Dify×Notion連携:「自動議事録まとめAI」で会議のムダをゼロにする方法
会議のたびに誰かがタイピングして議事録を残す。あとから見返そうと思っても、文字の羅列で要点がわからない。
多くの企業が抱えるこの「議事録のムダ」は、DifyとNotionを連携させることで完全に自動化できます。
本記事では、非エンジニアでも構築できる「会議の音声データを要約し、Notionのデータベースに自動で整理するAIシステム」の作り方を解説します。
なぜ「Dify」と「Notion」を連携させるのか?
最近はZoomやTeamsに標準で「AI文字起こし機能」がついていますが、出力されるのは長大なテキストデータです。それを手動でコピーして、社内のドキュメントツールに貼り付け、見出しをつけて整理する作業は結局人間がやっています。
Difyの「ワークフロー機能」を使えば、この「文字起こしデータの要約」から「指定ツールへの保存」までのすべてを全自動化できるのです。
特に、社内のナレッジベースとして使われることの多い「Notion」と連携させることで、会議録が勝手にデータベース化されていく魔法のような環境が手に入ります。
自動議事録AIの「ワークフロー」設計図
このシステムは、Difyのワークフローを使って以下のステップを構築します。
1. 入力:会議の文字起こしデータを入れる
Zoomなどのツールから出力された「文字起こしテキスト(ベタ打ち)」を、Difyのシステムに貼り付けます。(※将来的には、文字起こしデータ自体を自動でDifyに送る連携も可能です)。
2. LLMノード:AIに「要約」と「アクションアイテムの抽出」をさせる
DifyのLLMノード(例えばGPT-4oやClaude 3.5)を使い、以下のような指示(システムプロンプト)を設定します。
【設定例】
入力された会議の文字起こしデータから、以下の3点を抽出して構造化してください。
1. 会議の主な決定事項(箇条書き)
2. 次のアクションアイテム(誰が、いつまでに、何をするか)
3. 議論で出た重要な懸念点
※ここはあくまで一般的なダミー例です。自社の業務に合わせた出力形式を指示してください。
3. HTTPリクエストノード:Notion APIへ送信する
AIが綺麗にまとめた要約データを、そのまま「Notion」に自動で書き込むための設定です。
Difyの「HTTPリクエストノード」を使い、NotionのAPIにデータを投げます。(※Notion側の「インテグレーション設定」からAPIキーを取得する必要がありますが、手順通りに行えばプログラミングの知識は不要です)。
この連携システムがもたらす圧倒的なメリット
- 作業時間ゼロ: 会議が終わった後、データをポンと入れるだけで、数秒後にはNotionの「議事録データベース」に新しいページが作成され、要約が綺麗にフォーマットされて書き込まれます。
- タスクの抜け漏れ防止: AIが「誰が何をいつまでにやるか(アクションアイテム)」を強制的に抽出するため、会議のやりっ放しを防げます。
- 属人化の排除: 「議事録を書くのが上手い人」に仕事が偏ることがなくなり、全員が同じクオリティの議事録を残せるようになります。
まとめ
「AIによる要約」と「外部ツール(Notion)への保存」をDify上で繋ぐだけで、業務の生産性は劇的に上がります。これはあくまで一例であり、この「HTTPリクエストノード」の仕組みを理解すれば、Slackへの自動通知やSalesforceへの顧客データ登録など、あらゆる業務を自動化できるようになります。
