ブログ集客の効果測定というと、多くの方がまずPV数(ページビュー)を確認します。しかし、PV数だけを追いかけていると、実際にはビジネスに貢献していない記事を「成果が出ている」と誤解してしまうことがあります。
この記事では、特に人員や時間が限られる小規模事業者が、ブログ集客の効果を正しく測定するための考え方と具体的な指標を整理します。
PV数だけでは判断できない理由
PV数は「どれだけ読まれたか」を示す指標であって、「事業にどれだけ貢献したか」を示す指標ではありません。検索意図が「知りたい」に分類されるような一般的な調べ物の記事は、PVは多くても問い合わせにはつながりにくい傾向があります。逆に、PVが少なくても購入検討段階の読者が読む記事であれば、少ない訪問者から着実に問い合わせが生まれることもあります。効果測定の第一歩は、PV数を主役の指標から外し、目的に応じた指標を選び直すことです。
見るべき指標は無料ツール2つで揃う
小規模事業者であっても、Google Search ConsoleとGoogleアナリティクスという2つの無料ツールがあれば、必要な効果測定はほぼ完結します。
| 指標 | 確認できるツール | 何が分かるか |
|---|---|---|
| 表示回数・クリック数 | Search Console | どの検索語でどれだけ見られ、クリックされているか |
| 平均掲載順位 | Search Console | 狙った検索語でどの順位に表示されているか |
| 指名検索数 | Search Console | 自社名やサービス名での検索が増えているか(認知の指標) |
| コンバージョン数 | Googleアナリティクス | 問い合わせや資料請求など、事業成果に直結する行動が起きたか |
| 記事ごとの直帰率・滞在時間 | Googleアナリティクス | 読者が内容に満足して読み進めているか |
効果測定は週次でなく「月次・四半期」で見る
ブログの効果は日々の細かい変動に左右されやすいため、短期的な数字の増減に一喜一憂すると判断を誤ります。特にアクセス数が少ない小規模事業者のサイトでは、数件の変動が割合として大きく見えてしまうため、最低でも月単位、可能であれば四半期単位で傾向を確認することをおすすめします。季節性のある業種であれば、前月比ではなく前年同月比で見ることも重要です。
「指名検索数」は成果が出始めたサイン
問い合わせ数がまだ少ない段階でも、自社名やサービス名で検索される「指名検索」が増えているかどうかは、ブログが認知形成に貢献しているかを示す先行指標になります。一般的な検索語での問い合わせは競合との比較を経るため成約までの距離が長い一方、指名検索を経由した問い合わせは、すでに自社を認識したうえでの行動である分、成約に至る割合が高くなる傾向があります。問い合わせ数だけを見て「成果が出ていない」と判断する前に、指名検索の推移も確認してください。
記事単位で「役割」を決めてから測定する
効果測定を機能させるには、そもそも各記事にどんな役割を期待しているかを事前に決めておく必要があります。認知拡大が目的の記事であれば表示回数と指名検索数を、直接の問い合わせ獲得が目的の記事であればコンバージョン数を主指標にするというように、記事の目的と測定指標を一致させることで、初めて「この記事は成功している」「この記事は見直しが必要」という判断ができるようになります。
自社のマーケティング課題を根本から解決しませんか?
ウェブサイトから要素を引き算し、訪れた人が迷わず次の一歩に進む形へ組み直す。初回60分のオンラインで御社のサイトを一緒に読み、どこから直すべきかをお伝えします。手順をまとめた無料の診断と解説動画もご用意しています。
初回は無料・60分・オンライン完結・その場で契約のお願いはいたしません

