Web担当者やマーケターの多くは、Googleアナリティクス(GA4)やGoogleタグマネージャー(GTM)の設定に心血を注ぎます。「お問い合わせ完了ページの表示を計測したい」「『form_submit』のイベントタグが正しく発火しない」と、テクニカルな計測設定に何時間も悩んでいる方も多いでしょう。
しかし、非常に残酷な事実をお伝えします。どれだけGA4の設定を完璧にして『form_submit』の計測ができるようになっても、肝心のお問い合わせフォーム自体がお客様にとって「使いにくい」ものであれば、コンバージョン(CV)数は永久に増えません。
計測の精度を100%にすることよりも、まずは「なぜお客様はフォームの入力途中で離脱してしまうのか」という根本的な問題に目を向けるべきです。
1. 計測マニアのマーケターが陥る「ザル」のようなフォーム
BtoB企業のサイトを分析していると、「アクセス解析ツールは最新のものが入っているのに、フォームの仕様は10年前から変わっていない」というケースに頻繁に遭遇します。
会社名、部署名、役職、担当者名(フリガナ)、郵便番号、住所、電話番号、FAX番号、お問い合わせのきっかけ(プルダウン)、具体的なご相談内容……。自社のCRM(顧客管理システム)を綺麗に埋めるためだけに、こうした膨大な入力項目をお客様に強要していませんか?
企業側は「これくらい入力して当然だ」と思っているかもしれませんが、スマホから急いで業者を探している担当者にとって、このような入力フォームは「底の抜けたザル」です。一生懸命Web広告やSEOで集客しても、フォームを見た瞬間に「面倒くさい」と見込み客は全てこぼれ落ちて(離脱して)いきます。
2. 鉄則:「見込み客に負担をかけない」
売れるBtoBサイトを構築するための絶対的な鉄則、それは「見込み客に一切の負担をかけないこと」です。
お問い合わせをしようとしている見込み客は、現時点では「あなたの会社から絶対に買いたい」と決めているわけではありません。「とりあえず相談してみようかな」「他社と比較するために資料が欲しいな」という程度の、非常に低いモチベーション状態にあります。
それにもかかわらず、企業側の都合で「正確な部署名を書いてください」「電話番号のハイフンは入れないでください」と細かな入力を要求することは、相手のモチベーションをへし折る最悪の行為です。お客様はあなたのためにデータを入力する入力代行業者ではありません。少しでも「面倒だ」「負担だ」と感じた瞬間、見込み客は競合他社のシンプルで使いやすいフォームへと流れてしまいます。
「売れるフォーム」の設計なら、合同会社謙虚へ
合同会社謙虚では、無駄な入力項目を極限まで削ぎ落とし、見込み客の負担をゼロにする「高CVRフォーム」への改善を得意としています。「アクセスはあるのにフォームで離脱されている」とお悩みの方は、ぜひ当社のトップページから詳細をご覧ください。
合同会社謙虚のサービスを見る3. 計測よりも先に「捨てる勇気」を持て
GA4で『form_submit』のイベントが発火したかどうかをテストする前に、フォームの入力項目をテストしてみてください。「この項目は、最初の問い合わせの段階で本当に必要なのか?」と一つ一つ自問自答するのです。
例えば、BtoBの商談において、初回の問い合わせ時点で「会社の所在地(住所)」が絶対に必要になることは稀です。後日、見積書や契約書を作成する段階でヒアリングすれば済む話だからです。にもかかわらず、都道府県の選択から市区町村、番地まで入力させるのは、企業側の完全なる「怠慢(後で聞くのが面倒だから最初に全部入力させよう)」であり、お客様への配慮が完全に欠如しています。
4. 究極のフォームは「名前とメールアドレスだけ」
見込み客への負担を極限まで減らした究極のお問い合わせフォームは、「お名前」と「メールアドレス(または電話番号)」の2点だけになります。これなら、スマホからでもたった10秒で入力が完了し、離脱する余地すらありません。
「そんなに少ない項目では、相手がどんな会社のどんな役職の人かわからなくて困る」と反論する営業マンもいるでしょう。しかし、ゼロ件の問い合わせデータを分析するより、まずは少しでも多くの見込み客と接点を持ち、その後の「人間同士のコミュニケーション」の中でヒアリングしていく方が、よほど健全な営業活動と言えます。
具体的なフォームの削り方や、「名前とメールアドレスだけ」にしても質の高い商談を生み出す本質的な理由については、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せてお読みください。
👉 関連記事:【離脱率の恐怖】BtoBサイトの「お問い合わせフォーム」は今すぐ名前とメールアドレスだけにしろ
5. 【結論】GA4の設定を閉じて、お客様の顔を想像する
GA4の『form_submit』イベントがどれだけ美しく計測できたとしても、それは単なる「過去の数字の結果」に過ぎません。未来の数字(売上)を作るのは、設定画面の向こう側にいる生身の人間です。
フォームの離脱率が高いと悩んでいるのであれば、アクセス解析の画面を見るのを一度やめて、自社のフォームをスマホで開いてみてください。そして、「自分が忙しいお客様の立場なら、この面倒なフォームを最後まで入力したいと思うだろうか?」と、相手の顔を想像しながら自問自答してみてください。見込み客に負担をかけない謙虚な姿勢こそが、最高水準のWebマーケティングなのです。
「誰のためのサイトか?」をもう一度考え直しませんか?
合同会社謙虚では、企業側の自己満足(過度な入力項目や無駄なアニメーション)を完全に排除し、御社のお客様が「一切の負担なく」問い合わせできる徹底的なシンプルサイトを構築します。計測マニアになるのをやめて、本質的な売上改善に向き合いたい経営者様は、ぜひご相談ください。
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