検索結果に出る自社ページの題名が、自分で付けた題名と違っている。そんな表示を見たことはありませんか。
Googleは検索セントラルの1ページで、その題名の決まり方と、整え方を説明しています。
この記事は、そのページ「Influencing your title links in search results」を英語版の原文から読んで整理します。英語版と日本語版の比べ読み、更新の経緯、弊社のサイトで確かめたことも書きます。
合同会社謙虚は、3つのドメインを並行して運用し、何を変えると数字が動くかを測り続けています。検索結果の題名は、人がどの結果を開くかを決める主な情報になることが多い、とGoogle自身が書いているので、決まり方を原文で確かめました。
結論:3行で言うと
- 検索結果の題名(タイトルリンク)は、Googleが自動で決めます。titleタグは元になる9つの情報の一つで、個別のサイトの題名をGoogleが手作業で変えることはできない、と書かれています
- 整え方の基本は、ページごとに違う、内容を説明する簡潔なtitleを付けることと、メインの見出しをページ内でいちばん目立たせることです
- Googleが題名を書き換える場面は、7つのケースが挙がっています。書き換わっていたら、まずこの7つに当てはまらないかを見ます
このページの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題(英語) | Influencing your title links in search results |
| 日本語版の題名 | Google 検索結果のタイトルリンク(見出し)の変更 |
| 英語版の最終更新日 | 2025年12月10日 |
| 日本語版の最終更新日 | 2025年12月18日 |
| Google検索セントラルの中の位置(章) | 日本語版の目次では「ランキングと検索での見え方」の中にあります |
| 直近の主な更新 | 変更履歴の最後の記載は2024年8月26日(og:titleを、元になる情報に追加)です。2025年5月9日と12月10日にページの日付が変わっています |
Googleがこのページで言っていること
タイトルリンクとは
タイトルリンクは、検索結果に出る、ページへのリンクになった題名です。Google検索のほか、Googleニュースなどの検索結果にも出ます。
Googleは、複数の情報源から自動で決めます。こちらの希望は、ページが挙げるベストプラクティスに沿って書くことで伝えられます。
元になる9つの情報
- titleタグ(title要素)の中の文字
- ページに表示されるメインの視覚的な題名
- h1などの見出しタグ
- og:titleのmetaタグの中の文字
- 装飾によって大きく目立っている、そのほかの文字
- ページ内のそのほかの文字
- ページ上のリンクの文字(アンカーテキスト)
- そのページへ向かうリンクの文字
- WebSite構造化データ
titleタグは、9つのうちの1つに過ぎません。
更新をGoogleが認識するには、ページの再クロールと再処理が要ります。数日から数週間かかることがあります。
再クロールは、Googleにリクエストできます。
ベストプラクティス:9つの項目
- すべてのページにtitleを付ける:サイト上のすべてのページで、title要素に題名を指定します
- 具体的で簡潔に書く:「ホーム」「プロフィール」のような曖昧な語と、不必要に長い題名を避けます。長さの上限は無く、検索結果では必要に応じて切り詰められます
- キーワードを詰め込まない:説明的な語を少し入れるのは役立つことがあります。同じ語句の繰り返しは、Googleや利用者にスパムのように見えることがあります
- 繰り返しや定型文を避ける:全ページが同じ題名だと、利用者はページを見分けられなくなります。動画や歌詞が実際にあるページだけに「動画」「歌詞」の語を入れる、という例が挙がっています
- ブランド名は簡潔に:トップページは、サイトの追加情報を書いてもよい場所とされています。ほかのページは、サイト名だけを先頭か末尾に置き、ハイフン・コロン・パイプなどで区切る形が挙がっています
- メインの題名を明確にする:見た目の重みが同じ見出しが複数あると、混乱の元です。文字を大きくする、最初に見えるh1に置く、といった方法が挙がっています
- クロールの拒否に注意する:robots.txtでクロールを止めても、他のサイトのリンクから見つかれば、インデックスされることがあります。その場合は、他のサイトのアンカーテキストなど、ページの外の情報から題名を決めます。インデックスを防ぐのはnoindexです
- 本文と同じ言語・書記体系にする:ヒンディー語のページなら、titleもヒンディー語で書きます。合わないと判断されると、別の文字が選ばれることがあります
- フライトの価格を入れない:価格は数分で変わることがあり、題名の価格と実際の価格がずれやすいので、フライトのページでは価格を出さない可能性が高い、と書かれています
Googleが書き換える7つのケース
ページに問題を見つけたとき、Googleは、アンカーやページ内の文字などから、より良いと考える題名を作ることがあります。よく見られる問題は、次の7つです。
| ケース | 起きている状況 | Googleがすること(原文の例) |
|---|---|---|
| 1. 一部が欠けたtitle | ページのtitleが「|サイト名」のように、前半が空になっている | 見出しや目立つ文字から、「製品名|サイト名」の形を作ることがある |
| 2. 古くなったtitle | 毎年同じページを使うのに、titleの年が古いまま。ページ上の大見出しは新しい年になっている | 大見出しの新しい年を、タイトルリンクに使うことがある |
| 3. 不正確なtitle | 動的なページで、ぬいぐるみの種類を並べたtitleが、内容を正確に表していない | 「ぬいぐるみ – サイト名」のように、内容に合う題名へ変えることがある |
| 4. 小さな定型文の繰り返し | テレビ番組のシーズン違いの3ページが、同じtitleになっている | 大見出しにあるシーズン番号を見つけ、題名に入れることがある |
| 5. メインの題名が不明確 | 同じ見出しレベルや同じ装飾の見出しが、2つ以上ある | 最初の見出しを使うことがある |
| 6. 言語・書記体系の不一致 | ヒンディー語のページなのに、titleが英語やローマ字になっている | 本文に合う題名を作ることがある |
| 7. サイト名の重複 | ドメイン単位のサイト名が、検索結果にすでに表示されている | タイトルリンクから、サイト名を省くことがある |
書き換わった題名が出ていたら、まず7つに当てはまらないかを確かめます。当てはまらなければ、検索結果の題名のほうが、その検索語に合っていないかを考えます。
相談先としては、検索セントラルのヘルプコミュニティが挙がっています。
英語版と日本語版の違い
英語版は2025年12月10日、日本語版は2025年12月18日の更新です。日本語版のほうが8日新しい状態です。
2026年10月8日に両方を取り直して、節の構成と例を突き合わせました。内容を大きく変える差は見つかりませんでした。
主な差は、訳の濃淡にあたる5点です。ほかにも、細かい語の選び方の違いはあります。
| 箇所 | 英語版 | 日本語版 |
|---|---|---|
| titleの長さ | 「no limit」(長さに上限は無い)。切り詰めは、通常は端末の幅に合わせて、必要に応じて行う | titleのテキストがすべて表示されるわけではなく、一部だけが表示される、という説明です。上限が無いことと、端末の幅への言及は欠けています |
| 定型文の解決策 | titleを「dynamically」(動的に)更新して、ページの実際の内容を反映する | 「大幅に変更し」とあり、動的にという意味の語が欠けています |
| 説明的な語を入れること | 少し入れるのは「役立つことがある」 | 「効果的な場合もあります」 |
| 言語・書記体系の不一致(よくある問題の節) | 「may generate」(生成することがある) | 「生成します」と、言い切る形です。ベストプラクティスの節の同じ話は、どちらも「ことがある」です |
| フライトの価格 | 表示しない可能性が高い | 表示しない場合がある |
英語版の1行目の文は、2025年4月24日のInternet Archiveの保存版にすでにあります。日本語版は2025年12月18日の更新後も、この文に当たる記述が欠けています。
ここからは私の読み取りです。1行目は、日本語版だけを読むと、切り詰めが端末の幅に応じて変わる点が抜け落ちます。
3行目の「効果的」は、順位への効果を連想しやすい訳です。このページが扱うのは、題名の表示の決まり方と整え方までです。
更新の経緯
変更履歴(2026年10月分まで載っている版)と、Internet Archiveの保存版を突き合わせました。
- 2021年10月8日:変更履歴に、このページの新設があります。題名とスニペットの説明が2つのページに分かれ、「タイトルリンク」という言葉も、この時に導入されました
- 2022年5月10日:見出し(headline)に関するトラブルシューティングのヒントが、このページに加わりました(どの節かは、変更履歴に書かれていません)
- 2022年6月3日:言語・書記体系の不一致についてのベストプラクティスが加わりました
- 2022年7月19日:以前の「headline」の語が他の言語で紛らわしいため、「見出し」と「題名の文字」の言い方に統一した、と変更履歴にあります(ページ名の記載は無く、このページの話かは断定できません)
- 2023年11月15日:フライトの価格についてのベストプラクティスが加わりました
- 2024年8月26日:og:titleが、元になる情報の一覧に加わりました。og:titleのmetaタグの中の文字から、タイトルリンクを自動で作ることがあるため、と書かれています
- 2025年5月9日:ページの日付が変わりました(変更履歴の記載は見つけられませんでした)。2025年4月24日の保存版(更新日の表示は2025年2月4日)と5月13日の保存版を比べると、本文の文字列の差は、冒頭の図の説明文の1語だけでした
- 2025年12月10日:ページの日付が変わりました(変更履歴の記載は見つけられませんでした)。2025年11月24日の保存版(更新日の表示は2025年5月9日)と12月11日の保存版を比べて、本文の文字列は同じでした。12月11日の保存版と現在の英語版も同じです
比べたのは、取得できた保存版だけです。2025年4月より前は含まれません。
このページから、言えること・言えないこと
| 言えること | 言えないこと |
|---|---|
| タイトルリンクは、titleタグを含む9つの情報から、Googleが自動で決めます | titleタグに書いた文字が、そのまま検索結果に出る。ページ自身が、書き換わる7つのケースを示しています |
| titleの長さに上限は無く、検索結果では必要に応じて切り詰められます | 「何字以内なら全文が出る」。ページは字数の目安を示していません |
| 問題を見つけると、Googleが別の題名を作ることがあります | 書き換えを個別に頼んで直してもらう。Googleは個別のサイトのタイトルリンクを手作業で変えられない、と書いています |
| robots.txtでクロールを止めても、インデックスされることがあります。防ぐのはnoindexです | robots.txtでブロックすれば、検索結果に出ない |
| 変更の反映には、再クロールと再処理が要り、数日から数週間かかることがあります | titleを直せば、翌日に検索結果が変わる。再クロールのリクエストでも、反映が即時とは限りません |
| 題名は、人がどの結果を開くかを決める主な情報になることが多い、と書かれています | titleを整えれば順位が上がる。このページは題名の表示だけを扱っています |
中小企業の視点で、どう受け取るか
ここからはGoogleの説明とは別の、私の読み取りです。従業員が数人から数十人で、WordPressのサイトを持つ会社を想定します。
1. 主力の3ページで、titleとh1を書き出して並べる
ページを開いて右クリックし、「ページのソースを表示」を選びます。表示された画面で「<title」を探し、中の文字を書き留めます。
続けて「<h1」を探し、同じように書き留めます。2つの内容が揃っているかを、目で見て確かめます。
2. WordPressの題名のテンプレートを確かめる
titleは、投稿や固定ページの題名に、サイト名を足した形で作られていることが多いです。足し方は、テーマやSEO用の拡張機能の設定で決まります。
ベストプラクティスの5は、サイト名を先頭か末尾に置き、区切り文字でつなぐ形です。自社がそうなっているかは、ページのソースで見られます。
拡張機能の設定画面は、今回の作業では未確認です。名称や場所は、自社の画面で確かめてください。
3. h1が何個あるかを数える
テーマによっては、ロゴやサイト名をすべてのページでh1にしています。ページのソースで「<h1」を検索すると、個数が分かります。
ベストプラクティスの6は、メインの題名を、ページ内でいちばん目立たせる内容です。h1が2つあれば、どちらがメインかを、見た目と合わせて考えます。
4. 毎年使い回すページは、更新のたびにtitleも直す
料金表や募集要項のように、年や期が付くページがあります。見出しだけを新しい年にして、titleを古いまま残すのが、7つのケースの「古くなったtitle」です。
直したあとは、Search Consoleの「URL検査」から、再クロールをリクエストできます。リクエストできるのは、そのサイトの所有者か、フル権限のユーザーです。
回数に上限があり、同じURLを繰り返し送っても、早まる効果は無い、と再クロールのページにあります。
弊社のサイトで確かめたこと
2026年10月8日に、kenkyo.aiで次の確認をしました。Search Consoleの数字は私の側から見られないため、未確認です。
検索結果で実際に出ている題名も、今回は目視で確かめていません。
| 確認 | 結果 |
|---|---|
curl -sL https://kenkyo.ai/robots.txt |
6行です。全クローラー向けに、禁止しているのは管理画面のフォルダだけで、サイトマップを2つ案内しています。記事や固定ページのクロールを止める記述は、0件でした(ベストプラクティス7に関わる確認です) |
| 固定ページ用のサイトマップに載る18URLのHTMLを取得 | h1は、取得した18URLのすべてで2つありました。トップページでは、1つ目がロゴ画像(文字は空で、画像の代替テキストに社名)、2つ目がキャッチコピーです。 |
| 投稿用サイトマップ2本の計1,065URLから、乱数で60本を選んでHTMLを取得 | 60本すべてで、titleが「記事の題名 – 合同会社謙虚」の形でした。h1は1つだけで、titleからサイト名を除いた文字列と一致しました(60本中60本)。og:titleもtitleと同じでした(60本中60本)。titleの重複は0件です。サイト名を含む字数は29〜77字、中央値は50字でした |
| トップページと記事2本のJSON-LDを読む | 3ページとも、WebSite型で、nameが「合同会社謙虚」でした |
投稿は、title・h1・og:titleが同じ題名から作られていました。ページ側から見て食い違う要素は、少ない状態です。
固定ページはh1が2つあります。ベストプラクティス6が求める「いちばん目立つ見出し」に当たるかは、文字の大きさまで見ていないため、判断を保留しました。
よくある質問
Googleの検索結果のタイトルリンクは、titleタグに書いたとおりに表示されますか
異なる場合があります。Googleは、titleタグを含む9つの情報から、自動でタイトルリンクを決めます。
ページに問題を見つけたときは、アンカーやページ内の文字から別の題名を作ることがあります。7つのケースは、上の表のとおりです。
titleタグは何文字までに収めればよいですか
英語版は、長さの上限は無い、と書いています。字数の目安の記載は、見つかりませんでした。
検索結果では、必要に応じて、通常は端末の幅に合わせて切り詰められます。日本語版は、この説明が英語版と異なります(上の違いの表を参照)。
実務の目安は、弊社の別記事「SEO記事は何文字」の答えでも触れています。そちらは実務の側からの目安です。
titleタグを直したのに、検索結果の題名が変わらないのはなぜですか
反映には、再クロールと再処理が要り、数日から数週間かかることがあります。Search ConsoleのURL検査から、再クロールをリクエストできます。
それでも変わらないときは、7つのケースに当たらないかと、検索した語に合う題名がほかにないかを確かめます。
まとめ:今日できる1つのこと
主力ページを1本選び、ページのソースで「<title」と「<h1」を探して、並べて読んでみてください。内容が揃っているか、h1が何個あるかを、メモに残します。
この記事は、Google検索セントラル解説の一覧の一本です。ほかのページの解説も、順次公開しています。
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