制作会社から「構造化データはschema.orgに沿って入れておきました」と報告された。けれど、schema.orgが何なのか、自分では説明できない。この記事は、そう感じている経営者とWeb担当者に向けて書いています。
結論から言います。schema.orgは、ページの内容に名札を付けるための言葉を集めた辞書です。会社、店、記事、人、商品といった「もの」の種類と、それぞれが持つ項目の名前が、あらかじめ決まっています。
辞書は大きく、2026年11月3日に公式サイトで数えたところ、型が826、プロパティ(項目)が1540ありました。Googleが検索結果の見た目を変えるために使っているのは、そのうちのごく一部です。
つまり、辞書に載っている言葉で正しく書けていることと、Googleの検索結果に表示されることは、別の話です。この2つを分けて考えるだけで、制作会社との会話がかなり楽になります。
schema.orgの公式サイト、Googleの検索セントラル(日本語版と英語版)、Googleの公式ブログを、2026年11月3日に実際に開いて読みました。書くのは、そこで確かめられた範囲だけです。確かめられなかったことは、書かずに「公式に記載なし」と書きます。
先に答え:schema.orgは、型とプロパティでできた辞書
辞書の引き方は、3つの手順に収まります。
自社のページが「何についてのページか」を決める。その名前の型を辞書で探す。型のページに並ぶプロパティから、ページに見えている情報の名前を選ぶ。この順番です。
読み方は、公式に記載が見つからなかった
検索では「schema.org 読み方」と調べる人が多く、会話でも読み方に迷う場面があります。
公式サイトの概要ページとFAQを開いて探しましたが、読み方の説明は見つかりませんでした。公式に記載なし、というのが確かめられた範囲です。
弊社では、ドメイン名の通りに「スキーマ ドット オーグ」と読んでいます。打ち合わせで通じれば足りる話なので、どう読むかで悩む必要はありません。
答えを表で先に見る
| 知りたいこと | 答え | 確かめた場所 |
|---|---|---|
| schema.orgとは | ページの内容を機械に伝えるための共通の語彙 | 公式サイトの概要ページ、FAQ |
| 型とは | 「会社」「記事」のような、ものの種類 | 公式サイトの型の一覧ページ |
| プロパティとは | 型ごとに決まっている項目の名前 | 型ごとのページ |
| 数はどれくらいか | 型が826、プロパティが1540(2026年11月3日) | 公式サイトの型の一覧ページ |
| Googleは全部使うか | 使わない。検索ギャラリーに載る機能が対象 | 検索セントラル |
| 検証ツールは | 2つあり、見る範囲が違う | 公式ブログ |
この表の右端の「確かめた場所」は、すべて2026年11月3日に開いたページです。
Q&Aサイトで見かけた、パンくずが出ないという声
先日、Q&Aサイトでこのような切実な悩みを拝見しました。投稿者は、数年前に参考サイトを見てパンくずリストの構造化データをページに入れたそうです。
Search Consoleの構造化データの画面を見ると、パンくずリストの型が認識されていた。それで安心して1年ほど過ぎたところ、Googleの検索結果にパンくずが出ていないことに気づいた。貼ったコードに問題がないか教えてほしい、という質問でした。
付いた回答は、短い一言だった
質問に載っていたコードは、schema.orgの型を使った書き方でした。それに対して付いた回答は、問題はないだろう、という短い一言でした。
回答は的外れではありません。コードがschema.orgの書き方として成り立っているなら、辞書の使い方としては合っているからです。
質問者が知りたかったのは、別のことだった
ただ、質問者が本当に知りたかったのは、辞書の使い方が合っているかどうかではありませんでした。自分のサイトのパンくずが、なぜ検索結果に出てこないのか、という点です。
原因は、質問の文章からは分かりません。パンくずが出ない理由はいくつも考えられるため、この記事でも断定はしません。
この質問から読み取れる、2つの問い
この質問には、2つの別の問いが混ざっています。
1つ目の問いは、書いたコードがschema.orgの辞書の通りに書けているか。2つ目の問いは、Googleがその型を検索結果の表示に使っているか。
前者は辞書を引けば確かめられます。後者は、Googleの検索セントラルを引かないと確かめられません。引く先が違う、というのがこの記事の軸です。
schema.orgとは何か:誰が、何のために作った語彙か
辞書の中身を見る前に、この辞書が誰のどんな目的で作られたのかを押さえておくと、後の話が理解しやすくなります。
2011年6月に、検索エンジンの共同の取り組みとして発表された
Googleの公式ブログは、2011年6月2日の記事で、schema.orgを発表しました。記事は、3つの検索エンジンによる新しい取り組みで、構造化データのための共通の型の集まりを作って支える、と書いています。
記事が挙げた理由は、検索エンジンごとにデータの出し方が違うと、サイト側のマークアップが大変になる、というものです。サイトマップを共通の形式にした2006年の例と同じように、共通の型の集まりを用意すると説明しています。
この記事は古く、公式ブログ自身が「情報が古くなっている可能性がある」と冒頭に注記しています。現在の対応状況は、検索ギャラリーで確かめるよう案内されています。
標準化団体ではない、と公式のFAQが書いている
schema.orgの公式FAQには、標準化団体なのかを問う項目があります。答えは「いいえ」です。複数の検索エンジンが対応するスキーマを文書化している場所、という説明が付いています。
つまり、W3Cのような正式な標準化団体とは、成り立ちが違います。検索エンジンが読めるように決めた、実務のための共通語です。
運営は、コミュニティと運営グループが担っている
公式サイトの概要ページによると、schema.orgは、スキーマを作り、保守し、広めることを目的にした共同の活動です。
日々の議論の場は、W3Cのschema.orgコミュニティグループです。大きな方針や新しい版の承認は、運営グループが行うと書かれています。
今も更新が続いている
公式サイトの下部には、V30.1、2026-09-16という版の表示がありました。リリースの一覧ページでも、30.1が2026年9月16日の版として先頭に載っています。
その版の変更内容には、EUのデジタル製品パスポートの検出を助ける語彙や、商品データの項目の追加が書かれていました。辞書は定期的に更新され、言葉が増えていきます。
| 確かめた項目 | 内容 | 確かめた日 |
|---|---|---|
| 最新の版 | 30.1(2026-09-16の公開) | 2026年11月3日 |
| 型の数 | 826 | 2026年11月3日 |
| プロパティの数 | 1540 | 2026年11月3日 |
| 列挙型の数 | 96 | 2026年11月3日 |
| 列挙の値の数 | 544 | 2026年11月3日 |
辞書の引き方:型とプロパティの読み方
辞書を引く作業は、型のページを開いて読むことから始まります。ページの並びは型が違ってもほぼ同じなので、1つ読めれば他も読めます。
型は、ものの種類の名前
型は、「組織」「記事」「人」「場所」のような、ものの種類を表す名前です。ページの内容が何についてのものかを、まず型で言い切ります。
プロパティは、その型が持てる項目の名前です。組織なら名前、住所、電話番号。記事なら見出し、書いた人、公開日といった具合です。
公式の入門ガイドも、型とプロパティの組み合わせで説明しています。型を決め、その型のページにあるプロパティの中から、ページに見えている情報に合うものを選ぶ、という使い方です。
型は親子になっていて、性質を受け継ぐ
型は階層になっています。いちばん上にThingという型があり、そこから「組織」「場所」「創作物」といった型が枝分かれします。
子の型は、親の型のプロパティをすべて受け継ぎます。公式の入門ガイドも、より具体的な型は親の型のプロパティを受け継ぐ、と説明しています。
| 型 | 親の型 | 受け継ぐもの |
|---|---|---|
| Thing | なし(最上位) | なし |
| Organization | Thing | Thingのプロパティ |
| Place | Thing | Thingのプロパティ |
| LocalBusiness | OrganizationとPlaceの両方 | 2つの親のプロパティ |
| Article | CreativeWork | CreativeWorkとThingのプロパティ |
| BreadcrumbList | ItemList | ItemListとThingのプロパティ |
LocalBusinessだけ、親が2つあります。店舗や事務所は「組織」であり、同時に「場所」でもあるからです。入門ガイドにも、この例が出てきます。
いちばん上のThingには、13のプロパティがある
2026年11月3日にThingのページを開くと、プロパティは13個並んでいました。すべての型がこの13個を持ちます。
| プロパティ | 意味 | 日常の言い方 |
|---|---|---|
| name | ものの名前 | 社名、店名、記事の題 |
| url | ものを表すURL | 公式ページのアドレス |
| description | ものの説明 | 紹介文 |
| image | ものの画像 | 代表の写真 |
| alternateName | 別名 | 通称、略称 |
| sameAs | 同一のものを示す参照ページのURL | 公式サイトや公的な紹介ページ |
| identifier | 識別子 | 管理番号、コード |
| additionalType | 追加の型 | 別の語彙の型への紐づけ |
| disambiguatingDescription | 似たものと区別する短い説明 | 同名の他社との見分け |
| mainEntityOfPage | そのものが主役になっているページ | このページの主題 |
| owner | 所有する人や組織 | 持ち主 |
| potentialAction | 起こせる行動 | 予約する、問い合わせる |
| subjectOf | そのものを題材にした作品や催し | 取り上げた記事 |
sameAsの書き方と置く判断は、別の記事で書いています。sameAsとは 構造化データの書き方と並べてよい先を公式で確認をご覧ください。
入門ガイドの古い記述に、気をつける
公式の入門ガイドには、最上位のThingのプロパティは4つで、名前、説明、URL、画像だ、と書かれています。
型のページには13個並んでいるので、数が合いません。ガイドは基本の考え方を伝える文書で、辞書の最新の中身は型のページが示している、と読むのが安全です。
古い解説記事を読んでいて、数や名前が公式のページと食い違ったら、型のページを正としてください。
「期待される型」は、文字でも別の型でもよい
型のページのプロパティ表には、「期待される型」という列があります。そのプロパティに入れる値の種類を示す欄です。
公式の入門ガイドによると、期待される型が指定されていても、ふつうの文字やURLを入れて問題ありません。たとえば期待される型が「場所」なら、その子の型である「地域のお店」を入れても構いません。
最初から細かい入れ子で書く必要はない、という意味です。まずは文字とURLで足りる項目を埋め、足りないところだけを型で詳しくします。
型のページの読み方を、表で整理する
| ページの場所 | 書かれていること | 読んで分かること |
|---|---|---|
| 上部の階層 | 親から自分までの並び | どの型のプロパティを受け継ぐか |
| 利用状況の表示 | ドメイン数の区分 | どれくらい使われている型か |
| 型の説明文 | その型の定義 | 自社のページに当てはまるか |
| プロパティ表 | 項目の名前と期待される型 | 何を書き込めるか |
| 例のコード | 3つの書式での実例 | 実際の書き方 |
辞書の規模と、全部は覚えなくてよい理由
2026年11月3日に、公式サイトの型の一覧のページを開いて数を確かめました。型が826、プロパティが1540、データ型が19、列挙型が96、列挙の値が544と書かれています。
規模は大きいが、使う型は限られる
826という数字に身構える必要はありません。自社のページに当てはまる型は、そのうちのわずかです。
型の一覧のページには、よく使われる型への近道が載っています。創作物、画像や動画、催し、組織、人、場所、商品、レビュー、行動といった区分です。
一覧と検索の使い分け
型を探す方法は2つあります。階層の一覧を上から辿るか、用語検索の機能に言葉を入れて探すかです。
迷ったら、ページの内容を一言で言う英語の名前を、用語検索に入れるのが早いです。たとえば店なら、店を表す英語の単語を入れてみる、といった使い方です。
型の直下の候補を見る
LocalBusinessのページを開くと、その直下の子の型が30個並んでいました。動物の保護施設、歯科、法律関連のサービス、不動産業、旅行代理店、住宅や建設の事業、美容や健康の事業など、業種に近い名前が並びます。
自社の業種に近い子の型があれば、親のLocalBusinessより子の型を選ぶ方が、内容を具体的に伝えられます。選び方は、後の節で書きます。
「保留中」と「保管庫」の言葉は、使わない
公式サイトには、本体のほかに、保留中の言葉を置く領域と、使われなくなった言葉を保管する領域があります。
型の一覧のページによると、保留中の領域は、まだ議論と見直しの途中にある新しい言葉の置き場です。合意が足りない場合もあり、言葉や定義が大きく変わる可能性がある、と注意が書かれています。
保管庫の領域は、廃止された言葉や、受け入れられなかった言葉の置き場です。こちらも、使わないよう注意が書かれています。
| 領域 | 中身 | 実務での扱い |
|---|---|---|
| 本体 | 現在の語彙 | 通常はここから選ぶ |
| 保留中 | 議論の途中の新しい言葉 | 使わない。変わる可能性がある |
| 保管庫 | 廃止された言葉など | 使わない |
| 外部の拡張 | 運営が公式に承認していない独自の語彙 | 公式の語彙とは別物として扱う |
辞書にない種類のものは、どうするか
公式FAQは、辞書に当てはまる型がない内容を載せるときの選択肢を3つ挙げています。
何も付けずに載せること。もっと広い型で代用すること。拡張の仕組みで新しい型を定義すること。この3つです。
中小企業のサイトで3つ目を選ぶ場面は、まずありません。広い型で代用できるかを先に考えるのが、現実的な進め方です。
Googleが使うのは、その一部:検索ギャラリーとの関係
辞書の言葉を使って書いたことと、Googleがそれを検索結果の表示に使うことは、別の話です。この節では、Googleの文書が両者の関係をどう書いているかを見ます。
Googleの文書が、はっきり書いていること
Googleの検索セントラルの「構造化データ マークアップとは」のページ(日本語版の最終更新日は2025年12月18日)には、語彙と形式の説明があります。検索用の構造化データでは主にschema.orgの語彙が使われている、と書いたうえで、Google検索の動作の定義には、検索セントラルの文書を使うよう案内しています。
続けて、こう書かれています。
「schema.org には Google 検索では不要な属性やオブジェクトもありますが、他の検索エンジン、サービス、ツール、プラットフォームで役立つ場合もあります。」
辞書の言葉は、Google検索だけのために用意されたものではありません。Googleが使わない言葉も、辞書にはたくさん載っています。
辞書の言葉を使っても、表示に使われるとは限らない
schema.orgの公式FAQにも、同じ趣旨の説明があります。辞書にある情報の種類のすべてが、検索結果に表示されるわけではない、という内容です。各社が何に使っているかは、各社の文書で確かめるよう案内されています。
冒頭のQ&Aサイトの質問は、この仕組みを知っていれば読み方が変わります。パンくずリストの型は辞書にあり、書き方も合っていた可能性があります。それでも、表示されるかどうかは、Googleの側の条件で決まります。
検索ギャラリーには、25の機能が並んでいる
Googleがサポートしている構造化データの一覧は、検索セントラルの「Google 検索がサポートする構造化データのマークアップ」、通称の検索ギャラリーにあります。
2026年11月3日にこのページを開いて、一覧の表に並ぶ項目を数えると25個でした。日本語版の最終更新日は2026年10月19日です。
この25は表に並ぶ項目の数で、Googleの構造化データの文書の総数ではありません。商品の関連など、表の外にも個別の文書があります。
| ギャラリーの機能 | 対応する辞書の型 | ギャラリーの説明の要点 |
|---|---|---|
| 記事 | Article | ニュース、スポーツ、ブログの記事 |
| パンくずリスト | BreadcrumbList | サイト内での位置を示す案内 |
| ローカル ビジネス | LocalBusiness | ナレッジパネルに出る営業時間や評価など |
| 組織 | Organization | ロゴ、正式名称、住所、連絡先など |
| 商品 | Product | 価格、在庫状況、レビューの評価 |
| イベント | Event | 日時と場所のある催しの一覧 |
| レシピ | Recipe | 料理の手順や材料 |
表の右端は、ギャラリーの説明の要点を短くまとめたものです。名前が近い機能と型を並べていますが、1対1で対応するわけではありません。
826の型と、25の機能は、単純に比べられない
辞書の型は826、ギャラリーの機能は25です。ただ、機能1つが複数の型や項目の組み合わせで成り立つこともあるため、25が「対応している型の数」というわけではありません。
分かるのは、辞書の規模に比べて、ギャラリーに載る機能は絞られているということです。辞書を引くだけでは、Googleの表示条件は分かりません。
辞書にあるが、ギャラリーにない型の例
FAQPageという型は、schema.orgの辞書に載っています。公式サイトで型のページを開くと、1000万未満100万以上のドメインで使われている区分でした。
ところが、2026年11月3日に開いた検索ギャラリーの表には、FAQの項目が見当たりませんでした。辞書にあっても、Googleが今は表示に使っていない型の例です。
FAQPageを置く判断は、別の記事で書いています。FAQPageの書き方と置く判断 Googleの表示が終わった今も入れる意味はあるかをご覧ください。
表示の条件は、機能ごとの文書で決まる
Googleの構造化データのページは、拡張表示を出すには、そのオブジェクトの必須プロパティをすべて含める必要がある、と書いています。
「Google 検索で拡張表示機能を表示できるようにするには、オブジェクトの必須プロパティをすべて含める必要があります。」
必須と推奨の区別は、辞書の型のページには書かれていません。Googleが機能ごとに決めているからです。この区別を確かめるには、検索ギャラリーから該当する機能の文書へ進みます。
辞書とGoogleの文書の役割を、表で整理する
| 見るもの | 教えてくれること | 教えてくれないこと |
|---|---|---|
| schema.orgの型のページ | 型の定義、プロパティの名前、受け継ぎ | Googleの表示条件 |
| 検索ギャラリー | Googleがサポートする機能の一覧 | 辞書全体の中身 |
| 機能ごとの文書 | 必須と推奨のプロパティ、ガイドライン | 他社の検索サービスでの扱い |
| リッチリザルトテスト | Googleの機能に使えるかの確認 | 表示されるかどうかの保証 |
2つの検証ツール:書き方の検証と、Googleの機能の検証
構造化データを検証する公式の道具は、2つあります。名前が似ていて、どちらも「テスト」「検証」と呼ばれるため、混同されがちです。
旧ツールが2つに分かれた経緯
Googleの公式ブログは、2020年12月15日の記事で、旧「構造化データ テストツール」の今後を書いています。このツールは、schema.orgのコミュニティ向けの新しいドメインに移し、2021年4月までに役割を見直すと案内されました。
見直し後の主な役割は、マークアップの構文と、schema.orgの標準への適合を確かめることです。Google検索のリッチリザルトの種類は、もう確かめなくなると書かれています。
リッチリザルトの種類を確かめたい場合は、リッチリザルトテストを使うよう案内されています。
追記された2つの日付
同じ記事の末尾には、追記があります。2021年5月11日の追記では、schema.orgが検証ツールの新しい置き場を発表し、新しいツールは「スキーマ マークアップ検証ツール」と呼ばれるが、まだ開発中だと書かれています。
2021年8月9日の追記では、スキーマ マークアップ検証ツールが安定したため、旧ツールのアドレスは、正しいツールを選ぶための案内ページに転送されるようになった、と書かれています。
どちらを使うかは、知りたいことで決まる
ブログは、使い分けの例を挙げています。Googleのリッチリザルトに向けたEventの型の書き方を確かめるなら、リッチリザルトテストとSearch Consoleが適しています。
一方、辞書にあるプロパティを正しく使っているかだけを確かめたい場合や、Googleが検索機能に使っていない型を確かめたい場合は、スキーマ マークアップ検証ツールを使います。ブログは、後者の例としてExercisePlanという型を挙げていました。
| 知りたいこと | 使う道具 | 提供元 |
|---|---|---|
| 辞書の書き方として成り立っているか | スキーマ マークアップ検証ツール | schema.orgのコミュニティ |
| Googleの機能に使えるか | リッチリザルトテスト | |
| 公開後の状態 | Search Consoleのレポート | |
| Googleが使わない型の検証 | スキーマ マークアップ検証ツール | schema.orgのコミュニティ |
2026年11月3日にスキーマ マークアップ検証ツールのアドレスを開くと、日本語の画面が表示されました。「新しいテストを実行」と「検証」の操作が並んでいました。
リッチリザルトテストの結果の読み方は、別の記事で書いています。リッチリザルトテストの使い方とエラーの直し方 通っても表示されない理由までをご覧ください。
検証の順番を、図で整理する
辞書の言葉の選び方から、Googleの表示の確認までを、順番に並べました。上から順に確かめると、どこで食い違っているかが絞れます。
図の最後の確認は、辞書とは別の作業です。辞書の側で通っていても、Googleの側の確認は省けません。
中小企業が最初に引く4つの型:辞書のどこを見るか
中小企業のサイトで引く機会が多いのは、組織、お店、記事、パンくずリストの4つの型です。ここでは型のページのどこを見ればよいかを書きます。入れ方は別の記事にあります。
Organization:会社そのもの
型のページを開くと、親はThingだけです。2026年11月3日に数えると、Organization自身のプロパティは69個、Thingから受け継ぐものが13個でした。
住所、電話番号、メールアドレス、ロゴ、正式名称、設立日、連絡先、同一のものを示す参照ページなど、会社の基本情報の名前がそろっています。
利用状況の表示は、1000万以上のドメインでした。
LocalBusiness:店舗や事務所がある会社
型のページの階層を見ると、親が2つ並んでいます。OrganizationとPlaceです。
LocalBusiness自身のプロパティは5個で、受け入れる通貨、階の情報、営業時間、支払方法、価格帯でした。それ以外の大半は、親から受け継ぐものです。
利用状況は、100万以上1000万未満のドメインでした。
Article:ブログやお知らせの記事
親はCreativeWorkです。Article自身のプロパティは8個で、本文、記事の区分、語数などが並びます。
見出し、書いた人、公開日、更新日のプロパティは、親のCreativeWorkの欄にあります。Articleのページだけを眺めて「見出しの項目がない」と思わないよう、親の欄まで読みます。
Articleの下には、ニュース記事、技術記事、報告書など、さらに具体的な型が並んでいます。
BreadcrumbList:サイト内の階層
親はItemListです。型の説明は、ウェブページの連なりで、通常は現在のページで終わる、と書いています。
並べる項目の順番はposition(位置)で表します。値の具体的な意味は決まっておらず、1から始まる整数にする、と説明されています。冒頭のQ&Aサイトの質問のコードも、この位置の指定を使っていました。
4つの型を、表で見比べる
| 型 | 親の型 | ページで見るところ | 利用状況(2026年8月の集計) |
|---|---|---|---|
| Organization | Thing | 住所、連絡先、ロゴなどの欄 | 1000万以上のドメイン |
| LocalBusiness | OrganizationとPlace | 営業時間、価格帯、子の型30個 | 100万以上1000万未満 |
| Article | CreativeWork | 親の欄の見出し、公開日 | 1000万以上のドメイン |
| BreadcrumbList | ItemList | 位置の指定 | 1000万以上のドメイン |
利用状況の区分は、型のページに「Googleのウェブインデックスの月次集計に基づく」と注記されています。使われている度合いの目安であり、表示が出るかどうかを示すものではありません。
JSON-LDの組み立て方と、ページの種類ごとの対応は、別の記事にまとめてあります。中小企業の構造化データ入門 JSON-LDの組み立て方から確認・監視までをご覧ください。
型の選び方:もっとも具体的な型を選ぶ
辞書を引いて型を選ぶ段階で、迷いやすいのは「会社なのか店なのか」「親の型か子の型か」です。判断の拠り所は、Googleの文書と、型のページの定義文にあります。
Googleの一般ガイドラインは、具体的な型を勧めている
Googleの構造化データの一般ガイドライン(日本語版の最終更新日は2026年9月16日)に、型の選び方を示した一文があります。
「schema.org でマークアップ用に定義されている最も具体的で適切なタイプとプロパティ名を使用するようにしてください。」
最も具体的な型を選ぶ、というのが公式の言い方です。LocalBusinessの直下に歯科や法律関連のサービスの型があるなら、自社に合う子の型を選ぶ方が、内容がより具体的に伝わります。
型のページの定義文で、会社と店を分ける
OrganizationとLocalBusinessの分かれ目は、型のページの定義文に書いてあります。
Organizationの定義は、学校、NGO、企業、クラブなどの組織です。LocalBusinessの定義は、物理的な拠点を持つ事業や、組織の特定の支店で、例として飲食店、チェーンの1店舗、銀行の支店、医療の診療所、クラブなどが挙がっています。
つまり、お客様が訪ねてくる拠点がある場合はLocalBusinessの系統、拠点が決まっていない会社はOrganizationが候補になります。ここまでは辞書の定義から読める範囲です。
業種ごとの候補を、表にする
| 事業の例 | 辞書での候補(LocalBusinessの直下の型) | 選ぶ前に見ること |
|---|---|---|
| 士業の事務所 | LegalService | 事務所の業務内容が型の定義に合うか |
| 歯科医院 | Dentist | 診療所としての実態があるか |
| 不動産の仲介 | RealEstateAgent | 店舗の所在地があるか |
| 旅行の手配 | TravelAgency | 窓口を構えているか |
| 工務店や設備工事 | HomeAndConstructionBusiness | さらに具体的な子の型があるか |
| 美容室や整体院 | HealthAndBeautyBusiness | 子の型に当てはまるか |
| 飲食店 | FoodEstablishment | 子の型のRestaurantなどがあるか |
| 小売店 | Store | 業種別の子の型があるか |
この表の型は、LocalBusinessのページで直下の子として並んでいたものです。業種名からの対応は弊社の読み替えなので、実際に使う前に、各型のページの定義文を必ず読んでください。
ぴったりの型がなかったときは
公式FAQは、辞書にない種類の内容については、もっと広い型で代用する方法を挙げています。例として、辞書に「教授」という型はないが、学科の教授の一覧なら「人」の型で書ける、と説明しています。
自社の業種の型が見つからないときは、LocalBusinessやOrganizationのままで構いません。無理に似た型を当てはめて、定義と合わない状態にするより、広い型にとどめる方が安全です。
書き方の3形式:JSON-LD、マイクロデータ、RDFa
辞書の言葉をページに書き込む形式は、3つあります。JSON-LD、マイクロデータ、RDFaです。
schema.orgの入門ガイドは、マイクロデータで書かれている
公式サイトの入門ガイドは、マイクロデータの使い方に焦点を当てています。ガイド自身が、基本の考え方はJSON-LDとRDFaにも通じる、と書いています。
公式FAQには「なぜマイクロデータなのか」という質問があります。答えは、当時の現実的な判断だった、というものです。今は複数の書き方をサポートしており、JSON-LDやRDFaの例も増やしている、と続きます。
Googleは、実装しやすい形式を勧めている
Googleの構造化データのページには、こう書かれています。
「マークアップが有効であり、機能のドキュメントに基づいて適切に実装されていれば、3 つの形式はいずれも有効です。」
そのうえで、サイトの設定が許す限りJSON-LDを勧めています。理由は、ウェブサイトの所有者が実装と管理を最も容易に行えて、ユーザーエラーが起こりにくいからです。
JSON-LDの最小の例を、辞書の側から読む
架空の設計事務所の最小の例を示します。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Organization",
"name": "山田設計事務所",
"url": "https://example.com/",
"telephone": "+81-3-0000-0000"
}
</script>
このコードの各語は、すべて辞書で引けます。
| コードの語 | 辞書での引き先 | 確かめること |
|---|---|---|
| @context | 辞書の語彙を使う宣言 | アドレスの綴り |
| @type | Organizationの型のページ | 自社の実態に合う型か |
| name | Thingのプロパティ | 画面に出ている名前と同じか |
| url | Thingのプロパティ | 公式のアドレスか |
| telephone | Organizationのプロパティ | 画面の番号と同じか |
nameとurlは、親のThingから受け継ぐ項目です。telephoneは、Organization自身の項目です。親子の関係を知っていると、どのページを引けばよいかが分かります。
httpとhttpsは、どちらでもよい
公式FAQには、マークアップに書くアドレスをhttpとhttpsのどちらにするかという項目があります。答えは、どちらでもよい、です。
公式サイト自体はhttpsを標準にしていますが、httpで書かれた既存のデータは、当面広く理解され続けるので、急いで書き換える必要はないと書かれています。
守る決まり:見えない内容は書かず、表示は保証されない
辞書の使い方には、守る決まりが3つあります。いずれも、Googleの文書と公式の入門ガイドの両方に書かれています。
画面に見えている内容だけを書く
公式の入門ガイドは、マークアップするのは訪問者に見えている内容だけにして、隠れた要素の内容は避けるよう書いています。公式FAQも、同じ趣旨を書いています。
Googleの構造化データのページにも、同じ決まりがあります。画面に表示されない情報についての構造化データは、その情報が正確であっても追加しないでください、と書かれています。構造化データを置くためだけの空のページを作ることも、同じページで戒められています。
部分的に書いてよい
公式FAQの答えは、項目を一部だけ書いてもよい、でした。全部を埋める必要はなく、やるかやらないかの二択でもありません。
Googleのページも、不完全だったり不正確だったりする推奨項目を多く並べるより、少数でも完全で正確な推奨項目を出す方が重要だと書いています。
表示は、保証されない
Googleの「構造化データに関する一般的なガイドライン」には、次の記述があります。
「重要: 構造化データが検索結果に表示されるとは限りません。リッチリザルト テストに沿ってページを正しくマークアップしても表示されない場合があります。」
理由として、構造化データがページの主要内容を表していない、または誤解を与えている、リッチリザルト テストで見つからない誤りがある、参照先の内容がユーザーに表示されていない、ガイドラインやポリシーに準拠していない、などが挙がっています。
冒頭のQ&Aサイトの質問も、この記述に照らして読むことができます。パンくずが出ない理由の候補は、辞書の書き方以外にもたくさんある、ということです。
守る決まりを、表で整理する
| 決まり | 出どころ | 実務での確かめ方 |
|---|---|---|
| 見えている内容だけ書く | 入門ガイド、FAQ、Googleの文書 | コードの値を画面と1つずつ照らす |
| 一部だけ書いてよい | 公式FAQ | 正確に書けた項目から入れる |
| 表示は保証されない | Googleの一般ガイドライン | 表示を成果の約束にしない |
| 古い記述を写さない | Googleの文書 | 古い解説のコードをそのまま貼らない |
古い書き方は、そのまま写さない
Googleの構造化データのページには、別の記述もあります。「data-vocabulary.org のマークアップは Google のリッチリザルト機能でサポートされなくなりました。」
数年前の解説記事に出てくるコードは、辞書の語彙として生きているものと、すでに使えなくなったものが混ざっている場合があります。コードをそのまま写す前に、いつ書かれた文書かを確かめてください。
AI検索との関係:公式に書かれていること
「schema.orgの書き方を整えれば、AI検索に出やすくなるか」という質問は、よく寄せられます。ここで答えられるのは、Googleの文書に書かれている範囲です。
「AI機能とウェブサイト」の記述
Googleの検索セントラルの「AI機能とウェブサイト」のページ(日本語版の最終更新日は2025年12月31日)には、こう書かれています。
「AI 機能で表示されるために、新たにコンピュータが解読可能なファイルや AI テキスト ファイル、マークアップを作成する必要はありません。また、特別な schema.org の構造化データを追加する必要もありません。」
AIによる概要やAIモードに出るために、AI専用の書き方を足す必要はない、というのが公式の説明です。
同じページが挙げている基本
同じページには、検索結果に出るための基本が並んでいます。重要な内容を文字で用意すること、内部リンクでたどりやすくすること、構造化データを画面の文章と一致させることなどです。
構造化データは、AIに引用されるための近道としては書かれていません。画面の文章との一致が求められる補助的な情報として、基本の項目の中に並んでいます。
他社のAI検索については、公式に記載なし
ChatGPTやGeminiなど、Google以外のAIサービスがschema.orgの構造化データをどう使うかは、今回開いた公式ページでは確かめられませんでした。公式に記載なし、として扱います。
AI検索との関係を整理した記事は、別にあります。AI検索対策に構造化データは必要か 業者に言われた時の判断表と優先順位をご覧ください。
AI検索との関係を、表で整理する
| 問い | 公式で確かめられたこと | 確かめられなかったこと |
|---|---|---|
| AI専用の書き方は必要か | 必要ないと書かれている | なし |
| 特別な構造化データは必要か | 追加する必要はないと書かれている | なし |
| 画面との一致は求められるか | 構造化データを画面の文章と一致させる項目がある | なし |
| 他社のAIサービスでの扱い | 今回開いたページには記載なし | 各サービスの扱い |
運用に落とす:辞書の引き方を社内の手順にする
辞書の引き方が分かっても、制作会社に任せきりでは、数か月後に中身が分からなくなります。ここでは、社内に残しておく手順を書きます。
使っている型を、1枚の表にしておく
ページの種類ごとに、どの型を使っているかを表にしておきます。担当者が替わっても、辞書のどのページを引けばよいかがすぐ分かります。
| ページの種類 | 使っている型 | 型のページを確かめた日 | 画面との照合 |
|---|---|---|---|
| 会社概要 | Organization | 年月日を記録 | 名前、電話、住所を照合 |
| 店舗の案内 | LocalBusinessの子の型 | 年月日を記録 | 営業時間と所在地を照合 |
| ブログ記事 | Article | 年月日を記録 | 見出しと公開日を照合 |
| 階層のあるページ | BreadcrumbList | 年月日を記録 | 表示されるパンくずと照合 |
辞書の版が変わったときの見方
辞書は更新されます。2026年11月3日に見た最新の版は30.1で、2026年9月16日に公開されていました。
版が変わっても、すでに入れているコードが急に使えなくなるわけではありません。公式FAQも、既存のデータの書き換えを急がなくてよい趣旨を書いています。
ただし、保管庫に移された言葉を使っていないかは、年に一度ほど点検します。型のページで言葉が保管庫に移されたと分かったら、代わりの言葉を探します。
画面の文章を変えたら、コードも変える
構造化データのコードは、画面の文章に合わせるものです。営業時間や電話番号を変えたとき、画面だけを直してコードを残すと、2つがずれます。
このずれは、Googleの文書が求める「画面との一致」を崩します。変更の手順に、コードの見直しを1行足しておくのが確実です。
制作会社に確かめる質問
制作会社から「schema.orgに沿って入れました」と報告されたときは、次の質問が使えます。
| 質問 | 聞く理由 | 期待する答え |
|---|---|---|
| どの型を使いましたか | 辞書のどこを引いたかを知る | ページごとの型の一覧 |
| その型を選んだ理由は | 定義と実態が合っているか確かめる | 型のページの定義文に沿った説明 |
| その型は検索ギャラリーに載る機能ですか | 表示の見込みを現実的に見る | はい、いいえの区別と根拠 |
| 画面とコードは一致していますか | 見えない内容を書いていないか確かめる | 照合した記録 |
| どの検証ツールで確かめましたか | 書き方と表示条件を分けて見る | 2つのツールの結果 |
| 保留中や保管庫の言葉は使っていませんか | 変わりうる言葉を避ける | 使っていない、という確認 |
答えが曖昧なときは、責める必要はありません。次回の修正で一覧を出してもらう、というお願いをすれば足ります。
Googleの文書そのものを読み解いた記事もあります。Google検索セントラル解説 構造化データの概要で、構造化データの入口のページを順に読んでいます。
よくある質問
Q. schema.orgとは何ですか
ページの内容に名札を付けるための、共通の言葉の辞書です。型(ものの種類)と、型ごとのプロパティ(項目)で成り立っています。
2026年11月3日に公式サイトで数えると、型が826、プロパティが1540ありました。正式な標準化団体ではありません。複数の検索エンジンが対応するスキーマを文書化している場所だと、公式FAQが説明しています。
Q. schema.orgの読み方を教えてください
公式サイトの概要ページとFAQでは、読み方の説明を見つけられませんでした。公式に記載なし、です。
弊社ではドメイン名の通りに「スキーマ ドット オーグ」と読んでいます。
Q. 辞書の通りに書けば、Googleの検索結果に表示されますか
表示されるとは限りません。Googleの文書は、リッチリザルト テストに沿って正しくマークアップしても表示されない場合がある、と書いています。
辞書の言葉で書けているかと、Googleが表示に使うかは、別の確認です。後者は検索ギャラリーと、機能ごとの文書で確かめます。
Q. スキーマ マークアップ検証ツールとリッチリザルトテストは、どちらを使えばよいですか
知りたいことで選びます。辞書の書き方として成り立っているかを見るなら前者、Googleの機能に使えるかを見るなら後者です。
Googleの公式ブログは、旧ツールが2つに分かれた経緯と使い分けを、2020年12月の記事で説明しています。
Q. AI検索のために、schema.orgを整える必要はありますか
Googleの「AI機能とウェブサイト」のページには、特別な構造化データを追加する必要はない、と書かれています。ChatGPTなど他社のAIサービスでの扱いは、公式に記載なしです。
質問への答えを、表で整理する
| 質問 | 答えの要点 | 根拠 |
|---|---|---|
| schema.orgとは | 型とプロパティの辞書 | 公式サイトの概要ページ、FAQ、型の一覧 |
| 読み方 | 公式に記載なし | 概要ページとFAQを確認 |
| 書けば表示されるか | 表示されるとは限らない | Googleの一般ガイドライン |
| 検証ツールの選び方 | 知りたいことで選ぶ | Googleの公式ブログ |
| AI検索に必要か | 特別な追加は必要ないと書かれている | Googleの「AI機能とウェブサイト」 |
まとめ:辞書の言葉と、Googleの表示条件を分けて引く
schema.orgは、型とプロパティでできた辞書です。引き方は、ページの主題から型を選び、型のページのプロパティから、画面に見えている情報に合う名前を選ぶ、というものです。
2026年11月3日時点で、辞書には826の型と1540のプロパティがあります。一方、Googleの検索ギャラリーの表に並ぶ項目は25で、Googleが表示に使うのはその一部です。
検証の道具も、辞書の書き方を見るものと、Googleの機能を見るものに分かれます。制作会社から報告を受けたら、どの型を選び、どのツールで何を確かめたのかを聞いてください。
冒頭のQ&Aサイトの質問に戻ると、パンくずリストの型を辞書の通りに書いても、検索結果に出るかどうかは別の確認が要ります。辞書とGoogleの文書は、引く先が違います。
この記事で確かめた資料
2026年11月3日に開いて確かめたものを、表にまとめます。
| 資料 | 確かめたこと |
|---|---|
| schema.orgの型の一覧のページ | 型826、プロパティ1540、データ型19、列挙型96、列挙の値544、保留中と保管庫の注意書き |
| schema.orgの概要ページ、FAQ | 成り立ち、運営、標準化団体ではないこと、httpとhttpsの扱い、一部のプロパティだけでよいこと |
| schema.orgの入門ガイド | 型の親子、期待される型、画面に見える内容だけを書く決まり |
| schema.orgの型のページ(Thing、Organization、LocalBusiness、Article、BreadcrumbList、FAQPage) | 親子関係、プロパティ数、利用状況の区分、LocalBusinessの子の型30個 |
| schema.orgのリリース一覧 | 最新の版30.1、2026年9月16日 |
| Googleの公式ブログ(2011年6月2日) | schema.orgの発表 |
| Googleの公式ブログ(2020年12月15日、追記あり) | 旧テストツールが2つに分かれた経緯 |
| Google検索セントラル「構造化データ マークアップとは」 | 語彙と形式、画面との一致、JSON-LDの推奨 |
| Google検索セントラル「構造化データに関する一般的なガイドライン」 | 具体的な型の選択、表示の保証がないこと |
| Google検索セントラル「Google 検索がサポートする構造化データのマークアップ」 | 一覧の表に並ぶ項目は25個 |
| Google検索セントラル「AI機能とウェブサイト」 | 特別な構造化データの追加は不要 |
| 確かめられなかったもの | schema.orgの読み方、他社のAIサービスでの扱い、検証ツール自体の公式な説明文 |
今日できる点検
次の表の項目を、上から順に確かめてください。1項目あたり10分ほどで終わります。
| 点検の項目 | 確かめる場所 | 合格の目安 | 直すこと |
|---|---|---|---|
| 使っている型の一覧 | ページのソースか制作会社の資料 | ページごとの型が言える | 一覧を作って社内に置く |
| 型の定義との一致 | 型のページの定義文 | 自社の実態が定義に合う | より具体的な型か広い型に直す |
| コードと画面の照合 | ページの画面とコード | 名前、電話、住所が同じ | 食い違いをコードか画面で直す |
| 古い書き方 | コード内の語彙の宣言 | 現在の書き方になっている | 古い語彙は書き換える |
| 保留中や保管庫の言葉 | 型のページ | 使っていない | 本体の言葉に替える |
| Googleの機能に使えるか | 検索ギャラリーとリッチリザルトテスト | 狙う機能の文書に沿う | 必須の項目を足す |
| 書き方の検証 | スキーマ マークアップ検証ツール | エラーが出ない | 構文を直す |
| 確認日の記録 | 社内の共有文書 | 日付と版が残る | 確かめた日と版を書く |
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
生成AIに引用されるページを、お話しいただくだけでお作りします。お時間をいただくのは初回15分のヒアリングだけです。まず1ページ、無料でお作りします。
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