「ポッドキャストって、なんだか難しそう…」「話すのは得意じゃないけど、伝えたいことがあるんだよな…」
そんなあなたに朗報です!Googleが作ったスゴイAIアシスタント「NotebookLM(ノートブックエルエム)」を使えば、まるで魔法のように、あっという間にあなただけのポッドキャストが作れちゃうんです。
この記事では、
- 「NotebookLMって何ができるの?」
- 「どうやってポッドキャストを作るの?」
- 「本当に私にもできるの?」
といった疑問に、AIや機械が苦手な方でも「へぇ~、面白そう!」とワクワクできるように、優しく丁寧にお答えします。専門用語はポイして、誰でも気軽にポッドキャストの世界に飛び込めるよう、お手伝いしますね!
NotebookLMって何者?「音声概要」ってどんな魔法?
まず、「NotebookLM」って何でしょう?これは、Googleが開発した、かしこいAI(人工知能)を使ったお手伝いツールです。あなたが持っている色々な資料(ウェブサイトの記事、PDFの書類、自分で書いたメモ、YouTubeの動画など)をAIに読み込ませると、その内容を分かりやすく整理したり、新しいアイデアを見つける手助けをしてくれたりします。
そして、このNotebookLMの中でも特にスゴイのが「音声概要(おんせいがいよう)」という機能!これを使うと、あなたが読み込ませた資料をもとにして、AIがまるで人間同士がおしゃべりしているみたいな、ラジオ番組風の音声コンテンツを自動で作ってくれるんです。すごくないですか?
この「音声概要」機能、2024年頃からじわじわと話題になり始めて、2025年の4月末には、ついに日本語にも対応!「え、そんな簡単にポッドキャストが作れるの!?」と、日本でもたくさんの人がビックリ&感動しているんです。
昔はポッドキャストを作るのって、専門的な知識や高い機械が必要だったけど、NotebookLMみたいなAIツールのおかげで、誰でも気軽に「声」で情報を発信できる時代になったんですね。しかも、無料で使い始められるのも嬉しいポイントです。
NotebookLMでポッドキャストを作ると、どんないいことがあるの?
特にポッドキャスト初心者さんにとって、NotebookLMはまさに救世主!たくさんのいいことがあるんです。
- とにかく操作がカンタン!: 難しい専門知識や、ややこしいソフトの設定は一切いりません。資料をポンと入れて、ボタンをポチッとするだけで、あっという間に音声ができちゃいます。
- AIなのに、おしゃべりが超自然!: ただ機械が文章を読み上げるんじゃなくて、まるで本物の人間が2人で楽しく会話しているみたいなんです。男性と女性のAIキャスターが登場して、自然なトーンで、時には「えーっと」なんて言いながら、相槌を打ったり感想を言ったりもするんですよ。聞いていると、AIだってことを忘れちゃうくらい!
- 日本語もバッチリOK!: 昔は英語がメインでしたが、今は日本語の資料を読み込ませれば、ちゃんと自然な日本語のポッドキャストを作ってくれます。
- タダで始められる!: Googleのアカウントさえあれば、誰でも無料で使い始められます。高いお金を払わなくても、AIポッドキャスト作りを体験できるのは嬉しいですよね。
- 時間と手間が激減!: 普通なら、資料を読んで、台本を考えて、収録して…と、ものすごく時間と手間がかかります。でもNotebookLMなら、そのほとんどをAIが肩代わり!あっという間にコンテンツが作れちゃいます。
このガイドを読めば、あなたもポッドキャストDJに!
このガイドでは、AIアシスタント「NotebookLM」を使って、誰でもラクラク、そしてカンタンにポッドキャストを作るためのステップを、一つ一つ丁寧に、分かりやすさ一番で解説します。
アカウントの準備から、ポッドキャストの元ネタになる資料の入れ方、日本語の音声を作るための大切な設定、そしてAIが作ってくれたポッドキャスト音声を聞いてみるまで…ぜーんぶお任せください!
これを読めば、あなたもAIの力を借りて、自分だけのオリジナルポッドキャストを、今日からすぐに始められますよ!
さあ、始めよう!NotebookLMの準備はカンタン2ステップ
ポッドキャスト作りを始めるための最初の準備です。とっても簡単なので、リラックスして進めましょう!
ステップ1:NotebookLMにこんにちは!アクセスとログイン
まず、いつも使っているインターネットの画面(ブラウザと言います。Google ChromeとかSafariとかですね)を開いて、NotebookLMの公式サイトに行ってみましょう。アドレスは「notebooklm.google.com」です。
サイトに行くと、「ログインしてくださいね」という画面が出ます。ここで、あなたのGoogleアカウント(Gmailのアドレスとパスワード)を使ってログインします。もしGoogle Workspace(会社や学校で使うGoogleのサービス)のアカウントを持っているなら、それでもOKです。
もしGoogleアカウントを持っていなかったら、まず新しく作る必要がありますが、これも無料で簡単にできますよ。
無事にログインできたら、NotebookLMのメイン画面(トップページみたいなもの)が表示されます。これで、NotebookLMを使う準備はバッチリです!
Googleアカウント一つで色々なサービスが使えるのって、本当に便利ですよね。新しいサービスごとにアカウントを作ったり、パスワードを覚えたりする手間がないのは、私たちにとって大きな助けになります。
ステップ2:「新しいノートブック」を作って、自分だけの作業スペースをゲット!
NotebookLMのトップページに来たら、次はポッドキャストを作るための専用の作業スペース、「新しいノートブック」を作ります。
画面の真ん中あたりに、「新しいノートブック (New Notebook)」と書かれたボタンがあるはず。これをポチッとクリックしてください。
すると、名前の通り、まっさらなノートブックが開きます。ここが、これから作るポッドキャストのテーマや内容に関する情報を集めて、AIに「こんなお話をしてね」と教えるための中心基地になります。
ポッドキャストのタイトルやテーマに合わせて、ノートブックに名前をつけておくと、後で分かりやすくて便利ですよ(名前は後からでも変えられます)。
ポッドキャストの「お弁当箱」!ソース(情報のもと)を入れよう
素敵なポッドキャストを作るには、AIに「こんな材料でお弁当(ポッドキャスト)を作ってね!」と、材料を渡す必要があります。この「材料」にあたるのが、「ソース」と呼ばれる情報のことです。
「ソース」って何?AIポッドキャストのレシピみたいなもの
NotebookLMで言う「ソース」とは、AIがポッドキャストの内容を作るための元になる情報や資料のことです。あなたがAIに渡すレシピや、お弁当の材料のようなものだと考えてください。
あなたがアップロードしたソースの内容をAIがじっくり読んで、「ふむふむ、これが大事なポイントだな」「このお話が中心だな」と理解して、ポッドキャストの会話を組み立てていきます。
だから、どんなソースを選ぶか、そしてそのソースの質(内容の良さ)が、出来上がるポッドキャストの出来栄えに大きく影響するんです。
いろんな資料を「ソース」にできる!具体的な入れ方ステップ
新しいノートブックを開いたら、いよいよポッドキャストの元ネタになる資料をソースとして追加していきます。ノートブックの画面に「ソースを追加 (Add source)」みたいなボタンがあるはずなので、それをクリックしましょう。
NotebookLMは、本当に色々な種類のファイルをソースとして受け入れてくれます。すごいですよね!
- ウェブサイトのURL: 「この記事について話してほしいな」と思ったら、そのニュース記事やブログのインターネットアドレス(URL)をコピーして貼り付けるだけ!
- PDFファイル: 詳しいレポートや、電子書籍の一部、プレゼンの資料なんかも、PDFファイルならそのままアップロードできます。
- テキストファイル (.txt, .md): 自分で書いたメモや下書き、簡単な文章ファイルもOK。
- Googleドキュメント: Googleドライブに保存している文書ファイルも、NotebookLMと直接つなげてソースにできます。
- YouTubeのリンク: 「この動画の内容をポッドキャストにして!」と思ったら、そのYouTube動画のアドレスをコピーして貼り付けるだけで、動画の中身をソースにできちゃいます。
ファイルを加える時は、パソコンの画面からNotebookLMの画面にファイルをドラッグ&ドロップ(マウスで掴んで持っていく感じ)したり、「ファイルを選ぶ」ボタンから選んだりするだけ。カンタンですよね。
一つのノートブックには、色々な種類のソースをいくつも追加できます。例えば、あるテーマに関するウェブ記事と、PDFのレポートと、関連するYouTube動画を全部同じノートブックに入れて、それら全部の情報からポッドキャストを作ってもらう、なんてことも可能です。無料で使える範囲でも、いくつかのソースは入れられるみたいですよ。
ソースを追加すると、AIが裏側で自動的にその内容を読み込み始めます。これで、AIは「よし、こんなお話ね!」と準備を整えてくれるんです。
色々な情報源を扱えるのは、NotebookLMの本当にスゴイところ。わざわざポッドキャスト用に新しい原稿を一から書かなくても、すでにあるブログ記事や資料、見た動画などを「再利用」して、手軽に新しい音声コンテンツに変身させられるんです。これなら、情報発信のハードルもグッと下がりますよね!
【ひと目でわかる!】NotebookLMポッドキャストで使える主なソース
ソースの種類 | 例えばこんなもの | どうやって入れる? |
---|---|---|
ウェブサイトのURL | ニュース記事、ブログ | アドレスをコピペ |
PDFファイル | 研究レポート、電子書籍の一部 | ファイルをアップロード |
テキストファイル | メモ、下書きの文章 | ファイルをアップロード |
Googleドキュメント | オンラインで作った文書 | Googleドライブから連携 |
YouTubeのリンク | 解説動画、おもしろ動画 | 動画のアドレスをコピペ |
良いソースを選ぶための、ちょこっとヒント
AIに質の高いポッドキャストを作ってもらうには、どんなソースを入れるかが大切です。
- テーマにピッタリのものを選ぶ: ポッドキャストで話したい中心の話題に、ちゃんと関係していて、ハッキリとした情報が入っている資料を選びましょう。
- ある程度まとまっているものを選ぶ: AIが内容を理解しやすいように、話の構成がちゃんとしている資料(例えば、見出しがしっかりついている記事や、順番に整理されたメモなど)が良いでしょう。
- 情報の量と質も考えて: 情報が多すぎてもAIが困っちゃうし、少なすぎても面白い話になりません。ちょうどいい量で、信頼できる情報源を選びましょう。
AIはかしこいけど、魔法使いではありません。ごちゃごちゃした情報や、矛盾だらけの情報をうまくまとめるのは、やっぱり苦手。だから、ちょっとだけ手間をかけて、良いソースを選んであげることが、結局は満足のいくポッドキャストを作るための近道になりますよ。
いよいよ本番!「音声概要」でAIにポッドキャストを作ってもらおう!
さあ、ソースの準備ができたら、いよいよNotebookLMの一番スゴイ機能、「音声概要」を使って、AIにポッドキャストを作ってもらう番です!
ステップ1:「音声概要」機能はどこにある?
ソース(資料)をノートブックに入れ終わったら、次は「音声概要 (Audio Overview)」機能を呼び出します。
だいたい、画面の右側か下の方に、「ノートブックガイド (Notebook guide)」とか「Studio」とか書かれた場所(操作パネルみたいなところ)があるはず。ツールのバージョンアップで名前が少し変わるかもしれませんが、資料全体に対する操作やAIが何かを作ってくれる機能が集まっていることが多いです。
この「ノートブックガイド」や「Studio」の中に、「音声概要 (Audio Overview)」とか、それに似た言葉(例えば「オーディオで概要を作成」とか)が見つかるはず。ここが、AIポッドキャスト作りをスタートさせる場所です!
ステップ2:【超重要!】できあがるポッドキャストの言葉を「日本語」にセット!
これは、日本語のポッドキャストを作るために、ぜったいに忘れてはいけない、ものすごーく大事な設定です!NotebookLMの音声概要機能は色々な言葉に対応していますが、AIに「日本語で話してね!」とちゃんと伝えないと、英語とか他の言葉のポッドキャストができちゃうかもしれません。
日本語のポッドキャストを作るには、出力言語(できあがる言葉)の設定を「日本語」に変える必要があります。やり方はこんな感じ。
- だいたい、NotebookLMの画面の右上の方に、「設定 (Settings)」を表すマーク(よくあるのは歯車の形⚙️)があります。これをクリック。
- 設定メニューが開くと、その中に「出力言語 (Output language)」みたいな項目があるはずです。
- 「出力言語」のところをクリック(またはプルダウンメニューを開いて)、出てくる言葉のリストの中から「日本語 (Japanese)」を選びます。
- 選んだら、必ず「保存 (Save)」ボタンを押すか、設定画面を閉じるなどして、変更を確定させてくださいね。
もしあなたのGoogleアカウント全体の設定が日本語になっていれば、NotebookLMも自動的に日本語で音声を作ってくれることもあるみたいですが、念のため、ここでちゃんと「日本語」に設定しておくのがおすすめです。
ステップ3:「生成」ボタンをポチッ!で、AIポッドキャスト作りスタート!
出力言語をちゃんと「日本語」に設定したら、いよいよポッドキャスト作りを開始します!
前に見つけた「音声概要 (Audio Overview)」のところに、「生成 (Generate)」と書かれたボタンがあるはず。これをポチッとクリックしてください。
たったこれだけ!難しい操作は何もいりません。あなたがノートブックに入れた資料をもとにして、NotebookLMのAIが、自動的にポッドキャストの会話を作り始めてくれます。「ワンクリック」でAIがコンテンツを作ってくれる手軽さが、NotebookLMの大きな魅力なんです。
AIが頑張っている間は…?
「生成」ボタンを押した後、AIがポッドキャストを完全に作り上げるまで、少し時間がかかります。
だいたい、数分くらいかかることが多いみたいです。これは、入れた資料の量や内容の複雑さ、その時のインターネットの混み具合などで変わることがあります。
でも大丈夫!AIがポッドキャストを作っている間も、あなたはNotebookLMの他の作業をしたり、インターネットの別の画面を開いて他のことをしたりできます。つまり、ずーっと画面の前で待っている必要はないんです。これは嬉しいですよね!
できた!AI作ポッドキャストを聞いてみよう&使ってみよう!
AIがポッドキャストを作り終わったら、いよいよその出来栄えを確認です!NotebookLMなら、作ったポッドキャストをその場ですぐに聞いたり、後で使えるように自分のパソコンに保存したりできますよ。
ステップ1:再生ボタン▶️で、すぐに聞いてみよう!
音声概要の作成が終わると、だいたいNotebookLMの画面に再生ボタン(よくある三角形のマーク▶️)が現れます。これをクリックすれば、AIが作ったポッドキャストを、NotebookLMの画面の中でそのまま聞くことができます。
これで、AIがあなたの資料をどう理解して、どんなおしゃべりにしてくれたのか、すぐにチェックできますね。
ステップ2:聞きやすい速さにチェンジ!再生速度の調整
NotebookLMでポッドキャストを聞く時、いくつかの便利な機能が使えます。
特に便利なのが、再生速度を調整する機能。もしAIのおしゃべりが早口で聞き取りにくいなと思ったらゆっくりに、逆にじっくり内容を確認したい時はもっとゆっくりに、なんてことができます。自分のペースに合わせて聞けるのは嬉しいですね。
ステップ3:自分のパソコンに保存!音声ファイルをダウンロード
NotebookLMで作ったポッドキャストは、多くの場合、音声ファイルとして自分のパソコンにダウンロード(保存)できます。これは、作った音声をNotebookLMの外で使いたい時にとっても大事な機能。
ダウンロードされる音声ファイルの形は、「WAV(ウェブ)」形式が多いみたいです。WAVは音質が良いけど、ファイルサイズがちょっと大きめ。でも、ほとんどの音声編集ソフトで問題なく使えます。
ダウンロードした音声ファイルは、後でいらない部分をカットしたり、音楽をつけたり、ポッドキャストを配信するサイトにアップロードしたりするのに使います。
ステップ4:(おまけ)「聞いてみて!」共有リンクで友達にも
NotebookLMには、作った音声概要(ポッドキャストの下書きみたいなもの)を、他の人にも簡単に聞いてもらえるように、ウェブリンクを作る機能もあるみたいです。
これを使えば、音声ファイルをわざわざ送らなくても、リンクを教えるだけで「こんなのできたんだけど、どうかな?」と、友達や仲間に聞いてもらえます。フィードバックをもらうのにも便利ですね。
NotebookLM製ポッドキャストって、どんな感じ?特徴をチェック!
さて、NotebookLMの「音声概要」機能で作ったポッドキャストって、実際どんなものができるんでしょう?AIが作る声の質やおしゃべりのスタイル、長さや内容、そして「ちょっとここだけは注意してね」というポイントを見ていきましょう。
AIの声って、どんな感じ?自然なおしゃべりスタイルがスゴイ!
NotebookLMが作る音声は、昔のロボットみたいな機械的な読み上げとは全然違って、ビックリするくらい自然な日本語のおしゃべりとして聞こえるのが一番の特徴です!
- 二人でおしゃべり形式: だいたい、男性と女性のAIキャスターが2人で登場して、まるでラジオ番組みたいに、あなたが用意した資料の内容について会話を繰り広げます。
- 人間みたい話し方: AIキャスターたちは、ただ情報を言うだけじゃなくて、言葉の後に絶妙な「間」を置いたり、人間らしい自然な抑揚で話したりします。時には、声のトーンに驚きや納得の気持ちが表れることも!
- 「えーっと」や「なるほど!」も自然に: 会話の途中で「えーと」とか「うーん」みたいな、つなぎの言葉や、「ふむふむ、なるほどですね!」「あ、それは面白いですね!」みたいな相槌やリアクションが、ごく自然に入ってくるんです。聞いていると、AIが話していることを忘れちゃうくらい!
この人間らしいおしゃべりの完成度の高さには、多くの人が「スゴイ!」と驚いています。AIの音声に対するイメージがガラッと変わるかもしれません。
ただし、AIなのでカンペキではありません。時々、ちょっと発音が苦手そうだったり、イントネーションがほんの少しだけ不自然に聞こえたりすることもあるみたい。でも、全体的に見れば、その自然さとおしゃべりのうまさは、本当に素晴らしいレベルです!
ポッドキャストの長さや内容は、だいたいどれくらい?
NotebookLMで、特に細かい指示をしないで音声概要を作った場合、出来上がるポッドキャストの長さや内容には、ある程度の傾向があります。
- 長さ: だいたい、5分から15分くらいになることが多いようです。通勤時間や家事の合間に聞くのに、ちょうどいい長さですね。
- 内容: あなたがアップロードした資料の要約や、AIが「ここが大事!」と判断したポイントの解説が中心になります。AIが資料を読んで、「こうやって話すのが分かりやすいかな」と考えて、二人のおしゃべり形式で展開してくれます。
- 構成: 始まる時の挨拶、本題のお話、そして終わりのまとめ、といった感じで、ラジオ番組みたいな構成になることが多いみたいです。
ここだけは知っておいて!NotebookLMのちょっとした限界点
NotebookLMの音声概要機能はとっても便利だけど、万能ではありません。使う上で、いくつか知っておいてほしい注意点があります。
- 100%正しいとは限らない: AIが情報をまとめて解説してくれますが、その内容がいつも絶対に正しいとは限りません。AIが間違って理解したり、大事なポイントを見逃したりすることもあるかも。特に大切な情報や専門的な内容については、必ず元の資料も自分で確認してくださいね。
- 音声の長さに限りがあるかも: 今のところ、作られるポッドキャストの長さは、比較的短めです。思ったより短く終わっちゃったり、話が途中で終わったように感じたりすることもあるかもしれません。
- 声のコントロールは難しい(最初のうちは): 基本的な使い方だと、AIキャスターの人数や性別、声の種類などを細かく指定するのは難しいかもしれません。
- 使える回数に上限があるかも: 無料で使う場合、音声概要機能を使える回数に制限があるかもしれません。たくさん使いたい場合は、利用ルールなどを確認してみてくださいね。
これらの「ちょっとした限界」を頭の片隅に置いて、NotebookLMと上手に付き合っていくのが大切です。今のところ、NotebookLMは、難しい内容の長いドキュメンタリーや、ものすごく専門的な議論を作るのには、必ずしもピッタリとは言えないかもしれません。むしろ、資料のポイントを短く分かりやすくまとめたり、ある話題の「さわり」を紹介するような、短くて魅力的なおしゃべりを作るのが得意みたいです!
(おまけ)もうちょっとだけワガママを!AIに少しだけ指示を出してみる?
NotebookLMの音声概要機能は、基本的には資料を入れて「生成」ボタンを押すだけでOKですが、「もうちょっとこうしてほしいな…」という時もありますよね。そんな時に役立つのが「カスタマイズ」機能です。
「カスタマイズ」って何?
NotebookLMの音声概要機能には、出来上がるポッドキャストの内容に対して、あなたが簡単な「お願い」をするための「カスタマイズ (Customize)」というオプションがあることがあります。
これを使うと、AIキャスターたちに「この話題について、特に詳しく話してほしいな」とか、「この資料の内容をもっと掘り下げて説明して」とか、「こういう人たちに向けて話す感じでお願い!」みたいに、リクエストを出すことができます。
このカスタマイズ機能のいいところは、難しい専門用語やプログラミングの知識がいらないこと。普通の話し言葉で、AIにお願いを伝えられるんです。
簡単なお願いの例
ここでは、誰でもできる簡単な「お願い」の例をいくつかご紹介します。
- 「〇〇(資料の名前やキーワード)について、特に詳しく説明してください」
- 例:「アップロードしたPDFの『2025年市場調査レポート』の内容を中心に話してください」
- 「この話題(特定のトピック)について、もう少し詳しく教えてください」
- 例:「資料の中の『新しい技術のトレンド』という部分について、背景も含めて分かりやすく説明してください」
- 「〇〇という言葉を中心に、お話を進めてください」
- 例:「『エコ活動』という言葉を中心に、関連する情報をまとめてください」
- 「初心者にも分かるように、やさしい言葉で説明してください」
- 例:「この内容はちょっと専門的だけど、中学生にも分かるように、簡単な言葉で説明するポッドキャストにしてください」
- 「このレポートを、大事なポイント5つにまとめて、ポッドキャスト形式で教えてください」
これらの「お願い」は、音声概要を作る前に、「カスタマイズ」機能の入力欄(もしあれば)に文字で入力します。
【注意点】
NotebookLMは、特にお願いをしなくても、資料からAIが「これが大事!」と判断したポイントを自動で抜き出して、ある程度ちゃんとしたポッドキャストを作ってくれます。だから、カスタマイズは絶対に必要というわけではなく、「もっとこうしたいな」という時のためのオプション機能だと考えてくださいね。
最初はまず、何もお願いしないで一度作ってみて、その出来上がりを見てから「もうちょっとこうだったらいいな」という点があれば、上で紹介したような簡単なお願いを加えて、もう一度作ってみる、というやり方がおすすめです。
AIが作った音声を、もっと素敵に!そして世界へ!(ちょこっと紹介)
NotebookLMでAIポッドキャストの元になる音声ができたら、それだけでもう立派なコンテンツ!でも、もう一手間加えることで、もっとたくさんの人に聞いてもらえたり、もっと楽しんでもらえたりするかもしれません。ここでは、そのための簡単なヒントを少しだけご紹介します。
簡単な音声編集:いらない部分をカットしたり、音楽をつけたり
NotebookLMが作った音声は、そのままでも十分すごいですが、ちょっとだけ手を加えると、さらにプロっぽく、魅力的なポッドキャストに変身します。
- いらない部分をカット: AIのおしゃべりの中で、ちょっと「うーん…」と詰まったように聞こえる部分や、少し不自然な「間」があったら、そこをカットするだけで、グッと聞きやすくなります。
- 音楽や効果音で盛り上げる: ポッドキャストの最初と最後に短いテーマ曲を入れたり、お話のバックに小さな音で音楽を流したり、面白いポイントで「ピコン!」みたいな効果音を入れたりすると、番組全体の雰囲気が良くなったり、聞いている人の興味を引いたりできます。
- 始まりと終わりの挨拶を入れる: 番組の名前を言ったり、自己紹介をしたりする「始まりの挨拶」や、まとめや「また聞いてね!」という「終わりの挨拶」を別に録音して、AIが作った本編の前と後ろにくっつけるのもよくある方法です。
これらの編集作業をするには、音声編集ソフトというものが必要です。NotebookLM自体には、細かい編集機能はあまりないので、作った音声ファイル(WAV形式など)をダウンロードして、他のソフトで編集するのが一般的です。
【おすすめ無料ソフト】Audacity(オーダシティ)
Audacityは、世界中でたくさんの人が使っている、無料の音声編集ソフトです。無料なのに高機能で、上で紹介したようなポッドキャスト編集に必要なことは、だいたいできちゃいます。インターネットで使い方を解説しているサイトや動画もたくさんあるので、初心者さんでも比較的使いやすいですよ。
あなたの声を世界へ!ポッドキャスト配信サイト
編集が終わって、「よし、完成!」となったポッドキャストを、たくさんの人に聞いてもらうには、「ポッドキャスト配信プラットフォーム(ホスティングサービスとも言います)」というインターネット上のサービスを利用します。ここに音声ファイルをアップロードすると、Spotify(スポティファイ)やApple Podcasts(アップルポッドキャスト)みたいな、みんなが使っているアプリで、世界中の人にあなたの番組を届けることができるんです。
【初心者さんにおすすめ!無料の配信サイト】Spotify for Podcasters(スポティファイ・フォー・ポッドキャスターズ)(昔の名前はAnchor:アンカー)
これは、ポッドキャストを作るのも、配信するのも、ぜーんぶ無料でできちゃう、とっても人気のサービスです。
- 主な特徴:
- 無料でポッドキャストの録音や簡単な編集、そして音声ファイルの保管と配信ができます。
- ここにアップロードした番組は、Spotifyはもちろん、Apple PodcastsやGoogle Podcastsなど、他の有名なポッドキャストアプリにも簡単に配信手続きができます。
- スマホのアプリもあって、手軽に操作できるのも嬉しいポイント。
NotebookLMで作って編集した音声ファイルを、Spotify for Podcastersにアップロードして、番組の名前や説明、かっこいい番組の画像などを設定すれば、あなたのAIポッドキャストを世界に向けて公開できます!
NotebookLMは、主にポッドキャストの「お話の元」と「最初の声」を作ってくれるツール。その後のピカピカに磨き上げる作業や、たくさんの人に届ける作業では、上で紹介したような他のツールやサービスと協力するのが一般的です。でも大切なのは、これらの協力してくれるツールにも無料のものがたくさんあって、AIが作る段階から、編集、そして世界への配信まで、ぜーんぶお金をかけずに、またはほんの少しのお金でできちゃう道が開かれていること!これって、ポッドキャスト作りがもっとたくさんの人に広まる、大きな一歩ですよね。
まとめ:NotebookLMと一緒に、あなたもAIポッドキャストの世界へ飛び込もう!
ここまで、GoogleのAIアシスタント「NotebookLM」を使って、誰でもカンタンにポッドキャストを作るためのステップを、一緒に見てきました。最後に、このガイドで学んだことのおさらいと、AIとのコンテンツ作りを楽しむためのヒント、そして応援のメッセージを贈ります!
たったこれだけ!カンタンステップで、あなたもポッドキャストオーナーに!
NotebookLMがあれば、ポッドキャスト作りはもう難しいことじゃありません。
- 準備: GoogleアカウントでNotebookLMにアクセスして、新しいノートブックを作る。
- 資料を入れる: ポッドキャストのテーマに合った資料(ウェブサイト、PDF、メモ、YouTubeなど)をノートブックに入れる。
- 日本語にセット!: 音声概要ができあがる言葉を「日本語」に設定する。これ、とっても大事!
- 「生成」をポチッ!: 「音声概要」のところで「生成」ボタンをクリックするだけ。
たったこれだけのステップで、AIがあなたのために、まるで人間がおしゃべりしているみたいな、自然な日本語のポッドキャストを作ってくれます。「ポッドキャスト、やってみたいけど、何から始めたらいいか分からない…」「話すのは苦手だけど、伝えたいことはたくさんあるんだ!」そう感じていたあなたにとって、NotebookLMはまさに夢のようなツールになるはずです!
最後に、あなたへ贈るヒントと応援メッセージ
NotebookLMを使ったAIポッドキャスト作りの冒険は、ここからが本番です!
- まずは気軽にトライ!: 最初からカンペキなポッドキャストを目指さなくて大丈夫。このガイドを参考に、まずは一つ、短いものでもいいので、実際に作ってみることが一番大切です。自分でやってみることで、AIツールの面白さや「こんなこともできるんだ!」という可能性を実感できるはず。
- AIとの共同作業を楽しもう!: NotebookLMが作るおしゃべりは、時々「え、そんなこと言うの!?」と驚くような視点や言い回しが出てくるかもしれません。それを「間違いだ!」と思うんじゃなくて、「へぇ~、そんな考え方もあるんだ!」「こんな言い方、自分じゃ思いつかなかったな!」と、新しいアイデアのヒントとして楽しんでみてください。AIは、あなたの創造力を刺激してくれる、頼もしいパートナーにもなってくれますよ。
- 進化するAI技術にワクワクしよう!: NotebookLMみたいなAIツールは、ビックリするくらいのスピードで、どんどん賢く、便利になっています。今日できなかったことが、数週間後、数ヶ月後には、当たり前のようにできるようになっているかもしれません。ぜひ、新しい情報にもアンテナを張って、AIとの新しいコンテンツ作りの形を、積極的に見つけて、楽しんでくださいね!
NotebookLMの「音声概要」機能が私たちにくれる一番大きなプレゼントは、ただ作業が楽になることだけじゃありません。それは、「声で表現すること」が、もっとたくさんの人にとって身近になることなんです。
今までポッドキャストを作るには、機械の準備や編集ソフトの勉強、そして何よりも人前で話す勇気が必要で、ちょっとハードルが高かったかもしれません。でもNotebookLMは、そのハードルをグーンと下げて、より多くの人が自分の知識やアイデア、物語を、魅力的な「声のコンテンツ」として、手軽に発信できる道を開いてくれました。
このガイドが、あなたがAIポッドキャストという新しい表現の世界へ、楽しく、そしてワクワクしながら第一歩を踏み出すための、小さなお手伝いになれたら、本当に嬉しいです。
さあ、NotebookLMと一緒に、あなただけの素敵な音声コンテンツを、世界に向けて発信してみませんか?