ホームページやブログを運営している方で、「訪問者がページのどこまで読んでくれているのか知りたい」と思ったことはありませんか?
訪問者のスクロール行動を分析することで、ページの改善点や、より効果的なコンテンツ作りのヒントが見えてきます。
この記事では、Googleアナリティクスの「イベント」で「scroll(スクロール)」を計測する、「Googleアナリティクスイベントscroll」について、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。
その定義や仕組み、計測できるデータとできないデータ、他の指標との違い、使用上の注意点まで、詳しく説明していきます。
Googleアナリティクスイベントscrollとは?
Googleアナリティクスイベントscrollとは、Googleアナリティクスでユーザーのスクロール行動を計測するための「イベント」の一種です。
「イベント」とは、ユーザーがウェブサイトやアプリ上で起こす特定の行動を指します。例えば、動画の再生、ボタンのクリック、ファイルのダウンロードなどが「イベント」として計測されます。
「scroll」はその中でも、ユーザーがウェブページをどれだけスクロールしたか(スクロール深度)を計測するためのイベントです。
Googleアナリティクスイベントscrollの仕組み
Googleアナリティクスイベントscrollは、ユーザーがウェブページをスクロールするたびに、Googleアナリティクスにデータを送信します。
具体的には、あらかじめ設定しておいたスクロール深度(例:25%、50%、75%、100%)に到達するたびに、「イベント」として記録されます。
このデータは、Googleアナリティクスの管理画面で確認することができます。
Googleアナリティクスイベントscrollで計測できるデータ
Googleアナリティクスイベントscrollでは、主に以下のデータを計測できます。
- スクロール深度: ユーザーがページのどの深さまでスクロールしたか(例:25%、50%、75%、100%)
- スクロール到達数: 設定したスクロール深度に到達したユーザー数
- スクロール到達率: 特定のスクロール深度に到達したユーザーの割合
- ページ別のスクロール状況: 各ページにおけるユーザーのスクロール行動
これらのデータを分析することで、ユーザーがページのどの部分に興味を持っているか、どこで離脱しやすいかなどを把握できます。
Googleアナリティクスイベントscrollで計測できないデータ
一方で、Googleアナリティクスイベントscrollでは、以下のようなデータは計測できません。
- ユーザーの具体的なスクロール速度: ユーザーがどれくらいの速さでスクロールしたか
- ユーザーのスクロール方向: ユーザーが上下どちらの方向にスクロールしたか(下方向へのスクロールのみ計測)
- ユーザーの視線の動き: ユーザーがページのどの部分を注視しているか
- 特定の要素への到達: 特定の要素(例:特定の画像やボタン)までスクロールされたかどうか(別途設定が必要)
これらのデータを計測したい場合は、別のツールや設定を検討する必要があります。
Googleアナリティクスイベントscrollと他の指標との違い
Googleアナリティクスには、スクロール以外にも様々な指標が存在します。ここでは、Googleアナリティクスイベントscrollとよく比較される指標との違いを説明します。
- ページビュー(PV): ページが閲覧された回数を示しますが、スクロールの深さはわかりません。
- 滞在時間: ユーザーがページに滞在した時間を示しますが、実際にページを読んでいるかどうかはわかりません。
- 直帰率: ユーザーが最初にアクセスしたページから他のページに移動せずに離脱した割合を示しますが、スクロール行動は考慮されません。
Googleアナリティクスイベントscrollは、これらの指標とは異なり、ユーザーのページ内での具体的な行動(スクロール)を計測できる点が大きな特徴です。
Googleアナリティクスイベントscrollを使用する上での注意点
Googleアナリティクスイベントscrollを使用する際には、以下の点に注意する必要があります。
- 設定が必要: Googleアナリティクスイベントscrollを利用するには、Googleタグマネージャーなどで、スクロールイベントを計測するための設定を行う必要があります。
- データが反映されるまでに時間がかかる: スクロールイベントのデータは、Googleアナリティクスに反映されるまでに、最大で24時間程度のタイムラグが発生する場合があります。
- 100%正確なデータではない: ユーザーのブラウザ設定や通信環境などによっては、スクロールデータが正しく計測されない場合があります。あくまでも傾向を把握するための参考データとして活用しましょう。
- プライバシーへの配慮: スクロールデータは、ユーザーの行動に関する情報です。データの取り扱いには十分に注意し、プライバシーポリシーなどに明記するなど、適切な対応が必要です。
まとめ:Googleアナリティクスイベントscrollでユーザー行動を深く理解しよう
Googleアナリティクスイベントscrollは、ユーザーのスクロール行動を詳細に分析するための強力なツールです。
この記事では、Googleアナリティクスイベントscrollの定義や仕組み、計測できるデータとできないデータ、他の指標との違い、使用上の注意点などを解説しました。
Googleアナリティクスイベントscrollを活用することで、ユーザーがページのどの部分に興味を持っているか、どこで離脱しやすいかなどを把握できます。
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