検索結果で、ページの題名の下に出る短い説明文は、Googleがどう決めているのでしょうか。自分で書いた説明文がそのまま出ると考えている方は、少なくないはずです。
この記事では、Google検索セントラルの「検索結果のスニペットを管理する」を、英語版の原文から読みます。分かるのは、スニペットの作られ方、出さない・短くする指定、説明文の書き方、2026年4月に加わった「続きを読む」リンクの条件です。
合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。このページを読むのは、検索結果での見え方を整える前に、Googleが決める部分と運営者が決められる部分の境目を、原文で確かめるためです。
結論:3行で言うと
- このページによれば、スニペットは主にページ本文から自動で作られます。メタディスクリプションは、本文より正確にページを表せるとGoogleが考えたときに、ときどき使われます
- メタディスクリプションの長さに上限は無く、検索結果では端末の幅などに合わせて切り詰められます。ページごとに固有の内容を書くことが勧められています
- スニペットを出さない・短くする・一部だけ除く、という3つの指定があります。2026年4月20日には、「続きを読む」リンクが出る可能性を高める方法の節が加わりました
このページの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題(英語) | Control your snippets in search results |
| 日本語版の題名 | 検索結果のスニペットを管理する |
| 英語版の最終更新日 | 2026年4月20日 |
| 日本語版の最終更新日 | 2026年4月22日 |
| Google検索セントラルの中の位置(章) | 左の目次の「Ranking and search appearance」(日本語版では「ランキングと検索での見え方」)の中 |
| 直近の主な更新 | 2026年4月20日に「続きを読む」リンクの節を追加。その前の本文の書き換えは2024年1月5日 |
左の目次には、別のページとして「Featured snippets(強調スニペット)」もあります。この記事の対象は、スニペットのページだけです。
Googleがこのページで言っていること
スニペットとは何か、どう作られるか
スニペットは、Google検索やほかのサービス(Googleニュースなど)で、検索結果に出る説明や要約の部分です。
Googleは、主にページ上の内容から、ふさわしいスニペットを自動で決めます。検索した人の探しものに最も関係の深い部分を、前に出して見せる設計です。
このため、同じページでも、検索語が違えば別のスニペットが出ることがあります。
メタディスクリプションのほうが、本文のほかの部分よりページをよく表している場合は、その説明も使うことがあります。
個々のサイトのスニペットを、Googleが手作業で変えることはできないと、ページは書いています。
出さない、短くする、一部だけ除く
このページは、3つの指定の名前を挙げて、仕様のページへリンクしています。
リンク先「Robots meta タグ、data-nosnippet、X-Robots-Tag の指定」(英語版、2026年3月24日更新)も開いて確かめました。次の表は、2つのページを合わせたものです。
| 指定 | 働き | 仕様のページの注意点 |
|---|---|---|
| nosnippet(metaタグ) | そのページの文章のスニペットと動画のプレビューを出さない。静止画のサムネイルは出ることがある | AI Overviews(AIによる概要)やAIモードを含む検索結果全般に及び、両機能の直接の入力に使われることも防ぐ |
| max-snippet:[数字](metaタグ) | 文章のスニペットの最大文字数を指定する。0はnosnippetと同じ、-1はGoogleが決める | 画像・動画には影響しない。構造化データで渡した内容や契約にもとづく利用には及ばない |
| data-nosnippet(属性) | ページ内の一部の文章だけを、スニペットから外す。span・div・sectionに付ける | 値は無視される。閉じ忘れの無い正しいHTMLが必要。既存の要素への付け外しをJavaScriptでしない |
複数の指定が食い違うときは、制限の強いほうが優先されます。max-snippet:50とnosnippetが両方あれば、nosnippetが働きます。
これらの指定が読まれるのは、クロールを許されたページだけです。robots.txtで止めたページでは、指定は無視されます。
質のよいメタディスクリプションの書き方
メタディスクリプションは、短い要約です。ページこそ探していたものだと利用者に思わせる、売り込み文のようなものと説明されています。
長さに上限は無く、検索結果では多くの場合、端末の幅に合わせて切り詰められます。CMSでHTMLを直接編集できないときは、CMSの検索エンジン向けの設定画面を探すよう案内されています。
見出しになっている勧めは、次の4つです。
- ページごとに固有の説明を書く。同じ説明を全ページに付けても役に立たないとされています。ホームや一覧にはサイト全体の説明、ほかにはそのページの説明を使います。時間が足りなければ、ホームと人気のページなど重要なURLを優先します
- 内容に関する情報を入れる。文章の形でなくてもよく、記事なら筆者や公開日、商品なら価格やメーカーを集められます
- 大規模なサイトでは、自動で作ってもよい。手書きが難しい場合は、プログラムでの生成が推奨されています。条件は、人が読めて、ページごとに違う内容になることです。キーワードの長い羅列は、スニペットとして表示されにくくなります
- 質を保つ。説明は利用者が見るページに出ないため、後回しになりがちです。質のよい説明は、検索からのアクセスの質と量を高める助けになりうると書いています
ページには、悪い例とよい例が4組あります。要点だけを表にしました。
| 場面 | 悪い例 | よい例 |
|---|---|---|
| 手芸用品店 | 商品名を並べただけ | 何が揃うかに加えて、営業時間と場所まで書く |
| ニュースのサイト | 全記事に同じ文面 | その記事の内容から取った文面 |
| 卵料理の手引き | ページを要約せず、思い出話を書く | 何が学べるかを、ページ全体の要約として書く |
| シャープペンシル | 商品名だけで短すぎる | 特徴、色、送料が無料になる条件まで書く |
書式は次の1行です。ページのhead要素の中に入れます。
<meta name="description" content="ここにページの要約を書く">
書き方の実務は、弊社のメタディスクリプションの書き方の記事で扱っています。この記事は公式ページの解説で、あちらは表示回数が多いのにクリックされていないページから直す手順が中心です。
「続きを読む」リンク(2026年4月に追加された節)
「続きを読む」ディープリンクは、スニペットの中に出るリンクです。利用者を、そのページの特定の節へ直接送ります。
出る可能性を高めるための条件として、3つが挙がっています。
- 内容が、人の目にすぐ見える状態にあること。開閉式の部分やタブの中に隠さない
- JavaScriptで、ページ読み込み時のスクロール位置を操作しないこと。たとえば、強制的に先頭へ戻さない
- 読み込み時にhistory APIを呼んだり、window.location.hashを書き換えたりする場合は、URLの「#」以降を消さないこと。消すとディープリンクが働かなくなる
「可能性を高める」という書き方なので、条件を満たしても出ない場合は残ります。
英語版と日本語版の違い
2026年10月8日に、英語版と日本語版を節ごとに比べました。
最終更新日は、英語版が2026年4月20日、日本語版が2026年4月22日です。日本語版のほうが2日新しく、「続きを読む」の節は両方にあります。
見出しの順、箇条書きの数、メタディスクリプションの例は、どちらも同じでした。確認した日付時点で、節の構成と主張に差は見つかりませんでした。
訳し方の違いは、次の3点です。ページの主張を変える差とは読みませんでした。
- 英語版は、メタディスクリプションが文章の形でなくてもよく、ページの情報を入れる「とてもよい場所」だと書いています。日本語版は「データを含めておくだけでも効果があります」と訳していて、「効果」という言い方は英語版にありません
- 英語版が説明を「人が読めて、多様」と書いた箇所は、日本語版では「それぞれのページに合ったわかりやすい説明」です
- 商品ページの例で、英語版の「age」を、日本語版は「発売年」と訳しています
更新の経緯
変更履歴と、Internet Archiveに保存された過去の版で、いつ何が変わったかを確かめました。
| 時期 | 分かったこと |
|---|---|
| 2022年9月17日の保存版から2023年12月3日の保存版の間 | 差は、CMSの案内と、冒頭の検索結果のイラスト(図と説明文)の追加だけでした。CMSの案内では、「WordPress」と「HTMLを編集したくない場合」が加わり、設定画面の呼び方も少し変わっています。CMSの案内の変更は2023年5月8日の保存版までに、イラストは2023年12月3日の保存版までに加わっていました。変更の正確な日付は分かりません |
| 2023年12月3日の保存版 | 導入に、Googleはメタディスクリプションを含む複数の元からスニペットを決める、とありました。運営者が内容を示す主な方法として、リッチリザルトとメタディスクリプションの2つが挙がっていました |
| 2024年1月5日 | 変更履歴によれば、スニペットの主な元はページ本文そのものだと明確にしました。以前の書き方が、構造化データとメタディスクリプションを主な元のように読ませたためです。2024年2月1日の保存版で、導入の書き換えと、2つの方法の箇条書きの削除を確認しました |
| 2024年10月31日、2025年5月9日、2026年2月4日 | 保存版の最終更新日が、この順に動きました。本文は、2024年2月1日、2025年1月16日、2025年12月5日、2026年4月9日の4つの保存版で同じでした(イラストの説明文の「web result」が「text result」に変わった点を除きます)。日付だけが動いた理由は、変更履歴に無く分かりません |
| 2026年4月20日 | 変更履歴によれば、「続きを読む」リンクの節を追加しました。2026年4月9日と5月2日の保存版の差は、この節だけでした |
このページの本文には、AI OverviewsやAIモードの記載が見当たりませんでした。AIとの関係は仕様のページにあり、変更履歴には、2023年10月18日にSGE(生成AIを使った検索の実験)、2025年3月5日にAIモードの情報が加わったとあります。
このページから、言えること・言えないこと
| 言えること | 言えないこと |
|---|---|
| スニペットは、主にページ本文から自動で作られる | 自分で書いたメタディスクリプションが、必ず検索結果に出る |
| メタディスクリプションの長さに、上限は無い | 「何字以内なら全文が出る」という数字(字数の目安は載っていません) |
| キーワードを長く並べた説明は、スニペットとして表示されにくい | 並べるとペナルティを受ける(そうは書かれていません) |
| ページごとに固有の説明を書くことが勧められている | 説明文を直せば順位が上がる(順位の話はしていません) |
| Googleは、個々のサイトのスニペットを手作業で変えられない | Googleに頼めば、スニペットを直してもらえる |
| 3つの条件を守ると、「続きを読む」リンクが出る可能性が高まる | 守れば必ず出る |
中小企業の視点で、どう受け取るか
ここからはGoogleの説明とは別の、私の読み取りです。
1. 今の見え方を、先に自分の目で見る
Search Consoleの検索パフォーマンスで、ページ別に表示回数の多い順に並べ、上位3ページを選びます。画面の名前は変わることがあるので、「検索パフォーマンス」と「ページ」を目印に探します。
それぞれのページが表示される検索語でGoogle検索をして、ページのソースにあるname=”description”の文と、検索結果の文を並べます。
一致していれば、書いた説明が使われています。違っていれば、その検索語では本文のほうが選ばれた、と読めます。
2. 書く順番は重要なページから。同じ文が並んでいないかも見る
従業員が数人から数十人の会社なら、ホーム、サービスの紹介、料金や流れのページ、よく見られる記事の順が現実的です。
WordPressでは、説明文の入力欄がテーマや検索向けのプラグインの設定に用意されていることが多いです。投稿と固定ページの編集画面の下のほうを探します。
設定の初期値で、全ページに同じ文が入ることもあります。ソースを3〜4ページ分見て、同じ文が並んでいないかを確かめます。
3. 止める指定は、目的があるときだけ使う
nosnippetを付けたページは、文章の説明が検索結果から消えます。価格表の注意書きなど一部だけ外したいときは、data-nosnippetのほうが目的に合います。
覚えのない指定が入っていないかも、ソースで一度確かめます。テーマやプラグインの設定が、自動で入れている場合があるためです。
4. 「続きを読む」の条件を、自社のページと照らす
大事な説明を、開閉式の部品やタブの中に入れていないかを見ます。
見出しにアンカー(id)が付いたページで、URLの末尾に「#」とそのidを付けて開きます。読み込み後もURLの「#」以降が残っていれば、3つ目の条件に反する動きは見当たりません。
実際に表示されるかどうかは、手元で確かめられません。運営者にできるのは、条件を満たすかの点検までです。
弊社のサイトで確かめたこと
2026年10月8日に、kenkyo.aiに対して次の確認を行いました。Googleの検索結果での実際の表示は、今回の確認の範囲外です。
curl -sIL https://kenkyo.ai/
curl -sL https://kenkyo.ai/
- ホーム:HTTP/2で200が返り、X-Robots-Tagのヘッダーはありませんでした。HTMLには、titleとメタディスクリプションが1つずつあります。robotsのmetaタグはmax-image-preview:largeだけで、nosnippet、max-snippet、data-nosnippetは0件でした
- 記事40本の抜き取り:post-sitemap.xml(1,000件)から更新日が新しい順に40本を選び、HTMLを取得して説明文を読みました。説明文が無い記事は0本、同じ説明文を使う組は0組、headにnosnippetかmax-snippetがある記事は0本でした
- ディープリンクの条件:同じ40本のHTMLの中に、details要素、アコーディオン、タブの部品は見つかりませんでした。location.hash、pushState、scrollToを使うコードも、HTMLの中には見つかりませんでした。外部のJavaScriptファイルの中身は読んでいません
確認したのは、ホームと抜き取りの40本だけです。サイト全体の記事を調べたものではありません。
よくある質問
メタディスクリプションを書けば、Googleのスニペットにそのまま表示されますか
このページによれば、使われることもあれば、使われないこともあります。スニペットは主にページ本文から作られ、メタディスクリプションは、本文より正確にページを表せると考えられたときに使われます。
メタディスクリプションの文字数の上限は何字ですか
上限は無い、とこのページは書いています。字数の目安の記載も、ページ内に見当たりませんでした。
検索結果では、端末の幅などに合わせて切り詰められます。大事なことを前のほうに置く書き方が考えられますが、これは私の読み取りです。
Googleの検索結果で「続きを読む」ディープリンクを出すには、何をすればよいですか
出すための操作は、公式ページには見当たりませんでした。出る可能性を高める条件として、内容を人の目にすぐ見える状態にすること、読み込み時のスクロール位置を操作しないこと、URLの「#」以降を消さないことの3つが挙がっています。
まとめ:今日できる1つのこと
表示回数の多いページを1つ選び、ソースを開いて、name=”description”の文を読んでみてください。
無い、または他のページと同じ文であれば、そのページの要約を1〜2文で書き直します。これが、公式ページの勧めに沿った最初の一歩です。
この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
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