先日、Q&Aサイトでこのような切実な悩みを拝見しました。「ランディングページの作り方を調べて、ツールも用意して、テンプレートに沿って一枚仕上げました。デザインもそれなりに整ったと思います。でも公開して一か月、問い合わせも申し込みも一件も来ません。何が足りないのか、もう自分では分からなくなってしまいました」。文面から、時間をかけて手を動かした人の疲れが伝わってきました。
この悩みは、9割の中小企業が同じ場所でつまずく罠です。作り方を調べると、たいていツール選び、テンプレート、デザインの手順が出てきます。どれも間違ってはいません。ところが、その手前で決めておくべきものが抜けたまま作り始めるので、どれだけ手順どおりに進めても反応が出ないのです。この記事では、ツールやデザインの話に入る前に、作る前の一枚で成果が決まる理由と、その一枚の決め方から順にお伝えします。読み終えたとき、あなたのランディングページで最初に直す場所が一つ決まっているはずです。
ランディングページの作り方でつまずくのは、ツールよりも前の段階、作る前
ランディングページ、いわゆるLPは、一枚のページで訪問者に一つの行動を取ってもらうために作ります。資料請求、問い合わせ、無料相談の予約、そのどれか一つです。会社の全体像を見せる会社案内とは役割が違います。会社案内は広く浅く伝えるページで、LPは狭く深く一点に集めるページです。この違いをあいまいにしたまま作ると、あれもこれもと欲張った結果、訪問者はどこを見ればいいのか分からず、静かに離れていきます。
作り方を調べて出てくる情報の多くは、手を動かす工程の説明に寄っています。ワイヤーフレームを引き、テキストを流し込み、デザインを整え、公開する。この流れ自体は正しい手順です。問題は、その工程を始める前に決めておくべき土台が抜けていることです。土台とは、このページが誰に何を約束するのかという一枚の設計です。ここが決まっていないページは、ツールをどれに変えても、デザインをどれだけ磨いても、訪問者の心に何も残しません。
現場でよく聞くのが、こんな声です。「制作会社に言われるまま作ったら、見た目はきれいになったのに、問い合わせは一件も増えませんでした」。見た目が整うことと、行動が生まれることは、別のできごとです。整った見た目は入口の条件にはなりますが、それだけで人は動きません。動くのは、そのページが自分のための約束を差し出してくれたと感じたときです。
| 読者の状態 | いま起きていること | 次にすること |
|---|---|---|
| ツールから選び始めた | 手段が先に決まり、誰に何を言うかが後回しになっている | 作る前の一枚を先に書き、それに合う手段をあとで選ぶ |
| テンプレートを埋めている | 枠は埋まるが、約束の中身が空っぽのまま並んでいる | 各枠に入れる言葉を、約束から逆算して書き直す |
| デザインを直し続けている | 色や余白を触っても反応が変わらず疲れている | デザインの前に、伝える一文が刺さっているかを見直す |
| 広告の出稿を増やした | 訪問者は増えたのに申し込みが増えず費用だけかさむ | 受け皿である約束を固めてから配信量を考える |
作る前に決める一枚とは、誰に何を約束するか
ランディングページの成果を最も左右するのは、作る前に決める一枚です。この一枚は、次の4つの問いに答えたものです。誰に向けたページか。その人はどんな困りごとを抱えているか。このページで何を約束するか。読んだ人にどの行動を取ってほしいか。この4つが一文で言い切れるようになって初めて、構成もデザインも意味を持ちます。
この一枚は、長い企画書である必要はありません。紙一枚、あるいは画面一枚に、4つの答えが書いてあれば十分です。大切なのは分量よりも、迷いなく言い切れるかどうかです。関係者に見せて、これは誰のための何のページかと尋ねたとき、全員が同じ答えを返せるなら、その一枚は仕事をしています。答えがばらつくなら、まだ決まっていません。
逆に言えば、この4つがあいまいなまま作り始めると、あとの工程はすべて推測の上に積み上がります。誰に向けるかが決まっていないと、言葉の強さも例の選び方も定まりません。何を約束するかが決まっていないと、見出しが会社の自慢に流れます。どの行動を求めるかが決まっていないと、ボタンの文言が「詳しくはこちら」のようにぼやけます。土台の一枚は、あとの全部を支える背骨です。
誰に向けるかを一人に絞る
ランディングページは、大勢に向けて書くほど誰にも刺さらなくなります。狙う相手を業種、規模、役割、抱えている困りごとまで絞り込み、たった一人の顔が浮かぶところまで具体化します。「中小企業の経営者」では広すぎます。「従業員十数名で、自社サイトはあるのに問い合わせが来ず、広告費だけがかさんでいると感じている経営者」まで絞ると、書くべき言葉が自然に決まります。
一人に絞ると、その人以外を切り捨てるように感じて不安になるかもしれません。実際には逆のことが起こります。一人に深く語りかけたページほど、似た悩みを持つ多くの人が「これは自分のことだ」と受け取ります。全員に向けた薄い言葉より、一人に向けた濃い言葉のほうが、結果として広く届きます。
何を約束するかを一文にする
約束とは、このページを読んで行動した人が手に入れる状態のことです。商品の機能の説明ではありません。「高性能なシステムを提供します」は機能の話です。「問い合わせが来ない状態から、毎月安定して相談が入る状態に変えます」は約束です。約束は、相手の困りごとが解決したあとの景色を、相手の言葉で描いたものになります。
約束を一文にするときは、相手が使う言葉をそのまま借ります。専門用語で飾ると、相手は自分ごととして読めません。自社の現場でお客様が漏らした言葉、問い合わせフォームに書かれた生の相談文、そういう一次情報の中に、約束を言い当てる表現が眠っています。きれいな言葉をひねり出すより、実際に使われた言葉を拾うほうが早く、そして深く刺さります。
約束を一文にする作業は、真っ白な紙に向かうと手が止まります。次の穴埋めの型に沿うと、必要な部品が見えてきます。「(誰が)の(どんな困りごと)を、(このページの一歩)によって、(どんな状態)に変えます」。この型に自社の言葉を当てはめ、当てはまらない部分があれば、そこがまだ決まっていない部分です。決まっていない部分こそ、お客様の声を拾い直して埋めます。
| 穴埋めの部品 | 弱い書き方 | 刺さる書き方 |
|---|---|---|
| 誰が | お客様の | 問い合わせが来ず広告費だけがかさむ経営者の |
| どんな困りごと | お悩みを | 何を直せばよいか分からない状態を |
| このページの一歩 | 私たちのサービスで | 初回無料のオンライン相談で |
| どんな状態 | 解決します | 直す場所が一つ決まった状態に変えます |
型に沿って書いた一文は、そのままファーストビューの見出しの素になります。飾り立てる前の、この素の一文が最も強い状態です。ここから言葉を削っていくと、短く鋭い約束が残ります。足し算で飾るより、この一文を削る引き算のほうが、伝わる力は上がります。
どの行動を一つだけ求めるか
一枚のLPで求める行動は一つに絞ります。資料請求と電話と来店とメルマガ登録を全部並べると、訪問者は選べずに何もしないまま去ります。選択肢が増えるほど行動が減るのは、人が迷うと立ち止まる生き物だからです。まず取ってほしい一歩を一つ決め、ページ全体をその一歩へ向けて設計します。
行動を一つに絞ると聞くと、他の連絡手段を消してしまうのかと不安になるかもしれません。消す必要はありません。主役の一歩を一つ決め、それを最も目立つ場所に大きく置き、他の手段は控えめに下へ添えます。主と従の順番をつけるだけで、迷いが減ります。全部を同じ大きさで並べるから選べなくなるのであって、主役が一つ立っていれば、人は自然にそこへ向かいます。
求める行動を決めたら、その行動のハードルの高さも見ておきます。いきなり契約は重すぎます。無料相談の予約や資料の受け取りのように、相手が身構えずに踏み出せる一歩を入口にします。重い一歩をページ冒頭で求めると、どんなに良い約束でも人は引きます。軽い一歩から関係を始める設計が、結果的に契約まで届きます。
| 決める項目 | あいまいなまま作ったLP | 一枚を決めてから作ったLP |
|---|---|---|
| 誰に | 中小企業の方へ、と広く呼びかける | 従業員十数名で問い合わせが来ず悩む経営者へ、と絞る |
| 何を約束 | 高品質なサービスを提供します、と自社を語る | 相談が毎月安定して入る状態に変えます、と相手の景色を描く |
| どの行動 | 問い合わせ・電話・資料請求を全部並べる | 無料相談の予約という一歩だけに絞る |
| 読後の変化 | 読んでも自分ごとにならず離脱する | 自分のための約束だと感じて一歩を踏む |
ここまでの関係を一枚の図にすると、作る前と作ったあとで、どこに力がかかるかがはっきりします。同じ工程を並べても、土台の一枚があるかないかで、行き着く先が変わります。
制作会社に丸投げすると起きること
作る前の一枚を決めずに制作会社へ依頼すると、多くの場合、見た目の話から打ち合わせが始まります。参考にしたいサイトはありますか、色のイメージはありますか、載せたい写真はありますか。どれも作業を進めるための質問ですが、そこには誰に何を約束するかという問いが抜けています。約束の空白を埋めないまま、見た目だけが積み上がっていきます。
制作会社の多くは、デザインとコーディングの専門家です。あなたの事業の強みや、お客様がどんな言葉で悩むかを、あなた以上に知っているわけではありません。それでも約束を決める工程が依頼側から出てこないと、制作側は自分たちが得意な範囲、つまり見た目を仕上げることに集中します。結果として、きれいだけれど誰の心も動かさないページができあがります。
もう一つ起きやすいのが、公開して終わりという構造です。作って納品した時点で契約は完了し、その後どれだけ反応が出たかは依頼側が一人で抱えることになります。反応が出ないと、次はデザインを変えましょう、広告を足しましょうという提案が続き、費用だけが積み上がります。土台の一枚を飛ばした構造では、この繰り返しから抜け出せません。
この繰り返しから抜け出す鍵も、やはり作る前の一枚です。依頼する側が、誰に何を約束するページなのかを言語化して渡せば、打ち合わせの中心が見た目から中身へ移ります。約束が共有されていれば、反応が出なかったときも、直すべきはデザインなのか約束なのかを一緒に切り分けられます。丸投げをやめ、土台だけは自分たちで握る。これだけで、費用が積み上がるだけの循環から抜け出せます。
多くの人がやってしまう間違った作り方とその末路
反応が出ないとき、人はまず手近なところを触ります。よくあるのが、デザインの手直し、ツールの乗り換え、広告費の追加の3つです。どれも動いている実感は得られますが、土台の一枚が空白のままだと、労力に見合う変化は起きません。ここでは、その3つがたどりやすい末路を整理します。
デザインを直し続ける末路
色を変え、余白を広げ、写真を差し替える。デザインの調整は目に見えるので、進んでいる気がします。ところが、伝える一文が相手に刺さっていない状態で見た目だけ磨いても、訪問者の行動は変わりません。整った見た目は読み始める理由にはなりますが、行動する理由にはならないからです。半年かけて何度もデザインを触ったのに数字が動かなかったという話は、この落とし穴の典型です。
デザインが無意味だという話ではありません。約束の一文が定まったあとで、その一文を最も伝わる形に整えるデザインは、確かに成果を押し上げます。順番の問題です。中身が空のうちに見た目から入ると、磨いても手応えが返ってきません。まず一文を刺さる状態にし、それからその一文が最も映える見た目を作る。この順番を守るだけで、同じデザインの労力がはるかに大きな成果に変わります。
ツールを乗り換える末路
作成ツールを変えれば成果が出ると考えて、次々に乗り換える人がいます。ツールは作る速さや自由度を左右しますが、何を伝えるかは決めてくれません。どのツールで作っても、入れる言葉が同じなら反応も同じです。乗り換えのたびに操作を覚え直す時間だけが消え、肝心の約束は空白のまま残ります。
広告費を足す末路
訪問者が少ないから反応が出ないと考え、広告費を足す判断もよく見られます。受け皿であるページの約束が固まっていない状態で配信量だけ増やすと、訪れた人の多くがそのまま離れ、費用対効果は下がります。穴の空いたバケツに水を足しても溜まらないのと同じで、まず穴をふさぐ順番です。配信量を考えるのは、受け皿が仕上がってからです。
| やってしまう手直し | 動いている実感 | 実際に起きる末路 |
|---|---|---|
| デザインを繰り返し変える | 見た目が新しくなる | 伝える一文が空白のままで数字が動かない |
| 作成ツールを乗り換える | 新しい機能に触れる | 操作を覚え直す時間だけ消え約束は残る |
| 広告費を足す | 訪問者数が増える | 受け皿が弱く費用対効果が下がる |
| 要素を足していく | 情報が充実した気がする | 訪問者が迷い一歩を踏めなくなる |
ランディングページの構成要素と載せる順番
作る前の一枚が決まったら、いよいよ構成です。LPの構成には、訪問者の気持ちの流れに沿った定番の順番があります。上から順に、興味を引く、悩みを言い当てる、解決策を示す、信頼できる証拠を見せる、行動を後押しする、という流れです。この順番は、初めて訪れた人が疑いから納得へ進む道筋そのものです。
順番が大切なのは、人は信じてから動くからです。いきなり申し込みボタンを見せても、まだ信じていない相手は押しません。まず悩みを言い当てて「分かってくれている」と感じてもらい、解決策と証拠で「これなら任せられそうだ」と思ってもらう。その積み上げの最後に、初めて行動の呼びかけが効きます。
この順番は、初めて会った相手との会話に似ています。名刺を渡した直後に契約書を出す人はいません。まず相手の困りごとに耳を傾け、こちらに解決できることを示し、信頼が生まれてから次の約束を取りつけます。LPの上から下への流れは、この自然な会話の順番を一枚に写したものです。だから、飛ばすと不自然になり、守ると滑らかに進みます。
ファーストビュー
ページを開いて最初に目に入る一画面をファーストビューと呼びます。ここで、誰のための何を約束するページかが一目で伝わる必要があります。訪問者はほんの数秒で、このページを読み進めるか閉じるかを判断します。約束の一文と、それを裏づける一枚の画像、そして最初の行動の入口を、この一画面に収めます。
ここで陥りやすいのが、会社のロゴや立派なスローガンを主役にしてしまうことです。訪問者は、その会社を知りたくて来たわけではありません。自分の困りごとが解決するのかを知りたくて来ています。主役は会社の名前よりも、相手の困りごとに向けた約束の一文です。会社の顔を立てたい気持ちをこらえ、一画面を相手のために明け渡すほど、反応は上がります。
悩みの言い当て
ファーストビューの次に、訪問者が抱えている悩みを言葉にして返します。「問い合わせが来ない」「広告費だけがかさむ」「何を直せばいいか分からない」。相手が心の中で感じていることを先に言い当てると、読み手は「このページは分かっている」と感じ、先を読む気になります。作る前の一枚で絞った一人の悩みが、ここでそのまま生きます。
解決策の提示
悩みを言い当てたら、それをどう解くのかを示します。ここで大切なのは、機能の羅列に流れないことです。描くのは、何ができるかという機能の話よりも、それによって相手がどんな状態になれるかです。解決策は約束の裏づけであり、作る前に決めた約束と一本の線でつながっている必要があります。
信頼の証拠
解決策を信じてもらうために、証拠を添えます。お客様の声、導入前と導入後の変化、対応した件数など、事実にもとづくものを載せます。証拠は、盛らないことが力になります。誇張した数字より、実際にあったやり取りの一言のほうが、読み手は信じます。ここでもお客様の生の言葉が効きます。
行動の後押し
最後に、取ってほしい一歩を明確に示します。ボタンの文言は「詳しくはこちら」のようにぼやかさず、「無料相談を予約する」のように、押した先で何が起きるかが分かる言葉にします。行動の直前には、その一歩が軽いこと、無理な売り込みがないことを一言添えると、迷っている人の背中を押せます。
| 構成要素 | 訪問者の気持ち | ここでやること |
|---|---|---|
| ファーストビュー | 自分に関係あるか一瞬で見極めている | 約束の一文と最初の入口を一画面に収める |
| 悩みの言い当て | 分かってくれているか探っている | 相手の言葉で悩みを先に言葉にする |
| 解決策の提示 | 本当に解けるのか疑っている | 機能を並べず解決後の状態を描く |
| 信頼の証拠 | 任せて大丈夫か確かめている | 盛らない事実と生の声を載せる |
| 行動の後押し | 踏み出すか迷っている | 軽い一歩を分かる言葉で示す |
ファーストビューで八割が決まる
構成要素の中でも、ファーストビューにかける重みは特別です。訪問者の多くは、この一画面だけを見て読み進めるかどうかを決めます。ここで約束が伝わらなければ、その下にどれだけ良い内容を書いても読まれません。作る前の一枚で決めた約束を、最も短い言葉に削って置く場所が、このファーストビューです。
ファーストビューに詰め込みすぎるのも、よくある失敗です。伝えたいことを全部載せようとすると、結局どれも目に入りません。約束の一文、それを支える一枚の画像、最初の行動の入口。この3つに絞り、それ以外は下へ送ります。引き算で研ぎ澄ますほど、一画面の力は上がります。
画像の選び方にも順番があります。かっこいい抽象的な写真より、訪問者が自分の状況を重ねられる具体的な場面のほうが効きます。実際の現場、実際の人、実際のやり取りが写ったものを選びます。見た人が「これは自分の話だ」と感じる画像が、約束の一文を後押しします。
写真がないからと、素材集の作り物めいた画像で埋めるのは、かえって逆効果になることがあります。誰の顔でもない笑顔や、どこの現場でもない風景は、見た人の心をすり抜けます。自社で撮った実際の様子は、多少粗くても、そこに本当のことがある空気を伝えます。約束の一文と、それを裏づける実物の一枚。この2つがそろったファーストビューが、最も強く働きます。
作り方の手順を、社内で作る場合と外注する場合で分ける
ここからは実際の作り方の手順です。作り方は、社内で自分たちで作る場合と、制作会社やフリーランスに外注する場合で、力の入れどころが変わります。共通しているのは、どちらも作る前の一枚を先に固めることです。ここを飛ばすと、社内で作っても外注しても同じ壁に当たります。
社内で作る場合の手順
社内で作る場合、まず作る前の一枚を書き出します。誰に、何を約束し、どの行動を求めるか。次に、その一枚をもとに構成を紙かスライドで組みます。上から下へ、気持ちの流れに沿って要素を並べ、各要素に入れる言葉を先に書きます。言葉が決まってから、初めて作成ツールを開きます。ツールは言葉を流し込む器であり、器を選ぶのは中身が決まってからです。
公開したら、そこからが本番です。訪問者がどこまで読んでどこで離れるかを見て、弱い部分を書き直します。社内で作る強みは、この直しを自分たちの手で素早く回せることです。反応を見ながら言葉を磨き続けられる体制を作れば、外注では得にくい速さで改善できます。
社内で作る弱みもあります。日々の仕事に追われ、公開したまま手が止まりがちなことです。作りっぱなしでは、外注して納品されたページと同じ状態になります。月に一度でよいので、数字を見て一箇所だけ直す時間を決めておくと、この弱みを補えます。小さな直しを積み重ねられるかどうかが、社内で作る成否を分けます。
外注する場合の手順
外注する場合も、最初にやることは同じです。作る前の一枚を自分たちで固め、それを依頼書として渡します。誰に何を約束するページなのかを言語化して渡せば、制作側は見た目づくりに専念でき、約束と噛み合ったページが仕上がります。逆に、この一枚を渡さずに丸投げすると、前に述べた見た目だけのページになりがちです。
依頼先を選ぶときは、デザインの実績だけでなく、公開後の改善まで一緒に考えてくれるかを確かめます。作って納品して終わりの相手だと、反応が出ないときに一人で抱えることになります。約束の設計から改善までを対話しながら進められる相手なら、土台の一枚も一緒に磨いていけます。
| 工程 | 社内で作る場合 | 外注する場合 |
|---|---|---|
| 作る前の一枚 | 自分たちで書き出す | 自分たちで固めて依頼書として渡す |
| 構成と言葉 | 紙やスライドで先に言葉を決める | 約束に沿っているか制作側と確認する |
| 制作 | ツールに言葉を流し込む | デザインとコーディングを任せる |
| 公開後の改善 | 自分たちの手で素早く直す | 改善まで伴走する相手を選ぶ |
公開したあとの数字の見方
LPは公開して終わりではありません。むしろ公開してからが本番です。とはいえ、いきなり細かい数字を全部追う必要はありません。まず見るのは、どれだけの人が訪れ、そのうち何人が求めた行動を取ったか、という2つです。この2つの比率が、ページが約束を果たせているかの一番大きな目印になります。
訪問者は来ているのに行動が少ないなら、ページの中身、つまり約束や証拠に弱さがあります。そもそも訪問者が少ないなら、入口である集客の側に課題があります。どちらの問題かを取り違えると、直す場所を間違えます。行動の比率が低いのにさらに広告を足しても、穴の空いた受け皿に水を注ぐだけになります。
この切り分けは、直す順番を決めるうえでとても大切です。訪問者が十分に来ているのに行動が少ないなら、いくら集客を強化しても徒労に終わります。逆に、行動の比率は悪くないのに訪問者そのものが少ないなら、ページを何度作り替えても数は増えません。まず訪問者数と行動の比率という2つを並べて見て、どちらが弱いのかを見極める。この一手間が、労力を正しい場所へ向けます。
次に見るのは、訪問者がどこまで読んで離れたかです。ファーストビューで多くが離れているなら、約束の一文が刺さっていません。途中まで読んで離れているなら、その手前の要素に納得できていません。離脱の起きた場所が、次に直す一箇所を教えてくれます。数字は、感覚では気づけない弱点を指さしてくれる道具です。
数字を見るときに気をつけたいのが、少ない訪問数で結論を出さないことです。数人の動きは、たまたまの上下に大きく揺れます。ある程度の人数が集まってから比率を見ないと、良し悪しを取り違えます。あわてて何度も作り替えると、どの直しが効いたのかも分からなくなります。人数がたまるまで待ち、たまったら一箇所ずつ直して、その一箇所の効果を確かめる。この地道な繰り返しが、時間をかけて効いてきます。
| 見る数字 | 読み取れること | 次にすること |
|---|---|---|
| 訪問者数 | 入口の集客が足りているか | 少なければ集客側を、足りていれば中身を見る |
| 行動した人の比率 | 約束と証拠が届いているか | 低ければ一文と証拠を書き直す |
| どこまで読んだか | どの要素で離れているか | 離脱の起きた要素を一つ直す |
| 入口の言葉との一致 | 広告や検索の言葉と約束がずれていないか | 入口と約束の言葉をそろえる |
業種ごとのつまずきどころ
作る前の一枚という考え方はどの業種にも共通しますが、つまずく場所には業種ごとの傾向があります。自社がどのつまずきに近いかを知ると、直す優先順位が見えます。ここでは中小企業でよく見る例を並べます。当てはまるものがあれば、そこから手をつけると効きます。
たとえば製造業では、長年培った加工の精度を数値で並べたくなります。ところが発注する側が知りたいのは、その精度によって自分たちの納期や歩留まりがどう楽になるかです。精度の数値を約束に翻訳し、相手の得に置き換えると、同じ実力が初めて伝わります。士業では、資格や取扱件数を先頭に並べるより、初回の相談が無料で気軽であることを先に示すと、重かった入口が一気に軽くなります。
| 業種の例 | つまずきやすい場所 | 先に直すと効く一箇所 |
|---|---|---|
| 製造業 | 技術の高さを機能で語り相手の得が伝わらない | その技術で相手がどう楽になるかを約束に書く |
| 士業や専門サービス | 資格や実績を並べるだけで相談の入口が重い | 初回無料の相談という軽い一歩を入口に置く |
| 飲食や店舗 | 雰囲気の写真は多いが来店の理由が弱い | 誰のどんな時間のための店かを一文で約束する |
| 研修や教育 | カリキュラムの網羅性を見せて選べなくなる | 受講後にどうなれるかという状態を先に描く |
| 建設や工事 | 施工実績は豊富だが問い合わせ導線が細い | 相談から見積もりまでの流れを分かる言葉で示す |
作る前に立ち返る一次情報の集め方
作る前の一枚を精度高く書くには、想像で埋めず一次情報が要ります。一次情報とは、実際のお客様が発した言葉です。問い合わせフォームに書かれた相談文、初回の打ち合わせで漏れた本音、既存客に「なぜうちを選んだのか」と尋ねたときの答え。これらの中に、約束を言い当てる表現と、証拠として使える事実が眠っています。
総務省が毎年公表している通信利用動向調査では、企業のインターネット利用や自社サイトの開設状況が継続して調べられています。こうした公的な調査は、自社の立ち位置を確かめる背景として役立ちます。ただし、ページに載せる言葉の芯になるのは、あくまで自社のお客様から拾った生の声です。世の中の平均より、目の前の一人の言葉のほうが強く刺さります。
拾った言葉は、そのまま鉤括弧で引くと力を持ちます。「見た目はきれいになったのに問い合わせは増えなかった」「何を直せばいいのか自分では分からない」。加工しすぎず、相手が言ったままに近い形で残すと、同じ悩みを持つ読み手が自分ごととして受け取ります。約束も証拠も、一次情報から立ち上げるのが遠回りに見えて一番の近道です。
整えすぎた言葉は、なぜか嘘くさく響きます。きれいに要約された感想より、少し言いよどんだ生の一言のほうが、読み手は本当のことだと感じます。だからこそ、拾った声に手を入れすぎないことが大切です。誤字だけ直し、言い回しはできるだけそのまま残す。その手触りが、盛らない証拠としての信頼を生みます。お客様の言葉は、こちらが用意したどんな美文よりも強い味方です。実際にあった言葉には、作り物には出せない重みがあるからです。
ランディングページと会社のホームページは役割が違う
ランディングページと、会社の顔として置くホームページは、目的が別です。ホームページは会社の全体像を伝え、いろいろな人がいろいろな入口から訪れる広場のような場所です。事業内容、会社概要、採用情報、お知らせなど、幅広い情報が置かれます。訪れる人の目的もばらばらで、一つの行動に絞り込むことはできません。
LPは、その広場から切り離した一本道です。特定の相手を、特定の悩みから、特定の一歩へ運ぶために作ります。だからこそ、余計な出口を置きません。会社のホームページにあるようなメニューやリンクを並べると、訪問者はあちこちへ逸れて、肝心の一歩から遠ざかります。LPでは、一歩に向かう道以外を意図して閉じます。
広場と一本道を混ぜると起きること
この2つの役割を混ぜて一枚に詰め込むと、どっちつかずのページになります。会社案内のように情報を網羅しようとすると一歩がぼやけ、LPのように一歩へ絞ろうとすると会社の信頼を伝えきれません。役割を分け、ホームページからLPへ、目的を持った人だけを送り込む設計にすると、どちらも本来の力を出します。
どちらから手をつけるか
すでにホームページはあるのに問い合わせが来ないなら、まず一つの商品やサービスに絞ったLPを一枚作るのが近道です。広場全体を作り直すより、一本道を一本通すほうが、成果を早く確かめられます。その一本で反応の作り方が分かれば、他の商品にも同じ型を横展開できます。
訪問者がページを開く前に抱えている3つの疑問
初めてLPを訪れた人の頭の中には、口に出さない3つの疑問があります。この3つに順番に答えられているかどうかで、読み進めてもらえるかが決まります。作る前の一枚は、この3つの疑問に先回りして答えるための設計でもあります。
これは自分に関係あるか
最初の疑問は、このページが自分のためのものかどうかです。訪問者はほんの数秒で、自分に関係あるかを見極めて去るか残るかを決めます。ファーストビューで誰に向けたページかが伝わらないと、関係ないと判断されて閉じられます。狙う一人を絞り込んでおくと、その人が「これは自分の話だ」と一目で分かる言葉を置けます。
自分の悩みを分かっているか
次の疑問は、このページが自分の悩みを本当に分かっているかどうかです。ここで、相手が心の中で感じていることを先に言葉にして返します。言い当てられた読み手は、警戒を解いて先を読み始めます。ここで使う言葉は、こちらの想像で作らず、お客様が実際に口にした表現を借りるほど強くなります。
信じていいのか
3つ目の疑問は、この相手を信じていいのかどうかです。悩みを言い当てられても、解決できる証拠がなければ人は動きません。盛らない事実、実際のやり取り、導入前と後の変化を見せて、この疑問に答えます。3つの疑問に順番に答えたページだけが、最後の一歩の呼びかけまで読み手を連れていけます。
この3つの疑問は、必ず順番どおりに訪れます。自分に関係あると思えないうちは悩みの話も耳に入らず、悩みを分かってもらえたと感じないうちは証拠も響きません。順番を飛ばして、いきなり実績や受賞歴から並べるページをよく見かけます。作り手は誇りたいのですが、読み手はまだ自分の話だと思えていないので、素通りします。順番を守ることが、そのまま読み進めてもらう設計になります。
書き始める前にそろえる材料
作る前の一枚を書こうとして手が止まるのは、たいてい材料が足りないからです。想像で埋めようとするから止まります。書き始める前に、次の材料をそろえておくと、一枚も構成もすらすら決まります。材料集めは地味ですが、ここに時間をかけた分だけ、あとの工程が速く、そして深くなります。
お客様の生の言葉を集める
問い合わせフォームの相談文、初回の打ち合わせのメモ、既存客への聞き取り。ここから、悩みの表現と、選ばれた理由と、解決後の喜びの言葉を拾います。拾った言葉は加工しすぎず、言われたままに近い形で手元に並べます。この生の言葉が、約束の一文にも、悩みの言い当てにも、証拠にも使えます。
自社が本当に約束できることを見極める
もう一つの材料は、自社が確かに果たせる約束の範囲です。届けられない約束を書くと、一歩は生まれても、そのあとで信頼を失います。過去に実際にお客様へ届けた変化を並べ、その中から一番強いものを約束に選びます。誇張を避け、実績にもとづいた約束だけが、長く効き続けます。
果たせる約束を見極める作業は、自社の強みの棚卸しにもなります。お客様がなぜ自社を選び、何に満足したのかを並べていくと、自分たちでは当たり前だと思っていたことが、実は選ばれる理由だったと気づくことがよくあります。その気づきが、他社と同じ言葉から抜け出す入口になります。約束の一枚を書く作業は、ページ作りであると同時に、自社を見つめ直す作業でもあります。
| そろえる材料 | どこから集めるか | ページのどこで使うか |
|---|---|---|
| 悩みの言葉 | 問い合わせの相談文や打ち合わせのメモ | ファーストビューと悩みの言い当て |
| 選ばれた理由 | 既存客への聞き取り | 解決策と約束の一文 |
| 解決後の喜び | 納品後のお礼や感想 | 信頼の証拠 |
| 果たせる約束の範囲 | 過去に届けた変化の記録 | 約束の一文の裏づけ |
最後の一歩を軽くする入口の設計
どれだけ約束が刺さっても、最後に求める一歩が重いと、人は踏みとどまります。いきなり契約や見積もり依頼を求めると、まだ迷っている人は去ります。ここで用意するのが、軽い一歩です。無料の相談、資料の受け取り、簡単な診断。相手が身構えずに手を伸ばせる入口を置き、そこから関係を始めます。
軽い一歩の種類を選ぶ
軽い一歩にはいくつかの型があります。話を聞いてみたい人には初回無料の相談、まず自分で調べたい人には資料の受け取り、自分の状況を知りたい人には簡単な診断が向きます。狙う一人がいまどの段階にいるかで、合う入口が変わります。まだ課題がぼんやりしている段階なら、答えを教える資料や診断のほうが、相談よりも手を伸ばしやすくなります。
一歩の先に何が起きるかを見せる
軽い一歩でも、押した先が見えないと人は止まります。相談を予約したら何分で、何を話し、売り込みはあるのかないのか。資料を受け取ったら何が分かるのか。この先の景色を一言添えると、迷いが消えます。無理な勧誘がないこと、費用の話を無理に進めないことを先に伝えるだけで、踏み出す人は目に見えて増えます。
フォームで最後に離脱させないために
約束が刺さり、軽い一歩まで用意しても、最後のフォームでつまずくと、そこまでの積み上げが水の泡になります。フォームは、行動の直前にある最後の関門です。ここで入力の負担が重いと、せっかく気持ちが動いた人が、面倒くささで手を止めます。フォームの設計は、地味ですが成果に直結します。
入力項目を必要な数まで削る
フォームの項目は、少ないほど最後まで埋めてもらえます。あとで営業に使うかもしれないからと項目を増やすと、その一つひとつが離脱の理由になります。いま本当に必要な項目だけに削り、それ以外はやり取りが始まってから聞きます。名前と連絡先と用件、この最小限から始めると、埋める負担が軽くなります。
入力の途中で迷わせない
入力欄が何を求めているか分かりにくいと、人はそこで止まります。記入例を薄く添える、必須の項目だけを明示する、間違えたときにどこを直せばよいかをその場で示す。こうした小さな配慮の積み重ねが、最後の離脱を減らします。送信したあとに、いつ返事が来るのかを画面で伝えると、送った人の不安も消えます。
| フォームの場所 | 離脱を招く状態 | 直す方向 |
|---|---|---|
| 入力項目の数 | 後で使うかもと項目が多い | いま必要な最小限まで削る |
| 入力欄の分かりやすさ | 何を書く欄か分からない | 記入例を薄く添え必須を明示する |
| 間違えたとき | どこが誤りか分からず止まる | 誤りの場所をその場で示す |
| 送信のあと | 返事がいつ来るか分からず不安 | 返信の目安を画面で伝える |
約束と広告や検索の入口をそろえる
LPには、広告や検索から人が流れ込みます。ここで見落とされがちなのが、入口で見せた言葉と、ページの約束がずれていないかという点です。広告で格安とうたって流入させ、ページでは品質を語っていると、訪問者は期待とのずれを感じて離れます。入口とページの約束は、同じ一本の線でつながっている必要があります。
広告の言葉とページの見出しをそろえる
広告文で使った言葉を、ページのファーストビューでもそのまま受け止めます。クリックした瞬間にさっき見た言葉だと感じられると、訪問者は迷わず読み進めます。逆に、広告とページで言っていることが食い違うと、たとえ良い内容でも、着地した瞬間の違和感で離脱が起きます。
検索してきた人が探している答えを先に置く
検索から訪れた人は、打ち込んだ言葉の答えを探しています。その答えをページの上のほうで先に示すと、探し物が見つかった安心感が生まれ、先を読む余裕ができます。答えを出し惜しみして下のほうに隠すと、見つける前に離れられます。入口の言葉と約束をそろえる作業は、地味ですが離脱を大きく減らします。
よくある質問
ランディングページは何ページで作るのがよいですか
LPは一つの行動に絞る一枚のページとして作ります。複数ページに分けると、訪問者が読み進むうちに気持ちが途切れやすくなります。伝えたいことが多い場合でも、まず一枚に収め、気持ちの流れに沿って上から下へ並べるほうが行動につながります。会社の全体像を見せたいなら、それは会社案内の役割として別に持ちます。
作成ツールは何を選べばよいですか
ツールは、作る前の一枚と構成の言葉が決まってから選びます。自分たちで素早く直したいなら操作の分かりやすいツールを、細かく作り込みたいなら自由度の高いツールを選びます。どのツールでも、入れる言葉が同じなら反応は同じです。ツール選びに時間をかけるより、約束の一文を磨くほうが成果に直結します。
デザインと文章はどちらを先に決めるべきですか
文章が先です。正確には、作る前の一枚と各要素に入れる言葉を先に固め、それを最も伝わる形に整えるのがデザインです。言葉が決まっていない状態でデザインから入ると、見た目に言葉を合わせることになり、約束がぼやけます。言葉が背骨、デザインはその背骨をまっすぐ見せる姿勢だと考えると順番を間違えません。
公開してどのくらいで成果が見えますか
訪問者がある程度集まってからでないと、数字は判断材料になりません。少ない訪問数で一喜一憂すると、たまたまの上下に振り回されます。まずは求めた行動を取った人の比率と、離脱の起きた場所を見て、弱い一箇所を直します。作って終わりにせず、公開後に言葉を磨き続けることが、時間をかけて効いてきます。
問い合わせが増えないとき、最初に見るべきはどこですか
最初に見るのは、作る前の一枚が本当に決まっていたかです。誰に何を約束するページなのかを一文で言えないなら、そこが弱点です。次に、その約束がファーストビューで一目で伝わっているかを確かめます。デザインやツールを触る前に、この土台の一文に立ち返るのが、遠回りに見えて一番速い直し方です。
ファーストビューに動画を入れたほうがよいですか
動画は、約束を短く伝えられる場合にだけ効きます。再生しないと中身が分からない動画をファーストビューの主役にすると、読み込みの重さや、再生をためらう心理で、かえって離脱を招くことがあります。まず文字と静止画で約束が一目で伝わる状態を作り、動画はその補強として添えるのが安全です。動画がなくても伝わる一文を先に用意します。
スマートフォンとパソコンのどちらを優先して作りますか
多くの場合、訪問者の大半はスマートフォンから訪れます。まず小さい画面で約束が一目で伝わるかを確かめ、そこを基準に作ります。パソコンの広い画面に合わせて要素を詰め込むと、スマートフォンでは文字が小さく、ボタンが押しにくくなります。小さい画面で迷わず一歩を踏める状態を先に作り、大きい画面はその後で整えます。
すでにあるLPを直すなら、どこから手をつけますか
まず作る前の一枚に立ち返り、誰に何を約束するページか一文で言えるかを確かめます。言えないなら、そこが最優先の直し場所です。言えるなら、次にファーストビューでその約束が一目で伝わっているかを見ます。全体を一度に作り直すより、離脱が最も多い一箇所を一つずつ直すほうが、変化を確かめながら進められます。
まとめ
ランディングページの作り方でつまずくのは、ツールでもデザインでもなく、その手前にある作る前の一枚です。誰に向け、何を約束し、どの行動を一つだけ求めるか。この一枚が決まって初めて、構成もデザインも意味を持ちます。反応が出ないときにデザインを直し、ツールを乗り換え、広告費を足すのは、動いている実感はあっても土台の空白を埋めません。
構成には気持ちの流れに沿った順番があり、その入口であるファーストビューに約束を最も短い言葉で置きます。社内で作っても外注しても、先に固めるのは作る前の一枚です。公開したら訪問者数と行動の比率、離脱の場所を見て、弱い一箇所を直し続けます。約束も証拠も、想像で埋めず、お客様の生の言葉という一次情報から立ち上げるのが近道です。
今日できる点検
読み終えたら、次の点検を一つずつ確かめてみてください。当てはまらない項目が、あなたのページで最初に直す場所です。
全部を一度に直そうとすると、どれも中途半端になり、何が効いたのかも分からなくなります。当てはまらない項目のうち、最も上にあるものから一つだけ手をつけます。作る前の一枚が空白なら、まずそこです。一枚が決まっているならファーストビュー、その次に行動、証拠と、上から順に一つずつ整えていくと、迷わず進められます。
| 点検する場所 | 確かめること | 当てはまらなければ直す方向 |
|---|---|---|
| 作る前の一枚 | 誰に何を約束するページか一文で言えるか | 一次情報を拾い直し約束の一文を書く |
| ファーストビュー | 約束が一目で伝わり入口が一つあるか | 要素を3つに絞り約束を短く削る |
| 求める行動 | 一つに絞られ軽い一歩になっているか | 行動を一つに絞り重い一歩を後ろへ送る |
| 証拠 | 盛らない事実と生の声が載っているか | お客様の言葉を鉤括弧でそのまま載せる |
| 公開後の数字 | 行動の比率と離脱の場所を見ているか | 2つの数字を見て弱い一箇所を直す |
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