先月まで更新していた店舗の情報を直したいのに、管理の画面に入れない。使っていたはずのGoogleアカウントが分からない。そもそも、お店のプロフィールを作ったのは前の担当者か制作会社だった。この記事は、そう困っている事業者の経営者と担当者に向けて書いています。
結論から言うと、ビジネスプロフィールには、ログインの専用画面が別にあるわけではありません。プロフィールに紐づいたGoogleアカウントでログインした状態で、Google検索かGoogleマップを開くと、自社のプロフィールを編集する入り口が出ます。
入れないときは、パスワードを疑う前に、そのプロフィールを持っているアカウントが誰のものかを確かめます。自社のアカウントなら、アカウントの復元に進みます。他の人のアカウントなら、オーナー権限のリクエストに進みます。
Googleが公開しているビジネス プロフィール ヘルプと、Googleアカウント ヘルプを、2026年11月1日に実際に開いて読みました。書くのは、そこで確かめられた範囲だけです。確かめられなかったことは、書かずに「公式に記載なし」と書きます。
先に答え:入り口はGoogle検索とマップ。入れないときは、持ち主のアカウントを調べる
ログインに迷う人の多くは、管理用の特別なページがあると考えています。公式ヘルプの書き方は、それとは違います。
ヘルプの「ビジネス情報が Google に表示されるようにする」は、プロフィールを見つける方法を2つ書いています。Google検索で自社の名前と都市名、または「マイビジネス」と検索する方法と、Googleマップで名前と都市名を検索する方法です。
入り口の条件は、1つだけ
同じヘルプは、プロフィールを検索するには、プロフィールに関連付けられているGoogleアカウントにログインする必要がある、と書いています。つまり、入り口に立つ条件は、正しいアカウントでログインしていることです。
「ビジネス プロフィールを編集する」のヘルプには、「ビジネス情報を編集するには、ビジネス プロフィールにリンクされている Google アカウントにログインする必要があります。」と書かれています。
別のアカウントでログインしていると、自社のプロフィールに編集の入り口が出ません。画面は開けても、編集のボタンが出ない。その状態が、「ログインできない」という訴えの正体であることが多いのです。
入れない理由は、4つの状態に分けられる
「ログインできない」という言葉には、状態の違う悩みが混ざっています。この記事では、次の4つに分けて読みます。
| 状態 | 起きていること | 向かう先 |
|---|---|---|
| 自社のアカウントは分かるが、入れない | パスワードや確認コードが分からない | Googleアカウントの復元 |
| どのアカウントで作ったか分からない | 候補のアカウントが複数ある | 候補を順に試して、プロフィールが見えるアカウントを探す |
| 他の人が持っている | 前任者、退職者、制作会社のアカウントが持ち主 | オーナー権限のリクエスト |
| 誰も確認していない | マップに出ているが、持ち主がいない | プロフィールの申請 |
自社がどれに当たるかが決まれば、次にやることが決まります。後の節で、状態ごとに公式の手順を確かめます。
複数の状態に当たることもあります。たとえば、アカウントは分かるが、そのアカウントは前任者の個人のものだった、という場合です。そのときは、行き先の欄を上から順に当てはめてください。
この記事の軸:アカウントの持ち主を、会社の側に置く
手順を読む前に、この記事の軸を先に書いておきます。ログインの悩みの根は、手順の知識の不足よりも、アカウントの持ち主が個人や外部の会社になっていることに多くあります。
前任者が辞めた、制作会社との契約が終わった、というできごとが、そのまま管理の画面に入れなくなる原因になります。取り戻したあとに、持ち主を会社の側に置き直すところまでを、この記事の範囲にしました。
Q&Aサイトで見かけた、管理していた人がいなくなった店の声
先日、Q&Aサイトでこのような切実な悩みを拝見しました。投稿者は、お店のGoogleマップの情報を管理していた人がいなくなり、アカウントもパスワードも分からなくなった、と書いていました。
数年前に誤った内容で登録されたまま放置されていて、直したい。口コミへの返信も、写真の掲載もしたい。新しく作り直すと口コミが消えてしまうので、新規の登録はしたくない、という内容です。
寄せられた回答は、退職者の扱いに触れていた
質問に付いた回答は、オーナー権限を持っていた人が退職しているのなら、改めてオーナー権限をリクエストしてみてください、というものでした。公式ヘルプのページが参考として添えられていました。
方向は合っています。ただ、質問者が知りたいのは、その手順を踏む前に何を確かめ、どのくらい待てばよいのかです。回答には、そこまでは書かれていませんでした。
この声に出てくる、3つの悩み
質問には、ログインの悩みの典型が入っています。1つ目は、アカウントもパスワードも分からないこと。2つ目は、管理していた人が会社にいないこと。3つ目は、口コミを残したまま直したいことです。
3つ目の望みは、実は一番大事です。新しいプロフィールを作ると、元のプロフィールに付いた口コミは引き継げません。公式ヘルプは、同じビジネスのプロフィールは1つだけだとも書いています。
公式ヘルプが書く、同じビジネスのプロフィールは1つ
ヘルプの「重複するプロフィールと所有権に関する問題を解決する」は、ビジネスごとに作成できるビジネス プロフィールは1つだけ、と書いています。同じビジネスの複数のプロフィールは、ユーザーを誤解させるおそれがあり、Googleのポリシーに違反する、とも書いています。
そのうえで、プロフィールが重複と見なされた場合は、Google検索やマップに表示されなくなる、と続けています。入れないからといって、新しく作り直すのは、避ける選択です。
管理画面への入り方:公式が書く、検索とマップとアプリ
入れないときの対処に進む前に、入れるときの道筋を確かめます。ここは、迷う必要のない部分です。
パソコンでは、ログインした状態でGoogle検索を使う
ヘルプの案内は、次のとおりです。ビジネス プロフィールに関連付けたGoogleアカウントでログインしたまま、Google検索で自社の名前と都市名を検索します。「マイビジネス」で検索しても、同じ入り口に着きます。
プロフィールが表示されたら、そこに編集のボタンが出ます。「ビジネス プロフィールを編集する」のヘルプでは、Google検索で編集するときは、ビジネス プロフィールに移動して「プロフィールを編集」を選び、変更が終わったら「保存」を選ぶ、と書かれています。
Googleマップでも、同じ検索から入れる
Googleマップで自社の名前と都市名を検索する方法も、ヘルプに書かれています。マップの画面でも、ログインしたアカウントが持ち主なら、編集の入り口が出ます。
どちらの場合も、ログインしている状態が前提です。ログアウトした状態で自社を検索すると、見える画面はお客様と同じになります。
スマートフォンでは、マップアプリの「ビジネス」から入る
ヘルプは、Googleマップのアプリを開き、画面右下の「ビジネス」をタップする方法を書いています。複数のビジネスがある場合は、画面上部の下矢印をタップして、管理するビジネスを選びます。
編集は、アプリの「ビジネス」から「プロフィールを編集」をタップし、変更が終わったら「保存」をタップする、と案内されています。
複数の店舗を持つときの管理画面は、公式の書き方が限られる
ヘルプの別のページに、複数のビジネス プロフィールを削除する手順があり、そこに「ビジネス プロフィール マネージャーに移動します」と書かれています。複数のプロフィールをまとめて扱う画面が、この名前で存在することは確かめられました。
ただ、入り口の画面の見た目や、メニューのどこから開くかは、今日読んだ資料には書かれていません。画面の見た目は変わることがあるため、公式に記載なしの範囲は、書かずにおきます。
入り口を、表で整理する
| 場面 | 入り口 | 前提 | 公式ヘルプの根拠 |
|---|---|---|---|
| パソコンで検索 | Google検索で名前と都市名、または「マイビジネス」 | 持ち主のアカウントでログイン | ビジネス情報が Google に表示されるようにする |
| パソコンでマップ | Googleマップで名前と都市名 | 持ち主のアカウントでログイン | 同上 |
| スマートフォン | マップアプリの右下「ビジネス」 | 持ち主のアカウントでログイン | 同上 |
| 複数の店舗 | ビジネス プロフィール マネージャー | 持ち主のアカウントでログイン | Google アカウントからビジネス プロフィールを削除する |
| 編集の操作 | 「プロフィールを編集」を選び「保存」 | 紐づいたアカウント | ビジネス プロフィールを編集する |
ログインの前に、手元で確かめる3つのこと
ここから先は、弊社がおすすめする確認の順番で、公式ヘルプの手順とは別のものです。入れないと感じたら、パスワードを何度も入力する前に、次の3つを見てください。
1つ目は、いまブラウザでログインしているアカウントが何か、です。画面の右上のアイコンから、アカウントのメールアドレスが分かります。
2つ目は、そのアカウントが会社で使っているものか、個人のものか、です。個人のアカウントで作ったプロフィールは、その個人のアカウントでなければ入れません。
3つ目は、同じパソコンやスマートフォンに、他のアカウントがログインしていないか、です。複数のアカウントを切り替えて使っていると、自社のプロフィールを持つアカウントとは別のアカウントで検索していることがあります。
ログアウトした画面は、お客様と同じ画面になる
ログインしていない状態で、自社の名前と都市名を検索してみてください。表示される画面が、お客様に見えている画面です。
そこには「ビジネス オーナーですか?」という表示が出ることがあります。この表示が出る場合の意味は、後の節で確かめます。ログインした画面と見比べると、自分のアカウントが持ち主かどうかの手がかりになります。
確かめた結果を、手元の記録に残す
どのアカウントで入れた、入れなかった、という結果は、その場でメモしておきます。日付とアカウント名、見えた画面の様子を書くだけで足ります。
あとで制作会社やGoogleに問い合わせるときに、状況を説明する材料になります。記憶に頼ると、何度も同じアカウントを試してしまうことがあります。
入れないときの切り分け:画面の表示から、4つの状態を見分ける
入れない理由を当てずっぽうで探すと、時間がかかります。自社のプロフィールがいまどの状態にあるかは、マップの表示から見分けられます。
ここでは、公式ヘルプが書いている表示と、その意味を確かめます。
「ビジネス オーナーですか?」が出るときは、確認済みの持ち主がいない
ヘルプの「Google ビジネス プロフィールを追加またはオーナー確認する」は、オーナー未確認のビジネス プロフィールがすでに存在する場合は、そのプロフィールを申請できる、と書いています。
パソコンでは、Googleマップを開いて名前と都市を検索し、「ビジネス オーナーですか?」から「管理を開始」を選びます。続けて確認のオプションを選び、画面の指示に沿って進みます。
このボタンが出ないときは、すでに自分が持ち主かもしれない
「ビジネス プロフィールのオーナー権限をリクエストする」のヘルプには、次のヒントがあります。ビジネス プロフィールを検索しても「ビジネス オーナーですか?」または「このビジネスのオーナーですか?」のボタンが表示されない場合は、すでにお客様がオーナーである可能性がある、という内容です。
つまり、ボタンが出ないことは、入れないこととは別の話として読めます。ログインしているアカウントが持ち主なら、このボタンは出ません。
「他のユーザーが管理している可能性があります」と出るときは、確認済みの持ち主が別にいる
同じヘルプは、business.google.com/add で名前と住所を入力してビジネスを選ぶと、「このビジネス プロフィールは他のユーザーが管理している可能性があります」というメッセージが表示される、と書いています。
このメッセージは、確認済みの持ち主が他のアカウントにいる、という意味です。次に使うのは「アクセス権限をリクエスト」です。
4つの状態を、画面の表示で見分ける
| 見えている表示 | 状態 | 次にやること |
|---|---|---|
| ログイン後に、編集のボタンが出る | 自社のアカウントが持ち主 | そのまま編集する |
| 「ビジネス オーナーですか?」が出る | 確認済みの持ち主がいない | 「管理を開始」で申請し、確認を受ける |
| 「他のユーザーが管理している可能性があります」が出る | 別のアカウントが確認済みの持ち主 | アクセス権限をリクエストする |
| ボタンが出ず、編集もできない | 持ち主かどうかが分からない | ログイン中のアカウントを確かめ、候補のアカウントで試す |
判定に迷ったら、ログイン中のアカウントを替えて見直す
最後の行の状態は、判定がつかない状態です。こういうときは、ログインしているアカウントを替えて、同じ検索をやり直します。
アカウントごとに、見える画面が変わります。持ち主のアカウントで検索したときだけ、編集の入り口が出ます。
入れても、できない操作があるとき:オーナーと管理者の違い
プロフィールの管理画面には入れるのに、ユーザーを追加するボタンが見つからない。そういうときは、自分が管理者の役割である可能性があります。
ヘルプの「ビジネス プロフィールのオーナーと管理者を管理する」は、管理者は、プロフィールに対してオーナーとほぼ同じ権限があるが、ユーザーの追加と削除、プロフィールの削除はできない、と書いています。
人を足したり、メインのオーナーを替えたりする作業は、オーナーのアカウントでなければできません。自分の役割は、プロフィールの設定の「ユーザーとアクセス権」の画面で確かめられます。
判定の結果を、次の節につなぐ
自社のアカウントが持ち主なのに入れない場合は、次の節のアカウントの復元に進みます。別のアカウントが持ち主の場合は、その後の節のオーナー権限のリクエストに進みます。
自社のアカウントなのに入れないとき:Googleアカウントの復元
プロフィールを持っているのが自社のアカウントなのに、パスワードや確認コードが分からない。この場合に必要なのは、アカウント自体の復元です。プロフィールの手続きは関係しません。
ここは、Googleアカウント ヘルプで確かめた範囲を書きます。
公式の入り口は「Google アカウントや Gmail を復元する方法」
このヘルプは、パスワードやユーザー名を忘れた場合、または確認コードを取得できない場合は、手順に沿ってGoogleアカウントを復元してください、と案内しています。
復元に成功すると、Gmailやフォトなどのサービスを利用できるようになる、とも書かれています。ビジネス プロフィールの管理も、同じアカウントが戻れば再開できます。
答えを間違えても、復元ができなくなることはない
ヘルプのヒントには、答えを間違えても、アカウントの復元ができなくなることはない、と書かれています。アカウントの復元は何度でも試せる、とも書かれています。
パスワードが分からないと分かった時点で諦める必要はありません。落ち着いて、分かる範囲で答えていきます。
復元のコツは、普段の環境で、できる限り答えること
「アカウント復元手順を完了するためのヒント」には、具体的なコツが並んでいます。
質問をスキップしないこと。答えがよく分からない場合は、最適だと思われる答えを推測すること。別の質問に逃げないことも挙げられています。普段よくログインしているパソコン、スマートフォン、ブラウザ、場所から試すこと。覚えている最後のパスワードを、思い出せる範囲で入力することです。
メールアドレスを忘れたときは、電話番号か再設定用のメールで探す
ログインに使うメールアドレスを忘れた場合、ヘルプはユーザー名を確認する手順を案内しています。必要な情報は、アカウントの電話番号または再設定用のメールアドレスと、アカウントに登録した氏名です。
手順に沿って本人確認を進めると、アカウントに一致するユーザー名の一覧が表示される、と書かれています。
復元に使う情報を変えたあとは、最長7日ほど待つ
ヘルプには、アカウント再設定用の情報を変更した場合、変更が反映されるまでに最長で7日ほどかかることがある、というヒントがあります。数日経ってから、もう一度復元を試すよう案内されています。
職場や学校のアカウントは、この手順で復元できないことがある
ヘルプは、職場、学校、その他のグループのアカウントを利用している場合は、この手順ではアカウントを復元できないことがある、と書いています。詳しくは、管理者に問い合わせるよう案内されています。
会社のメールアドレスをGoogleアカウントにしている場合は、社内でアカウントを管理している担当者が窓口になります。
パスワードを再設定すると、他の端末はログアウトされる
「パスワードを変更または再設定する」のヘルプによると、パスワードを変更するか再設定すると、ログイン時の本人確認に使っているデバイスなど一部を除き、すべてのデバイスでログアウト状態になります。
会社のパソコンとスマートフォンで同じアカウントを使っているなら、再設定のあとに、それぞれで入り直す必要があります。社内で共有している場合は、担当者に先に知らせておくと混乱しません。
新しいパスワードは、このアカウントで使ったことのないものにする
同じヘルプは、このアカウントで使用したことがない、安全なパスワードを選ぶよう案内しています。
使い回しのパスワードは、別のサービスで漏れたときに、ビジネス プロフィールの管理まで巻き込まれるおそれがあります。会社のアカウントなら、管理者だけが分かる場所に保管しておきます。
復元できたら、別の人にも入れる状態にしておく
復元の手間が一度かかると、同じことが起きたときの備えが気になります。公式ヘルプには、オーナーと管理者を追加する手順があります。
各ユーザーが自分のGoogleアカウントを持っていれば、パスワードを共有することなくビジネス プロフィールにアクセスして管理できる、と書かれています。担当者が2人以上いれば、1人がアカウントに入れなくなっても、もう1人が管理を続けられます。
復元の手順を、表で整理する
| 困りごと | 公式の案内 | 事前に用意するもの |
|---|---|---|
| パスワードを忘れた | アカウント復元の手順で質問に答え、パスワードを再設定する | 覚えている最後のパスワード、普段使う端末 |
| ユーザー名を忘れた | ユーザー名を確認する手順を使う | 電話番号か再設定用のメール、登録した氏名 |
| 確認コードが取れない | 別の方法を選び、復元の手順を進める | 受信できるメールや電話 |
| 職場や学校のアカウント | 管理者に問い合わせる | 管理者の連絡先 |
| 復元できない | 新しいGoogleアカウントを作る方法が案内されている | 次の節のオーナー権限のリクエスト |
復元できなかったときの考え方
ヘルプは、それでも復元できない場合は、新しいGoogleアカウントを作成できる、と書いています。
新しいアカウントは、元のアカウントとは別の利用者です。元のプロフィールの持ち主ではありません。この先の道筋は、公式の資料に一続きでは書かれていませんでした。弊社の読みとしては、新しいアカウントからオーナー権限をリクエストする形になります。
偽のサポートに頼らない:公式が書く注意
アカウントに入れないとき、検索すると「復元します」という連絡先が出てくることがあります。公式ヘルプは、この点に注意を書いています。
Googleは電話でのログイン相談に対応しない
ヘルプによると、セキュリティ保護のため、Googleはアカウントへのログインについての電話によるお問い合わせには対応できません。Googleでは、アカウントやパスワードのサポートを自称するサービスとは一切提携していない、とも書かれています。
パスワードと確認コードは、人に伝えない
同じヘルプは、お客様のパスワードや確認コードを開示しないよう呼びかけています。ヒントのページには、Googleがパスワードや確認コードをメールや電話、メッセージで尋ねることはない、とも書かれています。
制作会社や代行を名乗る相手であっても、パスワードを渡す必要はありません。公式の仕組みでは、別の人に管理を任せたいときは、その人のGoogleアカウントを管理者として追加します。
相談の入り口は、ヘルプのページの中にある
ビジネス プロフィール ヘルプの各ページの末尾には、さらにサポートが必要な場合の案内があります。ヘルプ コミュニティに投稿してコミュニティ メンバーから回答を得る方法と、お問い合わせの方法の2つです。
お問い合わせのほうには、「詳しい情報をお知らせください。解決に向けてサポートいたします。」という説明が付いています。状況を説明するときは、さきほど残した記録が役に立ちます。
Googleアカウントの復元は、ログインの画面から公式の手順で進めます。外部の連絡先に頼る前に、ヘルプの中の入り口から入ってください。
どのアカウントで作ったか分からないとき:候補を洗い出して順に試す
プロフィールを持っているアカウントが分からない。これは、ログインの悩みの中でも、手がかりが少ない場面です。
先に、公式の資料で確かめられた範囲を書きます。そのあとで、弊社がおすすめする探し方を、公式の手順とは分けて書きます。
公式ヘルプに、持ち主のアカウントを調べる専用の手順は見つからなかった
今日読んだビジネス プロフィール ヘルプには、プロフィールを持っているアカウント名を自分で調べる専用の方法は書かれていませんでした。公式に記載なし、とします。
確かめられたのは、プロフィールを見つけるには、そのプロフィールに関連付けられているGoogleアカウントにログインする必要がある、という点です。つまり、候補のアカウントで入り直して、編集の入り口が出るかどうかを見る方法が、確実な見分け方になります。
弊社がおすすめする、候補の洗い出し方
ここから先は、弊社がおすすめする進め方で、公式の手順とは別のものです。まず、候補になるアカウントを書き出します。
| 候補 | 探す場所 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 社長や代表者のメールアドレス | 本人に聞く | 開業時に自分で登録した記憶があるか |
| 会社の共通メールアドレス | 総務や情報管理の担当者 | 受信箱を共有しているか |
| 前任の担当者のアドレス | 引き継ぎの資料、連絡先の一覧 | 退職後もアカウントが残っているか |
| 制作会社が用意したアドレス | 契約書、納品時のメール | 社名で作られたものか、担当者個人のものか |
| 会社のドメインのメールアドレス | メールの管理者 | Googleアカウントにリンクされているか |
候補のアカウントの受信箱で、Googleからの通知を探す
ヘルプには、通知についての書きぶりがいくつかあります。ビジネスが掲載停止になると、プロフィールの管理に使用しているGoogleアカウントに通知が届く、と書かれています。
プロフィールが更新された場合も、通知が届く、とヘルプにあります。候補のアカウントの受信箱で、ビジネス プロフィールに関する通知を検索すると、そのアカウントが持ち主かどうかの手がかりになります。
ただし、通知がないことは、持ち主ではない証明にはなりません。通知の設定や、迷惑メールのフォルダも見てください。
会社のメールアドレスをGoogleアカウントにリンクしている場合
ヘルプの「Google でビジネスのオーナー確認を行う」には、会社のメールアドレスがある場合は、そのメールアドレスをGoogleアカウントにリンクできる、これによりビジネス プロフィールの管理が簡単になる、というヒントがあります。
会社のドメインのメールで作ったアカウントがあるなら、候補に入れてください。
候補を試すときの順番
試す順番は、本人に確認できる候補から始めます。代表者のアカウント、共通のアドレス、前任者のアドレスの順に進めます。
1つのアカウントを試すたびに、ログインしたまま自社の名前と都市名を検索します。編集のボタンが出れば、そのアカウントが持ち主です。出なければ、そのアカウントは持ち主ではないと記録して、次の候補に進みます。
候補がどれも外れたときは、他の人が持っている状態と見なす
すべての候補で編集のボタンが出ないなら、確認済みの持ち主が別のアカウントにいる状態です。次の節に進みます。
前任者や制作会社のアカウントで作られていたとき:オーナー権限のリクエスト
自社のプロフィールを、前任者や制作会社が自分のアカウントで作っていた。よくある話です。この場合、公式が用意している道は、現在のオーナーにオーナー権限をリクエストすることです。
リクエストできるのは、自社のビジネスなのに他の人が確認済みのとき
ヘルプの「ビジネス プロフィールのオーナー権限をリクエストする」の冒頭の説明は、次のとおりです。お客様がビジネスのオーナーであるにもかかわらず、Google検索またはGoogleマップに表示される確認済みのビジネス プロフィールが他のユーザーによって所有されている場合は、現在のプロフィールのオーナーにオーナー権限をリクエストできる、という内容です。
自社の事業であることが、前提です。他社のプロフィールには、この手順は使えません。
実店舗とハイブリッドのビジネスの手順
ヘルプは、実店舗のビジネスまたはハイブリッド ビジネスの手順を、次の順で書いています。
business.google.com/add にアクセスして、ビジネスの名前と住所を入力します。リストからビジネスを選ぶと、「このビジネス プロフィールは他のユーザーが管理している可能性があります」というメッセージが出ます。
「アクセス権限をリクエスト」を選び、フォームに必要事項を入力して、「送信」を選びます。
リクエストを送ったあとの流れ
ヘルプによると、所有権をリクエストすると、確認メールが届きます。現在のプロフィールのオーナーにメールで通知が届き、そのオーナーは3日以内に返信する必要があります。
リクエストの状況は、ビジネス プロフィールにログインするか、確認メールに書かれたリンクから確かめられます。
承認されたときと、拒否されたとき
承認された場合は、承認のメールが届き、ビジネス プロフィールを管理できるようになります。
拒否された場合は、拒否のメールが届きます。そのときも、プロフィールの編集を提案することはできます。決定に対して、再審査を請求することもできます。
3日たっても返信がないときは、申請できる場合がある
ヘルプは、3日が経過しても返信がない場合は、お客様が対象プロフィールのオーナー申請をするという選択が可能な場合がある、と書いています。
手順は、オーナー権限のリクエストについて書かれた確認メールを開き、「リクエストを表示」から「確認」を選んで、画面の手順に沿ってビジネスを確認します。
同じページには、プロフィールの申請は常にできるわけではない、という注意も書かれています。必ず申請できると考えて、予定を組まないでください。
待っているあいだに、新しいプロフィールを作らない
返信を待つ3日間は、長く感じます。その間に、新しくプロフィールを作ってしまう人がいます。
ヘルプは、同じビジネスのプロフィールを複数作ると重複と見なされ、Google検索やマップに表示されなくなる、と書いています。待っているあいだは、既存のプロフィールの行方を見守り、新規の作成には進まないでください。
客先に出向く事業は、Googleへの問い合わせになる
客先に出向いてサービスを提供し、実店舗やオフィスを持たない非店舗型ビジネスは、手順が違います。ヘルプは、Googleまで問い合わせるよう案内しています。
問い合わせの内容の欄に「リスティングのオーナー権限の譲渡」と入力し、リクエストを送るときは、問題の説明として「リスティングのオーナー権限を譲渡する」を選びます。
状況ごとの道筋を、表で整理する
| 自社の状況 | 使う道 | 待つ目安 | 公式の根拠 |
|---|---|---|---|
| 実店舗があり、他の人が確認済み | アクセス権限をリクエスト | 現在のオーナーの返信まで3日 | オーナー権限をリクエストする |
| リクエストに3日返信がない | 申請できる場合がある | 常にできるとは限らない | 同上 |
| 拒否された | 再審査の請求、編集の提案 | 公式に記載なし | 同上 |
| 客先に出向く非店舗型 | Googleに問い合わせる | 公式に記載なし | 同上 |
| 持ち主がいない(未確認) | 管理を開始して申請 | 確認の審査 | 追加またはオーナー確認する |
協力してもらえるとき:メインのオーナー権限を譲渡してもらう
前任者や制作会社と連絡が取れて、渡してもらえる場合があります。このときは、リクエストより、相手の操作で譲渡してもらうほうが、早くて確実です。
譲渡は、メインのオーナー権限を移す
ヘルプの「ビジネス プロフィールのメインのオーナー権限を譲渡する」は、重要な点を書いています。ビジネスのオーナー権限を譲渡する場合は、必ずメインのオーナー権限を、新しいオーナーに譲渡してください。「これにより、クチコミなどのビジネス情報はすべて維持されます。」と書かれています。
プロフィールそのものの持ち主を移す手続きなので、口コミや写真を残したまま引き継げます。
譲渡の手順
「ユーザーとアクセス権」の画面での手順は、次のとおりです。ビジネス プロフィールに移動し、その他アイコンから「ビジネス プロフィールの設定」の「ユーザーとアクセス権」を選びます。
メインのオーナー権限の譲渡先になるユーザーを選び、「アクセス」の横にある「編集」を選びます。「メインのオーナー」を選んで「保存」を選べば完了です。
譲渡の前提:他にオーナーか管理者が1人いること
ヘルプは、メインのオーナー権限を譲渡するには、プロフィールに他に少なくとも1人のオーナーまたは管理者が必要、と書いています。
自社のアカウントを、先に管理者かオーナーとして招待してもらいます。招待を承諾してから、メインのオーナーに変更する流れです。
新しいオーナーには、7日の制限がある
「ビジネス プロフィールのオーナーと管理者を管理する」のヘルプには、プロフィールのオーナーまたは管理者になった場合、一部の機能は、管理できるようになるまで7日ほど待つ必要がある、と書かれています。
この7日間に、プロフィールの削除、他のオーナーや管理者の削除、メインのオーナー権限の譲渡を行うと、エラーが表示されます。引き継いだ直後に、慌てて前任者を削除しようとしても、できないことがあります。
共同オーナーは、自分でメインのオーナーに上がれる
譲渡のヘルプには、共同オーナーは、自分自身をメインのオーナーにアップグレードできる、という記述もあります。
自社のアカウントがすでに共同オーナーなら、前任者の操作を待たずに、自分でメインのオーナーに変更できます。ただし、他のオーナーと管理者のアクセス権を変更できるのはオーナーのみです。
引き継ぎのとき、前任者の操作は履歴に残る
ヘルプによると、ユーザーを削除すると、そのユーザーは管理の作業ができなくなりますが、クチコミへの返信、投稿、コメントなど、そのユーザーによる過去の操作はビジネス プロフィールに残ります。
前任者が削除されても、過去の返信や投稿は消えません。気になる内容があれば、あとから自社で直します。
リクエストと譲渡の使い分け
| 手段 | 向いている場面 | 相手の操作 | 口コミなどの扱い |
|---|---|---|---|
| オーナー権限のリクエスト | 前任者や制作会社と連絡が取れない | 3日以内の返信が必要 | 承認後に管理できる |
| メインのオーナー権限の譲渡 | 相手が協力してくれる | 相手が操作する | クチコミなどはすべて維持される |
| 共同オーナーからの昇格 | 自社がすでに共同オーナー | 不要 | 同じプロフィールのまま |
取り戻したあとにやること:持ち主を会社の側に置き直す
ログインできた、あるいはオーナー権限を渡してもらえた。ここで終わりにすると、数年後に同じ悩みが戻ってきます。
次にやるのは、プロフィールの持ち主を、個人から会社の側に置き直すことです。
まず、いまのユーザーの一覧を見る
ヘルプによると、「ユーザーとアクセス権」のページで、現在のユーザーと、招待を保留にしているユーザーをすべて確認できます。アカウントのユーザーは、オーナーと管理者の名前とメールアドレスを確認できる、とも書かれています。
退職した人のアドレスが残っていないか、知らない外部のアドレスが入っていないかを、最初に点検します。
見覚えのないアドレスが入っていた場合は、誰が何のために追加したのかを、社内で確かめてから外します。
会社の側のアカウントを、オーナーとして招待する
オーナーや管理者の追加の手順は、ヘルプに書かれています。ビジネス プロフィールに移動し、その他アイコンから「ビジネス プロフィールの設定」の「ユーザーとアクセス権」を選びます。
左上の追加アイコンを選び、メールアドレスを入力して、「アクセス」でオーナーまたは管理者を選び、「招待」を選びます。
招待は、承諾されるとすぐに有効になる
ヘルプには、招待されたユーザーは、招待を承諾後すぐにビジネス プロフィールにアクセスできる、と書かれています。招待が承諾されると、招待元のオーナーにメールが届きます。
承諾されない招待は、保留中の欄から「招待をキャンセル」で取り消せます。
オーナーは複数にできる。ただしメインは1人
ヘルプは、ビジネス プロフィールには複数のオーナーを設定できるが、メインのオーナーとして設定できるのは1人のみ、と書いています。
代表者のアカウントと、総務や広報の担当者のアカウントを、どちらもオーナーにしておくと、1人が入れなくなっても管理を続けられます。
Googleグループは、オーナーにも管理者にもなれない
ヘルプには、Googleグループをプロフィールの管理者またはオーナーとして追加することはできない、という注意があります。
部署の共有アドレスをグループで作っている場合でも、プロフィールの権限は、個人のGoogleアカウントに付けることになります。
役割による権限の違いを、表で見る
| できること | オーナー | 管理者 |
|---|---|---|
| 情報の編集、投稿、クチコミへの返信 | できる | できる |
| ユーザーの追加と削除 | できる | できない |
| ビジネス プロフィールの削除 | できる | できない |
| メインのオーナー権限の譲渡 | メインのオーナーのみ | できない |
自分が抜けるときの決まり
ヘルプには、プロフィールのオーナーまたは管理者としての自分自身を削除する手順もあります。ユーザーリストにある自分自身から「管理をやめる」を選び、「確認」を選びます。
ただし、メインのオーナーは、他のユーザーにメインのオーナー権限を譲渡するまで、自分自身を削除できません。担当者が異動や退職をするときは、先に譲渡を済ませます。
取り戻したあとの手順を、表で整理する
| 順番 | やること | 場所 | 確かめること |
|---|---|---|---|
| 1 | ユーザーの一覧を見る | ユーザーとアクセス権 | 退職者や外部のアドレスがないか |
| 2 | 会社の側のアカウントを招待する | 同じ画面の追加アイコン | 招待が承諾されたか |
| 3 | メインのオーナーを会社の側に替える | 同じ画面で「編集」 | 7日の制限に当たっていないか |
| 4 | 不要なユーザーを外す | 同じ画面 | 過去の操作は残ること |
| 5 | 記録をつける | 社内の共有文書 | 担当者と日付が入っているか |
制作会社に任せているとき:オーナーは自社、制作会社は管理者
ホームページやマップの管理を、制作会社に任せている会社は多くあります。任せること自体は問題ありません。問題になるのは、プロフィールの持ち主が制作会社のアカウントになっている場合です。
公式ガイドラインが書く、アクセスの共有の仕方
ヘルプの「ビジネスの適格性とオーナー権限に関するガイドライン」は、ビジネス プロフィールでビジネス情報のオーナー確認と管理を行えるのは、そのビジネスのオーナーまたは承認を受けた代理人に限られる、と書いています。
そのうえで、「ご自身のビジネス プロフィールへのアクセスを他のユーザーと共有するには、そのユーザーを管理者として追加します。」と書いています。
承認を受けた代理人に求められていること
同じガイドラインには、承認を受けた代理人についての補足があります。自分が所有していないビジネスの情報を管理する個人や企業が、承認を受けた代理人にあたります。
代理人には、管理アクセスのリクエストに迅速に対応し、リクエストがあった場合は、オーナー権限を直ちにビジネス オーナーに譲渡することが求められています。
代理人は、可能な限り、オーナー自身のアカウントでプロフィールを持つよう求められる
ガイドラインは、承認を受けた代理人は、可能な限りビジネス オーナー自身でアカウントを作成してビジネス プロフィールを所有し、承認を受けた代理人を管理者として追加するよう依頼してください、と書いています。
つまり、公式が想定する形は、自社がオーナーで、制作会社が管理者です。制作会社のアカウントに自社のプロフィールを置く形は、公式の想定から外れています。
契約のときに確かめておくこと
ここから先は、弊社がおすすめする進め方です。制作会社に依頼するときは、契約や見積りの段階で、次の点を書面にしておくと安心です。
プロフィールの持ち主は自社のアカウントであること。制作会社は管理者として追加されること。契約が終わったときは、制作会社のアクセスを外すこと。
契約が終わるときの手順
契約を終えるときは、自社のオーナーのアカウントから、制作会社の担当者を削除します。ヘルプによると、ユーザーを削除すると、削除されたユーザーには通知のメールが届きます。
過去の返信や投稿は、プロフィールに残ります。引き継ぎの資料に、プロフィールの管理に関する項目を入れておきます。
制作会社との関係を、表で整理する
| 項目 | 望ましい形 | 避けたい形 |
|---|---|---|
| プロフィールの持ち主 | 自社のGoogleアカウント | 制作会社や担当者個人のアカウント |
| 制作会社の役割 | 管理者として追加 | オーナーとして自社の権限を持つ |
| パスワード | 共有しない | 制作会社に渡す |
| 契約終了時 | 自社のオーナーが管理者を削除 | 連絡が取れず、リクエストが必要になる |
放置すると権限が取り消されることがある:ログインの頻度
アカウントに入れない状態が長く続くと、権限そのものが失われることがあります。公式ガイドラインに、その理由が書かれています。
オーナー権限が取り消される理由
ガイドラインは、オーナー権限は、次のいずれかの理由により取り消されることがある、と書いています。最近アカウントにログインされていない、というものが最初に挙がっています。
ほかに、該当ビジネスによって、お客様またはお客様の代理人がこのページを管理する権限を失っていることが確認された場合があります。関係の確認のためにGoogleが何度かメールで連絡を試みても、連絡がつかなかった場合や、プロフィールが削除された場合も挙がっています。
「最近」がどのくらいかは、公式に記載なし
最近アカウントにログインされていない、とは何日を指すのかは、今日読んだ資料には書かれていませんでした。公式に記載なしです。
期間が分からない以上、半年や1年といった長い間、誰もログインしない状態は避けるべきです。
権限が取り消されたあとの道
取り消されたあとは、ガイドラインによると、オーナーの競合を解決する手順に沿って、新しいビジネス オーナーが再確認を行うか、新たにリクエストできます。
つまり、取り消されても、自社が事業者であれば、再度、確認やリクエストに進む道が残されています。
連絡のメールを見落とさない
ガイドラインの理由の中に、Googleが何度かメールで連絡を試みても連絡がつかなかった場合があります。退職した人のアドレスにしか連絡が届かない状態は、このリスクを高めます。
オーナーのアドレスは、いま使われている、受信を確認できるものにしておきます。
ログインできたのに、編集が反映されないとき
入れるようになっても、直したはずの内容が画面に出ないことがあります。ここは、ログインとは別の確認です。
編集の内容は、審査されることがある
ヘルプの「ビジネス プロフィールの編集内容の反映」は、オーナー確認済みのビジネス情報への編集は、Googleのガイドラインに従っているかどうかを確認するために、審査されることがある、と書いています。
通常、審査には最長で10分ほどかかりますが、場合によっては最長で30日ほどかかることがある、とも書かれています。
編集の状態は、3つの表示で見える
変更を保存すると、編集内容は「承認済み」「不承認」「保留中」のいずれかのステータスとともに表示されます。
承認済みなら、更新された情報がプロフィールに表示されます。不承認の場合は、変更内容の正確性をGoogleが確認できなかったことが考えられ、再審査を請求できる場合があります。保留中は、審査の途中です。
名前や住所を変えると、再確認が必要になる場合がある
「ビジネス プロフィールを編集する」のヘルプには、オーナー確認後に店舗の名前を変更した場合や、ビジネス拠点の住所が変わった場合は、ビジネスのオーナー確認が再度必要になる場合がある、と書かれています。
担当者が替わった直後に、名前や住所を大きく書き換えると、確認がもう一度求められることがあります。取り戻した直後は、基本の情報の確認から始めます。
未確認のプロフィールでは、編集できる範囲が限られる
同じヘルプは、プロフィールの確認が済んでいない場合でも、お店やサービスの名前、業種、住所、営業時間、電話番号、ウェブサイトなど、一部の情報は編集できる、と書いています。
すべての情報を編集するには、プロフィールの確認が必要です。管理を開始して申請した場合は、確認を終えるまで、編集できない項目が残ります。
反映されないときの切り分けを、表で整理する
| 症状 | 疑うこと | 確かめる場所 |
|---|---|---|
| 保存したのに変わらない | 審査中 | 編集のステータス |
| 不承認になった | 内容の正確性を確認できない | 再審査の請求ができるか |
| 追加や削除のボタンが出ない | 管理者の役割 | ユーザーとアクセス権 |
| 引き継いだ直後にエラーが出る | 新しいオーナーの7日の制限 | 引き継いだ日から数える |
| 名前や住所を変えたら確認を求められた | 再確認が必要 | オーナー確認の画面 |
AIの回答とログインの関係:公式に書かれていること、書かれていないこと
管理の画面に入れるようになれば、AIの回答にも自社が出やすくなるのか。気になる担当者も多いと思います。ここは、公式の文書で確かめられた範囲だけを書きます。
公式に書かれているのは、プロフィールの情報を最新にしておくこと
Google 検索セントラルの「AI 機能とウェブサイト」は、AIによる概要とAIモードのために、特別な最適化を行う必要はない、と書いています。そのうえで、従来のSEOの基本は引き続き重要だと述べています。
その基本の中に、マーチャントセンターとビジネス プロフィールの情報が最新のものであることを確認する、という項目があります。
ログインして情報を直せる状態にあることは、この「最新に保つ」ための前提になります。
ログインの方法とAIの回答の関係は、公式に記載なし
今日読んだ資料には、ログインの方法や、プロフィールの持ち主のアカウントが、AIによる概要やAIモードでの表示に影響する、という記載がありません。公式に記載なしです。
管理者の人数や、オーナー権限を持つアカウントの種類が、AIの回答に関わるかどうかも、確かめられませんでした。
AI機能に出るための、新しい決まりごとはない
同じページは、AI機能で表示されるために、新たにコンピュータが解読可能なファイルやAIテキストファイル、マークアップを作る必要はない、と書いています。特別なschema.orgの構造化データを足す必要もありません。
ログインを整えたあとにやることは、情報を正確に保つ通常の作業です。特別な設定は要りません。
公式の文書から言える範囲を、表で整理する
| 論点 | 公式で確かめた内容 | 確かめられなかった内容 |
|---|---|---|
| 特別な最適化 | 不要と書かれている | ログインや持ち主に限った最適化 |
| プロフィールの情報 | 最新にしておく案内がある | 管理者の人数とAIの回答の関係 |
| 新しいファイルやマークアップ | 作る必要はないと書かれている | オーナー権限とAIの回答の関係 |
| 編集の反映 | 審査は通常10分ほど、最長30日ほど | AIの回答に反映されるまでの時間 |
自社の見え方は、自分の目で確かめる
AI検索での見え方を調べたい場合は、ChatGPTやGeminiに自社の名前で質問して、出てくる答えを自分の目で確かめる方法があります。
AI検索全般の考え方は、ローカルSEOの記事とAI検索とマップの記事で扱っています。
受け皿と運用:アカウント台帳をつくり、自社サイトの会社概要とそろえる
取り戻したあとに残るのは、もう二度と同じ事態にしないための仕組みづくりです。この記事の軸は、アカウントの持ち主を会社の側に置くことでした。その状態を保つために、1枚の台帳を作ります。
アカウント台帳に書く項目
台帳は、社内の共有文書に作る1枚の表です。次の項目を書きます。
メインのオーナーのアカウント、他のオーナーと管理者のアカウント、それぞれの担当者名、アカウントの復元に使う電話番号と再設定用のメールの持ち主、最後に確認した日付です。
台帳に、パスワードは書かない
台帳に書くのは、誰のアカウントかという情報までです。パスワードは書きません。
公式ヘルプの考え方は、各ユーザーが自分のGoogleアカウントを持っていれば、パスワードを共有しなくても管理できる、というものです。台帳は、その前提で運用します。
復元用の電話番号とメールを、いまの担当者のものにする
ヘルプでは、アカウント再設定用の情報を変更すると、反映されるまでに最長で7日ほどかかることがある、と書かれています。
復元に使う情報が、退職した人の電話番号やメールのままだと、いざというときに復元ができません。担当者が替わる前に変えておきます。
台帳を見直すタイミング
台帳の見直しは、四半期に1回を目安にします。担当者の異動、退職、制作会社との契約の開始と終了のたびにも、更新します。
見直しのときは、実際にログインして、編集の入り口が出ることまで確かめます。台帳に書いてあることと、画面で見えることが一致していれば合格です。
自社サイトの会社概要を、プロフィールと同じ内容にそろえる
ここまでで整えたプロフィールの情報は、自社サイトの会社概要のページと、同じ内容にそろえておきます。
名前、住所、電話番号、営業時間を、プロフィールと会社概要で一致させます。AIの回答や検索結果が、自社の情報を読み取るときの手がかりが、1か所にそろうからです。プロフィールの登録や入り口の選び方は、登録の記事で整理しています。
管理から外れる操作と、プロフィールを消す操作は別のもの
担当者が辞めるとき、「プロフィールを消す」操作に進んでしまう人がいます。管理をやめる操作と、プロフィールを削除する操作は、結果が違います。
その違いは削除の記事で扱っています。オーナー確認の方法や、動画で映すものは認証の記事で扱っています。
運用を、表で整理する
| 項目 | 内容 | 頻度 | 担当 |
|---|---|---|---|
| ユーザーの一覧の確認 | 退職者や外部のアドレスがないか | 四半期に1回 | 総務または広報の担当者 |
| ログインの実地確認 | 編集の入り口が出るか | 四半期に1回 | オーナーのアカウントの担当者 |
| 復元用の情報の確認 | 電話番号と再設定用のメール | 担当者が替わるとき | 情報管理の担当者 |
| 制作会社の権限の確認 | 管理者としての追加か | 契約の開始と終了のとき | 契約の担当者 |
| 会社概要との照合 | 名前、住所、電話が同じか | 月に1回 | サイトの担当者 |
よくある質問
Q. Googleビジネスプロフィールには、ログイン専用のページがありますか
公式ヘルプが案内している入り口は、ログインした状態でのGoogle検索とGoogleマップ、スマートフォンのマップアプリの「ビジネス」です。
複数のプロフィールを扱う画面として、ビジネス プロフィール マネージャーの名前が出てきます。ただ、そのページの開き方は、今日読んだ資料には書かれていませんでした。
Q. どのGoogleアカウントで作ったか、忘れてしまいました
公式ヘルプに、持ち主のアカウントを調べる専用の方法は見つかりませんでした。候補のアカウントでログインして、自社を検索し、編集のボタンが出るかどうかを順に試します。
どれでも出ない場合は、他の人が持っている状態と見なし、オーナー権限のリクエストに進みます。
Q. 前任者が辞めて、連絡が取れません
ヘルプにある、現在のオーナーへのオーナー権限のリクエストを使います。現在のオーナーには3日以内に返信が求められ、承認されれば管理できるようになります。
返信がない場合は、申請できる場合があります。ただし、常にできるわけではない、と書かれています。
Q. 制作会社にパスワードを教えてもよいですか
教える必要はありません。公式ヘルプは、各ユーザーが自分のGoogleアカウントを持っていれば、パスワードを共有しなくても管理できる、と書いています。
制作会社のアカウントを、管理者として追加する方法が、公式の想定する形です。
Q. パスワードを忘れました。どうすればよいですか
Googleアカウントの復元の手順に進みます。質問に、分かる範囲でできる限り答えてください。答えを間違えても復元ができなくなることはなく、何度でも試せる、とヘルプに書かれています。
質問への答えを、表で整理する
| 質問 | 答え | 確かめた資料 |
|---|---|---|
| ログイン専用のページ | 検索とマップ、アプリの「ビジネス」から入る | ビジネス プロフィール ヘルプ |
| 作ったアカウントが不明 | 公式に専用の調べ方は記載なし。候補で試す | ビジネス プロフィール ヘルプ |
| 前任者と連絡が取れない | オーナー権限のリクエスト。3日の流れ | ビジネス プロフィール ヘルプ |
| 制作会社へのパスワード | 共有せず、管理者として追加 | ビジネス プロフィール ヘルプ |
| パスワードを忘れた | アカウントの復元。何度でも試せる | Googleアカウント ヘルプ |
| AIの回答との関係 | 公式に記載なし | 検索セントラル |
まとめ:ログインは、持ち主のアカウントを探すところから始める
Googleビジネスプロフィールの管理画面への入り方は、持ち主のアカウントでログインして、Google検索かGoogleマップで自社を検索することです。スマートフォンでは、マップアプリの「ビジネス」から入ります。
入れないときは、4つの状態に分けます。自社のアカウントなら、Googleアカウントの復元に進みます。他の人のアカウントなら、オーナー権限のリクエストか、メインのオーナー権限の譲渡です。リクエストには、現在のオーナーが3日以内に返信する流れがあります。
取り戻したあとは、オーナーを会社の側に置き、制作会社は管理者として追加します。台帳を作り、四半期に1回、実際にログインして確かめてください。
どのアカウントで作ったかを調べる専用の方法と、ログインとAIの回答の関係は、公式に記載がありませんでした。
この記事で確かめた資料
2026年11月1日に開いて読んだ資料と、そこから使った内容です。
| 資料 | 使った内容 |
|---|---|
| Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス情報が Google に表示されるようにする」 | 検索とマップとアプリでの見つけ方、関連付けられたアカウントでのログイン |
| Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールを編集する」 | 編集にはリンクされたアカウントのログインが必要なこと、名前や住所の変更後の再確認 |
| Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールのオーナー権限をリクエストする」 | リクエストの手順、3日の流れ、申請、非店舗型の問い合わせ |
| Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールのメインのオーナー権限を譲渡する」 | 譲渡の手順、前提、7日の制限、共同オーナーの昇格 |
| Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールのオーナーと管理者を管理する」 | 役割の違い、追加と削除の手順、パスワードを共有しない運用 |
| Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネスの適格性とオーナー権限に関するガイドライン」 | 承認を受けた代理人の決まり、オーナー権限が取り消される理由 |
| Google ビジネス プロフィール ヘルプ「重複するプロフィールと所有権に関する問題を解決する」 | プロフィールは1つだけであること、重複の扱い |
| Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google ビジネス プロフィールを追加またはオーナー確認する」 | 未確認のビジネスの申請の手順 |
| Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google でビジネスのオーナー確認を行う」 | 会社のメールアドレスのリンク |
| Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールの編集内容の反映」 | 審査の時間、ステータス、未確認の編集 |
| Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google アカウントからビジネス プロフィールを削除する」 | ビジネス プロフィール マネージャーの名前 |
| Google アカウント ヘルプ「Google アカウントや Gmail を復元する方法」 | 復元の手順、ユーザー名の確認、職場アカウント、偽サービスへの注意 |
| Google アカウント ヘルプ「アカウント復元手順を完了するためのヒント」 | 復元のコツ、確認コードの注意 |
| Google アカウント ヘルプ「パスワードを変更または再設定する」 | 再設定後のログアウト |
| Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」 | 特別な最適化が不要なこと、プロフィールの情報を最新にする案内 |
| 確かめられなかったもの | 持ち主のアカウントを調べる専用の方法、ビジネス プロフィール マネージャーの開き方、「最近」の期間、リクエストが拒否される基準、ログインとAIの回答の関係 |
今日できる点検
次の表の項目を、上から順に確かめてください。1項目あたり15分ほどで終わります。
| 点検の項目 | 確かめる場所 | 合格の目安 | 直すこと |
|---|---|---|---|
| ログインして入れるか | ログイン後に自社を検索 | 編集のボタンが出る | 出なければ候補のアカウントを試す |
| メインのオーナー | ユーザーとアクセス権 | 会社の側のアカウントになっている | 個人のアカウントなら譲渡を依頼する |
| オーナーの人数 | 同じ画面 | 2人以上いる | 担当者を招待する |
| 退職者や外部のアドレス | 同じ画面 | 残っていない | 不要なユーザーを外す |
| 復元用の情報 | アカウントの設定 | 現在の担当者の電話とメール | 担当者が替わる前に変える |
| 制作会社の役割 | ユーザーとアクセス権 | 管理者になっている | オーナーなら譲渡を依頼する |
| 台帳 | 社内の共有文書 | 担当者と日付が入っている | 台帳を作る |
| サイトとの一致 | 会社概要のページ | 名前、住所、電話が同じ | 食い違いを直す |
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