |
スマートフォンで自社のホームページを開き、無料相談で何が起きるのかが最初の画面から分かるかを確かめてください。
分からなければ、そこが最初に直す場所です。
自社のマーケティング課題を根本から解決しませんか?
ウェブサイトから要素を引き算し、訪れた人が迷わず次の一歩に進む形へ組み直す。初回60分のオンラインで御社のサイトを一緒に読み、どこから直すべきかをお伝えします。手順をまとめた無料の診断と解説動画もご用意しています。
初回は無料・60分・オンライン完結・その場で契約のお願いはいたしません


