画像、動画、ニュース、多言語。1つのページに、こうした情報がいくつも重なっているとき、サイトマップはどう書けばよいのでしょうか。
Googleは、その書き方だけを説明した短いページを用意しています。
この記事では、Google検索セントラルの「サイトマップ拡張機能の統合方法」を、英語版の原文から読んでご説明します。何をどこに書くのか、書く順番に決まりはあるのか、ファイルが大きくなるときに何を見ればよいのかが分かります。
合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。サイトマップは、自社サイトの中身をGoogleに伝える入口なので、複数の情報を重ねるときの決まりごとを先に押さえておきます。
結論:3行で言うと
- 拡張機能を組み合わせるには、使う拡張ごとの名前空間を、サイトマップ冒頭の
<urlset>に宣言します。そのうえで、各拡張のタグを同じ<url>の中に、1つずつ並べます - 並べる順番は、
<loc>のあとであれば、どれが先でも構いませんと原文に書かれています - 組み合わせると、サイトマップのファイルサイズが大きく増えます。ファイルサイズの上限を意識するよう、原文が念を押しています
このページの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題(英語) | How to combine sitemap extensions |
| 日本語版の題名 | サイトマップ拡張機能の統合方法 |
| 英語版の最終更新日 | 2025年12月10日 |
| 日本語版の最終更新日 | 2026年2月20日 |
| Google検索セントラルの中の位置 | クロールとインデックス登録 > サイトマップ |
| 直近の主な更新 | 公式の変更履歴では、2023年2月13日に新しい文書として追加されたと読めます。英語版は、Internet Archiveの保存版との比較で、2025年12月10日の更新で「Troubleshooting sitemaps」の節が加わったことまで確かめられました |
本文は短いページです。2026年11月5日に、公式サイトから取り直した英語版と日本語版が、手元に保存した原文と同じ内容で、最終更新日も同じであることを確かめました。
Googleがこのページで言っていること
サイトマップ拡張機能とは何か
サイトマップ拡張機能は、サイトにあるさまざまな種類のコンテンツと、その付随情報(メタデータ)をGoogleに伝える方法として紹介されています。
原文は、1つのページが複数の拡張に当てはまることがある、と続けます。例は2つです。
画像や動画が埋め込まれたニュース記事。そして、言語ごとに作り分けたページです。
後者では、言語や地域の違いを伝える hreflang の注釈を足せる、と書かれています。
名前空間:使う拡張ごとに宣言する
使いたい拡張ごとに、その拡張のタグを定義した「名前空間」を宣言します。名前空間は、タグの辞書の住所のようなものです。
宣言は <urlset> タグの xmlns 属性で行います。
原文が挙げている、Googleが対応している拡張の名前空間は、次の4つです。
| タグの接頭辞 | 名前空間 |
|---|---|
image: |
http://www.google.com/schemas/sitemap-image/1.1 |
news: |
http://www.google.com/schemas/sitemap-news/0.9 |
video: |
http://www.google.com/schemas/sitemap-video/1.1 |
xhtml:(hreflang 用) |
http://www.w3.org/1999/xhtml |
複数の名前空間を宣言する
複数を宣言するときは、それぞれの拡張の説明ページに書かれた名前空間を、サイトマップに足していきます。原文の例は、ニュース、動画、hreflang の3つを足したものです。
冒頭は次の形になります。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9"
xmlns:news="http://www.google.com/schemas/sitemap-news/0.9"
xmlns:video="http://www.google.com/schemas/sitemap-video/1.1"
xmlns:xhtml="http://www.w3.org/1999/xhtml">
1行目の xmlns は、サイトマップそのものの名前空間です。接頭辞の付いた3行が、拡張の分です。
タグを足す:同じ <url> の中に並べる
宣言が済んだら、使う拡張それぞれの説明ページに従って実装します。原文は、4つの説明ページへのリンクを置いています。
画像サイトマップ、ニュースサイトマップ、動画サイトマップ、そして hreflang の説明です。
組み合わせ方は、1文で足ります。使う拡張のタグを、該当する <url> の中に、1つずつ足していくだけです。
原文の完全な例では、1つの <url> の中に、次の順でタグが並んでいます。
<loc>(ページのURL)- ニュース拡張のタグ(掲載媒体名、言語、公開日、見出し)
- 動画拡張のタグ(サムネイル、題名、説明、再生ページ)
hreflangのタグ(ドイツ語、スイス向けドイツ語、英語の3つの別言語版)
順番とファイルサイズ
順番については、原文が次のように書いています。
The order of the extension in the sitemap is irrelevant after the <loc> tag.
(サイトマップ内の拡張の順序は、<loc> タグのあとであれば関係ありません、という意味です)
続けて、サイトマップ全般のベストプラクティス、特にファイルサイズの上限を意識するよう促しています。拡張を組み合わせると、サイトマップのファイルサイズが大きく増えるためです。
最後は、問題が起きたときの案内です。Search Consoleでエラーを調べられること、Search Consoleのサイトマップ向けトラブルシューティングの案内を見られることが書かれています。
英語版と日本語版の違い
英語版の最終更新日は2025年12月10日、日本語版は2026年2月20日です。日本語版のほうが日付は新しいのですが、本文を比べると、内容に大きな差はありませんでした。
| 比べた点 | 結果 |
|---|---|
| 節の構成 | 同じ。名前空間、複数の名前空間の宣言、拡張機能の統合の3つの節 |
| 名前空間の表 | 同じ4つ。日本語版は、リンク先のURLに言語指定が付くだけ |
| コード例2つ | 文字列として同一(タグのコメントも英語のまま) |
| 順序とファイルサイズの注意 | 同じ内容 |
冒頭の hreflang の文 |
言い回しに差あり。英語版は、ページが多言語なら hreflang の注釈を足せる、という書き方。日本語版は、多言語のページには hreflang の注釈が追加されている、と読める書き方 |
手順に関わる差は、最後の行だけです。英語版は「足せる」という可能性、日本語版は「足されている」という状態の書き方に読めます。
冒頭の「Often」が「通常」と訳されているなど、言葉づかいの細かな差はほかにもありますが、手順には響きません。
この差は、手順には影響しません。どちらの版でも、hreflang を使うかどうかを決めるのは、自社の側です。
日付が新しいのに内容が同じ理由は、私には分かりません。更新日の新しさだけでは、本文が新しくなったかどうかは判断できません。
更新の経緯
Googleの変更履歴(2026年10月3日に保存したもの)には、2023年2月13日の項目があります。ユーザーの声を受けてサイトマップの文書を見直し、サイトマップ拡張機能の例を増やし、拡張機能を組み合わせる方法の新しい文書を追加した、と書かれています。
これが、このページの誕生にあたります。
関連する変更も2つ見つかりました。
- 2022年5月6日:画像と動画のサイトマップの説明から、廃止されたタグや属性を削除
- 2022年11月8日:多言語版の説明(
hreflang)に、子要素はサイトマップのURL数に数えない、と明記
Internet Archiveの保存版も開いて比べました。2025年7月9日の保存版は最終更新日が2025年3月6日、2025年10月23日の保存版は2025年9月8日です。
この2つは、コード例の改行などの体裁を除いて、本文に違いはありませんでした。2026年1月1日の保存版は最終更新日が2025年12月10日で、ここで初めて、ページ末尾の「Troubleshooting sitemaps」(Search Consoleでエラーを調べられるという案内)の節が加わっています。
2023年2月の初版から2025年までの途中の版は、すべては確かめていません。
このページから、言えること・言えないこと
| 言えること | 言えないこと |
|---|---|
複数の拡張を、同じ <url> の中に並べて書ける |
拡張を足すと検索の順位が上がる。このページに、順位への効果は書かれていません |
使う拡張ごとに、<urlset> で名前空間を宣言する |
4つの拡張をすべて入れるべきだ。使うのは、自社のコンテンツに当てはまるものです |
<loc> のあとなら、拡張の並び順は関係ない |
拡張ごとにサイトマップのファイルを分けてはいけない。このページは、まとめ方を説明しているだけです |
| 組み合わせると、ファイルサイズが大きく増える | 各タグの細かな書き方がここで分かる。それは4つの説明ページに書かれています |
2行目の右側と3行目の右側は、誤解しやすい点です。画像サイトマップのページを確かめたところ、別のサイトマップにしても、既存のサイトマップにタグを足しても、Googleにとっては同じ扱いだと書かれていました。
中小企業の視点で、どう受け取るか
ここからはGoogleの説明とは別の、私の読み取りです。
1. 自社のサイトマップに、どの拡張が入っているかを見る
WordPressでSEOプラグインを使っているなら、サイトマップは自動で作られていることが多いはずです。まず、ブラウザで https://自社のドメイン/sitemap.xml を開きます。
親のサイトマップから、中身が入っている子のサイトマップを1つ開きます。ブラウザのページ内検索で、image: video: news: xhtml:link をそれぞれ探してください。
見つかったものが、自社で使っている拡張です。
2. 手で書き足す前に、ツールの設定を探す
動的に作られるサイトマップは、手で書き換えても、次の生成で戻る可能性があります。画像や動画を足したいときは、サイトマップのファイルを直接触る前に、プラグインの設定画面に該当する項目がないかを探すのが先です。
手で書く場合は、このページの順番で進めます。使う拡張の名前空間を <urlset> に宣言し、各拡張の説明ページのとおりにタグを足します。
3. 宣言と使用を揃えて、状態を見る
たとえば video: のタグを書くなら、xmlns:video の宣言も要ります。宣言を忘れたときにGoogleがどう扱うかは、このページに書かれていません。
公開したら、Search Consoleの左メニュー「インデックス作成」から「サイトマップ」を開き、送信したサイトマップの状態にエラーが出ていないかを見ます。原文が案内しているのも、このSearch Consoleでの調査です。
4. サイズは、上限に対する割合で見る
原文が念を押す上限は、別のページで確かめられます。サイトマップの作り方のページには、1つのサイトマップは圧縮前で50MBまたは50,000URLまで、超えるときは複数に分ける、と書かれています。
拡張を足して大きくなったら、サイトマップのファイルを開いたときの容量を見てください。上限にまだ余裕があれば、急いで分ける必要はありません。
弊社のサイトで確かめたこと
2026年11月5日に、kenkyo.ai に対して次の確認をしました。
| 確認したこと | 結果 |
|---|---|
curl -sL https://kenkyo.ai/robots.txt |
Sitemap: の行に https://kenkyo.ai/sitemap.xml が書かれている |
curl -sL https://kenkyo.ai/sitemap.xml |
親のサイトマップ(サイトマップの一覧)で、投稿、固定ページ、カテゴリ、タグなど7つの子のサイトマップを案内している。親には名前空間の宣言が基本の1つだけ |
| 7つの子のサイトマップの冒頭を読む | 7つすべてで、image と xhtml の名前空間を宣言している。news と video は、どこにも宣言も使用もない |
| 7つの中のタグを数える | <image:image> は合計1,491個。<xhtml:link> は0個。<news:> と <video:> も0個 |
各 <url> の最初の子要素 |
全部で1,426のURLすべてで <loc> が最初に来ている。画像のタグは、そのあとの更新日などの要素より後ろに置かれている |
| 1つのURLあたりの画像数 | 最大45個。画像サイトマップのページが示す、1つの <url> あたり1,000個までの上限に、遠く及ばない |
| 最大のサイトマップの大きさ | 投稿用の1つ目が404,228バイト(約0.4MB)、996URL。上限の50MB、50,000URLに対して、いずれも大きな余裕がある |
弊社のサイトマップは、WordPressのSEOプラグインが自動で作っています。拡張として画像だけが実際に使われ、組み合わせとしては、公式ページの「拡張を重ねる」状態にはまだなっていません。
Search Consoleの管理画面は私の側から見られないので、サイトマップのレポートに表示される状態や件数は、この記事の対象外としています。
よくある質問
サイトマップ拡張機能を組み合わせるとき、名前空間はどこに書きますか
サイトマップの冒頭にある <urlset> タグの xmlns 属性に書きます。使う拡張の分だけ、接頭辞付きの行を足します。
画像なら xmlns:image、ニュースなら xmlns:news、動画なら xmlns:video、hreflang なら xmlns:xhtml です。
画像と動画と hreflang を1つのサイトマップにまとめるとき、並べる順番に決まりはありますか
原文は、<loc> のあとであれば順序は関係ない、と書いています。<loc> を最初に置いて、そのあとに各拡張のタグを並べる形が、原文の例です。
見間違えを減らすため、サイトマップの全URLで同じ順番にそろえておくと、あとで点検しやすくなります。これは私の読み取りで、原文の指示ではありません。
サイトマップ拡張機能を組み合わせると、URLの数え方やファイルサイズはどうなりますか
ファイルサイズは、原文が「大きく増える」と書いています。上限は、サイトマップの作り方のページにある、圧縮前で50MBまたは50,000URLです。
URLの数え方については、多言語版(hreflang)の説明ページに、子要素はサイトマップのURL数に数えない、と書かれています。
その説明ページは2026年9月21日更新の英語版で確かめました。数えないのはURL数だけで、ファイルサイズには子要素の分も含まれます。
まとめ:今日できる1つのこと
自社の /sitemap.xml を開き、子のサイトマップを1つ選んで、冒頭の <urlset> に xmlns: が何行並んでいるかを数えてください。
そのうち実際にタグを使っているものを、ページ内検索で確かめます。宣言と使用がどう対応しているかが分かれば、拡張を足すときに何を直せばよいかが見えてきます。
この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
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