Google検索の上部に出るAIの要約(AI Overviews)や、対話形式で調べられるAI Modeに、自社のページはリンクとして出ているのでしょうか。
感覚で判断せず、データと記録で確かめるための手順をまとめます。
この記事で扱う確認方法は、次の4つです。
- Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポート AI機能に出た表示回数を、ページ、国、デバイス、日付で見る
- 通常の検索パフォーマンスレポート AI機能のクリックと掲載順位が、どう数えられるかを知る
- GA4 AI機能から来た人が、サイトで何をしたかを見る
- 手動の検索 どのキーワードで、どんな形で出たかを、実際の画面で確かめる
内容は、Googleのヘルプと開発者向け文書を、2026年10月17日に開いて確かめたものです。画面の名前は英語版のヘルプに合わせて書いています。
AI機能に出やすくするための施策は扱いません。今どうなっているかを、記録し続ける方法に絞ります。
4つの確認方法と、それぞれで分かること
全体の流れを図で見る
まず全体の流れを図にします。
図の順に進めると、Search Consoleで候補を絞り、手動の検索で裏づけ、表に残す流れになります。
分かることと、分からないこと
4つの方法は、見える範囲が違います。1つだけでは判断できないので、組み合わせて使います。
| 方法 | 分かること | 分からないこと |
|---|---|---|
| 生成AIパフォーマンスレポート | AI機能に出たページの一覧と、表示回数の推移 | キーワード別の表示。AI機能のクリックと掲載順位 |
| 通常の検索パフォーマンスレポート | 検索全体のクリック、表示回数、掲載順位、キーワード | AI機能の分だけを切り分けた数字 |
| GA4 | 検索から来た人のサイト内での行動 | 訪問のうち、どれがAI機能から来たか |
| 手動の検索 | 特定のキーワードで、実際にどう見えるか | 実際の利用者全体での表示の頻度 |
確認の順番
おすすめの順番は、次のとおりです。
- 設定を確かめる。自社サイトがAI機能から除外されていないかを見る
- 生成AIパフォーマンスレポートで、AI機能に出たページを見つける
- 通常のレポートで、そのページに来ている主なキーワードを調べる
- そのキーワードを手動で検索し、実際の画面を記録する
AI OverviewsとAI Modeの違いを押さえる
AI Overviewsとは
AI Overviewsは、通常の検索結果ページに出る、AIが作った要約です。要約にはウェブページへのリンクが添えられていて、そこから詳しい情報へ進めます。
Googleのヘルプによると、AI Overviewsは、生成AIが特に役立つとGoogleのシステムが判断したときに表示されます。たとえば、複数の情報源から全体像をすばやくつかみたい場合です。
つまり、すべての検索に出るわけではありません。開発者向け文書にも、AI Overviewsは検索に付け加える価値があるときだけ出るため、表示されない場合が多いと書かれています。
AI Modeとは
AI Modeは、質問を入力すると、AIによる回答が返る検索の形です。続けて追加の質問(フォローアップ)もできます。
ヘルプには、AI Modeは質問を細かい話題に分け、それぞれを同時に検索すると説明されています。回答の質や有用性に十分な確信が持てない場合は、AIの回答の代わりに、ウェブのリンクの一覧を出すこともあるとされています。
入口は、google.com/aiを開く方法、検索窓に質問を入れてAI Modeを選ぶ方法、Googleアプリのホーム画面から選ぶ方法の3つです。
日本は提供の対象に含まれる
2026年10月17日にヘルプの一覧を開くと、AI OverviewsとAI Modeのどちらも、提供される国と地域に日本、対応する言語に日本語が含まれていました。
提供の範囲は変わることがあります。最新の状況は、各ヘルプで確かめてください。
| 項目 | AI Overviews | AI Mode |
|---|---|---|
| 位置づけ | 通常の検索結果の中の要約 | 対話で調べる検索の形 |
| 出るタイミング | 役立つと判断されたとき | 利用者が入口から開いたとき |
| 出ない場合 | 付け加える価値がないと判断されたとき | 回答に十分な確信が持てないとき(リンクの一覧を出す) |
| 追加の質問 | 続きはAI Modeで行える | 同じ画面で続けられる |
表示の前提と、先に見ておく設定
表示される条件に、特別な設定はない
Googleの開発者向け文書「AI features and your website」には、AI OverviewsやAI Modeに出るための追加の要件や、特別な最適化はないと書かれています。
リンクとして出るには、ページがインデックスされていて、スニペット付きで検索に出せる状態であることが条件です。技術的な条件は、これ以外にありません。
同じ文書に、条件を満たしても、クロールやインデックス、表示は保証されないとも書かれています。
表示を制限する指定が残っていないか
逆に、ページの表示を制限する指定があると、AI機能にも出にくくなります。開発者向け文書では、検索に出る情報を限るための手段として、次の4つが挙げられています。
| 指定 | 働き |
|---|---|
| noindex | ページを検索結果に出さない |
| nosnippet | 説明文や要約の表示を止める |
| data-nosnippet | ページ内の特定の部分だけを、表示の対象から外す |
| max-snippet | 表示する文字数の上限を決める |
確認の前に、重要なページにこれらの指定が残っていないかを見ておきます。指定を直した場合、再びクロールされて反映されるまでには、数日から数か月かかることがあると文書に書かれています。
設定を確かめる Search generative AIの設定
自社サイトが除外されていないか
Search Consoleには、検索の生成AI機能に自社サイトを含めるかを選ぶ設定があります。英語版のヘルプでは「Search generative AI control」という名前です。
ヘルプによると、この設定は2026年8月31日の時点で、全世界で使えます。
選べる項目は、含める、除外する、継承する、の3つです。既定は「含める」です。
除外を選ぶとどうなるか
「除外する」を選ぶと、サイトがAI OverviewsやAI Modeなどの生成AI機能から外れます。以前に社内の誰かが設定していた、という可能性もあります。
確認の作業では、最初にこの設定を見ておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 既定の状態 | 含める |
| 設定の反映 | 変更してから、反映まで数日かかることがある |
| 学習への影響 | なし。AIの学習への利用を制限する手段は、Google-Extendedで別に管理する |
日本語の画面で見つからないとき
画面の名前は、英語版のヘルプに合わせて書いています。日本語の管理画面では、表記が違う場合があります。
見つからない場合は、英語版のヘルプ「Search generative AI control」から開き方を確かめてください。
方法1 生成AIパフォーマンスレポートで表示を見る
このレポートでAI機能だけを分けて見られる
AI機能に出た分だけを分けて見る方法は、あります。Googleは2026年6月3日に、Search Consoleの新しいレポートを発表しました。
英語版のヘルプでの名前は「Generative AI performance report (Search)」です。
発表のときは一部のサイトからの提供でした。その後、発表のページに追記があり、2026年8月31日の時点で全世界のすべてのサイトに提供されたと書かれています。
見られる項目
ヘルプとブログに書かれている内容を、表にまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象の機能 | AI OverviewsとAI Mode |
| 指標 | 表示回数 |
| 見る切り口 | ページ、国、デバイス、日付 |
| 日付の基準 | 米国太平洋時間 |
| 検索タイプの絞り込み | 文字による検索と、画像など複数の形式を使う検索を分けて選べる |
| 含まれないもの | Search Labsでの表示 |
| 行数の上限 | 通常の検索パフォーマンスレポートと同じ1,000行 |
表は書き出すこともできます。
日付の基準に注意する
ヘルプによると、日付の切り替わりは米国太平洋時間です。日本時間の日付とは、ずれが出ます。
月ごとの合計を、他のレポートと照らし合わせるときは、このずれを頭に入れておきます。
このレポートで分からないこと
クリック数と掲載順位
ヘルプとブログで挙げられている指標は、表示回数です。AI機能の分だけを切り分けたクリック数や掲載順位は、今回開いた公式の文書では確認できませんでした。
AI機能から来たクリックは、通常の検索パフォーマンスレポートの合計に含まれます。
AI OverviewsとAI Modeの区別
ヘルプには、AI OverviewsとAI Modeの表示回数が含まれると書かれています。両者を別々に表示する切り替えの説明は見当たりませんでした。
このため、当面は「AI機能全体の表示回数」として読みます。
キーワード別の表示
見る切り口の一覧に、検索キーワード(クエリ)はありません。どのキーワードでAI機能に出たかは、このレポートの単体では分かりません。
キーワード単位の確認は、後の章で説明する通常のレポートと、手動の検索で補います。
| 知りたいこと | このレポートで分かるか | 補う方法 |
|---|---|---|
| どのページが出たか | 分かる | なし |
| 月ごとの表示回数の推移 | 分かる | なし |
| どのキーワードで出たか | 分からない | 通常のレポートと手動の検索 |
| AI機能からのクリック数 | 分からない | 通常のレポートの合計。GA4での行動 |
| AI OverviewsとAI Modeの内訳 | 確認できなかった | 手動の検索で、それぞれ確かめる |
レポートが表示されない、数字が急に落ちたとき
レポートが表示されない場合
ヘルプには、レポートが表示されない主な理由として、サイトが生成AI機能で十分な表示回数を得ていないこと、サイトが生成AI機能から除外されていることが挙げられています。
前者は、表示回数の少ないサイトでは起こりえます。すぐに不具合と決めつけず、まず除外の設定を確かめます。
数字が急に落ちた場合
数字が急に落ちたときは、Search Consoleの「Data anomalies in Search Console(データの異常)」のページを見ます。このページには、レポートのデータに影響する既知の問題が、直近の3〜16か月分、記録されています。
2026年10月17日に開くと、次の記載がありました。
| 対象 | 内容 |
|---|---|
| 2026年8月13日〜17日 | 記録の不具合で、検索の生成AIパフォーマンスレポートの表示回数が少なく出た |
| 8月21日の更新 | この期間の欠けたデータが復旧し、レポートが完全な数字になった |
この不具合はデータの記録だけに影響するものだと、ページに書かれています。
自社の変化と区別する
数字が落ちたときは、自社のページの変更や設定の変更と、Google側の記録の問題を分けて考えます。
月次の記録表に「データ異常の告知の有無」の欄を作っておくと、あとで見返したときに判断しやすくなります。
方法2 通常の検索パフォーマンスレポートでの数え方
AI機能のデータも、通常のレポートに入っている
生成AIパフォーマンスレポートができる前から、AI機能のデータは通常の検索パフォーマンスレポートに含まれていました。
開発者向け文書には、AI OverviewsやAI Modeに出たサイトは、検索パフォーマンスレポートの検索タイプ「ウェブ」の中で報告されると書かれています。
6月の発表の記事にも、生成AI機能のデータは全体のパフォーマンスレポートに含まれ、今後も追跡されると書かれています。
検索での見え方の一覧に、AI機能の項目はない
英語版のヘルプ「Performance report (Search results): Dimensions and data groupings」を開くと、レポートで切り分けられる項目が説明されています。
今回開いたこのページには、AI OverviewsやAI Modeを示す項目は見当たりませんでした。通常のレポートでは、AI機能の分だけを絞り込めず、通常の検索結果と合算された数字になります。
AI機能での数え方
ヘルプ「What are impressions, position, and clicks?」には、AI機能での数え方が書かれています。
| 指標 | AI Overviews | AI Mode |
|---|---|---|
| クリック | 外部ページへのリンクをクリックすると1クリック | 外部ページへのリンクをクリックすると1クリック |
| 表示回数 | 通常の検索結果と同じルール | 通常の検索結果と同じルール |
| 掲載順位 | AI Overviews全体で1つの順位を占め、中のリンクはすべて同じ順位 | 通常の検索結果ページと同じ方法で算出 |
| 補足 | 順位は要約の中の並びを示さない | フォローアップの質問は新しい検索として扱われる |
数字を読むときの注意
掲載順位だけで判断しない
AI Overviewsに自社のリンクが出ると、その順位は、AI Overviews全体の順位になります。中に並ぶリンクは、すべて同じ順位で数えられます。
そのため、要約の中で上のほうに載ったのか、下のほうに載ったのかは、順位の数字から分かりません。
表示回数やクリックの傾向とあわせて読みます。
フォローアップの質問も新しいクエリになる
AI Modeで続けて質問すると、その質問は新しい検索として扱われます。回答のデータは、新しいクエリに記録されます。
話し言葉のような、長い検索語句がクエリの一覧に現れることがあります。
数字の比べ方
通常のレポートの数字は、AI機能と通常の検索結果の合計です。この数字の増減は、AI機能の分と通常の検索の分が混ざった結果として読みます。
| 見たい数字 | 読み方 |
|---|---|
| 検索全体のクリック | AI機能のクリックを含む合計 |
| 検索全体の表示回数 | AI機能の表示を含む合計 |
| 平均の掲載順位 | AI Overviewsのリンクは同じ順位で数えられている |
| 生成AIレポートの表示回数 | AI機能の分のみ。クリックと順位の列はない |
2つのレポートを組み合わせる
組み合わせの手順
実際の作業では、次の順に進めると、AI機能に出ていそうなキーワードの候補が見つかります。
- 生成AIパフォーマンスレポートで、期間を決め、ページの一覧を表示回数の多い順に並べる
- 上位のページを、通常の検索パフォーマンスレポートの「ページ」の絞り込みで開く
- そのページに来ている主な検索キーワードを書き出す
- 書き出したキーワードを、後の章の手順で手動の検索にかける
候補としてだけ使う
手順3のキーワードは、AI機能と通常の検索の合算です。AI機能に出たキーワードとは限りません。
手動の確認で調べる候補を探すための手がかりとして使います。
1,000行の上限に注意する
表に出せる行数には、1,000行の上限があります。ページ数の多いサイトでは、期間やデバイスで絞ってから見ると、取りこぼしを減らせます。
絞り込んだ条件は、記録に残します。
方法3 GA4で検索から来た人の行動を見る
AI OverviewsとAI Modeの訪問は、自然検索に入る
GA4のヘルプ「Default channel group」には、Organic Searchの説明があります。検索結果の広告ではないリンクから来た訪問で、GoogleのAI OverviewsとAI Modeを含む、と書かれています。
一方、AI Assistantのチャネルは、ChatGPT、Gemini、Copilotなどから来た訪問を集めるもので、GoogleのAI OverviewsとAI Modeを除くとされています。
| 訪問元 | GA4の標準のチャネル |
|---|---|
| Googleの通常の検索結果 | Organic Search |
| GoogleのAI OverviewsとAI Mode | Organic Search |
| ChatGPT、Geminiなどのチャット型AI | AI Assistant |
GA4では、AI機能からの訪問だけを見分けにくい
AI機能からの訪問は、通常の自然検索と同じチャネルに入ります。GA4の標準のレポートで、AI機能だけを切り分ける方法は、今回開いた公式のヘルプでは確認できませんでした。
AI Assistantのように、専用の値が付くという説明も見当たりません。
GA4に任せる役割
GA4の役割は、検索から来た人がサイトで何をしたかを確かめることです。
開発者向け文書にも、Search Consoleに加えて、Google Analyticsなどで、成果や滞在時間を追うことが挙げられています。
具体的には、次のように使います。
- 自然検索のセッション数を、月ごとに記録する
- 生成AIレポートで上位に出たページを、ランディングページ別に見て、問い合わせなどの成果を確かめる
- AI Assistantのチャネルも並べて記録し、Google以外のAIとの違いを見る
チャネルの定義と、独自のチャネルを作る手順は、GA4でAIからの流入を確かめる手順にまとめています。
Search ConsoleとGA4は、数え方が違うため、数字は一致しません。
方法4 手動で検索して、実際の画面を確かめる
手動の確認が必要な理由
Search Consoleでは分からない、どのキーワードで、どんな形で出たかは、実際に検索して確かめます。
ただし、Googleの検索結果は、見る人や環境で変わります。条件をそろえて、その条件を記録することが大切です。
結果が人によって変わる理由
Googleのヘルプ「Why your Google Search results differ from others」には、結果が違う理由が書かれています。
| 要因 | ヘルプの説明 |
|---|---|
| 時間 | 新しいコンテンツが追加され続ける。世界のデータセンターで、改善の反映に時間差が出る |
| 場所 | 地域に合わせた結果が出る |
| 言語 | 利用者が使う言語の結果が出る |
| 端末の種類 | 画面の種類に合わせた結果が出る |
| 直前の行動 | 直前の検索や、結果を開いて戻った行動が、文脈として使われる |
| パーソナライズ | アカウントの情報をもとに、一部の結果が調整される |
パーソナライズの扱い
ヘルプによると、パーソナライズはすべての結果に及ぶわけではありません。一部の結果が調整され、順位や、内容のまとまりの並びが変わることがあります。
検索結果ページの下部には、結果がパーソナライズされているかを示す注記が出ます。注記のリンクから、パーソナライズなしの結果を見ることもできます。
このリンクを開いても、設定は変わらないとヘルプに書かれています。
地域の扱い
パーソナライズを切っていても、検索では、地域や言語、端末の種類といった文脈が使われます。使われた地域は、検索結果ページの下部に表示され、そこから更新もできます。
地域の推定には、複数の情報が使われます。
| 情報の元 | 内容 |
|---|---|
| 端末の位置情報 | ブラウザや端末の許可に従って送られる |
| 自宅や職場の住所 | Googleアカウントに登録した住所 |
| 過去のGoogleでの行動 | 以前の検索などの履歴 |
| IPアドレス | インターネット接続のアドレス |
端末の位置情報は、取得に時間がかかるとき、前回の位置が使われることがあります。この位置を保存するクッキーの有効期限は6時間だと、ヘルプに書かれています。
手動の確認の進め方
手順1 確認する環境をそろえる
まず、毎回同じ環境で確かめるために、次の準備をします。
- パソコンのブラウザで、シークレットウィンドウを開く。普段のアカウントの影響を減らすため
- google.co.jpを開き、ログインしていないことを確かめる
- 検索結果ページの下部に出る地域を確かめて、メモする
- 可能なら、スマートフォンでも同じ検索をする
シークレットウィンドウでも、地域の推定は行われます。完全に中立な結果にはなりません。
目的は、毎回同じ条件で確かめ、その条件を記録に残すことです。
手順2 確認するキーワードを決める
最初は、10〜30個ほどに絞ります。次の観点で選びます。
- 自社の商品名、サービス名、会社名(指名の検索)
- 「とは」「やり方」「選び方」など、調べものの検索
- 前の章の手順で見つけた、生成AIレポートの上位ページに来ている主なキーワード
選んだキーワードには番号を付けて固定します。入れ替えるときは、新しい番号で追加します。
手順3 検索して確かめる
キーワードごとに、次の点を確かめます。
| 見る点 | 内容 |
|---|---|
| AI Overviewsの有無 | 表示されない検索も多い。「表示なし」も大切な記録 |
| 自社のリンクの有無 | リンクの一覧が折りたたまれているときは開いて確かめる |
| 引用されたページ | リンク先のURLと、要約の中での説明の内容 |
| AI Modeでの表示 | 同じ質問をAI Modeでも入れ、回答の中や横に自社のリンクがあるか |
| 競合の登場 | 同じ画面に出ていたほかのサイト |
手順4 Webの絞り込みと見比べる
ヘルプには、AI Overviewsは検索の中核の機能で、オフにはできないと書かれています。
ただし、検索のあとに「Web」の絞り込みを選ぶと、文字のリンクだけを表示でき、AI Overviewsのような機能は出ません。
通常の画面と見比べると、AI機能がない状態での自社の見え方も分かります。
記録の取り方
スクリーンショット
AI機能の表示は変わりやすいため、見ただけで終わらせず、画面を保存します。
撮るのは、検索結果ページ全体と、リンクの一覧を開いた状態の2枚です。ファイル名は「日付_キーワードの番号_端末」にそろえると、あとで探せます。
条件のメモ
日付と時刻、端末、ブラウザ、ログインの状態、検索結果ページの下部に出た地域を、毎回書きます。
結果のメモ
AI Overviewsの有無、自社リンクの有無、リンク先のURL、AI Modeの結果を書きます。
AI機能は毎回同じには出ない
AI Overviewsは、役立つと判断されたときだけ出ます。AI Modeは、確信が持てないとき、リンクの一覧を出します。
同じキーワードでも、出る日と出ない日があると考えます。1回の結果で判断せず、同じ検索を数回繰り返すか、数か月分の傾向で見ます。
アドレスに付く「#:~:text=」の文字列
テキストフラグメントとは
検索結果のリンクを開いたとき、アドレス欄の末尾に「#:~:text=」で始まる文字列が付いていることがあります。ブラウザの「テキストフラグメント」という機能です。
ページの中の特定の文章まで自動でスクロールし、その部分を強調して表示するために使われます。
公式の文書で確かめられたこと
強調スニペットについては、Googleの開発者向け文書「Featured snippets and your website」に説明があります。
| 内容 | 文書の記載 |
|---|---|
| クリックしたときの動き | スニペットに出た部分まで、自動でスクロールする |
| サイト側の作業 | 追加の設定は必要ない |
| 動かない場合 | ブラウザが対応していないとき、位置を確信できないときは、ページの先頭に移動する |
一方、AI Overviewsのリンクにこの文字列が付く仕組みや条件は、今回開いた公式の文書では説明が見当たりませんでした。
「AI Overviewsのリンクには必ず付く」「付いていればAI Overviews経由と判定できる」とは、言えません。
計測に使えるか
MDNの説明によると、「:~:」以降の部分は、読み込みのときにURLから取り除かれ、ページ内のスクリプトからは直接扱えません。
また、URLの「#」以降の部分は、ブラウザの中で処理され、サーバーへのリクエストには含まれません。
このため、この文字列をGA4やサーバーのアクセスログで集計することは、基本的にできないと考えるのが安全です。
手動の確認のときに、クリック後のアドレスの文字列をメモしておくと、ページのどの文章に着目されたかの手がかりになります。ただし、正式な引用箇所として公式に保証されたものではありません。
定点観測表の例
表A サイト全体の月次記録
毎月1回、同じ手順で記録するための表です。表計算ソフトに、そのまま列として作ってください。
| 記録月 | 生成AIの表示回数 | 検索全体の表示回数 | 検索全体のクリック | GA4の自然検索 | GA4のAI Assistant | 問い合わせ数 | メモ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 記入する | 記入する | 記入する | 記入する | 記入する | 記入する | 記入する | データ異常の告知の有無 |
表B ページ別の記録
生成AIパフォーマンスレポートの上位10ページを、毎月記録します。
| 記録月 | ページのURL | 生成AIの表示回数 | 前月との差 | 主なキーワード(通常のレポート) | 最終更新日 | メモ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 記入する | /service/ | 記入する | 記入する | 記入する | 記入する | ページを直した月は、ここに書く |
表C 手動の確認の記録
キーワードごとに、検索の結果を記録します。表内のキーワードやURLは記入例です。
| 確認日 | キーワードの番号 | 端末 | ログイン | 地域(ページの下部) | AI Overviews | 自社リンク | リンク先 | AI Modeの自社リンク | 画面の保存 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 記入する | K01 | パソコン | なし(シークレット) | 記入する | あり | あり | /column/ | なし | 保存した |
| 記入する | K01 | スマートフォン | なし | 記入する | なし | なし | なし | なし | 保存した |
記録のコツ
- 施策の欄を埋める。ページを更新した月や記事を足した月を書いておくと、変化の理由を考えやすい
- キーワードの一覧を、安易に変えない
- 数字の増減だけで判断しない。Googleの機能の変更や、レポートの不具合でも数字は動く
ページを直した月と、AI機能への表示の増減の関係は、Googleが公式に示しているものではありません。記録は、自社の傾向を知るために使います。
よくある質問
Q. 生成AIパフォーマンスレポートが、Search Consoleに出てきません。
ヘルプには、主な理由として、サイトが生成AI機能で十分な表示回数を得ていないこと、サイトが生成AI機能から除外されていることが書かれています。
まず、設定の画面で除外していないかを確かめます。
Q. AI Overviewsと、AI Modeの数字を分けて見られますか?
今回開いたヘルプには、両者の表示回数が含まれるという説明だけがあり、別々に表示する切り替えは見当たりませんでした。
内訳が知りたいときは、手動の検索で、それぞれに自社のリンクが出るかを記録します。
Q. どのキーワードでAI Overviewsに出たかを知るには?
生成AIレポートの切り口に、検索キーワードはありません。通常のレポートでページを絞ってキーワードの候補を出し、手動の検索で確かめます。
Q. 数字が急に落ちました。
自社の変更を見る前に、「Data anomalies in Search Console」のページに、Google側の記録の問題が載っていないかを確かめます。2026年8月には、生成AIレポートの表示回数が少なく出た期間がありました。
Q. 確認の頻度はどのくらいが目安ですか?
Search ConsoleとGA4の記録は月に1回、手動の確認も月に1回から始めて、続けられる頻度にします。大きな変更をした直後は、間隔を詰めても構いません。
まとめ
Google AI OverviewsとAI Modeでの表示は、次の4つを組み合わせて確かめます。
- 生成AIパフォーマンスレポート AI機能の表示回数を、ページ、国、デバイス、日付で見る。クリック、掲載順位、キーワード別の数字、AI OverviewsとAI Modeの内訳は、公式のヘルプでは確認できなかった
- 通常の検索パフォーマンスレポート AI機能のクリックと表示回数は合計に含まれる。AI Overviewsのリンクは、すべて同じ掲載順位で数えられる
- GA4 AI機能からの訪問は自然検索に入る。AI Assistantのチャネルには含まれない
- 手動の検索 シークレットウィンドウなどで条件をそろえ、地域と端末とログインの状態を記録する
GoogleのAI機能は、仕様の変更や不具合の影響を受けます。記録の表には、施策と変更の両方を残して、自社の現在地を把握していきます。
今日できる点検
| 順番 | やること | 確かめる場所 |
|---|---|---|
| 1 | 自社サイトがAI機能から除外されていないかを見る | Search Consoleの設定 |
| 2 | 生成AIレポートの上位10ページを書き出す | Search Console |
| 3 | 上位ページに来ているキーワードを、通常のレポートで書き出す | Search Console |
| 4 | シークレットウィンドウで、キーワードを10個検索する | ブラウザ |
| 5 | 結果を表Cに記録し、画面を保存する | 表計算ソフト |
まずは、設定の確認と、手動の確認10個から始めてください。
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
生成AIに引用されるページを、お話しいただくだけでお作りします。お時間をいただくのは初回15分のヒアリングだけです。まず1ページ、無料でお作りします。
OKが出るまで、何度でも直します。事実が違う、言い回しが硬い、この話は入れないでほしい。どれも遠慮なくおっしゃってください。何度お直ししても、追加の料金はいただきません。
これまでに127社にご利用いただきました。毎月ご依頼いただいている方の6割以上が、月10ページを選ばれています。料金はページに掲載しています。
ページを増やしても問い合わせが来ないなら、原因はページの外にあります。その場合は、下の入口からご相談ください。
自社のマーケティング課題を根本から解決しませんか?
ウェブサイトから要素を引き算し、訪れた人が迷わず次の一歩に進む形へ組み直す。初回60分のオンラインで御社のサイトを一緒に読み、どこから直すべきかをお伝えします。手順をまとめた無料の診断と解説動画もご用意しています。
初回は無料・60分・オンライン完結・その場で契約のお願いはいたしません


