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  3. Bing Places for Businessの登録と確認の手順 Bingと地図に出る自社情報の整え方

Bing Places for Businessの登録と確認の手順 Bingと地図に出る自社情報の整え方

2026 10/27
2026年10月27日
中野輝規
Bing Places for Businessの登録と確認の手順 Bingと地図に出る自社情報の整え方

Bing Places for Businessに自社を登録したい。日本で使えるのか、確認はどうやって済ませるのか、Googleビジネスプロフィールから取り込めるのか。この記事は、そう考えている店舗や事業所の経営者と担当者に向けて書いています。

Microsoftの公式の資料を、2026年10月27日に実際に開いて確かめた範囲だけで答えます。公式で確かめられなかったことは、書かずに「確かめられなかった」と書きます。

目次

先に答え:登録は無料で、日本も対象。確認まで済ませて初めて公開に進む

結論から書きます。Bing Places for Businessは、Bingの検索結果とBing地図に出る自社の登録情報を、事業者が自分で作って管理するための無料の窓口です。

日本で使えるかどうかも、公式で確かめられました。登録の入口になるBing Places for Businessの画面が読み込む設定値に、対応している国の一覧があり、その中に日本が入っています。

ただし、登録しただけでは公開されません。確認(認証)を済ませてから、公開の作業に進みます。

確認の方法は、電話、テキストメッセージ、メール、郵便の4つ

公式のヘルプは、登録情報を確認する方法として、電話、郵便、メール、テキストメッセージの4つを挙げています。一部のオプションは、すべての事業者が使えるわけではない、とも書かれています。

すでに別の場所で確認が済んでいる場合は、確認の手間が省ける経路もあります。その経路は、後の節で表にします。

公開までは、確認の完了から7〜12暦日

公式のヘルプには、次の一文があります。

「登録情報の確認が正常に完了した後、通常は7-12暦日で公開され、Bingに表示されます。」

つまり、登録した当日に検索へ出るわけではありません。店の開業日や、キャンペーンの開始日に間に合わせたいなら、少なくとも2週間前には着手する必要があります。

この記事の軸:登録の手順より、情報の出どころをそろえること

登録の手順を並べた記事は、すでにいくつもあります。この記事が軸に置くのは、その先です。

公式のヘルプには、Bingがローカル情報を作るときに、Bing Places以外にも複数のデータソースを使う、と書かれています。登録を終えても、他の情報源と食い違っていれば、画面に出る内容は思いどおりになりません。

登録の手順と、食い違いを防ぐ考え方を、順に説明します。

先に断っておくこと

この記事の作業をすれば、Bingの検索結果や地図の上位に必ず出るとは言えません。公式のヘルプにも、順位を約束する記述はありません。

Microsoft Copilotの答えに、登録した情報が使われるかどうかも、公式のヘルプでは確かめられませんでした。Bing Blogsの記事は、今後の予定としてBing地図とCopilotとの連携を深めると書いています。現時点の仕様として書かれているわけではないため、この記事では断定しません。

全体像を、先に表で見る

知りたいこと 公式で確かめた答え 確かめた資料
何をする窓口か Bing検索とBing地図に出る登録情報を、事業者が作って管理する無料のサービス Bing Blogsの記事とヘルプ
日本で使えるか 対応国の一覧に日本が入っている 画面が読み込む設定値
確認の方法 電話、郵便、メール、テキストメッセージ 日本語のヘルプ
公開までの日数 確認の完了後、通常は7〜12暦日 日本語のヘルプ
Googleから取り込めるか 取り込める。確認済みなら自動で確認される 日本語のヘルプ
Copilotとの関係 公式のヘルプには記述が見つからなかった 確かめられなかった

Q&Aサイトで見かけた、Bing Placesの「セグメント」で止まる声

先日、Q&Aサイトでこのような切実な悩みを拝見しました。投稿者は、Bing Places for Businessに登録しようとして、「事業のセグメント」と「カテゴリー」を入力する場面で手が止まっていました。

質問の中心は、「事業のセグメントとは何を指しているのか」という点です。画面の言葉の意味が分からず、先へ進めなくなっていました。

寄せられた回答は、会計の用語の説明だった

この質問には、1件の回答がついていました。内容は、企業が会計情報を開示するときの「セグメント」という言葉の定義です。

用語としては正しい説明です。ただ、Bing Placesの画面で何を選べばよいかには、答えていませんでした。

画面の言葉は、公式ブログの使い方で読める

Microsoftが2025年10月3日に公表したBing Blogsの記事に、「事業のセグメント」にあたる使い方が出てきます。この記事は、登録情報の推奨を出す仕組みを、登録情報の状態と、事業の区分に応じて提案するものだと説明しています。

区分ごとの提案の例として、飲食店にはメニューのリンクやオンライン注文のリンクを足すことが挙げられています。つまり、ここでの区分は、飲食店、ホテルといった事業の種類のことだと読めます。

悩みの正体は、日本語の画面に出る用語と、自社の事業を結ぶ手間

投稿者が止まったのは、画面の用語が自社の事業のどれに当たるかを、判断する材料がなかったからです。

この種の迷いは、登録の前に自社の情報を整理していれば、大半が防げます。入力する項目の答えを、先に1枚の表にしておく方法を、後の節で説明します。

この質問から引き出せる、事業者向けの問い

投稿者の悩みを、事業者の立場に置き換えると、次の問いになります。

自社の事業は、画面のどの区分に当たるのか。主に選ぶカテゴリーは何か。確認の方法は、どれが使えるのか。

この記事は、この3つの問いに答える順に進めます。

悩みを、表で整理する

投稿者が止まった場所 原因の見立て この記事で扱う節
事業のセグメントの意味 画面の用語と自社の事業が結びつかない 登録の手順を、公式のヘルプの順に並べる
カテゴリーの選び方 主なカテゴリーを決める基準がない カテゴリーと基本情報の決め方
登録後に何が起きるか 公開までの流れを知らない 公開までの流れ

Bing Places for Businessは、何をする窓口なのか

名前が長いため、この記事では以後「この窓口」と書く場面があります。公式の説明を、先に整理します。

公式の日本語ヘルプによる説明

日本語のヘルプには、次の説明があります。

「Bing Places for Businessは、企業が既存の登録情報を取得・管理したり、新たに追加したりすることで、顧客に表示される情報を管理できる、Bingの無料サービスです。」

要点は3つあります。無料であること、すでにある登録情報を自分のものにできること、新しく追加もできることです。

入口の住所が変わっている

Microsoftは2025年10月3日、Bing Blogsの記事で、新しいBing Places for Businessの提供開始を発表しました。この記事によると、入口のドメインは、bingplaces.comからbing.com/forbusinessに変わります。

古い手順の記事を読むと、画面の見た目や入口の名前が合わないことがあります。ここまでの変更は、公式ブログに書かれた事実です。

以前のアカウントは、自動で新しい画面に移った

同じ記事には、以前からの利用者とその登録情報は、新しいアカウントへ自動で移行される、と書かれています。以前の認証情報でサインインすると、新しい画面に案内されます。

古い登録情報を持っている事業者は、登録し直す必要はありません。まずサインインして、中身を見直すところから始められます。

新しい画面で加わった機能

公式ブログは、新しい画面の特徴として、次の点を挙げています。

  • Googleからの取り込みが、速く、確実になった
  • 一覧の管理や、一括の編集の道具が整った
  • 推奨の機能で、足りない情報や写真を提案する

推奨の機能は、写真の追加や、ウェブサイトのリンク、営業時間、ソーシャルメディアのリンクといった、足りない項目を案内するものだと説明されています。

窓口の働きを、表で整理する

項目 公式の説明 事業者にとっての意味
費用 無料のサービス 登録そのものに費用はかからない
対象 Bing検索とBing地図に出る登録情報 検索と地図の両方に関わる
入口 bing.com/forbusiness 古い入口は新しい画面へ移る
以前のアカウント 自動で新しいアカウントへ移行 登録し直さなくてよい
推奨の機能 足りない情報や写真を提案 入力の優先順位が分かる

登録した情報は、Bingのどこで使われるのか

登録する前に、情報がどこに出るのかを知っておくと、入力の優先順位が決まります。公式の資料で確かめられた範囲を、順に書きます。

確かめられた表示先:Bing検索とBing地図

公式ブログは、この窓口を、登録情報がBingの検索結果とBing地図に出るための場所だと説明しています。顧客が事業者を見つけやすくなる、というのがMicrosoftの説明です。

同意の文言にある、Microsoftとパートナーの製品

登録の画面には、送信するときの同意の文言があります。その文言には、登録情報がMicrosoftおよびMicrosoftのパートナーの製品に表示される場合がある、と書かれています。

具体的にどの製品に出るのかは、この文言には書かれていません。製品名を挙げた記述は、今回開いた公式の資料からは確かめられませんでした。

Microsoft Copilotとの関係は、確かめられなかった

公式ブログには、今後の方向として、Bing地図とCopilotとの連携を深めることが書かれています。「今後」と書かれているため、現時点でCopilotの答えに登録情報が使われると、断定することはできません。

Copilotが自社について誤った答えをするときの直し方は、別の記事で整理しています。

→ Microsoft Copilotが自社について間違ったことを答えるときの対処法

表示先を、表で整理する

表示先 公式で確かめられたか 根拠
Bingの検索結果 確かめられた Bing Blogsの記事
Bing地図 確かめられた Bing Blogsの記事、日本語のヘルプ
Microsoftのパートナーの製品 表示される場合があるとだけ確かめられた 画面の同意の文言
Microsoft Copilot 今後の連携予定のみ。現在の仕様は確かめられなかった Bing Blogsの記事
ChatGPTなどの他社のAI 公式の資料に記述が見つからなかった 確かめられなかった

日本で使えるかどうか、確かめられたことと確かめられなかったこと

日本の事業者が最初に知りたいのは、この窓口が日本で使えるかどうかです。

確かめられたこと

窓口の画面は、日本語のヘルプを備えています。また、画面が読み込む設定値には、対応している国の一覧があり、その中に日本が入っています。

この設定値は、説明の文章とは違い、画面の動きを決めるデータです。公式サイトそのものが持つ情報ですが、Microsoftが対応国を説明する文書ではありません。この点は、割り引いて読んでください。

同じ設定値には、住所の入力で郵便番号を必須にする国の一覧もあり、日本が入っています。日本の事業者は、郵便番号を省いて登録できないと考えておくのが安全です。

確かめられなかったこと

日本向けに限った手順の説明や、日本の郵便での到着日数は、公式の資料に書かれていませんでした。ヘルプには、はがきの到着の目安として、米国内で5〜6営業日、地域や郵便サービスによっては最長12営業日、と書かれています。日本の目安は、この範囲を参考にするしかありません。

お知らせの機能については、画面の設定値のうち、バナー表示の対象国として米国、英国、カナダが並んでいます。日本は入っていませんでした。

日本で使えるかを、表で整理する

確かめたい点 結果 根拠
日本が対応国に入っているか 入っている 画面が読み込む設定値
日本語で読めるヘルプがあるか ある 日本語のヘルプ
郵便番号は必須か 日本は必須の国に入っている 画面が読み込む設定値
日本のはがきの到着日数 公式に記述なし。最長12営業日が上限の目安 日本語のヘルプ
お知らせのバナー 設定値の対象国に日本は入っていない 画面が読み込む設定値

登録の手順を、公式のヘルプの順に並べる

日本語のヘルプに書かれた順序で、登録の流れを説明します。画面の細かい見た目は変わることがあるため、順序と考え方を中心に書きます。

Bing Placesの登録から公開までの流れ既存を探す名前と住所でなければ要求か作成情報を入力入力確認する電話や郵便完了後公開される確認後7〜12日

図で見る:既存を探してから、要求か新規作成へ

図の4つの箱は、ヘルプの順序です。ヘルプは最初に、Bingで事業を検索して、すでに一覧に出ているかどうかを確かめるよう案内しています。

この確認を飛ばして新規に作ると、同じ事業の登録が2つできます。重複した登録情報は、ヘルプに独立した項目があります。後の節で説明します。

段階1:Bingで自社の名前と住所を検索する

ヘルプの案内は、事業の名前と完全な住所で検索し、すでにBing地図に出ているかを見ることから始まります。検索するときは、正しい国を選び、事業名と場所を入れて検索します。

複数の結果が出たときは、事業の住所に合う登録情報を選びます。同じ事業の重複した登録情報があれば、重複として報告するよう書かれています。

段階2:サインインしてアカウントを用意する

ヘルプには、「Bing Placesアカウントの作成は簡単です。サインインするだけで済みます。」という説明があります。無料のMicrosoftアカウントで入るか、GoogleやFacebookのアカウントで入ることもできます。

ここで決める点があります。ヘルプには、次の一文があります。

「請求または作成した登録情報は、サインインに使用したメール資格情報に関連付けられます。」

担当者の個人のメールで登録すると、その人が異動や退職をしたときに、管理できなくなります。会社が引き継げるアカウントで入るのが、ここでの対策です。

段階3:すでにある登録情報を要求するか、新しく作る

検索で自社が見つかり、まだ誰にも要求されていなければ、登録情報の要求に進めます。すでに他の人が要求している場合は、ヘルプの「アクセスの要求」の項に従います。

自社が見つからなければ、「新しいビジネスの作成」を選んで、事業の詳細を入力します。

段階4:基本の情報を入力する

ヘルプが挙げる入力の決まりを、後の節で表にまとめます。ここで先に言えるのは、入力した内容が、他の情報源と食い違わないようにすることです。

ヘルプには、登録を要求した場合、多くの項目があらかじめ入力されるが、正確かどうかを見直すよう勧める、と書かれています。入力が完成しているほど、Bingの利用者に伝わる情報が良くなる、というのがMicrosoftの説明です。

段階5:確認を済ませ、保存して公開に進む

情報が正確で完全であることを確かめたら、保存をクリックして、公開の工程を始めます。確認が完了していないうちは、編集が制限されることがあります。確認が成功すると、全面的に編集できるようになります。

手順を、表で整理する

段階 公式のヘルプの案内 つまずきやすい点
1 既存を検索 事業名と完全な住所、正しい国で検索する 検索せずに作って重複が生まれる
2 サインイン サインインするだけでアカウントができる 個人のメールで作って引き継げない
3 要求か作成 未要求なら要求、要求済みならアクセス要求、なければ新規 他の人が先に要求している
4 基本情報 事業名、住所、電話、カテゴリ、営業時間を入力 他の情報源と食い違う
5 確認と公開 確認を済ませて保存。確認後に公開の工程へ 確認を後回しにして公開されない

確認の方法は4つ。使える方法は事業によって違う

確認は、あなたが事業の正当な所有者か代表者であることを示す手続きです。ヘルプは、確認の意味を次のように説明しています。

「登録情報を確認すると、承認されていない変更から保護されます。」

4つの方法と、それぞれの条件

ヘルプは、確認の方法として、電話、郵便、メール、テキストメッセージを挙げています。一部の方法は、すべての事業者が使えるわけではありません。

電話の確認は、既存の登録情報に、編集されていない事業の電話番号がすでにある場合だけ使えます。電話では音声で6桁の番号が読み上げられるため、筆記用具を用意するよう案内されています。

テキストメッセージは、事業の電話が受信できる場合に使えます。メールは、事業にドメインを持つメールがある場合に、そのアドレスで番号を受け取れます。

郵便は、日数に余裕を見る

郵便の確認では、はがきに番号が書かれて届きます。ヘルプによると、はがきは通常5〜6日以内に届き、お住まいの地域や郵便サービスによっては最長で12営業日かかる、と書かれています。

この期間を過ぎても届かない場合は、サポートに問い合わせるよう案内されています。確認を要求してから、少なくとも12日は待つように、という記述もあります。

自動で確認が済む場合がある

確認の手間が省ける経路が、ヘルプに2つ書かれています。

1つは、Googleビジネスプロフィールで事業がすでに確認されている場合です。ヘルプには「Googleビジネスプロフィールでビジネスがすでに確認されている場合、Bingはインポートされた登録情報を自動的に確認します」とあります。

もう1つは、事業のウェブサイトがBing Webmaster Toolsに登録され、確認済みの場合です。同じウェブサイトを使った登録情報は、自動的に確認される、と書かれています。

Bing Webmaster Toolsへの登録の考え方は、別の記事で整理しています。

→ Bing SEOのやり方 Googleと共通の対策とBingだけ別に要る作業の点検表

番号が通らないときの切り分け

ヘルプには、確認用の番号が機能しないときの原因が書かれています。代理店や別の担当者が、別のアカウントで確認を始めていた可能性があるため、その同じアカウントで番号を入力する必要があります。

正しいアカウントを使っているのに通らないときは、6桁の番号の入力ミスを疑います。それでも通らなければ、新しい番号を受け取るか、サポートに問い合わせます。

メールで番号を請求するときは、アカウントのメールが受信できるものかを、先に確かめます。アカウントのメールは、基本の詳細の画面で変更できます。

確認の方法を、表で整理する

方法 使える条件 注意点
電話 既存の登録情報に、編集されていない事業の電話番号がある 音声で6桁の番号が読まれる。筆記用具を用意する
テキストメッセージ 事業の電話でテキストを受信できる 事業の電話番号がテキストを受け取れることが前提
メール 事業のドメインのメールがある ヘルプは、Gmailなどの公開のメールアドレスはサポートされていないと書いている
郵便 住所に郵便が届く 通常5〜6日、最長12営業日
自動の確認 Googleで確認済み、またはBing Webmaster Toolsで確認済み 事前に別の場所での確認が必要

Googleビジネスプロフィールから取り込むと、何が起きるのか

すでにGoogleビジネスプロフィールを整えている事業者は、取り込みの機能を使うと、入力の手間を減らせます。ヘルプに書かれた仕様を、順に説明します。

取り込みの流れ

ヘルプの案内では、まず「Googleビジネスプロフィールからインポート」を選び、Googleビジネスプロフィールにサインインします。すると、検出された登録情報を取り込めます。

取り込む登録情報を、手動で選ぶことはできません。ヘルプには、システムがGoogleのアカウントから、対象になる登録情報を自動で見つけると書かれています。

同じ登録情報があるときは、Googleの内容で上書きされる

ヘルプには、Googleのアカウントをつなぐと、Googleのアカウントで加えた変更が、次に同期したときにBingの登録情報へ反映される、と書かれています。さらに、登録情報が一致する場合は、BingはGoogleのデータで、Bing側の登録情報を上書きします。

Bing側だけで手を入れた内容は、次の同期で消える可能性があります。取り込んだあとに、Bing独自の項目を足す場合は、この上書きの仕様を知っておく必要があります。

つないだ登録情報は、Bingの画面で直接編集できない

ヘルプには、次の一文があります。

「現在、Googleビジネスプロフィールにリンクされているリスティングの Bing Places for Businessダッシュボードでは直接編集できません。Googleの登録情報を更新してから、Bing Placesと同期します。」

つまり、つないだあとの直し方は、Googleの側で直して、同期して反映させる流れに決まります。営業時間の変更を、Bingの画面で直そうとしても、受け付けられません。

同期の頻度は、毎週、隔週、毎月から選べる

同期の設定では、毎週、隔週、毎月のどれで同期するかを選べます。同期をオフにする方法もヘルプにあります。ただし、同期をオフにしても、Googleビジネスプロフィールとのリンクは解除されません。将来の同期が止まるだけです。

取り込みの注意点を、表で整理する

項目 ヘルプの記述 事業者が取る行動
登録情報の選択 手動では選べず、自動で検出される 取り込み後に、不要な登録情報がないか見る
内容の上書き 一致する登録情報は、Googleのデータで上書きされる 元の情報はGoogle側で直す
直接の編集 つないだ登録情報は、Bingの画面で編集できない 変更は、Googleで直してから同期する
同期の頻度 毎週、隔週、毎月から選べる 営業時間を変える週は、同期の日を確かめる
同期をオフにする リンクは解除されず、将来の同期が止まる 解除したいときは、サポートに確認する
重複 同期で重複した登録情報が作られる場合がある 同期の後に、一覧を見直す

登録後に止まりやすい原因

登録を済ませたあとに、公開が進まない、情報が反映されない、という相談は多くなります。ヘルプの記述から、止まりやすい場所を整理します。

公開待ちの状態が続くとき

登録情報の状態に「公開待ち」と出ている間は、Bingが情報を処理して同期している最中です。ヘルプによると、ダッシュボードの状態が更新される前に、Bingで公開されることもあります。

標準の公開期間である7〜12日を過ぎても進まないときは、サポートに問い合わせるよう案内されています。処理の途中で頻繁に変更を加えると、遅れる場合があるため、公開の工程が終わるまで待ってから次の更新をします。

事業名の決まり

ヘルプには、事業名の決まりがいくつかあります。90文字を超えてはいけません。正式な名前の一部である場合を除いて、「best」「cheap」「closed」といった形容を入れてはいけません。場所の名前も入れないよう、書かれています。

店ごとの呼び名は、別名の欄に入れます。すべての場所で同じ事業名を使うことが前提です。

住所を公開しない事業の場合

顧客の所在地で仕事をする事業は、検索結果から住所を非表示にできます。ヘルプには、住所を非表示にするには、完全な住所と選んだカテゴリが必要だと書かれています。

住所は公開されなくても、確認のために内部では必要です。営業する地域は、サービスエリアとして最大20か所まで追加できます。

移転した場合は、古い登録情報を更新しない

ヘルプは、移転した事業について、古い登録情報を新しい住所に書き換えないよう勧めています。理由として、古い登録情報には以前の住所と結びついたデータの出どころが残っていて、競合が起きる場合がある、と説明しています。

新しい住所で新しい登録情報を作り、古い登録情報を閉業としてマークします。閉業とマークされた登録情報は、検索結果の上位には出にくくなり、約6か月後にBingから削除される、と書かれています。

入力の決まりを、表で整理する

項目 ヘルプの決まり 守る方法
事業名 90文字以内。形容や場所の名前を入れない 看板や登記と同じ名前にする
カテゴリ 主なカテゴリ1つと、追加の9つまで 主なカテゴリを、中心の事業で決める
写真 最大100枚。480×360ピクセル以上 外観と内観を先に入れる
ウェブサイト 事業のサイトのリンク。公開のドメインは不可 自社のドメインのページを入れる
営業時間 1日に最大2つの時間帯 昼休みを分けて入れる
サービスエリア 最大20か所 営業する市区町村を絞って入れる

解決の軸:自社サイトを元の情報にして、Bingの出どころをそろえる

ここからが、この記事の軸です。登録と確認を済ませても、Bingが別の情報源の内容を優先すれば、画面に出る内容は変わります。

Bingは、複数のデータソースから情報を作っている

ヘルプには、次の記述があります。

「Bingでは、多くの内部データソースと外部データソースを使用して、ローカル登録情報に表示される情報を設定します。」

この窓口は、その情報の主要な送り元の1つにすぎません。自社の情報が、窓口の中だけで正しくても、足りないことがあります。

他の情報源が優先される場合がある

ヘルプは、この窓口を推奨されるデータの送り元の1つとしたうえで、他の情報源のほうが新しい場合や、窓口から得るデータと複数の食い違いがある場合は、他の情報源が優先されると書いています。例として、窓口のデータが6か月を超えて更新されていない場合が挙げられています。

登録して放置するのが、いちばん危険な状態です。6か月に1度は、内容を見直す必要があります。

食い違いを防ぐ考え方

ヘルプは、すべてのオンラインの場所で、会社名、住所、電話番号、ウェブサイトなどを一貫させて、最新の状態に保つよう勧めています。

実際の作業は、自社サイトの会社概要のページを元の情報に決めて、Bing、Google、Appleの側を、同じ内容に合わせることです。Appleの側の整え方は、別の記事で説明しています。

→ Apple Business Connectの登録は今こう変わった Appleマップの自社情報の整え方

元の情報を、表で整理する

項目 元の情報の置き場所 合わせる先
事業名 自社サイトの会社概要 Bing、Google、Appleの登録情報
住所 会社概要の所在地 郵便番号まで同じ表記にする
電話番号 会社概要の代表番号 事業の電話として登録する
営業時間 店舗のページ 臨時休業の日も、先に入れる
ウェブサイト 自社のドメイン 各登録情報のリンクに入れる

登録後の運用:月1回の見直しを、担当者つきで決める

登録と確認が済んだ後は、内容が古くならないようにする作業が残ります。公式のヘルプから、運用に使える記述を拾います。

月1回の見直しの手順

ヘルプは、レビューサイトやその他の地図、ソーシャルメディアなど、ウェブ全体で事業の詳細を最新の状態に保つよう勧めています。見直しは、次の順で進めます。

  1. 自社サイトの会社概要を開き、元の情報を確かめる
  2. Bingで自社の名前を検索して、地図と検索結果の内容を見る
  3. 食い違いがあれば、Googleの側かBing Placesの側のどちらを直すか決める
  4. 直したら、公開の工程が終わるまで待ち、日付を記録する

つないだ登録情報は、Bingの画面で直接編集できません。Googleの側で直して、同期を待ちます。

写真は、外観と内観を先に入れる

ヘルプは、事業の外観の写真を2枚入れるよう勧めています。通りかかった顧客が、その店だと見分けやすくなるためです。

写真は最大100枚まで入れられます。写真には、外観や内観、ロゴといった種類のタグをつけられます。タグは、顧客が同じような事業を探すときに見つけやすくするものだと、ヘルプに書かれています。

推奨の機能を、入力の優先順位に使う

公式ブログは、推奨の機能が、足りない写真や、ウェブサイトのリンク、営業時間、ソーシャルメディアのリンクを提案すると説明しています。何から入力するか迷ったときは、この提案を上から順に処理するのが、最も早い方法です。

スマートフォンでの管理は、途中までしかできない

画面には、「Bing登録情報の管理は、デスクトップまたはタブレットで続行してください。」という案内が出ます。モバイル向けの管理の画面は、構築の作業中だと書かれています。

管理は、パソコンかタブレットで行う前提で、担当者の端末を決めておきます。

利用者側の疑問に、短く答える

この記事は、事業者の側の話を中心にしています。検索でよく見かける、利用者側の疑問にも、一言で答えます。

サインアップは、別の手続きなのか

ヘルプには、アカウントの作成はサインインするだけで済む、と書かれています。サインアップという独立した手続きは、日本語のヘルプには見当たりませんでした。

ログインは、どこから入るのか

入口は、bing.com/forbusinessです。以前のbingplaces.comは、公式ブログによると、この入口に移りました。サインインに問題があるときは、ログインIDとパスワードを確かめ、解決しなければサポートに問い合わせるよう案内されています。

ダッシュボードでは、何を見るのか

ダッシュボードには、登録情報の一覧と、公開の状態が出ます。「公開待ち」「公開済み」といった状態を、ここで確かめます。

よくある質問

登録を検討している経営者と担当者から出やすい質問に、公式の記述で確かめた範囲で答えます。

Q. 日本の店舗でも登録できますか

画面が読み込む設定値の対応国の一覧に、日本が入っています。日本語のヘルプもあります。

ただし、設定値はMicrosoftが対応国を説明する文書ではありません。登録の画面で住所の入力まで進めるかどうかを、最終の確認にしてください。

Q. 登録に費用はかかりますか

日本語のヘルプは、この窓口を「Bingの無料サービス」と説明しています。登録そのものに費用はかかりません。

Q. Googleビジネスプロフィールを取り込めば、確認は要りませんか

Googleビジネスプロフィールですでに確認されている場合は、Bingがインポートされた登録情報を自動で確認します。その後、公開の工程に入り、通常は7〜12日かかります。

Googleで確認が済んでいなければ、この近道は使えません。電話、郵便、メール、テキストメッセージのいずれかで確認します。

Q. 確認のはがきが届きません

はがきは通常5〜6日以内に届きますが、地域や郵便サービスによっては、最長で12営業日かかります。ヘルプは、この期間を過ぎても届かないときは、サポートに問い合わせるよう案内しています。

電話やテキストメッセージ、メールの確認が使える場合は、そちらに切り替えるほうが早く済みます。

Q. 登録すれば、Copilotや他のAIの答えに自社が出ますか

公式の資料からは、確かめられませんでした。公式ブログは、Bing地図とCopilotとの連携を今後深めると書いていますが、現時点の仕様としては書かれていません。

登録して確認まで済ませ、Bingの出どころをそろえておくことは、食い違った答えが出る余地を減らす作業として意味があります。出ることの保証にはなりません。

質問への答えを、表で整理する

質問 答えの要点 確かめた資料
日本で登録できるか 対応国の一覧に日本が入っている 画面が読み込む設定値
費用 無料のサービス 日本語のヘルプ
Googleの取り込み 確認済みなら自動で確認される。公開に7〜12日 日本語のヘルプ
はがきの日数 通常5〜6日、最長12営業日 日本語のヘルプ
Copilotへの表示 確かめられなかった Bing Blogsの記事

まとめ:登録、確認、出どころをそろえる。この3つを順に

Bing Places for Businessは、Bingの検索結果とBing地図に出る登録情報を、事業者が管理する無料の窓口です。入口は、2025年10月3日の発表で、bing.com/forbusinessに移りました。

日本は、画面が読み込む設定値の対応国に入っています。確認の方法は、電話、郵便、メール、テキストメッセージの4つで、確認が済んでから通常は7〜12暦日で公開されます。

Googleビジネスプロフィールから取り込むと、確認済みなら自動で確認が済みます。ただし、つないだ登録情報はBingの画面で直接編集できず、Googleの内容で上書きされます。

登録を終えても、Bingは複数のデータソースから情報を作ります。6か月更新しないデータは、他の情報源に優先を譲る場合があります。自社サイトの会社概要を元の情報に決めて、月に1回、見直す運用を勧めます。

Copilotなどに出るかどうかは、公式の資料で確かめられませんでした。確かめられないことは、約束しない姿勢で進めてください。

この記事で確かめた資料

2026年10月27日に開いた資料です。

資料 確かめた内容
Microsoftが2025年10月3日に公表したBing Blogsの記事 新しい画面の発表、入口の変更、取り込みの改善、推奨の機能、今後の連携予定
Bing Places for Businessの日本語のヘルプ 確認の方法、公開の日数、取り込みの仕様、事業名や住所の決まり、複数のデータソース
同じ公式サイトの画面が読み込む設定値 対応国の一覧、郵便番号の必須の国、お知らせの対象国
Microsoftサポートの「ビジネス登録情報の追加と管理」 Bing地図の登録情報を、この窓口で申請または更新する案内
確かめられなかったもの Copilotの現在の仕様、日本のはがきの到着日数、ChatGPTなど他社AIとの関係

今日できる点検

次の表の項目を、上から順に確かめてください。1項目あたり15分ほどで終わります。

点検の項目 確かめる場所 合格の目安 直すこと
Bingで自社の名前と住所を検索した Bingの検索と地図 登録情報が1つだけ出る 重複があれば報告する
管理するアカウントを決めた サインインの画面 会社が引き継げるアカウント 個人のメールなら作り直す
確認の方法を選んだ 登録情報の確認の画面 使える方法が分かっている はがきなら日数を見込む
Googleで確認済みか調べた Googleビジネスプロフィール 確認済みなら取り込める 未確認なら先に確認する
自社の正式な情報を表にした 社内の共有文書 事業名、住所、電話、営業時間が1枚にある 担当者の頭の中の情報を書き出す
事業名が看板と一致する 登録情報と店頭の看板 形容や場所の名前が入っていない 余計な文字を外す
公開の日付を見込んだ カレンダー 確認の完了から7〜12日を空けた 開業日や告知日を調整する
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合同会社謙虚 代表社員。20代から、売る言葉だけを仕事にしてきました。電話営業で受話器を握っていた時代から、数千社のWEB集客に関わったいままで。詳しいプロフィールはこちら

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