会社の動画をYouTubeに出している経営者や、その担当者の方に向けて書きます。
動画は撮って公開したのに、検索で見つからない。見つかったとしても、そこから問い合わせにならない。そんな状態を、公式の説明を読み直して整理するための記事です。
先に答えを書きます。
YouTube SEOとは、YouTubeの中の検索と、Googleの検索結果に出る動画の表示の、2つの入口で動画を見つけてもらうための準備のことです。
2つの入口は仕組みが別で、公式が書いている内容も別のページに分かれています。
この記事では、2026年10月23日にYouTubeヘルプとGoogle検索セントラルを開いて確かめた範囲だけを使います。
先に答え:YouTube SEOは入口が2つあり、公式が書く範囲は意外に狭い
迷っている方に、最初に3つの結論を渡します。
- YouTube内の検索で、公式が順位の要素として挙げているのは「関連性」「エンゲージメント」「質」の3つ
- Googleの検索結果に動画を出したいなら、動画を載せる自社サイトのページの作りが効いてくる
- 再生数が増えても問い合わせにならないときは、動画の外側にあるページを直す
この3つが分かると、「何から手を付けるか」が決まります。
結論1は、公式の3要素を知ること
YouTubeヘルプの「YouTubeの検索の仕組み」には、検索の順位づけが優先する要素として、関連性、エンゲージメント、質の3つが書かれています。
細かい点数の付け方までは書かれていません。
だからこそ、書かれている範囲と書かれていない範囲を分けて読むことが、遠回りに見えて近道になります。
結論2は、Googleの動画表示は別の話だと知ること
Googleの検索結果には、動画が並ぶ場所があります。
Google検索セントラルの「動画SEOのベストプラクティス」は、自社サイトに動画を載せている人に向けた文書です。
YouTubeに上げた動画も、自社サイトに埋め込んだ動画も、Googleの検索に出る可能性があります。
出方の条件は、YouTube内の検索とは別に書かれています。
結論3は、動画の外側を直すこと
再生数は、動画が見られた回数です。
問い合わせは、動画を見た人が自社のページに来て、連絡をくれた回数です。
この間にあるのは、動画を載せるページと、動画の説明欄の案内です。
そこを直す具体的な書き方は、後半の章で示します。
この記事の範囲
この記事は、従業員が数名から数十名の会社で、すでに動画を出している、またはこれから出す方を想定しています。
動画の撮り方や編集の技術には触れません。
YouTubeの収益化や、広告の出し方にも触れません。
「見つけてもらう」と「問い合わせにつなげる」の2点に絞ります。
使った情報源
確かめた情報源は、次の4つです。
| 情報源 | 使った内容 | 確かめた日 |
|---|---|---|
| YouTubeヘルプ「YouTubeの検索の仕組み」 | 検索の順位づけの3要素、投稿量の数字 | 2026年10月23日 |
| YouTubeヘルプ「動画にタグを追加する」「動画設定を編集する」「動画のチャプター」「字幕の追加」 | タグの扱い、タイトルと説明の文字数、チャプターの条件、字幕 | 2026年10月23日 |
| Google検索セントラル「動画SEOのベストプラクティス」 | 動画の表示の条件、専用ページの考え方 | 2026年10月23日(ページの最終更新は2025年12月18日の表示) |
| Google検索セントラル「動画の構造化データ」 | 必須の項目、重要なシーンの指定 | 2026年10月23日 |
ヘルプの一部は英語版を読み、日本語版が確認できたものは日本語の文を引いています。
確かめられなかったことは、「確かめられなかった」と書きます。
Q&Aサイトで見かけた、動画が検索に出てこないという質問
先日、Q&Aサイトでこのような切実な悩みを拝見しました。
質問の中身
質問者は、最近YouTubeを始めた方です。
投稿した動画が、検索にヒットしません。
始めたばかりだから仕方がないとは思いつつ、気になっていることがありました。
YouTubeのSEOには、チャンネルの中の動画の本数も関係するのか。
最初のうちは、細かいことを考えずに、動画を上げることに集中したほうがよいのか。
そうした内容でした。
寄せられた回答
回答には、動画の本数と、チャンネルの評価の関係に触れたものがありました。
チャンネルの中の動画の、合計の再生時間が積み上がるほど評価が上がる、という趣旨です。
経験則として語られている回答で、出典は示されていませんでした。
同じ話題の別のQ&Aでも、YouTubeにSEO対策は基本的に無いと言い切る回答や、概要欄にこう書けば上位に出るという話が並んでいました。
回答者によって言うことが違います。
この質問から読み取れること
質問者が知りたいのは、本数を増やすべきか、投稿に集中すべきかという、次の一手です。
ところが、返ってきた答えは、断定の強さだけが違う経験談です。
初めて動画を出す会社の方は、どれを信じてよいか分かりません。
そこで、この記事では、答えを探す先を公式のページに絞りました。
今回開いた検索の仕組みのページには、動画の本数も、合計再生時間も、書かれていません。
書かれていないことは、「効かない」とも「効く」とも、公式は言っていないことになります。
この線引きが、次の章からの土台です。
迷う理由は、YouTube SEOという1つの言葉が2つの入口を指しているから
「YouTube SEO」と検索すると、記事によって話がずれていることに気づきます。
あるページはYouTubeの中の順位の話をしていて、別のページはGoogleの検索結果の話をしています。
同じ言葉で、別のものを語っているからです。
1つ目の入口は、YouTubeの検索窓
YouTubeの画面にある検索窓に言葉を打ち込むと、動画が並びます。
この並び方を決めているのが、YouTubeの検索の順位づけです。
YouTubeヘルプによれば、YouTubeには1分間に500時間を超える動画が投稿されています。
その中から探してもらうために、検索の仕組みがあります。
2つ目の入口は、Googleの検索結果
Googleの検索結果には、動画つきのページが表示されることがあります。
YouTubeに上げた動画が出ることもあれば、自社サイトに載せた動画のページが出ることもあります。
こちらを決めているのは、Googleの検索の仕組みです。
Google検索セントラルが、そのための条件を文書にしています。
入口ごとの違いを並べた表
| 項目 | YouTubeの検索窓 | Googleの検索結果 |
|---|---|---|
| 探す人の状態 | すでに動画を見る気で探している | 悩みの答えを文字で探している |
| 公式の文書 | YouTubeヘルプ | Google検索セントラル |
| 自分で触れる場所 | タイトル、説明、字幕、チャプター | 動画を載せるページ、構造化データ |
| 見せ方 | 動画の一覧 | 動画つきの検索結果、動画タブ |
表のとおり、触れる場所が違います。
片方の対策を、もう片方に当てはめても、効くとは限りません。
先にどちらの入口を使うか決める
会社の動画の場合、まず決めるのは「誰に見つけてほしいか」です。
商品を比べている途中の人なら、Googleで悩みを打ち込みます。
すでに専門家の話を聞きたい人なら、YouTubeの検索窓を使います。
どちらも狙う場合でも、順番は付けます。
両方に同時に力を入れると、どちらも中途半端になりやすいからです。
会社の動画でつまずく3つの状況
YouTube SEOで悩む会社は、だいたい次の3つのどれかにいます。
動画は出したが、検索で見つからない
最初の状態は、動画が見られていない段階です。
タイトルが社内の言葉になっていて、探している人の言葉とずれていることがよくあります。
この場合は、YouTube内の検索の話から始めます。
見つかるが、問い合わせにならない
次の状態は、再生はされているのに、連絡が来ない段階です。
動画を見終えた人が、次にどこへ行けばよいか分からないまま、画面を閉じています。
この場合は、動画の外側の話から始めます。
この点は、弊社の別の記事「YouTube集客で再生数が増えても問い合わせが来ない理由と動画後の受け皿」で、導線の全体像を扱っています。
自社サイトに動画を貼ったが、検索には何も起きない
3つ目の状態は、サイトのページに動画を貼ったのに、Googleの検索に動画として出てこない段階です。
動画を貼ったページの作りが、Googleの求める形になっていない可能性があります。
この場合は、Google検索セントラルの話から始めます。
3つの状況を比べた表
| 状況 | いま起きていること | 最初に見る場所 |
|---|---|---|
| 検索で見つからない | 探す人の言葉とタイトルがずれている | YouTubeヘルプの検索の説明 |
| 問い合わせにならない | 見終えた後の行き先がない | 動画の説明欄と、受け皿のページ |
| サイトの動画が検索に出ない | ページの作りが条件に合っていない | Google検索セントラルの動画の文書 |
自分がどの状況かを、ここで1つ決めておくと、後の章を読む順番が決まります。
この記事で確かめたこと
ここまでで確かめたことを整理します。
YouTube SEOには入口が2つあり、公式の文書も別になっています。
Q&Aサイトの回答は、断定の強さが違う経験談で、公式の説明とは別の層にあります。
次の章では、YouTube内の検索について、公式が何を書いているかを見ていきます。
YouTube公式が、検索の順位づけについて書いていること
YouTubeヘルプの「YouTubeの検索の仕組み」は、短いページです。
読み切るのに数分もかかりません。
それでも、YouTube内の検索で何が見られているかについて、公式が文章にしているのはこのページです。
順位づけが優先する3つの要素
ヘルプによれば、YouTubeの検索の順位づけは、関連性、エンゲージメント、質の3つを優先します。
この3つの重みは、検索の種類によって変わることがある、と書かれています。
つまり、全員に共通の固定の点数表があるとは、公式は言っていません。
関連性は、検索語と動画の合い具合
関連性を見積もるために、タイトル、タグ、説明、動画の内容が、検索語にどれだけ合っているかを含む、さまざまな要素を見ると書かれています。
ここで注目したいのは、「動画の内容」が入っていることです。
タイトルや説明に言葉を並べるだけでなく、動画の中身が検索語に合っているかも見られています。
エンゲージメントは、視聴時間を手がかりにした関連性の確認
エンゲージメントについては、その検索語で、その動画がどれだけ見られたか、つまり視聴時間を手がかりに、他の視聴者もその動画を関連があると見ているかを判断する、という趣旨の説明があります。
エンゲージメントは、関連性を確かめるための信号だと位置づけられています。
「いいね」の数や、コメントの数を個別に挙げた記述は、このページには見当たりませんでした。
質は、チャンネルが主題に詳しいかどうか
質については、ある主題について、どのチャンネルが専門性、権威性、信頼性を示しているかを見分けるための信号を、システムが探すと書かれています。
ここで話題になっているのは、動画1本ごとの出来よりも、チャンネル全体の姿です。
何の専門のチャンネルなのかが、順位づけに関わってくる、という読み方ができます。
3つの要素を並べた表
| 要素 | 公式の説明の要点 | 会社が考えること |
|---|---|---|
| 関連性 | タイトル、タグ、説明、動画の内容が検索語に合うか | 探す人の言葉で、動画の中身を説明する |
| エンゲージメント | その検索語での視聴時間などを手がかりにする | 検索した人の疑問に、冒頭で答える |
| 質 | 主題について専門性と信頼性を示すチャンネルか | 扱う悩みの範囲を絞って積み上げる |
お金では順位を買えず、Google製の動画も優遇しない
同じページに、もう1つ大事な記述があります。
YouTubeは、検索の自然な結果の中での表示位置の向上に対して、お金を受け取らないと書かれています。
Googleが持つ内容を、他のクリエイターより優遇することもない、とも書かれています。
「お金を払えば検索の上位に出せる」という説明を受けたら、公式の説明と食い違っていないかを確かめる材料になります。
検索結果は、人によって違う
さらに、そのページには、検索履歴や視聴履歴をオンにしている場合には、それらも考慮すると書かれています。
同じ言葉で検索しても、人によって結果が違う理由です。
自分の画面で見た順位が、探しているお客様の画面の順位と同じとは限りません。
公式が否定していることと、公式が書いていないこと
公式の文書を読むと、はっきり否定されていることと、そもそも書かれていないことがあります。
この2つを混ぜると、判断を誤ります。
タグは、検索での役割が小さいと書かれている
YouTubeヘルプの「動画にタグを追加する」には、次の記述があります。
「タグは、スペルを間違えられやすいものが動画のコンテンツである場合に役に立つことがあります。その場合を除けば、動画の検索時にタグが果たす役割はごく小さなものです。」
タイトル、サムネイル、説明のほうが、動画の検索では大きな役割を果たす、とも書かれています。
また、動画の説明にタグを過度に追加することは、スパムに関するポリシーに違反すると書かれています。
タグを大量に並べる対策は、公式の説明と合っていません。
タイトルと説明には、文字数の上限がある
「動画設定を編集する」のヘルプでは、タイトルの上限が100文字、説明の上限が5,000文字と書かれています。
上限が書かれているだけで、「何文字がちょうどよい」という推奨は、そのページには書かれていません。
ちょうどよい長さを断言する説明は、書き手の経験です。公式の言葉ではありません。
書かれていないことの一覧
今回開いた検索の仕組みのページに、名前が出てこない項目があります。
登録者数の多さ、動画の本数、チャンネル全体の合計再生時間、チャンネル名にキーワードを入れること。
これらは、このページでは順位の要素として挙げられていません。
出てこないことは、効かないことの証明ではありません。
ただし、効くと断言する根拠にもなりません。
公式の記述を3つに分けた表
| 区分 | 項目 | 公式の記述 |
|---|---|---|
| 書いてある | 関連性、エンゲージメント、質 | 検索の順位づけが優先する3要素 |
| 否定的に書いてある | タグ | スペル違いの補正を除けば役割は小さい |
| 否定的に書いてある | 説明へのタグの過剰な追加 | スパムのポリシー違反 |
| 書いてある | タイトル100文字、説明5,000文字 | 設定の上限 |
| 検索の仕組みのページに無い | 登録者数、動画の本数、合計再生時間 | 順位の要素としては名前が出ていない |
この表の最後の行は、「書いていない」という事実を示しているだけです。
なぜ、断定的な説明が世の中に多いのか
公式の説明は短く、点数の付け方は公開されていません。
その空白を、経験談や推測が埋めています。
公式が数値を出さないので、空白ができる
YouTubeの検索で、視聴時間の何パーセントがどう効くのか。
公式はその数字を出していません。
数字が出ていないので、「平均視聴時間は何割が目安」といった説明は、誰かの観察か推測になります。
観察や推測は参考になりますが、公式の言葉と同じ重さでは扱えません。
推測が、事実の口調で書かれる
検索で見つかる解説の多くは、「〜が重要です」と言い切る書き方をしています。
言い切りのほうが読み手に伝わりやすく、記事として書きやすいからです。
その結果、推測と公式の記述が、同じ濃さで並びます。
読む側が、どれが公式でどれが推測かを、自分で見分ける必要があります。
ツールの数値は、そのツール独自の計算
「ツール」という言葉もよく見かけます。
動画の順位や点数を表示するツールが出す数字は、そのツールが独自に計算したものです。YouTubeが公表した指標ではありません。
数字そのものが悪いわけではありません。
ただし、公式が公表していない点数を、公式の基準のように扱うことはできません。
見分けるための質問
説明を読んで迷ったときは、次の質問を自分に向けてみてください。
その説明の根拠は、YouTubeヘルプやGoogle検索セントラルのページか。
ページが示されていなければ、書き手の観察として読みます。
質問者の疑問に、公式の記述で答えてみる
ここで、Q&Aサイトの質問に戻ります。
質問者の疑問を、公式の記述に当てはめてみます。
動画の本数は関係するのか
検索の仕組みのページには、動画の本数は出てきません。
一方で、質の要素として、主題についてのチャンネルの専門性が見られると書かれています。
本数そのものよりも、同じ主題の動画が積み重なっているかが、チャンネルの専門性の見え方に関わる可能性はあります。
これは、公式の文章から読み取れる範囲の推測です。
最初は、投稿に集中したほうがよいのか
検索で見つけてもらうには、まず検索語に合った動画が存在している必要があります。
その意味で、投稿しないと何も始まりません。
ただし、どんな言葉で探されるかを決めずに投稿すると、関連性の要素に合わせようがありません。
1本ごとに、探す人の言葉を1つ決めてから作るのが、最小の準備です。
質問への答えを表にまとめる
| 質問者の疑問 | 公式の記述 | 会社の判断 |
|---|---|---|
| 動画の本数は関係するか | 検索の仕組みのページには出てこない | 本数を目標にせず、主題をそろえる |
| 合計再生時間は評価に入るか | 同じく出てこない | 再生時間の数字を追わない |
| 最初は投稿に集中すべきか | 関連性は検索語との合い具合 | 1本ごとに探す人の言葉を決めてから作る |
次の章では、もう1つの入口であるGoogleの検索結果について、公式が書いていることを見ていきます。
Google検索セントラルが、動画の表示について書いていること
もう1つの入口、Googleの検索結果の話に移ります。
Google検索セントラルの「動画SEOのベストプラクティス」は、自社サイトに動画を載せている人が、Googleの検索で動画を見つけてもらうための文書です。
ページの最終更新は2025年12月18日と表示されていました。
動画が出る場所は4つ
文書の冒頭に、動画がGoogleで表示される場所が挙げられています。
メインの検索結果のページ、動画のモード、画像検索、そしてディスカバーです。
動画がどこに出るかは、検索の種類や状況によって変わります。
文書は、すべての機能がすべての検索で出るわけではないと明記しています。
Googleが動画を見つける条件
文書には、動画を見つけてもらうための条件がいくつか並んでいます。
動画を埋め込むためによく使われる要素で書くこと。
動画を読み込むために、クリックやスワイプなどの操作を必要としないこと。
動画の情報を、構造化データか動画用のサイトマップなど、公式が挙げる方法で伝えること。
技術的な内容が中心で、担当者の方が制作会社に確認する項目に近い話です。
動画が索引に入るための条件
動画が機能の対象になるには、そのページが索引に登録されていることが前提だと書かれています。
動画がそのページに埋め込まれていて、ほかの要素に隠れていないこと。
動画に有効なサムネイルがあり、安定したURLで置かれていること。
この3つは、文書に並ぶ条件のうちの主なものです。
細かい技術の条件は、弊社の別の記事「PDF・画像・動画の情報をAI検索に伝える方法」で、動画の部分を詳しく扱っています。
専用のページが必要になる場合
動画の検索結果や重要なシーンの表示などの機能を使うには、動画ごとに専用の再生ページを作ることが推奨されています。
ただし、「事業にとって意味がある場合は」という条件が付いています。
再生ページとは、1本の動画を見せることが、そのページの主な目的になっているページのことです。
動画の紹介ページや、動画を単体で見せるページがこれに当たります。
再生ページに当たらないページ
文書は、再生ページに当たらないページの例も挙げています。
動画を埋め込んだ感想のブログ記事。
360度動画のある商品ページ。
複数の動画を同じ重さで並べる動画の一覧ページ。
これらは、動画がページの補助的な要素なので、再生ページとは扱われないと書かれています。
それでも、ほかのページに動画を載せてよい
同じ文書には、動画を再生ページと、ほかの情報と並べたページの両方に載せても構わないと書かれています。
再生ページに当たらないページでも、テキストの検索結果として、また動画のバッジが付いた画像検索の結果として出る可能性はあります。
つまり、サービス紹介のページに動画を貼ること自体は、禁止されていません。
ただし、動画の機能の対象になるには専用ページが勧められている、という構造です。
YouTubeの動画を自社サイトに埋め込む場合
文書は、YouTubeなどの外部のプレーヤーを自社のページに埋め込んだ場合についても書いています。
Googleは、その動画を、自社のページと外部のサービスのページの両方で索引に登録することがあります。
両方のページが、動画の索引の条件を満たしていれば、どちらも動画の機能に出る可能性があります。
Googleの動画の文書を整理した表
| 項目 | 文書の記述 | 会社でやること |
|---|---|---|
| 出る場所 | 検索結果、動画のモード、画像検索、ディスカバー | 出る場所は選べないと知る |
| 専用の再生ページ | 動画の機能の対象になるには、事業にとって意味があれば作る | 主力の動画だけ、専用ページを作る |
| 再生ページに当たらない例 | ブログ記事、商品ページ、動画の一覧 | 補助の動画は、本文の流れの中に置く |
| 外部プレーヤー | 自社ページと外部のページの両方が索引に入ることがある | YouTubeの動画を貼っても問題ない |
| 保証 | 機能が必ず出るとは限らない | 出る前提で数字を置かない |
動画の構造化データは、3つの項目から始まる
構造化データとは、ページに書いてある内容を、検索エンジンが読み取りやすい形で添える記述のことです。
動画用の構造化データについて、Google検索セントラルは必須の項目と、あると望ましい項目を分けて書いています。
必須の3項目
必須とされているのは、動画の名前、サムネイルのURL、アップロードの日時です。
この3つが欠けていると、Googleが動画の情報を取り出せない場合がある、と書かれています。
動画の名前は、サイト内の動画ごとに、重複しない文にすることが求められています。
あると望ましい項目
望ましい項目として、動画の説明、動画ファイルのURL、再生時間、作成者などが挙げられています。
動画の説明も、動画ごとに重複しない文にするよう書かれています。
動画ファイルのURLは、Googleが動画を取り込むうえで最も効果的な方法だとされています。
ファイルのURLを用意できないときは、埋め込み用のプレーヤーのURLを代わりに書くよう、案内されています。
重要なシーンの指定
動画を章立てのように区切って見せる機能が、重要なシーン(キーモーメント)です。
Googleは、動画の区切りを自動で見つけようとします。
加えて、自分で区切りを伝えることもできます。
文書には、自分で伝えた区切りを優先すると書かれています。
YouTubeの動画なら、説明欄の時刻で伝える
動画がYouTubeにある場合は、説明欄に時刻と見出しを書くことで、区切りを伝えられると書かれています。
自社のサイトに動画を置いている場合は、構造化データで、区切りの開始と終了の時刻を指定します。
会社でYouTubeを使っているなら、構造化データを書かなくても、説明欄の時刻で始められます。
構造化データの項目を並べた表
| 区分 | 項目 | 文書の記述 |
|---|---|---|
| 必須 | 動画の名前 | 動画ごとに重複しない文にする |
| 必須 | サムネイルのURL | 動画に固有の画像を指す |
| 必須 | アップロードの日時 | 最初に公開された日時 |
| 推奨 | 動画の説明 | 動画ごとに重複しない文にする |
| 推奨 | 動画ファイルのURL | 最も効果的に取り込める方法 |
| 推奨 | 再生時間 | 長さを決まった書式で書く |
会社がやってしまいがちな間違いと、その末路
公式の記述を踏まえると、会社がやりがちな対策のうち、いくつかは勧められていないと分かります。
タグを大量に並べる
最もよく見かけるのは、タグを大量に入れる対策です。
公式はタグの役割を小さいと書いています。
説明欄に過度にタグを並べると、スパムのポリシーに触れると書かれています。
時間をかけた割に、成果が見込めず、さらに動画の扱いが不利になるおそれまであります。
全部の動画で、同じ説明文を使い回す
説明欄を毎回ひな形からコピーして、冒頭から同じ文章を並べる運用も多く見かけます。
Googleの文書は、動画の名前と説明を、サイト内の動画ごとに重複しない文にするよう求めています。
YouTubeの検索でも、説明は関連性を判断する材料に入っています。
同じ文面の動画が20本並ぶと、どの動画が何の動画か、機械にも人にも伝わりません。
動画をトップページに貼って終わりにする
会社のトップページや会社案内に動画を貼るだけで、動画の中身を文字で説明していないページも多くあります。
そのページは、動画が補助的な要素になるので、再生ページとしては扱われにくくなります。
動画を見ない人にも、何が語られているのかが伝わりません。
文字で書かれていない情報は、検索でも、人間にも、見つかりにくい情報です。
埋め込みを許可していない
YouTubeの設定には、動画を他のウェブサイトに埋め込めるようにするかを選ぶ項目があります。
この設定を許可していないと、自社のサイトに動画を貼れません。
撮影に力を入れて、公開の設定を見落としている会社は、案外あります。
ツールの点数だけを追う
ツールに表示される点数を上げることが目的になり、探している人にとって役に立つ動画かどうかが後回しになる。
これも、よくある末路です。
公式が示す3つの要素のうち、質は専門性と信頼性の話で、点数の足し算では表せません。
やりがちな対策と公式の記述の対応表
| やりがちな対策 | 公式の記述 | 起きること |
|---|---|---|
| タグを大量に並べる | 役割は小さい、過剰な追加はポリシー違反 | 手間が無駄になり、扱いが不利になるおそれ |
| 同じ説明文を使い回す | 名前と説明は動画ごとに重複させない | 動画の違いが伝わらない |
| トップページに貼って終わり | 補助的な動画は再生ページに当たらない | 動画の機能の対象になりにくい |
| 埋め込みを許可しない | 埋め込みの許可は設定項目 | 自社サイトに動画を載せられない |
| ツールの点数を追う | 点数は公式の指標ではない | 探す人の役に立つかが後回しになる |
この表の対策は、どれも悪意があって選ばれているわけではありません。
やり方を教えてくれる情報が、公式の範囲を超えて広がっているために起きています。
解決策は、動画ごとに「答えを書いたページ」を自社サイトに持つこと
ここまでで、2つの入口の仕組みと、公式が書く範囲が見えました。
YouTubeの検索窓でも、Googleの検索結果でも、動画に出会った人は、最後に自社のどこかへ着きます。
その着地点が整っていないと、見つけてもらえても、問い合わせにはつながりません。
だから、動画ごとに、その動画が答えている疑問の答えを文字で書いたページを、自社サイトに置きます。
流れを1枚の図にまとめる
動画から問い合わせまでの流れを、図にします。
図のとおり、順番は「検索で出会う、動画のページで答えを読む、問い合わせる」です。
動画は出会いの場所で、判断をしてもらう場所は自社のページです。
入口が2つあっても、受け皿は1つにそろえる
YouTubeの検索窓から来た人も、Googleの検索結果から来た人も、同じページに着くようにします。
入口ごとにページを分けると、更新の手間が倍になります。
動画の説明欄に、そのページのURLを書いておけば、YouTubeから来た人も同じ場所に着きます。
Googleの検索結果からは、動画を載せたページそのものに着きます。
入口と受け皿の対応表
| 入口 | 来る人の状態 | 着く場所 |
|---|---|---|
| YouTubeの検索窓 | 動画を見る気で探している | 動画を見た後に説明欄のリンクから、動画のページへ |
| Googleの検索結果 | 悩みの答えを文字で探している | 動画のページ(動画と文字の答えが並ぶ) |
| 関連動画からの流れ | 別の動画を見た流れで来た | 説明欄のリンクから、動画のページへ |
動画のページは「売れるサイトはみな謙虚」の考え方で作る
動画のページといっても、ページを豪華にすればよいわけではありません。
弊社が掲げる「売れるサイトはみな謙虚」という考え方は、動画のページづくりにそのまま当てはまります。
飾りを足すより、迷う要素を引くほうが、読者は次の一歩に進めます。
引き算を、動画のページに当てはめる
動画から来た人は、動画で聞いた疑問の続きを読みたいと思っています。
そのページに、会社の沿革や、関係のない商品のバナーが並んでいると、何を読めばよいか分からなくなります。
引き算とは、そのページで読者が決めることを1つに絞ることです。
動画のページでは、「この動画の疑問が解けたか」と「相談してみるか」の2つだけを決めてもらいます。
動画のページで答えておく3つの質問
動画から来た人の頭にある質問は、決まっています。
「この動画は自分の疑問に答えているか」「答えをどこまで文字で確認できるか」「相談するにはどうすればよいか」の3つです。
この3つに、上から順に答えるページを1枚用意します。
答えが並ぶ順番を整えるだけで、読んだ人が次に押すボタンが決まります。
動画のページの条件を並べた表
| 条件 | 中身 | 点検のしかた |
|---|---|---|
| 冒頭に答えがある | 動画の結論を2〜3文で書く | 動画を見ない人に読んでもらう |
| 動画が上のほうにある | クリックなしで読み込まれる位置に置く | スマートフォンで開いて確かめる |
| 次の一歩が1つに絞られている | 相談の案内を1か所にまとめる | ボタンの数を数える |
| 動画ごとに文面が違う | 名前も説明も使い回さない | 別の動画のページと並べて読む |
動画を載せるページの書き方:上から順に何を置くか
ここからが、この記事の中心です。
動画のページを、上から順に何を置くかで説明します。
なお、ここで示す順番は、公式が定めたものではありません。
Google検索セントラルの文書と、YouTubeヘルプの記述を踏まえた、弊社の設計案です。
1番目は、ページの冒頭に動画の答えを文字で書く
最初の2〜3文で、動画が扱う疑問に、答えを書きます。
見出しの直後に結論があると、動画を再生しない人にも内容が伝わります。
検索エンジンにとっても、動画の中身を文字で読める手がかりになります。
Google検索セントラルの文書は、動画の名前と説明を動画ごとに重複させないよう求めています。
冒頭の答えは、ページごとに必ず違う文になるので、この条件にも合います。
2番目は、動画を上のほうに置く
答えを書いた直後に、動画を置きます。
Googleの文書は、動画の読み込みに、クリックなどの操作を必要としないことを求めています。
また、動画がほかの要素に隠れていないことも、条件に入っています。
ページの先頭付近に、そのまま表示される形で置くのが、安全です。
3番目は、動画の要点を箇条書きで添える
動画の下に、要点を3〜5行で書きます。
動画を見る時間がない人は、ここだけ読んで判断できます。
要点の言葉は、動画のタイトルの言葉と合わせます。
探す人の言葉が、ページの中にも、動画の中にも、同じ形で出てくるからです。
4番目は、チャプターを見出しにして文章にする
YouTubeのチャプターの区切りと同じ順番で、ページの見出しを立てます。
見出しごとに、その場面で話した内容を、短い段落で書きます。
動画を見ながら読む人にも、文字だけ読む人にも、同じ構造で伝わります。
Googleは、説明欄に書いた時刻の区切りを、重要なシーンの指定として優先すると書いています。
区切りの名前を決める作業が、動画の側と、ページの側で同じ作業になります。
5番目は、字幕を直して、文字起こしとして使う
YouTubeヘルプには、字幕の追加方法として、ファイルのアップロード、書き起こしの文章を貼り付けて自動で時刻を合わせる方法などが書かれています。
自動でつく字幕については、機械学習による生成のため、品質にばらつきがあると書かれ、公開前に確認して直すよう促されています。
直した字幕は、ページに載せる文字起こしの元になります。
全文を載せると長くなる場合は、要点を拾って整理した形でも構いません。
6番目は、次の一歩を1つだけ置く
ページの末尾、または読み終えた位置に、相談の案内を1つ置きます。
動画の話題に合わせた一文を添えると、次の一歩が自然につながります。
「この動画の内容を自社の場合に当てはめて相談したい方は、こちらからどうぞ」のように、動画の話題を引き継ぎます。
案内の数は増やしません。
動画ページの構成を表にまとめる
| 順番 | 置くもの | 裏付け |
|---|---|---|
| 1 | 動画の答えを文字で2〜3文 | 筆者の設計。動画ごとに文が違うことは公式の条件に合う |
| 2 | 動画本体 | 公式:操作なしで読み込まれ、隠れていないこと |
| 3 | 要点を3〜5行 | 筆者の設計 |
| 4 | チャプターに合わせた見出しと段落 | 公式:説明欄の区切りを優先して使う |
| 5 | 直した字幕を元にした文字起こし | 公式:自動字幕は確認して直すよう促されている |
| 6 | 次の一歩を1つ | 筆者の設計 |
この表の「裏付け」の列は、公式の記述と、筆者の設計を分けて書いています。
筆者の設計と書いたものは、公式が推奨した形ではありません。
YouTube側の設定を、動画のページへの橋にする
ページを整えたら、YouTube側の設定を、そのページにつなぎます。
タイトルは、探す人の言葉を先に置く
タイトルの上限は100文字です。
関連性の判断に、タイトルが使われると公式は書いています。
探す人が打ち込む言葉を、タイトルの前のほうに入れます。
前のほうに置く効果の大きさは、公式には書かれていないので、読む人に伝わりやすい順番という意味で、そう勧めます。
説明の最初に、動画の答えとページのURLを書く
説明の上限は5,000文字です。
最初の数行に、動画の答えを1〜2文で書き、続けて動画のページのURLを書きます。
最初の数行を使うのは筆者の提案です。
公式が、冒頭の何行が表示されるかまでは、今回確かめたページには書いていません。
ただ、説明は関連性の判断に使われます。
その説明の中に、ページへの案内を入れておけば、見終えた人が次に進めます。
チャプターは、3つ以上の時刻で
YouTubeヘルプによれば、チャプターを自分で付けるには、説明欄に時刻と題名を並べます。
最初の時刻は00:00から始め、時刻は3つ以上、昇順に並べ、各チャプターは10秒以上にします。
自分で付けたチャプターは、自動のチャプターよりも優先されます。
チャプターは、文字起こしにも表示されることがあると書かれています。
字幕は、自動のままにしない
自動の字幕は、発音や方言、背景の音によって、話した内容を誤って書くことがあります。
会社の専門用語は、特に間違えやすい部分です。
公開前に、専門用語と会社名の字幕を直します。
設定の役割を並べた表
| 設定 | 公式の記述 | 会社でやること |
|---|---|---|
| タイトル | 100文字まで。関連性の判断に使われる | 探す人の言葉を前に置く |
| 説明 | 5,000文字まで。関連性の判断に使われる | 冒頭に答えとページのURLを書く |
| タグ | スペル違いの補正を除けば役割は小さい | 時間をかけない |
| チャプター | 00:00から、3つ以上、10秒以上 | 見出しの名前をページと合わせる |
| 字幕 | 自動字幕は品質にばらつきがある | 専門用語を直す |
| 埋め込み | 他のサイトへの埋め込みを許可するか選べる | 許可にする |
動画1本ごとにページを作るか、1ページにまとめるか
動画が増えてくると、必ず出てくる迷いがあります。
動画1本ごとにページを作るか、関連する動画を1ページにまとめるかです。
1本ごとにページを作る場合
主力の動画で、検索で見つけてほしいものは、1本ごとに専用のページを作ります。
Googleの文書が、動画の機能の対象になるには専用の再生ページが推奨されると書いているからです。
ページと動画が1対1になるので、動画の名前も説明も、ページごとに違う文にできます。
関連する動画を1ページにまとめる場合
短い補足の動画や、同じ疑問を別の角度から答えた動画は、1ページにまとめます。
同じ内容のページが何枚も並ぶより、まとまった1枚のほうが読み手に親切です。
ただし、文書は、動画を同じ重さで並べる一覧ページを再生ページとは扱わないと書いています。
まとめたページは、動画の機能の対象になりにくい、と理解しておきます。
判断の基準を表にする
| 動画の種類 | ページの作り方 | 理由 |
|---|---|---|
| 検索で見つけてほしい主力の動画 | 1本ごとに専用ページ | 動画の機能の対象になる条件に合う |
| 主力の動画の補足 | 主力のページの中にまとめる | 疑問が1か所で解ける |
| 事例のインタビュー | 事例のページに埋め込む | 動画が補助の位置になる |
| ショート動画 | 長い動画のページから案内する | 入口として使う |
迷ったときは、「この動画を探す人は、動画だけを見たいのか、答えを読みたいのか」を考えます。
答えを読みたい人が多いなら、専用のページに文字の答えを厚く書きます。
動画のページを3か月で整える進め方
仕組みと書き方が分かっても、実際に動かす順番が決まっていないと、手が止まります。
最初の3か月で何をするかを、小さく区切って示します。
1か月目は、主力の動画1本のページを作る
最初にやるのは、動画をたくさん撮ることではありません。
すでに公開している動画の中から、お客様からよく聞かれる疑問に答えているものを1本選びます。
選んだ動画のために、前の章で示した6つの順番で、ページを1枚作ります。
冒頭の答え、動画、要点、チャプターに合わせた見出し、直した字幕を元にした文字起こし、次の一歩の案内。
ページができたら、スマートフォンで開いて、動画が最初の画面に出るかを確かめます。
2か月目は、YouTube側の設定をそろえる
ページができたら、同じ動画のYouTube側の設定を直します。
タイトルの前のほうに探す人の言葉を置き、説明の冒頭に答えとページのURLを書きます。
チャプターを00:00から3つ以上付けて、字幕の専門用語を直します。
動画の埋め込みが許可になっているかも、このときに確認します。
3か月目は、数えて、次の1本を決める
3か月目は、数字を見て、次に直す場所を決めます。
見る数字は、多くありません。
1つ目は、動画の説明欄のURLから、ページに来た人の数です。
URLの末尾に計測用の印を付けておくと、YouTubeから来た人を数えられます。
2つ目は、ページに来た人のうち、相談の案内を押した人の数です。
3つ目は、実際に問い合わせが来た数です。
Googleの側の数字は、Search Consoleで見る
Google検索セントラルによれば、Search Consoleには、動画に関するレポートがいくつかあります。
動画のインデックスの状況を見るレポート、動画の構造化データの不備を見るレポートがあります。
また、検索パフォーマンスのレポートで、検索での見え方を「動画」に絞って見られる機能があります。
自社サイトに動画のページを作った場合は、ここで動画として認識されているかを確かめます。
3か月の進め方を表にする
| 時期 | やること | 完了の目安 |
|---|---|---|
| 1か月目 | 主力の動画1本のページを作る | 6つの順番がそろっている |
| 2か月目 | YouTube側の設定を直す | 説明の冒頭にページのURLがある |
| 3か月目 | 3つの数字を見る | 次に直す場所が1つ決まる |
この表の完了の目安は、状態の確認です。数字の目標は置いていません。
どの動画でも、まず状態がそろっていれば、数字は後から見えてきます。
見る数字と、疑う場所の対応
数字が悪いときは、次の表の左から右へ疑っていきます。
| 見る数字 | 低いときに疑う場所 | 次の打ち手 |
|---|---|---|
| 説明欄のURLから来た人 | 説明の冒頭にURLが無い、見えない | 冒頭の数行に移す |
| 案内を押した人 | ページの冒頭の答えが弱い | 動画の結論を書き直す |
| 問い合わせの数 | 案内が複数ある、遠い | 案内を1つに絞る |
| 動画として認識された数 | 動画の置き方が条件に合わない | 動画をページの上のほうに移す |
迷ったときの戻り先
やることが多く見えて迷ったら、次の問いに戻ります。
「この動画を見て疑問が解けた人は、次にどこへ行けるか」。
行き先が1つ決まっていれば、設定の細かい直しは後回しにして構いません。
SNS全体のなかで、YouTubeにどれだけ力を入れるか迷う場合は、弊社の別の記事「BtoB中小企業のSNS運用の始め方」で、媒体の使い分けを扱っています。
よくある質問
Q1. タグは付けなくてもよいですか。
付けても付けなくても、検索の順位への影響は小さい、というのが公式の説明です。
YouTubeヘルプは、スペルを間違えられやすい言葉が動画の内容になっている場合は役に立つことがある、と書いています。
会社名や商品名に表記のゆれがあるときだけ、補正の目的で入れます。
説明欄にタグを並べることは、ポリシー違反になるので避けます。
Q2. SEOのツールは使ったほうがよいですか。
ツールが出す点数や順位は、そのツール独自の計算で、YouTubeが公表した指標ではありません。
使うかどうかは、費用と手間に見合うかで決めます。
公式の範囲で足りる場面も多くあります。
YouTube側の数字はYouTubeのアナリティクスで、Googleの側の数字はSearch Consoleで見られます。
まずはこの2つで、3か月分の数字を残すところから始めます。
Q3. 登録者が少なくても、検索で見つけてもらえますか。
今回開いた検索の仕組みのページには、登録者数は順位の要素として書かれていません。
見つけてもらえると保証する根拠にはなりませんが、登録者数が少ないから不利だと断定する根拠もありません。
関連性、エンゲージメント、質の3要素のうち、自分で整えやすいのは関連性です。
探す人の言葉と、動画の中身を、合わせるところから始めます。
Q4. YouTubeの動画を自社サイトに貼っても問題ありませんか。
問題ありません。
Google検索セントラルの文書は、YouTubeなどの外部のプレーヤーを埋め込んだ場合に、自社のページと外部のページの両方が索引に入ることがあると書いています。
ただし、動画の機能の対象になるには、動画ごとの専用のページが勧められています。
サービス紹介のページに貼る場合は、補助の動画という位置づけになると理解しておきます。
Q5. 文字起こしは全文を載せる必要がありますか。
文書は、全文を載せることを求めていません。
載せるのは、動画の内容を文字で確認できるようにするためです。
長い動画で全文が長すぎる場合は、チャプターごとに要点を整理した文章にします。
何を載せるかは、探す人が文字で確かめたい内容を基準に決めます。
まとめ
YouTube SEOには、YouTubeの検索窓とGoogleの検索結果という、2つの入口があります。
YouTubeの検索で公式が挙げる要素は、関連性、エンゲージメント、質の3つです。
タグの役割は小さいと書かれ、登録者数や動画の本数は、今回開いた検索の仕組みのページには出てきません。
Googleの検索結果に動画を出すには、動画を載せるページの作りが問われます。
動画ごとの専用ページ、動画の名前と説明の使い分け、安定したサムネイルが、文書の中心です。
再生数が増えても問い合わせにならないときは、動画の外側を直します。
動画ごとに、答えを文字で書いたページを持ち、説明欄からそのページに案内します。
ページの冒頭に答え、動画、要点、チャプターの見出し、文字起こし、次の一歩の案内を、この順で置きます。
最初の一歩は、主力の動画1本を選んで、そのページを作ることです。
今日できる点検
次の表の項目を、今日のうちに埋めてください。
| 点検する項目 | 今日やること | 済んだか |
|---|---|---|
| 主力の動画の選定 | お客様がよく聞く疑問に答えている動画を1本選ぶ | 選んだ |
| 探す人の言葉 | その動画を探す人が打つ言葉を、1つ書き出す | 書いた |
| タイトルの言葉 | タイトルの前のほうに、その言葉が入っているか見る | 見た |
| 説明の冒頭 | 説明の最初の数行に、答えとページのURLを書く | 書いた |
| チャプター | 00:00から3つ以上の時刻と題名を付ける | 付けた |
| 字幕の専門用語 | 自動字幕の会社名と専門用語を直す | 直した |
| 埋め込みの許可 | 他のサイトへの埋め込みが許可になっているか見る | 見た |
| 動画のページ | 冒頭の答え、動画、要点、次の一歩の案内がそろうか確かめる | 確かめた |
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
生成AIに引用されるページを、お話しいただくだけでお作りします。お時間をいただくのは初回15分のヒアリングだけです。まず1ページ、無料でお作りします。
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