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外壁塗装の集客は急がせない会社が選ばれる 下請けを抜けて直接の依頼を増やすホームページの作り方

2026 10/01
2026年10月1日
中野輝規
外壁塗装の集客は急がせない会社が選ばれる 下請けを抜けて直接の依頼を増やすホームページの作り方

腕には自信があるのに、仕事の多くが下請けで、単価も支払いの時期も元請けしだい。

自社で直接お客様から仕事を受けたいと考えて、紹介サイトや広告を調べ始めたものの、何から手をつければよいのか分からない。

この記事は、そうした悩みを抱える塗装店の経営者や職人の方と、塗装会社のホームページを任されている方に向けて書いています。

最初に、外壁の塗り替えを考えている人が、見積もりを頼む直前にどこで迷っているのかを整理します。

次に、訪問販売や点検商法への警戒が強まっている今、何をどの順番で直せば、初めての人が安心して相談してくれるのかを見ていきます。

読み終えたときに、自社のホームページで最初に直す場所が1つ決まっている。

そこをこの記事のゴールにしています。

目次

Q&Aサイトで見かけた、ある職人の悩み

先日、Q&Aサイトでこのような切実な悩みを拝見しました。

投稿者は、前の年に独立したばかりの外壁塗装の職人でした。

下請けの仕事だけでは、収益が上がらない

仕事の大半は下請けで、元請けからの単価が低く、支払いが遅れることもある。

そのせいで、思うように収益が上がらないと書かれていました。

仕事には自信があり、施主が満足する工事ができる自信もある。

だからこそ下請けを抜け出し、自社で仕事を受けていきたい、という相談でした。

そのために、塗装業者を紹介するサイトをいくつか使ってみようと考えていて、実際に使っている人の感想を聞きたい、と結ばれていました。

回答は、紹介サイトの現実を教えていた

回答を寄せたのは、紹介サイトをいくつも使っているという同業の方でした。

どのサイトにも共通して、塗る気のない人や、相場を知りたいだけの人、連絡がつかない人からの依頼が混ざる。

1社だけで決まることは少なく、1〜3社の相見積もりが前提になる。

紹介を受けてから代金を受け取るまでに2〜3か月かかるので、資金の計画を立てておかないと危ない。

そうした現実が、淡々と書かれていました。

別の相談にも、同じ願いがあった

別の質問では、2年後に独立を考えている一級塗装技能士の方が、下請けは嫌なので元請けとして仕事を取りたい、と相談していました。

さらに別の質問では、自営で塗装業をしている方が、元請けの会社からの仕事や直接の依頼を増やし、毎日忙しく働きたいと書いていました。

腕はある、でも直接の依頼が来ない。

外壁塗装の職人が独立したあとにぶつかる壁は、驚くほど似ています。

施主の側にも、切実な迷いがある

Q&Aサイトには、塗装店の側の悩みと同じくらい、施主の側の迷いも寄せられています。

築16年の家の塗り替えで、見積もりが安くて逆に不安だという相談。

飛び込みで来た業者に、いちばん良い塗料だと言われて値引きの電卓を見せられたが、信じてよいのかという相談。

見積もりを3社から取ったが、細かい内訳が会社ごとに違って比べられないという声もありました。

施主は、いい業者を選びたいのに、選び方が分からずに困っているのです。

これは9割の塗装店が陥る罠です

3つの相談に共通しているのは、直接の依頼を増やすための手段を探しているのに、施主が何を不安に思っているのかには触れていない点です。

紹介サイトを使うか、広告を出すか、チラシを配るか。

どれを選んでも、施主が抱えている不安に答えていなければ、相見積もりで値段を比べられて終わります。

施主は、塗装店を警戒している

外壁の塗り替えを考える人は、塗装店に対して身構えています。

突然家に来た業者に屋根や外壁が傷んでいると言われた、今日なら割り引くと言われた、という話を近所や家族から聞いているからです。

腕のよさより先に、この会社は信用できるのか、が見られています。

腕のよさは、見積もりの前には伝わらない

職人の腕は、仕上がりを見れば分かります。

けれども施主が会社を選ぶのは、工事が始まる前です。

工事の前に施主が見られるのは、ホームページと、見積書と、打ち合わせに来た人の話し方だけです。

仕事に自信がある職人ほど、この「工事の前に伝わる情報」が手薄になりがちです。

施主は、塗装店を探す前に「塗装」を調べている

塗り替えを考え始めた施主が最初に検索するのは、会社の名前ではありません。

外壁の塗り替えは何年ごとか、色あせは放っておいてよいのか、塗り替えにはどれくらいの日数がかかるのか。

まずは塗装そのものについて調べ、ある程度知識がついたところで、地域の名前と一緒に塗装店を探し始めます。

この順番を知っていると、ホームページに何を書けばよいのかが見えてきます。

施主が最初に調べる疑問に答えているページは、施主が塗装店を探し始める前から読まれ、名前を覚えてもらえるからです。

高齢の親の家を心配する、子どもの世代

もう1つ知っておきたいのが、塗り替えを調べている人が、その家に住む本人とは限らないことです。

離れて暮らす高齢の親の家を心配して、子どもの世代が調べていることがよくあります。

親が訪問販売の業者に契約をせかされていないか、見積もりが妥当かを、子どもが代わりに確かめようとしているのです。

こうした人は、会社の所在や、急がせない姿勢を、特に厳しく見ています。

読んでいるあなたの状況 いま起きていること 次にすること
独立したが仕事の多くが下請け 直接の依頼を受ける入り口が無い 自社のホームページを直接の相談の窓口にする
紹介サイトからの依頼が決まらない 相見積もりで値段だけを比べられている 見積書の中身と工事の手順を先に見せる
チラシを配っても反応が無い 訪問販売と同じに見られ、警戒されている 急がせない姿勢と、会社の所在を先に書く
施工事例の写真を載せているのに相談が来ない 仕上がりの写真だけで、工程が見えない 下塗りから上塗りまでの工程を写真で見せる
地域で名前が知られていない 施主が会社を確かめる手がかりが無い 所在地と代表者の顔、近隣での工事の実績を書く

表のどの行に近いかを1つ決めておくと、この先の話を自社に当てはめやすくなります。

施主が見ているのは、会社の考え方

施主が見積もりの前に知りたいのは、塗料の種類や値段より先に、その会社がどんな考え方で仕事をしているかです。

急がせない会社か、説明してくれる会社か、工事のあとも見てくれる会社か。

考え方が分かれば、施主は見積もりの金額を、その考え方と一緒に受け止めてくれます。

逆に、考え方が分からないまま金額だけを見せると、施主は金額だけで判断するしかありません。

3人の相談者に共通する強み

3つの相談を読み返すと、共通する強みも見えてきます。

仕事に自信がある、施主が満足する工事ができる、国家検定の資格を持っている。

どの相談者も、塗る腕については十分なものを持っています。

足りないのは、その腕を工事の前に施主へ伝える手段だけです。

手段は、この記事でこれから見ていく、ページの並べ方の中にあります。

塗り替えを考える人が、見積もりの前に確かめていること

では、外壁の塗り替えを考えている人は、見積もりを頼む前に何を確かめているのでしょうか。

塗り替えのきっかけで多いのは、築10年を過ぎて外壁の色あせやひび割れが気になった、手で触ると白い粉がつくようになった、という気づきです。

もう1つのきっかけが、訪ねてきた業者や近所の工事の人に、傷んでいると言われたことです。

本当に、いま塗り替えが必要なのか

最初の疑問は、そもそもいま塗る必要があるのか、です。

業者に「このままだと雨漏りする」と言われて不安になった人ほど、本当かどうかを自分で確かめようとします。

ここで、塗り替えの時期の目安や、急いだほうがよい傷みと、しばらく様子を見てよい傷みの見分け方を書いている会社は、それだけで信用されます。

逆に、どのページにも「今すぐ」「手遅れになる前に」と書いてある会社は、突然家に来た業者と同じに見えます。

この会社は、どこの誰なのか

次に確かめるのが、会社の所在です。

会社の住所、事務所の写真、代表者の顔と名前、地域でどれくらい工事をしてきたか。

施主は、工事のあとに何かあったとき、この会社はまだそこにあるのか、を気にしています。

所在がはっきりしない会社には、見積もりを頼むことさえ怖いと感じる人もいます。

工事の中身と、見積もりの見方

3つ目が、工事の中身です。

外壁の塗装は、足場を組み、汚れを洗い流し、ひび割れを直し、塗らない部分を覆い、下塗り、中塗り、上塗りと重ねていく工事です。

この手順を知らない人は、見積書を見ても、何が高くて何が安いのかが分かりません。

Q&Aサイトにも、見積書の書き方からして手抜きではないかと指摘される相談や、業者によって金額の差が大きいのはなぜかという質問が並んでいます。

工事の間、どうなるのか

4つ目は、工事の間の暮らしです。

何日くらいかかるのか、洗濯物は干せるのか、窓は開けられるのか、近所へのあいさつはしてくれるのか。

在宅で仕事をしている人や、小さな子どもがいる家では、この疑問がいちばん大きいこともあります。

工事のあとに、何かあったら

最後が、工事のあとのことです。

塗装がはがれたときにどうしてくれるのか、何年くらい見てくれるのか、点検に来てくれるのか。

保証の中身と、工事のあとの点検の予定を書いておくと、施主は長い付き合いを想像できます。

色を決められるかどうか

もう1つ、見落とされがちな不安が、色選びです。

小さな色見本で選んだ色が、家全体に塗ると思っていたより明るく見えたり、暗く見えたりすることは、施主の間でもよく知られています。

一度塗ったら10年以上はその色で暮らすことになるので、色で失敗したくないという気持ちは強いものです。

色選びをどう手伝ってくれるのかが分からないと、施主はなかなか見積もりに進みません。

先延ばしにしている施主も多い

色あせやひび割れに気づいていながら、何年も塗り替えを先延ばしにしている施主も多くいます。

どこに頼めばよいか分からない、業者に家に来られるのが怖い、というのがよくある理由です。

こうした施主は、ページを読んで不安が消えたときに、ようやく動き出します。

施主が確かめること 見つからないときに起きること ホームページに置くもの
いま塗り替えが必要か 業者の言葉を疑い、決断を先延ばしにする 塗り替えの目安と、急ぐべき傷みの見分け方
どこの誰なのか 訪問販売と同じに見て警戒する 住所、事務所の写真、代表者の顔と名前
工事の中身と見積もりの見方 値段だけで比べる 工程の説明と、見積書の見本
工事の間の暮らし 在宅の不安から先延ばしにする 日数の目安、洗濯物や窓、近所へのあいさつ
工事のあとのこと 長い付き合いを想像できない 保証の中身と、点検の予定

この5つを順番に確かめられた人が、見積もりを頼むボタンを押します。

どれか1つでも欠けていると、施主はほかの会社のページを開くか、相見積もりの1社としてだけ声をかけます。

外壁塗装が、施主から警戒されている理由

最初に、施主が塗装店に身構えている理由を、数字で確かめておきます。

点検商法の相談は2年で1.5倍を超えた

国民生活センターは、訪問販売によるリフォーム工事と点検商法について、相談の件数を公表しています。

同センターは点検商法を次のように説明しています。

「点検に来たと言って来訪し、「工事をしないと危険」などと言って商品やサービスを契約させる」

国民生活センターによると、点検商法の相談は、2023年度の12,550件から、2024年度には19,249件、2025年度には19,696件に増えました。

1日あたりにならすと、50件を超える相談が寄せられている計算です。

2年で1.5倍を超えた計算になります。

訪問販売によるリフォーム工事の相談も、2025年度で5,544件寄せられています。

同センターの集計では、屋根工事、壁工事、増改築工事、塗装工事、内装工事の合計をリフォーム工事としています。

年度 訪問販売によるリフォーム工事の相談 点検商法の相談
2023年度 11,879件 12,550件
2024年度 9,839件 19,249件
2025年度 5,544件 19,696件

国民生活センターがPIO-NETに登録された相談として公表している数字をもとに、この記事で表にしました(2026年5月31日現在)。

訪問販売の相談が減っても、警戒は解けていない

表を見ると、訪問販売によるリフォーム工事の相談は、2023年度の11,879件から2025年度の5,544件へと減っています。

一方で、点検商法の相談は増え続けています。

点検をきっかけにした勧誘は、形を変えながら続いており、施主の警戒が解ける気配はありません。

塗装店にとっては、点検という入り口そのものが警戒される時代になった、と受け止めておく必要があります。

相談の中身は、屋根と外壁に集まっている

同センターが最近の事例として挙げている中には、次のような相談があります。

突然来た業者に屋根がずれているので無料で点検すると言われ、瓦がずれている写真を見せられて契約したが、ほかの業者から高いと指摘された。

近所で工事をしていると名乗る業者に屋根の工事が必要と言われ、父が契約したが、近所にそのような工事は無かった。

屋根が浮いているのが見えた、今日なら割り引く、と言われて契約したが不審だ、という相談もあります。

訪問販売によるリフォーム工事については、同センターは「契約をせかされて不要なリフォーム工事をした」といった相談が寄せられていると書いています。

点検商法の業者が使う言い回し

国民生活センターが2023年10月に出した注意の呼びかけには、屋根工事の点検商法の典型的な勧誘の言葉を知っておくことで防げる、という趣旨の副題がついていました。

近所で工事をしているのであいさつに来た、屋根の一部がずれているのが見えた、無料で点検できる、今日なら割り引く。

こうした言葉は、施主の間で「気をつけるべき言葉」として広く知られるようになっています。

施主がこの言葉を知っているということは、まじめな塗装店が同じ言葉を使えば、同じように警戒されるということでもあります。

自社のチラシやホームページに、こうした言葉が紛れ込んでいないかを、一度見直しておく必要があります。

まじめな塗装店まで、同じ目で見られる

こうした話を聞いた施主は、塗装の業者そのものに身構えます。

困るのは、地域でまじめに仕事をしている塗装店まで、同じ目で見られることです。

チラシに「無料点検」「今月限定」と書くと、それだけで点検商法の業者と見分けがつかなくなります。

外壁塗装の集客は、この警戒を解くところから始める必要があります。

施主の警戒は、会社を選ぶ目の厳しさでもある

施主が身構えているのは、まじめな塗装店にとって悪いことばかりではありません。

警戒している施主は、会社を選ぶ目が厳しく、ページの中身をよく読みます。

急がせる会社や、所在がはっきりしない会社を、自分からふるい落としてくれます。

その中で、急がせない姿勢と工事の中身をきちんと見せている会社は、施主の目に残ります。

警戒の強い時代は、誠実な会社が選ばれやすい時代でもあるのです。

塗装店にできるのは、見分けやすい会社になること

施主が点検商法の業者と、まじめな塗装店を見分けるのは簡単ではありません。

だからこそ、塗装店の側から、見分けやすい会社になっておくことが大切です。

急がせない、所在がはっきりしている、見積もりの中身を見せる、工事のあとも見に来る。

この4つがそろっている会社は、施主の目にはっきりと違って見えます。

下請けの構造が、職人を苦しめている

もう1つの前提が、塗装の仕事の流れです。

施主のお金は、何段階かを通って職人に届く

外壁の塗り替えの仕事は、施主から直接塗装店に来るものばかりではありません。

リフォームの会社や、住宅の会社、紹介の仕組みを通って、実際に塗る職人のところに届くことがよくあります。

間に入る会社が多いほど、職人の手元に残る分は少なくなります。

Q&Aサイトの相談者が書いていた、単価の低さと支払いの遅れは、この流れの中で起きています。

下請けのままでは、腕が評価されにくい

下請けの仕事では、施主と直接話す機会がほとんどありません。

どれだけ丁寧に仕上げても、施主が覚えているのは元請けの会社の名前です。

次の塗り替えのときに声がかかるのも、元請けの会社です。

腕のよさが自社の評判として積み上がらないことが、下請けから抜け出しにくい理由の1つです。

元請けの会社も、同じ警戒の中にいる

下請けの仕事を出している元請けの会社も、実は同じ警戒の中にいます。

施主が身構えているので、元請けの会社も契約を取るために多くの費用と手間をかけています。

その負担が、下請けの単価の低さとして職人に回ってきている面もあります。

職人が直接施主と信頼を結べるようになれば、その分の費用と手間を、塗る品質や自分の手取りに回せるようになります。

直接の依頼を増やすことは、職人にとっても施主にとっても、無理のない形なのです。

下請けで身につけたことは、直接の依頼で生きる

下請けの仕事には苦しい面が多い一方で、身についたこともあります。

元請けの会社が決めた手順どおりに、決められた日数で、さまざまな種類の外壁を塗ってきた経験です。

この経験は、直接の依頼を受けるときに、工程の説明や日数の見通しとしてそのまま生かせます。

何軒くらいの家を、どんな外壁の種類で塗ってきたのかを数え直してみると、ページに書ける材料が思っていたより多いことに気づくはずです。

紹介サイトは、入り口にはなっても土台にはならない

下請けから抜け出す手段として、多くの職人がまず考えるのが、塗装業者の紹介サイトです。

紹介サイトで起きること

Q&Aサイトで回答していた同業の方の話を、もう一度整理します。

塗る気のない人や、相場を知りたいだけの人からの依頼が混ざる。

相見積もりが前提で、1〜3社と比べられる。

紹介を受けてから代金を受け取るまで2〜3か月かかる。

この3つは、紹介サイトを使うなら、最初から覚悟しておくべきことです。

比べられる場で、値段以外の違いを見せられるか

紹介サイトからの依頼は、施主がすでに何社かを比べるつもりでいる依頼です。

その場で値段以外の違いを見せられなければ、いちばん安い会社が選ばれます。

施主が紹介サイトで名前を見たあと、会社の名前で検索して自社のホームページを開いたとき、そこに何が書いてあるか。

紹介サイトからの依頼が決まるかどうかも、実は自社のホームページにかかっています。

紹介サイトの費用は、決まった件数で割って考える

紹介サイトを使うときは、紹介1件あたりの費用だけを見ずに、何件の紹介から1件の契約が決まるのかで考えます。

塗る気のない人からの依頼や、連絡がつかない依頼が混ざるなら、実際に決まった1件あたりの費用は、紹介1件あたりの費用よりずっと重くなります。

決まる割合は、紹介を受けたあとに施主が自社のホームページを見て納得できるかどうかで変わります。

紹介サイトの費用を下げるいちばんの方法は、自社のページを整えて、決まる割合を上げることです。

仕事の入り口 良いところ 気をつけること
下請け 自分で集客しなくても仕事がある 単価と支払いの時期を元請けに握られる
紹介サイト 塗り替えを考える人に届く 相見積もりで値段を比べられ、入金まで時間がかかる
チラシやポスティング 地域の家に直接届く 訪問販売と同じに見られやすい
自社のホームページ 工事の前に考え方と中身を伝えられる 育つまでに時間がかかる
施主からの紹介 信頼が先に立っている 数が読めない

土台になるのは、自社のホームページと紹介

表のとおり、どの入り口にも良いところと気をつけることがあります。

その中で、工事の前に自社の考え方と工事の中身を伝えられるのは、自社のホームページだけです。

そして、工事を終えた施主が知り合いに紹介するときに、見せる先も自社のホームページです。

紹介サイトを使うにしても、下請けを続けるにしても、自社のホームページを土台として整えておくことが、直接の依頼を増やす近道になります。

直接の依頼が来ないときに、多くの塗装店がやってしまうこと

ここからは、直接の依頼が来ないときに塗装店がよく打つ手と、その後に起きることを見ていきます。

どれも一見まっとうな手で、実際に一時的に依頼が増えることもあります。

ただ、施主の警戒には手をつけていないので、相見積もりで値段を比べられる状態からは抜け出せません。

間違い1 値引きやキャンペーンを打ち出す

直接の依頼が欲しいとき、真っ先に考えるのが値引きです。

足場の代金をいただきません、今月の契約に限り割り引きます、先着何名様まで、といった打ち出し方です。

困るのは、この言い方が、国民生活センターが紹介している点検商法の事例と同じ響きを持つことです。

「今日なら割り引く」と言われて契約したが不審だ、という相談があったことを思い出してください。

施主から見ると、期限を切って値引きをする会社は、契約をせかす会社に見えます。

足場の代金をいただかないと書いても、施主は「その分がどこかに上乗せされているのでは」と考えます。

値引きで依頼を集めると、値段で選ぶ施主ばかりが集まり、職人の手元に残る分はますます減っていきます。

値段を下げる余地を作るために、どこかの手間を削りたくなるのも、職人にとってはつらいところです。

値引きをやめる代わりに、なぜこの値段になるのかを、見積書の項目ごとに説明できるようにしておきます。

間違い2 無料点検をチラシで打ち出す

無料で点検します、と書いたチラシも、よく見かけます。

点検そのものは、施主にとってありがたいサービスのはずです。

けれども、点検商法の相談が年に2万件近く寄せられている今、「無料点検」という言葉は、警戒される言葉の筆頭になっています。

チラシを見た施主が真っ先に思い浮かべるのは、突然家に来て屋根の写真を見せる業者の姿です。

点検を案内するなら、点検のあとに無理に工事をすすめないこと、点検の結果を写真つきで渡すこと、会社の所在と担当者の名前を、同じ紙にはっきり書く必要があります。

チラシの主役を「無料」の2文字から、点検で何を見て、何を渡すのかという中身に替えるだけで、受け取る側の印象は変わります。

間違い3 塗料の性能を並べて自慢する

塗料の種類ごとに、何年もつか、どれだけ汚れにくいかを並べ、いちばん高い塗料をすすめる会社も多くあります。

塗料の話は、職人にとっては大事な話です。

けれども、施主の多くは塗料の名前を聞いても違いが分かりません。

Q&Aサイトにも、飛び込みで来た業者にいちばん良い塗料だと言われたが本当か、という相談が寄せられていました。

塗料の性能を並べるほど、施主は「高い塗料を売りつけられるのでは」と身構えます。

塗料の話をするなら、その家の傷み方と、施主があと何年その家に住むつもりかを聞いたうえで、2つか3つの選び方を示すほうが伝わります。

あと10年で住み替える予定の家に、20年もつ塗料をすすめる必要はありません。

施主の暮らしの予定に合わせて塗料を選ぶ会社は、売りつけない会社として記憶に残ります。

間違い4 仕上がりの写真だけを並べる

施工事例のページに、塗り終えたきれいな家の写真だけを並べている会社も多くあります。

仕上がりの写真は、どの会社も同じように美しく見えます。

塗ったばかりの外壁は、手抜きの工事でも、丁寧な工事でも、見た目には区別がつきません。

施主が知りたいのは、仕上がりより、見えなくなる部分をどれだけ丁寧にやったかです。

ひび割れをどう直したか、下塗りを何回したか、塗らない部分をどう覆ったか。

こうした途中の写真が無いと、腕のよさはページの上で伝わりません。

仕上がりの写真を撮る習慣がある職人なら、同じ現場で、補修の前後と各塗りの段階を撮る習慣を足すだけで済みます。

写真を撮る場所と順番を決めておけば、忙しい現場でも撮り忘れが減ります。

間違い5 見積もりを「一式」でまとめる

見積書に、外壁塗装工事一式、とだけ書いて金額を示す会社もあります。

書く手間は省けますが、施主から見ると中身が分からない見積もりです。

Q&Aサイトでは、見積書の書き方を見ただけで手抜きの工事だと言い切る回答さえありました。

塗る面積、塗料の名前、塗る回数、足場、洗浄、下地の補修、養生。

これらが分かれて書かれていない見積書は、相見積もりの場で、ほかの会社の見積書と比べることさえできません。

比べられない見積書は、合計の金額だけで判断されます。

腕のある職人が手間をかけている部分ほど、一式の中に埋もれて見えなくなります。

項目を分けて書くことは、手間をかけていることを施主に見せる、いちばん手軽な方法です。

間違い6 紹介サイトに頼りきる

紹介サイトからの依頼が入り始めると、そこに頼りきりたくなります。

けれども、Q&Aサイトの回答者が書いていたように、紹介サイトの依頼には、塗る気のない人や相場を知りたいだけの人が混ざります。

相見積もりが前提で、入金までに2〜3か月かかります。

紹介の仕組みの決まりが変われば、依頼の数も一気に変わります。

紹介サイトは、あくまで入り口の1つとして使い、そこから来た施主が自社のページを見たときに納得できる状態を作っておくことが大切です。

間違い7 訪問や電話で売り込む

依頼が少ないとき、近所を回ってあいさつをしたり、電話をかけたりする会社もあります。

地域の家に顔を知ってもらうこと自体は、悪いことではありません。

けれども、施主の側から見ると、突然の訪問や電話は、点検商法の入り口とまったく同じ形をしています。

どれほど誠実に話しても、玄関先では警戒が先に立ちます。

近所の家にあいさつをするなら、いま工事をしている家の近所に、工事の予定と会社の連絡先を伝えるときだけに絞るのが無難です。

工事中の家の近所の人は、足場や職人の様子を実際に目にしています。

ていねいなあいさつと、きれいに片付いた現場を見た近所の人が、次の施主になることは珍しくありません。

間違い8 ホームページを作ったまま放っておく

独立したときにホームページを作り、そのまま何年も手を入れていない会社も少なくありません。

会社の紹介と、いくつかの仕上がりの写真と、問い合わせの電話番号だけが載っている状態です。

施主が見ても、この会社がいまも営業しているのかどうかさえ分かりません。

最後の施工事例が何年も前の日付なら、施主はこの会社に何かあったのかと考えます。

ホームページは、作ったときより、作ったあとに何を足していくかで育ち方が変わります。

工事を1軒終えるごとに、途中の写真と説明を1つ足していくだけでも、ページは生きた情報になっていきます。

間違い9 SNSで仕上がりの写真だけを流す

SNSに、塗り終えた家の写真を毎日のように載せている会社もあります。

続けていること自体は立派ですが、流れていくのが仕上がりの写真だけだと、見る人には同じような写真が並んでいるようにしか見えません。

SNSでも、下地の補修の前と後や、下塗りと上塗りの色の違いのような、途中の写真のほうが目にとまります。

そして、SNSで興味を持った人が次に開くのは、会社のホームページです。

そこで、急がせない姿勢と工事の中身が分かる状態になっていなければ、SNSで集めた関心は依頼につながりません。

よくある打ち手 しばらく後に起きること 代わりにすること
値引きや期限つきのキャンペーン 契約をせかす会社に見え、値段で選ぶ施主が集まる 急がせないことをはっきり書く
無料点検のチラシ 点検商法と見分けがつかなくなる 点検のあとに無理にすすめないことを書く
塗料の性能の自慢 高い塗料を売りつけられると身構えられる 住む年数に合わせた選び方を示す
仕上がりの写真だけ どの会社も同じに見え、腕が伝わらない 下地の補修から上塗りまでの途中の写真を見せる
見積もりを一式でまとめる 比べられず、合計の金額だけで判断される 面積、塗料、回数、工程を分けて書く
紹介サイトに頼りきる 相見積もりと入金の遅れに振り回される 入り口の1つとして使い、自社のページを整える
訪問や電話で売り込む 玄関先で警戒される 工事中の家の近所へのあいさつに絞る

どの打ち手も、やめた瞬間に依頼が止まるという共通点もあります。

値引きをやめれば値段で選んでいた施主は離れ、チラシをやめれば反応は消え、紹介サイトをやめれば依頼は途切れます。

一方で、ページに積み上げた工事の記録や見積書の見本は、手を止めても残り続け、施主に読まれ続けます。

どの打ち手も、塗装店の都合から始まっている

表に並べた7つの打ち手に共通しているのは、どれも塗装店の側の都合から始まっている点です。

早く契約してほしい、高い塗料を使ってほしい、手間をかけずに見積もりを出したい、とにかく依頼の数が欲しい。

施主が知りたい「いま塗る必要があるのか」「この会社は信用できるのか」「見積もりは妥当なのか」には、どれも答えていません。

腕のある職人ほど、損をしている

もう1つ、見落とされがちなことがあります。

腕に自信がある職人ほど、この打ち手の中で損をしているということです。

値引きの競争では、手間をかける職人ほど利益が残りません。

仕上がりの写真だけでは、丁寧な下地の補修も、手抜きの工事も、同じに見えます。

一式の見積もりでは、塗る回数をきちんと守っていることも伝わりません。

Q&Aサイトの相談者が「仕事には自信がある」と書いていたその自信は、いまの打ち手のままでは、施主の目に届かないのです。

ほかの塗装店の真似をしない

近くの塗装店がキャンペーンを打てば自社も打ち、無料点検を始めれば自社も始める、という動き方も見かけます。

同じことをすると、施主から見た違いはますます無くなります。

どの会社も同じことを言っているなら、施主は値段で選ぶしかありません。

真似をするなら、ほかの会社がやっていない、急がせない姿勢と、見積書の見本と、途中の写真を先にやることです。

忙しい職人ほど、発信が後回しになる

職人が中心の小さな塗装店では、日中は現場に出ていて、ホームページやSNSに手を入れる時間がなかなか取れません。

だからこそ、あれこれ手を広げず、いちばん効く場所に時間を使う必要があります。

チラシを何千枚も配る時間や、紹介サイトの依頼に片端から返事をする時間の一部を、自社のページの最初の画面と、見積書の見本と、途中の写真に回す。

それだけで、同じ時間から生まれる依頼の中身が変わっていきます。

施主の不安の順番に並べ直す

では、どうすればよいのか。

答えは、打ち手を増やすことにはありません。

施主が見積もりを頼む前に抱えている不安を、その順番どおりに1つずつ消していくことです。

いま塗る必要があるのか、どこの誰なのか、工事の中身は妥当なのか、工事の間はどうなるのか、工事のあとはどうしてくれるのか。

この順番でページを並べ直すと、腕のある職人の丁寧さが、工事の前から伝わるようになります。

次の章では、その並べ直し方を具体的に見ていきます。

売れるサイトはみな謙虚という考え方

ここで、この記事の軸になる考え方をお伝えします。

合同会社謙虚では、中小企業のホームページを見直すときに「売れるサイトはみな謙虚」という言葉を使っています。

会社が言いたいことを引き算し、訪れた人が知りたいことを、知りたい順に置く。

選ばれている会社のホームページは、この形になっています。

塗装店の場合、謙虚さは「急がせない」ことに表れる

外壁塗装の場合、この考え方は、はっきりした形をとります。

それが、急がせない、という姿勢です。

点検商法の業者は、今日なら、今月なら、このままだと危ない、と施主をせかします。

まじめな塗装店がその逆をやれば、施主の目には、ほかの会社との違いがすぐに分かります。

急がせないことは、それだけで信用される理由になります。

腕の自慢を引き算すると、施主の不安が見えてくる

ページから、腕の自慢や塗料の性能の一覧をいったん外してみてください。

そこに残るのは、施主がいま抱えている不安への答えを置く場所です。

いま塗る必要があるのか、どこの誰なのか、工事の中身は妥当なのか、工事の間はどうなるのか、工事のあとはどうしてくれるのか。

腕のよさは、この5つの答えの中で、自然に伝わっていきます。

途中の写真を見れば丁寧さが分かり、見積書の見本を見れば誠実さが分かり、保証の中身を見れば自信が分かるからです。

急がせないことを、ページの最初に書く

最初に直すのは、ページの最初の画面です。

「いま塗らなくてもよい場合」を書く

塗り替えの時期の目安と一緒に、いま塗らなくてもよい場合を書きます。

色あせだけなら、すぐに雨漏りにつながるわけではないこと。

ひび割れの幅や、はがれの広がり方によって、急いだほうがよい場合と、次の点検まで様子を見てよい場合があること。

塗装店が「いまは塗らなくてよい」と書くのは、損をするように見えるかもしれません。

けれども施主は、この一文を読んで、この会社は売りつけない、と感じます。

いま塗らないと決めた施主も、数年後に塗り替えるときには、真っ先にこの会社を思い出します。

塗り替えの時期の目安を、家の条件ごとに書く

塗り替えの時期は、外壁の材料や、日当たりや、海や山からの距離によって変わります。

一律に「10年ごと」と書くより、日当たりの強い南側から傷みやすいこと、窯業系の外壁は目地から傷みやすいことのように、家の条件ごとの目安を書きます。

施主は自分の家に当てはめて読み、自分で様子を見るときの手がかりにします。

自分で様子を見られるようになった施主は、業者の「すぐに塗らないと危ない」という言葉に振り回されなくなります。

そういう施主が、いざ塗り替えを決めたときに選ぶのは、手がかりをくれた会社です。

契約をその場で決めなくてよいと書く

見積もりのあとに、その場で契約を決めなくてよいことを書きます。

家族と相談してから決めてかまわない、ほかの会社と比べてからでかまわない、と添えます。

訪問販売で契約した場合にはクーリング・オフができることも、知っておいてほしい情報として書いておきます。

自社の不利になりそうな情報をあえて書く会社は、施主から見ると、隠しごとのない会社です。

会社の所在と、担当する人の顔を置く

最初の画面か、そのすぐ下に、会社の住所と事務所の写真、代表者の顔と名前を置きます。

地域で何年営業しているか、この地域でこれまでにどれくらいの家を塗ってきたかも、事実として書きます。

施主が玄関先で警戒するのは、相手がどこの誰か分からないからです。

ページを開いた瞬間に、どこの誰かが分かれば、その警戒の多くは消えます。

最初の画面に置くもの 施主が受け取ること 書き方の例
塗り替えの目安と、急がなくてよい場合 売りつけない会社だ 「色あせだけなら、次の点検まで様子を見ても大丈夫です」
その場で決めなくてよいこと 考える時間をもらえる 「ご家族と相談してから決めてください」
会社の住所と事務所の写真 どこの誰か分かる 事務所の外観と、地図
代表者の顔と名前 顔の見える相手だ 代表者の写真と、ひとことのあいさつ
地域での工事の実績 近所で信頼されている 「この市内で塗らせていただいた家の数」

自社の言葉から、急がせる言葉を探して消す

最初の画面を直す前に、いまのホームページとチラシから、急がせる言葉を探して消します。

今だけ、今月限定、先着、手遅れになる前に、放っておくと大変なことに。

こうした言葉は、書いた本人にはそのつもりがなくても、施主には点検商法の業者と同じ響きで届きます。

消したあとに空いた場所には、急がなくてよい場合の説明や、その場で決めなくてよいという一文を置きます。

言葉を入れ替えるだけで、ページ全体の印象は驚くほど変わります。

最初の画面の文面を、実際に書いてみる

最初の画面に置く文面の例を、1つ書いておきます。

「外壁の色あせだけなら、すぐに塗り替える必要はありません。まずは傷み具合を一緒に確かめましょう。見積もりのあとは、ご家族と相談してからお決めください。」

この3つの文だけで、急がせない姿勢と、相談の進め方と、考える時間をもらえることが伝わります。

その下に、代表者の顔と名前、事務所の住所と写真を並べます。

飾った宣伝文句は要りません。

工事の流れを、途中の写真で見せる

次に、工事の中身を見せます。

仕上がりの写真だけでは腕が伝わらないので、工程を順番に、途中の写真で見せていきます。

外壁塗装の工事の流れ足場と洗浄汚れを落とす乾いたら下地の補修ひび割れを直す直し終えたら3回の塗装色を変えて回数を示す塗り終えたら点検と引き渡し途中の写真を渡す

下地の補修は、写真で見せるほど伝わる

外壁の塗装でいちばん差が出るのは、塗る前の下地の補修です。

ひび割れをどう埋めたか、はがれかけた古い塗膜をどう落としたか、目地の材料をどう打ち直したか。

こうした作業は、塗り終えると見えなくなります。

だからこそ、補修の前と後の写真を並べて見せると、施主はこの会社の丁寧さを工事の前に知ることができます。

塗る回数を、写真で証明する

下塗り、中塗り、上塗りと3回塗るのが一般的な外壁の塗装では、塗る回数が守られているかを施主は確かめようがありません。

下塗りの色と上塗りの色を変えて塗り、それぞれの段階の写真を残しておくと、回数を守っていることが一目で分かります。

工事の途中の写真を、工事が終わったあとに施主へまとめて渡すと、それがそのまま次の施主に見せる事例になります。

写真には、撮った日と、その日に何をしたのかを一言ずつ添えておきます。

施主はその束を見返すたびに、見えない部分まで手をかけてもらったことを思い出してくれます。

1軒の工事を、最初から最後まで追いかける

施工事例のページは、何十軒の仕上がりを並べるより、1軒の工事を最初から最後まで追いかけるほうが伝わります。

どんな傷みがあり、施主がどんなことを心配していて、どう説明し、どんな手順で工事をしたのか。

工事の前の相談から、足場の組み立て、洗浄、補修、塗装、点検、足場の解体まで、写真と短い説明でつなぎます。

1軒分の記録を読んだ施主は、自分の家の工事がどう進むのかを、具体的に思い浮かべられるようになります。

工事の前の相談の様子も見せる

工程の写真と一緒に、工事の前の相談の様子も見せておきます。

外壁のどこを見て、どんな道具で何を測り、施主にどんな説明をしたのか。

梯子に上って高いところを確かめている写真や、ひび割れの幅を測っている写真があると、施主は見積もりの前にどんなことをしてくれるのかが分かります。

相談のときに施主から聞くことも書いておきます。

あと何年その家に住むつもりか、気になっている場所はどこか、予算の考え方はどうか。

聞かれることが分かっていると、施主は家族と話し合ってから相談に臨めます。

見積書は、見本を見せてから出す

見積書は、相見積もりの場でいちばん比べられる書類です。

見積書の見本を、ページに載せておく

実際の見積書から個人が分かる部分を消し、見本としてページに載せておきます。

塗る面積、塗料の名前、塗る回数、足場、洗浄、下地の補修、養生、付帯部の塗装と、項目ごとに分かれていることを見せます。

見本の横に、それぞれの項目が何の作業なのかを短く説明しておくと、施主はほかの会社の見積書を見るときにも、この見本を物差しにします。

物差しを渡した会社が、相見積もりの場で有利になるのは当然のことです。

項目の意味を、打ち合わせで説明する

見積書を渡すときには、項目を1つずつ説明します。

なぜこの面積になるのか、なぜこの塗料をすすめるのか、ほかの塗料にするとどう変わるのか。

説明を聞いた施主は、値段だけでなく、中身で比べられるようになります。

中身で比べてもらえれば、手間をかける職人ほど選ばれやすくなります。

見積書の項目 施主が気にすること 説明のしかた
足場 なぜ必要なのか 安全と、塗りむらを防ぐために組むこと
高圧洗浄 本当にやるのか 汚れを落とさないと塗料がはがれやすくなること
下地の補修 どこをどう直すのか ひび割れと目地の写真を見せて説明する
塗装の面積と回数 水増しされていないか 図面や実測の方法と、塗る回数
塗料の名前 なぜその塗料なのか 住む年数と予算に合わせた選び方
付帯部の塗装 どこまで塗るのか 雨どいや軒天など、塗る部分を写真で示す

色選びを、どう手伝うのかを書く

見積もりの説明と一緒に、色選びの手伝い方も書いておきます。

小さな色見本だけで決めると、塗ったあとに思っていた色と違うと感じることがあります。

大きめの色見本を外壁に当てて、晴れた日と曇りの日で見てもらう。

近所で同じ色を塗った家があれば、案内して実物を見てもらう。

色の組み合わせを、家の写真に重ねて見せる。

こうした手伝い方を書いておくと、色で失敗したくないという施主の不安がやわらぎます。

塗る職人の顔を見せる

見積書と一緒に、実際に塗る職人の顔と名前を見せます。

営業の担当者と、実際に塗る職人が別の会社の人だと、施主は工事の中身を誰に聞けばよいのか分からなくなります。

自社の職人が塗るなら、そのことをはっきり書きます。

一級塗装技能士のような国家検定の資格を持っている職人がいるなら、資格の名前と、どんな検定なのかを短く添えます。

資格の名前を並べるだけでなく、その職人がどんな思いで塗っているのかを一言書くと、施主は顔の見える相手に頼むのだと安心します。

打ち合わせに来る人の話し方

ホームページで信用してもらえても、打ち合わせに来た人の話し方で印象が変わることがあります。

ホームページに書いた急がせない姿勢と、打ち合わせでの話し方がそろっていることが大切です。

打ち合わせでは、施主の話を先に聞き、傷んでいる場所を施主と一緒に見て回り、写真を撮って見せながら説明します。

その場で見積書を出さず、持ち帰って項目を整えてから渡すようにすると、施主は考える時間をもらえたと感じます。

打ち合わせのあとに、話した内容を短くまとめて送ると、家族で相談するときの材料にもなります。

直接の依頼を受ける前に、そろえておくもの

ここまでの話を、直接の依頼を受ける前にそろえておくものとして整理します。

どれも、特別な道具や大きな費用は要りません。

そろえるもの 何のためか 準備のしかた
最初の画面の3つの文 急がせない姿勢を伝える 急がなくてよい場合、相談の進め方、考える時間
代表者の顔写真と事務所の写真 どこの誰かを伝える 明るい場所で正面から撮る
1軒分の工事の記録 腕と丁寧さを伝える 補修の前後と各塗りの段階を撮っておく
見積書の見本 中身で比べてもらう 個人が分かる部分を消し、項目ごとに説明を添える
工事の間の暮らしの表 在宅の不安を消す 段階ごとの影響と、施主に伝えることを書く
保証の中身と点検の予定 工事のあとの安心を伝える 対象になる場合とならない場合を書く

表の上から順にそろえていけば、途中で手が止まっても、そこまでの分はすぐに効き始めます。

工事の間の暮らしを、先に伝える

工事の中身の次は、工事の間の暮らしです。

在宅で仕事をしている人や、小さな子どもや高齢の家族がいる家では、ここが決め手になることもあります。

日数と、毎日の作業の時間

足場を組んでから外すまで、天気がよければ何日くらいかかるのか。

毎日、何時から何時まで作業をするのか。

雨の日はどうするのか。

これを書いておくと、施主は工事の間の予定を立てられます。

洗濯物、窓、車

洗濯物はいつ外に干せないのか、窓はいつ開けられないのか、車はどこに停めておけばよいのか。

塗料のにおいがどれくらい続くのかも、気にする人が多い点です。

工事の段階ごとに、暮らしにどんな影響があるのかを表にしておくと親切です。

近所へのあいさつ

工事の前に近所へあいさつをするか、足場の音や塗料のにおいについて誰が説明するのか。

近所との関係を気にする施主は多く、ここを会社が引き受けてくれると分かれば、それだけで頼みやすくなります。

雨の日と、予定が変わるとき

外壁の塗装は、天気に大きく左右される工事です。

雨の日や、湿気の多い日には塗らないこと、そのために工事の日数が延びることがあることを、先に書いておきます。

予定が変わったときに、誰がどうやって連絡するのかも決めておきます。

施主が不安になるのは、工事が延びること自体より、なぜ延びているのかが分からないときです。

工事の間の報告

工事の間は、その日にどこまで進んだのかを、写真と短い言葉で施主に送ります。

家にいない時間に工事が進む施主にとって、毎日の報告は何よりの安心になります。

この報告の写真が、そのまま工事の途中の記録になり、工事のあとに施主へ渡す写真の束にもなります。

工事の段階 暮らしへの影響 施主に伝えること
足場の組み立て 金属の音が出る 作業の時間と、近所へのあいさつをすること
高圧洗浄 水しぶきが飛ぶ 窓を閉めておく日と、車の置き場所
下地の補修と養生 窓がビニールで覆われる 窓を開けられない期間
下塗りから上塗り 塗料のにおいがする においが続く目安と、洗濯物を干せない日
点検と足場の解体 金属の音が出る 施主と一緒に仕上がりを確かめること

高齢の施主には、家族を交えて説明する

施主が高齢の場合は、打ち合わせや見積書の説明に、できるだけ家族にも同席してもらいます。

家族が遠くに住んでいるなら、説明の内容をまとめて送り、電話で質問を受けることを申し出ます。

点検商法の被害が高齢の方に多いことを家族は知っているので、家族を交えて進める会社には安心して任せられます。

家族を交えることを面倒がらない姿勢そのものが、急がせない会社であることの何よりの証明になります。

工事のあとの約束を、はっきり書く

最後に、工事のあとのことを書きます。

保証の中身

塗装がはがれたり、ふくれたりしたときに、何年間、どんな場合に直してくれるのか。

保証の年数だけでなく、どんな場合が保証の対象になり、どんな場合がならないのかまで書きます。

年数だけを大きく書いた保証は、中身が分からず、かえって疑われます。

工事のあとの点検

工事を終えたあと、1年後や数年後に点検に来ることを書きます。

点検に来る会社は、工事の出来に自信がある会社だと施主は受け取ります。

点検のときに施主と話すことが、次の塗り替えや、知り合いへの紹介のきっかけにもなります。

保証書は、説明しながら渡す

保証書は、郵送で送るより、工事の最後の日に説明しながら手渡します。

どんな場合に保証の対象になり、どんな場合にならないのか、困ったときはどこに連絡すればよいのか。

説明を受けた施主は、この会社は工事のあとも逃げない、と感じます。

保証書と一緒に、次の点検の時期を書いた紙を渡しておくと、施主はその日を覚えておいてくれます。

工事のあとの連絡に、すぐ答える

工事を終えたあとに、施主から「ここが気になる」と連絡が来ることがあります。

そのときにすぐ見に行き、必要なら直す会社は、施主の中で特別な存在になります。

工事のあとの対応の早さは、口コミでも紹介でも、いちばん語られやすい点です。

紹介は、工事の最後の日に生まれる

直接の依頼を増やすいちばん確かな道は、工事を終えた施主からの紹介です。

足場を外す前に、施主と一緒に仕上がりを見て回り、途中の写真をまとめて渡します。

写真を受け取った施主は、それを家族や近所の人に見せます。

その写真に会社の名前とホームページの場所が書いてあれば、紹介は自然に生まれます。

下請けの仕事では、この最後の日の会話が元請けの会社のものになっていました。

直接の依頼では、この会話が自社の評判として積み上がっていきます。

会社の状況によって変わるところ

ここまでの話は、独立して数年の、職人が中心の小さな塗装店を想定してきました。

会社の状況によって、力を入れる場所が少し変わります。

独立したばかりで、施工の実績が少ない

独立したばかりで、自社の名前で塗った家がまだ少ない場合もあるでしょう。

その場合は、下請けとして塗ってきた経験を、工程の説明の中で生かします。

どんな種類の外壁を、どれくらいの年数塗ってきたのかを書き、途中の写真の撮り方をいまから決めておきます。

最初の数軒の施主には、工事の途中の写真をページに載せてよいかを事前に相談し、了解をもらいます。

数軒分の記録がそろうだけで、ページの説得力は大きく変わります。

下請けの仕事を続けながら、直接の依頼を増やしたい

いきなり下請けをすべてやめるのは、資金の面で危うい選択です。

Q&Aサイトの回答者が書いていたように、紹介を受けてから入金までに2〜3か月かかることもあります。

下請けの仕事で資金の土台を保ちながら、自社のホームページを少しずつ育て、直接の依頼の割合を上げていくのが現実的です。

直接の依頼が月に何件あれば下請けを減らせるのかを、先に計算しておくと、焦らずに進められます。

まずは、塗装の基礎を書くところから

直接の依頼がまだ少ないうちは、施主が最初に調べる塗装の基礎を、ホームページに少しずつ書いていきます。

塗り替えの時期の見分け方、色あせとひび割れの違い、見積書の見方、工事の間の暮らし方。

こうした記事は、施主が塗装店を探し始める前から読まれ、会社の名前を覚えてもらうきっかけになります。

職人が現場で施主に何度も説明してきたことを、そのまま文章にすれば十分です。

屋根の工事や防水の工事も手がけている

外壁の塗装だけでなく、屋根の工事やベランダの防水も手がけている会社は、工事ごとにページを分けます。

屋根の工事は、点検商法でいちばん狙われやすい分野です。

屋根のページでは特に、急がなくてよい場合の見分け方と、点検のあとに無理にすすめないことを、はっきり書いておきます。

元請けの会社との関係を、急に切らない

直接の依頼が増えてきても、元請けの会社との関係を急に切る必要はありません。

直接の依頼が少ない季節に、下請けの仕事で職人の手を空けずに済むこともあります。

大切なのは、どちらの仕事も、自社の職人が同じ手順で、同じ丁寧さで塗ることです。

下請けの現場でも途中の写真を撮らせてもらえるなら、それは自社の経験の記録として残せます。

職人が何人もいる会社

職人が何人もいる会社では、誰がどの家を塗るのかが施主から見えにくくなります。

職人ごとの紹介を用意し、見積もりの段階で、担当する職人の名前を伝えるようにします。

施主にとっては、実際に塗る人の顔が分かっていることが、何よりの安心になります。

地域の名前でページを作る

施主は、地域の名前と一緒に塗装店を探します。

自社が普段工事をしている市や町の名前を、所在地や施工事例の中に自然に入れておきます。

施工事例に、どの町のどんな家を塗ったのかを書いておくと、同じ町の施主が検索したときに見つけてもらいやすくなります。

ただし、地域の名前だけを変えた同じ内容のページを大量に作るのは避けます。

中身の無いページが並ぶと、施主にも検索にも、かえって信用されなくなります。

季節によって、依頼の数は変わる

外壁の塗り替えは、気候の穏やかな春と秋に依頼が集まりやすく、梅雨や真冬は少なくなりがちです。

依頼が少ない時期こそ、施工事例を書き足したり、見積書の見本を整えたりする時間に充てます。

依頼が集まる時期の前にページが整っていれば、同じ季節でも依頼の中身が変わります。

施主の家族が読むことを考える

塗り替えは、家族で相談して決めることが多い工事です。

施主本人が相談に来ても、決めるのは配偶者や、離れて暮らす子どもだということもあります。

打ち合わせで話した内容を短くまとめたものや、見積書の見本の説明は、その場にいない家族が読むことを考えて書きます。

家族の誰が読んでも同じ説明が伝わる会社は、家族会議の場で選ばれやすくなります。

直したあとに見る数字

ページを直したら、効いているかどうかを数字で確かめます。

見積もりの依頼の数と、どこから来たか

いちばん大事なのは、自社のホームページからの見積もりの依頼の数です。

依頼の入力欄に、どこで会社を知ったかを選ぶ欄を入れておくと、紹介サイト、検索、チラシ、紹介のどこから来たのかが分かります。

外壁の塗り替えは季節の影響を受けるので、前の年の同じ時期とも比べます。

見積もりから契約に進んだ割合

見積もりを出した施主のうち、何人が契約に進んだかを数えます。

見積書の見本を載せたり、途中の写真を見せたりしたあとで、この割合が上がっていれば、中身で比べてもらえている証拠です。

紹介で来た依頼の数

工事を終えた施主からの紹介で来た依頼の数も、数えておきます。

この数が増えていけば、直接の依頼の土台が育っていることになります。

見る数字 数え方 下がっていたら見直す場所
ホームページからの見積もりの依頼 月ごとに数え、前の年の同じ時期と比べる 最初の画面と、急がせない姿勢の書き方
どこで会社を知ったか 依頼の入力欄の選択肢で集計する 反応の少ない入り口を続けるかどうか
見積もりから契約に進んだ割合 見積もりを出した施主のうち契約した数 見積書の見本と、打ち合わせでの説明
紹介で来た依頼の数 紹介者の名前を聞いて記録する 工事の最後の日の渡し方

よくある質問

Q1. 紹介サイトは使わないほうがよいですか

使ってかまいません。

ただし、塗る気のない人からの依頼が混ざること、相見積もりが前提であること、入金までに時間がかかることを覚悟しておきます。

紹介サイトで名前を見た施主は、会社の名前で検索して自社のホームページを開くので、そのときに納得できる状態にしておくことが大切です。

紹介サイトから来た施主に、自社のホームページの見積書の見本や工事の記録を案内すると、相見積もりの中で一歩抜け出せます。

Q2. 無料点検を案内するのはやめたほうがよいですか

点検そのものは施主の役に立ちます。

案内するなら、点検のあとに無理に工事をすすめないこと、結果を写真つきで渡すこと、会社の所在と担当者の名前を、同じ紙やページにはっきり書きます。

「無料」を大きく打ち出すより、点検で何をして、何を渡すのかを書くほうが信用されます。

点検の結果、いまは工事が要らないと分かったときに、そう伝えた事例をページに載せておくと、点検の案内そのものが信用されるようになります。

Q3. 「いまは塗らなくてよい」と書くと、依頼が減りませんか

一時的に減ることはあるかもしれません。

けれども、その一文を読んで信用した施主は、塗り替えの時期が来たときに真っ先に声をかけてくれます。

点検商法への警戒が強い今、売りつけない姿勢は、ほかの会社との違いとして最もはっきり伝わる点です。

Q4. 施工事例は何件くらい載せればよいですか

件数より、1軒ごとの中身が大切です。

1軒の工事を、相談から足場の解体まで途中の写真で追いかけた記録が数件あれば、仕上がりの写真を何十件並べるより伝わります。

記録には、施主が最初に何を心配していて、工事のあとにどう感じたのかも、了解をもらったうえで添えます。

同じ心配を抱えている施主が、その記録を読んで相談を決めることがよくあります。

Q5. 見積書に項目を細かく書くと、ほかの会社に真似されませんか

見積書の書き方を真似されても、実際に塗る回数や補修の丁寧さまでは真似できません。

項目を分けて書くことは、施主が中身で比べるための物差しを渡すことです。

物差しを渡した会社ほど、相見積もりの場で選ばれやすくなります。

見積書の見本を見た施主が、ほかの会社に同じ項目で見積もりを出してほしいと頼むこともあります。

そうなれば、相見積もりの場そのものが、中身で比べる場に変わっていきます。

まとめ

外壁の塗り替えを考える人は、点検商法の相談が年に2万件近く寄せられる中で、塗装店そのものに身構えています。

国民生活センターが公表した数字によれば、その件数はこの2年で1.5倍を超えました。

値引きやキャンペーン、無料点検、塗料の性能の自慢は、この警戒をかえって強めてしまいます。

腕のある職人ほど、値段の比べ合いの中で損をしています。

急がせないことを最初に書き、会社の所在と担当する人の顔を見せ、工程を途中の写真で見せ、見積書の見本を渡し、工事の間と工事のあとの約束をはっきり書く。

施主の不安の順番にページを並べ直すと、職人の丁寧さが工事の前から伝わり、相見積もりの場でも中身で選ばれるようになります。

その積み重ねが、下請けから抜け出し、直接の依頼で仕事を回していくための土台になります。

Q&Aサイトの相談者は、仕事には自信がある、施主が満足する工事ができる、と書いていました。

その自信を、工事の前に施主へ見せる形に置き換えることが、この記事でお伝えしたかったことです。

紹介サイトを使うにしても、チラシを配るにしても、最後に施主が開くのは自社のホームページです。

そこで施主の不安が1つずつ消えていけば、腕のある職人は、値段の比べ合いから少しずつ抜け出していけます。

より詳しい考え方や、ほかの業種での例は、合同会社謙虚のトップページでもご紹介しています。

今日できる点検

最後に、今日のうちに確かめられることを表にまとめます。

点検すること 確かめ方 できていなかったら
急がせる言葉が残っていないか 「今だけ」「今月限定」「手遅れ」で自社のページを探す 削って、急がなくてよい場合の説明に替える
会社の所在と代表者の顔が最初に見えるか スマートフォンでホームページを開く 住所、事務所の写真、代表者の顔を上に移す
途中の写真があるか 施工事例のページを見る 次の工事から、補修と各塗りの段階を撮る
見積書の見本があるか 見積もりの案内のページを見る 個人が分かる部分を消して見本を載せる
工事の間と工事のあとの説明があるか 施主の目で、工事の流れを追う 暮らしへの影響の表と、保証の中身を書く

スマートフォンで自社のホームページを開き、「今だけ」「今月限定」のような急がせる言葉が最初の画面に無いかを確かめてください。

あれば、そこが最初に直す場所です。

消したあとの空いた場所に、急がなくてよい場合の説明を一文だけ書き足してみてください。

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合同会社謙虚 代表社員。20代から、売る言葉だけを仕事にしてきました。電話営業で受話器を握っていた時代から、数千社のWEB集客に関わったいままで。詳しいプロフィールはこちら

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