Googleマップに出ている自分の店の営業時間が、実際と違う。直したはずなのに戻っている、保存したのに変わらない、祝日の分だけ別の時間にしたい。この記事は、そう困っている店や事業所の経営者と担当者に向けて書いています。
Googleが公開しているビジネス プロフィール ヘルプの日本語ページと、Google マップ ヘルプ、Google 検索セントラルの文書を、2026年10月30日に実際に開いて読みました。書くのは、そこで確かめられた範囲だけです。確かめられなかったことは、書かずに「公式に記載なし」と書きます。
先に答え:営業時間は3種類に分かれていて、変える場所もそれぞれ違う
結論から書きます。ビジネス プロフィールの営業時間は、通常の営業時間、特別営業時間、営業時間の詳細の3つに分かれています。
どれも、プロフィールを管理しているGoogleアカウントでログインし、「プロフィールを編集」の「営業時間」から変えます。
通常の営業時間は、曜日ごとの基本の時間
通常の営業時間は、1週間の基本の時間です。月曜から日曜まで、曜日ごとにチェックを入れ、開く時間と閉じる時間を選びます。
休憩時間がある店は、同じ曜日に時間帯を2つ入れます。24時間営業なら、開始時間で「24時間」を選びます。
特別営業時間は、祝日や臨時休業のための時間
祝日、特別なイベントの日、急な休みなど、その日だけ時間が変わるときに使います。ヘルプはこう書いています。
「特別イベントなどで一時的に営業時間が変わる場合、特別営業時間を設定すれば通常の営業時間を変更する必要はありません。」
通常の営業時間を書き換えると、あとで戻し忘れます。その日だけの変更は、特別営業時間に入れるのが決まりです。
その他の営業時間は、宅配やテイクアウトなどの時間
宅配、テイクアウト、ドライブスルー、店舗受け取りのように、サービスごとに時間が違う店のための欄です。ヘルプでは「営業時間の詳細」と呼んでいます。
この欄は、通常の営業時間を設定するまで表示されません。順番は、通常の営業時間が先です。
反映されない、勝手に変わる原因は、後の節で順に確かめる
保存しても変わらない原因は、ログインしているアカウント、設定の種類の選び違い、審査待ちなどに分かれます。
勝手に変わる原因は、ほかのユーザーからの修正の提案と、Googleが集めた情報です。どちらも、公式の文書に書かれている範囲で説明します。
この記事の軸:プロフィールと自社サイトの営業時間を、同じ内容にそろえる
営業時間の手順だけなら、ほかの記事にも書かれています。この記事が加えるのは、自社サイトの営業時間の書き方です。
プロフィールを直しても、自社サイトの表記が古ければ、2か所の時間がずれます。ずれた情報は、お客様にも検索の仕組みにも、迷いを渡します。
先に断っておくこと
閉業の表示そのものを直したい方は、Googleマップの閉業表示を直す手順に書いています。ここでは繰り返しません。
ログインできない、オーナー確認が終わっていないという方は、ビジネス プロフィールの認証が通らないときの見直し点を先にご覧ください。
全体像を、先に表で見る
| 知りたいこと | 公式で確かめた答え | 確かめた資料 |
|---|---|---|
| 基本の時間を変える | 「営業時間」の横の編集から、決まった営業時間で営業している、を選ぶ | 営業時間を編集するヘルプ |
| 祝日や臨時の休みを入れる | 特別営業時間に日付ごとに入れる | 特別営業時間のヘルプ |
| 宅配やテイクアウトの時間 | 営業時間の詳細に種類ごとに入れる | 営業時間の詳細のヘルプ |
| 反映までの日数 | オーナーが保存した場合の日数は記載なし | 確かめたヘルプ全般 |
| 勝手に変わる理由 | ほかのユーザーの提案とGoogleの情報収集がある | マップのヘルプと開発者向け文書 |
| AIの回答との関係 | 営業時間そのものについては記載なし | 検索セントラル |
Q&Aサイトで見かけた、営業時間が1分ずれて直らないという声
先日、Q&Aサイトでこのような切実な悩みを拝見しました。投稿者は、ある店の営業の終わる時間が変わったため、Googleマップの営業時間を17時59分に直す提案を送った方です。
ところが、反映された表示は18時ちょうどになっていました。たった1分のずれでも間違いなので、修正の報告をもう一度出したそうです。
5か月たっても、表示は直らなかった
投稿者によると、報告から5か月がたっても、表示は直りませんでした。どうしてこうなるのか、と質問されていました。
投稿者は利用者の立場の方です。それでも、悩みの形は店側とよく似ています。時間を直しても、直らないのです。
寄せられた回答は、設計の問題と、多数の提案が採用されるという見立て
回答の1つは、仕組みの設計が悪い、というものでした。もう1つは、利用者から送られた修正をGoogleは正確かどうか判断できず、同じ内容の提案が多いほうが採用されやすい、という見立てでした。
後者は回答者の考えです。公式の文書には、そのような採用の基準は書かれていません。
別の質問では、その日だけの変更はできないという回答もあった
別の質問では、店を営む方が、明日だけ休みにする、明日だけ時間を変える、という変更ができるかを尋ねていました。
これに対しては、その日だけの変更は対応していない、という回答が付いていました。店のオーナーが特別営業時間を使えば、日付を指定した変更ができます。利用者が提案で直す話と、オーナーが設定する話は、別の道です。
2つの質問から見えるのは、立場によって使える道が違うこと
オーナーは、プロフィールの画面から直接変えられます。オーナー以外の利用者は、修正を提案することしかできません。
提案は、Googleの審査を通って初めて表示に反映されます。この違いを知らないと、時間を直したのに変わらない、という悩みが長引きます。
立場ごとに、使える道を表で整理する
| 立場 | 営業時間を変える道 | 反映のされ方 |
|---|---|---|
| オーナー確認済みの管理者 | プロフィールの「営業時間」から直接変える | 保存後の日数は記載なし |
| オーナー以外の利用者 | 地図の「情報の修正を提案」から送る | Googleが審査する。時間がかかることがある |
| オーナー確認がまだの事業者 | 先に確認を済ませる | 確認前は直接変えられない場合がある |
| 複数の店をまとめて管理する事業者 | 一括管理の画面やスプレッドシートを使う | 手順と注意点は後の節で整理する |
通常の営業時間を変更する手順
通常の営業時間は、ヘルプの「営業時間を編集する」に手順が書かれています。Google 検索でも、Google マップでも、同じ「プロフィールを編集」から入ります。
最初に確かめるのは、ログインしているアカウント
ヘルプは、ビジネス情報を編集するには、ビジネス プロフィールにリンクされているGoogleアカウントでログインする必要がある、と書いています。
Q&Aサイトには、営業時間の変更が全く認められないという質問もありました。寄せられた回答は、ビジネスオーナーのアカウントでログインしているか、という確認でした。複数のアカウントを使い分けている店では、まずここを疑います。
基本の手順
ヘルプに書かれた順番は、次のとおりです。
- ビジネス プロフィールに移動する
- 「プロフィールを編集」から「営業時間」を選ぶ
- 「営業時間」の横の編集から、「決まった営業時間で営業している」を選ぶ
- 営業する曜日のチェックボックスをオンにする
- プルダウンで開く時間と閉じる時間を選び、「保存」を押す
スマートフォンのGoogle マップ アプリからも、右下の「ビジネス」から「プロフィールを編集」に入れます。
休憩時間がある店は、同じ曜日に時間帯を2つ入れる
ヘルプは、休憩時間を示すには、同じ曜日に時間帯の異なる2つのエントリを作る、と案内しています。
例として、土曜日に午前9時から午後2時まで営業し、午後2時から5時まで閉めて、午後5時から10時まで再開する場合が挙げられています。1つ目の時間帯を入れたあと「営業時間を追加」を押し、2つ目を入れます。
24時間営業は、開始時間で「24時間」を選ぶ
24時間営業の店は、営業日にあたる曜日ごとに、開始時間で「24時間」を選んで保存します。
曜日ごとに選ぶ必要があります。毎日24時間の店でも、7日分を順に設定します。
営業時間を出したくないときは、営業時間不定を選ぶ
ヘルプは、プロフィールに営業時間を表示したくない場合は、「営業時間不定で営業している」を選んで保存する、と書いています。
ただし、これは気軽に選ぶ項目ではありません。次の節で、ガイドラインが営業時間を指定しないよう求めている業種を整理します。
営業時間を指定しないほうがよい業種が、ガイドラインにある
Google に掲載するビジネス情報のガイドラインは、こう書いています。
「営業時間が日によって異なる(上演、礼拝、レッスンなどその日の活動によってスケジュールが決まる)ビジネスや、完全予約制のビジネスなどの場合は、営業時間を指定しないでください。」
指定すべきでない例として、屋内宿泊施設、学校や大学、映画館、輸送サービスや空港、イベント会場や景勝地が挙がっています。完全予約制の美容室や士業の事務所は、この考え方に当てはまる場合があります。
営業時間を、ビジネス名に書いてはいけない
同じガイドラインには、ビジネス名に入れてはいけない情報の一覧があります。営業時間の情報も、その1つです。
「24時間営業」や「営業時間外」といった言葉を名前に足すと、プロフィールが停止される場合があります。営業時間は、営業時間の欄に入れます。
保存すると、更新のメッセージと投稿が表示される
ヘルプによると、営業時間を更新すると、ビジネス プロフィール上に情報の更新を知らせるメッセージが表示されます。スマートフォンのプロフィールの「更新」タブにも、営業時間が変わったことを知らせる投稿が出ます。
詳しい説明を足したいときは、投稿を編集できます。メッセージと投稿を消したいときは、関連する投稿を削除します。投稿の使い分けは、ビジネス プロフィールの投稿の役割分担で整理しています。
通常の営業時間の手順を、表で整理する
| やりたいこと | 操作 | 注意点 |
|---|---|---|
| 基本の時間を変える | 営業時間の横の編集から、決まった営業時間で営業している | 登録したアカウントでログインしている |
| 休憩を入れる | 同じ曜日に時間帯を2つ入れる | 営業時間を追加を使う |
| 24時間にする | 開始時間で24時間を選ぶ | 曜日ごとに選ぶ |
| 時間を出さない | 営業時間不定で営業している | 指定しないほうがよい業種を確かめる |
| 名前に時間を書きたい | 書かない | 停止される場合がある |
祝日と臨時休業の営業時間を変更する:特別営業時間
祝日や臨時の休みを入れる場所は、特別営業時間です。ヘルプの「特別営業時間を設定する方法」に、手順が書かれています。
特別営業時間でできること
ヘルプは、一時的な営業時間の変更や、連続した休業のために設定する、と書いています。使える場面として、祝休日、特別イベント、その他の例外的な状況が挙げられています。
通常の営業時間の欄は、そのままです。特別営業時間を入れた日だけ、通常の時間より優先されます。
設定の手順
- 「プロフィールを編集」から「営業時間」を選ぶ
- 「特別営業時間」の横にある編集アイコンを選ぶ
- 提示された日付を確認するか、「日付を追加」で日付を入れる
- 休む日は「休業」のチェックを入れ、営業する日はチェックを外して時間を入れる
- 「保存」を選ぶ
特別営業時間を保存すると、「ビジネス情報」の「営業時間」タブに表示されます。
祝日は、通常と同じ時間でも設定をすすめている
ヘルプは、公的な祝休日については、通常の営業時間と変わらなくても、念のために祝休日の営業時間を設定することをすすめています。そうすることで、特別営業時間が正しいものだと利用者に明示できるからです。
Googleが使う祝日のリストには、日本も入っています。リストにある祝日には、営業時間が通常と異なる可能性があることを知らせるメッセージが、プロフィールに表示されます。
1つの特別営業時間は、24時間以内で入れる
ヘルプは、1つの特別営業時間を24時間以内で設定するよう求めています。
深夜0時をまたぐ営業は、2つに分けます。たとえば午後7時から翌日の午後5時までなら、初日に19時から0時、翌日に0時から17時と入れます。
翌日の通常の時間は、特別営業時間を入れると消える
ヘルプには、見落としやすい注意が1つあります。上の例のように翌日にも特別営業時間を入れると、翌日の通常の営業時間は表示されなくなります。
翌日の通常の時間も出したいときは、特別営業時間のリストに、翌日の分を改めて入れます。
特別営業時間を出すには、決まった営業時間の設定が必要
ヘルプは、特別営業時間をプロフィールに表示するには、営業時間の設定で「決まった営業時間で営業している」を指定する必要がある、と書いています。
営業時間不定にしている店は、特別営業時間が表示されません。祝日の時間を入れたのに出ない場合は、ここを確かめます。
特別営業時間の手順と注意を、表で整理する
| 場面 | 入れ方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 祝日に休む | 日付を選び、休業にチェック | 通常の営業時間は変えない |
| 祝日に短縮営業する | 日付を選び、時間を入れる | 1つは24時間以内 |
| 祝日に昼と夜で分けて営業する | 営業時間を追加で時間帯を足す | 同じ日に複数の時間帯を入れられる |
| 日をまたぐ営業 | 日ごとに分けて入れる | 翌日の通常の時間は消える |
| 特別営業時間を消す | 日付の横の削除を選ぶ | 休業の日と営業の日で操作が違う |
その他の営業時間:宅配やテイクアウトの時間を変更する
飲食店や小売店では、店を開けている時間と、宅配やテイクアウトの時間が違うことがあります。その差を伝える欄が、営業時間の詳細です。
営業時間の詳細で入れられるもの
ヘルプによると、宅配、テイクアウト、ドライブスルー、店舗受け取りのように、ビジネスで提供している特定のサービスの営業時間を選べます。
別のページでは、高齢者優先時間帯や、ハッピーアワーのような時間帯も例に挙がっています。時間帯によって提供するサービスが変わる場合は、特別営業時間は使わず、営業時間の詳細を使います。
通常の営業時間の中に収める
ヘルプは、営業時間の詳細は、通常はメインの営業時間の一部として設定する、と書いています。例は次のとおりです。
営業時間が午前6時から午後9時なら、ハッピーアワーを午後5時から8時、テイクアウトを午前10時から午後6時にします。例のとおり、詳細の時間はメインの時間の内側に収まっています。
設定の手順
ヘルプの手順は、次のとおりです。
- 「プロフィールを編集」から「営業時間」を選ぶ
- 「他の営業時間を追加」の中で、設定する種類を選ぶ
- 種類ごとに、日付を選んで時間帯を入れる
- 「保存」を押す
設定する種類が複数あるときは、種類別に設定します。宅配とテイクアウトの両方を載せるなら、2回に分けて入れます。
通常の営業時間を先に整える
営業時間の詳細は、通常の営業時間を設定するまで表示されません。
店の基本の時間が決まっていない状態で、宅配の時間だけを入れても、画面には出ません。順番を守ります。
メニューの話は、別の記事にまとめている
飲食店のメニューの載せ方は、営業時間とは別の欄です。ビジネス プロフィールのメニューの編集と、表示されない理由に分けて書いています。
営業時間の詳細に入れるのは、時間だけです。料理の内容や価格は、メニューの欄に入れます。
3種類の営業時間を、使い分けの表で整理する
| 種類 | 使う場面 | 入れる場所 |
|---|---|---|
| 通常の営業時間 | 毎週決まっている基本の時間 | 営業時間の欄 |
| 特別営業時間 | 祝日、イベント、急な休み | 特別営業時間の欄 |
| 営業時間の詳細 | 宅配、テイクアウト、優先時間帯 | 他の営業時間を追加 |
| 臨時休業のマーク | 長い休みや、期間が決まらない休み | 営業時間の欄の臨時休業 |
| 閉業のマーク | 店をたたむとき | 営業時間の欄の閉業 |
臨時休業と長期休業は、特別営業時間とは別の設定
短い休みは特別営業時間、長い休みは臨時休業のマーク、というのが公式の考え方です。ただし、日数の線引きの書き方は、ヘルプのページによって少し違います。
日数の境目は、数字を書かずに確かめ方を示す
特別営業時間のヘルプと、閉業マークのヘルプで、境目となる日数の言い方が揃っていません。7日ちょうどの休みがどちらに入るか、読み比べても読み取れませんでした。
そのため、この記事では日数を書きません。設定画面の説明とヘルプを見て、決めてください。長期の休みやオフシーズン、期間が決まらない休みは臨時休業のマーク、という点は、どのページでも共通でした。
臨時休業のマークを付けると、メールが届く場合がある
閉業マークのヘルプによると、ビジネスが臨時休業中という情報をGoogleが受け取ると、オーナーにメール通知が届く場合があります。
通知が来たのに身に覚えがないときは、プロフィールの営業時間の欄を開いて、状態を確かめます。
臨時休業のままだと、検索で後ろに回ることがある
同じヘルプには、臨時休業しているビジネスは、広い範囲の検索で、営業中のビジネスの後ろに順位が付けられる場合がある、とあります。影響の大きさは、業種や検索の種類によって変わるそうです。
休みが明けたら、営業中に戻す操作が必要です。戻し忘れは、本当に営業しているのに休みと出る原因になります。
閉業と臨時休業の設定は、別の記事で詳しく書いた
閉業と出てしまったときの直し方、本当に閉業するときの設定は、Googleマップの閉業表示を直す手順に書きました。この記事では、営業時間の変更に絞ります。
季節ごとに営業する店は、ガイドラインの案内が参考になります。営業している季節は通常の営業時間を設定し、オフシーズンは臨時休業のマークを付けます。再開したら、通常の営業時間を設定し直します。
営業時間を変更したのに反映されない理由と、確かめる順番
保存したのに画面が変わらないとき、原因は大きく4つに分かれます。順番に確かめてください。
反映までの日数は、オーナーの編集については記載なし
確かめたヘルプのページに、オーナーが営業時間を保存してから表示が変わるまでの標準的な日数は、書かれていませんでした。
ほかの会社の記事には、数時間から数日という目安が載っていますが、公式の文書ではないため、ここでは書きません。
他の人の提案については、時間がかかると書かれている
Google マップ ヘルプの「Google マップで場所の情報を編集する」には、こうあります。
「変更内容が地図に反映されるまで、しばらく時間がかかることがあります。」
Googleは、利用者が編集したすべての内容を審査しているとも書いています。こちらは利用者の提案についての記述で、オーナーの保存とは別の話です。
確認1:登録したアカウントで保存したか
別のアカウントでログインしていると、編集の権限がなく、保存できない場合があります。
プロフィールを編集する権限のあるアカウントで、画面の上に「プロフィールを編集」が出ているかを見ます。
確認2:設定の種類を選び間違えていないか
祝日の時間を通常の営業時間に入れてしまうと、毎週その時間になります。その日だけ変えたいのに、特別営業時間を使っていない、という選び間違いが典型です。
特別営業時間を出すには、決まった営業時間で営業している設定が必要です。営業時間不定のままだと、特別営業時間は表示されません。
確認3:保存の操作が最後まで終わっているか
ヘルプのどの手順も、最後は「保存」です。入力しただけで画面を閉じると、変更は残りません。
保存したあとは、検索結果とGoogle マップの両方で、営業時間の表示を見直します。
確認4:ほかの人の提案で上書きされていないか
直したはずの時間が戻っている場合は、ほかの利用者の提案やGoogleの収集した情報が表示に使われた可能性があります。この仕組みは、次の章で詳しく見ます。
反映されない原因を、確かめる順番で表にする
| 順番 | 確かめること | 確かめ方 | 直すこと |
|---|---|---|---|
| 1 | ログインしているアカウント | プロフィールを編集の表示 | 登録したアカウントに替える |
| 2 | 設定の種類 | 通常か特別かを見る | 正しい欄に入れ直す |
| 3 | 保存したか | 画面を開き直す | もう一度入力して保存 |
| 4 | 提案や収集された情報で変わっていないか | 通知と、収集された情報の画面 | 正しい時間に直す。誤った収集情報は削除する |
変更の流れを、図で見る
特別営業時間を入れてから、表示に出るまでの流れを図にしました。
図のとおり、日付を選び、休むか時間を入れるかを決め、保存する、という順番です。保存した特別営業時間は、営業時間のタブに表示されます。
営業時間が勝手に変わる理由:ほかの人の提案とGoogleの情報収集
自分では触っていないのに、営業時間が変わっている。この現象には、公式の文書で確かめられる原因が2つあります。
原因1:誰でも、営業時間の修正を提案できる
Google マップ ヘルプによると、Googleアカウントにログインした利用者は、場所を開いて「情報の修正を提案」を選ぶと、営業時間を追加、編集、報告できます。報告できるのは各曜日の営業時間です。
ヘルプは、自分が所有または管理するビジネスの場合は、ビジネス情報の修正方法を見るよう案内しています。提案の入口は、主にオーナー以外の利用者が使うものです。
提案はすべて審査される。ただし基準は公開されていない
ヘルプは、Googleは利用者が編集したすべての内容を審査していると書いています。大幅な変更については、こうも書いています。
「ビジネス情報を大幅に変更しようとする編集は承認されない場合があります。」
営業時間の1分のずれのような小さな提案が、どう判断されるかは、確かめたページに記載がありません。Q&Aサイトの回答にあった、多数の提案が採用されやすいという見立ても、公式には書かれていません。
原因2:Googleが、さまざまな情報源から集めている
ビジネス プロフィールの開発者向け公式文書には、こう書かれています。
「Google では、お客様のビジネス プロフィールの情報をできるだけ正確に保つため、ユーザーから寄せられた報告や使用許諾コンテンツなど、さまざまなソースから集めた情報を使用しています。」
文書は続けて、ビジネス オーナー提供の情報に誤りがあるという報告を受けると、Googleは情報を更新し、リスティングのオーナーに通知する、と説明しています。
Googleからの電話やメッセージへの返事が、更新に使われることがある
ビジネス プロフィールを編集するヘルプにも、関連する記述があります。プロフィールに登録されている確認済みの電話番号に、電話やテキストメッセージなどで、Googleから自動メッセージが送られることがある、というものです。
そのメッセージへの返信で伝えた情報は、プロフィールの更新に使われることがあると書かれています。この機能は、一部の地域、言語、業種でのみ使えると書かれています。
営業時間が対象かどうかは、確かめたページに書かれていません。宛先は店の確認済みの電話番号なので、電話に出る人やメッセージを見る人に、正しい時間を共有しておくと安心です。
オーナーは、Googleによる変更を承認または拒否できる
開発者向け文書は、リスティングのオーナーはGoogleによる変更を承認または拒否できる、と書いています。
確認や承認の操作は、この文書ではプログラムから操作する方法で説明されています。管理画面の画面上で同じ操作をどこから行うかは、日本語のヘルプで確かめられませんでした。画面に更新の通知が出ていないか、プロフィールを開いて確かめます。
収集された情報は、管理画面から確認し、削除できる
ヘルプによると、「プロフィールを編集」の「収集された情報」から、Googleが集めた情報を確認できます。情報のソースと収集日も見られます。
情報を削除する場合は、削除を選びます。削除しても、プロフィールに登録済みのほかの詳細は変わりません。この画面も、一部の地域、言語、業種に限られた機能です。
勝手に変わる理由を、表で整理する
| 原因 | 公式の根拠 | 店側の対応 |
|---|---|---|
| 利用者の修正の提案 | マップのヘルプに、営業時間の提案の手順がある | プロフィールの内容を定期的に見る |
| Googleの情報収集 | 開発者向け文書に、さまざまなソースの利用が書かれている | 通知が来たら内容を承認か拒否で答える |
| 自動メッセージへの返信 | プロフィールのヘルプに記載がある | 電話に出る人に、正しい時間を共有する |
| 収集された情報 | 管理画面で確認、削除ができる | 誤りがあれば削除する |
| オーナー自身の操作 | 営業時間を編集するヘルプ | 設定の種類と保存を確かめる |
営業時間とAIの回答の関係:公式に書かれていること、書かれていないこと
AIによる概要やAIモードが、営業時間をどう扱うかは、事業者が気にしやすい点です。
検索セントラルが言っているのは、情報を最新にすること
Google 検索セントラルの「AI 機能とウェブサイト」には、AIによる概要やAIモードのために、追加の要件や特別な最適化は必要ない、と書かれています。
基本のやることの1つとして、マーチャントセンターとビジネス プロフィールの情報が最新のものであることを確認する、という一文があります。営業時間は、ビジネス プロフィールの情報の1つです。
営業時間そのものが、AIの回答に使われるかは記載なし
確かめたヘルプと検索セントラルの文書に、営業時間がAIの回答に使われるとも、使われないとも、書かれていませんでした。公式に記載なし、です。
ここから言えるのは、プロフィールの営業時間を最新に保つことが、公式の案内に沿った行動だということまでです。AIの回答に出るかどうかの約束は、読み取れません。
検索セントラルには、営業時間を自社サイトから伝える方法もある
検索セントラルの「ローカル ビジネスの構造化データ」の文書には、構造化データにより、営業時間などをGoogleに伝えられる、と書かれています。
同じ文書には、季節営業の開始日と終了日を指定する方法もあります。年末年始に休む、という例が載っています。実装はサイトの制作を担当する人に確認してください。
構造化データは、AI専用のものではない
前の節の「AI 機能とウェブサイト」には、AI機能に表示されるために、特別な構造化データを追加する必要はない、とあります。
ローカルビジネスの構造化データは、ローカルビジネスの情報を伝えるための仕組みで、AI専用のものではありません。目的を取り違えないようにします。
公式の文書から言える範囲を、表で整理する
| 論点 | 公式に書かれていること | 記載がないこと |
|---|---|---|
| AIの回答のための最適化 | 追加の要件も、特別な最適化も不要 | 営業時間の扱い |
| プロフィールの情報 | 最新にしておく | AIの回答に出る確率 |
| 自社サイトの構造化データ | 営業時間を伝える仕組みがある | AI専用の効果 |
| 営業時間の更新の反映 | 利用者の提案は時間がかかる | オーナーの保存の日数 |
自社サイトの営業時間を、プロフィールと同じ内容にそろえる
ここからが、この記事の軸です。プロフィールの営業時間を直したら、自社サイトの営業時間も直します。
2か所がずれると、お客様は迷う
Q&Aサイトには、クリニックのホームページの営業時間と、Googleマップの営業時間が違っていて、信用できなくなったという質問もありました。以前は一致していたのに、今月から食い違っているという内容です。
時間が食い違うと、お客様は、どちらが正しいのかを電話で確かめるか、来店をやめます。
営業時間の置き場所を、先に洗い出す
営業時間が書かれている場所は、思ったより多くあります。
自社サイトのトップページ、店舗の案内ページ、お問い合わせのページ、予約のページ、ページの下の共通部分、会社案内の紙、SNSの紹介文などです。1か所だけ直しても、残りが古いままになります。
営業時間の「親」を1か所に決める
ずれを防ぐには、正しい営業時間を書いた元の資料を1つ決めます。ここでは、これを営業時間の台帳と呼びます。
台帳には、通常の営業時間、祝日の扱い、臨時休業、宅配やテイクアウトの時間を書きます。変更があるたびに、台帳を先に直し、そこから各所を直します。
変更の順番を決めておく
直す順番は、台帳、プロフィール、自社サイト、その他の媒体です。プロフィールの保存の反映日数は公式に記載がないため、自社サイトを先に直して、実際より先に新しい時間を出してしまうと、一時的にずれます。
その日の営業を終えたあとなど、ずれが害になりにくい時間に、すべてを直し切る運用が向いています。
自社サイトには、特別営業時間と同じ情報を載せる
プロフィールに祝日の特別営業時間を入れたら、自社サイトにも同じ祝日の時間を載せます。トップページのお知らせ欄に書いておくだけでも、お客様は迷いません。
臨時休業は、お知らせのページにも日付と理由を書きます。休みが明けたら、お知らせを消すか、更新します。
営業時間の置き方を、表で整理する
| 置き場所 | 書く内容 | 更新のタイミング |
|---|---|---|
| ビジネス プロフィール | 通常、特別、詳細の3種類 | 変更が決まった日 |
| 自社サイトのトップ | 通常の営業時間と、直近の休み | 変更が決まった日 |
| 店舗の案内ページ | 通常の営業時間と宅配の時間 | 通常の時間が変わったとき |
| お知らせ | 祝日や臨時休業の日付 | 休みが決まった日と、明けた日 |
| 予約のページ | 予約を受ける時間 | 予約の受付が変わったとき |
営業時間の運用:年に数回の見直しを、担当者つきで決める
営業時間の変更は、一度直して終わりではありません。祝日、年末年始、夏の休み、繁忙期の延長と、年に何度も変わります。
年間の予定を先に洗い出す
その年の祝日と、店の休みの予定を、年の初めに一覧にします。一覧にあるものは、特別営業時間としてまとめて入れられます。
Googleのヘルプは、特別営業時間は日付を追加して設定できると案内しています。祝日の数日前に慌てて入れるより、前もって入れておくほうが、入れ忘れを防げます。
休みが決まった日に、台帳とプロフィールと自社サイトを直す
臨時休業や時間の変更が決まったら、その日のうちに3か所を直します。台帳、プロフィール、自社サイトの順です。
決まってから直すまでの間が空くほど、古い情報を見たお客様が来店します。決まった日に直す、という約束にします。
複数の店舗は、スプレッドシートの扱いに注意する
複数の店舗をまとめて管理している事業者は、一括アップロード用のスプレッドシートで特別営業時間を入れられます。
ヘルプには、日付と時間を「2026-11-03: 10:00-16:00」のような形で入れ、終日休業は「x」で表すとあります。見出しがあって中身が空の列を含めると、その列の既存の情報がすべて消える、という注意も書かれています。特別営業時間だけを足すときは、店舗コードの列と特別営業時間の列だけにします。
担当者を1人決める
営業時間の変更を、誰が決めて、誰が画面を直すかを決めます。担当者が決まっていない店では、変更が決まったのに誰も直さない、ということが起きます。
担当者が休みの日の代わりの人も、決めておきます。ログインに使うアカウントは、店が管理するものにしておくと、引き継ぎで困りません。
月1回、プロフィールを自分の目で見る
ほかの人の提案やGoogleの収集で、表示が変わることがあります。月に1度、検索結果とGoogle マップで、自分の店の営業時間を見ます。
変わっていたら、プロフィールの画面で正しい時間に直します。「収集された情報」の画面も、あわせて開きます。
運用の内容を、表で整理する
| 頻度 | やること | 担当 |
|---|---|---|
| 年の初め | 祝日と休みの予定を一覧にして、特別営業時間に入れる | 営業時間の担当者 |
| 変更が決まった日 | 台帳、プロフィール、自社サイトを直す | 営業時間の担当者 |
| 月1回 | 検索結果とマップで、表示を見る | 営業時間の担当者 |
| 月1回 | 収集された情報の画面を見る | 営業時間の担当者 |
| 休みが明けた日 | 臨時休業のマークと、お知らせを戻す | 営業時間の担当者 |
よくある質問
Q. 祝日だけ営業時間を変えるには、どうすればいいですか
特別営業時間に、日付を指定して入れます。通常の営業時間は変えません。
「プロフィールを編集」から「営業時間」を開き、「特別営業時間」の横の編集アイコンを選びます。日付を選んで、休業にチェックを入れるか、時間を入れて保存します。
Q. 営業時間を変更してから、反映されるまで何日かかりますか
確かめた公式のヘルプに、オーナーが保存した場合の日数は書かれていませんでした。公式に記載なし、です。
利用者が送った提案については、Google マップ ヘルプに、反映までしばらく時間がかかることがある、と書かれています。
Q. 営業時間が勝手に変わっていました。どうすればいいですか
プロフィールの画面で、正しい時間に直します。原因は、ほかの利用者の提案か、Googleが集めた情報の可能性があります。
「プロフィールを編集」の「収集された情報」を開き、誤った情報があれば削除します。通知が届いている場合は、内容を確かめて対応します。
Q. 営業時間はAIの回答に使われますか
営業時間がAIによる概要やAIモードに使われるかどうかは、確かめた公式の文書に記載がありません。
検索セントラルは、AI機能のために特別な最適化は必要なく、ビジネス プロフィールの情報を最新にしておくよう案内しています。
Q. 営業時間を出さない店は、特別営業時間を入れられますか
入れても表示されません。ヘルプは、特別営業時間を表示するには「決まった営業時間で営業している」の設定が必要と書いています。
営業時間不定の店が祝日の時間を伝えたいときは、自社サイトのお知らせに書く方法があります。
質問への答えを、表で整理する
| 質問 | 答え | 確かめた資料 |
|---|---|---|
| 祝日だけ変えたい | 特別営業時間に入れる | 特別営業時間のヘルプ |
| 反映の日数 | オーナーの保存は記載なし | ヘルプ全般 |
| 勝手に変わった | 提案や収集された情報の可能性。直して確認 | マップのヘルプと開発者向け文書 |
| AIの回答 | 営業時間については記載なし | 検索セントラル |
| 営業時間不定の店 | 特別営業時間は表示されない | 特別営業時間のヘルプ |
まとめ:営業時間は3種類を使い分け、自社サイトの表記も同じ内容にそろえる
営業時間は、通常、特別、詳細の3つに分かれています。基本の時間は通常の欄、祝日や臨時の休みは特別営業時間、宅配やテイクアウトは営業時間の詳細に入れます。
長い休みや期間が決まらない休みは、臨時休業のマークの出番です。閉業と出てしまったときは、別の記事で手順を確かめてください。
反映されないときは、アカウント、設定の種類、保存、提案や収集された情報の順に確かめます。勝手に変わるのは、ほかの利用者の提案とGoogleの情報収集が公式の文書に書かれています。
オーナーが保存してから表示が変わるまでの日数は、公式に記載がありません。待つ間の対応は、自社サイトの表記を先にそろえておくことです。
営業時間の元の資料を1か所に決め、プロフィールと自社サイトを同じ日に直します。担当者と月1回の見直しを決めておけば、お客様に古い時間を見せる機会が減ります。
この記事で確かめた資料
2026年10月30日に開いた資料は、次のとおりです。
| 資料 | 確かめたこと |
|---|---|
| Google ビジネス プロフィール ヘルプ「営業時間を編集する」 | 通常の営業時間の手順、休憩、24時間、営業時間不定、更新メッセージと投稿 |
| Google ビジネス プロフィール ヘルプ「特別営業時間を設定する方法」 | 祝日と一時的な変更、24時間以内、日をまたぐ入れ方、表示に必要な設定、スプレッドシートの注意 |
| Google ビジネス プロフィール ヘルプ「営業時間の詳細を設定する方法」 | 宅配やテイクアウトの時間、通常の営業時間が先 |
| Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネスに閉業マークを付ける」 | 臨時休業と閉業のマーク、メール通知、検索での順位への影響 |
| Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールを編集する」 | ログインのアカウント、収集された情報、自動メッセージ |
| Google に掲載するビジネス情報のガイドライン | 営業時間を指定しない業種、名前に書けない情報、季節営業 |
| Google マップ ヘルプ「Google マップで場所の情報を編集する」 | 利用者の営業時間の提案、審査、反映の時間 |
| ビジネス プロフィールの開発者向け公式文書「Google による変更を管理する」 | ユーザーの報告などによる更新と、オーナーの承認、拒否 |
| Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」 | 特別な最適化は不要、プロフィールの情報を最新にする案内 |
| Google 検索セントラル「ローカル ビジネスの構造化データ」 | 営業時間を伝える仕組み、季節営業 |
| 確かめられなかったもの | オーナー保存後の反映日数、営業時間とAIの回答の関係、提案の採用基準、日数の境目の統一した説明 |
今日できる点検
次の表の項目を、上から順に確かめてください。1項目あたり15分ほどで終わります。
| 点検の項目 | 確かめる場所 | 合格の目安 | 直すこと |
|---|---|---|---|
| 登録したアカウントで入れる | ログイン中のアカウント | 「プロフィールを編集」が開く | 登録に使ったアカウントに替える |
| 通常の営業時間が実際と合う | 営業時間の欄 | 曜日ごとの時間が実際と同じ | 曜日ごとに直して保存する |
| 次の祝日の特別営業時間が入っている | 特別営業時間の欄 | 直近の祝日が入っている | 日付を追加して入れる |
| 臨時休業のマークが残っていない | 営業時間の欄 | 営業中の店に休みの表示がない | 営業中に戻す |
| 収集された情報に誤りがない | 収集された情報の画面 | 誤った時間がない | 誤りを削除する |
| 自社サイトの営業時間が同じ | 自社サイトのトップと店舗ページ | プロフィールと同じ内容 | サイトを直す |
| 営業時間の台帳がある | 社内の共有文書 | 正しい時間が1か所にある | 台帳を作る |
| 担当者を決めた | 社内の共有文書 | 担当者と代わりの人が決まっている | 担当者を決める |
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