「ChatGPTに業界のことを聞くと、うちの会社は出てくるのだろうか」。「ChatGPT経由のアクセスは、実際にあるのか」。
AI検索対策に取り組み始めると、まずこうした疑問が出てきます。
ところが、ChatGPTの回答は、人や状況によって変わります。一度質問しただけでは、実態がつかめません。
この記事では、ChatGPTの中で自社サイトがどう扱われているかを、3つの方法を組み合わせて確かめる手順を説明します。
- 手動の確認 ChatGPTに実際に質問して、回答と出典を記録する
- GA4での流入の計測 ChatGPTから自社サイトに来た訪問を数える
- サーバーログでのボットの確認 OpenAIのボットが、自社サイトを読みに来ているかを見る
ここでは、引用される条件には触れず、今どうなっているかを確かめて記録し続ける方法に絞ります。
内容は、OpenAIの開発者向け文書とヘルプセンターを、2026年10月17日に開いて確かめたものです。
3つの方法で、入口から出口までを確かめる
それぞれで分かることと、分からないこと
3つの方法は、分かることが違います。組み合わせて使うのが基本です。
| 方法 | 分かること | 分からないこと |
|---|---|---|
| 手動の確認 | 特定の質問で、自社が言及、引用されるか。どう説明されているか | 実際の利用者全体での、表示の頻度 |
| GA4での流入の計測 | ChatGPTのリンクから来た訪問の数と、見られたページ | リンクが押されなかった表示(言及だけ)の回数 |
| サーバーログの確認 | OpenAIのボットが、どのページを取得しているか | 取得した内容が、回答に使われたかどうか |
どこで止まっているかを見つける
流れは、次の順に進みます。ボットがページを読み、回答で引用され、利用者がリンクを押して来訪します。
どこで止まっているかが分かれば、次の打ち手が見えてきます。
全体の流れを図で見る
図の「ボットが読む」はサーバーログ、「回答で引用される」は手動の確認、「訪問が記録される」はGA4で確かめます。
方法1 ChatGPTで実際に質問して確かめる
確認用の質問リストを作る
手動の確認でいちばん大切なのは、毎回同じ質問を使うことです。最初に10〜20個ほどの質問のリストを作り、固定して使い続けます。
次の3種類を、バランスよく入れます。
| 種類 | 目的 | 例(地方の税理士事務所の場合) |
|---|---|---|
| 指名の質問 | 自社名で聞いたときに、正しく説明されるか | 「〇〇税理士事務所は、どんな事務所ですか」 |
| 比較、選定の質問 | 候補の一つとして挙がるか | 「△△市で、創業の支援に強い税理士事務所を教えて」 |
| 課題、疑問の質問 | 自社の記事が、情報源として引用されるか | 「個人事業主が法人化を考える、売上の目安は」 |
質問を書くときの工夫
- お客様が使いそうな言葉で書く。社内の用語は避け、問い合わせで聞かれる表現にする
- 地域名を入れた版を用意する。地域のビジネスなら、市区町村名を質問に明記する
- Web検索が働く質問を含める
OpenAIのヘルプ「Searching the web with ChatGPT」によると、ChatGPTは、新しい情報が役立つ質問で、自動でWeb検索をすることがあります。手動で検索を指定することもできます。
Web検索を使った回答には、出典の引用が付くことがあります。自社のサイトが引用されるかを、確かめやすくなります。
検索を手動で指定する方法
同じヘルプには、手動で検索を始める手順が書かれています。会話を開き、「View all tools」から「Search」を選び、質問を送ります。
メッセージ欄に「/」を入力して「Search」を選ぶ方法もあります。
確認のたびに検索が働くとは限りません。検索が働いたかどうかも、記録に残します。
回答のどこを見るか
引用と、情報源の一覧
OpenAIのヘルプには、Web検索を使った回答には引用が含まれることがあり、引用を選ぶと出典を開けると書かれています。
利用できる場合は、「Sources」から、引用された情報源と、そのほかの関連するリンクの一覧を見られます。
確認する5つの点
回答を読むときは、次の点を確かめます。
| 見る点 | 内容 |
|---|---|
| 言及の有無 | 回答の本文に、自社名やサービス名が出てくるか |
| 引用の有無 | 引用のリンクや一覧に、自社サイトのURLがあるか |
| 引用されたページ | トップページか、特定の記事か、サービスのページか |
| 説明の正確さ | 所在地や対応範囲などの説明が、事実と合っているか |
| 競合の登場 | 同じ質問で、どの競合が言及、引用されているか |
誤りがあったとき
ヘルプには、検索の結果や引用は、不完全だったり、古かったり、誤っていたりすることがあると書かれています。
説明の誤りを見つけたら、元になった情報源を確かめます。自社の古いページが出典になっていれば、更新します。
ヘルプは、結果が誤っていそうなときは、特定の情報源、日付、場所を指定して、もう一度検索させる方法も案内しています。
記録の取り方
残す項目
結果は、表計算ソフトに記録します。最低限、次の項目を残します。
- 確認した日時と、確認した人、端末(パソコンかスマートフォンか、アプリかブラウザか)
- ログインの状態と、一時チャットかどうか
- 質問の文(コピーして貼り付ける)と、Web検索が行われたか
- 自社の言及、引用の有無と、引用されたURL
- 気づいた点(説明の誤り、競合の登場など)
回答の画面は、スクリーンショットも保存します。「日付_質問の番号」という名前にしておくと、あとで探せます。
3回ずつ確かめる
条件をそろえても、生成AIの回答は、まったく同じにはなりません。
同じ質問を2〜3回ずつ確かめ、「3回のうち何回引用されたか」で記録すると、傾向をつかみやすくなります。
ChatGPTは質問を言い換えて検索する
質問が、検索用に書き換えられる
OpenAIのヘルプには、ChatGPTの検索は、提携する検索サービスを使うことがあると書かれています。そのとき、利用者の質問を、1つか複数の絞り込んだ検索の語句に書き換えて送ると説明されています。
必要に応じて、最初の結果を見たあとに、さらに具体的な語句で追加の検索をすることもあるとされています。
位置情報は、おおよその地域だけが使われる
ヘルプには、IPアドレスから推定した、おおよその地域の情報を集め、検索の精度を上げるために、提携する検索サービスと共有することがあると書かれています。
IPアドレスそのものや、ChatGPTのアカウントの情報は、検索サービスに共有されないとも説明されています。
確認への示唆
この仕組みから、確認のときに次のことが言えます。
| 仕組み | 確認での工夫 |
|---|---|
| 質問が書き換えられて検索される | 同じ意味の質問を、言い回しを変えて複数用意する |
| おおよその地域が検索に使われる | 地域名を入れた質問と、入れない質問の両方を確かめる |
| メモリがあると、書き換えに使われる場合がある | 個人に合わせない一時チャットで確かめる |
書き換えられた検索の語句は、利用者の画面に出ないことがあります。自社が出る質問と出ない質問の違いを、記録から読み取ります。
結果がぶれる要因と、その抑え方
メモリと過去のチャット
OpenAIのヘルプによると、ChatGPTには保存されたメモリがあり、検索の質問を言い換えるときにも、関連するメモリを使うことがあります。
自社のことを何度も質問していると、その履歴が回答に影響する可能性があります。
一時チャットを使う
対策は、一時チャットです。ヘルプ「Temporary chat in ChatGPT」には、次のことが書かれています。
- 一時チャットは、チャットの履歴に残らない
- 会話を始める前に、「Personalized」か「Unpersonalized」を選べる
- 「Unpersonalized」は、メモリ、カスタム指示、プラグインを使わない
- どちらを選んでも、一時チャットのあいだはメモリを作らず、更新もしない
- 会話が始まってからは、個人に合わせる設定を変えられない
確認の作業では、「Unpersonalized」の一時チャットを基本にすると、条件をそろえやすくなります。
ログインの有無
ヘルプには、ログインしていない人もWeb検索を使えると書かれています。ログインの有無で結果が違うことがあるため、どちらで確認したかを記録します。
シークレットウィンドウでの、ログアウトした状態の確認も加えると、比べやすくなります。
位置情報
ChatGPTは、IPアドレスから、おおよその位置を推定して使うことがあります。ヘルプには、「近くのレストラン」のような質問で、地域に合わせた検索をする例が書かれています。
VPNなどで推定される地域が変わることもあります。確認した場所を記録し、質問に市区町村名を入れた版でも確かめます。
プラン、画面、回答のゆらぎ
プランやモデル、パソコン版かアプリかによって、見え方が違う場合があります。担当者のあいだで、確認の環境をそろえます。
| 要因 | 抑え方 | 記録すること |
|---|---|---|
| メモリと過去のチャット | 「Unpersonalized」の一時チャットを使う | 一時チャットか、個人に合わせたか |
| ログインの有無 | ログアウトした状態でも確かめる | ログインの状態 |
| 位置情報 | 市区町村名を入れた版を用意する | 確認した場所 |
| プランや画面の違い | 担当者のあいだで環境をそろえる | プラン、端末、アプリかブラウザか |
| 回答のゆらぎ | 同じ質問を2〜3回ずつ確かめる | 3回のうちの引用回数 |
方法2 GA4でChatGPTからの流入を計測する
ChatGPTのリンクには、utm_source=chatgpt.comが付く
OpenAIのヘルプセンター「Publishers and Developers – FAQ」には、ChatGPTが参照元のURLに「utm_source=chatgpt.com」というUTMパラメータを自動で付ける、と書かれています。UTMパラメータは、アクセス解析で流入元を見分けるための目印です。
同じFAQには、OAI-SearchBotによるアクセスを許可しているサイトは、Google Analyticsのような解析のサービスで、ChatGPTからの参照の訪問を計測できる、とも書かれています。
ChatGPTの回答にあるリンクから来た訪問は、次のような形で届きます。
https://example.co.jp/service/?utm_source=chatgpt.com
GA4は、この値を参照元として記録します。
数字は下限の目安として見る
公式は明言していませんが、URLをコピーして開いた場合のように、参照元が残らない訪問もあると考えられます。そうした訪問は、GA4の「Direct(直接)」に分類されます。
また、ChatGPTの回答に自社が言及されても、リンクが押されなければ、GA4には何も残りません。
そのため、GA4の数字は、実際より少ない可能性がある下限の目安として見るのが現実的です。
標準のレポートで参照元を見る
設定を変えずに見られる標準のレポートで確かめます。
- GA4の左のメニューから、[レポート]、[集客]、[トラフィック獲得]を開く
- 表の左上のディメンションを、「セッションの参照元 / メディア」に切り替える
- 表の上の検索欄に、chatgptと入力する
- 「chatgpt.com」を含む行が、ChatGPT経由の訪問
どのページに着地したかを知りたい場合は、表の[+]から、2つ目のディメンションとして「ランディング ページ + クエリ文字列」を足します。
| 見たいこと | 画面での操作 | 読み方 |
|---|---|---|
| ChatGPT経由のセッション数 | 参照元で「chatgpt」を検索する | 下限の目安として見る |
| どのページに来たか | 2つ目のディメンションに、ランディング ページを足す | 引用されたページと照らす |
| 成果につながったか | キーイベントの列を見る | 件数が少ないうちは、傾向だけ見る |
AIアシスタントのチャネルと、探索レポート
デフォルトのチャネルグループ
GA4の標準のチャネルの区分には、「AI アシスタント」という行があります。ChatGPTやGeminiなどのAIから来た訪問を、まとめて見られます。
Googleの「AI による概要」と「AI モード」は、この行の対象外です。
この行の定義、集め方の注意、独自のチャネルを作る手順は、GA4でAIからの流入を確かめる手順にまとめています。ここでは、ChatGPTに絞った見方だけを書きます。
ChatGPTだけを見たいとき
「AI アシスタント」の行は、複数のサービスの合計です。ChatGPTだけを見たい場合は、参照元に「chatgpt」を含む行で絞り込みます。
探索レポートで詳しく見る
さらに細かく見るには、[探索]の自由形式のレポートを使います。
- 左のメニューの[探索]から、[自由形式]で新しいデータ探索を作る
- ディメンションに、「セッションの参照元」「ランディング ページ + クエリ文字列」「日付」を足す
- 指標に、「セッション」「エンゲージのあったセッション数」「キーイベント」を足す
- 行に「ランディング ページ + クエリ文字列」、値に「セッション」を置く
- フィルタで、「セッションの参照元」が「chatgpt」を含む、という条件を付ける
ChatGPT経由で、どのページにどれだけ来て、成果につながったかを、1つの表で確かめられます。保存して、毎月見返します。
データの保持期間に注意する
標準のプロパティでは、データの保持期間を2か月か14か月に設定できます。この設定は、探索のレポートに影響します。
長く比べたい場合は、[管理]の「データの収集と修正」にある「データの保持」を、14か月にしておくと安心です。すでに削除されたデータは、戻りません。
| 手段 | 向いていること | 注意点 |
|---|---|---|
| 標準のレポート | まず、ChatGPT経由の訪問があるかを見る | 参照元を検索して絞る |
| AI アシスタントの行 | AI全体の傾向を見る | 複数のサービスの合計 |
| 探索のレポート | ページ別の来訪と成果を見る | 保持期間の設定に影響される |
方法3 サーバーのアクセスログでOpenAIのボットを確認する
GA4は、ページの中のJavaScriptで計測します。そのため、ボットの訪問は基本的に記録されません。
OpenAIのボットが来ているかは、Webサーバーのアクセスログで確かめます。
OpenAIの主なボットの違い
OpenAIの開発者向け文書「Overview of OpenAI Crawlers」には、主に次のボットが説明されています。広告のリンク先のページを確かめるOAI-AdsBotも、掲載されています。
| ボット | 役割 | robots.txtとの関係 | IP範囲の公開ファイル |
|---|---|---|---|
| OAI-SearchBot | ChatGPTの検索の機能のために、ページを取得する | 拒否すると、ChatGPTの検索の回答に表示されない。案内のリンクとしては出ることがある | openai.com/searchbot.json |
| ChatGPT-User | 利用者の操作をきっかけに、ページを取得する | 利用者の操作によるため、robots.txtが適用されない場合がある。検索に表示されるかは決めない | openai.com/chatgpt-user.json |
| GPTBot | 生成AIの基盤モデルの学習に使われうる内容を集める | 拒否すると、学習に使わないでほしいという意思表示になる | openai.com/gptbot.json |
検索に表示されるための条件
文書は、検索の結果に自社のサイトを表示させたい場合、robots.txtでOAI-SearchBotを許可し、OpenAIが公開するIP範囲からのアクセスも許可するよう勧めています。
OAI-SearchBotとGPTBotの設定は、それぞれ独立しています。検索には出したいが、学習には使ってほしくない、という設定もできます。
robots.txtの変更が反映されるまでには、約24時間かかることがあると書かれています。
表示は保証されない
FAQには、ChatGPTは複数の要素で検索結果の順位をつけていて、表示の位置は保証されない、という趣旨が書かれています。
ボットが来ていることは、表示の前提です。表示を約束するものではありません。
ユーザーエージェントの名前
アクセスログでは、「ユーザーエージェント」の欄でボットを見分けます。アクセスしてきたソフトウェアの名乗りです。
文書には、OAI-SearchBot、ChatGPT-User、GPTBotのそれぞれの例の文字列が載っています。名前にバージョンの数字が付き、公式の説明ページのURLが添えられています。
バージョンの数字は変わる可能性があると、文書にも書かれています。ログは、文字列の全体が一致するかを見ず、ボットの名前の部分で探すのが安全です。
ログから数えるコマンド
レンタルサーバーの多くは、管理画面からアクセスログをダウンロードできます。コマンドが使えるサーバーでは、次のように集計できます。
ログの形式によって、列の位置は変わります。
grep -c "OAI-SearchBot" access.log
grep -c "ChatGPT-User" access.log
grep -c "GPTBot" access.log
OAI-SearchBotが取得したURLを、多い順に20件表示するには、次のようにします。
grep "OAI-SearchBot" access.log | awk '{print $7}' | sort | uniq -c | sort -rn | head -20
ログの見方
| ログの状況 | 考えられること | 次にやること |
|---|---|---|
| OAI-SearchBotが、まったく来ていない | robots.txt、WAF、CDNのボット対策で止めている可能性 | 設定を確認する |
| ステータスコードが403や503ばかり | サーバー側で、アクセスを断っている可能性 | 管理会社に確認する |
| 重要なページが取得されている | 検索の対象として読まれている | 手動の確認で、引用を確かめる |
| ChatGPT-Userの記録がある | 利用者の操作で、ページが取得された跡 | 取得されたページから、関心の内容を推測する |
ステータスコードは、応答の結果を示す番号です。200は成功、403は拒否、503は一時的に利用できないことを表します。
本物のOpenAIのボットか確かめる
ユーザーエージェントは、誰でも名乗れます。OpenAIのボットを装ったアクセスもありえます。
本物かどうかは、アクセス元のIPアドレスが、公開されているIP範囲に含まれるかで確かめます。
- ボットの名前を名乗るアクセスの、IPアドレスを抜き出す
- 公式のJSONファイルを開き、IP範囲と照らし合わせる
- 範囲の外のIPアドレスからのものは、別のアクセスの可能性がある
IPアドレスを抜き出すコマンドは、次のとおりです。
grep "OAI-SearchBot" access.log | awk '{print $1}' | sort | uniq -c | sort -rn
IP範囲は、更新されることがあります。WAFなどで許可の一覧を作っている場合は、定期的に最新のファイルと照らし合わせます。
定点観測の記録表
目安として、手動の確認は月に1〜2回、GA4とサーバーログの集計は月に1回、同じ手順で続けます。
手動の確認の記録表
| 確認日 | 質問の番号 | 質問の文 | 環境 | ログイン | Web検索 | 自社の言及 | 自社の引用(3回中) | 引用URL | 競合の言及 | メモ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 記入する | Q01 | 指名の質問 | PC・ブラウザ | なし | あり | あり | 2/3 | /service/ | A社 | 所在地が古い |
| 記入する | Q02 | 課題の質問 | PC・ブラウザ | 一時チャット | あり | なし | 0/3 | なし | B社の記事 | 自社記事は未引用 |
質問の番号は固定します。質問の文を変える場合は、新しい番号を付け、古い質問の記録も残します。
月次の集計表
| 月 | 手動の確認の引用率 | GA4のChatGPT経由セッション | GA4のキーイベント | OAI-SearchBotの取得数 | ChatGPT-Userの取得数 | 実施した施策 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 計測を始めた月 | 記入する | 記入する | 記入する | 記入する | 記入する | 計測の開始 |
| 次の月 | 記入する | 記入する | 記入する | 記入する | 記入する | ページの更新など |
引用率は、全質問に確認回数をかけた数のうち、自社が引用された回数の割合です。
記録のコツ
- 施策の欄を、必ず埋める。ページを更新した月や、記事を足した月を書いておくと、変化の理由を考えやすい
- 質問のリストは、安易に変えない
- 数字の増減だけで判断しない。ChatGPTの仕様の変更や、GA4の分類の変更でも、数字は動く
確認の結果から、次の打ち手を決める
3つの方法の結果を並べると、止まっている場所が分かります。表にまとめます。
| ログ | 手動の確認 | GA4 | 考えられる状況 | 次の打ち手 |
|---|---|---|---|---|
| ボットが来ていない | 引用されない | 流入なし | ボットが読めていない | robots.txt、WAF、CDNの設定を確認する |
| ボットが来ている | 引用されない | 流入なし | 読まれているが、回答の材料に選ばれていない | 質問に答える形で、ページを書き直す |
| ボットが来ている | 引用される | 流入なし | 引用されても、リンクが押されていない | 引用されるページの冒頭と、導線を見直す |
| ボットが来ている | 引用される | 流入あり | 入口から出口まで通っている | 成果につながっているかを見る |
「引用されても流入がない」場合
引用されていても、利用者が回答の文章で満足して、リンクを押さない場合があります。この場合、GA4には何も残りません。
流入の数だけで、効果がないと決めないでください。手動の確認での引用の回数を、あわせて見ます。
「ボットが来ない」場合
まず、robots.txtでOAI-SearchBotを拒否していないかを確かめます。次に、WAFやCDNのボット対策で、止めていないかを確かめます。
設定を変えた場合、反映までに約24時間かかることがあります。1日あけてから、ログをもう一度見ます。
よくある質問
Q. 自社名で聞いたら、まったく違う会社が出てきました。
指名の質問で、同じ名前の別の会社が出る場合があります。会社名に加えて、所在地や業種を入れた質問でも確かめてください。
自社の公式サイトに、所在地や事業の内容をはっきり書いておくことも役に立ちます。
Q. ログにOAI-SearchBotが出ているのに、引用されません。
ボットが来ていることは、表示の前提です。表示を約束するものではありません。
OpenAIのFAQにも、表示の位置は保証されないと書かれています。
読まれているページの内容を見直し、質問に答える形で書けているかを確かめてください。
Q. GA4に、ChatGPT経由の訪問がまったくありません。
理由は複数考えられます。ボットを許可していない、そもそも引用されていない、引用されてもリンクが押されない、などです。
まず、サーバーログでボットが来ているかを見て、次に手動の確認で引用されているかを見ます。
Q. ChatGPT-Userを、robots.txtで拒否できますか?
文書には、ChatGPT-Userは利用者の操作によるアクセスで、robots.txtの規則が適用されない場合があると書かれています。
検索に表示されるかどうかを決めるのは、ChatGPT-Userではありません。検索への表示は、OAI-SearchBotで管理します。
Q. 確認は、どれくらいの頻度で行えばよいですか?
手動の確認は月に1〜2回、GA4とサーバーログは月に1回が目安です。施策を打った直後は、変化を見るために、間隔を詰めても構いません。
まとめ
ChatGPTでの自社サイトの見え方は、1回の質問では分かりません。次の3つを組み合わせて、続けて記録することが大切です。
- 手動の確認 固定した質問のリストを使い、一時チャットやログアウトした状態など、条件をそろえて、言及と引用の有無、説明の正確さを記録する
- GA4での計測 utm_source=chatgpt.comを手がかりに、参照元を確認する。数字は下限の目安として見る
- サーバーログの確認 OAI-SearchBot、ChatGPT-User、GPTBotを見分け、公開されたIP範囲で本物かを確かめる
仕様が変わると、見え方も変わります。記録の表には、施策と仕様の変更の両方を残し、公式の情報も確かめながら、自社のAI検索での現在地を把握していきます。
今日できる点検
| 順番 | やること | 確かめる場所 |
|---|---|---|
| 1 | 確認用の質問を、10個決めて表に書く | 表計算ソフト |
| 2 | 一時チャットで、1回目の確認をする | ChatGPT |
| 3 | GA4で、参照元にchatgptを含む行を探す | GA4のトラフィック獲得 |
| 4 | サーバーログで、OAI-SearchBotを数える | 管理画面、または管理会社 |
| 5 | robots.txtで、OAI-SearchBotを拒否していないか見る | 自社ドメイン/robots.txt |
まずは質問のリストを作り、一時チャットで1回目の確認をするところから始めてください。
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
生成AIに引用されるページを、お話しいただくだけでお作りします。お時間をいただくのは初回15分のヒアリングだけです。まず1ページ、無料でお作りします。
OKが出るまで、何度でも直します。事実が違う、言い回しが硬い、この話は入れないでほしい。どれも遠慮なくおっしゃってください。何度お直ししても、追加の料金はいただきません。
これまでに127社にご利用いただきました。毎月ご依頼いただいている方の6割以上が、月10ページを選ばれています。料金はページに掲載しています。
ページを増やしても問い合わせが来ないなら、原因はページの外にあります。その場合は、下の入口からご相談ください。
自社のマーケティング課題を根本から解決しませんか?
ウェブサイトから要素を引き算し、訪れた人が迷わず次の一歩に進む形へ組み直す。初回60分のオンラインで御社のサイトを一緒に読み、どこから直すべきかをお伝えします。手順をまとめた無料の診断と解説動画もご用意しています。
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