テスラは「エコ」をアピールしなかった
電気自動車(EV)というアイデア自体は、実は100年以上前から存在していました。しかし、トヨタやGMといった数万人のエンジニアを抱える巨大メーカーでさえ、「EVはまだ早い」「採算が合わない」と普及を諦めかけていました。そんな中、実績ゼロのベンチャーだったテスラが、一瞬にして市場のルールを書き換え、世界の自動車メーカーを時価総額で抜き去ったのはなぜでしょうか。
その理由は、他社が「地球に優しい」「環境に良い」という“正しいけれど広がりにくい道”を選んでいた時、イーロン・マスクがその正義のアピールを捨てたからです。
「正しいから買う」のではなく「自慢したいから買う」
テスラが市場に提示したコンセプトは、「ポルシェより速く、スマホのようにアップデートされる車」でした。
人は「環境に良くて正しいから」という理由だけでは、高額な車を買いません。「これに乗っている自分はカッコいい」「最先端のテクノロジーを自慢したい」という感情(熱狂)が動いたときに初めて財布を開きます。テスラは、ITの視点から「いかにして人々に語らせ、広めさせるか」というプロセスを、車というプロダクトに完璧に組み込んだのです。
あなたの「良いもの」には広まるエンジンがあるか?
ビジネスの残酷な真実をお伝えします。「どれほど正しいアイデアや商品も、広まるためのエンジンを持っていなければ無力なままである」ということです。もしあなたが今、「自社の商品の方が絶対に質が良いのに、なぜ競合ばかり売れるのか」「正しいことを言っているのに、なぜ顧客は反応しないのか」と憤りを感じているなら、テスラのように「市場を熱狂させるコンセプト」へのシフトが必要です。
全米No.1コンサルタントのジェイ・エイブラハムは、クライアントを業界トップに導くための「市場を制圧する5つのプロセス」を提唱しています。あなたの素晴らしいアイデアや商品を、二度と後発企業に奪われず業界トップへ導くために、ぜひ彼が体系化した「広まるためのプロセス」をビジネスに組み込んでみてください。
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