サイトマップが大きくなりすぎたとき、どう分ければよいのか。分けたあとの束ね方に決まりはあるのか。
Googleは、この疑問に答える短いページを用意しています。
この記事では、Google検索セントラルの「サイトマップ インデックス ファイルでのサイトマップの管理」を、英語版の原文から読んでご説明します。インデックス ファイルに書くタグ、参照先の置き場所のルール、数の上限が分かります。
合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。自社サイトのサイトマップも、このページが定める形になっているかを実際に読んで確かめました。
結論:3行で言うと
- サイトマップがサイズの上限を超えるときは、複数に分けたうえで、サイトマップ インデックス ファイルにまとめると、一度に複数を送信できます
- インデックス ファイルが参照するサイトマップは、同じサイトにあり、インデックス ファイルと同じディレクトリか、それより下に置きます。別サイトのものを含めるには、クロスサイト送信の設定が要ります
- 必須のタグは
<sitemapindex><sitemap><loc>の3つです。<lastmod>は任意で、書くときはW3C Datetime形式にします
このページの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題(英語) | Manage your sitemaps with a sitemap index file |
| 日本語版の題名 | サイトマップ インデックス ファイルでのサイトマップの管理 |
| 英語版の最終更新日 | 2025年12月10日 |
| 日本語版の最終更新日 | 2026年2月20日 |
| Google検索セントラルの中の位置 | クロールとインデックス登録 > サイトマップ |
| 直近の主な更新 | 英語版は2025年10月28日の更新で「Troubleshooting sitemaps」の節が加わりました。2025年12月10日の更新では、本文は前の版と一致していました(Internet Archiveの保存版との比較) |
短いページです。2026年11月5日に、保存してあった原文の最終更新日が、公式サイトの現行の表示(英語版2025年12月10日)と同じであることを確かめました。
Googleがこのページで言っていること
なぜインデックス ファイルが要るのか
サイトマップがサイズの上限を超えるときは、上限以下になるように複数のサイトマップへ分けます。分けたあとは、インデックス ファイルを使うと、たくさんのサイトマップを一度に送信できます。
上限の数値は、別のページに載っています。リンク先の「サイズ制限」にあたるのが、サイトマップの作成と送信のページに書かれた、1ファイルあたり50MB(非圧縮)または5万URLです。
インデックス ファイルのベストプラクティス
インデックス ファイルのXML形式は、通常のサイトマップとよく似ています。サイトマップ プロトコルで定義されているため、サイトマップの要件はインデックス ファイルにもそのまま当てはまります。
| 決まり | 内容 |
|---|---|
| 置き場所(サイト) | 参照されるサイトマップは、インデックス ファイルと同じサイトに置きます。クロスサイト送信を設定した場合は、この要件が免除されます |
| 置き場所(ディレクトリ) | 参照されるサイトマップは、インデックス ファイルと同じディレクトリか、サイト階層の下位に置きます |
| 送信できる数 | Search Consoleのアカウントに登録したサイト1つにつき、インデックス ファイルを最大500個まで送信できます |
ディレクトリの例も示されています。インデックス ファイルが https://example.com/public/sitemap_index.xml にあれば、含められるのは https://example.com/public/shared/... のように、同じ階層かそれより下にあるサイトマップだけです。
インデックス ファイルの例
原文の例は、2つのサイトマップ(sitemap1.xml.gz と sitemap2.xml.gz)を並べたものです。それぞれに <loc> と <lastmod> が付いています。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<sitemapindex xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
<sitemap>
<loc>https://www.example.com/sitemap1.xml.gz</loc>
<lastmod>2024-08-15</lastmod>
</sitemap>
<sitemap>
<loc>https://www.example.com/sitemap2.xml.gz</loc>
<lastmod>2022-06-05</lastmod>
</sitemap>
</sitemapindex>
リファレンス:使うタグ
タグは、通常のサイトマップと同じ名前空間 http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9 で定義されます。Googleがインデックス ファイルを使えるようにするには、次の必須タグが要ります。
| タグ | 必須か | 役割 |
|---|---|---|
<sitemapindex> |
必須 | XMLの根(ルート)のタグ。ほかのタグをすべて含みます |
<sitemap> |
必須 | 一覧に載せるサイトマップ1つ分の親タグ。<sitemapindex> の直下に置く、唯一の子タグです |
<loc> |
必須 | サイトマップの場所(URL)。<sitemap> の子タグです。1つのインデックス ファイルに最大5万個まで書けます |
<lastmod> |
任意 | そのサイトマップ ファイルを修正した時刻。<sitemap> の子タグにでき、値はW3C Datetime形式にします。Googleがサイトマップのクロールを予定する助けになる場合がある、と説明されています |
トラブルシューティングと関連資料
サイトマップで問題が起きたときは、Search Consoleでエラーを調べます。ページは、Search Consoleのサイトマップのトラブルシューティング ガイドへ案内しています。
関連資料として挙がっているのは、サイトマップをGoogleへ送信する方法と、サイトマップ拡張機能を統合する方法の2つです。後者はサイトマップ拡張機能の統合方法の解説で扱いました。
英語版と日本語版の違い
2026年11月5日時点で、英語版(最終更新2025年12月10日)と日本語版(2026年2月20日)の本文を読み比べました。内容が一致していることを確かめました。
日本語版の更新日のほうが新しいのは、翻訳を更新した日だと読めます。本文の内容は同じなので、日本語版を読めば情報は揃います。
英語版の更新の経緯
公式の変更履歴では、2023年2月13日にサイトマップの文書全体を見直したと読めます。そのあとの本ページの手直しは、Internet Archiveに残る保存版の本文を比べて確かめました。
保存版が残っていない更新があるかもしれないため、表は確認できた範囲です。
| 最終更新日(表示) | 前の版との違い |
|---|---|
| 2023年5月23日 | 比較の起点。例に <lastmod> は無く、<sitemapindex> の説明は「parent tag(親のタグ)」でした |
| 2024年2月8日 | <sitemapindex> の説明が「root tag(ルートのタグ)」に変わりました。名前空間の説明も「traditional sitemaps」から「generic sitemaps」に変わっています |
| 2024年3月18日 | 本文は前の版と一致していました |
| 2024年10月31日 | 本文は前の版と一致していました |
| 2024年12月23日 | 例に <lastmod> が加わり、<lastmod> の説明に「sitemapの子タグにできる」が足されました。関連資料に拡張機能の統合方法が加わりました |
| 2025年2月5日 | 本文は前の版と一致していました |
| 2025年3月6日 | 本文は前の版と一致していました |
| 2025年10月28日 | 「Troubleshooting sitemaps」の節が加わりました |
| 2025年12月10日 | 本文は前の版と一致していました |
2024年12月23日の更新では、<sitemap> と <loc> の説明にあった「最初の(first)」という語も消えています。決まりの変更ではなく、言い回しの整理と読めます(私の読み取りです)。
このページから、言えること・言えないこと
| 言えること | 言えないこと |
|---|---|
| 上限を超えたサイトマップは、分けたうえでインデックス ファイルにまとめて送信できる | インデックス ファイルを作れば、載せたURLのクロールやインデックス登録が約束される(このページの記述の範囲外です) |
| 参照されるサイトマップは、同じサイトの、同じディレクトリかそれより下に置く | サイトのどこにサイトマップを置いても、インデックス ファイルからは参照できる |
<lastmod> は任意で、書くならW3C Datetime形式にする |
<lastmod> を新しくすれば順位が上がる(ランキングへの影響は、このページの記述の範囲外です) |
1つのインデックス ファイルに書ける <loc> は最大5万個、サイトあたり送信できるインデックス ファイルは最大500個 |
URLが5万件未満のサイトは、インデックス ファイルの対象外になる |
中小企業の視点で、どう受け取るか
ここからはGoogleの説明とは別の、私の読み取りです。
1. まず、自社に必要かを数で確かめる
URLが数百〜数千件の会社サイトなら、1ファイルの上限(5万URL・50MB)を下回ります。インデックス ファイルが必要になる場面は、限られるはずです。
それでも、WordPressのSEOプラグインは、記事・固定ページ・カテゴリーなどをファイルごとに分け、インデックス ファイルで束ねる形で自動生成することがあります。自分で作るのではなく、いま出ているものが決まりに沿っているかを読めれば足ります。
2. 自社のインデックス ファイルを開いて確かめる
ブラウザで https://(自社のドメイン)/sitemap.xml のようなURLを開きます。実際のURLは、プラグインの設定画面か、サイトの robots.txt の Sitemap: の行で分かります。
開いたら、次の3点を見ます。
<sitemapindex>から始まり、<sitemap>の中に<loc>が並んでいるか- どの
<loc>も、自社の同じドメインのURLか - 各
<loc>のURLが、インデックス ファイルと同じ階層か、それより下か
3. Search Consoleには、インデックス ファイル1つだけを送る
Search Consoleの左メニューから「サイトマップ」を開き、インデックス ファイルのURLを入力して送信します。送信は「ヒント」にすぎず、クロールやインデックス登録を約束するものではない、とサイトマップの作成と送信のページが書いています。
送信後は、状態が「成功しました」になっているかを見ます。エラーが出たときは、ページが案内するトラブルシューティング ガイドで原因を調べます。
4. <lastmod> は、実際の更新と合っているときだけ使う
任意のタグなので、省略できます。書く場合は、そのサイトマップ ファイルを本当に修正した時刻にします。
形式はW3C Datetimeです。2024-08-15 のような日付だけでも、2026-09-30T04:36:28+00:00 のような時刻つきでも、この形式に含まれます。
自動生成の値は、ときどき手元の更新日と見比べると安心です。
弊社のサイトで確かめたこと
2026年11月5日に、kenkyo.ai のサイトマップを実際に取得して読みました。コマンドは次の2つです。
curl -sIL https://kenkyo.ai/sitemap.xml
curl -s https://kenkyo.ai/robots.txt
https://kenkyo.ai/sitemap.xmlは、転送なしで HTTP 200 を返し、中身は<sitemapindex>から始まるインデックス ファイルでした。名前空間は、原文が示すものと同じです- 参照されているサイトマップは7つで、どれにも
<loc>と<lastmod>が付いています。<lastmod>は2026-09-30T04:36:28+00:00のように、時刻とタイムゾーンつきの形式でした - 7つはすべて kenkyo.ai の直下(
https://kenkyo.ai/post-sitemap.xmlなど)にあり、インデックス ファイルと同じ階層でした - 7つのファイルを数えると、
<loc>の合計は1,445個でした。いちばん大きい記事用のファイルは996個・404,095バイトで、50MBや5万URLの上限をはるかに下回ります - robots.txt には
Sitemap: https://kenkyo.ai/sitemap.xmlの行があり、Googleがインデックス ファイルのURLを見つけられる形でした
URLが約1,400件なら、本来は分ける必要のない規模です。分割は、サイトマップを生成する側の仕様によるもので、Googleの上限が理由ではないと読めます。分けた理由は、未確認です。
よくある質問
サイトマップ インデックス ファイルは、URLが少ないサイトにも必要ですか
このページが述べているのは、サイトマップがサイズの上限を超えたときの対処としての使い方です。必要なサイトの条件は、ページの記述の範囲外です。
上限は1ファイルあたり50MB(非圧縮)または5万URLです。この範囲に収まっているサイトマップは、1つのファイルのままでも構いません。
サイトマップ インデックス ファイルには、他のドメインのサイトマップも入れられますか
原則は、参照されるサイトマップを、インデックス ファイルと同じサイトに置きます。クロスサイト送信を設定した場合に限り、この要件は適用されない、と書かれています。
クロスサイト送信の設定方法は、サイトマップの作成と送信の解説で扱っています。
サイトマップ インデックス ファイルの lastmod は、書かないと困りますか
任意です。必須タグは <sitemapindex> <sitemap> <loc> の3つで、<lastmod> は任意です。
書く場合は、Googleがサイトマップのクロールを予定する助けになる場合がある、とされています。順位への効果は、ページの記述の範囲外です。
まとめ:今日できる1つのこと
自社のサイトマップのURLをブラウザで開き、<sitemapindex> から始まっているか、<loc> がすべて自社の同じドメインかを見てください。
サイトマップが何のためにあり、自社に要るのかという入口は、サイトマップについての解説にまとめました。
この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。
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