ホームページの画像に、alt属性を入れておきましたか。制作会社にそう聞かれて、入れたかどうかは分からないまま「はい」と答えた経験はないでしょうか。
この記事は、自社サイトの画像を自分で入れ替える経営者とWeb担当者に向けて書いています。画像が何十枚もあるのに、alt属性を1枚ずつどう決めればよいのか分からない、という人が読み手です。
結論から言います。alt属性は、画像1枚ごとに「文章を書く」「空にする」「付けない」の3つから選ぶ属性です。文字数やキーワードの前に、まずこの3択を決めます。
3択の基準は、画像が何の役目で置かれているかです。画像の代わりに文字を置いたとき、ページの意味が変わるなら書きます。変わらないなら空にします。
HTMLの仕様(WHATWG)と、Google検索セントラルの「画像の SEO ベスト プラクティス」と、デジタル庁の「ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック」を、2026年11月4日に実際に開いて読みました。書くのは、そこで確かめられた範囲だけです。確かめられなかったことは、書かずに「公式に記載なし」と書きます。
先に答え:alt属性は、画像1枚ごとに3つから選ぶ
alt属性は、画像のタグに付ける文字の属性です。画像が見えない人や、見えない場面で、画像の代わりに使われます。
選び方は次の表のとおりです。
| 画像の役目 | altの扱い | 例(架空) |
|---|---|---|
| 内容を伝える画像 | 画像の代わりになる文章を書く | 施工後の外壁の写真、料金の図 |
| リンクやボタンの画像 | リンク先で起きることを書く | 無料相談の申し込みボタン |
| 飾りの画像 | 空にする(alt=””) | 見出しの横の模様 |
| 隣の文章と同じ内容の画像 | 空にする(alt=””) | 本文を図にしただけの流れ図 |
| 書く内容が本当に分からない画像 | 付けない(ごく限られた場合だけ) | 自動で取り込まれた画像 |
右端の「付けない」は、仕様がごく限られた場面にだけ認めているものです。迷ったときの選択肢にはなりません。理由は後の節で書きます。
読み方は、公式に記載が見つからなかった
「alt属性」は、検索では「alt属性 読み方」とも調べられています。公式の仕様と検索セントラルを開いて探しましたが、読み方の説明は見つかりませんでした。公式に記載なし、というのが確かめられた範囲です。
弊社では「オルト属性」と読んでいます。打ち合わせで通じれば足りるので、読み方で悩む必要はありません。
答えを表で先に見る
よく聞かれる質問の答えを、先にまとめます。根拠は後の節で順に説明します。
| 知りたいこと | 答え | 確かめた場所 |
|---|---|---|
| alt属性とは | 画像の代わりに使われる文字 | HTMLの仕様(WHATWG) |
| 全部の画像に書くのか | 書く、空にする、付けない、の3択 | HTMLの仕様(WHATWG) |
| 飾りの画像はどうするか | 空にする(alt=””) | HTMLの仕様、デジタル庁の導入ガイドブック |
| 文字数の目安 | 仕様にも検索セントラルにも記載なし。デジタル庁は80字を目安にしている | 3つの資料を照合 |
| キーワードを入れてよいか | 羅列は避ける。内容に沿った言葉を使う | Google検索セントラル |
| 「指定されていません」と出たら | 付け忘れか、空にした画像を見分けて直す | HTMLの仕様、Lighthouseの監査項目 |
この表の右端は、すべて2026年11月4日に開いたページです。
悩み別に、読む場所を決める
全部を順に読む必要はありません。いまの悩みに近い節から読んでください。
| いまの悩み | 読む節 |
|---|---|
| 書くか空にするか決められない | 画像の役目で決める |
| 何を書けばよいか分からない | 書くときの考え方、画像の種類別の書き方 |
| ロゴ、グラフ、ボタンの画像がある | 画像の種類別の書き方 |
| キーワードを入れたい | キーワードを入れてよいか |
| 画像の中に文字が入っている | 画像の中の文字を、検索とAIにどう伝えるか |
| 管理画面のどこに入れるのか | WordPressでの入れ方 |
| 「alt属性が指定されていません」と出た | 警告が出たときの直し方 |
Q&Aサイトで見かけた、装飾画像のaltをどうするかという声
Q&Aサイトでこのような切実な悩みを拝見しました。投稿者は、自社のホームページを自分で作っている方です。
意味を持たない装飾の画像について、alt属性を空白にするのか、そもそも設定しないほうがよいのか、どちらが正しいのかを知りたい、という質問でした。SEOに大きな影響はないと思う、と自分で書き添えていました。
質問の要旨
質問者が迷っていたのは、2つの書き方です。1つは、altの中身を空にして属性だけ残す書き方です。もう1つは、属性そのものを書かない方法です。
どちらも「何も表示されない」という点では同じに見えます。見た目では区別できないので、迷うのは当然です。
付いた回答は、2つに割れていた
付いた回答の1つは、altの中に「装飾画像」と書いておけばよい、というものでした。もう1つは、装飾の画像には空のalt属性を付ければ、画面を読み上げるソフトが読んで時間を無駄にしない、という内容でした。
2つの回答は、書く内容が正反対です。「装飾画像」と書くか、何も書かないか。
割れる理由は、「書くか書かないか」の2択で考えているから
回答が割れる原因は、質問も回答も、画像を「書く」「書かない」の2択で見ていることにあります。実際には、空にする、付けない、という別々の扱いがあります。
仕様は、この区別をはっきり書いています。次の節以降で、仕様の言葉を引きながら説明します。
質問者が知りたかったこと
質問者が知りたかったのは、SEOへの影響よりも前に、どれが正しい書き方かという点でした。SEOの影響は大きくないと自分で見立てているからです。
この記事では、その問いに仕様と公式の文書で答えます。結論の一部を先に書くと、飾りの画像は空にします。「装飾画像」と書く方法は、仕様の考え方に合いません。理由は、画像の代わりに読み上げられる文字になるからです。
alt属性とは:画像の代わりに置く文字
alt属性は、img要素に付ける属性です。HTMLの書き方は、次の形です。
<img src="gaikan.jpg" alt="築30年の木造住宅の外壁を白に塗り替えた後の様子">
src属性が画像の場所を指し、alt属性が画像の代わりの文字を指します。
alt属性が使われる場面
alt属性の文字が使われるのは、画像を見られない場面です。画像が読み込まれなかったとき、画面を読み上げるソフトで聞いているとき、画像の表示を切ってあるときです。
Googleの「画像の SEO ベスト プラクティス」は、代替テキストについてこう書いています。
「代替テキストは、スクリーン リーダーを使用するユーザーや、低帯域幅のネットワークを使用しているユーザーなど、ウェブページの画像を見ることができないユーザー向けの補助機能としても役立ちます。」
この文章は、alt属性が検索のためだけの属性ではないことを示しています。画像を見られない人のための文字が、まず先にあります。
画像のキャプションやtitle属性とは別のもの
alt属性と混同されやすいものが2つあります。画像の下に出す説明(キャプション)と、title属性です。
HTMLの仕様は、altに入れる文字について、こう書いています(弊社訳)。
「altの値には、画像のキャプション、題名、凡例と見なせる文章を入れてはならない。これは画像の代わりに使える文章であり、画像を補う文章ではない。」
キャプションは画像の隣で見せる文章です。alt属性は、画像が無い状態のページを成り立たせるための文章です。役目が違うので、同じ文章を使い回すと、どちらも中途半端になります。
仕様は、3択の考え方の土台を示している
仕様には、altを書くときの一番大きな考え方が書かれています(弊社訳)。
「すべての画像をaltの文字に置き換えても、ページの意味が変わらないこと。」
この一文が、書く、空にする、付けない、を分ける基準になります。画像を外して文字に置き換えたとき、意味が足りなくなるなら、足りない分を書きます。変わらないなら、空にします。
次の節で、この基準を画像の役目ごとに当てはめます。
画像の役目で決める:仕様は12の場面に分けている
HTMLの仕様は、altの書き方を「画像が何の役目で置かれているか」で分けています。2026年11月4日に仕様の「画像の代わりになる文字の要件」の節を開くと、場面は12に分かれていました。
12の場面は、それぞれ書き方の決まりが違います。全部を覚える必要はありません。自分のサイトに出てくる画像が、どの場面に近いかが分かれば足ります。
12の場面を表で見る
仕様の節の見出しを、弊社が日本語に直して並べました。12のうち、公開しているウェブサイトに当てはまる11の場面です。右端は、各場面の決まりの要点です。
| 場面 | altの決まりの要点 |
|---|---|
| リンクやボタンの中に、画像しか入っていない | リンクやボタンの目的が伝わる文字を書く |
| 流れ図、グラフ、地図など、文章の代わりになる画像 | 画像と同じメッセージを文章で書く |
| アイコンやロゴ | 隣に同じ意味の文字があれば空にする。単独で使うなら、意味や組織の名前を書く |
| 文字を飾って画像にしたもの | 画像の中と同じ文字を書く |
| 周りの文章を図にしただけの画像 | 空にする |
| 補助的な画像(記事に出てくる人物の顔写真など) | 空にするか、伝わる内容を書く |
| 意味を足さない飾りの画像 | 空にする |
| 1枚の絵を分割した画像 | 1枚に全体の内容を書き、残りは空にする |
| 分割した画像で、それぞれがリンク | リンクごとに、リンクの目的を書く |
| ページの内容の中心になる画像 | 画像の代わりになる文章を書く |
| 利用者に見せない画像(計測用など) | 空にする |
12番目は、特定の相手に送る私的なメール内の画像の場面です。公開しているウェブサイトには当てはまらない、と仕様が明記しています。
書く場面:画像がないと意味が減るとき
書く場面に共通するのは、画像を外すと情報が減ることです。施工事例の写真、料金の図、地図、リンクになっているボタンがこれにあたります。
仕様は、図やグラフについて次のように書いています(弊社訳)。
「altの文字は、画像の代わりであり、画像の説明ではない。」
説明と代わりの違いは、読み上げたときに出ます。「白い家の写真」は説明です。画像が無いときに文章の流れに入る言葉が、代わりです。
空にする場面:画像を外しても意味が変わらないとき
空にする場面に共通するのは、画像を外しても、ページの意味が変わらないことです。見出しの横の模様、隣に同じ意味の文字があるアイコン、本文を図にしただけの流れ図などがこれにあたります。
仕様は、空にする書き方について、こう書いています(弊社訳)。
「飾りの画像は、alt属性を付け、その値を空の文字列にしなければならない。」
空にするのは、書き忘れではありません。「ここに読み上げる文字は要らない」と、書き手が決めた印です。
付けない場面は、ほとんど無い
altを付けない書き方は、仕様が極めて限られた場面にだけ認めています。画像の内容を書き手が知る手段がまったく無い場合(自動で取り込まれた画像など)で、別の条件も満たすときだけです。
仕様は、この例外の扱いを、次のように書いています(弊社訳)。
「書き手が本物の代わりの文字を用意できる可能性が、わずかでもあるなら、altを省くことは認められない。」
さらに、「書き手の努力が足りないこと」は、altを省く理由として認められない、とも書かれています。ホームページを自分で運営している人の画像は、ほぼ全部が「書く」か「空にする」のどちらかに入ります。
自分の画像を、3つに分ける手順
画像が何十枚もあるときは、1枚ずつ悩まずに、次の手順で分けます。
- ページの画像を全部、画面に出す
- 画像を1枚ずつ隠して、ページを読んでみる
- 意味が足りなくなる画像に「書く」の印を付ける
- 意味が変わらない画像に「空」の印を付ける
画像を隠して読むには、画面を紙に印刷して、画像の部分を手で隠す方法が確実です。迷う画像だけが残るので、残りは次の問いで決めます。
迷ったときの、2つの問い
問いは2つです。1つ目は、この画像を外すと、読む人に伝わる情報が減るか。2つ目は、隣の文章に、同じ内容がすでに書いてあるか。
1つ目が「はい」で、2つ目が「いいえ」なら、書きます。それ以外は、ほぼ空にします。
仕様は、この考え方を、電話で読み上げる場面にたとえています(弊社訳)。
「画像のあるページを、画像があることを言わずに、電話で相手に読んで聞かせるつもりで考える。画像の代わりに口にする言葉が、altを書くときの出発点になる。」
画像の置き場所ごとに、3択を当てはめた例
自社サイトによくある画像に、ここまでの基準を当てはめます。会社名や数字は架空です。
| よくある画像 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| トップの大きな写真(社屋の外観) | 書く | 外すと、どんな会社かが伝わらない |
| スタッフの集合写真(名前と役職が隣に書いてある) | 書く | 誰が写っているかは、文字だけでは足りない |
| 施工事例の写真 | 書く | 事例の中心で、外すと情報が減る |
| 料金や手順を図にした画像 | 書く | 図が本文の代わりをしている |
| 本文の直前の段落を図にしただけの画像 | 空にする | 同じ内容が文章で隣にある |
| 見出しの横の飾り罫、背景の模様 | 空にする | 意味を足していない |
| 「資料請求」と書かれたボタン画像(リンク) | 書く | リンク先で何ができるかを伝える必要がある |
| メニューの横の小さなアイコン(隣に文字がある) | 空にする | 隣の文字と同じ意味 |
この判定は、弊社が仕様の決まりを自社の画像に当てはめた整理です。最終の判断は、ページごとに、画像を外して読んだ結果で決めます。
同じ画像でも、置き場所で判定が変わる
画像そのものに正解があるわけではありません。同じ画像でも、置いた場所で判定が変わります。
たとえば、社員の顔写真は、紹介ページでは「書く」に入ります。記事の中で話題になっていない人物の写真なら、「空にする」になる場合もあります。
迷ったら、そのページを隠して読んだときに困るかどうかで決めます。困るなら書く。困らないなら空にします。
書くときの考え方:画像の代わりになる文章にする
「書く」に入った画像は、画像の代わりになる文章を書きます。ここで多くの人が手を止めるのは、何をどこまで書くか分からないからです。
仕様と公式の文書から、書き方の考え方を3つに絞ります。
キャプションと、altの書き分け
キャプションは、画像の隣で見せる文章です。altは、画像が無い状態でページを成り立たせる文章です。
仕様は、この違いを、わざわざ悪い例つきで示しています。「白い家の写真」「白い家と、板でふさがれた玄関」のように、画像の説明を書くのは誤りの例です。正しい例は、画像が無いときに文章の流れへ入る言葉です。
仕様の例を、日本語の場面に置き換えます。弊社の整理です。
| 書き方 | alt(架空) | 判定 |
|---|---|---|
| 説明の書き方 | 築30年の木造住宅の写真 | キャプション向き |
| 代わりの書き方 | 築30年の木造住宅の外壁を、白に塗り替えた後の様子 | altに向く |
画像を外したページを想像すると、違いが分かります。「築30年の木造住宅の写真」は、文章の流れを止めます。後者は、文章の中に自然に入ります。
隣の文章と同じことは書かない
仕様は、altに書く内容について、こう書いています(弊社訳)。
「altの値は、画像の隣の文章にすでにある情報を繰り返さないほうがよい。」
たとえば、本文に「外壁を白に塗り替えました」と書いてあり、その下に塗り替え後の写真を置いたとします。写真のaltにも同じ文章を書くと、読み上げで同じ内容が2回続きます。
隣の文章に同じ内容があるときは、空にするか、文章に無い情報だけを書きます。この2択は、前の節の「迷ったときの問い」と同じ考え方です。
画像の細部を全部書かない
altに、画像の細部を全部書く必要はありません。ページの文脈で、その画像が伝えていることだけを書きます。
仕様は、書き手が内容を十分に言葉にできない画像にも触れています。濃淡の複雑な模様や、細かい地形図のように、完全な説明が現実的でない画像では、altは短くてもよいと書いています。
短くても、ゼロよりは役に立ちます。付けない、空にする、という選択は、書き手が内容を知っている場合には許されません。
長さの目安:仕様にも検索セントラルにも数字は無い
altの文字数は、よく聞かれる点です。3つの資料に当たりました。
| 資料 | 文字数についての記載 |
|---|---|
| HTMLの仕様(WHATWG) | 数字の記載は見つからなかった |
| Google検索セントラル「画像の SEO ベスト プラクティス」 | 文字数の記載なし |
| デジタル庁「ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック」(2025年10月16日版) | 仕様や規格に制限はないが、80字を目安にする |
デジタル庁の導入ガイドブックは、次のように書いています。
「代替テキストの長さは仕様や規格では制限がありませんが、スクリーンリーダーの可読性を考慮して80字を目安にしましょう。」
80字は、読み上げソフトで聞いたときに読みやすい長さとして示された目安です。守らないとエラーになる決まりではありません。弊社も、80字を超えそうなときは、本文に書き起こせないかを先に考えます。
画像の種類別の書き方
ここからは、サイトによく出てくる画像の種類ごとに、書き方を見ます。会社名や数字は架空です。
ロゴ
ロゴの画像は、使い方で2つに分かれます。ロゴが組織の名前の代わりに置かれているときは、組織の名前を書きます。名前の文字がすぐ隣にあるときは、空にします。
仕様は、ロゴについて、こう書いています(弊社訳)。
「altには、組織の名前を書く。『ロゴ』のような語は書かない。伝わるべきは組織そのものだからである。」
ヘッダーのロゴに alt=”株式会社〇〇のロゴ” と書く例があります。仕様に沿うなら、alt=”株式会社〇〇” です。
リンクやボタンになっている画像
画像がリンクやボタンのとき、altはリンクの目的を伝える文字になります。仕様は、リンクやボタンの中に画像しかないとき、altでその目的を伝えなければならない、と書いています。
Googleの検索セントラルも、画像がリンクのときの働きを書いています。
「画像の代替テキストは、画像をリンクとして使用する場合にアンカー テキストとして使用できます。」
アンカーテキストは、リンクの文字のことです。バナーなら alt=”バナー” と書かずに、リンク先で何ができるかを書きます。
| 画像 | 避けたいalt(架空) | 整えたalt(架空) |
|---|---|---|
| 無料相談のバナー | バナー | 無料相談の申し込みフォームへ |
| 資料請求のボタン | クリック | 会社案内の資料を請求する |
| 電話ボタン | 電話 | 電話で問い合わせる(受付時間も本文に記載) |
文字が入っている画像
画像の中に文字が入っているときは、その文字を書きます。仕様は、画像が文字そのものを伝える目的で使われているとき、altは画像の中と同じ文字を書かなければならない、と書いています。
デジタル庁の導入ガイドブックも、同じことを書いています。「文字イメージ(ロゴマークや見出しなど)を表現している場合、同じ文字を記述します」という書き方です。
文字が長いときは、altに全部を入れず、本文にも書き起こします。この点は、画像の中の文字の節で詳しく書きます。
グラフと図表
グラフや図表は、文章の代わりになる画像です。仕様は、売上のグラフに alt=”売上のグラフ” と書くだけでは不十分、と例を挙げています。グラフの題名はキャプション向きの文章で、代わりの文章ではないからです。
デジタル庁の導入ガイドブックは、次のように書いています。
「グラフや図表など、ある意味を示す場合はその要約を記述します。ただし、隣接するテキストに内容(の要約)がある場合は何のグラフ・図表なのかが示されていればalt=””として構いません」
要約とは、グラフから読み取れる結論のことです。「2022年から2026年まで、年間の導入件数が毎年増えた」のような一文です。隣の文章に同じ結論があるなら、altは空にしても構いません。
写真
写真は、ページの中での役目で書き方が変わります。施工事例のように写真が内容の中心なら、画像の代わりになる文章を書きます。
仕様は、写真が内容の中心のときについて、画像の代わりに使える文章を書かなければならない、と書いています。細部を全部書くことはせず、そのページで伝えたいことを書きます。
記事の中で話題になっていない人物の写真のように、補助的な画像なら、空にしても構いません。ただし、画像にキャプションがあるときは、空にしてはいけない、と仕様が書いています。画像を見ない読み手が混乱するため、というのが仕様の挙げる理由です。
星の評価のように、部品を並べた画像
星を5つ並べて評価を表す画像のように、小さな画像を並べて1つの意味を作る場合があります。仕様の例では、星の画像が3つ塗られ、2つ空いている評価を、1枚目のaltに「5点中3点」と書き、残りの星は空にしています。
分割した画像は、1枚に全体の意味を書いて、残りは空にします。5つの画像が、1つの評価として読まれます。
空にする書き方:alt=””と、altを書かないことの違い
冒頭のQ&Aサイトの質問に戻ります。空にする書き方と、属性を書かない書き方は、見た目では区別できません。仕様の上では、意味がまったく違います。
alt=””が伝えること
alt=””は、書き手が「この画像に、代わりの文字は要らない」と判断した印です。仕様は、飾りの画像や、周りの文章を図にしただけの画像に、この書き方を求めています。
デジタル庁の導入ガイドブックも、「装飾や意味を持たない画像の代替テキストはalt=””にします」と書いています。
空のaltは、読み上げの対象に入れなくてよい、という印として使われます。WordPressの公式ドキュメントも、装飾の画像には、支援技術が不要な読み上げをせず無視できるように印を付ける、と説明しています。
altを書かないことが伝えること
altを書かないと、書き手が代わりの文字を付け忘れたのか、判断したのかが、機械にも人にも分かりません。仕様は、altの省略を、書く手段が本当にない場合だけに限っています。
自動で取り込んだ画像のように、代わりの文字を得る手段が無いときだけが対象です。書き手が手で入れる画像では、ほぼ当てはまりません。
「装飾画像」と書くと、何が起きるか
質問に付いた回答の1つは、altに「装飾画像」と書く方法でした。
仕様の決まりでは、飾りの画像のaltは空です。ここに「装飾画像」と書くと、読み上げソフトを使う人には、画像のたびに「装飾画像」と聞こえる可能性があります。弊社の整理です。ページ内に10枚あれば、10回聞こえることになります。
意図は分かりますが、空にしたほうが、聞く人の負担が小さくなります。
3つの書き方の比べ方
3つを並べて比べます。弊社の整理です。
| 書き方 | 書き手の意図 | 仕様の扱い |
|---|---|---|
| alt=”” | 代わりの文字は要らない | 飾りなどの画像で求められる |
| altを書かない | 判断の記録が無い | 極めて限られた場面だけ |
| alt=”装飾画像” | 飾りだと知らせたい | 仕様の考え方に合わない |
飾りは、CSSの背景に移す方法もある
仕様は、サイト全体のデザインに使う飾りの画像について、ページの内容を書くHTMLの中でなく、CSSで指定するほうがよい、と書いています。
Googleの検索セントラルは、CSSで指定した画像はインデックスに登録しない、と書いています。飾りの画像なら、これは困りません。検索に載せたい内容の画像は、HTMLのimg要素で入れます。
キーワードを入れてよいか:公式が書いていること
alt属性を調べる人の多くは、キーワードを入れてよいのかを知りたがっています。Google検索セントラルの「画像の SEO ベスト プラクティス」は、2026年3月3日が最終更新日として表示されていました。このページの記述を、順に見ます。
Googleの文章
まず、キーワードについての記述です。
「代替テキストを設定するときは、適切にキーワードを使用して、ページのコンテンツの内容に沿った、情報に富む、役に立つものになるようにします。alt 属性にキーワードを羅列すること(キーワードの乱用とも呼ばれます)は避けてください。」
続けて、羅列を避ける理由も書かれています。
「ユーザー エクスペリエンスが低下するだけでなく、サイトがスパムとみなされる要因となる場合もあります。」
キーワードを入れてよいかどうかは、「ページの内容に沿っているか」で決まります。入れるな、とは書かれていません。並べるな、と書かれています。
Googleが示している4つの例
公式ページには、子犬の画像を使った4つの例が載っています。表にまとめます。
| 種類 | alt(公式ページの例) |
|---|---|
| 悪い例(代替テキストがない) | altを書かない |
| 悪い例(キーワードの乱用) | 「子犬」「犬」「赤ちゃん犬」などの関連語を、犬種名やフード名まで延々と並べたもの |
| 良い例 | 子犬 |
| 最も良い例 | 「取ってこい」遊びをするダルメシアンの子犬 |
最も良い例は、画像の中で何が起きているかが分かる一文です。単語を足すより、状況を書くほうが、最も良い例に近づきます。
自社の画像に当てはめた例
公式ページの考え方を、自社サイトの画像に置き換えます。架空の塗装店の例です。弊社の整理です。
| 画像 | 避けたいalt(架空) | 整えたalt(架空) |
|---|---|---|
| 施工後の外壁 | 外壁塗装 屋根塗装 安い 地域名 | 築30年の木造住宅の外壁を、白に塗り替えた後の様子 |
| 職人の作業風景 | 塗装 職人 おすすめ | 足場の上で、職人が外壁の下塗りをしている様子 |
| 見積書の見本 | 見積書 無料 相談 | 工事項目ごとに数量を書いた、見積書の見本 |
整えた側は、画像を外したときに、文章の流れへ自然に入ります。キーワードの「外壁」「塗り替え」も、文章の中に入っています。
地域名や社名を入れるか
alt属性に地域名や社名を入れてよいかは、公式ページに記載がありません。「適切にキーワードを使用して、ページのコンテンツの内容に沿った」という一文が、公式に書かれている範囲です。
弊社では、画像が実際にその場所を写しているときだけ、地域名を文章の中に入れます。たとえば、地域の祭りの写真に、祭りの名前を入れる場合です。写真と関係のない地域名を、検索のために入れることはしません。
altは、どれくらい検索に効くのか
公式ページは、画像のメタデータについて、次のように書いています。
「画像に関してより多くのメタデータを提供するうえで最も重要な属性は、代替テキスト(画像について説明するテキスト)です。」
メタデータとは、画像についての補足情報のことです。重要だと書かれていますが、順位や表示回数にどれだけ効くかの数字は、公式ページに記載がありません。
同じページには、こうも書かれています。
「Google では、代替テキストに加えて、コンピュータ ビジョン アルゴリズムやページのコンテンツを使用して、画像のテーマを理解します。」
altだけで画像が理解されるわけではない、という意味です。画像の近くの文章や、ページ全体の内容も使われます。
画像の中の文字を、検索とAIにどう伝えるか
バナー、料金表、手順の図のように、画像の中に文字が入っているサイトは多くあります。この文字を、検索やAIに伝えるにはどうすればよいかを見ます。
画像の中の文字を読むかは、公式ページに記載がなかった
Googleの「画像の SEO ベスト プラクティス」に、画像の中の文字をどこまで読むか、という記述は見つかりませんでした。公式に記載なし、です。
画像の中の文字がどこまで読まれるかは、確かめられていません。重要な内容は、文字として書いておくのが確実です。
Googleの「AI機能とウェブサイト」が書いていること
AIによる概要やAIモードについてのGoogleのページは、2025年12月31日が最終更新日でした。SEOの基本として、次の2つが書かれています。
「重要なコンテンツはテキスト形式で提示します。」
「可能な場合は、高品質の画像と動画でテキストのコンテンツをサポートします。」
2つの文章は、役割の順序を示しています。文字が先にあり、画像が文字を支える、という並びです。画像の中だけに書いた内容は、「テキスト形式で提示」に入りません。
画像の文字を、altと本文に分けて書く
画像の中に文字が入っているときは、次の分け方で書きます。
| 画像の中の文字 | altに書くこと | 本文に書くこと |
|---|---|---|
| 短い見出し(「無料相談」など) | 画像と同じ文字 | 見出しとしても、文字で |
| 営業時間や定休日 | 内容を要約した一文 | 営業時間と定休日を、文字で |
| 料金表 | 何の料金表かが分かる一文 | 料金を、表(HTMLの表)で |
| キャンペーンの条件 | キャンペーンの名前 | 期間と条件を、文章で |
| 手順を示した流れ図 | 手順の要点 | 手順を、番号つきの文章で |
デジタル庁の導入ガイドブックにも、同じ考え方が書かれています。
「図に大量の文字が含まれている場合は本文に書き起こすなど、図自体を変更できないか検討します。」
altに長い文章を詰め込むより、本文に書いたほうが、読み上げでも、検索でも、扱いやすくなります。
画像だけで公開している情報を、洗い出す
画像だけで公開している情報は、サイトを見直す最初の候補です。営業時間、料金、手順、実績が、画像の中にしか書かれていないページがないか確かめます。
見つけたら、画像は残したまま、同じ内容を文章でも書きます。PDFや動画の中の情報を文字で伝える方法は、別の記事で詳しく書いています。PDF・画像・動画の情報をAI検索に伝える方法では、画像のaltに加えて、PDFのタイトルや動画の要約まで順に扱っています。この記事は、alt属性という1つの属性の判断に絞っています。
AI検索との関係:公式に書かれていること
「alt属性を入れれば、AIの答えに引用されるのか」という疑問も出てきます。確かめられた範囲で答えます。
Googleのページに、alt属性の記述は見つからなかった
「AI機能とウェブサイト」のページを開いて、alt属性に触れた記述を探しましたが、見つかりませんでした。公式に記載なし、です。
同じページには、こうも書かれています。
「AI による概要と AI モードのための特別な最適化を行う必要はありませんが、次のようなこれまでの SEO の基本は引き続き重要となります。」
alt属性は画像の基本の設定で、AI向けの特別な設定ではありません。AIのために別の書き方をする必要がある、とは書かれていません。
「altを入れれば引用される」とは言えない
alt属性を整えると、AIの答えに引用されやすくなる、という公式の説明は見つかりませんでした。引用されるかどうかを決める仕組みも、公式に書かれていません。
そのため、この記事では「altを入れれば引用される」とは書きません。書けるのは、画像を見られない人のために整えることが、基本の作業だという点までです。
他社のAIサービスは、今回確かめていない
ChatGPT、Claude、Geminiなどが、画像のalt属性をどう扱うかは、今回の調査では確かめていません。確かめていないことは、書きません。
弊社の整理です。画像の内容を文章で書いておく作業は、画像を見られない人のためにも、検索のためにも、AIのためにも、無駄になりません。どの相手にも通る書き方を選ぶのが、確かめられない部分への備えになります。
公式の記述を、表で整理する
| 質問 | 公式に書かれていること | 根拠 |
|---|---|---|
| altは検索で意味があるか | 画像のメタデータで最も重要な属性とされる | Google検索セントラル(画像のSEO) |
| 画像の中の文字は読まれるか | 記載なし | Google検索セントラル(画像のSEO) |
| AIのための特別な設定は必要か | 特別な最適化は不要と書かれている | Google検索セントラル(AI機能) |
| alt属性でAIに引用されるか | 記載なし | Google検索セントラル(AI機能) |
| 他社のAIサービスの扱い | 今回は確かめていない | 未確認 |
WordPressでの入れ方
自社サイトをWordPressで運営している場合の入れ方を、WordPress.orgの公式ドキュメント「Image block」で確かめました。このドキュメントは、飾りの画像に印を付ける項目の説明を、2026年8月20日の更新で足したと記録しています。
メディアライブラリで、初期値を入れる
画像をアップロードしたら、メディアライブラリで画像の詳細を開き、代替テキストの欄に入れます。公式ドキュメントは、画像の詳細として、タイトル、キャプション、代替テキスト、説明の4つを挙げています。
メディアライブラリに入れたaltは、その画像を別のページに入れるとき、初期値として使われます。
投稿や固定ページの画像ブロックで、そのページだけ変える
投稿や固定ページで画像ブロックを選ぶと、サイドバーに代替テキストの欄があります。公式ドキュメントは、次のように説明しています(弊社訳)。
「ブロックの設定でaltを入れた場合、その変更は、その投稿や固定ページの画像にだけ適用される。」
同じ画像でも、ページごとに役目が違えば、altも変えられます。会社の紹介ページでは書き、記事の中の飾りでは空にする、といった使い分けができます。
飾りの画像に印を付ける
画像ブロックの代替テキストの欄には、「装飾として印を付ける」項目があります。公式ドキュメントは、この印の使いどころを、次のように説明しています(弊社訳)。
「装飾の印は、意味のある情報や機能を足さない画像にだけ付ける。支援技術が、不要な、または気を散らす文字を読み上げる代わりに、その画像を無視できるようにするためである。」
この印を付けると、HTMLのaltがどう出力されるかは、公式ドキュメントのこのページに書かれていません。印を付けた画像のページのソースを開いて、alt=””になっているかを確かめてください。
日本語の管理画面の表示は、お使いの版で確かめる
ここまでは、公式ドキュメントの英語版の言葉です。日本語の管理画面で、各項目がどの表示名になっているかは、お使いの版によって変わる可能性があります。
画像を選んで、サイドバーに出てくる欄を実際に見て、代替テキストに当たる欄を探してください。
アイキャッチ画像と、テーマが入れる画像
アイキャッチ画像のaltが、どの欄から出力されるかは、公式ドキュメントのこのページに記載がありませんでした。テーマが自動で入れる画像(サムネイル、ロゴ)も、テーマの作りで変わります。
確かめる方法は、1つです。ページのソースを開いて、img要素のaltを見ます。手順は、後の節で書きます。
「alt属性が指定されていません」と出たときの直し方
サイトの点検ツールで、「画像にalt属性が指定されていません」と表示された、という相談があります。ここでは、この警告を、書く、空にする、の3択に当てはめて直す手順を書きます。
文言の出どころは、公式では確かめられなかった
この文言そのものは、公式の文書では見つかりませんでした。いくつかのサイト点検ツールで見かける表示で、ツールごとに言い回しが違います。公式に記載なし、です。
公式で確かめられた近い項目は、Googleの開発者向けサイトに載っている点検機能の監査項目です。Chrome for Developersの「Lighthouse のアクセシビリティ スコア」のページは、2025年10月22日が最終更新日でした。
このページの監査項目の表に、「画像要素に [alt] 属性が指定されています」が載っています。重みは10で、表の中で最も大きい値の1つです。
同じページに、こう書かれています。
「ユーザー補助の監査は、合格か不合格かのいずれかです。」
同じページには、「ユーザー補助監査に部分的に合格しても、ページにポイントは付与されません」とも書かれています。例として、一部のボタンだけに名前が指定されている場合、その監査は0になると説明されています。画像の監査も、同じ考え方で見るのが安全です。弊社の読みです。
警告の中身を、3つに仕分ける
警告が出た画像は、次の3つのどれかに入ります。弊社の整理です。
| 警告が出た画像の状況 | 原因の見立て | 直し方 |
|---|---|---|
| 内容のある画像で、altが無い | 書き忘れ | 画像の代わりになる文章を書く |
| 飾りの画像で、altが無い | 書き手の判断が記録されていない | alt=””を付けて、空だと明示する |
| テーマや外部の部品が出す画像 | 管理画面から直せない場所にある | テーマの設定か、制作会社に頼む |
2行目は、警告を消すために文章を書かず、alt=””を付けて空だと明示します。ここが、この警告の直し方で見落とされやすい点です。
直す順番を、5つの手順にする
警告がたくさん出たときは、次の順に進めます。
- 警告が出た画像の一覧を出す
- 1枚ずつ、画像を外して読んだとき意味が足りなくなるかを決める
- 足りなくなる画像に、画像の代わりになる文章を書く
- 足りなくならない画像に、alt=””を付ける
- テーマや外部の部品の画像は、制作会社に直しを頼む
2と3は、画像1枚ごとの判断です。ここを飛ばして、一覧の全画像に同じ文章を貼ると、警告は消えても読み上げの質が悪くなります。
警告をゼロにするために、全部の画像へ文章を書かない
警告を消したいあまり、飾りの画像まで文章で埋める例があります。仕様の決まりでは、飾りの画像は空です。
デジタル庁の導入ガイドブックは、ツールの限界を、次のように書いています。
「画像に代替テキストが付与されていることはチェックツールでチェックできても、それが適切なテキストかどうかはチェックツールは判断できません。」
さらに、別の箇所には、次の記述があります。
「チェックツールで見つけられる問題は、ウェブアクセシビリティの問題の2割から3割程度です。」
ツールの警告がゼロになっても、altが適切かどうかは、人が確かめる作業が残ります。逆に、ツールが警告を出さなくても、altの中身が適切だとは限りません。
直したあとの確かめ方
直したあとは、ページのソースを開いて、画像のタグを見ます。内容のある画像に文章が入っているか、飾りの画像が alt=”” になっているかを確かめます。
もう1つは、画像を外して読んだときに、ページの意味が通るかの確認です。ツールだけに頼らず、人の目で確かめます。
自社サイトの画像を点検する手順
警告が出ていなくても、画像のaltは、1度は点検する価値があります。点検は、ページごとに行います。
ページのソースで、画像のタグを探す
ブラウザでページを開き、右クリックから「ページのソースを表示」を選びます。ソースの画面で、検索機能を使い、<img を探します。
見つかった画像のタグに、altがあるか、中身が入っているか、空かを見ます。1ページで数十件あることも多いので、重要なページから順に進めます。
画像の一覧表に、判定を書き出す
画像の数が多いときは、表に書き出します。次の形が使えます。
| ページ | 画像の場所 | 役目 | 判定 | altの案 |
|---|---|---|---|---|
| トップ | 大きな写真 | 内容を伝える | 書く | 社屋の外観を説明する一文 |
| 会社概要 | スタッフ写真 | 内容を伝える | 書く | 人数と並び方が分かる一文 |
| サービス | 見出しの模様 | 飾り | 空 | alt=”” |
| 料金 | 料金の図 | 本文の代わり | 書く | 図の要点。詳細は本文へ |
一覧にしておくと、担当者が替わっても判断の理由が残ります。
制作会社に確かめる質問
制作会社に任せているサイトでは、次の質問が使えます。
| 質問 | 聞く理由 | 期待する答え |
|---|---|---|
| 飾りの画像は、alt=””にしていますか | 空にする運用の確認 | はい、またはCSSで入れている |
| ロゴやバナーのaltは、何と書いていますか | リンクの目的が伝わるかの確認 | 組織名、リンク先で起きること |
| テーマが出す画像のaltは、直せますか | 管理画面で直せない画像の確認 | 直せる、または対応方法の説明 |
| 画像の中だけにある情報はありますか | 本文との重複を確認 | 洗い出した一覧 |
答えが曖昧でも、責める必要はありません。次の修正で、画像の一覧を出してもらうお願いをすれば足ります。
記事を書くときの運用
新しい記事を作るときは、画像を入れる前に、役目を決めておくと楽になります。画像を入れるたびに、役目を表に書き、3択で判断します。
見出しの付け方も、画像と同じく、1つの判断を積み重ねる作業です。見出しタグとは 順番と使い方のルールで、見出しの順番の決まりを仕様と公式の文書から確かめています。
点検の頻度
テーマを変えたとき、サイトを作り直したとき、新しい画像の入れ方を決めたときに、点検します。普段は、新しい記事を公開する前に、画像のaltを1回見るだけで足ります。
よくある質問
Q. すべての画像にalt属性を書く必要がありますか
書く必要があるのは、画像を外すと意味が足りなくなる画像です。飾りの画像や、隣の文章と同じ内容の画像は、alt=””にします。
属性そのものを付けない書き方は、仕様が極めて限られた場面にだけ認めています。手で画像を入れるサイトでは、ほぼ使いません。
Q. 空のaltにすると、SEOで不利になりますか
不利になるという公式の記述は、確かめた資料の中にはありませんでした。順位への影響は、公式に記載なしです。
仕様は、飾りの画像のaltを空にすることを求めています。デジタル庁の導入ガイドブックも、同じ書き方を勧めています。
Q. 文字数は何字までですか
仕様にも、Google検索セントラルにも、文字数の数字は見つかりませんでした。デジタル庁の導入ガイドブックは、80字を目安にしています。
長くなりそうな画像は、本文に書き起こせないかを先に考えます。
Q. キーワードは入れないほうがよいですか
入れてはいけない、とは書かれていません。Googleは、内容に沿った適切なキーワードを使い、キーワードの羅列は避けるよう書いています。
画像の中で何が起きているかを、一文で書きます。そこに、自然にキーワードが入る場合は、そのままで構いません。
Q. alt属性を直すと、AIの答えに出やすくなりますか
出やすくなるという公式の説明は、確かめた資料の中には見つかりませんでした。Googleの「AI機能とウェブサイト」のページには、AIのための特別な最適化は不要と書かれています。
他社のAIサービスでの扱いは、今回確かめていません。
質問への答えを、表で整理する
| 質問 | 答えの要点 | 根拠 |
|---|---|---|
| 全部の画像に書くか | 書く、空にする、付けないの3択 | HTMLの仕様(WHATWG) |
| 空にして不利か | 公式に記載なし | Google検索セントラル |
| 文字数 | 仕様に記載なし。80字が目安 | デジタル庁の導入ガイドブック |
| キーワード | 内容に沿って使い、羅列は避ける | Google検索セントラル |
| AIの答えへの影響 | 公式に記載なし | Google検索セントラル(AI機能) |
まとめ:画像ごとに、書く・空にする・付けないを決める
alt属性は、画像1枚ごとに、書く、空にする、付けない、の3つから選ぶ属性です。決める基準は、画像を外してページを読んだとき、意味が変わるかどうかです。
2026年11月4日に確かめた範囲では、仕様は画像の使い方を12の場面に分けて、場面ごとの決まりを書いていました。飾りの画像は空、内容を伝える画像は代わりになる文章、という大きな決まりは、どの場面にも通じます。
文字数の目安は、デジタル庁の導入ガイドブックの80字です。仕様にも、検索セントラルにも数字はありません。
冒頭のQ&Aサイトの質問に戻ると、装飾の画像は、空にします。「装飾画像」と書く方法は、仕様の考え方に合いません。属性を書かない方法は、書き手の判断が記録されない点で、空にする書き方と別物です。
「指定されていません」の警告が出たときも、全部に文章を書かずに、画像ごとに3つから選びます。ツールの警告がゼロになることと、altが適切であることは、別の話です。
この記事で確かめた資料
2026年11月4日に開いて確かめたものを、表にまとめます。
| 資料 | 確かめたこと |
|---|---|
| HTMLの仕様(WHATWG)「画像の代わりになる文字の要件」の節 | 12の場面、書く・空にする・付けないの決まり、ロゴ・リンク・グラフ・飾りの扱い、省略の例外 |
| Google検索セントラル「画像の SEO ベスト プラクティス」(最終更新2026年3月3日) | 代替テキストの位置づけ、キーワードの扱い、4つの例、CSS画像の扱い |
| Google検索セントラル「AI機能とウェブサイト」(最終更新2025年12月31日) | 特別な最適化は不要、重要なコンテンツはテキストで提示 |
| デジタル庁「ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック」(2025年10月16日版) | alt=””の使いどころ、80字の目安、チェックツールの限界 |
| Chrome for Developers「Lighthouse のアクセシビリティ スコア」(最終更新2025年10月22日) | 画像のalt属性の監査項目と重み、合格か不合格かの考え方 |
| WordPress.orgの公式ドキュメント「Image block」 | メディアライブラリとブロックでの入れ方、装飾の印 |
| 確かめられなかったもの | alt属性の読み方、「指定されていません」の文言の出どころ、画像の中の文字の読まれ方、他社AIサービスでの扱い |
今日できる点検
次の表の項目を、上から順に確かめてください。1項目あたり10分ほどで終わります。
| 点検の項目 | 確かめる場所 | 合格の目安 | 直すこと |
|---|---|---|---|
| トップページの画像の役目 | ページを印刷して画像を隠して読む | 書く画像と空にする画像が分かれる | 判定を表に書き出す |
| 内容のある画像のalt | ページのソース | 画像の代わりになる文章が入っている | 文章を書く |
| 飾りの画像のalt | ページのソース | alt=””になっている | alt=””を付ける |
| ロゴとバナーのalt | ページのソース | 組織名、リンク先で起きることが入っている | 「ロゴ」「バナー」の語を直す |
| キーワードの羅列 | ページのソース | 単語を並べたaltが無い | 一文に書き直す |
| 画像の中だけの情報 | ページの画面 | 営業時間、料金が文字でも書かれている | 本文に書き起こす |
| 長いalt | ページのソース | 80字を超える画像が無い | 本文に移して要点だけaltに残す |
| WordPressの欄 | メディアライブラリと画像ブロック | 初期値とページごとの変更を使い分けている | 運用の手順を社内に残す |
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
生成AIに引用されるページを、お話しいただくだけでお作りします。お時間をいただくのは初回15分のヒアリングだけです。まず1ページ、無料でお作りします。
OKが出るまで、何度でも直します。事実が違う、言い回しが硬い、この話は入れないでほしい。どれも遠慮なくおっしゃってください。何度お直ししても、追加の料金はいただきません。
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