ページを更新したのに、Copilotの回答には古い内容が出る。そんなとき、疑うものの1つがBingの検索の情報が更新されていないことです。
IndexNowは、ページを追加、更新、削除したことを、サイトの側から検索エンジンへ知らせる仕組みです。WordPress、Cloudflare、手動の3つの方法で導入できます。
ただし、送ってもインデックスされるとは限らず、Copilotの回答に引用されるとも限りません。この記事では、できることとできないことを分けて、手順を説明します。
内容は、IndexNowの公式サイト、Bingの公式ヘルプ、Microsoft Learn、WordPress.orgのプラグイン説明、Cloudflareの公式文書を、2026年10月17日に開いて確かめたものです。
先に結論 3つの方法から選ぶ
自社の状況に合う方法を、先に表で示します。
| 状況 | 向く方法 | 手間 |
|---|---|---|
| WordPressで運営している | 公式のプラグインで自動送信 | 小さい。管理画面での操作だけ |
| Cloudflareを使っている | Crawler Hintsをオンにする | 小さい。スイッチ1つ |
| 上の2つに当てはまらない、または自社開発 | キーのファイルを置いて、手動またはプログラムで送る | 中。コマンドを扱う |
どの方法でも、最後にBing Webmaster Toolsで送信の状況を確かめます。
すでに入っている場合がある
Bingの導入案内には、サイトがすでにIndexNowで最新のURLを送っているかは、Bing Webmaster Toolsで確かめられると書かれています。
また、一部のコンテンツ管理の仕組みには、IndexNowが最初から組み込まれていて、設定が要らないとも案内されています。新しく入れる前に、既存の送信がないかを見ておきます。
保証されないことを先に押さえる
IndexNowの公式FAQは、送信しても、インデックスが保証されるわけではないと明記しています。検索エンジンは、クロールの枠、ページの品質、重複などを見て、インデックスするかを自分で決めます。
IndexNowは、変更を早く見つけてもらうための手段です。載せてもらう手段ではありません。
CopilotとBingとIndexNowの関係
Copilot ChatはBingの検索サービスに問い合わせる
Microsoft Learnの説明によると、Microsoft 365 Copilot Chatは、回答の質を上げるために、Bingの検索サービスへ検索の質問を送って、最新の情報で回答を支えることがあります。この機能は、Web検索が有効になっている場合に使われます。
送られる検索の質問は、利用者の入力から作られた数語で、利用者や組織を示す識別子は含まれないと書かれています。
BingのヘルプはCopilotもBingの情報に頼ると書いている
Bingの削除に関するヘルプには、ページを削除したり、インデックスさせない指定をしたりすると、BingやBingの索引に頼るCopilotの体験にも反映される、という趣旨の説明があります。
つまり、Bingが持つページの情報は、Copilotが参照する情報にもつながっています。Bingに変更が伝わるのが遅いと、古い情報が長く残りうる、と筆者は考えます。
IndexNowがないと発見に日数がかかることがある
IndexNowの公式サイトは、IndexNowがないと、検索エンジンが変更に気づくまでに日数から数週間かかることがあると説明しています。
IndexNowは、変わったURLを検索エンジンに知らせることで、巡回の優先順位づけを助けます。
IndexNowの仕組み
来てもらうのを待たずに知らせる
通常、検索エンジンは巡回して変更に気づきます。IndexNowは、サイトの側から、このURLを追加、更新、削除したと通知します。
全体の流れを、先に図で示します。
サイトマップはサイト全体の一覧、IndexNowは変更のお知らせ、と役割が分かれています。公式FAQも、両方を併用するよう勧めています。
1か所に送れば参加エンジン全体に共有される
IndexNowの公式FAQには、送信先として次の受付先が載っています。どれか1つに送れば、IndexNowに参加するすべての検索エンジンに共有されます。
| 受付先 | 送信先 |
|---|---|
| https://api.indexnow.org/indexnow | IndexNow共通 |
| https://indexnow.amazonbot.amazon/indexnow | Amazon |
| https://www.bing.com/indexnow | Bing |
| https://searchadvisor.naver.com/indexnow | Naver |
| https://search.seznam.cz/indexnow | Seznam.cz |
| https://yandex.com/indexnow | Yandex |
| https://indexnow.yep.com/indexnow | Yep |
FAQは、これらのうち1つにだけ送るよう案内しています。全部に送り直す必要はありません。
Googleは参加していない
IndexNowの公式サイトが支持する検索エンジンとして挙げているのは、Microsoft Bing、Naver、Seznam.cz、Yandex、Yepです。Googleは含まれていません。
Googleの公式文書によると、Googleのインデックス登録API(Indexing API)は、求人情報(JobPosting)と、ライブ配信(動画に埋め込んだBroadcastEvent)のページだけが対象です。
そのため、IndexNowは、Bing(Copilotが頼る検索)など、参加しているエンジン向けの対策と考えるのが妥当です。Google向けには、これまでどおりサイトマップを使います。
導入前に知っておきたい3つの注意
変わったURLだけを送る
公式FAQは、意味のある内容の変更がないかぎり、同じURLを何度も送らないよう求めています。送ったURLは、サイトのクロール枠に数えられるためです。
頻繁に更新するページでも、同じURLを再送するまでに最低5分あけるのが、FAQの案内です。
削除や移動したページも送る
FAQは、リダイレクトしたURLや、404、410を返すURLも送るよう案内しています。検索エンジンが、古い情報を直したり、消えたページのリンクを外したりできるためです。
Bingのヘルプも、ページを削除、移動、更新したときにIndexNowで送ると、404、410、noindexをBingが検出するのが早くなると説明しています。ただし、検索結果から消えるのは、再クロールをしたあとです。
サイトの全URLを毎回送る仕組みではない
FAQによると、IndexNowは最近追加、更新、削除したURLを知らせるためのものです。サイトの全URLを一度に送るための仕組みではありません。
ただし、移転やリニューアルのようにサイト全体が更新された場合は、全URLを送ってもかまわないとされています。日常の発見には、サイトマップを使います。
導入前の変更はさかのぼって送らない
FAQは、IndexNowを導入する前に変わったURLを、あとから送る使い方は想定していないと書いています。導入前に更新したページは、lastmodが正しいサイトマップで伝えます。
自分のサイトに合う方法の選び方
3つの方法を比べる
| 比べる点 | WordPressのプラグイン | Cloudflare | 手動またはプログラム |
|---|---|---|---|
| キーの作成と設置 | 自動 | 自動 | 自分で行う |
| 通知のタイミング | 作成、更新、削除を検知して自動 | キャッシュの動きから推定 | 自分で決める |
| ページごとの除外 | 除外パスを指定できる | ドメイン単位のスイッチ | 送るURLを自分で選ぶ |
| 向く人 | WordPressで運営している | Cloudflareを使っている | 自社開発のシステムがある |
併用すると二重に送ることがある
WordPressとCloudflareの両方を使っている場合、同じURLが両方から送られることがあります。私が確認した公式の文書には、二重送信の扱いが書かれていません。
送信の機能は、1つにそろえるのが無難です。
Bingの導入案内が挙げる選択肢
Bingの導入案内は、IndexNowを入れられるWordPress向けの外部プラグインとして、IndexNow Plugin、Yoast、Rank Math、AIOSEO、SEOPress、InstaIndexを挙げています。CDNでは、Cloudflareに対応していると案内されています。
自社が使っているSEOプラグインに機能があれば、それを使えます。
方法1 WordPressで導入する
公式のIndexNow Pluginができること
WordPress.orgの説明によると、IndexNow Pluginは、Bing Webmasterチームが開発したプラグインです。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 自動送信 | ページの作成、更新、削除を検知して、URLをバックグラウンドで送る |
| キーの作成 | 有効化すると、キーを自動で作って、サイトに設置する |
| 除外 | 自動送信のオンとオフ、ワイルドカードで指定した除外パス |
| 手動送信 | URLを手動で送る |
| 履歴 | 直近の送信一覧、失敗した送信の再試行、ダウンロード |
| noindexの尊重 | noindexの指定があるページは送らない |
送信先は共通の受付先(api.indexnow.org)で、受け取ったURLは参加するすべての検索エンジンに共有されると説明されています。
noindexの確認は、実際に出力されたHTMLの meta robots、X-Robots-Tagヘッダー、WordPressの検索エンジンでの表示の設定を見ています。
手順
- WordPressの管理画面で「プラグイン」から「新規追加」を開き、IndexNow Pluginを検索してインストールします。
- 説明欄で、開発元がBing Webmasterチームであることを確認してから、有効化します。似た名前のプラグインが多いためです。
- 管理画面のIndexNowのページを開き、「Let’s Get Started!」を選びます。
- 自動送信がオンであることを確認します。送る必要のないパスは、除外に追加します。
- 記事を1本更新して、送信の一覧に記録されるかを確かめます。
キーの変更と履歴の件数に注意
プラグインの説明によると、新しいキーを作るには、プラグインを無効にして、もう一度有効にします。キーは頻繁に変えない運用が勧められています。
無効にすると、キーの連携と、保存されていた送信の記録が消えます。
管理画面に出る送信の履歴は、成功20件と失敗20件に限られます。それ以上を見たいときは、各検索エンジンのツールで確かめます。
SEOプラグインを使っている場合
Rank Mathのヘルプによると、IndexNow機能は無料版でも使えます。「Instant Indexing」のモジュールをオンにして、自動送信する投稿タイプを選び、変更を保存すると動きます。
設定の画面を出すには、Advanced Modeにする必要があると書かれています。キーはRank Mathが自動で作り、動的に配信するため、ファイルを自分で置く必要はありません。
キーは、Instant Indexingの設定から確認でき、変更もできます。「Check Key」で、検索エンジンが読める場所にキーが出ているかを確かめられます。
方法2 Cloudflareで導入する
Crawler Hintsがやっていること
Cloudflareの公式文書によると、Crawler Hintsは、キャッシュの信号を使って、内容が変わった可能性が高いことを検索エンジンに知らせる機能です。IndexNowにも対応しています。
文書には、キャッシュの状態がMISSになったことから、内容が更新された可能性を判断して、IndexNowに送ると書かれています。ステータスコードが4xxを超えるページは、IndexNowに送られません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供プラン | Free、Pro、Business、Enterpriseのすべて |
| 設定の単位 | サイト全体の1つのスイッチ |
| 通知の根拠 | キャッシュの動き(MISS) |
| 送らないもの | ステータスコードが4xxを超えるページ |
有効にする手順
- Cloudflareのダッシュボードを開き、対象のサイトを選びます。
- 公式文書が案内する、キャッシュの設定のページを開きます。画面の配置は変わることがあるため、公式文書のリンクから開くと確実です。
- Crawler Hintsをオンにします。
オンにすると、Cloudflareが、検索エンジンに巡回のタイミングを知らせはじめます。キーのファイルを自分で置く手順は、公式文書に出てきません。
特定のページを対象から外すには
Crawler Hintsはサイト全体の設定で、ページ単位のオンとオフはありません。公式文書は、特定のページをインデックスさせない方法として、次の3つを挙げています。
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| オリジンのヘッダー | 該当ページに X-Robots-Tag: noindex を付ける |
| HTMLのメタタグ | meta robots に noindex, nofollow を入れる |
| Cloudflareの変換ルール | レスポンスヘッダーの変換ルールで noindex を付ける |
送られた内容は自分では選べない
Cloudflareの方法は手間が小さい反面、どのURLをいつ送るかを自分で決められません。送信の状況は、あとで説明するBing Webmaster Toolsで確かめます。
更新の頻度が低いサイトでは、キャッシュの動きが少なく、通知も少なくなると筆者は考えます。公式の文書に、通知の頻度の数字は書かれていません。
方法3 手動またはプログラムで送る
手順の全体像
IndexNowの公式の案内では、手動の導入は4つの段階で進みます。
| 段階 | やること |
|---|---|
| 1 | キーを作る |
| 2 | キーのファイルをサイトに置く |
| 3 | 変更したURLを送る |
| 4 | Bing Webmaster Toolsで受信を確かめる |
キーを作ってファイルを置く
公式のFAQによると、キーは8文字から128文字で、使える文字は、小文字、大文字、数字、ハイフンです。UUIDを作る道具やコマンドで作るのが勧められています。
ファイルは、UTF-8の文字コードで、ファイル名を「キー.txt」にして、中にはキーだけを書きます。置き場所は、サイトの直下が最も確実です。
| 項目 | 決まり |
|---|---|
| キーの長さ | 8文字から128文字 |
| 使える文字 | a から z、A から Z、0 から 9、ハイフン |
| ファイル名 | キーと同じ名前に .txt を付ける |
| 文字コード | UTF-8 |
| 置き場所 | サイトの直下が推奨。別の場所に置くときは keyLocation を指定する |
ファイルのURLをブラウザで開き、キーだけが表示されれば、検索エンジンが確認できる状態です。
サイトの直下以外に置くときの制限
別の場所に置く場合は、送信のたびに keyLocation で場所を伝えます。公式の文書によると、そのキーで送れるURLは、ファイルがある階層より下のものに限られます。
たとえば、catalog の階層にあるキーのファイルでは、help の階層のURLは送れません。公式は、サイトの直下に置く方法を強く勧めています。
1件だけ送る
1件の送信は、次の形式のURLを開くだけです。URLは、RFC 3986に従って、エンコードします。
https://api.indexnow.org/indexnow?url=https%3A%2F%2Fwww.example.com%2Fpage1&key=(自分のキー)
ブラウザ、wget、curlなど、どの手段でもかまいません。応答コードが200なら、検索エンジンがURLを受け取っています。
複数のURLをまとめて送る
複数のURLは、POSTでJSONを送ります。1回に送れるのは、最大10,000件です。
POST /indexnow HTTP/1.1
Host: api.indexnow.org
Content-Type: application/json; charset=utf-8
{
"host": "www.example.com",
"key": "(自分のキー)",
"keyLocation": "https://www.example.com/(自分のキー).txt",
"urlList": [
"https://www.example.com/url1",
"https://www.example.com/folder/url2"
]
}
keyLocation は、キーのファイルをサイトの直下に置いた場合は、省略できます。URLのドメインは、host と一致させます。
自動化するときの注意
公式のFAQは、CMSの仕組みやスクリプトで、追加、更新、削除のたびに送ることを勧めています。ただし、見た目だけの変更を送らず、意味のある変更だけを送るよう求めています。
同じURLを短い間隔で送り直さない工夫も、必要です。公式FAQは、5分以上あけることを例に挙げています。
また、送信した時刻、URL、応答コードを記録しておくと、あとで失敗の原因を探せます。
応答コードの読み方
返ってくるコードの意味
| コード | 意味 | 次にやること |
|---|---|---|
| 200 | URLを受け取った | 何もしない。ただし処理の完了ではない |
| 202 | 受け取ったが、キーの確認が済んでいない | 最初の送信で出ることがある。次の送信で200になるかを見る |
| 400 | 形式が正しくない | キー、URLのエンコード、パラメータ名を見直す |
| 403 | キーが正しくない | キーのファイルがあるか、中身がキーと一致するかを見る |
| 422 | URLがホストに属さない、またはキーが合わない | URLのドメインと、キーのファイルの場所を見る |
| 429 | 送りすぎ | Retry-After の時間を待ち、頻度を下げる |
200は「受け取った」だけの意味
公式の文書は、200が、検索エンジンがURLを受け取ったことだけを示すと説明しています。インデックスされたことや、巡回されたことを示すものではありません。
429が返ってきたとき
FAQによると、Retry-After ヘッダーに書かれた時間を待ってから、再送します。送る頻度や、1回に送る件数を減らすことも勧められています。
同じURLは、大きな変更がなければ、10分以上あけて送り直します。上限の数字は公開されておらず、検索エンジンごとに異なると書かれています。
送信できているかをBing Webmaster Toolsで確かめる
IndexNow Insightsで見られること
Bingの公式ブログ(2024年3月)によると、Bing Webmaster Toolsのダッシュボードに、IndexNow Insightsという機能があります。送信したURLの状況を、数字と一覧で確かめられます。
| 見られるもの | 内容 |
|---|---|
| 件数の推移 | 送信、巡回、インデックスされたURLの数 |
| 直近の1,000件 | 送信したURLごとの、インデックスの状況と、最初にインデックスされた日 |
| 遅れた送信 | 送信が遅かったかどうか |
| 送信元の内訳 | Cloudflare、WordPress、手動など、どこから送られたか |
| 重要なURLの漏れ | クリックされているのに、最近IndexNowに出ていない新しいリンク |
| エラーの詳細 | 内容の質、robots.txtでの禁止、未巡回、デッドリンクなど |
このブログは2024年のものです。画面の項目名は変わっている可能性があるため、実際の画面で確かめてください。
確認する順番
導入した直後は、次の順に見ると、どこで止まっているかが分かります。
| 順番 | 確かめること | 見る場所 |
|---|---|---|
| 1 | キーのファイルが、ログインなしで開けて、キーだけが表示されるか | ブラウザ |
| 2 | 送信の応答コードが200か202か | プラグインの履歴、またはコマンドの出力 |
| 3 | 送信元の内訳に、導入した方法が出ているか | Bing Webmaster Tools |
| 4 | 送ったURLが、巡回やインデックスの状況に出ているか | Bing Webmaster Tools |
反映までの時間は決まっていない
公式のFAQは、送信しても、巡回とインデックスのタイミングは検索エンジンの判断だと説明しています。変更が検索結果に出るまでの時間は、保証されていません。
数日たっても出ないときは、次の切り分けに進みます。
うまくいかないときの切り分け
キーのファイルが確認されないとき
公式のFAQは、キーのファイルが確認されない原因として、次の4つを挙げています。
| 原因 | 確かめること |
|---|---|
| ファイル名 | キーと完全に同じ名前で、最後が .txt か |
| 置き場所 | サイトの直下にあるか |
| 中身 | ファイルの中の文字が、キーと完全に同じか |
| アクセス | ログイン、ファイアウォール、IPの制限なしで開けるか |
送信より先に、ファイルが公開されている必要があります。公式のFAQも、公開前の送信を、よくある間違いに挙げています。
送ったのにインデックスされないとき
IndexNowの公式FAQは、インデックスされない理由として、次を挙げています。
| 理由 | 対応の方向 |
|---|---|
| サイトのクロールの枠の上限 | 不要なURLを送らない |
| 内容が薄い、または重複している | 内容を見直す |
| 404、robots.txtでの禁止、noindexなどの技術的な問題 | 該当ページの設定を直す |
| クロールの予定による遅れ | 待つ |
| 検索エンジンが載せないと判断した | 内容と内部リンクを見直す |
IndexNowは通知であって、依頼ではありません。通知を受けた検索エンジンが載せるかを決めます。
インデックスされても、Copilotの回答に出るとは限らない
Bingにインデックスされても、Copilotの回答に使われるかは、別の問題です。Microsoft Learnの説明では、Copilot Chatは、最新の情報で回答を支えるために、Bingへ検索の質問を送ることがあります。
この機能は、Web検索が有効なときに使われます。自社のページを確かめるときは、Web検索が使える状態のCopilotで試します。
検索エンジンごとに結果が違う
FAQによると、IndexNowは参加しているすべての検索エンジンに通知されますが、インデックスするかは、各社が自分で決めます。1つのエンジンで載ったからといって、他のエンジンでも載るとは限りません。
確かめるときは、各エンジンが提供する、検索の状況を見る道具を使います。
サブドメイン・多言語・キーの変更・削除ページの扱い
サブドメインはキーが別になる
公式のFAQによると、サブドメインは別のホストとして扱われます。サブドメインごとに、キーのファイルを、そのサブドメインの直下に置きます。
送信するときも、そのサブドメインのキーを使います。
| 例 | 必要なもの |
|---|---|
| www.example.com | このホストの直下に置いたキーのファイル |
| blog.example.com | blog.example.com の直下に置いた、別のキーのファイル |
| shop.example.com | shop.example.com の直下に置いた、別のキーのファイル |
多言語のサイトは言語版ごとに送る
多言語のサイトは、言語版のURLを、1つずつ送ります。公式のFAQは、各言語版で canonical と hreflang を整えることも勧めています。
キーを変えるとき
公式のFAQは、キーを変える手順を3つ示しています。新しいキーを作り、サイトの直下の古いキーのファイルを、新しいキーのファイルに置き換え、新しいキーで送信を始めます。
新しいキーでの送信があると、検索エンジンが自動で、新しいキーを確認し直します。WordPressの公式プラグインでは、無効にして有効にし直すことで、キーが作り直されます。
ページを削除、移転したとき
削除したページ、移転したページも、IndexNowで知らせます。公式FAQは、301、302、メタリフレッシュのリダイレクトと、404、410を返すページを、送るよう案内しています。
サイトの移転やリニューアルのように、ほぼ全部のURLが変わるときは、全URLを送ってもかまいません。そのあとの日常の発見は、サイトマップに任せます。
よくある質問
Q. IndexNowを入れれば、Copilotの回答に載りますか?
載るとは限りません。IndexNowの公式FAQは、送信してもインデックスが保証されるわけではないと書いています。
さらに、インデックスされた先で、Copilotが回答にそのページを使うかは別の問題です。IndexNowは、変更をBingに早く知らせるための手段と考えてください。
Q. Googleの検索にも効きますか?
IndexNowの公式サイトが挙げる検索エンジンに、Googleは含まれていません。Googleには、これまでどおり、lastmodが正しいサイトマップを用意します。
Googleのインデックス登録APIは、求人情報とライブ配信の動画のページだけが対象と、Googleの公式文書に書かれています。それ以外のページは対象外です。
Q. 小さなサイトでも入れる意味はありますか?
あります。IndexNowの公式FAQは、ページ数の少ないサイトでも、更新を早く知らせられると説明しています。
WordPressなら、公式のプラグインを入れて、初期設定を済ませるだけです。手間が小さいため、まず試す価値があります。
Q. WordPressのプラグインとCloudflareの両方で送ってよいですか?
私が確認した公式の文書には、二重送信の扱いが書かれていません。同じURLを短い間隔で送り直すと、クロールの枠を無駄に使うと公式FAQが書いているため、送る元は1つにそろえるのが無難です。
どちらを残すかは、Bing Webmaster Toolsの送信元の内訳を見て、実際に動いている側を選びます。
Q. 更新が多いサイトで、送りすぎにならないですか?
公式FAQは、意味のある変更だけを送り、同じURLの再送は5分以上あけるよう勧めています。見た目だけの変更は送りません。
429が返ったときは、Retry-After の時間を待ち、送る頻度を下げます。
まとめ
IndexNowは、ページの追加、更新、削除を、サイトの側からBingなどの検索エンジンへ知らせる仕組みです。送ればインデックスされる、Copilotの回答に出る、という保証はありません。
WordPressなら公式のプラグイン、Cloudflareを使っているならCrawler Hints、どちらでもなければキーのファイルと手動の送信で導入できます。送信元は1つにそろえるのが無難です。
導入したら、キーのファイルが開けること、応答コードが200か202であること、Bing Webmaster Toolsに送信が出ていることを確かめます。
Googleは参加していないため、サイトマップは引き続き必要です。
本記事の内容は2026年10月17日時点です。公式ページが変わった場合は、公式の最新の記載を優先してください。
AI検索の全体像は、LLMO対策のやり方の記事にまとめています。
今日できる点検
次の表は、自社の状況に合わせて、上から確かめる順に並べています。
| 確かめること | 見る場所 | 結果で変わること |
|---|---|---|
| すでにIndexNowで送っているか | Bing Webmaster Tools | 送っていれば、新しく入れる必要はない。送信元を確かめる |
| 自社のサイトの運営の仕組み | 管理画面 | WordPressなら公式のプラグイン、Cloudflareなら Crawler Hints を使う |
| キーのファイルが開けるか | ブラウザでファイルのURLを開く | キーだけが表示されればよい。出なければ、名前と置き場所を見直す |
| 送信の応答コード | プラグインの履歴、またはコマンドの出力 | 200か202ならよい。400、403、422、429は、前の表で原因を見る |
| 送信元が重複していないか | Bing Webmaster Toolsの送信元の内訳 | 複数あれば、1つにそろえる |
| サイトマップのlastmod | サイトマップのファイル | 導入前の更新は、ここで伝える |
| サブドメインを使っているか | DNSとサイトの構成 | 使っていれば、サブドメインごとにキーを置く |
公式ページの見直し先
状況は変わり続けるため、点検のたびに次の5つを開き直してください。
| 見るページ | 確かめること |
|---|---|
| IndexNow公式サイトの文書とFAQ | 送信先、応答コード、再送の間隔 |
| Bingの導入案内 | 対応するプラグイン、CDN、組み込み済みの仕組み |
| WordPress.orgのIndexNow Plugin | 機能、キーの扱い、履歴の件数 |
| Cloudflareの文書(Crawler Hints) | 提供プラン、対象外のページ |
| Microsoft Learn(Copilot Chatのプライバシー) | Web検索を使う条件 |
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