【徹底解説】Googleアナリティクスのform_startイベントとは?設定方法から活用事例まで
「Googleアナリティクスのform_startイベントって何だろう?設定方法がわからなくて困っている」そんな方もいるでしょう。
ウェブサイトのフォーム改善は、コンバージョン率アップのために非常に重要です。その第一歩として、ユーザーがフォーム入力を開始したタイミングを計測できるform_startイベントを活用しましょう。
この記事では、ウェブ解析を始めたばかりの事業者様でもわかりやすいように、form_startイベントについて徹底的に解説します。
- form_startイベントとは?
- なぜform_startイベントが重要なのか?
- form_startイベントの設定方法
- form_startイベントの活用事例
- form_startイベントのデータ分析
この記事を読めば、form_startイベントを理解し、自社のウェブサイトに導入できるようになります。フォームの最適化に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
form_startイベントとは?フォーム改善の第一歩
Googleアナリティクスのform_startイベントとは、ユーザーがウェブサイト上のフォーム入力を開始した際に自動的に記録されるイベントのことです。具体的には、ユーザーがフォームの最初の入力欄をクリック、またはタップしたときに発生します。
このイベントを計測することで、
- ユーザーがどのフォームに興味を持っているか
- フォーム入力が開始されるタイミングはいつか
といった、重要な情報を把握できます。これらの情報は、フォームの改善やコンバージョン率の向上に役立ちます。
例えば、お問い合わせフォームの入力開始数が少ない場合、フォームの設置場所やデザインに問題がある可能性があります。このように、form_startイベントは、フォーム改善の第一歩となる重要な指標なのです。
なぜform_startイベントが重要なのか?
form_startイベントが重要な理由は、ユーザーがフォームを「使い始めた」という事実を正確に把握できるからです。ウェブサイトのフォームは、コンバージョンに直結する重要な要素です。しかし、
- フォームのどこに問題があるのか?
- どうすればユーザーが最後まで入力してくれるのか?
を把握するのは簡単ではありません。
form_startイベントを使うと、ユーザーがフォームに入力し始めた時点での行動を分析できます。これにより、
- フォームの入力開始率
- フォームからの離脱率
などを把握することができ、具体的な改善策を立てることができます。つまり、form_startイベントは、ウェブサイトのフォームを最適化し、コンバージョン率を高めるために欠かせないデータなのです。
form_startで何がわかる?具体的な活用例
form_startイベントを活用することで、具体的にどのようなことがわかるのでしょうか?ここでは、具体的な活用例を2つご紹介します。
ECサイトの購入プロセス
ECサイトでは、購入手続きの際に必ずフォームが使われます。form_startイベントを計測することで、ユーザーがカートに入れた商品を実際に購入しようとしているのか、途中で離脱してしまっているのかを把握できます。
例えば、
- 「購入手続きに進む」ボタンはクリックされているのに、form_startイベントが発生していない場合、ボタンのクリック後にエラーが発生している可能性がある
- 特定のページでform_startイベントが頻繁に発生している場合、そのページがユーザーを購買意欲を高めるのに効果的である
といった具体的な分析が可能です。
お問い合わせフォーム
お問い合わせフォームは、ユーザーがあなたに連絡を取るための重要な窓口です。form_startイベントを計測することで、
- どのページからお問い合わせフォームにアクセスしているユーザーが多いのか
- フォームのどの項目で入力が止まっているのか
といった情報を把握できます。
例えば、特定のページからお問い合わせフォームへのアクセスが多い場合、そのページの内容がユーザーの興味を引いていると考えられます。また、特定の項目で入力が止まっている場合、その項目が入力しにくい、または分かりにくい可能性があります。
form_startとform_submitの違い
Googleアナリティクスには、form_startイベントと並んで、form_submitイベントというものがあります。これらはどちらもフォームに関するイベントですが、計測されるタイミングが異なります。
イベント名 | 計測タイミング | 意味 |
---|---|---|
form_start | ユーザーがフォームの最初の入力欄にフォーカスした時 | フォーム入力が開始された |
form_submit | ユーザーがフォームを送信した時 | フォーム送信が完了した |
このように、form_startとform_submitは、ユーザーのフォーム操作における「開始」と「完了」という異なるフェーズを表しています。これらのイベントを組み合わせて分析することで、より詳細なユーザー行動を把握し、フォームの改善に役立てることができます。
form_startイベントの設定方法
form_startイベントを設定するには、Googleタグマネージャーを使用します。具体的な手順は以下の通りです。
- Googleタグマネージャーで新しいタグを作成する。
- タグタイプで「Googleアナリティクス:GA4イベント」を選択する。
- イベント名に「form_start」と入力する。
- トリガーを設定する。
- トリガータイプで「要素の表示」を選択する。
- 「選択方法」で、フォームの最初の入力欄を特定するCSSセレクタを入力する。
- トリガーの条件を設定し、「一部の要素の表示イベント」を選択する。
- 作成したタグを公開する。
設定方法についてより詳しく知りたい場合は、以下の記事も参考にしてください。
Googleタグマネージャーでフォームトラッキングを設定する方法(仮)
form_startデータを活用したフォーム改善
form_startイベントを計測したら、そのデータを活用してフォームの改善を行いましょう。例えば、以下のような改善策が考えられます。
- 入力フォームの項目を減らす
- 入力フォームの順番を変更する
- 入力フォームのデザインを改善する
- エラーメッセージをわかりやすくする
これらの改善策を試すことで、フォームの入力完了率が向上し、コンバージョン率のアップにつながります。ユーザーの行動を分析し、改善を繰り返すことが、ウェブサイトの成功には不可欠です。
Googleアナリティクスでのデータ確認
Googleアナリティクスでform_startイベントのデータを確認するには、以下の手順で操作します。
- Googleアナリティクスにログインする。
- 左側のメニューから「レポート」を選択する。
- 「エンゲージメント」>「イベント」を選択する。
- イベントレポートが表示されるので、「form_start」イベントを探す。
- 必要に応じて、期間やセグメントを設定し、データを分析する。
これにより、form_startイベントが発生した回数や、他のイベントとの関連性を確認できます。これらのデータを活用して、より効果的なフォーム改善を行いましょう。
form_startイベントに関するQ&A
form_startイベントについて、よくある質問とその回答をまとめました。
Q: form_startイベントが計測されない場合はどうすれば良いですか?
A: まずはGoogleタグマネージャーの設定を確認してください。トリガーの設定が間違っている可能性があります。また、ブラウザの拡張機能やセキュリティ設定が原因で計測されない場合もあります。シークレットモードで試してみるなど、設定を調整してみてください。
Q: 複数のフォームがある場合はどうすれば良いですか?
A: 各フォームごとに個別のトリガーを設定する必要があります。フォームのIDやCSSセレクタを使って、特定のフォームでだけform_startイベントが発火するように設定しましょう。
Q: カスタムイベントとの連携は可能ですか?
A: はい、可能です。Googleタグマネージャーでは、カスタムイベントを柔軟に設定できます。form_startイベントと組み合わせることで、より詳細な分析が可能になります。
まとめ:Googleアナリティクスでのform_start活用
今回は、Googleアナリティクスのform_startイベントについて解説しました。form_startイベントは、フォームの改善に欠かせない重要な指標です。このイベントを正しく設定し、データを分析することで、ユーザーの行動をより深く理解し、コンバージョン率の向上につなげることができます。
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