買う人が、生成AIにこう打ち込みます。「一人暮らしで、夜に洗濯機を回します。音が静かで、予算は5万円くらい。乾燥までは要りません。おすすめを3つ、理由つきで教えてください」
返ってくるのは、3つの型番と、それを選んだ理由と、どこで買えるかです。買う人はその場で候補を絞り、比較する手間を省きます。
この流れの中に自店が入っていないなら、原因は品揃えや価格より、自店の商品ページにメーカーが書いた説明文しか載っていないことにあります。
この記事では、いま自店が出てくるかを10分で確かめ、出てこない原因を切り分け、今日のうちに1か所だけ直すところまでをたどります。
用語の整理については、LLMOとはSEOと何が違うのかをあわせてご覧ください。
結論:商品を増やすより、選び方を書くほうが早く効きます
ネットショップの多くは、商品数だけは足りています。足りていないのは、「どれを選べばいいか」に答えている文章です。
生成AIは、質問に答えるために、その話題について判断の材料を持っている場所を探します。商品名と価格とスペック表が並んでいるページは、材料としては薄いままです。どこの店にも同じものがあるからです。
やることは3つに絞れます
| 順 | やること | かかる時間の目安 |
|---|---|---|
| 1 | いま自店が出てくるかを、生成AIに実際に聞いて確かめる | 10分 |
| 2 | いちばん売れている商品群について、選び方のページを1つ書く | 3〜4時間 |
| 3 | 売れ筋の商品ページから、メーカーの説明文をはがして書き直す | 商品1つあたり40分 |
3番を全商品でやろうとしないでください。売れ筋の10商品から始めます。
買う人は、生成AIに何と聞いているか
検索と生成AIでは、ことばの長さが変わります
検索窓には「洗濯機 静音 5万」と単語を並べます。生成AIには、使う場面まで含めて説明します。
「マンションの2階で、下の階に人が住んでいます。夜10時以降に回すことが多いです。設置スペースが幅60センチしかありません」
この条件に照らして答えている文章を持っている店が引用されます。この答えが作れるのは、スペック表の外です。
聞かれ方は、大きく4つに分かれます
| 型 | 質問の例 | 答えを持っているべき場所 |
|---|---|---|
| どれを選ぶか | 敏感肌でも使える日焼け止めを、3つ教えてください | 選び方のページ |
| 2つを比べる | AとB、何が違いますか。どちらが向いていますか | 比べるページ |
| 使えるかどうか | この幅に入りますか。この用途に使えますか | 商品ページの条件欄 |
| 買い方 | いつ届きますか。合わなかったら返せますか | 送料・納期・返品のページ |
4つ目を軽く見ないでください。AIは購入の可否を答えるとき、送料と納期と返品条件を参照します。ここが曖昧な店は、候補から外れます。
いま自店が出てくるかを、10分で確かめる
手順
生成AIを開いて、次の4つを打ち込みます。△△には自店の主力商品のカテゴリを入れてください。
- △△を買いたいのですが、選び方を教えてください。おすすめの商品も3つ挙げてください
- △△を、通販で買うならどこがいいですか。理由も教えてください
- (自店名)はどんなお店ですか
- (自店の主力商品名)について教えてください
4つ目で、自店のページではなく他店やメーカーの説明が返ってきたら、そこが問題の中心です。同じ商品を、同じ説明文で売っているからです。
出てこなかったときに、控えておくこと
自店が出なかったら、代わりに何が出てきたかを控えてください。控えるのは店名より、AIが挙げた理由のほうです。
「用途ごとの選び方が説明されている」「サイズの測り方が載っている」「返品の条件が明記されている」。こうした理由が並ぶはずです。それが、いまその質問で選ばれている条件です。
メーカーの説明文を載せている限り、引用されません
ネットショップにいちばん強く効いている構造です。
同じ文章が、何十店にもあります
商品ページの説明文を、メーカーから提供された文章のまま載せている。これは効率のよい運用で、長く正しい判断でした。
ところが生成AIから見ると、その文章は「何十もの店に同じものがある文章」です。どの店を挙げるかを決める材料からは外れます。むしろ、その説明文の出どころであるメーカーのサイトが引用されます。
全部を書き直さなくて済みます
説明文はそのまま残してください。メーカーの説明文の下に、自店が書いた文章を足してください。
足すのは、次の4つです。
- この商品を、どういう人に勧めているか
- この商品が向かない条件(サイズ、用途、体質など)
- 実際に届いた問い合わせと、その答え
- 同じ用途で、他にどの商品を扱っているか
3つ目が強く効きます。問い合わせが集まるのは、その商品を実際に扱っている店だけです。他の店が持っていない情報は、そこにあります。
モールに出店している場合、何が起きているか
大手のモールに出している商品は、モール側のページとして扱われます。生成AIがその話題を調べるとき、まずモールを読みます。
そこに載っている自店の商品説明は、モールの枠に合わせて書いたものです。どの店も同じ枠を使うので、差が出るのは枠の外だけになります。
やめる必要はありません
モールは、いまも売上を運んでいます。そのまま使い続けてください。この記事で言っているのは、そこに預けたまま、自店のサイトに何も無い状態を変えましょう、ということです。
自店サイトに置くのは、モールの枠に入らない種類の文章です。選び方、向かない条件、問い合わせへの答え。どれもモールの商品ページからはみ出します。
第1の門と第2の門。順番を間違えると効きません
| 第1の門 | 第2の門 | |
|---|---|---|
| 何が起きる場所か | AIが答えを作るとき、候補として拾われるか | 拾われた中から、引用されるか |
| 効くこと | 検索で見つかる状態を作る。従来のSEOとほぼ同じ | 書き方を変える。出典、数字、具体的な説明 |
| ここが弱いと | 何を書いても、そもそも読まれない | 読まれてはいるが、他店が引用される |
自店がどちらの門にいるかを見分ける
3つ目の質問、「(自店名)はどんなお店ですか」の答えで分かります。
店名を入れても情報が返らないなら、第1の門です。まだ拾われていない段階なので、書き方を工夫しても読まれずに終わります。
店名を入れれば説明が返るのに、「△△を通販で買うならどこ」では出てこない。この場合は第2の門です。読まれてはいるが、選ばれる理由が書かれていない状態です。
「この商品が向かない人」を書いている店が、選ばれます
この記事でいちばん伝えたい部分です。
商品ページに、向かない条件を書いてください。「この日焼け止めは、汗をかく場面には向きません。落ちやすいので、屋外で長時間過ごす日は別の商品をお勧めします」。この形です。
なぜ、これが効くのか
生成AIが答えを作るとき、どういう文章が引用されやすいかは測られています。2024年に発表された研究では、具体的な数値を入れた文章は引用されやすさが30.6%上がり、参照した出典を明記した文章は27.5%上がりました。逆に、狙ったことばを本文に詰め込んだ文章は8.3%下がっています。
共通しているのは、検証できる形で書かれているかどうかです。「汗をかく場面には向きません」は検証できます。「最高品質」のほうは、読んだ人に確かめようがありません。
売上が減る心配は要りません
向かない条件を書くと売れなくなる、と感じるはずです。実際に起きるのは逆です。
その条件に当てはまる人は、買っても返品と低評価になります。先に書いておくと、返品と問い合わせが減ります。そして、条件に当てはまらない人に対しては、強く推薦されるようになります。
選び方のページが、いちばん空いています
商品ページより先に、選び方のページを作ってください。ここが最も競合が少ない場所です。
選び方のページに書くこと
| 順 | 書くこと |
|---|---|
| 1 | この商品群は、何で決まるのか(判断の軸を3〜4つ) |
| 2 | 軸ごとに、どう選べばいいか |
| 3 | よくある選び間違いと、その結果どうなるか |
| 4 | 用途別に、自店で扱っているどれを勧めるか |
| 5 | 買う前に、手元で確かめておくこと(採寸、体質、設置場所) |
| 6 | この商品群が、そもそも要らない場合 |
3番と6番が要です。どちらも売る側から書きにくく、だからこそ書かれていません。
5番も効きます。「洗濯機を買う前に、防水パンの内側の寸法と、蛇口の高さを測ってください」。実際に必要な準備を書くと、その手順ごと引用されます。
商品ページを、どう書くか
選び方のページを1つ書いたら、次は売れ筋の商品ページです。メーカーの説明文の下に足す順番を決めておきます。
| 順 | 書くこと | 目安の長さ |
|---|---|---|
| 1 | どういう人に勧めているか(用途と場面) | 3〜4行 |
| 2 | 使ったときに、実際に何が起きるか | 1段落 |
| 3 | 実測した数字(寸法、重さ、容量、着用感) | 表か箇条書き |
| 4 | 届いた問い合わせと、その答え | 2〜4件 |
| 5 | この商品が向かない条件 | 3〜5行 |
| 6 | 同じ用途で扱っている、他の商品への案内 | 2〜3行 |
3番を軽く見ないでください。メーカーの公表値と、実際に測った値は、しばしばずれます。
「メーカー公表の内寸は幅32センチですが、内側の縫い代を含めると実測30.5センチでした。13インチのノートパソコンは入りますが、厚みのあるケースごとは入りません」。この一文を書けるのは、その商品を手元で測った店だけです。
4番は、問い合わせが来るたびに1行ずつ足していく形にしてください。まとめて書こうとすると、いつまでも始まらなくなります。
写真を増やしても、AIには効きません
写真は、買う人の判断には効きます。ただし、生成AIが答えを作るときの材料にはなりにくいものです。読めるのは文章だからです。
写真で伝えていることを、文章にも書いてください。「背面に電源の差込口があります」「持ち手の内側に、面ファスナーの留め具が付いています」。写真を見れば分かることでも、AIに伝わるのは文章にした分だけです。
2つの商品を比べるページが、次に空いています
「AとB、どちらがいいですか」は、購入の直前に来る質問です。答えている店は、ごく少数です。
なぜ空いているのか
店の側から見ると、2つの商品を比べる文章は書きにくいものです。片方を選ばれると、もう片方が売れ残るように見えます。だから多くの店は、それぞれを個別に説明して終わります。
ところが、買う人が迷っているのはまさにそこです。この質問に正面から答えているページは、どちらの商品を探している人にも届きます。
比べるページの書き方
- 2つは、そもそも何が違うのか(仕組みか、素材か、容量か)
- 使う場面ごとに、どちらが向くか
- 価格の差は、何の差なのか
- こういう人には、こちらを勧めている
- どちらも合わない場合に、他に何があるか
4番目が要です。どちらが優れているかより、どういう人にどちらを勧めているかを書いてください。
5番目まで書いてあるページは、ごく少数です。ここまで書くと、その商品群についての問い全般で引用されるようになります。
送料と納期と返品の書き方が、そのまま引用されます
ここは軽く見られがちですが、AIが購入の可否を答えるときに必ず参照します。
曖昧な表現を、数字に置き換える
| よくある書き方 | 置き換える形 |
|---|---|
| お急ぎの方はお問い合わせください | 15時までのご注文は当日出荷、翌日から3日でお届け |
| 一部地域は別途送料 | 北海道・沖縄・離島は◯◯円を加算 |
| 未使用品に限り返品可 | 到着後8日以内、未開封のものに限り返品可。送料はご負担ください |
数字と条件が書かれている店だけが、買い方の質問に答えてもらえます。「お問い合わせください」と書いてある店は、AIが答えを作れないので候補から外れます。
特定商取引法の表記は、AIも読んでいます
通信販売には、事業者名、住所、連絡先、返品の条件などを表示する義務があります。この表記は、AIが「実在する事業者かどうか」を判断するときに参照されます。
義務として書いているものが、そのまま信頼の材料になっています。省略したり、見つけにくい場所に置いたりしないでください。
価格と在庫が古いままだと、引用が止まります
生成AIは、価格や在庫のように変わる情報を扱うとき、その情報がいつのものかを気にします。
更新されていないページは、選ばれにくくなります
数年前の価格が載ったままのページ、販売を終えた商品が残ったままのページ。こうしたページが多いと、店そのものの情報の鮮度が低いと判断されます。
やることは単純です。扱いをやめた商品のページを、そのままにしないでください。削除するか、後継の商品へ案内する文章に置き換えます。
「現在の価格はサイトでご確認ください」は逆効果です
価格の変動が大きい商品で、この書き方をしている店があります。AIから見ると、価格の情報を持っていない店になります。
書けるなら、金額と、その金額がいつ時点のものかを書いてください。「2026年8月時点」と添えるだけで、扱いが変わります。
レビューは、集めるより返すほうが効きます
商品レビューは、AIが商品を評価するときに読んでいます。ただし、読まれ方に誤解があります。
見られているのは点数より、内容のほうです
AIが材料にしているのは、そこに書かれている具体的な内容です。だから、星の平均より先にレビューの中身を見てください。
「よかったです」だけのレビューが100件あるより、「身長165センチでMサイズがちょうどでした」というレビューが5件あるほうが、材料になります。
レビューへの返信が、店の文章になります
レビューに返信すると、それは店が書いた文章として残ります。「サイズ感についてご指摘をいただきました。実測値をページに追記しました」。この形の返信は、そのまま判断の材料です。
低い評価への反論は書かないでください。何をどう改めたかだけを書きます。
レビューの依頼には、法令の線があります
報酬や割引と引き換えに好意的なレビューを書いてもらう行為は、景品表示法が禁じる表示に当たり得ます。2023年からは、広告であることを隠した表示そのものが規制の対象です。
集める工夫より、届いたレビューに返すほうが早く、規制の範囲にも収まります。
扱う商品によって、書けないことがあります
商材によって、法令の制約が変わります。ここを知らずに書くと、集客のための文章が違反になります。
化粧品と健康食品は、効能を言い切れません
医薬品医療機器等法は、化粧品や食品について、認められた範囲を超えた効能効果をうたうことを禁じています。「シミが消えます」「痩せます」「免疫力が上がります」。この形は法令に触れます。
書けるのは、使ったときに起きることを、起きるとおりに説明する形です。そして、向かない人の条件です。制約の中で書けるものが、そのまま引用されやすい具体性になっています。
家電と日用品は、性能の断定に根拠が要ります
景品表示法は、実際より著しく優良だと見せる表示を禁じています。「業界最軽量」「他社比2倍の吸引力」といった表現を書けるのは、その根拠となる試験や調査を示せる場合だけです。
メーカーが公表している試験値を引くなら、出所を明記してください。「メーカー公表値、◯◯という条件での測定」と書きます。この一行が、引用されやすさを上げます。
食品は、産地と保存条件が読まれます
産地、原材料、アレルギー物質、賞味期限の目安、届いてからの保存方法。これらは表示の義務があるものが多く、しかもAIが答えを作るときによく参照します。
義務として書いているものを、探しにくい場所に置かないでください。商品ページの本文に、文章として書いてください。
やらなくていいことが、3つあります
1つ目:AI向けの案内ファイルの設置
サイトの中身をAI向けにまとめたファイルを置く方法が紹介されることがあります。ただ、これを読むと表明している主要な検索エンジンや生成AIは、いまのところありません。優先するものではありません。
2つ目:AI専用の構造化データ
商品名、価格、在庫、レビューの評価を機械が読める形で書く仕組みは、以前から有用です。ネットショップでは特に効きます。ただし「AI検索のための特別な記述」というものは存在しません。既存の仕組みを正しく書けば十分です。
使っている買い物かごの仕組みに、この機能が最初から入っていることが多いので、まず出力されているかを確かめてください。新しく足す前に、あるものが正しく動いているかを見ます。
3つ目:文章を細切れにする作業
AIが読みやすいように文章を短く区切る、という話があります。これは逆効果になることがあります。先ほどの研究では、文章の流れをなめらかに整えた場合に引用されやすさが28.0%上がっていました。ぶつ切りにすると、この分を失います。
小さなショップのほうが、実は有利です
この領域に限れば、条件は逆になります。
| 大手の通販 | 小さなショップ | |
|---|---|---|
| 商品ページの説明 | 数が多すぎて、1つずつ書けない | 売れ筋10商品なら書ける |
| 向かない条件 | 販売機会を減らすので書きにくい | その場で決めて書ける |
| 問い合わせの内容 | 件数が多く、個別に反映しにくい | そのまま商品ページに足せる |
| 選び方の説明 | カテゴリが広すぎて書けない | 扱う範囲が狭いほど厚く書ける |
AIが選ぶのは品揃えではなく、その質問に答えられる具体性です。扱う範囲が狭い店ほど、厚く書けます。
店の形によって、書く場所が変わります
ひとくちにネットショップと言っても、扱い方によって聞かれ方が変わります。
実店舗も持っている場合、地図サービスが効きます
店舗があるなら、地図サービスの登録を整えてください。無料で、30分で終わります。
店名の表記、住所、営業時間を自店サイトと1文字も違わない形にそろえます。そのうえで、「サイトで注文して店舗で受け取れるか」「店舗にある在庫をサイトで確認できるか」を書いてください。この2つを書けるのは、実店舗を持っている店だけです。
手作りと一点物は、作り手の説明が材料になります
同じ商品が他店に無いので、説明文の重複という問題は起きません。代わりに、そもそも見つけてもらいにくいという問題が出てきます。
ここで効くのは、作り手が誰かという情報です。名前、作っている年数、使っている素材と、その素材を選んでいる理由。そして、手作りゆえに個体差がどのくらい出るか。
個体差を先に書いてください。「同じ型でも、木目の出方が1点ずつ違います」。これは注意書きに見えますが、AIから見れば商品の性質を説明した文章です。
定期購入と会員制は、やめ方を書くと選ばれます
定期購入の商品について、買う人がAIに聞くのは「どうやってやめるのか」です。ここを探しにくくしている店は、候補から外れます。
解約の方法、次回発送の何日前までに連絡すればよいか、途中で休めるか。この3つを商品ページの本文に書いてください。規約のページに埋めるのではなく、買う前に読む場所に置きます。
特定商取引法にも、定期購入の条件を分かりやすく表示する定めがあります。義務として書くものが、そのまま選ばれる理由になります。
取り扱い商品が1つか2つの場合
この形がいちばん有利です。書く対象が絞られているので、1商品にかけられる文章の量が違います。
選び方のページ、比べるページ、向かない条件、問い合わせへの答え。すべてを1つの商品について厚く書けます。扱う範囲が狭いほど、その範囲では厚く書けます。
効果は、順番に3つ測ります
| 順 | 測るもの | 見る場所 | いつから動くか |
|---|---|---|---|
| 1 | 生成AIに聞いたときに、自店や自店の商品が出てくるか | 実際に打ち込んで確かめる | 1〜2か月 |
| 2 | 生成AIからサイトに来た人の数と、その人の購入率 | アクセス解析の参照元 | 2〜3か月 |
| 3 | 返品率と、サイズ違いの問い合わせ件数 | 受注の記録 | 1〜2か月 |
3つ目が、いちばん早く動きます
向かない条件を書いたページは、返品と問い合わせを減らします。ここは検索の順位を待たずに、翌月から数字に出ます。
売上が動く前に、返品率が下がります。この順番で効きます。先に返品率を見ておくと、途中でやめずに済みます。
0という数字には、2つの意味があります
生成AI経由の訪問が0だったとき、届いていないのか、計測できていないのかを区別してください。参照元の分類は、生成AIからの流入をまとめて扱えない場合があります。
まず計測できているかを確かめてから、数字を読んでください。順番が逆だと、効いているものをやめてしまいます。
90日の進め方
| 時期 | やること | 終わったときの状態 |
|---|---|---|
| 1〜7日目 | 生成AIに4つの質問を打ち込み、控える。送料・納期・返品の表記を数字に置き換える | 買い方の質問に答えてもらえる状態 |
| 8〜30日目 | 主力カテゴリの選び方ページを1つ書く。選び間違いと、要らない場合を必ず入れる | 「どれを選べばいいか」に答えられる |
| 31〜60日目 | 売れ筋10商品に、向かない条件と問い合わせへの答えを足す | 他店と同じ説明文でなくなる |
| 61〜90日目 | 扱いをやめた商品ページを整理する。1日目と同じ質問をもう一度 | 変化が測れている |
よくいただく質問
商品数が多いのですが、全部書き直す必要がありますか
売上の上位10商品から始めてください。
多くの店で、売上の大半は少数の商品が作っています。そこに書いた文章が効き始めてから、次の10商品に進みます。全商品を薄く直すより、10商品を厚く書くほうが早く効きます。
ブログは書いたほうがいいですか
本数を増やす目的なら、書かなくてかまいません。入荷のお知らせやセールの告知は、AIの答えの材料から外れます。
書くなら、実際に届いた問い合わせに1本ずつ答える形にしてください。「このサイズは、身長何センチくらいの方に合いますか」のような質問です。質問が先にあり、それに答える文章だけが材料になります。
モールの商品ページと、自店サイトで同じ文章を使ってもいいですか
使わないでください。同じ文章が2か所にあると、AIはどちらが元なのか判断できず、まとめている側を選びます。
自店サイトには、モールの枠に入らない種類の文章を置いてください。選び方、向かない条件、問い合わせへの答え。重ねるのではなく、載せていないものを載せます。
SNSに投稿していれば、LLMO対策になりますか
なりません。ただし無駄でもありません。
生成AIが答えを作るとき、SNSの投稿が直接引用されるのはまれです。判断の材料になる文章が少ないためです。ただ、SNSで商品を知った人が、あとで商品名でAIに聞くという経路はあります。
SNSは知ってもらう役割、サイトは選ばれる理由を置く役割。役割を分けて、両方置いてください。
効果はどのくらいで出ますか
生成AIの答えに変化が出るまで、早くて1か月、多くの場合2〜3か月です。ただし、返品率と問い合わせ件数は、書いた翌月から動きます。
季節商材を扱っているなら、売りたい時期の3か月前には書き終えていてください。
制作会社に頼むとき、何を確かめればいいですか
3つ聞いてください。
- いま自店が生成AIに出てくるかを、先に確かめてもらえますか
- メーカーの説明文をはがして、自店の文章に書き換えてもらえますか
- 商品が向かない条件についても、書いてもらえますか
1つ目に答えられない会社は、現状を測らずに作業を始めます。2つ目に難色を示す会社は、作業量を避けています。3つ目に難色を示す会社は、売る枠の中だけで考えています。
すでに検索の上位にあるページも、書き換えるべきですか
いいえ。上位にあるページは、そのままにしてください。
すでに高い順位を取っているページに引用されやすくする書き換えを加えると、順位が下がることが観測されています。上位にあるページは第1の門を通っています。触らずに、まだ順位の無い領域に新しく書いてください。
まとめ
ネットショップの多くは、商品数だけは足りています。足りていないのは、どれを選べばいいかに答えている文章です。
商品ページにメーカーの説明文しか載っていないと、その文章は何十もの店にある文章になります。AIは特定の1店を選ぶ理由を、そこから見つけられなくなります。
だから、メーカーの説明文の下に自店の文章を足します。どういう人に勧めているか、どういう条件では向かないか、実際に届いた問い合わせと、その答え。問い合わせが集まるのは、その商品を扱っている店だけです。
送料と納期と返品は、数字と条件で書いてください。買い方の質問に答えてもらえるのは、そこを数字で書いてある店だけです。
やらなくていいことも3つあります。AI向けの案内ファイル、AI専用の構造化データを新しく足す作業、文章を細切れにする作業。3つ目は逆効果になることがあります。
まず、10分だけ使ってください
生成AIを開いて、買う人が打ちそうな質問を4つ投げる。自店が出てくるか、出てこないなら代わりに何が出てくるかを控える。
ここから始めてください。出てきたものが、いまその質問で選ばれている情報源です。自店に足りていないものが、そこに書かれています。
この記事に書いたことを、そのまま御社のページに
生成AIに引用されるページを、お話しいただくだけでお作りします。お時間をいただくのは初回15分のヒアリングだけです。まず1ページ、無料でお作りします。
OKが出るまで、何度でも直します。事実が違う、言い回しが硬い、この話は入れないでほしい。どれも遠慮なくおっしゃってください。何度お直ししても、追加の料金はいただきません。
これまでに127社にご利用いただきました。毎月ご依頼いただいている方の6割以上が、月10ページを選ばれています。料金はページに掲載しています。
ページを増やしても問い合わせが来ないなら、原因はページの外にあります。その場合は、下の入口からご相談ください。
自社のマーケティング課題を根本から解決しませんか?
ウェブサイトから要素を引き算し、訪れた人が迷わず次の一歩に進む形へ組み直す。初回60分のオンラインで御社のサイトを一緒に読み、どこから直すべきかをお伝えします。手順をまとめた無料の診断と解説動画もご用意しています。
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